
7月1日、富士山の静岡側・須走ルートと山梨側の吉田ルートが山開きしました。
静岡側は例年7月10日に開山してきましたが、前倒しした理由の一つは登山客の命を守るためです。
<大西晴季記者>
7月1日午後6時半現在、私は標高3400メートルの場所に来ています。先ほどから少し雨が降り始めましたが、こちら側からは雲海が広がっていて絶景が楽しめます。きょう私たちは須走ルートの今を登りながら取材しました。
<神谷修二カメラマン>
「開山日を迎えた富士山です。吉田口の山頂付近です。もうすでに多くの登山客がいます」

■13年ぶり 7月1日に須走ルートが開山

<竹川知佳記者>
「須走口五合目です。午前9時になり、通行止めが解除されました。登山シーズンが始まります」
富士山の静岡側の3つの登山道は例年7月10日に開山しますが、2026年は「須走ルート」が7月1日に山開きしました。
須走ルートが1日に開くのは2013年以来13年ぶりで、山梨県の吉田ルートと山開きの日を合わせました。
開山日を前倒しした背景には、長年富士山が抱えていた課題がありました。
■長年の課題だった「8合目での誤下山」対策

<大西晴季記者>
「標高約3260メートルの八合目です。こちらの下山道、この分岐で吉田ルート・須走ルートに分かれていて、これが長年多くの登山客を混乱させてきました」
山梨の吉田ルートと静岡の須走ルートは現在、下山道を8合目まで共有しています。
これまでは吉田ルートから登って来た人が、須走ルートの下山道に誤って入ってしまうケースがありました。
<登山客>
「ちょっと疲れてたら向こう、右に行っちゃうかもしれない。ここ(どちらも)五合目って書いてあるので、どっちでもかわらないかな、みたいな。ごっちゃになっちゃう」
■「悲しい思いをさせないためには非常によいこと」
2025年まではこの時期、須走ルートの山小屋は営業していなかったため、道を間違えた場合、命を危険にさらす可能性もありました。
須走ルート7合目の山小屋の関係者も、山梨側との「同時開通」を喜びます。
<富士山須走口本七合目見晴館 林光敏さん>
「特に外国人の方は富士山に登山ルートが4つあることを理解していない。私たちも仕事上楽になるし、何より登山客が余計な神経を使わない、悲しい思いをさせないためには非常に良いことだと思う」
また、山頂の山小屋は須走ルートの開山に合わせて営業を開始するため、これまで7月1日からトイレなどが使えないことが課題のひとつになっていましたが、この問題の解消にも期待が高まっています。













































































