
静岡県御前崎市にある浜岡原発の再稼働審査をめぐり、中部電力がデータを不正に操作していた問題で新たな事実が明らかになりました。
原子力規制庁が調査を始めた後にも、中部電力がデータを不正に操作していたことが分かりました。
<原子力規制委員会 山中伸介委員長>
「これは中部電力の組織としての安全文化の劣化以前の問題で、技術者の倫理観の喪失といいましょうか、そういったことが集団で起こっていたのではないかと推測する」
原子力規制委員会のトップが厳しい口調で切り捨てました。
■調査後に"都合のいい形"でデータを不正に操作か
浜岡原発3、4号機の再稼働をめぐる審査で中部電力が耐震設計の「基準地震動」についてデータを不正に操作していた問題で、新たな事実が明らかになりました。
<原子力規制委員会 山中伸介委員長>
「申告制度の調査が始まってからですら、不正が行われていた」
この問題は2025年2月、原子力規制委員会に外部から情報提供があり、その後の2025年5月、事実確認をするために原子力規制庁が中部電力と面談し、調査が始まりました。
この調査が始まった後にも中部電力が都合のいい形で、データを不正に操作していました。
<原子力規制委員会 神田玲子委員>
「こうした行為に対する感覚が麻痺していたのではないか。上層部のしかるべき方が対応状況を確認するなど関与した可能性がある」
■地元・御前崎からは不信感の声、下村市長もコメント
地元・御前崎からは厳しい声が上がっています。
<地元の女性>
「なかなか住民には情報が入ってこない。(中部電力には)市民としてはちゃんと報告してほしい」
<地元の男性>
「組織的というか、(中部電力には)データを正しく扱うという文化がないのでは。(中部電力に対し)不信感ある。データの改ざんがあると再稼働はちょっとできない」
また、御前崎市の下村勝市長は「中部電力で取り組んでいる改革と第三者委員会での調査を着実に進めていただきたい」とコメントしました。
■原因は「不正隠し」か、2026年夏ごろに処分決定へ
<原子力規制委員会 山中委員長>
「原因については要因については今後、しっかり調べていただかないといけませんけども、推測するに『不正隠し』が行われていたのではないかと推測している」
原子力規制委員会は、今後提出される第三者委員会の報告も踏まえ、夏ごろに中部電力の処分を決めたいとしています。
お詫び:この記事の動画について、一時 別のニュースの動画を配信してしまいました。お詫びいたします。













































































