
■リニア中央新幹線の住民説明会が終了
リニア中央新幹線の静岡工区の着工に向けて、JR東海が大井川流域の市や町で開いてきた住民への説明会が6月22日に終了しました。
JR東海側は「様々なテーマについて理解を深めていただいた」と意義を語りました。
22日、最終日を迎えたJR東海による地域住民への説明会。藤枝市の会場では、JR東海が水資源や環境保全への対策などを伝え、住民からの質問に答えていました。
<藤枝市民>
「本当に細かいところまで研究やモニタリングをやってくれているというのは感じました。静岡県のせいでリニアがストップしていると思っていたところもあったので」
■「調査なしで工事はだめ!」市民団体が抗議
「調査なしで工事はだめ!調査なしで工事はだめ!」
一方、会場ではリニア建設に反対する市民団体が抗議の声を挙げました。
<リニア新幹線を考える静岡県民ネットワーク 林克共同代表>
「説明会はどんどんやってもらっていいが、知事が(工事を)許可する理由を県民に説明すべき。そのプロセスが足りないのではないか」
リニア工事をめぐっては、2026年3月に、県の専門部会で県が着工の前提としていたJR東海との28項目の対話がすべて完了し、10年以上にわたるリニア問題の議論は区切りを迎えました。
■説明会を計22回開催、1137人が参加
JR東海は、5月下旬からリニアの着工に向けた住民の理解を得るため、静岡市と大井川流域の計11の市・町で説明会を開いてきました。
JR東海によりますと、計22回の説明会で、1137人が参加したということです。
「水資源だけでなく、発生土置き場、生物多様性といった様々なテーマについて理解を深めていただいたと実感している。今まで不安に思っていたけれども、いろいろなことに取り組んでいるということが分かって安心したというコメントやアンケートに書いていただいたので」
■鈴木知事の政治的判断が焦点に
今後注目されるのは、着工の判断。鈴木知事は6月定例会の開会日に言及しました。
<鈴木康友静岡県知事>
「静岡県内のリニア中央新幹線整備を巡る県の対応は、大きな山場を迎えつつある。知事である私が状況をしっかりと見極め、結論を出す時期等を検討していく」
着工に向けては県とJR東海が自然環境保全条例に基づく協定を結ぶ必要があり、鈴木知事の政治的判断の時期が焦点となっています。
JR東海による住民への説明としては22日に一区切りしましたが、23日以降もリニア関連の動きは集中しています。
23日はJR東海が県議会、そして大井川流域の島田市議会へ。24日は藤枝市議会に説明する予定です。
鈴木知事の判断の時期はいつになるのか。長引くリニア議論の着地点が注目されます。













































































