梅雨シーズン到来 浸水被害のないまちへ...国や県と連携して進める対策=静岡・沼津市【わたしの防災】

梅雨入りし、大雨による浸水被害が心配されるシーズンになりました。先週の台風6号で線状降水帯が発生するなど水害への警戒感が高まる中、静岡県沼津市では水が出やすい地区でさまざまな対策が取られています。

静岡県内各地に大雨を降らせた台風6号。6月上旬の台風6号は2026年初めて本州に接近・上陸した台風となり線状降水帯への警戒感が高まりました。

■台風6号接近前 排水ポンプ車設置で対策

<金原一隆記者>※6月2日取材
「午後2時前の沼津市大平です。台風6号の接近に備えて、排水設備の事前設置が始まりました」

台風6号が最接近した前日、狩野川の堤防に現れたのは、沼津市の排水ポンプ車です。

<沼津市河川課 佐々木陽三係長>
「大平江川にポンプを設置して、ここから狩野川に水を流します」

住宅地を流れる大平江川の河口に1分間に30トンの水を排出できるポンプ車を置き、台風が来る前にホースなどの設置を済ませました。

■床下浸水被害を抑える対策進む

土地が低く、浸水被害が起きやすい大平地区。

狩野川の堤防沿いに位置する低い土地で、2019年の台風19号では床下浸水が16世帯、床上浸水が42世帯に上りました。

沼津市は、水害が発生するリスクが年々高まる中、国や県と連携して大平地区の浸水被害を抑える対策を進めています。

大雨で狩野川の水位が上がると大平地区の川の水が流れなくなるため、排水機場をつくり、大型ポンプで排水する必要があるのです。

■2027年3月完成を目指す大平江川排水機場

<金原記者>
「台風の前に排水ポンプ車が置かれた場所です。ここには大平地区であふれた水を、狩野川に捨てる排水機場が建設されています」

沼津市が2024年から整備を進める大平江川排水機場。

1分間に400トンの水を狩野川に流すポンプを備え、2027年3月に完成予定です。

排水機場の完成まで10か月。それまでの間、沼津市は狩野川の水位が基準を超えるような大雨や台風の接近時には排水ポンプ車を現場に急行させる応急措置をとっています。

加えて狩野川を管理する国も堤防を高くするなどのハード対策を計画しています。

■浸水被害のないまちへ...

<金原記者>
「ここが雨水をためておく施設です」

国道414号バイパスの建設に併せて、県が整備を進めているのは、大平地区に降った雨水を一時的に貯める施設です。

<沼津市河川課 杉本康課長>
「大平地区で、最も被害の大きかった令和元年度・東日本台風の洪水と同規模の洪水が起きても、床上浸水をおおむね解消することを目標にしています」

浸水被害のないまちへ。関係機関が連携したあの手この手の減災対策が求められています。

「あしたを“ちょっと”幸せに ヒントはきょうのニュースから」をコンセプトに、静岡県内でその日起きた出来事を詳しく、わかりやすく、そして、丁寧にお伝えするニュース番組です。月〜金18:15OA

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