
再審制度を見直す刑事訴訟法の改正案が、6月16日、衆議院を通過しました。
検察官の抗告や証拠の開示について不十分だという指摘はあり、袴田ひで子さんは「抜け道をつくらないでほしい」と訴えました。
「本案を委員長報告のとおり決するに、賛成の諸君の起立を求めます。起立多数、よって本案は委員長報告のとおり修正議決いたしました」
16日の衆議院本会議で自民党と日本維新の会の与党と、参政党が提出した刑事訴訟法の改正案が賛成多数で可決しました。
■現在の再審制度の課題は
再審法とは、有罪判決が確定した刑事裁判に誤りがあった場合に、裁判をやり直して冤罪被害者を救うための制度です。
しかし、▼現在の再審制度では検察官による抗告で裁判が長期化すること、▼検察が証拠を開示する義務がないことなどが課題として浮き彫りとなり、政府が今国会で78年ぶりの改正を目指しています。
▼抗告の全面禁止や▼幅広い証拠の開示などを求めていた中道改革連合などは反対に回りました。
■与野党で分かれる意見
<中道改革連合 平林晃衆院議員>
「再審請求審において検察官が無罪につながる証拠を出し渋り、ようやく裁判所で再審開始が決定されても検察官が不服を申し立てる、これが長年にわたり機械的、形式的に繰り返されていたことは紛れもない事実です」
一方自民党議員は...
<自民党 神田潤一衆院議員>
「本法律案は、証拠の提出命令制度の創設や、検察官の不服申し立ての原則禁止を始めとする改正を通じて、誤判からの迅速な救済を実現するものであり、現行の再審制度の課題を解決し制度を大きく前進させるものであると確信している」
■袴田ひで子さん「えん罪被害者を救うための法律を作ってもらいたい」

都内で開かれた会見にリモート出席した袴田巖さんの姉ひで子さんは、▼即時抗告は全面禁止に▼証拠は全面開示にすべきだと批判しました。
<袴田ひで子さん>
「巖はおかげさまで無罪になりましたけど、こんな法律だったら巖も処刑されていたかもしれませんよ。抜け道をつくらないで、えん罪被害者救うための法律をつくってもらいたいと思っている」
改正案は、今後参議院での審議に移りますが、参政党が賛成に回る見通しのため、今の国会で成立する公算が大きくなっています。














































































