「全国的なミツバチの問題とかも解決できる一歩となったら」絶滅の危機からミツバチを守る 静岡の高校生たちの奮闘

5月20日は国連が定めた「世界ミツバチの日」です。ミツバチはハチミツをつくるだけでなく、私たちの食料を支える大事な役割を担っていますが、たびたび絶滅の危機にさらされています。

この大事な生き物を守ろうと、静岡市の高校生が奮闘しています。

■養蜂場の苦悩と環境変化が脅かす生態

浜松市浜名区の長坂養蜂場はいま、ハチミツづくりの最盛期を迎えています。小さな体で蜜を集める働きバチですが、いま、環境の変化でその生態が脅かされています。

<長坂養蜂場 長坂光男会長>
「春が早かったり遅かったりするのでそれに合わせてハチも作らないと、なかなか難しい。病気もあるし、自然のものはいろんな影響を受ける」

実は私たちの生活を支える存在ともいえるミツバチ。国連食糧農業機関によりますと、世界で私たちが口にする主な農産物のうち約7割は、ミツバチなどによる受粉によって生産活動が支えられています。

■ミツバチが直面する絶滅の恐れ

ただ、ミツバチはダニや病気のほか、地球温暖化による夏の厳しい暑さなどによって近年、たびたび絶滅の恐れに直面してきました。

<ニッポンみつばち研究所 清野恭子さん>
「(ミツバチは)自分たちの食料として花から蜜や花粉を取ってくるが、その食料が手に入らない、そのために遠くまで飛んでいかなければならなかったり、お互いに一つの花畑を取り合うことにもなります」

■雙葉高校の取り組み:未来の食卓を守る「植樹」

このミツバチを守るため、静岡市の高校生が奮闘を続けています。静岡市葵区の雙葉高校では5年前から校舎の屋上で養蜂を行っています。

2026年5月、彼女たちがミツバチを守るために実施したのが植樹です。植えたのはラベンダーやサルビアといったミツバチが蜜をとるのに好む花々です。

巣の近くにこうした花を置くことでミツバチの活動を支える取り組みです。

<生徒>
「(植樹した花を)気に入ってくれると嬉しいです」
「ハチは環境にすごく重要な役割を小さな体で果たしているので、私たちがそのハチを育てていると思うと感慨深い」
「全国的なミツバチの問題とかも解決できる一歩となったらいい」

ミツバチが暮らしやすい環境をどう整えていくべきなのか。

私たちの生活に欠かせない小さな生き物をサポートする高校生の活動は未来の食卓を守ることにつながります。

「あしたを“ちょっと”幸せに ヒントはきょうのニュースから」をコンセプトに、静岡県内でその日起きた出来事を詳しく、わかりやすく、そして、丁寧にお伝えするニュース番組です。月〜金18:15OA

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