
かつて国内に恐怖をもたらした「貞子」の生みの親がこの世を去りました。
「リング」などのホラー小説で知られる浜松市出身の作家・鈴木光司さんが病気のため亡くなりました。68歳でした。
■世界を震撼させた「貞子」と「リング」シリーズ
音楽を聞くと思い出すのはテレビから飛び出してくる長髪の女性「貞子」。
その貞子が登場する小説「リング」「らせん」の作者で浜松市出身の作家・鈴木光司さんが2026年5月8日、病気のため東京都内の病院で亡くなりました。68歳でした。
「リング」シリーズは累計発行部数800万部を超えるメガヒットでジャパニーズホラーブームの火付け役と呼ばれた鈴木さん。
小説だけではなく様々な功績を県内に残しています。
■地元企業とのコラボレーション「日本一怖いトイレットペーパー」

<鈴木光司さん>
「トイレから出られなくなる。逆に早く出たくなる」
鈴木さんが書き下ろしたホラー小説を印刷したトイレットペーパー。2009年に富士市の林製紙が製造・販売しました。
<林製紙 林浩之社長>
「とてもきさくな方で敷居が低かったですね。本当に話しやすくて、とてもいろんなことにポジティブな方だったので、とても残念だなと思っています」
「日本一怖いトイレットペーパー」は2か月で20万個が売れる異例の大ヒットを記録しました。
■初代「やらまいか大使」として見せた故郷への情熱
<鈴木光司さん>
「浜松に対する愛着は、ものすごく強いですから、自分で言うのもなんですが、うってつけかと思っています」
郷土愛が強かった鈴木さん。2005年に浜松市の親善大使「やらまいか大使」に就任し、合併した浜松市のPRに尽力しました。
<鈴木光司さん>
「国会議員として活躍する鈴木康友を小説に書いてみたい」
鈴木康友知事が初めて浜松市長選に出馬したときに後援会長を務めたのは、幼馴染で親友の鈴木光司さんでした。
訃報に接し、鈴木知事は自らのSNSで「どんな不遇の時期も明るく前向きだった光司君、本当に尊敬すべき友でした」とコメントしています。
■次世代へ贈る「新しい歌」 浜松湖北高校の校歌を作詞

故郷・浜松ではこんな取り組みも。
<浜松湖北高校 鈴木孝志副校長>
「湖北高校の校歌、『新しい歌を歌おう』というタイトルで鈴木先生が作詞した」
(校歌)
「♪耳を澄まして、ほら聞こえてくる湖面をわたる風の音~」
鈴木さんは2015年、地域3つの高校が統合して新たに生まれた浜松湖北高校の校歌を作詞しました。
学校には、鈴木さんが当時の校長先生とやりとりしたメールが残されています。
<浜松湖北高校 新井淳一校長>
「鈴木先生の熱いメッセージを受け継ぐ思いで歌わせていただきたい」
記録にも記憶にも残る作品を生み続けた鈴木光司さん。その発想や思いは後世に継がれていきます。









































































