
創業47年 愛され続ける「ミラベル」の味
焼津にある「菓子屋ミラベル」。創業47年で、甘い香りに包まれる店内に色とりどりのケーキが並びます。
<客>
「ショートケーキはここのが1番好き」
「生クリームが甘すぎなくてさっぱり食べられる」
「食べたことのないケーキ、味。おしゃれだなって一口食べてわかる」
ミラベルを代表するケーキが「ダミエ」です。格子状に重ねたプレーンとココア、2種類のスポンジにたっぷりのバタークリーム。ふんわり軽く素朴で温かみのある美味しさです。
材料へのこだわりと「第二の父」との絆
7年前に店を継いだ2代目の江藤皓史さんは、創業当時と変わらない味を守っています。
<江藤皓史さん>
「材料でカルピスバターを使っている。あといい塩。隠し味として入れてる。先代が1番こだわっていたのが材料。そこは絶対曲げないようにどんなに高くても使い続ける事はしている」
昭和54年の開店当時は藤枝駅前に店を構えていました。
先代の二宮恒久さんが東京の修業時代にフランスの伝統菓子ダミエと出会い、「この味を地元へ届けたい」と試行錯誤しながらミラベルのダミエに磨き上げました。
皓史さんが小学生のころ、洋菓子職人だった父親が他界。父親と修業時代に同僚だった二宮さんは、折に触れ皓史さんを気にかけ見守り続けてくれました。
<江藤さん>
「専門学校のときとかも出席日数がやばい時にはすぐ来てくれたりとか、父親代わりとしてすごく面倒を見てもらった。その流れもあって家で働いてみないかとおっしゃってくださって」
「継ぐところは継いで、変化するところは変化を」
「第二の父」と慕う二宮さんは誰よりもお菓子づくりが好きだったといいます。
<江藤皓史さん>
「先代がめちゃくちゃ(調理)機械が大好きな先代ですぐ買い替えちゃう人だったんですよ。それでよく先代の奥さんと喧嘩したりしてて。なんでこんなの買ってくるのって。作り手としてテンション上がりますよね。その1番行きつく先にはお客様がいるので47年続いている先代の思いも一緒に届けるっていうのも僕たちの使命だと思っているので」
先代の思いを継ぎケーキ作りを楽しむ皓史さんの気持ちが溢れる自信作がデコレーションケーキです。
おいしさだけでなくひとつひとつデザインや飾り方にまでこだわった、今のミラベルを象徴するケーキの1つです。シフォンケーキのように軽く仕上げたスポンジはふわっと口の中で溶けます。
<江藤さん>
「本当に感謝しています。人生で1番楽しいことじゃないですか、菓子を作ることって。これを教えてくれて感謝しきれない。継ぐところは継いで変化をつけるところはつけてっていうことは意識してます。これを長く続けていけるように地域の方々に愛されるお店にしていきたい」
親子の絆を超えて結ばれたケーキへの愛は令和へと受け継がれていきます。










































































