
7月20日早朝、富士山の山頂付近で登山者の男性から「膝が痛くて動けない」と救助要請があり、静岡県警の山岳遭難救助隊員に救助されました。
救助されたのは奈良県奈良市に住む無職の男性(51)です。警察によりますと、男性は20日午前6時過ぎ富士山の山頂付近から「転倒して右ひざを負傷して動けない」と110番通報をしました。
通報を受けて、富士山九合目に常駐する静岡県警の山岳遭難救助隊員が山頂に駆け付け、九合目付近まで背負って運び、男性は荷物などを運送するブルドーザーに引き渡され、御殿場口五合目まで運ばれ、救急隊に引き継がれました。男性には疲労の色は見えたものの、膝については軽傷とみられています。
男性は18日に富士登山を開始し、山小屋で2泊した後、下山する予定でしたが、19日に九合五勺付近で転倒し、膝を負傷。そのまま山小屋で宿泊したものの、歩行不能になり、救助を求めたということです。