百日ぜき、静岡県内流行続く 大型連休中も子ども中心に コロナや伝染性紅斑は減少

 静岡県は12日、激しいせきが続く百日ぜきについて直近1週間(4月28日~5月4日)に県内医療機関から報告された患者が16人だったと発表した。前週の17人と同程度で、中学生以下の子どもを中心に流行が続く。生後6カ月以下の乳児は重症化する場合があり、県感染症管理センターは「生後2カ月を迎えたら速やかに5種混合ワクチン(百日ぜきワクチンを含む)の接種を」と呼びかける。
 今年に入ってからの累積患者数は118人。10~14歳が最多で全体の43%を占め、5~9歳が25%、1~4歳が8%と続く。5種混合ワクチンを接種していない乳児がいる家庭に対して、同センターの担当者は「せき症状のあるきょうだいは乳児に近づかないようにしてほしい」と話す。
 前週に警報レベルとなった伝染性紅斑は定点当たり1・84人で、前週の2・07人から減少した。急性呼吸器感染症(ARI)は定点当たり45・23人(前週45・9人)、新型コロナウイルス感染症は定点当たり0・96人(前週1・16人)、RSウイルス感染症は定点当たり0・42人(同0・7人)。マイコプラズマ肺炎の定点当たりの患者数は前週と同じ0・2人だった。

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