前期の戦いから約4か月。久しぶりにSリーグのピッチを取材して、まず目に入ったのは選手たちの姿だった。ひと回り体が大きくなった選手、真っ黒に日焼けした選手が多い。夏休みの間も、たくさんの練習や試合を重ねてきたのだろう。春に比べて、選手たちの成長を感じる場面が多く見られた。もちろん、変わったのは体格だけではない。個人の技術やプレーの判断、チームとしての戦い方にも、前期からの変化が見られた。
FCガウーショが白星スタート。高部JFCも最後まで食らいつく

清水エスパルス鈴与グラウンドで行われたS1第1節では、FCガウーショと高部JFCが対戦し、FCガウーショが3-2で勝利した。前期S1・2位のFCガウーショは、後期初戦で勝ち点3を獲得。
一方、前期10位だった高部JFCも、前期とは違ったプレーを見せた。一人ひとりの成長が随所に表れ、攻撃への姿勢もより積極的になっている。
試合では前半終了間際に先制を許し、後半早々にはPKから追加点を奪われた。それでも高部JFCは2点を返し、最後までFCガウーショに食らいついた。勝利には届かなかったものの、4か月の間に積み重ねてきたものが、プレーから伝わってくる試合だった。
また、バディFCがHonda FCに2-3で敗れたことで、FCガウーショがS1の首位に浮上。後期は、前期とは違った順位争いが繰り広げられることになりそうだ。
S1残留を目指すTOKAI SA。ベンチからも「チームのために」

S1・11位のTOKAI SAも、後期に懸ける思いが伝わってきた。目標はS1残留。
約20人の選手で初戦に臨んだTOKAI SAは、ベンチからの声も非常に大きかった。控えの選手たちがピッチにいる仲間へ声を掛け続け、プレーを後押しする。
「チーム全員で残留を目指す」そんな姿勢が、ベンチからの声にも表れていた。試合に出ている選手だけではなく、ベンチにいる選手も含めてチーム全員で戦う。
後期の順位争いでは、こうしたチームの一体感も大きな力になっていくだろう。
SAGARA FCは1-0で勝利。降格圏脱出へ大きな一歩
S2では、SAGARA FCが後期初戦で蹴力HANASHI FCと対戦。1-0で勝利し、貴重な勝ち点3を手にした。S2は下位3チームが自動降格となるため、残留を目指すチームにとって一つひとつの勝ち点が重要になる。SAGARA FCにとっても、後期を白星でスタートできたことは大きい。この勝利を足掛かりに、降格圏からの脱出を目指す戦いが続いていく。
夏の成長が、これからの順位を変える

後期のSリーグは、前期とは違った結果になる可能性も十分にある。この夏、練習や試合を重ねてきた選手たちは、4か月前とは違う姿でピッチに立っている。
昇格を目指すチーム。上位進出を狙うチーム。そして、なんとか残留をつかみたいチーム。それぞれ目標は違う。それでも、チームのために仲間と声を掛け合い、最後までボールを追いかける姿は同じだ。
小学生年代は、数か月でも大きく成長する。前期から後期へ。その成長が、これからの順位表をどう動かしていくのか。Sリーグという舞台で、それぞれの目標に向かって戦う選手たちの姿を、後期も最後まで見届けたい。
取材:山下景子
S-1結果
第1節
清水エスパルス 4 – 2 SEPALADA富士FCガウーショ 3 – 2 高部JFC
SALFUS oRs 7 – 0 FC STELLA 焼津
エスパルス三島 2 – 2 TOKAI SA
Honda FC 3 – 2 バディFC
オイスカFC 0 – 1 浜松和田JFC
S-2結果
第1節
キューズFC浜松 3 – 0 初倉FC静大附属浜松FC 1 – 1 カワイSC
藤枝明誠SC 0 – 3 藤枝東FC
蹴力HANASHI FC 0 – 1 SAGARA FC
ロプタ富士 0 – 4 GAREINO清水
アスルクラロ沼津 3 – 0 ALA裾野






































































