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- 静岡のマーケット
- 2024/08/08
静岡市民の消費者意識・5年前との行動比較第二弾! 料理をする男性が増えた?!編
前回「2018年と2023年でどう変わった?静岡市民の消費者意識・行動比較!」を執筆しながら、少しだけ気になるデータがありました。
それは…
「あれ?料理に対する男性の関心が高くなっている気がする…???」
前回コラムでは2018年調査、2023年調査の調査全体(13~69才男女)の比較をしていましたが、実はTBS生活DATAライブラリでは性別や年代、未既婚、子どもの有無など様々な属性ごとにデータを比較することができるんです!
そこで、今回は2018年と2023年の男女の料理に関する意識について比較してみようと思います。

まずは前回コラムでも比較した2018年と2023年調査全体における「料理に関する意見」についてのグラフを見てみましょう。
2018年と比較すると、2023年では赤枠部分の「冷凍の素材食品を利用」「冷凍の加工食品を利用」「レトルト食品を利用」「食料品はまとめ買いしておく」が増加しています。


この4項目を性年代別に比較してみたグラフが②~⑤です。
注目していただきたいのは「男性20~34才」。4項目全てにおいて約15ポイント以上も増加しています。
若年層男性の料理に関する意識変化が調査全体の結果にも影響を与えたのでは、と考えることができそうです。
では、料理をする頻度はどうでしょうか。

グラフ⑥の「ほとんど料理をしない」という項目に注目してください。
2018年調査の男性20~34才では「ほとんど料理をしない」が56.1%でしたが、2023年調査では38.0%と激減し「週に4~5日程度」「週に2~3日程度」が増加しています。
2018年と2023年の調査全体では大きな差は見られませんでしたが、この5年の間で若い男性で料理をする方が増えているようです。
以上のことから、男性、特に20才~34才の方の料理への関心は高くなり、頻度も増えてきていると考えることができそうです。
男性の家事を特集した番組や男性料理研究家のYouTubeチャンネルなど、男性の料理や家事にフォーカスしたコンテンツが増えたのも、関心が高くなったきっかけになっているのかもしれません。
出典:2023.11 SBS生活DATAライブラリ(静岡)(13~69才男女562サンプル)
2018.11 SBS生活DATAライブラリ(静岡)(13~69才男女564サンプル)