DATA静岡のマーケットデータ
- 静岡のマーケット
- 2024/06/27
2018年と2023年でどう変わった? 静岡市民の消費者意識・行動比較!
今回は静岡市の食品のお買い物事情について、TBS生活DATAライブラリ2018年調査と2023年調査を比較してみました。
まず、日頃の買物行動について見てみましょう(グラフ①)。

2018年と2023年を比較すると、「セルフレジを使うことがある」と回答した方の割合が18ポイントほど増加しています。最近、買い物をするとセルフレジを導入しているお店が増えたなあと感じます。データを見ても、この5年間でセルフレジが身近なものになっているようです。一方、「添加物表示や製造年月日、賞味期限は注意してみる」と「食料品の産地を確認して買うほう」は2018年から2023年にかけて減少しています。
続いて、食料品・日用品を買うときに重視することについて見てみましょう(グラフ②)。

この数年、食品の値上がりが続いていますが、日々の買物はどう変化しているでしょうか。2018年から2023年にかけて、「価格の手ごろさ」が10ポイント程度増加しています。また、「量・ボリュームがある」も4ポイント程度増加しています。このことから産地や食品表示等の品質よりも、価格の安さを重視する人が増えている可能性が高いと考えることができそうです。さらに、料理に関する意見を見てみると(グラフ③)、冷凍食品や冷凍食材、レトルト食品を使用する方が増えてきていることもわかります。

また、食料品をまとめ買いする方も増えています。あくまで仮説ではありますが、まとめ買いする方が多いからこそ、日持ちのする冷凍食品やレトルトを使う方が増えたとも考えることができそうです。
この5年間で、消費者意識や行動は変化し続けています。もし添加物表示や産地、無農薬野菜の項目が減少した理由の一つに価格の安さを重視する人が増えたことがあるとすると、この5年間で静岡市民の節約意識が高まっているのかもしれません。さらに5年後に今回の調査を比較してみると現在とは違う結果になっているかもしれませんね。
出典:2023.11 TBS生活DATAライブラリ静岡市調査(13~69才男女562サンプル)
2018.11 TBS生活DATAライブラリ静岡市調査(13~69才男女564サンプル)