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- 静岡のマーケット
- 2024/05/23
いまや当たり前?!静岡の転職事情
最近、学生時代の友人から転職したよ!という報告をよく耳にするようになりました。かくいう私も転職して現在の職場に勤めているのですが、10年前と比べて静岡の人は転職にどのような印象を持っているのか?と疑問に思ったので、TBS生活DATAライブラリで調べてみました。
※今回の調査では正社員・正規職員、契約社員、派遣社員、嘱託社員としてお勤めの方を対象にしています。

まずは転職に関する考えについてみてみましょう。
グラフ1は「仕事が適さなければ、転職する方がよい」と考えている人の割合を2013年と2023年で比較したものです。
2013年では、年代が上がるほど「転職する方がよい」と答える方の割合が減少していました。
しかし、2023年では10・20代41.2%に続いて50代が39.3%、60代が32.3%と、50代・60代の3割以上の方が「転職するほうがよい」と回答しており、10年前と比較すると年齢が高い方も「適さなければ転職するほうがよい」と考える方が増えていることがわかります。

続いて、転職への意向についてグラフ2、グラフ3にまとめました。
グラフ2は「将来的に転職・就職を考えている」、グラフ3は「1~2年くらいのうちに転職・就職したい」と回答いただいた方の割合のグラフです。
グラフ2を見ると、2013年では「将来的には転職・就職を考えている」方の年齢のピークは40代でしたが、2023年の現在では10・20代が最も高くなっており、約5割の方が将来的な転職を検討しているようです。また、50代、60代の方においても、2023年では2割以上の方が「将来的には転職・就職を考えている」と回答しており2013年と比べると年齢が高くなっても転職を考えてらっしゃる方が増えているようです。

一方で、グラフ3を見ると、「1~2年以内に転職・就職をしたい」と考えている方が最も多いのは2023年では30代でした。
2013年では10・20代が最も多くなっており、この10年の間で「1~2年以内に転職したい」と考える方の年齢が高くなっているようです。
詳細はもう少し詳しく調べる必要がありますが、グラフ2と3を合わせて考えてみると、2023年では10・20代で将来的な転職を検討し、実際に行動に移すことを検討するのは30代、と考えることもできそうです。
今回は静岡市の転職事情についてご紹介いたしました。
リモートワークの浸透によって地理的な制約がなくなり、転職の選択肢が広がった、という話もよく耳にします。
様々な要因があるかと思いますが、この10年間で転職が身近な選択肢になっているようですね。
出典:2013.11TBS生活DATAライブラリSBS調査(有職者男女 277サンプル)/10代・20代(n=44)、30代(n=53)、40代(n=56)、50代(n=51)、60代(n=24)
2023.11TBS生活DATAライブラリSBS調査(有職者男女 228サンプル)/10代・20代(n=51)、30代(n=61)、40代(n=73)、50代(n=61)、60代(n=31)
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