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  • 2022/04/04

車載機能について

 いよいよ新年度です。この春から新社会人という人たちの中には、初心者マークをつけて自動車通勤を始める人も少なくないでしょう。右折のたびにドキドキしていたあの頃、自宅の駐車場は縦列で、そこだけ上達したのを思い出します。

 さて、それからン十年経ち、自動車の安全性や利便性、快適性を向上させる多くの機能が開発・実装されました。今回は、そんな車載機能・機器について取り上げてみました。世帯で持っている自動車のうち、最もよく使う1台について聞いています。

 持っている車載機器・機能(図1)では、運転免許所有者で「ETC」が70.7%と最も高く、次いで「カーオーディオ」が66.0%、「バックモニター」が52.4%となっています。

持っている車載機器・機能.png


 一方、欲しい車載機器・機能(図2)では、運転免許所有者で「ドライブレコーダー」が41.7%と最も高く、次いで「衝突被害軽減ブレーキ」が27.4%、「駐車アシスト機能」が20.1%の順となっています。運転頻度別でみると、「ドライブレコーダー」は運転頻度にかかわらず割合が高く、「駐車アシスト機能」は運転頻度の低い人ほど割合が高くなっています。

(図2) 欲しい車載機器・機能.png


 運転免許所有者について、持っているものと欲しいものを色分けして積み上げグラフにまとめました(図3)。中でも注目は「ドライブレコーダー」です。「ドライブレコーダー」の所有率は4割とまだまだですが、欲しいと思っている人も4割と大きく、いずれは所有率も「ETC」並みになりそうです。

(図3) 持っている機器・機能と欲しい機器・機能.png

 万が一の時に頼りになるドライブレコーダー、不慣れな人にも安心の駐車アシスト機能と、どんどん進化する自動車ですが、運転するのは人間です。今一度、初心者マークをつけていた頃の気持ちを思い出し、安全な運転を心がけたいと思いました。新学期は児童・生徒の交通事故が増える時期でもあります。今日も明日もその先も、交通事故のない日でありますように!

トムス 櫻井亜希子
データ出典:2020年SBSデータバンク静岡市調査(男女13~69歳 562サンプル)

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