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  • 2021/12/08

ペット保険と生命保険加入状況

 おうち時間が増えてペット人気が高まる一方で、経済的な理由でペットを手放す人が増えたという悲しい話も聞きました。皆さんのお宅ではペットを飼っていますか?我が家ではジャンガリアンハムスターが2年とちょっとの短い生涯を終えました。死因とは関係ないのですが、1歳半の頃に腫瘍除去手術をしています。その時は保険未加入を後悔したものの、1万円で済んだので後悔したのは一瞬でしたが、再発するような腫瘍だったらずっと後悔していたでしょう。
 ではここで、静岡市のペット事情を見てみましょう。SBSデータバンク静岡市調査では、お宅で飼っているペットの種類を犬(屋外/室内の別)、猫、小動物、小鳥、観賞魚、爬虫類、虫、その他と、細かく聞いていますが今回はひとくくりにしました。調査全体の37.4%にあたる210人が何らかのペットを飼っています。
 次に、ペット保険の加入率をペットの種類別で見てみます。ペットを飼っている人(210人)では9.5%が加入しています。このうち犬・猫を飼っている人(121人)では13.2%、犬・猫以外を飼っている人(67人)では1.5%と大きく差がありました。ハムスターの場合は短命なので、個人的には加入するメリットが低く感じられましたが、他の小動物や爬虫類などの飼い主さんもそう感じているのでしょうか。そもそも、犬・猫以外の保険商品があまり知られていない、少ないという点もあるでしょう。
 年末調整の季節になってきましたが、人間の生命保険の加入率は83.8%です。保険は加入者が多いほど力を発揮するものなので、ペット保険の加入率が高くなれば恩恵を受けるペットと飼い主さんも増えるでしょう。ペット保険が日本で発売されておよそ四半世紀。まだまだ広く普及しているとは言えないようです。

■ペット飼育状況
ペット飼育状況.jpg

■ペット保険加入状況
ペット保険加入状況.png
※補足
「ペットを飼っている人」はペットの種類を問わない。
「犬・猫を飼っている人」は、犬または猫(あるいは犬と猫)を飼っており、それ以外は飼っていない。
「犬・猫以外を飼っている人」は、小動物・小鳥・観賞魚・爬虫類・虫・その他を飼っており、犬も猫も飼っていない。
「犬・猫とそれ以外を飼っている人」は、犬または猫(あるいは犬と猫)を飼っており、それ以外のペットも飼っている。

■生命保険加入状況(人間)
生命保険加入状況.png

トムス 櫻井亜希子


(出典:2020年SBSデータバンク静岡市調査/男女13~69歳)

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