【日本製紙クレシア】家事ストレス軽減!「3倍長持ち」トイレットロール

【日本製紙クレシア】家事ストレス軽減!「3倍長持ち」トイレットロール

トイレットロールの取り替えは、1回1回は大した手間ではなくても度重なるとストレスになるもの。日本製紙クレシアの「スコッティ フラワーパック 3倍長持ち」は、そんな”名もなき家事”の削減に効果的な商品として注目されています。商品の特長や商品を発売した背景について、同社マーケティング部の齊藤雄太さんに、フリーアナウンサー鬼頭里枝さんがインタビューしました。〈企画・制作/静岡新聞社地域ビジネス推進局〉

取り替え頻度が減る「幸せ」

鬼頭 トイレットロールはいつも身近にあって何気なく使っていましたが、結婚・出産してからというもの、使用量がどんどん増えて、あっという間に使い切るようになってしまいました。
齊藤 そんな方には、ぜひ「スコッティ フラワーパック 3倍長持ち」をお使いいただきたいと思います。1ロールに従来品の3ロール分の長さの紙が巻いてあるので、取り替え頻度が少なくなりますよ。
鬼頭 実は私も半年ほど前に友人から「とても良いトイレットロールがあるよ」と勧められて購入したんです。そうしたら、長持ちするし、触り心地も全く問題なく、本当に良かったです。その後、通常タイプのトイレットロールを買ったら、すぐに使い切ってしまい、がっかりしたので、「3倍長持ち」をまた購入するようになりました。
齊藤 口コミやSNSで評判が広がっているのも、この商品のポイントの一つです。出荷量は2019年度の数字を1とした場合、2022年度は約2.5~3倍まで伸びています。
鬼頭 すごい人気ですね。
齊藤 「3倍長持ち」のように紙が長いロールは、製紙業界では「長尺」というタイプに分類されるのですが、「長尺」という言葉では、お客様にメリットを感じていただきにくいので、私たちは「長持ち」と呼ぶようにしています。
鬼頭 確かに「長尺」よりも「長持ち」と言われた方が、「お金もお得で取り替えも楽」というイメージが湧きます。
齊藤 ”名もなき家事”という言葉がSNSで話題になった時に、「どうして私だけいつもトイレットロールを取り替えしなきゃいけないの」「夫や子どもがトイレットロールを少しだけ残して放置するのがストレスになる」という書き込みを見かけたので、「トイレットロールの取り替え回数が減ったら幸せだよね」というニーズはあるはずで、どういう言葉を使えば、そのニーズを顕在化できるかについては、社内でかなり議論しました。

「スコッティ フラワーパック 3倍長持ち」の特長を取材する鬼頭さん(右)

独自技術で「ふんわりキープ」

鬼頭 「3倍長持ち」の紙の長さは実際どのぐらいですか。
齊藤 「3倍長持ち」の4ロールパックですと、ダブルの場合、1ロール75メートルで、1パック300メートル。シングルの場合は、その倍になります。これは従来品の12ロールパックと、1パック当たりの紙の長さは同じなんですよ。従来品と比較すると、紙の長さは同じでも、いかにコンパクトになっているかがお分かりいただけると思います。かさばらないので、「買い物の時に持ち帰るのが楽になった」という声もいただいています。
鬼頭 我が家は収納スペースが広くないので、かさばらないのは本当に助かっています。
齊藤 防災という軸で、ローリングストックにもお勧めです。トイレに常に2パック置いていただき、1パックは使用し、なくなったら補充していただくというやり方です。
鬼頭 確かに「3倍長持ち」ならスペースを取らないので、備蓄にぴったりですね。
齊藤 「コンパクトにするために紙の量を減らしているのですか」とよく聞かれるのですが、使い心地はそのままに1枚の厚さを圧縮加工して密度を上げる工夫をしているので、紙の重さは同じです。
鬼頭 それって、すごい技術ですね。
齊藤 紙の表面に入っているエンボスという凹凸加工の技術や、巻き加減を調整する技術など、当社開発チームの英知が詰まっており、私たちは「ふんわりキープ長巻き製法」と呼んでいます。発売は2016年ですが、開発には2年半掛かりました。

左が「スコッティ フラワーパック」の従来品、右が「3倍長持ち」。1パック当たりの紙の長さ、重さは同じだが、「3倍長持ち」は従来品よりコンパクトになっている

環境にも優しい「四方よし」

鬼頭 開発のきっかけは何だったのですか。
齊藤 直接的には、お取引先の方からの「コンパクトで一度にたくさん運べる商品が欲しい」という要望です。「3倍長持ちロール」ならトラック輸送時の積載効率も良くなるので、車両からのCO₂の排出量を減らすこともできます。私たちは「四方よし」と言っているのですが、お客様にも、流通にも、メーカーにも、それぞれ良いことがあり、さらに地球環境にも良いということを、お客様にお伝えしています。
鬼頭 良いことずくめではないですか。
齊藤 ちなみに富士市にある当社興陽工場は「スコッティ フラワーパック長持ちロール」シリーズ生産の基幹工場の一つです。そこで生産されたロールが北海道から沖縄まで全国に出荷され、販売されています。
鬼頭 静岡県民としては、親しみがより一層湧いてきました。これからも「スコッティ フラワーパック 3倍長持ち」を使い続けたいと思います。



「スコッティ フラワーパック 3倍長持ち」生産拠点の一つ、富士市の日本製紙クレシア興陽工場

「衛生を、ずっと」追い求め

鬼頭 私はティッシュペーパーも多用していて、「スコッティ」だけでなく、御社の「クリネックス」も気になっています。
齊藤 実は日本で最初にティッシュを発売したのが当社で、2024年は「クリネックスティシュー」と「スコッティティシュー」の日本発売60周年に当たるんですよ。(※注)
鬼頭 当時としては相当、革新的な商品だったのでしょうね。
齊藤 欧米では、フェイシャルティッシュと呼ばれ、化粧落としなど顔周り専用商品として使用されていますが、日本では鼻をかんだり、手や口を拭いたり、部屋の汚れを拭き取ったりと幅広く使われ、60年間で暮らしにすっかり定着しました。
鬼頭 奇麗好きな日本人の気質に合ったのかもしれませんね。クリネックスとスコッティには、どんな違いがあるのですか。
齊藤 クリネックスはお肌に優しいとか、触れるたびに喜んでいただけるような商品を目指しています。一方、スコッティは、お客様の不満を解消するという軸で商品を開発しています。「トイレットロールの取り替え回数を少なくする」というのは、まさにそれですね。
鬼頭 なるほど、コンセプトが違うんですね。
齊藤 2024年は尿漏れケア専用品のブランド「ポイズ」30周年でもあります。
鬼頭 記念イヤーが重なる特別な年なんですね。御社が長年変わらず大切にしているのはどんなことですか。
齊藤 私たちの企業メッセージとして「衛生を、ずっと」があります。「生」を「衛(まもる)」ことが「衛生」に繋がるという意味です。お客様の肌に直接触れる商品を作っているからこそ、「衛生」をベースにお客様と深くコミュニケーションを取っていくという姿勢は一貫していると思います。
鬼頭 「生を衛(まもる)」、素敵な言葉ですね。ますます御社の商品のファンになりまし
た。

日本製紙クレシアの企業姿勢について説明する齊藤さん(左)

※注) 公益財団法人 紙の博物館「日本の紙パルプ産業技術史 」P438