第3章 台湾最前線

台湾最前線(8・完)黒潮流入、混獲多く 好漁場、総量規制支え(2019/3/17 11:32)
サクラエビの“発見”から約30年。台湾サクラエビ漁に重くのしかかる課題が混獲だ。混獲とは、サクラエビを漁獲する網に本来の目的ではない他の生物が一緒に入ってくること。手作業などで取り除く過程で繊細なサクラエビの漁体が傷…
台湾最前線(7)政府「漁獲量」設定 不漁で導入、漁師も理解(2019/3/16 11:31)
「台湾のサクラエビの資源量は十分把握している」―。2月下旬、台湾・高雄市にある行政院農業委員会水産試験所沿近海資源研究センター。呉龍静(ゴリュウセイ)主任はきっぱりと話した。委員会は日本の農林水産省に相当する組織だ。 センターでは…
台湾最前線(6)進むイメージ戦略 PR役は美少女キャラ(2019/3/15 11:30)
台湾最大のサクラエビ水揚げ漁港・東港では、美少女アニメキャラクター「絢櫻(シェンイン)」をあちらこちらで見掛ける。日本語で「輝くばかりに美しいサクラ」を意味するこのキャラは、東港のある屏東県がサクラエビを擬人化し2014年に制作した。フィギ…
台湾最前線(5)加工技術、大幅進歩 駿河湾産代替品、今は昔(2019/3/14 11:29)
「われわれの加工技術は静岡にも負けていない」。元サクラエビ漁師で現在は東港の加工業者の陳春朝(チンシュンチョウ)さん(66)は2月下旬、ピンク色のサクラエビの山が並ぶ東港の競り市場で胸を張った。陳さんは東港の水揚げ量の約15%を競り落とす朝…
台湾最前線(4)拡大する地元需要 「日本偏重」脱却の兆し(2019/3/13 11:28)
「こんなにおいしいものを日本人にだけ食べさせてはならない」―。2001年4月、東港区漁会(漁協)などが中心となり初開催したサクラエビの地元での需要拡大イベント。会場の東港がある屏東県長(県知事)で、後に行政院農業委員会主任委員(農林水産相に…
台湾最前線(3)総量規制敷く東港 漁師で管理班、不漁克服(2019/3/11 11:27)
水揚げ金額の均等割(プール制)を行う駿河湾と、1船12ケース(1ケース=15キロ)の「持ち帰り数量制限」を通じ、総量規制を敷く台湾・東港のサクラエビ漁。駿河湾がかつてない不漁に陥る中、東港の漁獲管理には日本の研究者も注目する。 東…
台湾最前線(2)「同一種生息」発見 駿河湾漁師、衝撃と反発(2019/3/10 11:26)
「台湾の桜えびは、まだ独立した一つの漁業になっていないのである。漁師も、桜えびだけに重きを置いていない。ついでに捕獲されたものを加工しているというのが現実である」(1989年「台湾えび紀行」) 静岡市清水区蒲原の郷土史家志田喜代江…
台湾最前線(1)新漁場 宜蘭・亀山島 漁獲上限「守ってない」(2019/3/9 11:25)
駿河湾のサクラエビが未曽有の不漁にあえぐ中、日本国内の料理店などでは台湾産の存在感が増しつつある。静岡以外では世界で唯一の漁場。取材班が現地を訪れ、サクラエビ漁業に携わる漁師や加工業者などを取材、最前線に迫った。(「サクラエビ異変」取材班)…

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