2024年春の褒章 静岡県内受章者 喜びの声【まとめ】
2024年春の褒章受章者(29日発令)が発表された。県内関係は13人。業務に精励した人に贈られる黄綬褒章が5人、公共的な職務に貢献した人に授与される藍綬褒章が8人だった。受章者が喜びを語った。 ◇…黄綬褒章…◇伊藤 哲(73)大和工機社長=静岡市葵区梅屋町武内 昭人(61)鉄組潜水工業所工事部長=静岡市清水区村松西川 浩之(58)司法書士=焼津市田尻北堀内 昭次(77)行政書士=掛川市大多郎山本 正信(72)富士見工業社長=静岡市駿河区富士見台 ◇…藍綬褒章…◇青木 峯子(78)保護司=沼津市大岡石井 剛司(55)浜松市消防団分団長
⚾学童野球、静岡県内32チーム熱戦 島田ライオンズクラブ旗開幕
第43回島田ライオンズクラブ旗争奪学童選抜野球大会(同クラブ主催)が28日、島田市の島田球場など市内6会場で開幕した。静岡県内の32チームがトーナメント1回戦を行い、熱戦を繰り広げた。 島田球場での開会式では、初倉ファイターズ主将の松永聖大選手が力強く選手宣誓した。島田ライオンズクラブの八木孝之会長は「日頃の練習の成果を発揮してほしい。はつらつとしたプレーを楽しみにしている」とあいさつした。 大会は29日に2、3回戦、5月3日に準決勝と決勝を行う。
ふじのくに⇄せかい演劇祭2024開幕! 安部公房やチェーホフ、5作品を静岡で
静岡県舞台芸術センター(SPAC)の「ふじのくに⇆せかい演劇祭2024」が静岡市内で開幕しました。5月6日までのゴールデンウイーク期間中、安部公房やチェーホフなど、国内外の戯曲5作品が静岡市内各地で上演されます。演劇祭の狙いや歴史、今年の目玉を1ページにまとめました。
リニア開業に伴う沿線の振興 東海道新幹線どう活用?【静岡県知事選2024 リニアの行方㊥】
リニア中央新幹線沿線都府県の経済団体で構成される「リニア中央新幹線建設促進経済団体連合会」(事務局・名古屋商工会議所)。静岡県が2022年7月に加盟した行政中心の期成同盟会と対になる組織で、リニア開業に伴う沿線の振興を目的にしている。静岡市の北端をトンネルが通るだけで、“蚊帳の外”だった静岡県の経済団体も最近、加盟に向けて遅まきながら動き始めたと複数の関係者が明かす。県幹部は「これまではリニア新駅ができる地域の議論が中心だったが、東海道新幹線沿線にも目を向けるきっかけになる」と歓迎する。 JRとの間で環境問題の協議が続いている静岡県では、環境の議論を優先し、リニア開業
出馬表明の新人3氏 GW初日から静岡県内各地奔走 “超短期決戦”の静岡県知事選
ゴールデンウイーク初日の27日、知事選(5月9日告示、26日投開票)に出馬を表明している元副知事の大村慎一氏(60)、前浜松市長の鈴木康友氏(66)、共産党県委員長の森大介氏(55)の新人3人が知名度アップと支持獲得に向け、県政運営への強い意気込みを各地でアピールした。告示までの日数が限られた〝超短期決戦〟。立候補予定者の各陣営は、イベントがめじろ押しの大型連休を利用して幅広い世代に浸透を図ろうと、スケジュール調整に懸命だ。大村氏「総務省のネットワーク生かす」支援者と握手を交わす大村慎一氏(右)=27日午前、浜松市内 大村氏は浜松市内4カ所で集会を開いた。浜名区細江町では住民から寄せられた農
ゴールデンウイークどう過ごす? 静岡県内の美術館、博物館巡りのススメ
ゴールデンウイークが始まりました。どこかに出かける計画を立てた人も、予定が決まっていない人も、静岡県内の美術館や博物館を訪ねて、貴重な重要文化財や美術品、絵画、かわいらしい写真、アートの数々に触れてみるのはいかがでしょう。皆さまのおでかけの参考になるような、特色ある企画展をいくつかご紹介します。
⚾ベスト8決まる 浜松工、静岡商など 春季高校野球静岡県大会3回戦
第71回春季高校野球県大会第3日は27日、草薙、あしたか、磐田の3球場で3回戦8試合を行った。浜松工は名波大将の2点適時二塁打などで奪った3点を先発村松幸河が守り、常葉大橘との接戦を制した。静岡商は中島健太、宮腰龍太郎の連打で駿河総合に逆転勝ちし、5年ぶりの8強に進出した。昨秋準優勝の浜松開誠館は先発伊波龍之介が6回無失点と好投。攻撃も塚田暖琉の本塁打など6得点で浜松商に快勝した。準々決勝は28日に実施する。 27日の試合結果(3回戦)▽あしたか球場日大三島 8-0 川根(7回コールド)静岡商 4-3 駿河総合知徳 3ー6 東海大翔洋▽草薙球場静岡 4-2 磐田東加藤学園 6-2
アジカン後藤さん(島田市出身) 藤枝旧市街地に音楽スタジオ整備へ 旧茶工場でライブイベント
藤枝市の旧市街地を舞台にロックバンド「アジアン・カンフー・ジェネレーション」の後藤正文さん(島田市出身)が出演するイベントが27日、藤枝市茶町の旧茶工場の「ひとことカフェ」で開かれた。旧市街地の民間所有の蔵を活用した音楽スタジオの整備に向け、後藤さんが新たに立ち上げた事業の一環。弾き語りライブとトークショーが繰り広げられた。 志太地域を中心に県内外からファンら約150人が集まった。後藤さんは「スタジオ整備とミュージシャン支援はほぼイコール」として、藤枝でNPO法人「アップルビネガー ミュージックサポート」を発足する準備を進めていると明らかにした。年内にクラウドファンディングで資金を募る方針も
プロ初先発で初本塁打の広島・二俣選手 磐田東高時代からの成長をチェック!!
プロ野球・広島カープの二俣翔一内野手が、4月25日の試合でプロ初先発・初本塁打を成し遂げました。御前崎市立第一小1年の時に「黒潮野球スポーツ少年団」で野球と出会い、浜岡中時代は「小笠浜岡リトルシニア」に所属。磐田東高では1年から主力を担ってきた二俣選手。ついにプロ4年目で、センセーショナルな先発デビューを果たしました。これからの活躍を思うと期待が高まりますね。高校時代からの成長を振り返ります(年齢、ポジションなどは当時の表記になっています)。 ⇒「めちゃくちゃうれしかった」注目の打席はこちら
「結婚してください!!」茶畑の中心で愛を叫ぶ 菊川市がイベント、市制20年祝う声も【動画あり】
菊川市は27日、広大な茶畑に向かって絶叫するイベント「茶畑の中心で愛を叫ぶ」を同市本所の菊川中央公園で実施した。7~61歳の約20組80人が出場し、大切な人やまちへの思いを大声に乗せた。 今年で3回目。市制20周年と重なった今回は、記念事業の開幕イベントに位置付けた。「パパ、ママ、大好きだよ」「菊川市20周年おめでとう」など、家族や地域に愛情を伝えるメッセージが目立った。プロポーズの練習と前置きして「結婚してください」と絶叫する出場者もいた。 イベントに先立ち、地元の書道教室と常葉大菊川高ダンス部がパフォーマンスを披露して会場を盛り上げた。芝生広場では市内のブラジル人学校など各種団体がブース
⚽ジュビロ磐田 「昇格同期」町田を完封 復帰のDF松原が先制弾 J1リーグ第10節
明治安田J1リーグは27日、第10節の5試合が行われ、磐田は前節首位の町田を2-0で破った。町田は勝ち点19のまま。第10節の残り5試合は28日に行われる。 ①ヤマハ▽観衆12982人磐 田 4勝1分け5敗(13) 2(0―0 2―0)0 町 田 6勝1分け3敗(19)▽得点者【磐】松原(1)ジャーメイン(PK)(10) 【評】磐田は町田に完封勝ちした。 相手のカウンターをしのぎながら好機を待った。前半8分、ペイショットがミドルシュートを狙うが枠を外れた。37分にはジャーメインがシュートを打ったが、GKに止められ無得点で折り返した。 後半1分、スルーパスに抜け出した松本のシュートのこぼれ球
GW初日で行楽地にぎわい 静岡県内にも人の波 コロナ明け実感、節約志向の観光客も
ゴールデンウイーク(GW)が始まった27日、静岡県内は雨や曇りの空模様となったが、行楽地や交通機関は県内外からの家族連れなどでにぎわいを見せた。新型コロナウイルスの5類移行からほぼ1年がたち、新幹線や飛行機の利用状況は復調を示すものの、初日はGWの日並びや天候の影響もあってか出足がいまひとつの施設も。記録的な円安や物価高を踏まえて節約志向の観光客も目立ち、旅行先選びも分散化している。 沼津市の沼津港は昼前後を中心に混雑し、飲食店や物販店が並ぶ通りは人の流れが絶えなかった。駐車場には首都圏や中京圏ナンバーの車両が並んだ。名古屋市から訪れた公務員梶原英彦さん(50)は「昨年は人混みを避けていたが
小山町と御殿場市、宿泊施設ラッシュ 外国人客、富裕層取り込みへ官民連携 圧倒的人気「富士山」麓強み
北駿の小山町と御殿場市で、高級ホテルなどの宿泊施設の建設、開業が相次いでいる。日本の象徴として国内外で圧倒的な知名度を誇る富士山の周辺という地域特性を強みに、円安を背景に多く訪日する外国人客や、コロナ禍後の国内富裕層、大都市圏からの観光客の取り込みを狙う。活発な民間観光投資に呼応し、行政も滞在型観光の拡充に力を注ぐ。 富士山北東側の小山町須走地区。登山者らの憩いの場「道の駅すばしり」にほど近い約5万平方メートルの敷地で、2025年開業を目指し、強羅花壇(東京都)のホテル建設が進む。ターゲットは富士山の眺望や登山に加え、両市町域にある19カ所のゴルフ場や国内有数のモータースポーツ施設、アウトレ
針金、刺しゅうで動植物表現 アイデア競う合同作品展 静岡・駿府博物館
針金アーティストMASASHI(マサシ)さんと、立体刺しゅう作家PieniSieni(ピエニシエニ)さんの合同作品展「素材にいのちを吹き込む―針金とフェルトの世界」(駿府博物館、静岡新聞社・静岡放送主催)が27日、静岡市駿河区の同館で開幕した。身近な素材の特徴を引き出して動植物の姿を表現する2人が、技巧とアイデアを競っている。 色とりどりの針金を使ったマサシさんの大小の人形約280点と、フェルトと刺しゅう糸で本物と見まごうばかりの草花やキノコ、昆虫などを制作するピエニシエニさんの代表作約80点がそろった。 博物館での展覧会は初というピエニシエニさんは「モチーフをよく観察し、表現方法を試行錯誤
清水南高「演劇専攻」スタート SPAC連携、実技指導に力 新入生、5月の野外フェスタ出演
静岡市清水区の清水南高芸術科に本年度、県内で初めてとなる演劇専攻が開設された。県舞台芸術センター(SPAC)と連携した教育によって表現力を向上させ、世界で活躍できる人材を育成する。新入生8人は早速5月3~6日、葵区の駿府城公園で開かれる「ふじのくに野外芸術フェスタ2024静岡」で、SPACの新作「白狐伝[びゃっこでん]」に合わせてパフォーマンスを披露する。 同校は1986年に芸術科を設置し、音楽、美術を専門的に学ぶ環境を整備。演劇教育の導入は、県教育振興基本計画(2018~21年度)や県立高第3次長期計画(18~28年度)で、技芸を磨くための実学を充実させる新学科設置研究の一環として位置づけ
ガウディ建築レプリカ“帰郷” 昨年全国巡回 松崎・伊豆の長八美術館
松崎町の伊豆の長八美術館が収蔵するスペインの建築家アントニ・ガウディの「ニューヨーク大ホテル計画案模型」が27日までに、全国を巡回するガウディ関連の展覧会から戻り、再展示が始まった。漆喰鏝絵(しっくいこてえ)などの左官文化に親しむことができる同館。敷地内にはガウディゆかりの品が数点あり、関係者は「ガウディ、漆喰を含め、建築文化に改めて興味を持ってほしい」と期待する。 模型は東京都などで開かれた「ガウディとサグラダ・ファミリア展」に2023年から貸し出され、関心を集めた。ガウディの弟子が残した設計資料を基に再現されたレプリカで、同館を設計した建築家の石山修武さんらが制作。左官業とゆかりのある同
⚽脳性まひ者サッカー 静岡で全国大会 7チーム熱戦、交流深める
NPO法人静岡FIDサッカー連盟は27日、CPサッカー(脳性まひ者サッカー)の全国大会「全国CP5人制サッカー交流大会」を静岡市駿河区の草薙総合運動場で初めて開いた。国内から7チームが集い、競技を通じて選手同士の交流を深めた。 CPサッカーは全国規模の大会が少なく、出場機会を求める選手の声に応えて同連盟が全国大会を創設した。通常は7人制だが、小規模チームが参加しやすいよう5人制を採用した。 今大会の試合は15分ハーフが基本で、ルールは一般のサッカーとほとんど変わらない。幅広い年代の選手が熱戦を繰り広げ、軽快なパス回しや力強いシュートを見せた。ゴールが決まると、観客から大きな拍手が送られた。
水田に逆さ富士 裾野・深良地区
裾野市深良地区で、水を張った田植え前の田んぼに「逆さ富士」がお目見えしている。 4月下旬から5月上旬にかけての大型連休ごろに楽しめる田園風景。田んぼのすぐ横をJR御殿場線が通り、水面に電車も映し出されている。26日は中腹より上に雪を残す富士山が全身を現し、近隣住民や通行者らが霊峰の雄姿に見入っていた。
⚽藤枝MYFC 今季初の逆転勝ち 復帰のFWアンデルソン苦境救う J2第12節
J2リーグは27日、4試合が行われ、藤枝は水戸に3-2で競り勝った。長崎は群馬を2-1で退けて5連勝とし、暫定首位に浮上した。愛媛は甲府に逆転勝ちし、千葉は仙台に2-0で快勝。第12節の残り6試合は、28日に行われる。①Ksスタ▽観衆2932人藤枝 3勝2分け7敗(11)3(0―1 3―1)2 水戸 2勝5分け5敗(11)▽得点者【藤】大曽根(2)アンデルソン2(2)【水】大崎(1)落合(2)「泥くさく」しのぎ、大きな勝ち点 けがから復帰したFWアンデルソンが苦境で明るい光をともした。今季初出場で2ゴール。敵地でチームに今季初の逆転勝利をもたらし、「最後まで諦めず、決めるべきところで得点を
大自在(4月28日)消滅可能性
30年以上前、記者として初めて担当した自治体が長泉町だった。記者経験は1年に満たず、行政や議会に関する知識も乏しい。行く先々でさまざまなことを一から教えてもらいながら、何とか日々の仕事をこなしたのを覚えている。 当時の町の人口は3万3千人ほどだった。静岡県の推計人口によると、今月1日現在では4万3千人余り。3割も増えたことになる。 生活・交通の利便性が高く、近年は手厚い子育て支援や独自の教育施策を講じている町としての評価が定着。「住みやすさ」に関する民間調査などでも静岡県内上位とされる。こうした状況が人口増の背景にあるのは間違いない。 その長泉町が、人口減少対策を提言する民間組織「人口戦略会
時論(4月28日)おいしい新茶が飲みたい
静岡県内の一番茶の生産と取引が盛期入りした。緑茶飲料にはない季節感とおいしさを茶葉(リーフ)で楽しみたい。 消費拡大に躍起なのは、ペットボトル緑茶も同じのようだ。大手飲料メーカーはこの春、そろってパッケージや味を一新した。 広く静岡茶、各地の川根茶、掛川茶…。緑茶ドリンクと違い、リーフ茶は産地がブランドになっている。コメやイチゴなどは品種にブランド力を持たせているが、茶は「やぶきた」くらいか。 やぶきたは明治末期、竹やぶを開墾した茶園の北側で見いだされた。原樹と記念茶園が県立美術館(静岡市駿河区)近くにある。収量が多く香気に富む優良品種として県内はじめ全国に普及した。 やぶきた
社説(4月28日)犯罪被害者の支援 対象広げ柔軟に対応を
殺人や性犯罪などの被害者や遺族を事件直後から一貫してサポートするため、「犯罪被害者等支援弁護士制度」を創設する改正総合法律支援法が今国会で成立した。被害届・告訴状の作成や提出、加害者側との示談交渉、損害賠償請求の提起、捜査機関や裁判所への付き添いなど弁護士が一括して担う。2026年までに始まる見通しだ。 犯罪被害者のための施策を推進する犯罪被害者等基本法の制定から今年で20年。支援の充実は図られてきたが、十分とは言えない。政府は昨年6月から支援弁護士制度の創設とともに犯罪被害者給付金の大幅増額も検討している。被害者支援は対象をできる限り広げ、柔軟に対応する姿勢が求められる。 犯罪被害者弁護士
女子生徒の自転車通学 服装の洋式化により普及(刑部芳則/日本大商学部教授)【近現代 学校制服考⑫】
明治時代の高等女学校(以下高女と略称)に自転車で通学する生徒はほとんどいなかった。その理由は、礼法の所作を良妻賢母の役割として重視する高女にとって、活発な女性像を好まなかったからである。しかし、大正時代に服装改善運動を含む生活改善運動が展開されると、制服や体操着などの洋式化とともに、自転車に乗る女子生徒が増え始めた。 埼玉県の児玉高女(現・児玉高校)は、大正11(1922)年4月に3年制の町立児玉裁縫学校から、4年制の組合立児玉高女へと昇格した。児玉高女の第1期生として入学した生徒は、「入学当初は制服もなく、元禄袖に海老[えび]茶の袴[はかま]をはき、朴場の下駄[げた]を履いて通学しました」
第4章 半割れ発生(後編)⑤ 避難所は大混雑、車中に長時間 体調悪化【東海さん一家の防災日記】
四国沖でマグニチュード(M)8.0の大地震が起き、気象庁が後発地震への警戒を呼びかける南海トラフ地震臨時情報(巨大地震警戒)を発表してから約1年半が経過した。津波浸水想定区域に住む要配慮者らに事前避難が呼びかけられた「地震発生から1週間」はとうに過ぎ、市民が自宅での通常生活に戻った中、「その日」は突然訪れた。 遠州灘を震源とするM8・5の地震発生から3日目。県内沿岸部は高さ10~15メートルの津波に襲われ、浸水区域から逃げてきた大勢の市民も同区域外の避難所に身を寄せていた。東海駿河さん(73)が自主防災会会長を務める地域の小学校体育館にも想定収容人数の2倍以上の人が殺到し、混雑が限界近くに達
⛳中島ら2打差3位 杉浦(日大国際出)プロ初勝利へ3打差 ゴルフ・ISPSハンダ欧州・日本トーナメント第3日
前日から持ち越された第2ラウンドの残りと第3ラウンドが行われ、3月に欧州ツアーで初優勝した中島啓太が第3ラウンドで6バーディー、1ボギーの65をマークして通算11アンダーの199とし、66の木下稜介らとともに3位につけた。首位とは2打差。 杉浦悠太(日大国際出)、佐藤大平、川村昌弘、桂川有人は通算10アンダーで8位。金谷拓実は8アンダーで21位となった。 64のケーシー・ジャービス(南アフリカ)が通算13アンダーで単独首位に立った。石川遼は第2ラウンド終了時点で予選落ち。(賞金総額225万ドル=約3億5100万円、優勝38万2500ドル、第3ラウンド出場69選手、曇り、気温18・8度、北北東
異界・霊界と私たちの今 京都学@静岡【知りたい 深めたい 静岡県内社会人講座】
いくつになっても学びたい。少しの時間でもいいから学問に触れたい。そんな希望に応える形で、行政や教育機関の社会人向け講座、同好の士の集まりなどが県内各地で開かれている。特徴ある講座を訪ねていく。 「奇想天外!京の異界・霊界伝説~こわくてへんてこな世界」。サールナートホール(静岡市葵区)で20日に始まった本年度上半期の「京都学講座」は、雅な京都のイメージから一歩踏み込んだ、ディープな世界へ誘う。大河ドラマにも登場する陰陽道[おんみょうどう]の呪術や占術。おどろおどろしい死後の世界が描かれた絵画も気になるところ。会場は臨時席を設けるほど盛況だった。 講座を監修する福島恒徳花園大教授(日本美術史)は
卓球女子・平野美宇さん母 母校沼津西高で講演 夢実現へ「感謝の気持ちを」
パリ五輪シングルス日本代表入りを決めた卓球女子の平野美宇選手(沼津市出身)の母の真理子さん(55)=山梨県=が26日、母校の沼津西高(同市)で講演した。全校生徒約550人を前に夢を実現するために大切なことを披露した。 真理子さんは同市出身で、中学・高校時代に卓球に打ち込んだ。現在は山梨県で、障害の有無や年齢、性別に関係なく通うことができる卓球教室の監督をしている。小学校の担任に憧れ、教員を目指したという。 筑波大へ進むと、スター選手のような学生が多く自信をなくしたが、高校時代の顧問から「信頼している」と言われたことをきっかけに奮起したと振り返った。大学卒業後、特別支援学校で働いた経験が「障害
【提言・減災】過疎地耐震化、重点的に 福和伸夫/名古屋大名誉教授
元日に起きた能登半島地震では、古い木造家屋が多数倒壊し、多くの人が犠牲になった。全壊家屋棟数は8千棟を超え、2016年の熊本地震に匹敵する。能登と熊本で震度6強を観測した地域の人口差は6倍程度あるので、能登での被害の大きさが分かる。原因は強い揺れと被災地の耐震化率の低さにある。被害が大きかった奥能登の輪島、珠洲、能登、穴水の4市町の耐震化率は50%前後であり、全国平均87%と比べ極めて低い。 背景には高齢化と過疎化がある。4市町の高齢化率は50%前後で人口減少も著しい。このため、空き家率も20%を超えており、損壊家屋数は世帯数を上回っている。そもそも、耐震化率の向上には、建て替えの寄与が大き
NEC、地元戦惜敗 本村(掛川出身)適時打及ばず ソフトボール・JDリーグ
女子ソフトボールのJDリーグは27日、掛川球場などで行われ、NECプラットフォームズは3-4でデンソーに敗れ、今季最初の地元戦を白星で飾れなかった。 NECは二回に金井亜茉音の適時打、三回は諏訪いろはの左越えソロで2点を先行したが、五回に2番手大場亜莉菜(三島市出身)が4長短打を浴びて4失点。六回に本村夏穂(掛川市出身)の適時打で1点差に迫ったが、届かなかった。 28日は同球場でビックカメラ高崎と対戦する。反撃の二塁打 NECは今季の地元初戦で敗れたが、昨季プレーオフに進んだデンソーから2点を先行。逆転されても食らい付き、上位と渡り合う力を付けている。 打力が課題のチームが、六回まで毎回の8
浜松まつり準備着々 2種の市凧を糸目付け 花博盛り上げ/能登復興願い込め
浜松市は27日、浜松まつり(5月3~5日)で揚げる市凧(しだこ)の糸目付けを同市中央区の浜松まつり会館で行った。開催中の「浜名湖花博2024」のPRと、能登半島地震の被災地復興を祈願する2種類を制作した。初日に揚げ、県内最大級の祭典を盛り上げる。 花博をPRする凧はロゴマークをあしらった。6帖(2・9メートル四方)と4帖(2・4メートル四方)を用意し、どちらを揚げるかは当日の風の状況で判断する。被災地復興を願う凧(4帖)は対口支援を行っている石川県珠洲市などに向けて「がんばろう能登・珠洲」のメッセージを添えた。中野祐介浜松市長や各部の部長らが揚げる。 市職員と浜松まつり組織委員会企画統制監理
⚽清水エスパルス 岡山の堅守崩せるか 28日、敵地戦【J2見どころ】
清水エスパルスは28日、3位岡山と敵地で対戦する。勝てば勝ち点が6差に広がり、負ければ順位が入れ替わる大一番。リーグ戦で2試合連続3得点の勢いのまま、堅守を崩して4連勝としたい。 第11節終了時点で岡山は失点7とリーグ最少。6勝のうち4勝が1点差と勝負強さもある。昨季は1勝1分けだった。岡山も24日のカップ戦はPK戦まで戦っていて、秋葉監督は「条件は変わらず、総合力が試される。技術やアイデアで違いを見せる」と画策する。 直近のリーグ戦2試合はともにリードしながらも、最後は接戦に持ち込まれる展開。DF山原は「複数得点しているから勝てている。ゴール前で決めきる部分は自信を持てている」と攻撃的スタ
⚾静岡商5年ぶり8強/東海大翔洋逃げ切る/日大三島7回コールド 春季高校野球静岡県大会3回戦・あしたか球場
静岡商 2年宮腰が4番の仕事 【評】静岡商が駿河総合との息詰まる接戦を制した。 1点を追う静岡商は八回、中島の適時二塁打で追いつくと、続く宮腰が左前に決勝打を放って逆転した。主戦石間は丁寧にコーナーをつき、好守にも支えられて完投した。 駿河総合は3失策と守備が乱れ、7回の追加点の好機を逸したのが痛かった。 ▽3回戦(あしたか第2試合)静岡商 100100020―4駿河総合100020000―3▽三塁打 嶋村(駿)▽二塁打 斉藤、中島2(静)▽試合時間 1時間55分駿河総合―静岡商 8回表静岡商2死二塁、適時打を放つ宮腰=あしたか球場(東部総局・田中秀樹) 「先輩の代で8強の目標
茶業発展祈願し献茶 礎築いた「3茶祖」へ奉納 静岡・臨済寺茶祖堂
静岡市内の製茶問屋などでつくる静岡茶商工業協同組合は27日、茶業の礎を築いた「3茶祖」に新茶を奉納する献茶式を同市葵区の臨済寺茶祖堂で行った。茶業関係者ら約40人が業界の発展を祈願した。 3茶祖は、中国から茶の種を持ち帰り日本で初めて茶を栽培したと伝わる栄西禅師、同区栃沢出身で静岡茶祖とされる聖一国師、同区生まれで喫茶儀礼を伝えたとされる大応国師。同組合の岩崎正樹理事長や難波喬司市長らが3茶祖の像の前に同区足久保地区で手摘みされた本山茶を供えた。 難波市長は「皆さんと一緒に、市に根付いている茶の文化や産業をもり立てていきたい」と呼びかけた。
⚾浜工・村松幸1失点で完投/加藤学園、掛西に快勝/静岡逃げ切る 春季高校野球静岡県大会3回戦・草薙球場
▽3回戦(草薙第3試合)常葉大橘000001000―1浜松工 00003000×―3▽二塁打 名波(浜)▽捕逸 磯谷(常)▽試合時間 1時間58分【評】浜松工が常葉大橘との投手戦を制した。 浜松工は五回、井口、小粥の連打で好機をつくり、続く渥美の適時打で先制。さらに名波も2点適時二塁打を放ち加点した。村松幸は相手打線を3安打に抑え、完投した。 常葉大橘は六回に2死から得点したが、その後は後続を断たれた。浜松工 制球安定、要所でも冷静に3安打完投 エースナンバーに恥じない力投だった。今季の公式戦初先発となった浜松工の村松幸は常葉大橘打線を3安打に封じ、12奪三振。「冬場からの取り組
里山舞台に演劇披露 「ふじのくに⇄せかい演劇祭」静岡市で開幕 5月6日まで上演
静岡県舞台芸術センター(SPAC)の「ふじのくに⇄せかい演劇祭2024」が27日、静岡市内で始まった。5月6日まで、国内外の5作品を上演する。 同市駿河区の舞台芸術公園で開幕を飾ったのは、昔話「かちかち山」が題材の回遊型演劇「かちかち山の台所」。約50人の観客は三つのグループに分かれ、同公園がある平沢地区を散策しながら、寺や畑などで繰り広げられるパフォーマンスを鑑賞した。 長女(6)と参加した岡田真里さん(42)=同区=は「壮大な内容にびっくりした。住んでいる場所の近くにこんなに自然豊かな所があったのだと気付くこともできた」と話した。 期間中の5月3~6日には葵区の駿府城公園でSPACの新作
⚾浜松開誠館、投打かみ合う/藤枝明誠タイブレーク制す 春季高校野球静岡県大会3回戦・磐田球場
190センチの大型右腕、伊波が6回無安打投球 浜松開誠館 【評】浜松開誠館が4投手の完封リレーで浜松商に快勝した。 浜松開誠館は二回、内野安打の加藤が犠打で二進し、暴投の間に本塁を陥れた。五回は長短4安打を集めて4点を加え、七回は塚田に本塁打が出た。守っては伊波、細川、寺井、塚田が継投した。 浜松商は打線が2安打に沈み、反撃の糸口をつかめなかった。▽3回戦(磐田第1試合)浜松商 000000000―0浜松開誠館01004010×―6▽本塁打 塚田(開)▽二塁打 大迫(開)▽暴投 鈴木結(商)▽試合時間 1時間45分浜松商-浜松開誠館 6回を無安打に抑えた浜松開誠館の先発伊波=磐
クラフト作家、静岡市に集結 多彩な手作り品、29日まで展示販売
静岡県内外のクラフト作家らが集まる「静岡アートフェスティバル」が27日、静岡市葵区の葵スクエアで始まった。約40ブースが軒を連ね、洋服や木工品など多彩な手作り作品を展示、販売している。29日まで。 鹿児島県の種子島に陶房を構える陶芸家木下裕一さん(63)はうわぐすりを使わず高温で焼成する「焼き締め」の技法を用いて、皿やコップの色味などにこだわったという。同市清水区のアクセサリー作家太田有紀さん(26)が、サクラ貝やシーグラスなどで制作したピアスやイヤリングも来場者の関心を集めている。 主催する浜松市の文化団体「ヴァン・ヴィジョン」の村木恵子代表(76)は「個性あふれる作品ばかり。じっくり見て
「謎解き」「散策」親子で楽しく自然体験 浜松市引佐で28日まで
浜松市浜名区引佐町の市かわな野外活動センターは27日、施設の散策や工作活動などを展開する「かわなオープンデー」を同センターで実施した。多くの親子連れが訪れ、自然体験を満喫した。28日にも午前10時から午後4時まで行う。 クイズに答えながら施設内を巡る「謎解きラリー」や、所員の案内で森林に関する学びを深める「かわな自然散策」などが行われた。クラフト体験では、子どもと保護者が協力しながら小刀で竹を削り、太さの異なる2本を組み合わせて笛を制作した。 参加費300円。自然散策とクラフト体験は午前10時半から、午後1時半からの2回行う。問い合わせは同センター<電053(544)0219>へ。
能登地震被災親子 静岡県東部の自然満喫 三島のNPOが招待
能登半島地震で被災した親子が27日、清水町の柿田川公園を訪れた。29日まで伊豆の国市の温泉旅館に泊まって富士山周辺の自然を満喫し、心身を癒やす。 三島市のNPO法人グラウンドワーク三島が、被災地を離れ復興や再建に向けた元気を取り戻してもらおうと無料招待した。珠洲市と能登町の39人が現地を早朝に出発し、午後に同公園に到着。清流が湧き出る水辺を散策した。 珠洲市ですし店を営む谷内幸さん(47)は子ども3人と参加。上下水道が復旧しない中、5月1日から時短で営業を再開するといい「リフレッシュして、また頑張れる活力を取り戻したい」と話した。 一行は青木ケ原樹海や三島市の源兵衛川なども訪れる。招待ツアー
沼津最大の園芸市開幕 生花や苗木、28日まで展示販売
沼津市最大の園芸市、みどりまつり(市緑化推進実行委員会主催)が27日、同市のキラメッセぬまづで始まった。来場者が花と緑に親しんだ。28日まで。 市内外の生花店など31団体が生花や苗木、盆栽などを展示販売した。飲食を含めた出展者数は過去最多の61。フラワーアレンジメントなどの体験教室もあり老若男女が楽しんだ。 28日は午前10時~午後3時。正午から珍しい花のオークションを行う。
カラオケで熱海のまちを活性化 GP大会開幕 29日まで
歌の力で熱海のまちを活気づけるイベント「熱海カラオケグランプリ」(実行委員会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が27日、熱海市渚町の熱海親水公園で始まった。熱海代表を含む全国各地の計100人が自慢の歌声で競い合い、親睦を深める。29日まで。 大会には千人超の応募があり、予選会や推薦を経て熱海代表34人と全国代表66人が本選の出場権を得た。28日まで準決勝、29日に決勝を行う。小学生やホテル支配人、漁師、飲食店員、シニア向けマンションの80代利用者など幅広い分野の個性派がそろい、ポップスや演歌、アニメ曲などで美声を響かせる。 同市伊豆山に2023年10月、音楽拠点「123ミュージック」を設立した
ニジマス「捕ったど~」 天竜川沿い、29日まで子ども向け釣りイベント
天竜川漁業協同組合(浜松市天竜区)が27日、催し「子ども釣り広場」を浜松市浜名区の浜北大橋下を流れる天竜川沿いで始めた。18歳以下の子どもが無料でニジマス釣りを楽しめる。29日まで。 子どもたちは用意した生き餌やルアー、仕掛け付きの釣りざおで釣りを楽しんだ。体長25センチを超えるニジマスを釣り上げた聖隷クリストファー小(同市中央区)3年の井口タ緒さんは「川での釣りは初めてだったけど、たくさん釣れて良かった」と声を弾ませた。 漁協が釣りに親しんでもらうために例年企画し、28日までにニジマス計300キロを放流する予定。事前予約不要。19歳以上の家族や知人が付き添い、釣り上げた後の作業などを手伝う
「湯汲み式」行列華やか 伊豆・修善寺温泉街
伊豆市の修善寺温泉街でこのほど、春の風物詩として親しまれている「春季弘法忌 湯汲(く)み式」が開かれた。華やかなピンク色の着物に身を包んだ湯汲み娘たちが、僧侶や稚児らと一緒に温泉街をパレードした。 総勢約150人の行列は修禅寺(同市)を出発し、温泉街へ繰り出した。着物にたすき掛け姿の湯汲み娘たちが独鈷(とっこ)の湯に立ち寄り、僧侶から手おけに湯を受け行列に再び合流。温泉街を練り歩き、同寺に戻り、本堂の弘法大師の霊前に献湯した。
おしばづくり 5日に体験会 伊豆「ジオリア」
美しい伊豆創造センターは5月5日午前10時から、海藻おしばづくりワークショップを伊豆市修善寺の伊豆半島ジオパークミュージアム「ジオリア」で開く。 海藻おしば協会の小張紀子さんが講師を務める。伊豆で見られる海藻や海の環境について学び、自分だけの海藻おしば作品を作る。 事前の申し込みが必要。問い合わせは同センター<電0558(72)0520>へ。
中学野球大会 15チーム熱戦 静岡橘LC旗争奪
静岡橘ライオンズクラブ(LC)旗争奪静岡市中学校野球大会がこのほど、同市駿河区の大里中などで開幕した。市内19校から合同チームを含め15チームが参加。トーナメントで戦い、5月11日に決勝戦を行う。 開会式で同LCの岡野武志会長は「仲間と試合ができる喜びを胸に白熱した試合を展開し、友情を深めてほしい」と話した。同LCは薬物乱用防止を呼びかけるリーフレットも配った。
跳馬や平均台 美しさ競う 葵区で静岡まつり体操大会
静岡市体操協会主催の第20回静岡まつり体操大会が27日、同市葵区の市中央体育館で始まった。 初日の「体操競技の部」には市内の体操クラブや学校体操部に所属する幼児から大人までの約110人が参加。男女とも年齢別の4部門で個人戦と団体戦に臨んだ。跳馬や平均台などの種目で、技の難易度や姿勢の美しさを競った。 大会は2日間の日程。28日は「新体操の部」に175人が出場予定。
見付宿場通りに華やか大名行列 磐田 「葵使」も初参加
「第22回いわた大祭り 遠州大名行列・舞車」(静岡新聞社・静岡放送後援)が27日、磐田市の見付宿場通りを中心に開かれた。参勤交代の道中風景を模した大名行列が行われ、江戸時代の宿場町の活気を再現した。 江戸時代の衣装を着た市立城山中の生徒・地元有志ら約100人が行列をつくり、武家の家来「奴(やっこ)」や徒(かち)、姫役などを演じた。一行は「下にー、下にー」と低い声のかけ声に合わせてゆっくりと進行。事前に練習を重ねた独特の足の運びや所作を披露し、沿道の市民らの注目を集めた。 江戸時代、上賀茂神社(京都市)がフタバアオイを徳川家康に献上していたエピソードにちなみ、使節の「葵使」も行列に初めて加わっ
地域の懐かしいビデオ鑑賞 浜松・浜名区三ケ日 高齢者サロンで開催
浜松市浜名区三ケ日町上尾奈地区で高齢者サロンを運営する住民グループ「サロン会」は26日、20年以上前の地域の映像を楽しむビデオ鑑賞会を同町の玉洞寺で開いた。80~90代の10人が参加し、懐かしい光景を見て思い出にふけった。 同地区在住で、趣味でビデオ撮影に取り組む会社員森田豊久さん(79)が、自ら撮影した映像を編集した。毎年行われていたという流しそうめんの地域行事や敬老会、台風が近づき、強風の中で実施された盆踊り大会などが放映された。 参加者は89年前の資料映像も視聴したほか、三ケ日町の風景を背景にしたカラオケ映像を楽しんだ。石川一子さん(91)は「知っている人が映り、懐かしい気持ちになった
新緑、里山 こいのぼりスイスイ 御前崎の公園
御前崎市下朝比奈のあらさわふる里公園で色鮮やかなこいのぼり75匹が掲げられ、風に揺れながら空を泳いでいる。赤やピンク色に染まった約5000本のツツジも見頃を迎え、ピクニックを楽しむ人が増えている。 公園を管理する「グランパークあらさわ」の職員らが端午の節句に合わせ、約120メートルのワイヤにこいのぼりを取り付けた。新緑の里山を草花とともに彩っている。 26日は天候に恵まれ、地元の園児たちが訪れて芝生の上で遊ぶ姿が見られた。同社の西原敏社長は「緑豊かな風景を見ながら散策してほしい。バーベキューも楽しむことができる」と来場を呼びかけた。 こいのぼりは5月19日まで。
男子団体 磐田南Aが優勝 県高校将棋 西部地区大会
第55回県高校将棋選手権大会西部地区大会(県高校文化連盟、静岡新聞社・静岡放送など主催)が27日、磐田市見付の磐田南高で始まった。初日は男子団体戦を行い、磐田南Aが優勝した。 17校から27チームが3人一組のトーナメント方式で競った。生徒らは日頃の成果を発揮し、盤上で白熱した攻防を繰り広げた。上位男子5チームと、地区予選がない女子団体2チームは、5月19日に静岡市で開かれる県大会に出場する。 同日は個人の男子Bクラス予選も実施した。最終日の28日は、男子個人戦Aクラス、Bクラスの決勝、女子個人戦が行われる。 男子団体2~5位、女子団体2チームは次の通り。 男子団体 ②浜松日体A③浜名A④浜松
チア「笑顔で楽しく踊れた」 三島の選手 市長に全国出場報告
富士市を拠点に活動するチアリーディングスクール「チアーズファクトリー」に通う三島市の選手7人が25日、市役所に豊岡武士市長を訪ね、3月に開かれた全国大会での結果を報告した。 予選で75点以上を獲得したチームが競う「USAオールスターナショナルズ」には、小学6年生以下10人以上で構成する部門に出た「アウェイク」が4位に入った。予選73点以上が出場する「USAザピーク」では、小学6年生以下3~9人で組む「クライム」が5位、小学4年生以下3~9人のチーム「オリーブ」が2位だった。 選手たちは「キラキラのステージで踊れてうれしかった」「見ている人を笑顔にしようと楽しく踊れた」「次は優勝を目指して頑張
地域安全推進員 新任者らに委嘱 伊東署
2024年度の伊東署の地域安全推進員に対する委嘱状の交付が26日、同署で行われた。新任3人を含む46人が地域の安全安心の確保に向けて各種活動に取り組む。 伊東地区防犯協会長の小野達也伊東市長が新任者らに委嘱状を手渡し、「全国的に増加するSNS型投資詐欺被害が本市でも多発している。未然防止のために市民一人一人の防犯意識を高めることが重要だ」と呼びかけた。 5年継続感謝状の贈呈も行った。宇佐美交番地域安全推進員の石垣清さんと岡交番地域安全推進員の藤原広臣さんの2人に、同署の池田忠雄署長が感謝状を贈った。
田植えに備え「あぜ塗り」 松崎・石部棚田
松崎町の石部棚田のオーナー会員らが27日、5月中旬の田植えに備えて水田を整備する「あぜ塗り」に取り組んだ。県内外の約80人が石部棚田保存会に所属する地元住民の指導を受け、作業に汗を流した。 あぜ塗りは、乾燥でひび割れるなどして傷んだ田んぼの境目に泥を盛って水が漏れるのを防ぐ作業。参加者は泥まみれになりながら、くわで田んぼ内の泥をすくって塗り固めた。 2023年に引き続き参加した常葉大2年の増田梨乃さん(19)=藤枝市=は「農作業をすることは本当に大変だと思う。体験を通じ、農家に感謝しなければと思うようになった」と話した。 棚田はオーナー制度を導入していて、会員は稲作体験ができる。田植えは5月
松崎―東京 ジェット船 7日から予約受け付け 東海汽船
東海汽船(東京都)は6月15日に松崎町から東京都に向かう高速ジェット船直航便の往復切符の予約受け付けを5月7日午前9時半に始める。 誘客などの可能性を探るため松崎新港-東京港竹芝桟橋間を試験運航する。松崎新港を午前8時に出発し6月16日に帰港する。定員170人。同社によると、片道約210キロを2時間40分で結ぶ。 予約は先着順。料金は大人1万3800円、子ども8千円。申し込みは同社お客様センター<電03(5472)9999>へ。
バイク事故防止へ 「速度守り安全に」 静岡南署など 日本平で啓発
静岡南署と清水署は27日、静岡市清水区の日本平駐車場で、ゴールデンウイークの初日に合わせてオートバイの事故防止合同啓発活動を行った。 署員らがカーブ手前での十分な減速や的確な運転操作を呼びかけ、チラシや啓発品を配った。ライダー有志でつくる清水地区二輪車安全運転推進クラブも協力した。静岡南署の大坪雄次交通課長は「速度を守り、自分の命を守るためにプロテクターやエアバッグジャケットを着用して安全運転を心がけてほしい」と注意を促した。 過去5年間の統計によると、県内ではドライブや観光を目的に走行するバイクの事故死傷者が4、5月に特に多くなる傾向がある。
「こいのぼり、大空泳げ」園児歓声 清水羽衣ライオンズクラブが掲揚
清水羽衣ライオンズクラブ(LC)はこのほど、静岡市清水区の船越堤公園でこいのぼりの掲揚イベントを行った。近隣の保育園などから子どもたちが参加し、会員と共に季節のイベントを楽しんだ。 代表園児と会員が一緒にロープを引っ張って5匹のこいのぼりを掲揚し、空に泳がせた。 同LCが奉仕活動として実施してきたが、近年では自宅にこいのぼりがない家庭も増えていることから、子どもたちに風物詩を味わってもらう機会になっているという。レクリエーションとしてじゃんけん大会も行い、盛り上がった。 こいのぼりは5月6日まで掲揚を続ける予定。
新茶をおいしく楽しく 手摘み、火入れ、入れ方講座 島田・茶の都ミュージアムでフェア
島田市金谷富士見町のふじのくに茶の都ミュージアムは27日、新茶シーズンに合わせた体験イベント「新茶フェア」を始めた。5月11日まで。 初日の茶摘み体験には市内外から約20人が参加した。参加者は同ミュージアム職員の指導の下、丁寧に茶葉を摘み取った。ホットプレートを使って収穫した茶葉の火入れを行った。東京都から家族と訪れた田口灯里さん(9)は「緑茶は大好き。茶畑は広くてきれいだった」と笑顔を見せた。 期間中には、ティーカップの色塗り体験や、お茶の入れ方を学べる講座なども開催される。 (島田支局・白鳥壱暉)
熱中症対策や健康増進で協定 静岡労働局と大塚製薬
静岡労働局と大塚製薬は26日、働く世代の健康増進に向けた包括連携協定を締結した。熱中症対策や健康経営の普及・促進を目的とした情報発信やセミナーの開催などに取り組む。 同社は水分補給などに関する知識の啓発に加え、社内に専門チームを設ける女性特有の健康課題解決についても同労働局と連携する。東海支店の平内秀司支店長が静岡市葵区の静岡地方合同庁舎を訪れ、笹正光局長と協定書を交わした。 平内支店長は「労働局との連携により、労働者や消費者という角度から健康増進の普及啓発に取り組める」と語った。笹局長は「行政の力だけでは解消が難しい課題も多い。大塚製薬の資源、知見を活用し、連携して健康づくりを推進したい」
茶況(4月27日)全体的に相場軟調 静岡茶市場、県産一茶
静岡市中の県産一茶は、少量選別買いの傾向が続き、取引は全体的に軟調に推移した。多くの買い手が雨後2日目の品質を「コワ葉化が進んでいる」と評価し、値押し要因とした。 取引価格帯は坂部は2000円台、磐田は1000円台半ばが中心。勝間田は500円下げの3000円台半ばから2000円台半ば、小笠は3000台後半から2000円台後半。 静岡茶市場には天竜や富士、富士宮などからも入荷があり、産地の顔ぶれがさらに広がった。 降雨後のつゆが朝まで残り、きょうの摘採を見合わせた工場が多い。市中、茶市場ともに28日の荷は限定的となる見通し。◇静岡茶市場一番荒茶相場(キロ・円)▽成立 41,076キロ(県内23
地元産の新茶がずらり 来場者でにぎわう 掛川・とうもんの里
掛川市山崎の農村文化発信施設「とうもんの里総合案内所」で27日、恒例のとうもん新茶まつりが始まった。地元産の新茶の試飲サービスや農産物販売を展開し、大勢の来場者でにぎわった。28日まで。 掛川と袋井の両市から各種の新茶が届いた。施設を運営するNPO法人とうもんの会のメンバーは、ホットプレートを使った製茶を実演した。山下みさお理事長は「天候不順で新茶がそろうか心配だったが、間に合って良かった。田園の風景を守っていきたい」と話した。 雨の影響で、茶娘衣装の着付けと茶摘み体験は28日に延期した。
海難事故防止 釣り人に啓発 清水海保など
清水海上保安部は27日、大型連休中に釣り人の増加が見込まれる静岡市清水区の西倉沢漁港などで転落をはじめとする海難事故の未然防止に向けたパトロールを実施した。 日本釣振興会県支部や市水産振興課、静岡河川事務所蒲原海岸出張所も参加。同漁港と蒲原海岸日軽金放水路で釣り人に啓発品を配布し、ライフジャケットを着用することや立ち入り禁止区域など危険箇所での釣りは控えることを周知した。また波の穏やかな日であっても、千回に1回は通常の倍の高さが来る「一発大波」への警戒も呼びかけた。 同漁港では昨年、釣り人が海に転落し死亡する事故が発生している。万が一の転落に備え、防水パックに入れた携帯電話を持つなど連絡手段
デジタル茶況(4月27日)荷数増も小口の買い目立つ
静岡茶市場と静岡市中の県産一茶は、本格稼働する工場が増え、一荷主当たりの数量も伸びた。ただ末端消費が低迷する中で繰り越し在庫を抱える買い手の多くが小口仕入れに徹している。 製造本数が多い品は荷さばきに難航する傾向が強い。あっせん業者は「5本買ってくれれば御の字。このまま出回り数量が最盛期水準になれば、行き場に困った荷であふれてしまう」と嘆く。 早場所の磐田や初倉では良品の製造に徹し、3000円前後で一茶の生産を終えた工場もあった。市中問屋は「突出して良い荷には買い手がしっかりと付いている」と話す。 藤枝 JA大井川藤枝工場は5工場から9口903キロが上場し、4800~2800円で取引された。
ふじのくに⇄せかい演劇祭、27日開幕 安部公房代表戯曲など通し稽古 静岡市でSPAC
国内外の舞台芸術作品を紹介する静岡県舞台芸術センター(SPAC)の「ふじのくに⇄せかい演劇祭2024」が27日に開幕するのを前に、26日、各作品の通し稽古が静岡市駿河区の舞台芸術公園などで行われた。 SPACと鳥取市を拠点にする劇団「鳥の劇場」の共同作「友達」の出演者やスタッフは同公園内の野外劇場で、実際の開演時間に合わせて最終確認をした。同作は今年生誕100年の作家安部公房の代表戯曲で、「鳥の劇場」の中島諒人芸術監督が演出した。中島芸術監督は「人間が生きるためには集団が必要な一方で自由を求めるという葛藤は、現代社会に通じる。二つの劇団の素晴らしい俳優の個性を引き出せるよう心がけた」と話した
袴田さん再審公判 地裁が支援バッジの装着制限、パーカの文字にも要請 識者「不要な規制」
袴田巌さん(88)の再審公判で、静岡地裁が弁護団に支援団体のバッジを外すよう要請したり、傍聴した男性支援者の上着に入った「HAKAMADA」の文字をテープで隠すよう制限したりしたことを巡り、地裁は26日、理由や根拠、判断者を尋ねた取材に「いずれも回答しない」とした。識者からは「不要な規制」との指摘が上がっている。 市販のパーカを着用していた男性によると、24日の第14回公判の傍聴に際し、地裁の職員からまず、胸につけた支援団体のバッジをしまうよう指示された。その後、職員が背中の「FREE HAKAMADA」の文字に気づき、「事件と関係するようなアピールは隠してください」と求めたという。従わなけ
⚽藤枝MYFC、降格圏脱出へ攻撃陣の起用注目 27日、敵地で水戸戦【J2見どころ】
5戦勝ちなしで27日に17位水戸と敵地で戦う。鳴りを潜めている攻撃力を発揮し、降格圏の19位から浮上のきっかけをつかみたい。 今季リーグ最少得点の攻撃を活性化させるため、スタメンは入れ替えがありそう。WBとシャドーの両方をこなすMF大曽根は「攻守のスイッチになり、直接ゴールに絡みたい」と意欲を燃やす。 ブラジル人DFウエンデルは初の先発を狙う。スピードと高さが武器で「我慢強く守備したうえで、隙を見て積極的に攻撃参加したい」と決意を示す。 前節に顔面をけがした副主将のDF川島は欠場が濃厚。中川創は「自分たちのスタイルを貫きながら柔軟に戦いたい」とチームを統率して必勝を誓う。
⚽ジュビロ磐田 堅守誇る町田の肉弾戦に警戒 27日、ホーム戦【J1見どころ】
J1磐田は27日、ホームで首位町田を迎え撃つ。前節福岡と引き分け14位に後退した磐田は、3試合ぶりの白星をつかみ、下位からの脱出を図りたい。 町田はJ1昇格同期で昨季対戦成績は1分け1敗。今季9試合で8失点と堅守を誇る。横内監督は「シンプルに背後を狙い決定力は昨年以上」と攻撃も警戒した上で「高さのある選手が多い。簡単に球を入れさせない。こぼれ球でも上回る」と強調する。 相手はロングボールやロングスローを駆使した肉弾戦が持ち味。DF西久保は「空中戦で自分の強みを出す。1対1で負けない」と意気込む。DFリカルドグラッサは相手前線への対角のパスを注意し「いい準備ではね返す」と気合十分だ。
静岡県知事、求められる「リニア解決」姿勢 川勝氏はルート変更固執、県内外の関係修復急務【連載 知事選2024 リニアの行方㊤】
「喝破しなさい」「論破してみせなさい」。5月10日で辞職する川勝平太知事がリニア中央新幹線工事の水問題の対応で静岡県幹部と協議する際、よく使った言葉だ。「誤りを正す」相手はJR東海で、矛先は主に金子慎社長(当時)に向けられた。県幹部は「リニア開業の遅れを静岡県だけに押し付けているような一連の発言が許せなかったようだ」と話す。 2021年6月の知事選で「リニア工事から命の水と南アルプスの自然環境を守る」と訴えた川勝知事。自民推薦候補に30万票以上の大差で圧勝し、4選を果たした。選挙戦でJRに検討を求めたのが、県内を迂回(うかい)させるリニア計画ルートの変更だ。 しかし、14年10月に現行ルート
失意乗り越え不屈の歩き 競歩・川野(御殿場南高出)パリ五輪内定 混合団体「金」への切り札に
35キロ競歩がパリ五輪種目から消えて1年。決して思い描いた道ではなかったが、川野将虎(旭化成、御殿場南高出)が2度目の五輪にたどり着いた。26日に男女混合団体代表に内定。世界選手権2大会連続メダルの主戦場を奪われた25歳は、転向した20キロでも個人出場を逃した失意を乗り越え、新種目で悲願の金メダルを狙う。 「日本の競歩の歴史は50キロの選手が築いてきた」。50キロが最後に行われた東京五輪で6位入賞し、後継の35キロでも2022年世界選手権で銀メダルを手にした川野は、そんな先達への思いを胸に日本の長距離競歩を支えてきた。だが、昨年4月にパリ五輪で35キロの不実施が決定。「長い距離こそ競歩の魅力
「あわしまマリンパーク」7月再開へ 前経営者から体制刷新 今村新社長が会見
2月に閉館した沼津市の離島・淡島にある水族館「あわしまマリンパーク」運営会社の新社長に就任した放送作家今村クニト氏(54)が26日、市内で記者会見を開き、早ければ7月に再オープンする意向を明らかにした。同館のオーナー会社が保有する全株式を取得したことも公表。施設の所有権や負債に関する問題解決を急ぎ、有志による支援団体を新設して営業再開にこぎ着ける考えを示した。 今村氏側によると、同館のオーナー会社だった「オーロラ」側が保有していた全株式は、関係会社を通じて今村氏に譲渡する契約を今月12日に締結。オーロラの竹原虎太郎氏が運営会社「淡島マリンパーク」の代表取締役を辞任し、今村氏が代表取締役に就任
社説(4月27日)機能性表示食品 制度検証し安全確保を
小林製薬(大阪市)が販売した「紅こうじ」サプリメントとの関連が疑われる健康被害が明らかになって1カ月以上になる。機能性表示食品における健康被害は同社サプリが初めてで、制度の信頼性が問われる問題になっている。 サプリ健康被害の原因物質として、青カビ由来の「プベルル酸」のほか、想定外の物質が少なくとも2種類が浮上したとされるが、いまだ特定に至っていない。一方、腎疾患などの健康被害で5人の死亡が判明し、退院も含めて25日現在で入院者が252人に上ることが分かった。静岡県内でも健康被害の疑いのある患者は53人となった。 担当する消費者庁は専門家検討会を設け、制度の改善に向けた議論を始めた。機能性表示
記者コラム「清流」 先端の研究担うのは人
静岡大発の超小型人工衛星の開発を主導する能見公博・同大工学部教授が執筆する本紙「窓辺」が4月から始まった。基本的に月曜掲載で、研究に関する苦労話が読めるほか、普段の取材ではなかなか表れない能見教授の人柄もにじみ出た寄稿文になっている。 2016年に宇宙空間に放出された静大衛星の初号機「はごろも」や後継機では、通信に不具合が生じた。取材した当時、なぜこんなに苦戦するのかいまいち理解できなかった。8日付の能見教授の窓辺でふに落ちた。能見研究室は機械工学が専門。機械の「見える動き」を扱う。無線通信は「見えない動き」だからハードルが高いようだ。 宇宙を舞台にした最先端の研究も担うのは人だ。悪戦苦闘が
静岡人インタビュー「この人」 32歳の裾野市副市長 堀越崇志さん(裾野市)
2015年にキャリア官僚として国土交通省に入省。不動産・建設経済局建設市場整備課長補佐などを経て、1日付で就任した。県内の副市長では、同僚の及川涼介氏(29)に次いで2番目に若い。 ―国交省に入った理由と、担当した業務内容は。 「日本のどこに住む人も自分の地域に愛着を持ってもらいたいとの思いを抱き、地域課題に対する政策を作れる魅力に引かれて入省した。まちづくり関係の法令業務、外国人旅行者の増加方策や建設業の労働環境改善政策の企画立案、自治体や民間企業のまちづくり活動支援などに従事した」 ―裾野市の副市長招請に応じた理由は。 「地方公共団体や民間団体が主体的に活動する行政分野の業務に多く関わっ
記者コラム「清流」 魅力の多い東部地域
先日、県外から遊びに来てくれた友人が、帰り際に「1日じゃ足りないなあ」とつぶやいた。手元のスマートフォンには、三島駅前で撮影した観光案内の看板の写真。西伊豆町の堂ケ島などを挙げ、「想像以上に回りたい場所が多かった」と話していた。 沼津に着任して以来、話題の飲食店や温泉を巡ったり、冬にはスノーボードに初挑戦したり、近隣で楽しめるアクティビティが多いと実感する。友人の「静岡に住んでみたい」という言葉に、なぜか誇らしい気持ちになった。 取材先の行政関係者からは「もっと東部地域のことを売り出したい」という声を聞く。地域には知れば知るほど面白い魅力がもっとたくさんあるはず。記者としてまだまだ発信不足。
記者コラム「清流」 毎日が見頃
長藤の名所である牧之原市の東光寺。「今が一番きれいだよ」と地元保存会のメンバーに声をかけていただき、取材に訪れた。 花はまだ三~五分咲きくらいで、長藤と言うには房の先の開花が足りない。「見頃はまだまだ先だな」と思っていると、保存会の一人が背の高い脚立を持ってきて、乗るように勧めてくれた。いつもは頭上にある藤を初めて上から見下ろす。一面の緑の中に入り交じって引き立つ紫が鮮やかだった。 その後も「次はここから見て」「この角度も意外といいでしょ」と愛車を紹介するような口調で、何カ所もカメラのアングルを教えてくれた。「うちの長藤はね、毎日が見頃なんだよ」-。この大きな愛情が地元の名所を長年支えてきた
大自在(4月27日)ライドシェア
初めての経験に緊張した。1月に出張した米国・サンフランシスコでのこと。空港に降り立って目的地への移動に「ライドシェア」の活用を求められた。日本でスマホにダウンロードしておいたアプリを使って配車を依頼すると、出迎える車のナンバーや車種、到着までの所要時間が画面上に表示された。 運賃決済も入力済みだったクレジットカード。片言の英語しか話せなくても、行き先の入力さえ間違わなければ安心して移動できた。空港にもライドシェアサービス用の乗降場所が確保され、普及している印象を受けた。 ライドシェアは一般のドライバーが自家用車を使って有料で乗客を送迎するサービス。国内でも4月「日本版ライドシェア」が始まった
篠田東レの集大成 ラスト采配 峯村、真子も「有終」決意 黒鷲旗選抜バレー5月1日開幕
第72回黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会は5月1日、Asueアリーナ大阪で開幕する。Vリーグ、大学、高校、クラブなど男女各16チームが参加。V1男子の東レは今大会限りで退任する篠田監督、退団するアウトサイドヒッター峯村とリベロ渡辺、引退するセッター真子らが集大成の舞台に臨む。 グループ戦から決勝(5月6日)まで5セットマッチで6連戦と過密日程のため、篠田監督は2チームに分けて先発を入れ替える方針だ。各チームとも日本代表は不在。東レはパダルも既に退団し若手中心の構成となる。中でもアウトサイドヒッター山田(清水桜が丘高出)、セッター小野寺、リベロ武田の新人を積極起用する見通しだ。指揮官は「3
知事選「与野党対決」打ち消し躍起 静岡県内政党関係者「国政とは別」 自民、逆風懸念【静岡県知事選】
新人による三つどもえの争いが固まった静岡県知事選(5月9日告示、26日投開票)で、「与野党対決」の構図を打ち消す発言が相次いでいる。衆院選の前哨戦と見る向きもあるが、無所属の2人は「オール静岡」「県民党」を掲げ、県内の政党関係者らも「国政と地方選挙は別」と主張する。不祥事など国政の混乱を県政に持ち込みたくないとの思惑が透けるが、衆院選の足掛かりにしようと対決姿勢を鮮明にする動きもある。 知事選には元副知事の大村慎一氏(60)、前浜松市長の鈴木康友氏(66)、共産党県委員長の森大介氏(55)が出馬表明している。自民党県連は大村氏の推薦を党本部に上申し、立憲民主、国民民主両党は鈴木氏の推薦を決め
危機管理面で手腕発揮 独自色 市民に浸透なるか【検証 中野浜松市政1年㊦】
元日の夕方、浜松市中央区で新年の集まりに出席していた中野祐介市長(54)は、能登半島地震の発生を受けて即座に携帯電話を取った。石川県で最大震度7、市内でも震度3を観測。土砂崩落などによって道路の寸断も予想される。担当部署に、中山間地域などの道路状況を緊急点検するよう即座に指示を出した。 多くの孤立集落が生じた能登半島は浜松市天竜区の中山間地とも地形が重なる。約1週間後の定例記者会見では「浜松でも孤立集落は大きな問題。避難所の備蓄品や防災資機材を強化する」と表明。大枠が固まっていた2024年度当初予算に急きょ、7500万円を追加し、中山間地域に非常食や飲料水、携帯トイレなどを拡充整備した。 就
建築技術職員を静岡県が中長期派遣 5月から石川・能登町へ
静岡県は25日、能登半島地震で被災した石川県能登町に中長期的に派遣する建築技術職員の壮行式を県庁で行った。総務省の要請に基づき5月1日から派遣する県建築住宅局の杉山弘樹主任(29)に、池ケ谷弘巳くらし・環境部長が辞令書を手渡した。 杉山主任は来年3月末まで同町建設水道課で災害公営住宅の設計や施工管理などの業務に当たる。池ケ谷部長が「避難生活を送っている多くの被災者が生活再建の第一歩を踏み出せるよう力を発揮してきてほしい」と激励。杉山主任は「今まで培ってきた知識を発揮できるよう頑張りたい」と抱負を述べた。 県は同町の復旧復興に従事する建築技術職員を2027年3月末まで派遣する。来年度以降の職員
ウクライナ原料で界面活性剤 天然由来 開発に着手 現地企業での生産視野 アライドカーボンソリューションズ(沼津)
天然由来の界面活性剤の生産を手がける沼津市のアライドカーボンソリューションズが、ウクライナの産物を使った界面活性剤の開発に着手する。経済復興推進会議で日本とウクライナ両政府などが合意した案件の一つ。石油由来から天然由来の界面活性剤への置き換えが世界的に進む中、量産化できればウクライナの支援につながると期待される。 植物油と糖を使い天然酵母の発酵で製造する同社の界面活性剤「ソホロリピッド」は、国内外で洗剤や化粧品、飼料などの原料になっている。この製造技術を応用し、ウクライナの国花ヒマワリの種子から抽出した油、菜種油、トウモロコシの糖から新たな界面活性剤を作る。まずは日本国内で開発し、将来的には
⚽ジュビロ磐田 24年1月期決算 2期連続黒字 売上高は直近10年で最高
J1磐田の運営会社ジュビロが26日発表した第32期となる2024年1月期決算(23年2月~24年1月)は純利益が4億6100万円で2期連続の黒字となった。前年同期間比1億3400万円(41・2%)増。売上高は同2億1600万円(5・4%)増の42億5300万円となり直近10年最高で過去3番目だった。J2降格によりJリーグ配分金は減ったが、スポンサー収入、入場料収入などの増加が主要因。 外国人の二重契約問題で国際サッカー連盟(FIFA)から補強禁止処分を受け強化費が縮小された影響で、営業利益は同1億8500万円(55・3%)増の5億1900万円。純資産については当期末残高が7億2900万円とな
大地震時の体制確認 浜松市が情報伝達・参集訓練
浜松市は26日、大規模地震の発生に備えた市職員情報伝達・参集訓練を実施した。職員が災害時の初動対応を確認した。 開庁時間外の午前6時40分、市内で最大震度7の地震が発生したとの想定。情報伝達訓練は教職員らを除く約5300人が対象で、安否や被災状況を回答するメールに対し、想定発災時刻から30分後の午前7時10分までに約3100人の職員が回答した。参集訓練は災害対策本部会議に出席する部長級や指定された職員317人が対象で、午前8時10分までに236人が参集した。 中野祐介市長は、能登半島地震の被災地では行政職員も被災者のため、登庁が困難だった点に触れ「初動対応は難しくともその後の対応の優劣を左右
地元食材の弁当、食べてね ひとり親家庭に無料配布 磐田のボランティア団体
磐田市で子どもの貧困対策や食育支援に取り組むボランティア団体「あいうえお+プロジェクト」(森本純子代表)は25日、ひとり親家庭などの希望者に、地元食材をふんだんに使った弁当30食を無料配布した。 メニューは豚のしょうが焼きやタケノコの煮物、厚焼き卵、マカロニサラダ、十六穀米など。幅広い年齢層のボランティアが弁当づくりに取り組み、子どもたちに手渡した。肉と卵以外の食材は、地元の農家や企業、市民から譲り受けた。 3歳の息子とともに弁当を受け取った30代女性は「保育園に迎えに行く際、息子に『純子ちゃんのところに行くよ』と呼びかけると、すぐに駆け寄ってくれる。いつも(ボランティアが)温かく迎えてくれ
熱川温泉にこいのぼり 5月6日まで 東伊豆町
東伊豆町の熱川温泉旅館組合は26日、伊豆急行伊豆熱川駅近くにこいのぼりを設置した。大型連休期間中の観光客を楽しませようと10年以上前から続く温泉街の恒例行事。5月6日まで設ける。 駅前の河川の上に長さ50メートルほどのロープ2本を渡し、約50匹が春風にはためく。こいのぼりはこれまでに地元や近隣の住民から提供を受けた品々。設置初日から早速、散策していた観光客らが春らしい風景に足を止めていた。 周辺では、台湾の観光地・九份(きゅうふん)を模して現地と同じ「台湾提灯(ちょうちん)」を常設する取り組みも実施している。
ツツジが見頃 ピンクや白の花の波 熱海・姫の沢公園でまつり、150匹のこいのぼりも
熱海市伊豆山の姫の沢公園で5月6日まで、大型連休に合わせたイベント「つつじ・こいのぼりまつり」(姫の沢公園パートナーズ主催)が開かれている。 高低差50メートルの斜面を中心に植栽されている6万株のツツジのうち、5~6割程度が見ごろを迎えた。ピンク、紫、白など色鮮やかに咲き誇り、来園者を楽しませている。5月6日の「こどもの日」を祝うために掲出された150匹のこいのぼりも観賞できる。 5月3~5日は熱海で活動する音楽バンドや太鼓保存会、ダンス教室などがステージ発表を行い、同3日には伊豆箱根鉄道のミニ電車の乗車体験を催す。 問い合わせは同パートナーズ<電0557(83)5301>へ。
麻薬「絶対だめだワン!」 清水税関支署、中学生に薬物防止教室 探知犬も登場
名古屋税関清水税関支署は26日、静岡市清水区の清水三中で全校生徒を対象にした薬物乱用防止教室を開き、麻薬探知犬2頭によるデモンストレーションを行った。 生徒約120人が参加した。デモンストレーションでは麻薬が入った箱を見破る課題や生徒が持っているかばんの中から麻薬の入っているものを見つけ出す課題に2頭が挑戦。素早くにおいを嗅ぎながら歩く様子を生徒が興味深そうに見つめ、いずれも正解すると会場から大きな拍手が送られた。 デモンストレーション後の講義では同支署の杉本圭隆さんが講師を務め、薬物事件の低年齢化が問題になっているとして「麻薬の危険性を知り、明るい未来のために手を出さないで」と呼びかけた。
富士山麓駆けるトレイルラン「FUJI100マイル」スタート
日本を代表するトレイルランニングレース「Mt.FUJI100」(実行委員会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が26日、富士市の富士山こどもの国で開幕した。約167キロの競技「FUJI100マイル」にエントリーした約2300人が午前0時から同所をスタートし、約45時間の制限時間で山梨県側のゴールを目指す。 号砲とともに山中へと走り出した選手は、富士宮など富士山西麓へ向かった。登山道や自然歩道、一般歩道を走るコースは山梨県の河口湖や山中湖を経由し、富士吉田市の富士北麓公園でフィニッシュする。 大会は昨年まで「ウルトラトレイルマウントフジ」として実施し、今回は名称を変えて10回目の開催。山梨県側がコ
静岡理工科大グループ 静岡駅北口再開発ビル「M20」新校舎披露 美容実習室も整備
静岡理工科大グループは26日、4月に静岡市葵区の再開発ビル「M20」内に開校した「SISTグループ静岡駅前キャンパス」の完成披露会を同所で行った。難波喬司市長や関係者約170人が訪れ、新たな学びやの開設を祝った。 新校舎には同大情報学部の研究室や静岡デザイン専門学校の全10学科を設置。2024年度から同専門学校が新設した美容系学科用に、美容サロンを再現した実習室も整備し、施術や接客の実践的な技術習得を目指す。最新設備がそろった校舎を見学した参加者は「ここでどんな若者が育つのか楽しみ」と期待を膨らませた。 式典で杉浦哲理事長は「新キャンパスをランドマークに、グループ全体で地域社会の発展に貢献し
島田の夏の風物詩「大井川大花火大会」 今年は8月1日開催
島田市観光協会は26日、島田の夏の風物詩「第37回大井川大花火大会」を8月1日に開催すると発表した。大井川の両岸からスターマインなど約1万発の花火を打ち上げる。 例年8月10日に実施しているが、天候不順で延期することも多かったため、日程を早めた。時間も例年より15分早めて午後7時から打ち上げを開始する。予備日は8月10日。 会場は県道島田岡部線大井川橋-JR東海道本線大井川鉄橋間の河川敷。河川敷内に出店エリアを設ける。ホームページなどで出店者を募る予定。 問い合わせは同協会<電0547(46)2844>へ。
掛川の市道で軽乗用車と男性衝突 男性は死亡
25日午後10時20分ごろ、掛川市高御所の市道で、同市長谷1丁目、看護師の女性(24)の軽乗用車と路上にいた男性が衝突した。男性は搬送先の病院で死亡が確認された。 現場は片側1車線の道路直線部分。掛川署によると、男性は外国人とみられ、道路に座っていた。近くに自転車があったという。同署が身元の確認を急ぐとともに、事故の原因を調べている。
浜松・中央区の市道で乗用車ひき逃げ 登校中の男子児童軽傷
26日午前7時半ごろ、浜松市中央区和地町の市道で、乗用車が歩行中の男子児童(6)と衝突して逃走した。児童は膝などを打ち軽傷のもよう。浜松西署がひき逃げ事件として調べている。 同署によると、現場は和地小前の片側1車線の直線道路。児童は1人で登校中だった。車は横断歩道を渡っていた児童のランドセル付近にぶつかり、そのまま逃走したとみられる。車は白っぽい色という。同校からの通報で発覚した。
⚽清水エスパルスの郡司 マジョルカBチームの練習参加へ スペイン1部
J2清水は26日、FW郡司璃来(18)が29日から5月11日まで、スペイン1部マジョルカのBチームの練習に参加すると発表した。郡司は市船橋高から今季入団し、ここまでリーグ戦とカップ戦それぞれ1試合ずつに出場している。「日本で学べないことを感じとり、レベルアップして帰ってきたい」と抱負を語った。清水とマジョルカは2022年、選手の育成・強化を目的に業務提携を結んだ。
静岡県警が取締本部設置 120人態勢で情報収集など【静岡県知事選】
静岡県警は26日、知事選(5月9日告示、同月26日投開票)の選挙違反取締本部を捜査2課内に設置した。取締本部は津田隆好本部長以下120人態勢。県内28署にも設け、各捜査員が情報収集などを本格化させて選挙違反に厳しく目を光らせる。 県警本部の捜査2課で26日午前、池田潔次席が取締本部の看板を掲げ、「全県下で各陣営の活動が活発となり、激しい選挙戦が予想される。選挙の自由と公正を確保するため、違反を看過せずに厳正、公平な取り締まりを行う」と話した。 県警によると、現在までに事前運動などの警告はない。2021年の前回選は文書掲示4件、文書頒布1件、その他2件の警告を出した。 超短期決戦といわれる今回
RSウイルス「流行入り」 静岡県が注意呼び掛け
静岡県は26日、直近1週間(15~21日)のデータから「RSウイルス感染症が流行入りしている」と発表した。定点医療機関となっている小児科1カ所当たりの患者数は1・64人で、県が流行入りの目安としている「1人」を大きく上回った。前週の0・9人よりも8割増加し、急拡大が懸念される。 RSウイルス感染症はせきやくしゃみによる飛沫や鼻水、唾液に触れることで感染し、発熱や鼻水、せきなどが出る。乳児や基礎疾患がある高齢者が感染すると急性細気管支炎や肺炎になることも。流行入りは昨年よりも1カ月以上早く、例年と同様であれば数カ月続くとみられる。県感染症管理センターは「症状がある人はマスクを着用し、手洗いを」
浜松の40代男性、2000万円投資詐欺被害 SNSで知り合った人物から
浜松市中央区の40代男性会社員が26日までに、SNS(交流サイト)で知り合った人物から投資名目で現金約2千万円をだまし取られたと浜松東署に届けた。同署はSNS型投資詐欺事件として調べている。 同署によると、男性は1月上旬ごろにSNSを通じてFX取引の投資の勧誘を受け、2月上旬から3月下旬までの間に6回にわたって、現金計約2千万円をネットバンキングから指定された口座に振り込んだ。 アプリ上に1億円以上の利益が出ているという表示があり、現金化しようと仲介役の女性を名乗る人物に連絡したところ、「指導料20%が必要」と請求されたという。弁護士に相談して発覚した。
浜松市の待機児童、4年連続ゼロ 「保留児童」は増加
浜松市は26日、市内保育所施設への入所を希望していても入れない待機児童が4年連続でゼロ(1日現在)だったと発表した。本年度の申し込み分から、希望施設の申請を5カ所から7カ所に増やし、マッチング率を向上させたことなどが奏功したとみられる。 市幼保支援課によると、24年度の申し込み児童数は1万5268人で、前年度から122人増加した。1万7381人(74人減)の定員に対し、利用児童数は1万4824人(78人増)だった。 一方で、特定施設を希望するなどの理由で待機児童から除外される「保留児童」は444人と44人増加した。需要の多い1歳児が希望する施設に入れないケースが多かったという。 市は子ども・
ローランドDG、TOB買い付け価格引き上げ MBOに向け、期限5月15日に再延長
ローランドDGは26日、MBO(経営陣による自社買収)に向けて、米国の投資会社タイヨウ・パシフィック・パートナーズと組む公開買付(TOB)について、買い付け価格を1株当たり5035円から5370円に引き上げると発表した。「対抗TOB」でブラザー工業が予告していた1株当たり5200円を上回る。買い付け期限は26日から5月15日に再延長した。 タイヨウ側の提案に対する賛同意見を維持した。ブラザー工業の提案を受けて、撤回していた株主に対する応募推奨は、今回のTOB価格の引き上げを受けて再び「推奨する」に戻した。 同日、小川和宏常務執行役員コーポレート本部長らが都内で会見し、タイヨウ側の提案に賛同す
競歩・川野(御殿場南高出)混合リレーでパリ五輪切符 男子20キロ、池田(浜松日体高出)も正式発表
日本陸連は26日、パリ五輪の競歩日本代表を発表し、男子の川野将虎(25)=旭化成、御殿場南高出=が男女混合リレーで代表に内定した。50キロで6位入賞した東京五輪に続く2大会連続出場。2月の日本選手権20キロ競歩男子で優勝し、同種目で既に代表入りを決めていた池田向希(25)=旭化成、浜松日体高出=とともに大舞台に挑む。 混合リレーは東京五輪まで行われた50キロに替わり新たに採用された。男女各1人の2人チームで、フルマラソンと同じ42・195キロを約10キロずつ交互に歩く。日本は21日の世界競歩チーム選手権で出場2枠を確保していた。 川野は世界選手権の35キロで、2022年「銀」、23年「銅」と
裏金事件で自民離党の塩谷氏 浜松市議会会派を訪れ謝罪 「無所属で頑張る」
派閥の政治資金パーティー裏金事件を巡って自民党を離党した塩谷立衆院議員(比例東海)は26日、地元の浜松市議会の自民党会派を訪れて謝罪し、経緯などを説明した。 関係者によると、訪問は5分ほどで、自民党浜松(24人)のうち、10人程度が対応した。塩谷氏は離党届を出した経緯などを説明し、「お世話になりました。これからは無所属で頑張るのでよろしくお願いします」などと話したという。次期衆院選への対応には言及しなかったという。 事件を受けて、自民の党紀委員会は4日に安倍、二階両派の計39人に対し、党則に基づく処分を決定。事実上の安倍派トップだった塩谷氏と参院側会長だった世耕弘成氏はこの中で最も重い離党勧
茶況(4月26日)今期最多の上場量 静岡茶市場、県産一茶
静岡茶市場の県産一茶は、山間地などの遅場所を除いて各産地が出そろい、今期最多の入荷となった。開場直後から、雨後の芽合いの変化を指摘する買い手と、相場維持を図る売り手との攻防が続いた。 本山筋は500円前後の下げ。藁科は5000円台前半、足久保は手摘み物が1万円前後、玉川は5000円台中心の手合わせ。袋井は4000円から2000円台半ば。初倉は2000円前後が中心。週末にかけて一茶の摘採を終える小規模生産者も出始める。 静岡市中は荷口が増え、雨前から700~500円下げる荷が多かった。勝間田は4000円から2000円台半ばでまちまち。榛原は3000円台半ばから2000円前後、小笠は4000円台
ネクタイ再利用しクッション 菊川LC 高齢者施設に寄贈
菊川市の菊川ライオンズクラブは、使用済みのネクタイをカバーに活用したクッション13個を市内の2高齢者福祉施設に贈った。同クラブ会員が寄せたネクタイ97本を使った。 同市棚草の「和松園」でこのほど開かれた寄贈式で黒田茂会長が職員に目録を手渡した。黒田会長は「だんらんの時間に使ってほしい」と話した。利用者からは「かわいい」「配色がすてき」と声が上がった。 喜久の園(同市仲島)にも寄贈した。
中央区の蔵泉院 29日に「まつり」 浜松市
浜松市中央区西ケ崎の蔵泉院は29日午前10時から午後3時まで、地域交流イベント「こくうぞうまつり」を開く。新型コロナ禍の影響で5年ぶりの開催。 地域の子どもたちに日本文化に触れてもらおうと、紙芝居や日本舞踊、着物試着などのレトロ感あふれるイベントを開催する。 10台ほどのキッチンカーや駄菓子屋も出店し、来場者に楽しんでもらう。
ATM 3~6日休止 浜松いわた信金
浜松いわた信用金庫(浜松市中央区)は5月3~6日の4日間、同信金の全営業店内のATMと店舗外ATM(一部除く)を休止する。完成した本部棟の移転作業に伴うシステムメンテナンスのため。 イオンモール浜松市野とイオンモール浜松志都呂の両出張所や遠鉄百貨店イ・コ・イスクエア出張所など5カ所のATMは、休止期間中も利用が可能。提携金融機関やコンビニエンスストア店内のATMも利用できる。
ツツジ、富士山、駿河湾… 色の共演 絶景“満開” 「伊豆パノラマパーク」
伊豆の国市の葛城山にロープウエーで上る観光施設「伊豆パノラマパーク」でツツジが咲き誇り、26日も多くの観光客らでにぎわった。 山頂付近でミツバツツジやヤマツツジなど約3万5000本を植栽。ぎっしりと敷き詰められたピンクや赤色の花が、富士山や鮮やかな水色の駿河湾と共演し、絶景を作り出している。 見頃は大型連休ごろまで続く見込み。
ミニ電車 親子で体験乗車 いずっぱこスプリングフェスタ 修善寺・牧之郷駅にぎわい
伊豆箱根鉄道はこのほど、イベント「いずっぱこスプリングフェスタ」を伊豆市の修善寺駅と牧之郷駅で開いた。修善寺駅ではミニ電車や子ども向けの車掌体験、牧之郷駅では地元の子どもたちによるしゃぎり演奏が行われた。 毎年恒例の催事で、今年は会場を2カ所に拡大。各駅を巡るスタンプラリー、地場産品を販売する出店もあり、春風がそよぐ中、親子連れでにぎわった。
27日からでサイクルカーニバル レースや餅まき 伊豆・CSC
伊豆市大野の日本サイクルスポーツセンター(CSC)は27~29日、ゴールデンウイーク前のイベント「サイクルカーニバル」を開催する。 27日はおもしろ自転車レース、28日は餅約4500個、菓子2千個を用意した餅まき・菓子まき大会、29日は縦回転ブランコで回転数を競うぐるぐるチャンピオンシップを行う。いずれも参加無料。問い合わせはCSC<電0558(79)0001>へ。
志太地区の神社 護持へ決意新た 焼津で関係者大会
第69回志太地区神社関係者大会(県神社庁志太支部など主催)が24日、焼津市の焼津文化会館で開かれた。焼津、藤枝、島田の3市にある神社の神職や総代ら約600人が集まり、地域の神社護持や伝統文化の継承へ決意を新たにした。 同支部の神谷裕昭支部長は1月の能登半島地震に触れて「万が一を想定し、被害を少なくすることに尽力を」と述べた。神社功労者の表彰や講演も行った。
地域安全推進員 代表者に委嘱状 藤枝防犯協と警察署
藤枝地区防犯協会と藤枝署は26日、同署管内の地域安全推進員180人を委嘱した。新任者32人、再任者148人で任期は1年。特殊詐欺防止の広報啓発や青色防犯パトロール車での警戒活動などに取り組む。 市生涯学習センターで委嘱式が行われ、同署の坂田幸隆署長が各地区の推進員の代表者に委嘱状を手渡した。3年継続して防犯活動を積極的に行った地域安全功労者16人に感謝状も贈った。
「投資詐欺 こんな手口」 注意喚起に重点 牧之原署が警察署協議会 交通事故対策も報告
牧之原署は24日、警察署協議会を同署で開いた。舘山浩行署長ら署幹部と久保田哲男会長ら協議会委員が出席し、増加中の投資詐欺対策などを議論した。 管内で3月に高額の投資詐欺被害が発覚したことを受け、同署刑事課が手口の具体例を紹介。回覧板などで注意喚起を強化していることを伝えた。交通課は管内で出合い頭の交通事故が増加傾向にあることや、外国人向けの交通マナー教室の開催などを報告した。
山野草と絵画 焼津で合同展
焼津市の佐野八重子さん(75)と藤枝市の清水二久子さん(68)による山野草と絵画の合同展示会「春の花と色鉛筆画」が30日まで、焼津市本町の藍画廊で開かれている。 佐野さんが山野草の鉢物とコケ玉約50点、清水さんが色鉛筆画24点を並べている。愛らしい花を付けている山野草、動物や風景を繊細なタッチで描いた絵が会場を彩っている。開館は午前10時~午後5時(最終日は午後4時まで)。
ヤマハ3製品受賞 ドイツのデザイン賞
ヤマハはこのほど、LEDが次に弾く鍵盤の位置とタイミングを視覚的に示す電子ピアノのクラビノーバ「CSP―295」など3製品が、ドイツの「レッドドットデザイン賞プロダクトデザイン2024」を受賞したと発表した。 他に、ライブストリーミングマイクロホン「AG01」とヘッドホン「YH―5000SE」が受賞した。14年連続で累計33件。
静甲が業績修正 通期予想
静甲は26日、2024年3月期の通期連結業績予想を修正し、純利益を前回予想(1月26日公表)比80・9%増の7億7800万円とした。電気自動車(EV)関連など電機機器事業の生産効率改善が寄与した。 売上高は1・1%減の360億9800万円、経常利益は40・4%増の9億9700万円を見込む。
トナー事業回復 通期予想上方修正 巴川コーポレーション
巴川コーポレーションは26日、2024年3月期通期の連結業績予想を上方修正し、経常利益を2月13日公表の前回予想比23・1%増の16億円、純利益を2倍の6億円とした。主力のトナー事業で低迷していた中国市場に底打ち感が見られ、受注環境が改善。利益率の高い製品の販売が伸びた。 売上高は0・6%増の337億円に見直した。半導体・ディスプレー関連事業で一時的に需要が増えたほか、円安効果や試作収入の増加も重なった。
⚾女子野球W杯メンバー発表 静岡県勢は土屋、岩見選出
全日本女子野球連盟などは26日、第9回WBSC女子野球ワールドカップファイナルステージ(7月28日~8月4日、カナダ)に臨む侍ジャパン女子メンバーを発表した。静岡県勢は投手の土屋愉菜(環太平洋大、長泉町出身)、内野手の岩見香枝(埼玉西武ライオンズ・レディース、静清高女子硬式野球部監督)が選ばれた。
人事=ヤマハ発動機(5月1日)
ランドモビリティ事業本部MC事業部3S第1地域統括部アセアン部長兼YMAP社長(ランドモビリティ事業本部SPV事業部e-Kitビジネス部長)丸田佳奈▽ランドモビリティ事業本部SPV事業部e-Kitビジネス部長(YIMM取締役)竹山洋▽YMFCA社長(BYMD)ダビッド・ベッゼーラ
健康被害の疑い 静岡県内新たに5人 紅こうじ問題
静岡県は26日、小林製薬の「紅こうじ」サプリメントを巡り、県内で健康被害の疑いのある患者が新たに5人確認されたと発表した。県内の患者は計58人になった。
堤防道路で発見の男性死亡 沼津市
26日午後3時10分ごろ、沼津市植田の堤防道路で「人が倒れている」と通行人から110番があった。沼津署によると、富士市の無職の男性(71)が自転車とともに道路管理用の鎖の近くで倒れていた。頭を強く打ったような傷があり、搬送先の病院で死亡が確認された。同署は、自転車に乗っていた男性が何らかの理由で転倒した可能性が高いとみて原因を調べている。
詐欺の疑い 浜松西署
浜松西署は26日、詐欺の疑いで、浜松市中央区桜台6丁目、会社員の男(48)を逮捕した。逮捕容疑は昨年8月10日ごろ、市内の男性が所有する建物敷地内のリフォーム工事をする意思がないのに、男性から代金330万円をだまし取った疑い。
面識ない女性殴った疑い 浜松中央署
浜松中央署は26日、傷害の疑いで浜松市中央区上島2丁目、会社員の男(40)を逮捕した。逮捕容疑は23日午後、浜松市中央区の飲食店で50代女性の顔を殴るなどし、頭部を打撲する軽傷を負わせた疑い。同署によると、2人は面識がなく、店内で近くの席に座っていたとみられる。容疑を否認している。
50万円詐取被害 沼津の50代男性
沼津市の50代男性会社員が26日、市役所保健課員を名乗る男に現金約50万円をだまし取られたと沼津署に届けた。同署は特殊詐欺事件として調べている。 同署によると、同日午後5時ごろ、男性宅に市役所保健課員と名乗る男から「消費税を多くもらっている。還付金を返す」などと電話があった。男性が指示通りに市内の金融機関のATMを操作したところ、現金が北海道の銀行口座に振り込まれたという。
熱き凧揚げ、浜松まつりでぜひ体験を 観光客向けに「紫式部凧」 大河ちなみ地元大工ら製作
浜松まつり(5月3~5日)の観光に訪れた親子連れらにも凧(たこ)揚げを体験してもらおうと、浜松市中央区西町の大工砂子秀志さん(67)と、同区芳川町大橋の電気工事業松嶋孝志さん(69)の2人が協力し、体験会用の3帖凧1枚と1・5帖凧2枚の計3枚を製作した。 凧の題材には、大河ドラマ「光る君へ」にちなんで紫式部と、「望月」の和歌を詠んだ藤原道長を選んだ。砂子さんの工房で2カ月ほどかけ、竹の骨組みづくりや日本画の顔料を用いた着色などを進めた。 ともに手先が器用で、ものづくりが好きな砂子さんと松嶋さんは、長年にわたって凧の自作や凧揚げを続けてきた。7年ほど前にその趣味を通じて知り合い、意気投合。それ
道の駅掛川 祝“20歳” 6日まで「記念ウイーク」
掛川市八坂の道の駅掛川で26日、開業20周年の記念式典が開かれた。「記念ウイーク」と銘打って5月6日まで、新茶や特売品などを提供する。 運営会社や行政の関係者がくす玉を割り、節目を祝った。道の駅掛川の岩下拓二社長が「当初は農産物が集まらず苦労したが、今では遠方からたくさんの人が来てくれる。応えてくれた農家に感謝したい」と歩みを振り返った。久保田崇市長は「道の駅がさらに発展して成長することを願う」と述べ、観光と茶業の振興に注力する考えを示した。 会場ではSBSラジオの番組「上田朋子のゴーイング マイ ウエスト」の公開生放送が行われた。日坂小児童は地元の新茶で大勢の来場者をもてなした。
「姫様」名倉さん 防犯発信 細江署が広報大使に委嘱 浜松市
細江署は25日、3月に浜松市浜名区細江町で行われた春の風物詩「姫様道中」で姫様を務めた介護士名倉由香さん(24)=同町=を本年度の同署防犯広報大使に委嘱した。防犯キャンペーンへの参加など、さまざまな活動を展開する。 同署で山本氏仁署長から委嘱状を受け取った名倉さんは「高齢化が進んでいる地域。住民に詐欺に気をつけてもらうため、自分から発信したい」と意気込みを語った。山本署長は「管内ではサポート詐欺などが多発している。1件でも減らしたい」と協力を求めた。 同署によると昨夏以降、国際電話でのサギ電話が増えているという。名倉さんは初仕事として、自宅の固定電話の国際電話利用を休止する申込書を記入した。
慈善ゴルフの浄財寄付 湖西など4LC、湖西市社協へ23万円
湖西、三ケ日、奥浜名湖、浜北の4ライオンズクラブ(LC)は25日、合同のチャリティーゴルフ大会を湖西市の浜名湖カントリークラブで開いた。17人が参加し、親睦を深めながら集めた浄財23万1千円を市社会福祉協議会に寄付した。 4LCからの寄付に加え、参加費やチャリティーホールなどの募金を集めた。贈呈式では、国際協会334-C地区1リジョン3ゾーンの鈴木喜夫ゾーンチェアパーソンが4クラブを代表し、市社協の森宣雄会長に目録を手渡した。森会長は「地域の社会福祉を推進するため活用したい」と感謝した。
地域安全推進員 新たに31人 浜松中央署が委嘱
浜松中央署は25日、地域防犯活動のリーダー役を担う地域安全推進員の2024年度の委嘱式を開き、新たに31人に委嘱した。計270人が各交番や駐在所ごとに子どもの登下校時の見守りや駐輪場周辺でのパトロール、年金支給日に合わせた金融機関での広報啓発活動などに取り組む。 式には伊熊利夫会長ら役員も出席。新規委嘱者を代表して乗富政行さん(70)が高橋直人署長から委嘱状を受け取った。高橋署長は「ぜひ地域の実態に即した活動をお願いしたい」とあいさつした。地域警察や交番の活動、犯罪情勢の紹介なども行われた。
安全運転推進、3事業所を指定 浜松中央署と地区安管協
浜松中央署と浜松中央地区安全運転管理協会は24日、本年度の安全運転推進事業所の指定証交付式を同署で行った。高橋直人署長と藤井信行会長が、アツミテック、遠州鉄道介護事業部、一般財団法人中部電気保安協会浜松営業所の担当者に指定証を手渡した。 3事業所は従業員の交通安全意識の向上に努めるとともに、同協会の加盟社1175事業所の代表として、事故防止の啓発に取り組む。高橋署長は最近の交通事故状況を説明した上で「安全意識向上に皆さんの協力が不可欠。ご尽力いただきたい」と呼びかけた。 同協会などは同日、前年度指定事業所の医療法人社団心、新機械技研、河合楽器製作所本社の担当者に感謝状を贈った。
浜松学芸中高南館が完成 節目祝い高校生美声 披露
浜松市中央区の浜松学芸中高に新しく南館が完成し26日、竣工(しゅんこう)式が行われた。音楽コースの高校生が同館音楽ホール「ときわホール」でピアノの独奏や合唱を披露し、節目を祝った。 老朽化に伴う更新や、高校に新設した学科に対応する教育環境を整えるために新築した。鉄筋コンクリート造り5階建て。12の普通教室のほか、音響設備の整ったレッスン室などを完備した。 ときわホールは森林管理協議会(FSC)の国際認証「FSCプロジェクト認証」を取得した。環境に配慮したFSC認証材を使用した建物として国際的に認める制度で、認証材の天竜産ヒノキやスギをステージや壁面に取り入れた。4、5階の吹き抜けで天井が高く
学生の活動で浜松元気に 中心街で「ごみ拾い」 プロジェクト本格化、企業も支援
「学生のやりたいこと」の実現を通じて浜松地域の活性化を目指す「浜松学生プロジェクト(略称・はまガク)」が活動を本格化させている。20日は「ごみを捨てない文化」の機運醸成を目指し、浜松市の中心街で学生が企画したごみ拾い活動を行った。今後もごみ拾いを含む複数の企画を継続的に開催して参加学生の裾野を広げる。市内企業も後方支援する。 ごみ拾いには静岡文化芸術大と愛知大の4年生と2年生計7人が参加し、JR浜松駅北口から浜松城周辺まで、街路や植え込みに落ちているペットボトルや空き缶、プラスチックごみ、たばこの吸い殻などを集めた。企業関係者や市職員も加わった。愛知大4年の森悠里香さんは「多くの学生に体験に
幻想的空間 月夜の茶摘み 掛川
掛川市の掛川茶振興協会は25日夜、恒例の「月夜の茶摘み会」を同市五明の茶園で行った。参加者は月明かりの下、柔らかな新芽を丁寧に摘み取った。 県内外の約60人が参加し収穫を楽しんだ。生育の早かった「めいりょく」の茶園250平方メートルが会場。東山茶業組合が製作した竹灯籠の明かりや藤枝市の演奏者HIROさんによるアコースティックギターや竹笛の音色が、幻想的な空間を演出した。3度目の参加という掛川市の会社員青山直子さん(61)は「たくさん摘めて楽しかった。月の下での収穫は貴重な機会」と話した。 「満月の夜に摘んだ茶はおいしい」との一説を元に2009年に始まったイベントで、新茶の呈茶や菓子のサービス
静岡県内企業、PR戦略学ぶ 錦鯉とねおさんも登壇 静岡市でセミナー
静岡県内企業のPR戦略をテーマに静岡放送が2月に放送したテレビ番組「私たち、これで知ってもらいました。~ヒットの歴史紐解きます~」から派生したセミナー(静岡新聞社・静岡放送主催)が26日、静岡市葵区で開催された。県内の経営者などが参加し企業PRのこつを学んだ。 お笑いコンビ「錦鯉」と動画クリエーターのねおさんが登壇。Z世代に人気のねおさんは「インサイトを意識しメインターゲットの年齢や生活習慣に合わせた発信が重要」とSNSの効果的な運用法を説明した。 「地元・静岡で愛されるために大切にしていること」を主題にした討論ではフジドリームエアラインズ(同市清水区)や春華堂(浜松市中央区)の担当者が広報
富士山麓にピンクのじゅうたん シバザクラ見頃、桜と共演も 山梨・富士本栖湖リゾート
「富士芝桜まつり」開催中の富士本栖湖リゾート(山梨県富士河口湖町)でシバザクラが見頃を迎え、ピンクのじゅうたんが富士山麓を彩っている。寒さの影響で開花が遅れていた桜との共演が、訪れた人たちを喜ばせている。 約1万5千平方メートルに7品種約50万株が咲く。今年のテーマ「息をのむ、ピンク。」に合わせ、ピンクの品種を増やした。ピークが異なる複数の品種を集めたエリアも設け、長く楽しめるようにした。 3月以降の気温が低く、例年に比べゆっくり開花。大型連休の後半に満開になる見込み。桜との共演は大型連休前半まで楽しめそう。 富士山と池を組み合わせた構図で写真撮影する来園者が多いという。絵本の世界を思わせる
三島の書道塾 銀座で作品展 能登復興願う力作も
三島市の書家福田房仙さん(74)が主宰する書道塾「房仙会」の書展が26日、東京・銀座の鳩居堂画廊で始まった。オンラインで学ぶ全国の生徒が日ごろの練習の成果を披露。能登半島地震の復興を祈願する作品も飾っている。28日まで。 24回目で、福田さんと夫の光孝さん、20~90代の生徒42人が出展した。和歌や漢詩を題材に行書、楷書、隷書などの書体で書いた多彩な作品が並ぶ。「能登はやさしや土までも」―。実家が能登にあるという女性は、能登を表現する際に使われる言葉をしたためた。 平安時代の名筆「升色紙」に収められているさまざまな和歌をテーマに生徒19人が手がけ、巻物にとじた力作も見どころの一つ。用いる文字
須山小150周年 全校児童、教職員、地域住民 “誕生日”祝う 裾野 学校の歴史クイズ、合唱楽しむ
裾野市の須山小で開校日の26日、創立150年記念集会が開かれた。全校児童90人が教職員や地域住民と一緒に、富士山麓にある同校の「150回目の誕生日」を祝った。 三柴美智子校長が資料を使って150年の歩みを振り返り、「明治7(1874)年に現在の裾野市内で最初に開校しました」と紹介した。学区で生活する卒業生の根上博さん(83)と時田純平さん(42)がそれぞれの学校生活を踏まえ、「たくさんの友だちと楽しい思い出を作ってください」と呼びかけた。 児童会の児童が学校の歴史にまつわるクイズを出題。最後に6年生の楽器演奏に合わせ、全員で「ハッピー・バースデイ・トゥー・ユー」を合唱した。 同校は本年度、1
バラ1100品種6000株 「絵画の風景」 河津バガテル公園 28日から「まつり」
1100品種6千株が植栽された河津町のバラ園「河津バガテル公園」で28日、「春バラまつり」が開幕する。園内約3万平方メートルに植えられた多彩なバラの数々が期間中、来訪者を出迎える。6月30日まで。 左右対称の幾何学模様が印象的なフランス式庭園では、早咲き品種の一部が既に花を咲かせた。小ぶりでかれんな「オールドブラッシュ」や、赤色と黄色が混じり合った鮮烈な色合いが目を引く「つるチャールストン」などが彩る。同園によると、生育状況は例年より若干早く、大型連休明けごろに全体的な見頃を迎えそう。 職員の柏崎亨さん(53)は「絵画のような風景を是非楽しんでほしい」と来訪を呼びかけている。 園内のショップ
特殊詐欺未然防止で感謝状 裾野署、コンビニ店長に贈呈
裾野署は24日、特殊詐欺被害防止に貢献したとして、セブン-イレブン裾野向田小学校前店の近藤正三店長(43)に感謝状を贈呈した。 近藤店長は7日午前1時ごろ、50代女性が店で5万円分の電子プリペイドカードを購入しようとしたことを不審に思い、声をかけた。女性が「パソコンがウイルス感染した。業者からカードを購入するよう言われた」などと話したため、詐欺を疑い通報した。 近藤店長は「売る方にも責任がある。高額な購入は使用の目的を確認し、被害を何とか防ぎたい」と話した。同店と裾野茶畑店は湯山秀器オーナー(73)の発案で1月末ごろから、プリペイドカードの商品棚に詐欺被害の注意を喚起する張り紙を設け、未然防
戸田の魅力 発見、発信 映画上映や売店も 沼津・御浜岬公園
沼津市の戸田観光協会と市商工会戸田支所、地域民間事業者でつくる「戸田フェス実行委」はこのほど、同市戸田地区の魅力を発信するイベント「Head for Heda(ヘッド・フォー・ヘダ)」を御浜岬公園で開いた。 夏は海水浴客でにぎわう公園に、同市近辺の飲食や雑貨のブースが約30店舗並んだ。テントサウナやクルージングなど海を生かした催し、音楽ライブ、映画上映でにぎわった。当日限定で、公園内にテントブースを設け、沼津港-戸田港間の渡船も特別運航した。 昨夏以来2回目。まちづくり会社レイバー代表の鈴木智博実行委員長は「住民が地元の魅力を発見し、外部の人に知ってもらう機会にしたかった。秋も開催する」と話
ツツジ 色鮮やか 伊東・小室山公園
伊東市川奈の小室山公園つつじ園で、ツツジが見頃を迎えた。色鮮やかな花の“じゅうたん”が敷地内を彩り、来園者を楽しませている。 約3万5000平方メートルの園内には40種・約10万本のツツジを植栽している。最も多い品種「ベニキリシマ」が紅色の花を咲かせるなど各所を鮮やかに染めた。昨年より1週間から10日ほどペースが遅く、27~29日の3連休は最盛期が続く見通し。好天に恵まれた25日は行楽客が続々と訪れ、散策に繰り出した。見どころの一つのツツジのトンネルでは頭上をアーチ状に覆う花の下をくぐり、記念撮影を楽しんでいた。 29日午前10時から、リフト乗り場駐車場付近の広場でツツジの苗木や花の苗の配布
空きビル“再生” 交流空間へ 富士・吉原商店街 ホテル7月稼働 1階は宿泊者と住民 憩いの場
富士市の吉原商店街で、空きビルを改修してホテルにする取り組みが進められている。7月に本格稼働を予定し、1階はレセプションラウンジとして、宿泊者と商店街住民が交流できる空間を提供する。リノベーションを主導する富士山まちづくり会社取締役の鈴木大介さん(36)は「商店街で活躍する人のエネルギーを来訪者に見せられる拠点になる」と見込む。 改修中の物件は、商店街東部にある築60年前後の鉄骨4階建て延べ床面積約260平方メートルのビル。十数年前にキムチ店が閉店して以降は空室になっていた。 1階のラウンジは裏庭とつないだ半屋外の飲食可能な空間になる予定。地元住民も集まる憩いの場に仕上げ、宿泊者と住民が会話
岩地温泉大漁まつり 本年度の中止を決定 松崎町、人手不足
松崎町は26日の定例会見で、2024年度の「岩地温泉大漁まつり」を中止すると明らかにした。同町の岩地海岸で毎年5月に開かれている恒例行事だが、20年度に新型コロナの影響で中止となって以来開催されていない。再開の可否については検討中という。 岩地地区と岩地観光協会が主催するイベントで、カツオの遠洋漁業で栄えた歴史にちなんで漁船のパレードを行ったり、カツオを使った郷土料理を振る舞ったりしていた。今回は地域住民の高齢化や人手不足が原因で中止を決めたとみられる。
「土肥集学校」にこいのぼり30匹 伊豆、6日まで
伊豆市の旧土肥小校舎を活用した施設「土肥集(しゅう)学校」のグラウンドに5月6日まで、カラフルなこいのぼり約30匹が飾られている。設置期間に合わせ、同市の観光施設「土肥金山」の売店の一角には、こいのぼりコーナーが設けられている。 土肥集学校を運営するIT機器リサイクル業のリングロー(東京都)と同市商工会土肥支部が企画した。同市土肥地区住民らが寄贈した全長1~7メートルほどのこいのぼりを飾っている。 同施設では、こいのぼり型の短冊に願い事を書いて、特製のボードに貼り付けられる。今後、地元の土肥こども園と土肥小中一貫校の子どもたちがポリ袋や画用紙を材料に製作したこいのぼりを壁に掲示する。
官民問わずイベント一括案内 三島市がAI集約サイト
三島市は26日、市内のイベント情報を集約したサイトの運用を始めた。官民問わずさまざまなイベントを一括で案内でき、関係人口の増加やにぎわいの創出につなげる。人工知能(AI)を使って情報を自動収集する特許技術を用いた仕組みで県内自治体では初めての導入という。 インターネット上のホームページやSNSで発信される市内開催のイベントをAIが集めて紹介。職員が掲載基準に合うか確認した上で週に1度更新する。イベント主催者が掲載を希望する場合は専用フォームからも登録できる。 「子育て・子ども向け」「祭り・フェス」などのカテゴリー検索をはじめ、開催日や人気ランキングなどでイベントを絞り込むことも可能。担当者は
キン肉マン聖地に ミュージアムPR 沼津商議所で関係者
沼津商工会議所の常議員会が26日、沼津市の同商議所で開かれた。29日に同市中心市街地にオープンする人気漫画「キン肉マン」の全国初の常設施設「キン肉マンミュージアムin沼津」について、関係者が特徴や活性化への期待感を地元経済人らにPRした。 施設は沼津駅南口の仲見世商店街に構える。商店街は同市が舞台の「ラブライブ!サンシャイン!!」で登場し、聖地として知られる。地元はラブライブに続く第二の聖地化へ期待を寄せているほか、地元経済人の間でもコラボによるにぎわい創出を求める声が出ている。
伊豆市認定ブランド アマギフト商品募る 30日まで、市産業振興協
伊豆市産業振興協議会は30日まで、「清流がはぐくむ、伊豆天城山のふもとから届ける心づくしの贈りもの」というコンセプトで、同市の認定ブランド「AMAGIFT(アマギフト)」の認定商品を募集している。 応募資格は市内に主な事業所があり、特産品を生産、加工、製造している個人、企業、団体。市内の特産品や地域資源(素材、歴史、文化など)を活用した商品のうち、ほかに負けない特徴や品質がある商品が対象となる。 現在梅シロップ、わさびモナカ、修善寺バーガーなど10事業者の18商品が登録されている。問い合わせは同協議会<電0558(72)7007>へ。
沼津の一般廃棄物処理施設 判断保留 再審議へ 都市計画審
沼津市都市計画審議会(平野忠幸会長)が26日、市内で開かれた。静岡市清水区の業者が提出した一般廃棄物処理施設の申請について、委員から沼津市内で別の同種施設の建設計画があり、複数できることを疑問視する意見が相次いだ。審議会は判断を保留し、改めて審議することを決めた。 審議会は都市計画に関して市長の諮問を受け審議する機関で、提出案件に対し妥当性の判断をいったん見送るのは異例。 今回の申請は、沼津市足高の工業地域約4850平方メートルの敷地に一般廃棄物の古紙や廃プラスチックを選別し、プレス加工する工場などを建設する計画。市は市内のプラスチック容器包装ごみの中間処理施設を整備・運営する別の業者をプロ
静岡空港発着便 最大1万円還元 開港15周年
富士山静岡空港利用促進協議会は開港15周年記念として、静岡空港発着便の利用者を対象に1人最大往復1万円のキャッシュバックと、夏休みの子ども向けに最大往復3000円をキャッシュバックするキャンペーンを行う。申請は5月7~31日。 対象となる搭乗期間は、最大1万円キャッシュバック(先着1000人)が6月3日~7月12日、夏休みの子ども向けキャッシュバック(同500人)が7月22日~8月30日。いずれも対象は平日に限る。 同協議会のウェブサイトから富士山静岡空港サポーターズクラブの会員登録(入会、年会費無料)が必要。サポーターズの公式LINE(ライン)の友だち登録をした上で、LINEから申請を行う
部活動地域移行 静岡県内首長ら学ぶ 静岡市でセミナー
静岡県内市町の首長や県幹部職員らが地域課題の解決策や地域振興のヒントを探る県の「ふじのくに地域創造セミナー」がこのほど、静岡市内で開かれた。びわこ成蹊スポーツ大の間野義之副学長が部活動の地域移行やスポーツを活用した地域活性化について講演した。 間野副学長は「未来のブカツ 部活動の地域移行のその先」と題した講演で、部活動の課題解決と中高生年代に理想的なスポーツ環境の両立を目指す上で、採算性や施設の柔軟な活用などの問題が浮上していると指摘。スポーツベッティング(賭け)を合法化し、税収を政府の財源とする案なども示した。 5月に辞職する川勝平太知事は冒頭のあいさつで、富士山の世界文化遺産登録やラグビ
投開票速報事務 正確かつ迅速に 選管担当者会議【静岡県知事選】
5月9日告示、26日投開票の静岡県知事選で、投開票速報事務を担う市区町選管担当者向けの会議が26日、オンライン形式で開かれた。 県選管の磯崎猛総括書記長補佐は参加した市区町選管職員に、「県の新たな代表を選び、進むべき方向を決める極めて大切な選挙で、県民の関心も高い」と述べ、正確性と迅速性の両立を求めた。 5月26日の投開票日に行われる知事選の速報は市区町選管がインターネット回線を使って報告した投開票情報を県選管が取りまとめ、ホームページ掲載や報道機関への連絡を行う。 投票状況は午前9時半から午後9時半までの計9回、中間発表する。投票率、投票者数は午前10時半から発表する。開票状況は午後10時
春スキーへ準備万端 27日オープン 静岡市葵区・リバウェル井川
静岡市葵区の市営スキー場「リバウェル井川」は26日、27日から開始する春スキー営業に向け施設の整備作業を行った。5月26日までの土、日、祝日に営業する。入場無料。 作業には、同施設を管理する「リバウェル井川運営組合」(大代竜彦組合長)の組合員10人ほどが参加。全長約200メートル、幅約16メートルのゲレンデに敷かれたスノーマットを整備し、レンタルスキーを点検した。大代組合長は「山々の新緑も美しく風も気持ち良い季節。ぜひ、遊びに来てほしい」と来場を呼びかけた。問い合わせは同スキー場<電054(260)2316>へ。
ビアガーデン 夜風に吹かれ乾杯 静岡パルコでオープン
静岡市葵区の静岡パルコの屋上で26日、ビアガーデンがオープンした。昨年より約2カ月早い開店で、夜風に吹かれながら飲食を楽しむ来店者でにぎわった。9月29日まで。 静岡地方気象台によると、この日の市内は最高気温26・9度を記録し、6月下旬並みの暑さとなった。大学の友人7人で参加した常葉大外国語学部4年の萩原夕鶴さん(21)は「屋外で開放感たっぷり。みんなとの時間を楽しみたい」と笑顔を見せた。 期間中、バーベキューや海鮮料理のほか、沖縄や台湾、静岡など各地のフェアも開催する予定。料理に応じて4コースが用意され、2時間半の飲み食べ放題で4千~7千円。
連携プレーで詐欺被害防ぐ 静岡城西郵便局に感謝状 静岡中央署
架空料金請求の詐欺被害を未然に防いだとして、静岡中央署は24日、静岡城西郵便局に署長感謝状を贈った。同署で開いた贈呈式で財津康署長が、鍋田幸寿局長に感謝状を手渡した。 功労者は鍋田局長と牧野友美課長代理、志賀久見子主任。3人は連携し、3月28日に来店した高齢男性が「預金を受け取るための手数料を支払いに来た。米国の銀行に父の残した預金がある」などと話したことから詐欺被害を疑い、説得を続けたり、近くの交番に通報したりして被害を未然に防いだという。 鍋田局長は「最後のとりでが金融機関。新しい詐欺の手口も勉強しながらこれからもお客さまの財産を守りたい」と意気込んだ。