写真部 久保田竜平
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藤枝市西益津地区・田中城 家康ゆかり、円い城と円い街並み【わたしの街から】
藤枝市田中にある徳川家康ゆかりの田中城。家康がタカ狩りのために晩年に訪れたほか、タイの天ぷらを食べて腹痛と食あたりを起こした土地とされる。江戸時代後期、田中藩主・本多家の庭園であった下屋敷は城の南東にあたり、築山、泉水、茶室が設けられ、四季の草花や月見の名所で知られていた。市が庭園跡を史跡公園に整備し、本丸櫓(やぐら)を含むゆかりの建築物を移築、復元。城にあった建物の実物が現在まで残る歴史的価値の高い文化財として公開している。4月上旬は下屋敷の横を流れる六間川沿いで桜が見頃を迎え、地元住民に親しまれている。 堀や馬出曲輪・・・史跡点在 田中城は約500年前、豪族・一色氏が今川
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富士山照らす初日の出 2024年 すがすがしい幕開け【動画あり】
元日の静岡県内は各地で好天に恵まれ、初日の出を拝めた。上空からは富士山越しに初日が昇り、新年がすがすがしく幕を開けた。 未明、静岡新聞社ヘリ「ジェリコ1号」で飛び立つと、伊豆半島付近から次第に空が明るくなり始めた。午前7時前、富士宮市付近の高度約4100メートル。東の空をオレンジ色に染めながら太陽が雲上に顔を出し、真っ白に冠雪した富士山頂を照らし出した。 (写真部・久保田竜平)
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二十四節気「大雪」 雪化粧、南アルプスと富士山が共演【動画あり】
7日は二十四節気の「大雪(たいせつ)」。本格的に冬が到来して山が雪に覆われ、平野部でも雪が降る時季とされる。静岡市葵区の最北端に当たる南アルプスの山並みは雪化粧が進んでいる。 6日午前、撮影のため静岡新聞社ヘリ「ジェリコ1号」で高度約3600メートルに到達すると、外気温は氷点下7度を記録した。眼前には青空の下で雪を頂いた聖岳や赤石岳など3000メートル級の山がそびえ、広大に連なる白い尾根が日差しを受けて輝いた。東には南アルプス越しに富士山を望み、雪山同士での「共演」を見せた。 (写真部・久保田竜平)
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【動画】南アルプス、富士山の様子を空撮
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雪化粧の富士山と紅葉 冬と秋の装い同時に【動画あり】
30日の県内は高気圧に覆われて晴れ渡り、各地で青空が広がった。冠雪した富士山も朝から姿を見せ、5合目付近まで真っ白に雪化粧した様子が静岡市内などからも確認できた。 本社ヘリ「ジェリコ1号」からは、富士宮市付近の富士山標高約2500メートル付近で、山肌を黄金色に染めるカラマツなどの紅葉が見られた。青空の下で雪化粧した冬の装いと、秋の装いを見せる富士山のコントラストが眼前に広がった。 須走口5合目で東富士山荘を営む米山千晴社長(72)によると、今年は例年に比べて冷え込みの時期が遅く、10日から2週間ほど紅葉の色づきの時期が遅れた。山荘周辺は現在、カラマツの黄色が広がり、風が吹かなければ10日
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富士スピードウェイ疾走 耐久レース、熱き戦い ドライバーの息遣いに写真で迫る【TRY!ANGLE】
コースを駆け抜けるレーシングカーやピットで出走に備えるドライバーの緊張感-。自動車のFIA世界耐久選手権(WEC)第6戦、富士6時間耐久レースが小山町の富士スピードウェイで開催された。 世界各地を転戦し、迎えた同地での戦いは、最高峰のハイパーカー・クラスでトヨタGAZOOレーシングの7号車と8号車がワンツーフィニッシュを果たし、母国レースで今季の製造者部門のタイトルを確定させた。 フリー走行から決勝レースまでの3日間、疾走感あふれるマシンやドライバーの息遣いに迫る写真を狙った。 (写真部・久保田竜平)
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【写真特集】静岡県総合防災訓練/空から見た総合防災訓練訓練
河川敷の孤立者をつり上げ救助訓練を行う名古屋市消防ヘリ=3日午前、浜松市東区の天竜川緑地公園(本社ヘリ「ジェリコ1号」から) 倒壊家屋からの救出訓練に取り組む県警の隊員や災害救助犬=3日午前、湖西市の湖西運動公園(本社ヘリ「ジェリコ1号」から) 漂流者の救出・救助訓練のため湖上を走る消防や静岡県水上オートバイレスキュー連合体の水上バイク=3日午前、湖西市の浜名湖(本社ヘリ「ジェリコ1号」から) 漂流者の救出・救助訓練のため湖上を走る消防や県水上オートバイレスキュー連合体の水上バイク=3日午前、湖西市の浜名湖(本社ヘリ「ジェリコ1号」から) (写真部・久保田竜平)
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スーパーGT第4戦 富士SW 降雨 波乱の中で
小山町の富士スピードウェイで開催された自動車レース、スーパーGT第4戦「FUJIGT450キロレース」は、雨が降ったりやんだりと路面コンディションが目まぐるしく変わり、車両火災などアクシデントも重なって波乱の展開となった。 GT500は「NiterraMOTULZ」(千代勝正、高星明誠)が、GT300は「GAINERTANAXGT-R」(富田竜一郎、石川京侍、塩津佑介)が制した100周にわたる決勝レースの1日をカメラで追った。 (写真部・久保田竜平) 波乱のレースを制したGT500(手前)とGT300のドライバー、監督がマシンの前でそろって笑顔を見せる=小山町の富士スピードウェイ &
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誇り激突、夏ドラマ 自動車スーパーフォーミュラ第6戦・富士SW
リアム・ローソン(TEAM MUGEN)が今季3勝目を挙げた全日本スーパーフォーミュラ選手権(SF)第6戦。小山町の富士スピードウェイで41周に渡って争われたレースは、超高速で駆け抜けるマシンや勝者の歓喜、戦いに敗れ悔しさをにじませるドライバーなどモータースポーツのさまざまなドラマが繰り広げられた。スピードと華やかさが共存する空間にカメラを向け、一瞬を捉えた。
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初夏の疾駆 スーパーGT「FUJI GT 450キロ RACE」
排気音を響かせ疾走するレーシングカーや、大型連休にモータースポーツを楽しむ多くの観客。新緑に包まれた小山町の富士スピードウェイで、スーパーGT第2戦「FUJIGT450キロRACE」が開催された。 GT500のau TOM’S GR Supra(坪井翔、宮田莉朋)と、GT300のリアライズ日産メカニックチャレンジGT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ、名取鉄平)が勝利した決勝の1日を、さまざまな写真で振り返る。 ▲100周を走り抜きGT500を制したau TOM’S GR Supraが陽光を背に表彰台下の車両保管場所へと向かう=
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自動車スーパーフォーミュラ開幕 富士スピードウェイ ローソン快走 第2戦に野尻
自動車の全日本スーパーフォーミュラ選手権第1、2戦が小山町の富士スピードウェイ(1周4・563キロ)で開催された。 国内トップフォーミュラが始まって50周年の節目を迎えた今季、新型車両「SF23」が導入された最初のレースは、2戦とも41周の決勝で競われた。 開幕戦は序盤から終盤までアクシデントが多発しセーフティーカー(SC)が出る荒れた展開で進んだ。その中を今季初参戦のリアム・ローソン(TEAM MUGEN)が快走を見せた。中盤のタイヤ交換後、チームメートの野尻智紀から首位を奪うとリードを広げた。最後はクラッシュ発生によるSC先導のままトップチェッカーを受け、デビュー戦を勝利で飾った。
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トヨタ 安定のワンツー WEC富士で5連覇
自動車のFIA世界耐久選手権(WEC)第5戦、富士6時間耐久レースがこのほど、小山町の富士スピードウェイ(1周4・563キロ)で開催された。 新型コロナウイルスの影響により、日本での開催は3年ぶり。最高峰のLMHクラスは、トヨタGR010ハイブリッド8号車(セバスチャン・ブエミ、ブレンドン・ハートレー、平川亮)が制し、同7号車(マイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペス)も2位に入ってトヨタが母国開催でワンツーフィニッシュを決めた。 レースはポールポジションの7号車が序盤をリードし、8号車が続いたが、中盤に8号車がトップを奪うと、トヨタがワンツー体制のまま安定した走りを続けて完
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マシン疾走 放つ輝き モータースポーツ終盤戦【写真特集】
国内外のモータースポーツはシーズン終盤戦を迎えた。国内有数の規模を誇るサーキット、小山町の富士スピードウェイでは4月から9月にかけて、全日本スーパーフォーミュラ選手権やスーパーGTなど国内レースのほか、世界各国を転戦する世界耐久選手権が開催され、トップドライバーらによる白熱の戦いが繰り広げられた。 スターティンググリッドで見せるドライバーの緊張感やレース後の歓喜の表情に迫り、疾走するマシンが放つ輝きをコースサイドから狙った。 写真特集 スーパーフォーミュラ第2戦決勝、スタートを前にポールポジションのグリッド上で集中を高める野尻智紀選手=4月10日、小山町の富士スピード
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フェネストラズ&宮田 最年少コンビ 初V スーパーGT第4戦
自動車のスーパーGT第4戦「FUJIGT100LAPRACE」が、小山町の富士スピードウェイ(1周4.563キロ)で開催された。真夏の長距離戦を競い合い、GT500はKeePerTOM’SGRSupra(No.37、サッシャ・フェネストラズ、宮田莉朋)が、GT300はSUBARUBRZR&DSPORT(No.61、井口卓人、山内英輝)が制した。 GT500のNo.37は3番手スタートから2位で周回を続けると、2度目のピットイン後に首位に躍り出た。そのまま後続を寄せ付けず、逆転で今季初優勝を果たした。 今季からコンビを組み、2人ともレース前後に23歳の誕生日を迎えるため「勝って
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カルガモ親子も水田で涼 静岡・登呂遺跡で人気
静岡市駿河区の登呂遺跡にある復元水田で、カルガモの親子が愛らしい姿を見せ、訪れた人たちを楽しませている。 30日現在、親鳥1羽とひな6羽が確認できる。弥生時代の復元住居南側に面する復元水田で、稲の間をせわしなく動き回って餌をついばんだり、あぜ道で羽を休めたりしている。 隣接する市立登呂博物館の職員によると、ひなの姿は3週間ほど前に初めて確認され、すくすく育っているという。
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荒れたレース 野尻、福住組V スーパーGT第2戦 富士スピードウェイ
自動車のスーパーGT第2戦「FUJI GT450km RACE」がこのほど、小山町の富士スピードウェイ(1周4.563キロ)で開催された。 決勝は激しいクラッシュが相次ぎ、2度の中断と日没による時間制限で100周のレースが62周で終了となる荒れた展開となった。GT500はARTA NSX-GT(№8・野尻智紀、福住仁嶺)、GT300はTANAX GAINER GT-R(№10・富田竜一郎、大草りき、塩津佑介)が今季初優勝を果たした。 レースは最終盤で波乱の幕切れとなった。日没まで残り10分ほどで2度目の中断が明け、セーフティーカー先導による隊列走行のままチェッカーが振られた。GT500は