大河ドラマで盛り上がり 県内ゆかりの地
来年1月9日に放送が始まる大河ドラマ「鎌倉殿の13人」。三谷幸喜さんが脚本、小栗旬さんが北条義時役で主演を務めます。義時と関係の深い伊豆の国市ではロケが行われたり、官民を挙げて観光誘客につなげる取り組みが進んだりしています。放送を前にゆかりの地を訪ねてみてはいかがでしょうか。
〈静岡新聞社編集局TEAM NEXT・吉田直人〉
小栗旬さんら出演者 義時ゆかりの地・伊豆の国市で撮影
伊豆の国市ゆかりの北条義時を主人公とする2022年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の撮影がこのほど、同市内の屋外に設けられたオープンセットなどで行われた。NHKによると、大河ドラマで主人公のゆかりの地にオープンセットを建てて、大規模な撮影を実施するのは珍しいという。
撮影には地元住民がエキストラとして参加し、農民や兵士、行商人などの役を務めた。ロケ期間中には、北条を支える武士の仁田忠常を演じるお笑いコンビ「ティモンディ」の高岸宏行さんが函南町の「仁田家」を訪問。忠常の墓前で手を合わせ、40代当主の仁田昇さんからゆかりの品などの説明を受けた。
今後も市内での撮影を予定しているという。市の担当者は「これからも市民が関わる機会をつくれるように支援する。郷土の偉人に誇りを持ってもらうきっかけにしたい」と期待した。
〈2021.09.03 あなたの静岡新聞〉
初回放送、東部4市町にサテライト会場
伊豆の国市ゆかりの北条義時が主人公の2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の初回が放送される来年1月9日、沼津、三島、伊豆、函南の4市町と静岡県は初回放送のパブリックビューイング(PV)のサテライト会場を4市町に設置する。それぞれの会場にゲストとして出演者を招く。
撮影は県内でも実施していて、出演者は役のゆかりの地を訪れて思いをはせた。野添さんは「訪れたどの場所でも感動し、当時の様子を想像できた。多くの人と一緒に大河ドラマを楽しみたい」と来場を呼び掛け、米本さんは「頑張れと言ってもらえた気がした。時代を一緒に感じられれば」と期待した。
申し込みは10日まで。問い合わせは各市町の観光担当部署へ。
〈2021.12.07 あなたの静岡新聞〉
大河ドラマ館1月15日開館 北条家の歴史紹介や地元物産販売
伊豆の国市ゆかりの北条義時が主人公になる2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に向けた市推進協議会は28日、総会を韮山時代劇場で開いた。集客の中心施設となる大河ドラマ館の開館日を来年1月15日とすることなどを決めた。
〈2021.10.29 あなたの静岡新聞〉
■館内で物産館を運営へ
伊豆の国市ゆかりの北条義時が主人公になる2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の放映に合わせて韮山時代劇場に設置される大河ドラマ館内で、市商工会が物産館を運営することがこのほど決まった。
地元の特産品や大河ドラマに関連した土産物に加え、商工会が認定する伊豆の国ブランドの商品などを市内事業者が中心となって販売する。商工会関係者がこのほど同劇場を訪れ、物産館の設置予定場所や広さを確認した。商工会のプロジェクトチーム委員を務める杉山大一さんは「来館者も市民も伊豆の国の魅力を再認識できるような良い物を販売できれば」と話した。
13日(※10月)には大河ドラマを契機に販路拡大を目指す事業者を対象にセミナーと説明会を開く。
〈2021.10.08 あなたの静岡新聞〉
富士や富士宮にも鎌倉幕府時代の史跡 散策マップで紹介
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の放送開始を前に、富士山観光交流ビューローはこのほど、ガイドマップ「歴史に出会う 富士地域歴史散策ガイドマップ」を制作した。ドラマの舞台である鎌倉幕府成立前後の史跡やゆかりの地計20カ所を紹介している。
裏面には、全20カ所の写真と簡単な解説文を掲載した。
3千部を印刷し、両市の観光スポットなどで配布する。担当者は「富士地域は鎌倉前後にゆかりが深い。周遊して歴史に触れてほしい」と話す。
〈2021.12.03 あなたの静岡新聞〉