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3時のアフタヌーンクリップ

 こんにちは。昨日、同僚が「サンマを食べたい」と言っていたのを聞いて頭の中がすっかりサンマに。帰りにスーパーに寄りましたが時間が遅く、入手できませんでした。きょうこそは。
 さて、この時間の〈知っとこ〉は定番の「アフタヌーンクリップ」です。コーヒーや紅茶を片手に、気軽にお読みいただける話題を4つ集めました。
 〈静岡新聞社編集局TEAM NEXT・松本直之〉

コスモス見頃 秋風に揺れる 裾野・須山「パノラマ遊花の里」

 裾野市須山のパノラマ遊花の里で、コスモスの花が見頃を迎えている。富士山を背に白や紫など色とりどりのコスモスの花が秋風に揺れて、訪れた人たちを楽しませている。

見頃を迎えたコスモス=裾野市須山のパノラマ遊花の里
見頃を迎えたコスモス=裾野市須山のパノラマ遊花の里
 約2万平方メートルに広がるコスモス畑は同市の「パノラマロードを花でいっぱいにする会」が管理している。市によると、今年は天候などの影響で見頃は例年より2週間ほど遅く、花の数も少ないという。2歳の娘と一緒に訪れた同市の会社員木村陽介さん(30)は「よく散策に来ている場所。きれいな花に季節の変化を感じる」と笑顔を見せた。
 コスモス畑は南側半分が菜の花を植えるために10月上旬に刈り取られ、残りは11月中旬まで残される予定。

児童の見守り活動再開 焼津・鈴木さんと愛犬「ウォーク」

 焼津市大井川地区の小学校で児童の見守り活動をしている同市の塾講師鈴木雅子さんとゴールデンレトリバー「ウォーク」が4日、緊急事態宣言期間中に自粛していた活動を再開した。鈴木さんは県内区間でランナーを務めた東京パラリンピックの聖火リレーで使ったトーチを持参。児童たちに持たせながら、再会を喜んだ。

トーチを持ったり、ウォークに触れたりして再会を喜ぶ児童たち=焼津市の大井川西小
トーチを持ったり、ウォークに触れたりして再会を喜ぶ児童たち=焼津市の大井川西小
 5日の大井川西小で、鈴木さんは登校してくる児童たちに「おはよう」「久しぶり」「元気そうだね」と声を掛けていった。児童たちは実際にトーチを持って重さを体感した。
 傍らのウォークは鈴木さんが使用した聖火ランナーのユニホーム姿。児童たちの元気な様子をじっと見守っていた。鈴木さんとウォークの見守り活動は、大井川南小で4日、大井川東小で6日から再開し、週1回ペースで実施予定という。
 

起業支援「まちなかラボ」 空き店舗に古着店“オープン” 富士

 富士市の中心市街地の空き家などを活用して、起業や出店を支援する「商店街×起業家支援プロジェクト 富士本町、吉原まちなかラボ」のテストマーケティング事業が5日、始まった。11月中旬まで、計3事業者がお試し出店する。

実店舗の運営を試すため事業に参加した佐野さん=富士市の吉原商店街
実店舗の運営を試すため事業に参加した佐野さん=富士市の吉原商店街
 事業は、起業の促進と、遊休不動産オーナーに空き店舗の利活用を働き掛け、中心市街地の活性化を狙う。
 同市の吉原商店街で仕出し店が入っていた中井ビル1階の空き店舗にオープンした「古着屋SHIN」は、元理学療法士の佐野圭一さん(34)=富士宮市=が10月20日まで、衣料品を販売する。アウトドアブランド「THE NORTH FACE」を中心に新品や古着をインターネットで販売しているが、実店舗の営業に挑戦しようと応募した。
 佐野さんは「人との交流が好き。商店街という立地でどこまでお客さんが足を運んでくれるか試したい」と話した。
 後期(10月26~11月11日)には、中井ビルにスイーツや酵素玄米など健康を意識した食品などの販売店、富士市本町の林ビルに洋菓子販売店が出店する予定。

ハウス次郎柿 出荷本番 JAとぴあ選果場、例年並みの11トン

 浜松市浜北区新原のJAとぴあ浜松柿梨選果場で10月に入り、ハウス次郎柿の出荷が本格化した。同JAの従業員らが傷の有無の確認や箱詰めなどの作業に追われている。

出荷が本格化したハウス次郎柿=浜松市浜北区のJAとぴあ浜松柿梨選果場
出荷が本格化したハウス次郎柿=浜松市浜北区のJAとぴあ浜松柿梨選果場
 次郎柿は果汁が少なく、堅めの果肉で、食感がシャキシャキとしていて甘みにはこくがある。同JA管内では区内の4人が約6千平方メートルで作付け。ハウスで栽培することで、露地の次郎柿に比べて出荷時期を早めることができる。ほかの産地との違いを出して生産者の所得向上につなげる狙いがある。今季は病害虫の被害が少なく、実がきれいで内容も良好という。
 ハウス次郎柿は10月中旬まで、市内と都内の市場へ例年並みの約11トンを出荷するほか、同選果場に隣接する直売所でも販売する。
地域再生大賞