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〈 下田で感染急拡大 拡大検査始まる 〉

 下田市で市内のボランティア団体の会合などによるクラスター(感染者集団)が発生。新型コロナウイルスの感染が急拡大しています。市中心部の飲食店従業員らを対象にした拡大検査も始まりました。伊豆の各地は4連休中に海開きがあり、首都圏からの観光客も訪れています。検査の様子や行楽地の感染対策をまとめました。
 〈静岡新聞社編集局TEAM NEXT・寺田将人〉

初日は飲食店従業員ら約600人検査 26、29、30日も実施

 静岡県は25日、新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生し、感染者が急増している下田市で、市中心部の飲食店従業員らを対象にした拡大検査を始めた。初日は後日検体を提出する人を含め、約600人が検査に応じた。26、29、30日にも実施する。

感染者の急増を受け、県が実施した新型コロナウイルスの拡大検査会場に向かう市民=25日午後1時、下田市民文化会館
感染者の急増を受け、県が実施した新型コロナウイルスの拡大検査会場に向かう市民=25日午後1時、下田市民文化会館
 検査会場の市民文化会館には、対象となる飲食店従業員や店の利用客、タクシー運転手らが訪れ、会場で検体を採取、提出した。職場で検体を採取するため、検査容器を持ち帰る人もいた。検査結果は2日程度で通知される。
 検査を受けた飲食店経営の男性(44)は「夏の行楽期のクラスター発生で、客足にも影響が出ている。早期収束のためにも、拡大検査はありがたい」と話し、従業員分の容器も受け取った。
 同市では、7月下旬に二つのクラスターが発生した。県発表によると、21~25日の同市の感染者は48人に上っている。
〈2021.07.26 あなたの静岡新聞〉

下田市長も受診を呼び掛け 「体調に変化なくても対象者は検査を」

 下田市の松木正一郎市長は24日、市内の新型コロナウイルス感染者急増を受け、25日から静岡県が同市で実施する拡大検査の積極的な受診を求めるメッセージを発表した。

下田市役所
下田市役所
 同市では、市内のボランティア団体の会合によるクラスター(感染者集団)が発生した。県の発表によると、同市の感染者は21~24日に33人が確認された。松木市長は、検査対象者は体調に変化がなくても積極的に受診するよう求め、「観光客の多い時期。早期に感染拡大を押さえ込みたい」と協力を呼び掛けた。
 県は25、26、29、30日に同市民文化会館で、市中心部のアルコールを提供する飲食店従業員や利用者、タクシー乗務員や代行運転手を対象に、希望者へ無料の抗原検査を実施する。店舗ごとに検体容器を受け取り、後日提出する形でも対応する。問い合わせは県新型コロナウイルス対策課<電054(221)2727>へ。
〈2021.07.25 あなたの静岡新聞〉

クラスターのボランティア団体 接待伴う店など複数利用

 新型コロナウイルスの感染者数の拡大傾向が続く静岡県東部。22日には新たに下田市と沼津市で計3件のクラスター(感染者集団)発生が確認された。県は飲食時のマスク着用や店内の換気が不十分だったとみていて、感染防止策の徹底を改めて呼び掛けた。

静岡県庁
静岡県庁
 県によると、7人が陽性となった下田市のボランティア団体は、接待を伴う店を含む市内の複数の飲食店を利用していた。沼津市でクラスターが判明した接待を伴う飲食店とスナックはいずれも、客と従業員が感染した。
 同日記者会見した県健康福祉部の後藤幹生参事は感染力が強いとされるインド由来の変異株「デルタ株」の影響を懸念し、「従来のウイルスであれば抑えられていたような状況でも感染が広がっている」と指摘した。一方、県が感染を確認した62人中、高齢者は2人にとどまる。「ワクチンの効果が出ている。若い世代の接種が進めば感染リスクは低下し、クラスターも発生しづらくなる」との見解を示した。
〈2021.07.23 あなたの静岡新聞〉

伊豆各地は4連休に海開き 東京からの観光客も多く

 東京五輪の開幕に伴う4連休が22日、始まった。伊豆の各地では海の日の同日、海開きがあった。静岡県内でも東部を中心に新型コロナウイルスの感染が拡大している。さらに、伊豆は緊急事態宣言が出されている東京都からの来訪者が多い地域。各海水浴場は感染症対策が不可欠の夏本番を迎えた。

海開き初日から多くの海水浴客が訪れた白浜大浜海水浴場=22日午後3時40分ごろ、下田市白浜
海開き初日から多くの海水浴客が訪れた白浜大浜海水浴場=22日午後3時40分ごろ、下田市白浜
 下田市の白浜大浜海水浴場では、午前中から多くの海水浴客が訪れた。昨年同様に検温をし、済んだ人はリストバンドを着用する他、砂浜内に4メートル四方の枠を設置し、距離を確保の目安とした。東京都から訪れた男性会社員(27)は「両親が伊豆出身で、毎年来ている。思ったより人が多い」と驚いていた。
 伊東市の伊東オレンジビーチでは、海上アスレチックもオープンした。例年の初日は客足が鈍いが、今年は多くの子供たちが滑り台から海に飛び込むなどして歓声を上げた。海の家事業者でつくる「伊東海水浴場組合」は、コロナ対策として海の家の利用客に検温や記名を呼び掛けている。虫明博光組合長は「昨年よりは人出が期待できそう。万全の対策でお客様を迎え入れたい」と意気込んだ。
〈2021.07.23 あなたの静岡新聞〉