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朝のデスクおすすめ

 おはようございます。6月22日(火)です。きょうは「かにの日」だそうです。すぐに「かにぱん」が思い浮かびました。
 読む・知る・学ぶ記事まとめ〈知っとこ〉は今日も4回更新を予定しています。この時間は私のおすすめ記事を4本ピックアップしてご紹介します。
 〈静岡新聞社編集局TEAM NEXT・尾原崇也〉

浜松舞台 ほのぼの恋愛漫画 青年誌連載「焼いてるふたり」 移住題材

 浜松市を舞台にしたハナツカシオリさんのコミック作品「焼いてるふたり」が2020年9月から、青年漫画誌「週刊モーニング」(講談社)で連載されている。コロナ禍で注目される地方移住といったテーマも絡めた恋愛ストーリー。ほのぼのとした作風が読者に好評だ。

浜松が舞台の漫画「焼いてるふたり」(c)ハナツカシオリ/講談社
浜松が舞台の漫画「焼いてるふたり」(c)ハナツカシオリ/講談社
 「焼いてるふたり」は、東京の会社員・福山健太がマッチングアプリで妻となる千尋と出会い、“交際ゼロ日婚”するところから始まる。
 仕事の関係で浜松に移住した健太は、千尋と遠距離婚を続けながら徐々に絆を育む。市内で2人が訪れる場所として南区の中田島砂丘や中区の浜松城、アウトドアショップなどさまざまなスポットが登場する。
 浜松が舞台となったきっかけは、同誌の市村千佳副編集長の経験。浜松出身の友人が9年ほど前にUターンして以来、年に数回訪れるようになり、「素晴らしい環境に魅了された」という。ハナツカさんと新作の構想を話し合う中で、東京との程よい距離感も考慮して選んだ。
 2人の距離を縮める鍵となるバーベキューは、市村さんが浜松でもてなしを受けた体験を取り入れた。首都圏からの移住者誘致に積極的な市も、移住事例などの情報提供で協力している。
 物語は千尋も浜松に移住し、新たな展開に進む予定。ハナツカさんは浜松の印象を「ずっと住んでいた街のような安心感がある」と話す。その上で「自転車で走ったり、散歩したりすれば、気持ち良さそうな道がたくさんある。そういった空気感も描いてみたい」と抱負を語る。

1カ月半ぶり足湯再開 JR熱海駅前 都内緊急事態解除受け

 熱海市は21日、東京都などに発令されていた新型コロナウイルス対応の緊急事態宣言の解除に合わせ、JR熱海駅前の足湯「家康の湯」の供用を約1カ月半ぶりに再開した。通常約30人が座れるベンチの利用を13人に制限し、利用者間のソーシャルディスタンス確保を呼び掛ける張り紙を設置した。

約1カ月半ぶりに再開した「家康の湯」=熱海市のJR熱海駅前
約1カ月半ぶりに再開した「家康の湯」=熱海市のJR熱海駅前
 同日は平日にもかかわらず、午前から多くの観光客が利用した。東京都練馬区の会社員男性(28)は「GoToトラベルが行われていた時期に旅行しそびれ、ずっと我慢していた。緊急事態宣言が解除されて少しは外出しやすくなったが、引き続き感染予防に注意したい」と話した。

浜松に民間PCRセンター開業 1日1584人採取可能 静岡県内2カ所目

 医療法人社団アール・アンド・オー(静岡市葵区)が監修する新型コロナウイルスの民間検査センター「PCR検査センター浜松」が22日、浜松市中区鍛冶町にオープンする。静岡市葵区に次いで県内2カ所目になる。

検体を採取するブースが12カ所設けられている「PCR検査センター浜松」=21日午前、浜松市中区鍛冶町
検体を採取するブースが12カ所設けられている「PCR検査センター浜松」=21日午前、浜松市中区鍛冶町
 静岡市のセンターと同様に、唾液から判定する検査キットを使用する。仕切りのついたカウンターで唾液2ミリリットルを採取し、回収ボックスに入れる。検査時間は3~5分程度。結果が翌日中にメールで届く通常検査は3300円、4時間程度で結果が通知される迅速検査は5500円。
 浜松の検査センターでは1日に1584人の検体採取が可能という。同法人によると、静岡市のセンターは1日平均約130人、最大で約400人が利用している。検査はインターネットから事前予約が必要で、支払いは感染対策のため、クレジットカードか電子マネーに限る。

川勝氏得票率、大井川流域が上位 市区町別 県全体は「西高東低」【静岡県知事選】 

 20日に投開票された静岡県知事選の市区町別の得票数は、新人の前参院議員岩井茂樹氏(53)=自民推薦=を破って4選を果たした現職の川勝平太氏(72)が、熱海と東伊豆の2市町以外で岩井氏を上回った。得票率の上位10市区町は大井川流域がほぼ独占した。川勝氏が支持を集めたリニア大井川水問題の影響とみられる。県全体では中部、西部の得票が高く、東部、伊豆が低い「西高東低」の傾向が見られた。

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2021年知事選・川勝氏の得票率

 市区町別に川勝氏の得票率を見ると、流域10市町のうち御前崎市を除く9市町が上位10位以内に含まれた。トップは吉田町の70・86%(前回選比6・21ポイント増)で、次いで島田市の69・86%(8・06ポイント増)、菊川市の69・47%(3・34ポイント増)と続いた。流域10市町の得票率はいずれも前回選より3ポイント以上伸びた。
 得票率の地域傾向は、前回選となる4年前の「東高西低」とは対照的な様相を見せた。前回選は上位10市区町に伊豆地域7市町が入った。川勝氏の対抗馬が県西部出身の溝口紀子氏だったため、東部や伊豆で川勝氏の得票が相対的に伸びたとみられる。
 逆に今回選は東部や伊豆で川勝氏の得票率が下がった市町が多かった。東部や伊豆を地盤とする岩井氏が立候補し、川勝氏の得票が相対的に抑えられたという見方がある。
 今回、川勝氏の得票率が最も低かったのは東伊豆町の43・94%(16・97ポイント減)で、熱海市は47・73%(13・66ポイント減)、御殿場市は51・53%(11・87ポイント減)だった。
 前回選と比べて得票率が最も上昇したのは静岡市葵区の10・13ポイントで、同市駿河区の8・59ポイントが続いた。両区とも前回選は、川勝氏と田辺信宏静岡市長の関係が争点となり、対抗馬溝口氏の得票を下回った。
 ■識者コメント リニア問題が影響
 前山亮吉県立大教授(政治学)の話 川勝平太氏は東部や伊豆で得票を減らしたが、岩井茂樹氏の得票が川勝氏を上回ったのは熱海、東伊豆のみという事実がより重要だ。12年前は「西高東低」の傾向が明らかにあったが、川勝県政はそうした地域差すら集票で克服したように見える。大井川流域で川勝氏の得票率が高いのはリニア問題の影響が考えられるだろう。