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〈 3時のアフタヌーンクリップ 〉

 こんにちは。6月20日(日)午後3時を回りました。きょうは「父の日」でしたね。先ほど同僚から聞くまで、すっかり忘れていました。この時間の〈知っとこ〉は定番の「アフタヌーンクリップ」。きょうこの時間までによく読まれている記事を4本セレクトしてご紹介します。
 〈静岡新聞社編集局TEAM NEXT・松本直之〉

継続か刷新か 静岡県知事選投開票、大勢判明は深夜見通し

 任期満了に伴う静岡県知事選は20日、投開票される。4選を目指す無所属現職の川勝平太氏(72)に無所属新人の前参院議員岩井茂樹氏(53)=自民推薦=が挑む構図で、3期12年の川勝県政の継続か刷新かが最大の争点。大勢判明は20日深夜になる見通し。

立候補者の最後の訴えを聞く有権者=19日午後、浜松市中区
立候補者の最後の訴えを聞く有権者=19日午後、浜松市中区
 川勝氏はリニア中央新幹線工事に伴う大井川流量減少問題と新型コロナウイルス禍を「県民の命に関わる危機」と表現し、県政の継続を主張。岩井氏は人口や工業製品出荷額の減少を引き合いに「県全体に閉塞(へいそく)感が広がっている」と指摘し、県政刷新を訴えている。
 川勝氏は政党の推薦を受けず、政党色を前面に出さない選挙戦を展開。立憲民主、国民民主両党県連は側面的に支援し、連合静岡が推薦する。共産党県委員会は自主的支援を表明している。一方の岩井氏は知事選では12年ぶりに自民党本部が推薦し、党挙げての組織戦を繰り広げる。連日、閣僚経験者や派閥の領袖が弁士として応援に入り、支持拡大を呼び掛ける。
 新型コロナ下の選挙で投票率が注目される。与野党対決の構図で両陣営からは投票率アップへの期待も聞かれる。前回2017年の46・44%を上回るかが焦点になる。
 投票は19日に繰り上げ投票を行った熱海市初島を除く県内1155カ所で行われる。一部を除いて午前7時から午後8時まで。開票は午後8時から9時半にかけて各市区町で順次始まる。
 10日現在の選挙人名簿登録者数は305万8989人(男150万2865人、女155万6124人)。
 18日までに全登録者数の13・03%に当たる39万8727人が期日前投票を行った。

 ■立候補者と主な公約
 川勝平太(かわかつ・へいた)氏 72歳 無現③
 ▽現=知事、県スポーツ協会長、県観光協会長▽元=静岡文化芸術大学長、国際日本文化研究センター教授、早大政経学部教授
 京都府出身。英オックスフォード大大学院博士号。静岡市葵区安東

 リニア問題の科学的根拠に基づいた対話▽南海トラフ地震の想定犠牲者ゼロを目指す▽感染症専門病院の整備▽県立高改革▽環境と経済の両立▽移住希望先日本一にふさわしい地域づくり▽サイクルスポーツの聖地創造

 岩井茂樹(いわい・しげき)氏 53歳 無新、自民推薦
 ▽現=無職▽前=参院議員▽元=国土交通副大臣、経済産業兼内閣府兼復興政務官、富士常葉大非常勤講師、参院議員秘書、建設会社社員
 名古屋市出身。名古屋大大学院修了。三島市富士ビレッジ

 ワクチン早期接種と医療提供体制の確保▽リニア問題での建設的な対話▽女性が活躍できる社会づくり、女性副知事登用▽国との連携による道路整備▽トップセールスでの企業誘致、農産品販促▽県内観光促進

涼届ける新作怪談、7月に浜松で 稲川淳二トークライブ

 うだる暑さに涼を届けるトークライブ「稲川淳二の怪談ナイト」の季節がやってきた。新型コロナウイルス対策を講じて各地を巡り、7月30日には浜松公演(静岡新聞社・静岡放送など主催)を開催する。“怪談家”の稲川は「創作だけでゾクッとする新作ぞろい。会場で忘れられない体験をしてほしい」と自信をのぞかせる。

トークライブ「怪談ナイト」をPRする稲川淳二。7月には浜松を訪れる
トークライブ「怪談ナイト」をPRする稲川淳二。7月には浜松を訪れる
 今年は「戦後の新聞に載っていた記者の恐怖体験に基づく話がある。詳しく調べるとドキッとする事実が…」。情景が浮かぶ十分な間合いと、物語の中から聞かせるような語り。公演はえりすぐりの5話程度を用意する。
 昨年から外出自粛を徹底し、人と接しない非日常に漬かってきた。「コロナ対策というわけではないけど、怪談は稽古でも舞台上でも一人きり。それでいて客席との一体感は味わえる」。怖さだけでなく、慈しみや郷愁で会場を包み込む。
 浜松は50余年前に工業デザイナーとして赴任した街。「話作りの傾向や変化に気付いてくれる人もいて、育ててくれた古里。お盆に帰るような特別な時間が待ち遠しい」
 浜松公演は浜松市勤労会館で午後6時開演。チケットは全席指定5800円(当日6千円)。問い合わせはサンデーフォーク静岡<電054(284)9999>(月~土曜午前10時~午後6時)へ。

クラフトビール組合設立 多彩な味、地域の魅力に【解説・主張しずおか】

 クラフトビールの一大産地になっている静岡県東部の製造業者など6社が5月下旬、共同で原材料の仕入れや商品の販売に取り組む協同組合を設立した。クラフトビール専門の組合は県内初で全国的にも珍しい。各社の独自色があふれるビールは観光資源となる。経営の安定化だけでなく、多彩なビールが楽しめる地域という魅力発信に努めてほしい。

静岡県東部のクラフトビール製造業者などでつくる協同組合の設立総会=5月下旬、沼津市内
静岡県東部のクラフトビール製造業者などでつくる協同組合の設立総会=5月下旬、沼津市内
 消費者の嗜好(しこう)の多様化に伴い、クラフトビールの人気は高まっている。一方で、大手メーカーの参入が相次ぎ、競争が激化。さらに、新型コロナウイルス感染拡大に伴う外食の自粛ムードで、飲食店向けの出荷が激減した。観光需要も低迷し、各社は厳しい経営環境に置かれている。輸送などのコストも上昇しているという。
 組合設立の狙いの一つは、こうしたコストの削減にある。モルト、ポップなどの原材料や瓶を共同購入することで、仕入れ価格の引き下げを図る。各社の商品を共同保管し、主要市場の首都圏などに一括配送できる仕組みも整えるという。
 新たな収益の確保も図る。今後、各社のビールやグッズを販売するホームページを開設し、「巣ごもり消費」の取り込みを狙う。製造過程で出るモルトかすを、組合が集めて飼料として販売することで収益化していく。イベントも開催し、消費拡大につなげる。
 仕入れや輸送などの事務負担が軽減されれば、今以上に各社が商品開発に注力できるようになる。小規模で小回りが利くからこそ、自社のこだわりを表現したり、その時々の流行を反映したりと、魅力的なビールをどんどん生み出してほしい。
 7月にも正式に法人化手続きが完了する見通し。代表理事に就いた柿田川ブリューイング(沼津市)の片岡哲也社長は「クラフトビール市場は今後も拡大する。競争もあるが、市場を一緒に開拓する仲間を集めていく」として、既存業者の加入を促す。意欲のある若手らの新規参入も後押しする考えも抱く。
 業界の発展にとどまらず、地域活性化への貢献も期待したい。片岡社長は県東部のかんきつ類を使った商品の開発や、地元産の農水産物を使った料理とのコラボレーションの構想を描く。各種団体や飲食店と連携すれば、互いの魅力を発信できるだけでなく、豊富な食材を持つ本県のPRにもつながるはずだ。

磐田市長、現場から魅力紹介 動画配信通じて市政を身近に

 磐田市は17日、草地博昭市長が市内の施設などに足を運び、事業や魅力を発信する動画の公開を、動画投稿サイト「ユーチューブ」で始めた。市長自らが動画に出演し、定期配信していく。

草地市長が磐田市の事業などを発信する動画の一場面
草地市長が磐田市の事業などを発信する動画の一場面
 動画を制作するのは市広報広聴・シティプロモーション課の職員で、企画や撮影、編集などを行う。市公式チャンネルに「磐田市草地博昭の『今日はここから』」と題した再生リストを設けた。
 第1弾は同市加茂のコロナワクチン接種センター(旧豊田北部小体育館)を訪問した。草地市長が職員に案内され、接種の流れについて説明を受けた。会場の様子を紹介したり、「問診ではどんな質問が多いか」「接種を痛がる人はいるか」などと質問したりした。
 同課の職員は「動画を通じ市長を身近に感じてもらえたら」と話し、草地市長は「磐田の魅力的な資源や事業を多くの人に知ってもらえるよう配信していく」と意気込んだ。