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〈 3時のアフタヌーンクリップ 〉

 こんにちは。6月12日(土)午後3時を回りました。この時間の〈知っとこ〉は定番の「アフタヌーンクリップ」をお届けします。きょうよくお読みいただいている記事、編集部で話題に上った記事を4本ご紹介します。お読み逃しなく!
 〈静岡新聞社編集局TEAM NEXT・松本直之〉

静岡空港赤字 前年比7.8倍に 新型コロナで発着大幅減、直撃

 富士山静岡空港株式会社(牧之原市)の2021年3月期決算の純損益が5億7800万円の赤字で、赤字額が前年比で7・8倍に膨らんだことが、11日までの同社への取材で分かった。新型コロナウイルス感染症の拡大により、国際線の運航が年間を通じてゼロになるなど、静岡空港発着便の大幅減が直撃した。

富士山静岡空港株式会社の純損益の推移
富士山静岡空港株式会社の純損益の推移
 売上高は8億3500万円で、前年比で69・3%減少。売上高の約6割を占めていた直営事業収入が激減したことが響いた。国際線の運航ストップで、直営事業を支える免税店収入がなくなった。国際線のチェックインカウンターは稼働せず、1年以上にわたり人けのない状態が続いている。
 支出面では、投資の先送りなどでコスト削減を図ったが、滑走路やターミナルビルの維持管理費や人件費といった固定費が多くかかった。
 静岡市内で同日開いた株主総会で決算案を承認した。同社企画管理部の永井啓太部長は取材に対し、赤字額について「小さくはない金額」と述べた上で、「ワクチンの投与が進んでいる。旅客が回復する将来に備えていく」とコロナ禍の収束後を見据えて経営を進める考えを示した。
 静岡空港の20年度の搭乗者数は国内線のみの11万7240人。総搭乗者数は前年比で84%減少し、09年の開港以来、過去最少だった。

静岡市6月14日に再開 コロナワクチン接種予約 10万3千人分枠確保、市「慌てずに」

 静岡市は11日、14日から再開する新型コロナウイルスのワクチン接種予約に関し、受け付け態勢や支援の概要を発表した。予約再開時間は14日午前8時半。大規模接種会場を新設するなどして10万3千人分の予約枠を確保し、既に接種券を発送済みの75歳以上の高齢者から順次申し込みを受け付ける。

静岡市 会場別の接種時期と予約枠数
静岡市 会場別の接種時期と予約枠数
 65歳から74歳の接種券は段階的に発送し、17日から23日までに手元に届くようにする。
 想定される65歳以上の予約待機者は約10万2500人。特設の集団接種会場には公表済みの旧静岡マルイとホテルグランヒルズ静岡の2施設に加え、清水区の市立清水病院と駿河区のツインメッセ静岡を追加した。4施設で約7万7千人分の予約枠を確保した。
 インターネットに不慣れな高齢者のウェブ予約の支援に向けては、葵区の市役所市民ギャラリー、駿河区の地域福祉共生センターみなくる、清水区の区役所と清水産業・情報プラザの計4施設に市職員による予約代行窓口を設置する。依頼があれば職員が出張支援に応じる。民間企業もウェブ予約をサポートする。
 市保健福祉長寿局の杉山友章局長は、再開初日は回線の混雑が予想されるとして、「ワクチンの量はあるので、慌てずスムーズにできるように協力を」と呼び掛けている。
 専用のコールセンターは<電0120(113)394>。

市場の食堂「金目亭」新装 客室拡張、新メニューも 下田

 伊豆漁協は12日、下田市外ケ岡の下田港にある市魚市場内の「市場の食堂 金目亭」をリニューアルオープンする。5月から休業して客室、調理室ともに大幅に拡張したことで、団体客の受け入れも可能になり、新型コロナウイルス収束後のツアー客の来訪にも期待する。

リニューアルオープンする「市場の食堂 金目亭」=下田市外ケ岡
リニューアルオープンする「市場の食堂 金目亭」=下田市外ケ岡
 金目亭は2014年5月に開業した。キンメダイをはじめ、下田港で水揚げされた新鮮な魚介類が味わえ、観光客の人気を集める他、朝には市場で働く人たちも訪れる。
 リニューアルで客室部は129平方メートルとほぼ倍の広さとなり、客席数も7割増の92となった。感染防止策として、座席やテーブルの間隔も広めに取った。
 調理室も6割余り広くなり、7月以降はキンメダイのフライや陶板焼きなど、新メニューも増やす。上野健一店長は「店が広くなり、お客さまを待たせることも少なくなる。安くておいしい魚をぜひ味わってほしい」と話した。
 営業時間は午前7時~同9時半と午前11時~午後3時。火曜定休。問い合わせは金目亭<電0558(22)6314>へ。

台本、アルバム… 加藤剛さんゆかりの品々 故郷・御前崎で公開

 テレビ時代劇「大岡越前」などで知られる御前崎市出身の俳優加藤剛さん(1938~2018年)ゆかりの品々を集めた展示会(新神子区町内会主催)が12日、同市池新田の市立図書館で始まる。使い古した台本やアルバム、自筆の書など、温厚で真面目な人柄を物語る約70点を一般公開する。7月15日まで。

会場に並ぶ加藤剛さんの似顔絵やアルバム=御前崎市池新田の市立図書館
会場に並ぶ加藤剛さんの似顔絵やアルバム=御前崎市池新田の市立図書館
 アルバムには映画「戦争と人間」や舞台などの一場面の他、同市白羽の実家に帰省した際の貴重な写真も収録されている。平将門役で主演したNHK大河ドラマ「風と雲と虹と」をはじめ、出演作の台本はいずれもメモがびっしりと書き込まれ、加藤さんの役者魂がにじみ出る。この他、「人のために泣けますか」などと随想をしたためた色紙も展示する。
 加藤さんが3年前に亡くなった際、出身地区の新神子区の住民が遺品の寄贈を希望したところ、次男で俳優の加藤頼さんが「ぜひ地元に協力したい」と快諾したという。前町内会長の斎藤道雄さん(66)は「私たちにとっては郷土の英雄。ぜひ多くの方に見てほしい」と話す。