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 おはようございます。5月25日(火)。晴れていいお天気になりました。お洗濯のチャンスですね! 記事まとめ「知っとこ」は毎日4回更新。今この時間によく読まれている記事を中心にご紹介します。
 〈静岡新聞社編集局TEAM NEXT・村松響子〉

抜群の甘み「甘々娘」 森町特産のトウモロコシ収穫始まる

 森町特産のトウモロコシ「甘々娘(かんかんむすめ)」の収穫が24日、遠州森鈴木農園(同町谷中)で始まった。早速、朝採れのトウモロコシが直売所に並び、大勢の人が行列をつくった。

収穫後、直売所に運ばれる「甘々娘」=24日午前7時ごろ、森町谷中
収穫後、直売所に運ばれる「甘々娘」=24日午前7時ごろ、森町谷中
 町内最大規模の約15万平方メートルでトウモロコシを栽培する同農園では、午前5時ごろから収穫作業が行われた。従業員が手際よくもぎ取っていき、初日は約1万本を販売した。
 糖度が20度超にもなる抜群の甘みが特徴の甘々娘は県内外にファンがいて、コロナ禍でも売り上げは好調。鈴木弥社長(45)によると、今年は収穫開始が例年より4、5日ほど早い。生育は順調で、今後さらに糖度が増すという。
 直売所には前日午後8時から販売を待つ人の姿も。8年連続で買いに来ているという藤枝市の会社役員薮崎宰一さん(71)は「毎年楽しみにしている。喜んでもらえるので知人にもお裾分けしたい」と話した。同農園では5月末ごろに収穫の盛期を迎え、6月下旬ごろまで続く予定。

 

掛川西、12年ぶりV 春季高校野球東海大会

 第68回春季高校野球東海大会は24日、三重県のダイムスタジアム伊勢で決勝を行った。掛川西(静岡2位)が享栄(愛知2位)を5-1で退け、12年ぶり2度目の優勝を飾った。掛川西は投打の要が役目を果たした。リードオフマン狩俣藍生が3安打2打点と躍動。守っては五回途中で救援した主戦沢山優介が4回⅓を無失点に抑えて逃げ切った。

掛川西―享栄 掛川西の主戦沢山が5回途中から救援し4回3/1を無失点と好投した=ダイムスタジアム伊勢
掛川西―享栄 掛川西の主戦沢山が5回途中から救援し4回3/1を無失点と好投した=ダイムスタジアム伊勢

▽決勝
掛川西(静岡2位)
010300001―5
100000000―1
享栄(愛知2位)
▽二塁打 狩俣(掛)▽暴投 菊田(享)
▽試合時間 2時間32分


 【評】掛川西は主戦沢山の好救援で享栄の反撃をしのぎ、12年ぶりの頂点に立った。
 掛川西は1-1で迎えた四回、羽切の内野安打と河原崎の死球、今駒の中前打で2死満塁とし、松本の押し出し四球で勝ち越し。続く狩俣の2点適時二塁打で突き放した。
 投げては先発高橋が3回を3安打1失点と上々の立ち上がりを見せ、岩沢も1回⅔を無安打でつないだ。3番手山本は2四球と制球が定まらず、救援した沢山が後続を断った。

 ■左腕エース沢山、進化
 掛川西の左腕エースが4回1/3を無失点救援でチームを12年ぶりの優勝に導いた。享栄との決勝で五回2死一、二塁のピンチにマウンドを託された沢山。3番打者をわずか1球のチェンジアップで二ゴロに打ち取り、エースの風格を漂わせた。
 3連投の疲れもあり走者は出したが得点を許さず。八回の2死一塁の場面は、右打者の膝元へ136キロのクロスファイアを投じて見逃し三振。九回は「勝ちたい欲が出た」と2死球1安打で2死満塁を招いたが、最後も渾身(こんしん)の直球で右飛に打ち取った。
 3試合で14回1/3を無失点。変化球の精度が上がり、「落ち着いてボールの選択ができるようになった」と大石監督。昨秋は県大会初戦で藤枝明誠に敗れ、「球が速くても真っすぐだけじゃ打たれる」と痛感した沢山は球種によって腕が緩む癖を修正しようと、30メートルの距離を同じ腕の振りで投げる練習を取り入れた。腕を振ることでリリースポイントが安定し制球力も向上した。
 春の東海制覇はあくまでも通過点。夏までに「分かっていても打たれないストレート」を追求するつもりだ。理想はDeNAの左腕池谷(静岡高出)。中学時代に同じ監督の指導を受けた縁で、常に目標として意識してきた。「夏までの残り少ない時間を無駄にしない」。さらなる進化へ気持ちをはやらせた。

 ■狩俣、3安打2打点 リードオフマンに自信
 掛川西の狩俣が3安打2打点と躍動しリードオフマンとしての自信を取り戻した。県大会決勝は不調で6番に降格。「自分の課題を見つめ直した」と臨んだ東海大会は、初戦で先制の足掛かりとなる一打を含む2安打、準決勝も2安打と3試合で打率5割。2年生ながら「自分がやらなきゃいけないという自覚を持って臨んだ」と役目を全うした。
 

米国住宅需要拡大、コロナ禍で「ウッドショック」 世界的木材の争奪戦、静岡県内も調達難 住宅着工、工期遅れ懸念

 住宅の柱や梁(はり)に使われる欧米産木材の日本国内での調達が困難となっている。米国の旺盛な住宅需要拡大と新型コロナウイルス禍の海上輸送コンテナ不足を要因に世界的な木の争奪戦「ウッドショック」が生じている状況で、県内でも建材不足に伴う住宅着工の遅れ、価格高騰へ懸念が広がっている。

プレカット製造、スカイの柱工場。住宅用の柱の原料となる集成材の倉庫に空きが目立つ=5月上旬、浜松市天竜区
プレカット製造、スカイの柱工場。住宅用の柱の原料となる集成材の倉庫に空きが目立つ=5月上旬、浜松市天竜区
 5月上旬、浜松市天竜区でプレカット製造、スカイ(磐田市)が運営する柱工場。柱に加工する前の集成材保管倉庫内に空きスペースが目立つ。
 「在庫は通常の3分の1ほど。ベイマツなどの丸太も入荷が減り、今や高値を払っても必要な量は買えない。このままでは一部休業も検討せざるを得ない」と高橋幸嗣会長はため息をつく。
 一般木造住宅に換算して1カ月あたり200~250棟分の柱を製造する同社では、3月から輸入木材の納入に遅れが生じ始めた。3月末には仕入れ先から「納期遅延改善のめどが立たない」と連絡を受け、4月以降入荷量が半減。4月中旬から住宅メーカーなどからの新規受注を停止している。
 林野庁がまとめた木材貿易状況によると、ウッドショックの背景にあるのはコロナ禍の在宅需要と住宅ローン低金利を受けた米国内の住宅市場の活況。海上輸送コンテナ船不足も逆風となり、北米産木材は前年同月比2・5倍にまで高騰した。
 日本の製材輸入量はことし3月まで9カ月連続で前年を下回り、木材需要の約7割を輸入に頼る日本での影響が深刻化している。
 県内住宅業界にも影響が及んでいる。住宅建設のベスト・ハウジング(浜松市中区)の江畑和昭社長は「国産材も通常の1・5~2倍に値上がりしている上に入手困難。間取りを決めてから資材発注する注文住宅は契約しても工期や見込み価格がお客様に示せず、新規の注文が受けられない」と明かす。建売住宅も扱う同社は現在、建て売り用の土地取得を見合わせている状況で「住宅産業には大工や内装、電気工事事業者など多業種が関わり、影響は深刻だ」とする。
 (経済部・石井祐子)

 ■静岡県産材 高まる引き合い 関係者「好機」
 世界的な輸入木材が調達難を受け県産材の引き合いは高まっている。県内林業関係者は「今回のウッドショックは、県産材のシェア拡大の好機」と受け止める。
 静岡県森林組合連合会が県内3事業所で行う県産材入札の平均単価は5月中旬現在でスギ、ヒノキとも前年比2割増。2019年の消費増税前の駆け込み需要時を上回り、藤枝市の静岡事業所で13日に開かれた入札会に参加した県中部の製材会社社長は「これまで取引のなかった会社からも国産材の引き合いがあり、需要に生産が追いつかない」と明かす。
 同連合会の望月鉄彦常務は「今回のウッドショックは一過性でなく、少なくとも年内は輸入材不足が続くのではないか」と見通し、「県産材の供給拡大のチャンスと捉え、市場が求める良質な木材の生産体制を整えていく必要がある」とする。

「チーズピゲ」御殿場に出店 静岡県東部初

 静岡県発祥の人気チーズスイーツ専門店「チーズピゲ」の御殿場店が25日、御殿場市の森の腰商店街にオープンする。県東部初出店。看板商品のクッキーチーズサンドなどのオリジナルスイーツを販売する。

看板商品のクッキーチーズサンドをPRする店員=御殿場市川島田のチーズピゲ御殿場店
看板商品のクッキーチーズサンドをPRする店員=御殿場市川島田のチーズピゲ御殿場店
 クッキーチーズサンドは、北海道産チーズを使った厚さ1・5センチのクリームチーズを、程よい甘さとサクサクした食感のクッキーで挟んだ。1番人気の「濃厚バニラ」のほか、チョコレートやフルーツなどをフレーバーにした多彩な種類をそろえる。
 濃厚な味わいのフィナンシェ、パウンドケーキやクッキーも並ぶ。
 チーズピゲはデンマーク語で「チーズ女子」。前身である洋服店の女性従業員が、好物のチーズを使って贈り物にできる商品を作ろうと始まった。御殿場店のほか、焼津本店をはじめ県内外に6店舗を構える。