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島田市ウイークリー

 お疲れ様です。金曜の夜は「あなたの静岡新聞」ニュースデスクから、ひとつの市や町をピックアップしてニュースや話題のまとめをお届けしています。今夜は島田市に注目します。「お茶とSLのまち」の魅力を感じてください。
 〈静岡新聞社編集局TEAM NEXT・尾原崇也〉

新茶初取引、品質良く 3口278キロ上場 島田市金谷地域

 金谷地域の新茶取引が13日、JA大井川管内の先陣を切って、始まった。適度な雨と暖かな気候で生育が早まり、初取引は昨年より一週間早かった。

取引成立で手合わせをする茶業関係者=島田市のJA大井川金谷工場
取引成立で手合わせをする茶業関係者=島田市のJA大井川金谷工場
 島田市番生寺の同JA金谷工場には、わせ品種のさえみどり、金谷ほまれ、金谷いぶきの3口278キロが上場。買い手側は荒茶の滋味、水色、香気などを吟味した。あっせん人を介して交渉が進み、取引が成立すると威勢良く手合わせをした。
 同JA茶加工課の山内茂課長は「品質はここ数年で1番。良いシーズンになることを期待したい」と話した。週末にかけて、出回り量が膨らむ見通し。
 初取引の記念式典は新型コロナウイルスの影響で昨年に続き中止した。
(2021/04/14)

香炉、ペースト…茶アイデア続々 静岡ChaOIプロジェクト【新茶特集】

 静岡茶の新しい需要創出を目指して昨年度スタートした静岡県の「ChaOI(チャオイ)プロジェクト」。生産者や茶商などが技術やノウハウを持ち寄り、香りやうまみ、機能性などを生かした新商品の開発が進んでいる。

リラックス効果があるとされる茶香炉専用の茶葉
リラックス効果があるとされる茶香炉専用の茶葉
 製茶問屋のお茶のあおしま(島田市)は牧之原市内の茶農家と連携して、茶葉を熱してたく香りを楽しむ茶香炉専用の茶葉の開発を進めている。プロジェクトの一環で、お茶の香り成分のモニタリング調査を重ね、「リラックス効果がある」として増産に向けた原料確保を進める。青島光俊代表は「農家と力を合わせて新たな顧客を掘り起こしたい」と話す。
 JA静岡経済連は、2018年に業務用の抹茶ペーストの生産を始めた。パリで活躍するパティシエ監修の下、ペーストを使ったカルパッチョやクッキーなどのレシピを考案。一般家庭向けに小分けにした製品発売を見据える。新型コロナウイルス感染拡大に伴い巣ごもり需要が高まる中で、年内に一般向けの出荷に踏み切る。
 創業105年の本山製茶(静岡市葵区)は、脳の機能を活性化させる効果があるとされる高機能成分DHA(ドコサヘキサエン酸)を豊富に含むえごま油と有機栽培の緑茶をブレンドしたオイル製品の開発に取り組んでいる。
 海野桃子代表は「お茶の緑の美しさを生かした製品を作りたい」と、サラダやリゾットに振りかけるなどの用途を探る。

 ■フォーラム会員募集
 県は、生産者や茶商、研究機関などが業種の垣根を越えてお茶の新たな可能性を探る「ChaOI(チャオイ)フォーラム」の会員を募集している。
 会員が中心になり共同事業体を立ち上げて販路を拡大したり、設備を整備して輸出向けの製品作りを進めたりするChaOIプロジェクトに取り組む。県から助成を受けて事業を展開するほか、県農林技術研究所茶業研究センター「ChaOI-PARC(パーク)」(菊川市)と連携した新商品などの研究開発にも取り組む。問い合わせはお茶振興課<電054(221)2674>へ。
(2021/04/14)

教育旅行は島田に 「お茶とSLのまち」パンフレットでPR

 新型コロナの影響で修学旅行の行き先を見直す学校が増えていることを受け、島田市は教育旅行先として市の魅力を紹介するパンフレットを製作し、本年度から本格的に誘致に乗り出した。県内市町や愛知、山梨などの近隣県をターゲットに6千部を配布する。

モデルコースなどを紹介した教育旅行パンフレット=島田市役所
モデルコースなどを紹介した教育旅行パンフレット=島田市役所
 首都圏や京阪神を行き先にした修学旅行や課外授業の実施が難しくなり、昨年は県内自治体の小学校が島田を訪れるケースがあったという。パンフは「お茶とSLのまち」をキーワードに大井川鉄道や茶工場の見学体験、蓬莱橋、島田宿大井川川越遺跡といった歴史資源、昨秋オープンした「KADODE OOIGAWA」などを巡るモデルコースを紹介した。まとまった人数で宿泊が可能なホテルや自然体験施設も掲載した。
 市としての教育旅行の受け入れ実績は少なく、本格的な誘致は初めて。受け入れの調整などは現時点では行わず、小中学校や旅行会社に配布したり、首都圏での市のPRに活用したりする方針。市観光課の担当者は「まずは豊富な地域資源を知ってもらいたい」と話している。
(2021/04/14)

大井川鉄道「笑える」缶バッジ SNSで話題、ネット販売開始

 大井川鉄道(本社・島田市)が新金谷駅の売店限定で販売するユニークな缶バッジがSNS上で話題を呼んでいる。鉄道標識をモチーフに「私の人生はワンマン運転を行っております」などくすっと笑える一言が並び、2019年の発売以降約2万個を販売した。5日には缶バッジを第1弾商品とするオンラインショップを立ち上げた。

ユニークな文言が人気の缶バッジを紹介する梶山さん。「警戒」の標識をアレンジしたバッジも人気=島田市の大井川鉄道新金谷駅
ユニークな文言が人気の缶バッジを紹介する梶山さん。「警戒」の標識をアレンジしたバッジも人気=島田市の大井川鉄道新金谷駅
 考案したのは商事部の梶山優太さん(30)。「ワンマン-」の缶バッジがツイッター上で大きな反響を呼び、「回送 明日から本気出す」など次々にアイデアを形にした。無線連絡がなかった時代にホームで使われた「強風雨警戒」などの丸い標識をデザインに取り入れた商品では「上司警戒」「振り込め詐欺警戒」とバリエーションを増やし、人気商品になったという。
 バッジはデザインから全て手作りで、これまで数千種類を制作した。オンラインでは人気商品を中心に77種類をそろえ、同鉄道で走る車両のヘッドマークやテールライトをモチーフにした限定品も販売する。
 1個300円(税込み)。同社は「新型コロナの影響で旅行が控えられる中、ネットでも大鉄の魅力を発信したい」と話している。オンラインショップ名は「変な缶バッジ」。問い合わせは同社<電0547(45)2230>へ。
(2021/04/06)