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〈 デスクのおすすめ 3月17日 〉

 おはようございます。今週オープンした「あなたの静岡新聞」。この「知っとこ」のコーナーでは日に4回、いろいろな切り口でニュースまとめをお届けします。その日のニュースがよく分かる「深掘り」だったり、編集部がおすすめする記事の「クリップ」だったり、出来事の経緯や背景が見えてくる「解説」だったり。「あなたの静岡新聞」にお越しいただいた際にはぜひお立ち寄りください。
 
 前置きが長くなりました。きょうこの時間のキュレーション担当デスクは、静岡新聞社編集局TEAM NEXTの村松響子です。私のおすすめ記事4本をクリップしてお届けします。

浜松の児童会クラスターで変異株 10人が感染【新型コロナ】

 浜松市は16日、新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生している市内の放課後児童会に関連した感染者10人について、英国由来の変異株の感染が確認されたと発表した。変異株の感染によるクラスターは静岡県内で初めて。

 10人はいずれも軽症か無症状。海外渡航歴や県外の変異株の感染者が多い地域への訪問歴はなく、感染経路は不明という。現在は、症状などに応じて入院やホテル療養などの措置を取っている。
 市によると、10、11の両日に市が感染者の検体について、変異株を検出するための検査を改めて実施したところ、児童や同児童会の職員ら計11人に変異株感染の疑いが出た。12日に国立感染症研究所に解析を依頼し、16日に結果が届いたという。
 市は同クラスター関連の別の感染者9人も変異株感染の可能性があるとみて、同研究所に検体を送付した。
 市は、濃厚接触者の把握や接触の可能性があった人を対象にした陽性の可否を巡る検査は既に実施済みで「放課後児童会のクラスター関連以外で、変異株の感染拡大の可能性は低い」との見方を示している。
 ただ、検査で一度陰性になった人でも後日に症状が出て陽性になる場合もあるため、健康観察と状況把握を継続している。
 県内では1月18日に東部保健所管内の3人の変異株感染が確認された。同21日には、濃厚接触者1人の陽性が判明。2月9日にも3人の感染が明らかになった。いずれも英国に滞在歴はなかった。

 ■変異株でも防止策同じ 専門家「冷静に、徹底を」
従来通りの感染防止対策を―。16日、新型コロナウイルス感染症のクラスター(感染者集団)が発生している浜松市の放課後児童会で、感染者10人の変異株感染が明らかになった。感染力が強いとされる変異株の感染によるクラスター発生は県内では初めて。ただ、専門家は基本的な感染防止対策は変わらないとして、冷静な対応を呼び掛けている。
 市保健所によると、検体の解析を依頼していた国立感染症研究所から、変異株感染を確認する連絡が届いたのは16日午前。事前に市保健環境研究所(同市東区)で行った検査で感染の疑いが濃厚となっていたため、結果は「ある程度予期していた」(担当者)が、公表準備などで保健所内は一気に慌ただしくなったという。
 公表により懸念されるのが感染者などへの誹謗(ひぼう)中傷。市は同日、「誹謗中傷は重大な人権侵害。厳に慎んでほしい」とのメッセージを発した。
 一方、市教委は同日、放課後児童会が校内に設置されている当該の市立小を17、18の両日は臨時休校とし、そのまま春休みに入ると決めた。19日に予定していた卒業式は代替日を検討するという。
 米疾病対策センター(CDC)は1月、今後の流行が変異株になるとの予測を出している。感染症に詳しい浜松医療センターの矢野邦夫院長補佐は、既に国内でも各地で確認されている現状を説明。「変異株が確認されても全く不思議ではない。ウイルスは変異するものでやむを得ない」とみる。
 対策面では「英国由来の変異株にもワクチンは効くと分かっている」との見方を示す。市民に向けては、手指衛生やマスク着用などこれまでの感染防止策をより厳密に徹底するよう呼び掛けた。

閉校、内浦小に特別ショー 沼津の伊豆・三津シーパラダイス

 沼津市内浦長浜の伊豆・三津シーパラダイスは16日、小中学校の統合に伴って本年度末で閉校する内浦小の児童を招いた特別ショーを同施設で開いた。イルカたちが華麗なジャンプを披露し、全校児童40人が地元での思い出を刻んだ。

内浦小の児童に披露された特別ショー=沼津市内浦長浜の伊豆・三津シーパラダイス
内浦小の児童に披露された特別ショー=沼津市内浦長浜の伊豆・三津シーパラダイス
 バンドウイルカ1頭とカマイルカ2頭が回転しながら跳び上がったり、バブルリングをつくったりして児童を楽しませた。代表児童6人がステージに上がって合図を出し、イルカたちが一斉にジャンプすると、会場から大きな拍手が送られた。
 今回のために施設側が用意した「ありがとう内浦小学校」のメッセージ入り缶バッジのプレゼントも。ショー出演を体験した菊地八雲君(11)は「以前にショーを見て、出演してみたいと思っていた。夢がかなった」と笑顔を見せた。
 同校は2013年に授業の一環で施設のマスコットキャラクター「うちっちー」を考案するなど、長年にわたり交流を続けてきた。植田行宏支配人(55)は「最後に子どもたちの楽しい思い出になればと企画した。地元への愛着を持ってくれたらうれしい」と話した。

「凧印」マスク 浜松まつりへ注文販売開始 中区の事業者

 浜松市中区で飲食店を経営する「F.T.C.」(同区)は、コロナ禍により規模を縮小して開催予定となっている5月1~5日の「浜松まつり」を盛り上げようと、凧(たこ)に描かれる各町の「凧印」などを印刷した不織布マスクの注文販売を始めた。

浜松まつりの「凧印」を印刷した不織布マスクのサンプル=浜松市中区
浜松まつりの「凧印」を印刷した不織布マスクのサンプル=浜松市中区
 今年の同まつりは無観客で、ラッパの禁止など制約も多い。「せめて参加町の住民が一体感や華やかさを味わえるグッズを」と凧印のマスクを考案した。
 印刷代込みで1枚35円。500枚以上から注文を受ける。色やデザインは応相談。今年のまつり開幕前に納品を希望する場合は21日までに注文が必要という。その後も企業やスポーツチームなどのマークを印刷したマスクの注文を受ける予定。
 問い合わせは鈴木宏好代表<電053(569)7951>へ。

乳製品の製造見学いかが 手作りこだわり、直売所も まかいの牧場(富士宮)ファクトリー

 まかいの牧場(富士宮市内野)が、直売所や工場見学が楽しめる「らくのうファクトリー」を新装オープンさせた。国際審査で3つ星も獲得している手作りにこだわった商品の製造過程を知ってもらおうと自社工場を改装した。

製造現場が見学できる「らくのうファクトリー」=富士宮市内野
製造現場が見学できる「らくのうファクトリー」=富士宮市内野
 工場では人気商品の富士山チーズケーキをはじめ、牛乳やヨーグルト、チーズなどを製造している。施設1階に広がる製造現場を2階に設けられた通路などから窓越しに見学できる。通路にはパネルも用意し、それぞれの乳製品の製造工程を紹介している。
 直売所では手頃なアウトレット商品や限定商品などを扱うほか、牛乳やチーズケーキ、ソフトクリームの試食が楽しめる。工場担当者が直接来場者の声を聞きながら商品開発の参考にしていく。土日祝のみスタッフによるガイドツアーも行う。
 工場責任者の志村秀司常務は「手作りにこだわった製造工程を見てもらい、安心して味わってほしい。地元の方にも、まかいの牧場を身近に感じてもらうきっかけになれば」と思いを込める。
 ファクトリーはこれまでは土日祝日のみの営業だったが、20日以降は定休日の火曜を除く毎日営業となる。時間は午前11時~午後3時。