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進む高齢化 静岡県内初の30%超 全国も年々上昇

 静岡県内の総人口に占める65歳以上の割合(高齢化率)が今年2022年、初めて30%を超えました。75歳以上の割合を示す後期高齢化率も15・8%で過去最高を更新しました。全国の状況も含め最新の数字と近年の推移を1ページにまとめました。
 〈静岡新聞社編集局未来戦略チーム・松本直之〉

4月1日時点 西伊豆町、川根本町は50%超

 静岡県が30日公表した2022年4月1日時点の県内の65歳以上人口は110万1978人と前年から3701人増え、過去最多を更新した。総人口に占める65歳以上の割合を示す高齢化率は前年比0・3ポイント上昇の30・2%と初めて30%を超えた。75歳以上の割合を示す後期高齢化率も0・4ポイント上昇の15・8%で過去最高。市町別で西伊豆町、川根本町の高齢化率は50%超だった。

静岡県庁
静岡県庁
 高齢化率が最も高かった西伊豆町は51・8%、川根本町が50・7%と続いた。ほかに、松崎町49・5%、熱海市48・6%、南伊豆町47・9%など。
 最も低かったのは長泉町の22・5%で、次いで袋井市25・0%、御殿場市25・9%の順だった。
 後期高齢化率も全体的に上昇し、川根本町の30・6%が最も高く、西伊豆町29・3%、熱海市28・9%と続いた。
 県の推計によると、高齢化率は今後も上昇が続き、2035年ごろに県全体で35%を超える見込み。福祉長寿政策課の担当者は「高齢者が地域で健やかに最期まで暮らせる社会の実現を目指す」としている。
 数値は各市町の住民基本台帳に基づき算出した。
 

2000年には17.2% 経年変化をグラフで

※2010年までは5年刻み。データは静岡県長寿福祉政策課「高齢者福祉行政の基礎調査結果」から。

全国は29.1% 昨年2021年「敬老の日」総務省推計

高齢者数と総人口に占める割合の推移
高齢者数と総人口に占める割合の推移
 ※2021年9月19日 あなたの静岡新聞から
 敬老の日を前に総務省が19日発表した人口推計(15日時点)によると、65歳以上の高齢者は前年より22万人増の3640万人、総人口に占める割合は0・3ポイント増の29・1%といずれも過去最多、最高を更新した。同時に示した2020年の労働力調査では、高齢者の4人に1人が働いていたことが分かった。15歳以上の就業者全体に占める高齢者の割合も年々上昇しており、就労環境の整備が急務となる。
 高齢者のうち、男性は1583万人、女性は2057万人。年齢層別では、「団塊の世代」(1947~49年生まれ)を含む70歳以上が61万人増の2852万人だった。

静岡県の総人口はいま 日本の総人口はいま

 静岡県が26日までに公表した5月1日現在の本県の推計人口は358万6682人で、前月に比べ189人増加した。推計人口が増加するのは2020年5月以来、2年ぶり。毎年5月は進学、就職、転勤に伴う社会移動が増加する傾向にあり、今回も社会増が人口増の要因となった。

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 転入数から転出数を引いた社会動態は2095人増(転入1万7622人、転出1万5527人)で、前月の4688人減から大幅に増えた。社会動態がプラスになるのは5カ月ぶり。一方、出生数から死亡数を引いた自然動態は1906人減(出生1546人、死亡3452人)と減少傾向に歯止めはかかっていない。

 市町別では、223人増の浜松市、144人増の御殿場市など12市2町で増加した。社会増が大きく、浜松市(570人増)、静岡市(400人増)の両政令市の増加数が際立った。人口が最も減ったのは富士市の125人減だった。

 自然動態は長泉町のみ増加した。世帯数は149万8213世帯で2カ月連続増。
 〈2022.5.7 あなたの静岡新聞〉

 ■日本の総人口1億2614万人 2020年国勢調査確定値
 総務省は30日、2020年国勢調査の確定値を発表した。20年10月1日時点の外国人を含む日本の総人口は、15年の前回調査から0・7%減の1億2614万6099人となり、2回連続で減少した。減少数は94万8646人。総人口に占める65歳以上の割合は2・0ポイント増の28・6%で過去最高を更新した。
 都道府県別では、埼玉、千葉、東京、神奈川、愛知、滋賀、福岡、沖縄の8都県で人口が増え、残る39道府県は減少した。全国1719市町村(東京23区は1市とみなして集計)のうち82・5%に当たる1419市町村で人口が減った。
 日本人の人口は1億2339万8962人。
 〈2021.11.30 あなたの静岡新聞〉