大道芸W杯の記事一覧
-
大道芸W杯 盗撮犯確保で感謝状 地元警備会社に静岡中央署
静岡中央署は27日、昨年11月に静岡市内で開かれた「大道芸ワールドカップ」で発生した盗撮事件で、警備員らが連携し、ペットボトルに偽装した小型カメラを持った盗撮犯の逮捕に貢献したとして、会場警備に当たった駿河区の警備会社「エスピトーム」(塩沢孝太郎社長)に署長感謝状を贈った。機転を利かせ犯人を確保した警備員の竹田芳基さん(35)に、及川博行署長が感謝状を手渡した。 昨年11月5日午後5時ごろ、葵区の駿府城公園内の会場で盗撮の目撃者から報告を受けて駆けつけた別の警備員が盗撮犯を見張る中、犯人が突然逃走を図った。無線を受けた竹田さんは薄暗い中で約100メートルにわたって追跡。テント裏に入った犯人の
-
社説(12月27日)東アジア文化都市 日程の再検討が必要だ
静岡県が韓国の全州市、中国の梅州、成都の両市と文化・芸術活動を通じて相互理解を深める1年間の国際交流事業「東アジア文化都市」が、12月末で終了する。県は、18日までに本県で行われた認証事業を966件、来場者数を896万人、経済効果は速報値で232億円とする。 だが、事業の意義や価値が県民に広く浸透していたとは言いがたい。事業数や来場者数には、中韓3都市との国際交流事業、「静岡国際オペラコンクール」「ふじのくに⇆せかい演劇祭」といった文化・芸術分野の催しのほかに、「浜松まつり」「大道芸ワールドカップ」に代表される観光色が強い既存のイベント、スポーツのイベントも含めている。こうした点が実体の見
-
大道芸W杯継続へ 組織のあり方見直しを【記者コラム 黒潮】
静岡市中心街で4日間にわたり開催された「大道芸ワールドカップ(W杯)in静岡」は、4年ぶりに新型コロナウイルス感染対策の制限なく行われ、約118万人が来場する盛況ぶりだった。一方、運営費は市の補助金と企業の協賛金に頼らざるを得ず、財政面での自立への道は遠い。30年以上かけて育んできた市の大道芸文化の継承や地域活性化のために今後も続いてほしい行事だが、大会を運営するボランティアも減少傾向にある。運営主体や実行委員会組織のあり方を見直し、継続に向けた改革を進めてほしい。 大道芸W杯は1992年に市の音頭で始まり、2007年に事務局が市から独立した。新型コロナの影響で21、22年は中止したが、今
-
静岡・大道芸W杯フィナーレ 4年ぶり”フル開催” 118万人魅了
国内外のアーティストが静岡市中心街で妙技を繰り広げる「大道芸ワールドカップ(W杯)in静岡」が5日、閉幕した。新型コロナウイルスの影響で昨年は2日間の縮小開催だったため、4日間の”フル開催”は4年ぶり。天候にも恵まれ、推計約118万人(主催者発表)が来場した。 30回目の節目となった今大会は、過去のW杯チャンピオン5組を招待した。世界一流のパフォーマンスを一目見ようと、歴代王者の演技ポイントには連日、特に多くの観客が集まった。2~4日に葵区のしずぎんホール「ユーフォニア」に設けた屋内の有料ステージは計6公演のチケットが完売。最終日は駿府城公園内でのフィナーレにアーテ
-
大道芸W杯 市民ボランティアも輝く“主役”「100年後も続くように」
静岡市内で開催している大道芸ワールドカップ(W杯)in静岡。圧巻の演技で観客を魅了する出演者だけでなく、大会運営を支える重要な存在なのが市民ボランティアだ。ライフワークとして長年携わっている人も多く、中にはボランティア活動を通じて結婚した夫婦も。ボランティアの1人は「(大道芸W杯が)50年後、100年後も当たり前のように続いてほしい」と話し、次の世代への魅力発信にも注力する。 「大道芸W杯で人生が変わった」。同市葵区の中村光太さん(45)は約15年前、ボランティアの講習会で出会った妻奈緒子さん(45)に一目ぼれし、猛アタックの末に結婚した。就職を機に都内から同市に移住したばかりで、「地域活
-
大自在(11月5日)ガザ
世界中が固唾[かたず]をのんで見守るパレスチナ自治区ガザで地上戦が本格化しようとしている。イスラエルは自治区の中心都市である北部のガザ市を包囲し、イスラム組織ハマスの掃討のため、対トンネルの特殊部隊を送り込んだ。 ブリンケン米国務長官がイスラエルに入り戦闘中断を要請したが、ネタニヤフ首相は拒否。ガザ住民のさらなる犠牲が避けられない情勢だ。イスラエルが国際社会の声に耳を傾け踏みとどまることを願う。 ハマスが越境攻撃を仕掛けて多数のイスラエル市民を殺害し、人質を取ったことが引き金になった。だが、既にパレスチナ側の死者はイスラエルの数倍に達し、多数の子どもが含まれる。イスラエルは怒りで自制心を