JAの記事一覧

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わけありタマネギ 15日詰め放題 開催 JAふじ伊豆なんすん
JAふじ伊豆なんすん地区本部(沼津市)は15日午前9時から、直営4店舗で規格外タマネギの詰め放題イベントを開く。食品の廃棄防止と農家の所得向上を目的に企画した。 品質や味に問題はないが、細長かったり、小さかったりして出荷できなかった地元産タマネギを1回200円でビニール袋いっぱいに詰めることができる。4店舗で計1トンを用意。なくなり次第、終了する。 開催するのは沼津市の金岡産直市とKAU~ら、長泉町の長泉産直市、裾野市のすそのふれあい市。問い合わせは同JA地区販売課<電055(931)3132>へ。
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家康にならい親子で「茶詰めの儀」体験 静岡、新茶熟成
徳川家康が新茶をつぼに詰めて夏季に冷涼地で保管・熟成させて愛飲していたという故事にちなんだ親子体験会「本山My茶つぼ『茶詰めの儀』」が4日、静岡市葵区の市歴史博物館で開かれた。大河ドラマ放送による家康への関心の高まりを受け、市やJA静岡市でつくる「駿府本山お茶まつり委員会」が10年ぶりに開催した。 家康は大御所として駿府城で暮らしていた晩年、新茶を海抜1200メートルほどの井川(同区)の大日峠付近に建てたお茶蔵で厳重に管理し、秋に城へ届けさせて熟成した豊かな風味の茶を楽しんだと伝わる。 同委員の小島康平さん(70)=小島茶店代表=による講話後、参加した市内の親子約30組は新茶の紙袋を茶つ
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JAとぴあ浜松人事(22日、地名のみは支店もしくは支店長)
監査部長(芳川)近藤進貴▽総合企画部長(総合企画部経営企画課長)三輪貞司▽総務部長(総務部総務課長)菊池博康▽総合企画部経営企画課長(営農販売部営農販売課係長)鈴木栄祐▽総務部総務課長(早出)古橋克哉▽ローンセンター長(ローンセンター係長)古田光代▽芳川(蒲)鈴木賢弘▽蒲(ローンセンター長)原道宏▽早出(人事部人事教育課係長)渡瀬裕俊
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サツマイモ苗植え「楽しい」 地元農家に教わり農業体験 伊東の園児
子どもたちに農業の大切さを知ってもらおうと、JAふじ伊豆あいら伊豆地区の荻支店(伊東市荻)は1日、サツマイモの苗植え体験イベントを同支店近くの畑で行った。地元の園児が長靴を泥だらけにしながら、植え付け作業を楽しんだ。 伊豆栄光荻保育園と荻幼稚園の園児が順番に集まり、それぞれ紅はるかと紅あずまの苗を植えた。地元農家から植え方の手本を教わり、一つ一つ丁寧に土に差していった。 終了後、子どもたちは指導した関係者を前に「楽しかった」「優しく教えてくれてうれしかった」などと感想を述べた。秋には収穫を予定している。 (伊東支局・白柳一樹)
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「折戸なす」豊作祈願 JAしみず生産者 静岡久能山東照宮に奉納
JAしみず折戸なす研究会(桜田盛己会長)は1日、徳川家康が好み、初物が献上されていたという「折戸なす」を静岡市駿河区の久能山東照宮に奉納した。出荷最盛期を迎える6~7月に合わせて、同研究会の生産者ら7人が参拝し、豊作を願った。 折戸なすは清水区三保・折戸地区の在来作物で、丸い形で肉厚な実が特徴。明治期に栽培は途絶えたが、2005年に国の試験場で種子が見つかり、試験栽培を経て07年に同研究会が発足した。現在6軒の地元農家が生産に励む。今季は5月19日に収穫を開始し、12月ごろまでの全体の収量は計約10トンを見込んでいる。 奉納は今年で17回目。桜田会長は「生育も順調で出だしは良い。大河ド
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牛乳飲んで酪農家助けて JAふじ伊豆がPR 6月1日は「世界牛乳の日」
JAふじ伊豆は「世界牛乳の日」の1日、管内で直営するファーマーズマーケットや直売所の17店舗で牛乳約3千パックを無料配布し、地元産牛乳をPRした。 生産資材や飼料価格の高騰で苦境に立つ酪農の支援が目的。県東部の学校給食で供給される「富士の国乳業」や「丹那牛乳」の200ミリリットルパックを先着順で配った。三島市谷田の「みしまるかん」では、藤沼和明常務ら職員が買い物客に「牛乳の消費に協力してください」などと呼びかけた。 同JAによると、5月に実施した酪農家への経営診断で餌代が昨年より1キロ当たり25円上昇していたという。飲用乳価は昨年11月に1キロ当たり10円上がり、今年8月にも値上げされる
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二番茶生産本格化 茶業者が準備に熱 「手ごろでおいしい」多様な商品開発
静岡県内産二番茶の収穫が6月上旬、各地で本格化する。近年は4~5月に生産される高価格帯の一番茶需要が伸び悩む一方、用途が幅広い二番茶の重要性が高まっている。県内茶業者は「手ごろな価格のおいしい茶を届けたい」と準備に熱意を込める。 「気温や適度な降水量に恵まれて生育は良好だね。病害も見られない」。静岡市駿河区丸子の茶農家、大高一彦さん(69)は二番茶摘採に向けた肥料散布や防除といった茶園の管理作業を進めている。 適度に日が差す地形を生かして茶を作り、自前で販売する。毎年の新茶作りに力を注ぐが、「二番茶だからこそ提供できる味わいもある」と語る。一番茶生産後に残った茎と二番茶をブレンドして製造
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農業法人誘致へ新組織 静岡県が市町、JAと 耕作放棄に歯止め
静岡県は31日、規模拡大に意欲的な農業の担い手確保に取り組む組織「静岡県農業法人誘致推進連絡会」を発足し、初会合を静岡市駿河区で開いた。全35市町や県内のJAが参画し、担い手急減に伴う耕作放棄地の増大に歯止めをかけるため、誘致活動を全県的に展開する。 県は市町別にアクションプランを策定し、農業法人誘致を進めていく基本方針を示した。プランには気候や主要消費地へのアクセスといった市町ごとに異なる営農の利点を盛り込むほか、誘致の対象とする法人を絞り込んで作物や販売形態などで異なるニーズに即した農地をより迅速に提供できる態勢を敷く。 県は各市町のプランを基に、誘致候補となる農業法人を洗い出す。情
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開業18年祝い周年祭 浜松・ファーマーズマーケット三方原店
浜松市北区根洗町のJAとぴあ浜松ファーマーズマーケット三方原店がオープンから18周年を迎え、このほど同店で周年祭を開いた。多くの地域住民が訪れ、旬の地元農産物を求めて長蛇の列を作った。 初めて実施した特産の三方原馬鈴薯(ばれいしょ)の量り売りや、同JA馬鈴薯部会青年部が監修したコロッケが人気を集めた。アールスメロンや豚肉など同JA管内の農産物が当たる抽選会も行われた。川原秀樹店長は「天候に恵まれ、開店前から行列ができていてありがたい」と話した。 イベントには市ごみ減量推進課も参加し、一部の商品の購入者に雑紙分別用の紙袋を配布して使用を呼びかけた。
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クルクマ生育順調 JAとぴあ浜松 中区・目ぞろい会
JAとぴあ浜松クルクマ部会(古橋賀津也部会長)は30日、同JA管内が生産量日本一を誇る観賞用花「クルクマ」の目ぞろい会を浜松市中区花川町の同JA花き営農センターで開いた。 クルクマは熱帯アジア原産のショウガ科の植物。お盆の仏花や花束の花材などとして人気を集めている。 目ぞろい会には生産者ら約30人が集まり、採花時期や選別基準、出荷方法を確認した。ことしは気候条件が良く生育は順調という。同センターの川瀬英夫主任(54)は「夏の定番として需要は高まっている。色の種類も多いので、さまざまな用途に使ってもらいたい」と話した。 最盛期は7~8月で、10月にかけて昨年並みの約200万本の出荷を見込む。
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伊豆の国名産 ミニトマト収穫 特支児童15人
伊豆の国市の伊豆の国特別支援学校小学部の3年生15人が30日、ミニトマトを栽培するJAふじ伊豆伊豆の国果菜委員会の宇田朋幸さん(43)=同市=が所有する市内のハウスで収穫を体験した。 児童は市名産で真っ赤に育ったミニトマトを一つ一つ丁寧に収穫した。学校で栽培していることもあり、「ミニトマトのおいしい食べ方は何ですか」「ミニトマトはどれくらいの時間でできますか」と宇田さんに質問した。宇田さんは「洗ってそのまま食べるのが一番おいしい」「大体2カ月で食べられるようになる」などと回答した。
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タマネギ最盛期に援農ボランティア JAふじ伊豆なんすん地区本部
JAふじ伊豆なんすん地区本部(沼津市)は本年度、タマネギの生産現場で援農ボランティアを導入した。30~80代の男女26人が6月中旬ごろまで、近隣3市町の畑で最盛期を迎えた収穫作業を手伝う。 清水町の木下親一さん(73)の畑ではこのほど、援農ボランティア2人がタマネギを引き抜き、乾燥させる作業に従事した。雨上がりのため、普段より多く実についた土を丁寧に払い落とし、畑に並べて天日干しした。 長泉町の浜坂彰子さん(48)は「ボランティア募集の案内を見て面白そうだと思い、参加した。実際に体験してみたら楽しかった」と話した。木下さんは「最盛期は人手が足りなかったので、ボランティアが来てくれてとても
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家康公ならい「茶詰めの儀」 静岡市内産新茶、つぼで秋まで熟成
静岡市やJA静岡市などでつくる駿府本山お茶まつり委員会はこのほど、茶つぼで熟成させた茶を楽しんだ徳川家康ゆかりの「茶詰めの儀」をJR静岡駅北口地下広場で行った。茶業者の佐藤誠洋さんと藤田匠さんが煎茶道静風流家元の海野俊堂さんの指導を受け、市内産新茶をつぼに詰めて封印した。 家康は茶つぼを冷涼な井川大日峠(葵区)のお茶蔵で熟成させ、香りや風味が深まった秋に封を解き、駿府城で茶会を開いたと伝わる。故事にちなみ、新茶はお茶蔵に運び込み、10月の「口切りの儀」を経て、久能山東照宮に奉納する。 会場では2月に同市で開かれた、小学生が茶の入れ方や知識を競う「T-1グランプリ」の上位入賞者が呈茶の点前
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御殿場でJA協同サービス 先進農業の実証開始 ドローンなど活用
JAふじ伊豆の子会社のJA協同サービス(山口正宏社長)はこのほど、稲の種子を直接水田にまく直播(ちょくはん)向けの種子「リゾケアXL」やドローンを活用した先進農業の実証実験を御殿場市中山の水田で始めた。同種子による稲作は県東部で初といい、省力化や効率化が図られた新しい農業の方法を探る。 リゾケアXLは酸素供給や害虫防除、苗腐病対策などの薬剤がコーティングされた直播用種子で、安定した苗立ちの確保が期待される。全国で導入が広がっているが、県内では使用事例が少なくデータも集まっていないという。ドローンで水田に直接まくことで育苗の設備や経費、田植えの機器の運搬や労力、時間などの大幅な削減が見込め
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新組合長に榛葉氏 JA掛川市
JA掛川市は29日までに、通常総代会と理事会を掛川市生涯学習センターで開いた。任期満了に伴う理事の選任があり、新たな代表理事組合長に同JA常務理事の榛葉稔氏(60)=写真=を選出した。任期は3年。 総代会では2カ年計画などを可決承認した。環境変化への対応や組合員との関係強化に向けて、生産基盤、経営基盤、組織基盤の三つの観点で重点的に取り組む項目を定めた。
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24年カレンダー用写真募集 JAとぴあ浜松
JAとぴあ浜松(浜松市東区)が2024年カレンダー用の写真を募集している。締め切りは8月31日。 テーマは「とぴあの農のある風景」。過去3年以内に撮影した同JA管内(天竜区と北区三ケ日町を除く同市と湖西市)の農山村や田園風景、行事、祭事、農産物などを被写体にした季節感あふれる未発表写真が対象。 応募資格は同JA管内在住者。応募方法は2Lサイズ横位置のカラー写真を郵送(8月31日消印有効)、または同JA支店へ持ち込む。デジタルデータ(JPEG)は電子メールで添付する。最優秀賞1点、優秀賞2点、佳作9点に商品券を贈る。 問い合わせは同JA総務部広報課<電053(476)3115>へ。
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豊作願い笑顔の田植え 御前崎・浜岡東小
御前崎市の浜岡東小の5年生が29日、総合的な学習の一環で、同校近くの水田で田植えを体験した。小雨が降りしきる中、豊作を願いながら楽しく作業に取り組んだ。 水田の所有者の原田裕さん(70)が協力した。素足で田んぼに入った児童らは横一列に並び、ぬかるむ足元に気を取られながら、もち米「葵美人」の苗を約400平方メートルに植え付けた。浜岡地域の米の生産者やJA遠州夢咲の職員らも指導に駆け付け、台風の強風でも苗が倒れないように泥の中に押し込むように1本ずつ丁寧に植え付けた。 子どもたちは米の生育管理方法について原田さんに積極的に質問を繰り返し、農業への理解も深めた。佐藤凰翔君(10)は「苗を植える
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特産「函南西瓜」の出荷始まる 甘くてシャリシャリ
函南町特産の「函南西瓜(すいか)」の出荷が始まり、生産者が等級の基準を確認する目ぞろえ会が26日、同町のJAふじ伊豆函南集出荷場で開かれた。今年は春の高温で霜の害も少なく順調に生育し、10日の初出荷は例年より1週間ほど早まったという。県東部を中心に約5万玉が7月までに出荷される。 函南西瓜は甘みが強く、食べごたえのあるシャリとした食感が特徴。県の「しずおか食セレクション」に認定される。生産者8人が函南西瓜組合を構成し、約7ヘクタールの農地で栽培する。目ぞろえ会では、たたいた音で分かる中身の詰まり具合、外観、置いた時の傾きなどで判別する「秀」「優」「良」の等級基準をJA職員や市場関係者と確認
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牧之原茶農協が最高賞 菊川、JA遠州夢咲荒茶品評会
JA遠州夢咲荒茶出荷者協議会はこのほど、菊川市和田の同JA茶業振興センター「サエリア」で一番茶荒茶荷口品評会を開いた。4月中下旬に生産された23品を審査し、牧之原茶農協(菊川市牧之原)が最高賞の一等一席に輝いた。 生産と製茶技術の向上、消費者ニーズに合った品質の探求を目的に開催している恒例行事。一等二席は丸神茶農協(菊川市神尾)、一等三席は小沢原茶農協(同市小沢)が選ばれた。 消費地の茶商やJA職員ら5人が、外観や香気など4項目をチェックした。審査員長を務めた春木屋(甲府市)の青柳元章社長は「全体的にレベルが高く、各工場の特徴がよく出ていた。近年まれに見る接戦だった」と講評した。
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JAしづはた支店 特殊詐欺未然防止 静岡中央署が感謝状
特殊詐欺被害を未然防止したとして、静岡中央署は25日、静岡市葵区のJA静岡市しづはた支店に署長感謝状を贈った。 同署によると、1日に来店した高齢女性が「介護保険料が返ってくるという電話があった。050から始まる電話番号は農協の番号ですか」と窓口で尋ねた。応対した窓口職員の杉山久美子さん(39)は詐欺を疑って塚本利倫支店長(52)に相談し、警察に通報した。 同署で及川博行署長が2人に感謝状を手渡した。杉山さんは「お客さまとの会話で違和感がないか常に気を付けている。スムーズに対応できた」と振り返った。及川署長は「JAは高齢客が多い。今後も貴重な財産を守ってほしい」と期待した。
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一本一本 思い込め 浜松の中川小5年生 田植え体験
浜松市北区細江町の中川小5年生64人が26日、同校近くの田んぼで田植えを体験した。JAとぴあ浜松湖北地区の協力で実施する毎年恒例の活動。児童は同JA職員や女性部員らから指導を受け、「にこまる」の苗を丁寧に植えた。 子どもたちは、広さ約10アールの田んぼに1列に並び、ロープの印に合わせて等間隔で苗を植えた。例年は授業時間内に終わらず、同JA職員らが残りを植えることが多いが、今回は児童だけで時間内に植えきった。 北野心翔君(10)は「まっすぐ植えるのが難しかった。一本一本大切に植えることでおいしいお米ができるとわかった」と話した。児童は、9月に稲を束ねるすがい作りに挑戦し、10月に収穫も体験
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高品質ミカン安定供給へ JAしみず 大会で決議
JAしみずは26日、「第35回みかん大会」を静岡市清水区のマリナートで開いた。出荷量の確保と「清水のミカン」のブランド力向上などに努めた生産者を表彰し、「安全で高品質な果実を安定的に消費者へ届ける」などとした大会決議を採択した。新型コロナウイルス感染拡大のため4年ぶりの開催。 2022年度の共選場の取扱数量は、天候不順などの影響で前年比13%減の約5600トンだった。23年度は、集荷量の確保と下位等級の削減▽販売力を強化する▽農作業事故に注意する―などを目標とする。柴田篤郎組合長は「生産者皆が農業経営と高品質ミカンの生産にますます精進することを念願する」などとあいさつした。 組合長表彰は
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災害時避難施設などに活用 伊豆市、小下田ふるさとセンター内覧会
伊豆市はこのほど、旧JA伊豆の国小下田支店(同市小下田)を改修した「小下田ふるさとセンター」の内覧会を開いた。同センターは災害時の広域避難施設、地域住民の集会所として利用される。 市がJAふじ伊豆から購入し、2022年度防災対策事業として11月から改修を開始。鉄筋コンクリート造り平屋建てで延べ床面積は約250平方メートル。 市が使う備蓄倉庫、地元住民が備品置き場として使う防災備蓄倉庫を設置した。スロープの整備や段差のない玄関でバリアフリーに配慮している。和室やホールもある。 内覧会には行政や工事関係者、地元住民ら約30人が集まった。菊地豊市長は「市役所から遠く災害が心配だった地域。大切な命を
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落花生大きく育って 湖西の園児が種まき体験
JAとぴあ浜松女性部湖西地区支部は25日、湖西市入出のしらゆりこども園で落花生の種まき体験を行った。年中児40人が、女性部員らと落花生の種を育苗ポットに植えた。JAの協力を受けながら園の畑で育て、10月ごろに収穫体験も行う。 女性部員やJA職員ら約10人が園を訪れ、子どもたちは2粒ずつ種を受け取って育苗ポットに埋めた。こつをつかんだ園児は次々と作業を進め、約500個のポットに種を植えた。収穫した落花生は塩ゆでにしたり、乾燥させてバレンタインのチョコレートを作ったりして味わう予定。 子どもたちに農作物を育てる体験をしてもらおうと2008年度から続く取り組み。同女性部は毎年、前年度の役員が集
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シイタケ2品評会、入賞者に賞状贈る 伊豆で合同表彰式
4月に行われた「県乾椎茸(ほししいたけ)箱物品評会」(県経済農業協同組合連合会など主催)と「JAふじ伊豆乾しいたけ品評会」(同JA、同JAしいたけ委員会主催)の合同表彰式が23日、伊豆市内で行われた。 それぞれの品評会の入賞者に賞状などが贈られた。県乾椎茸箱物品評会で、花冬菇(はなどんこ)の銘柄で最高賞の林野庁長官賞・日本きのこセンター理事長賞に選ばれた小柳出勝さん(62)=同市=は「2年連続で受賞できてうれしい。これを機に県外からも注目してもらえたら」と話した。 そのほかの主な入賞者は次の通り。 【県乾椎茸箱物品評会】県知事賞・森産業社長賞 星谷彦衛(上冬菇)▽全国農業協同組合連合会
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園児が泥んこで田植え「カエルも見つけた!」沼津
沼津市のかきつばたこども園とあけぼのこども園の園児が24日、市内で田植えを体験した。秋に収穫して、園の昼食で新米を味わう。 JAふじ伊豆青壮年部なんすん地区本部愛鷹支部などが、体験学習として企画した。年中と年長クラスの約80人が参加。水をはった園近くのたんぼに列を組んで入り、等間隔になるようロープの目印に合わせて苗を植えた。田んぼにいたカエルに興味を奪われる場面もあったが、若手農家や保育士らと一緒に農作業を体験した。 柔らかい食感が特徴の「きぬむすめ」で、園児も稲刈りに参加するという。
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待ってました!!初夏の味覚 森町トウモロコシ 「甘々娘」収穫開始【動画あり】
トウモロコシの栽培が盛んな森町で24日、特産品種「甘々娘(かんかんむすめ)」の収穫が本格的に始まった。同町谷中の遠州森鈴木農園では、取れたての初夏の味覚が直売所に並び、大勢の人が買い求めた。 午前4時半ごろ、日の出とともに収穫作業を開始し、従業員が食べ頃のトウモロコシを手際よくもぎ取った。初日は1万5千本を販売。直売所には前日の午後8時から待機する人もいた。10年以上購入しているという浜松市の会社員木下英吾さん(52)は「毎年この時期を楽しみにしている。いろんな食べ方で味わいたい」と笑みを浮かべた。 抜群の甘みと粒の柔らかさが特徴で、市場に出回りにくい希少性から静岡県内外にファンが多い。
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静岡県産一茶 生産量最低水準 4月以降の生育鈍化、摘採面積減響く
静岡県内の一番茶生産が一部地域を除いて終わった。4月以降の朝晩の冷え込みといった気象条件や摘採面積の減少が響き、生産量は過去最低水準まで落ち込むとみられる。全国で展開される新茶販売が低調に推移する中、日本一の生産地として消費者のニーズに沿った茶づくりの重要性が一段と増している。 今年は2月下旬以降に温暖な気候に恵まれ、各地の茶園で新芽が早いペースで育ち、静岡茶市場(静岡市葵区)は新茶初取引を史上最速の4月13日に行った。ただ4月上旬以降に一転、生育が鈍化し、一番茶の収穫はピークらしいピークを迎えずに終わった。同市場で1日当たり本茶取扱量が4万キロを超えた日数は、前年の7日に対し、今年は4日
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朝採れ「Teaモロコシ」どうぞ 島田・金谷の新名物、販売開始
島田市竹下の複合商業施設「KADODE OOIGAWA」で23日、茶殻入り肥料を使って栽培したトウモロコシ「Tea(ティー)モロコシ」の販売が本格的に始まった。茶どころならではの資源を活用した金谷地区の新名物として、売り出している。 販売は昨年に続き2年目。JA大井川金谷営農経済センターが主導し、金谷地区を中心に市内4農家が栽培している。製造過程で廃棄される茶殻に着目し、肥料メーカーの協力で茶殻入り堆肥を作り上げた。茶殻はうまみのもとになるアミノ酸などの養分が多く含まれ、食味向上が期待できる。良質な土作りにもつながるという。 同センターの担当者は「甘みがあり、みずみずしくジューシーな味わ
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掛川産甘~いトウモロコシ 「ゴールドラッシュ」生育順調 5月下旬出荷へ
甘みが強いトウモロコシ「ゴールドラッシュ」の収穫時期を前に、掛川市南部の生産者が21日、畑を巡回して生育を調査した。今年は天候に恵まれ、生育は順調という。今月下旬から同市大渕のサンサンファームに出荷する。 サンサンファームに野菜を出荷する生産者が耕作放棄地を減らそうと、2016年から産地化を目指している。今年は生産者17人が約3万本を出荷予定。実が白い「ピュアホワイト」などの品種も栽培している。生産者部会の牧野元一部会長は「肥料の値段が高騰して大変な中、部会員は栽培管理を徹底してくれた。消費者に甘くてこくのあるトウモロコシを食べて元気になってほしい。違う品種と食べ比べてもらえたら」と話した
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JAしみず2支店 特殊詐欺未然防止 清水署が感謝状
清水署はこのほど、特殊詐欺被害を未然に防いだとしてJAしみずの2支店幹部らを同署に招き、署長感謝状贈呈式を行った。 贈呈を受けたのは興津支店と高部支店。興津支店では3月31日、来店した高齢女性が紙片とキャッシュカードを手に店内にいたため声掛けしたところ、「区役所から電話があり、医療費の還付金があると言われた」と話があり、通報した。また、高部支店では4月4日、来店した高齢女性が携帯電話で通話しながらATMを操作していたため声掛けしたところ「医療費の還付金の手続きをしたい」と言われ、通報した。 鈴木正勝署長は「最後の最後の際のところで被害を防いでくれた。今後もそうした視点で接客をお願いしたい
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品評会出品茶の調整に汗 島田・湯日第一茶農協とJA大井川
島田市の湯日第一茶農協とJA大井川青壮年部島田支部は22日、市内で品評会出品茶の調整作業に取り組んだ。 湯日第一茶農協は本年度の県茶品評会でつゆひかりと被覆茶の部門、青壮年部島田支部は全国、県、関東ブロックの各品評会で深蒸し煎茶部門に出品する。参加者は編み目状のふるいに荒茶を入れ、上下左右に動かして大きさや形状別に分ける作業を繰り返した。ピンセットで形状をそろえる最終調整と乾燥の工程を経て、出品茶に仕上げた。 青壮年部島田支部の出品茶製造は2年目。昨年は初挑戦ながら「関東ブロック茶の共進会」深蒸し煎茶の部で銅賞(3位)に輝いた。宮村智久支部長は「普段は違う茶工場で製造に励む仲間と一緒に仕
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産地維持へミカン改植 レモン生産へ 静岡県東部JAと生産者団体
JAふじ伊豆(沼津市)と生産者団体の東部地区柑橘委員会はこのほど、2023年度協議会を伊豆の国市で開いた。農家の高齢化と減少に直面する中、産地の維持・発展に向け、ミカンのブランド品種への改植やレモンの生産拡大に取り組む方針を確認した。 同JAは静岡県東部の8農協が合併して、2022年4月に発足した。初年度のかんきつ類販売高は16億3千万円で、県内有数のミカン産地である沼津市西浦地区が「表年」だったこともあり、好調に推移したという。10年後の31年度の販売高目標は、6・6%増の17億3800万円とした。 地域ブランドミカン「寿太郎」の苗供給数は23年度の900本から1600本に増やし、ミカ
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畑一面 紫のじゅうたん 磐田・赤シソ収穫期
磐田市豊岡地区で特産の赤シソが収穫期を迎えている。JA遠州中央塩蔵野菜部会の会員14人が計約30ヘクタールで栽培する県内最大の産地。濃い紫色の葉で覆われた畑が“じゅうたん”のように広がり、辺りを彩っている。 同市惣兵衛下新田にある秋山敏文部会長(65)の畑では、乗用型の機械で連日早朝から刈り取りを行っている。秋山部会長によると、地区全体としては例年より1週間程度早い4月中旬から収穫が始まった。刈り取った後も葉は1週間程度で成長し、7月中旬ごろまで収穫が続くという。秋山部会長は「色も香りも良い。これから気温が上がり、一気に葉が伸びてきそう」と話した。 同JA豊岡店に
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地元で独立 ミニトマト生産 石原和樹さん(御前崎市)品質向上へチャレンジ【自然の仕事人】
新緑が美しい4月下旬。遠州灘に面した御前崎市で、ミニトマトの収穫にいそしむ石原農産の石原和樹さん(34)を訪ねた。 「幼い頃、祖父母の畑仕事によく連れて行ってもらった経験から、農業に関心を持つようになった」と話す石原さんは高校で農業を専攻、卒業後も農林大学校へと進学し、学びや体験を通してさらに農業が好きになったという。大学校卒業後は、県内のトマト生産法人に就職。それから10年後、地元の先輩農家の話を聞く中で自らも地元で独立することを決意した。「JA遠州夢咲や地元の方々の手厚いサポートのおかげで、とてもスムーズに経営を始めることができた」と話す。 現在の経営面積は、ハウス1棟の18アール。
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東京青果市場案内(JA静岡経済連東京事務所調べ)週末降雨 荷動き鈍く
東京都中央卸売市場によると、週末の降雨予報で野菜全般の荷動きが鈍く、相場はもちあいから弱含みの展開。果物類の入荷量が増え、量販店の売り場構成が初夏の商材中心へと変化している。 【セロリ】とぴあ浜松産は出荷終盤で減少傾向。長野県産の数量が上昇し、全国流通量は7千ケース強で増加している。発注が少なく、相場は弱含み。 【ジャガイモ】鹿児島県産は出荷終盤。長崎県産の出荷進度率は20%強で、階級発生はL以上が80%と大玉中心になっている。本県産三方原の販売は6千ケースで、L以上が57%。 【枝豆】沖縄県産は終盤を迎え減少する一方、関東周辺で入荷が増えている。週後半から出荷増が見込まれ、気温上昇に
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ミカン収量7%増予測 JAみっかび着花調査
浜松市北区三ケ日町のJAみっかびはこのほど、本年度のミカンの収量を予測する着花調査を同町で行った。収量は前年実績比7・1%増の3万トンと見込んだ。 同JA柑橘(かんきつ)指導課の職員や井口義朗代表理事組合長、生産者ら約50人が参加し、5班に分かれて約100カ所のミカン園で樹勢や花の状態などを確認した。収量予測の内訳は、わせ1万トン(同7・7%増)、青島2万トン(同6・8%増)。 井口組合長は「ことしは(収穫量の少ない)裏年の予定だが、花が多く見られ期待できる。気温が高いので、生理落果には注意が必要」と話した。
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ノーモア!トウモロコシ泥棒 森町の生産者、警察、JA団結
今月下旬に収穫期を迎える森町のトウモロコシの盗難防止につなげようと、JA遠州中央は16日、生産者、警察との対策会議を同町の園田防災総合センターで開いた。三者の協力体制で被害拡大を食い止める。 コロナ禍を経て4年ぶりに開催し、町内のトウモロコシ農家30人が出席した。袋井署森分庁舎の担当者が、防犯カメラや柵の設置など自己防衛手段の確立、不審な人物を見かけたらあいさつする、見たことのない車両はナンバーを控えるなど五つの対策を呼びかけた。生産者からは目が行き届かない日中のパトロールの強化を求める声が上がった。 同町では24日前後に収穫が始まる見通しで、8月上旬まで続く。同町産トウモロコシは県内外
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三方原馬鈴薯出荷、生育順調 JAとぴあ浜松
静岡県西部特産のジャガイモ「三方原馬鈴薯(ばれいしょ)」の出荷作業がこのほど、浜松市中区のJAとぴあ浜松馬鈴薯選果場で本格的に始まった。同市と湖西市で生産したジャガイモは、7月末までに約4200トンの出荷を見込む。 この日は4日前に収穫し、乾燥させた約35トンを選別した。作業員が傷みや変形などを目視で確認するとともに、機械のセンサーで空洞果などを検査し、箱詰めした。 同JA北営農センターの村松真人主任(38)によると、今年は3月以降の高温と適度な降水量で、順調に生育しているという。 三方原馬鈴薯はジャガイモ栽培に適した赤土土壌の三方原台地などが主な産地。表皮が白くつやがあり、でんぷん質
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茶況(5月16日)県産二茶 下旬に出回り 静岡市中
静岡県産二茶は今月下旬、静岡市中に出回り始める予定で、磐田や初倉、相良などの早場所産地では生産に向けた準備が進んでいる。 二茶は生産序盤の品がリーフ製品などに使われ、中盤以降はドリンク原料としての仕入れも展開される。あっせん業者は「少なくとも減産に終わった前年並みの数量は生産される見通し」と話す。 肥料や重油代高騰に悩む牧之原市内の荒茶工場幹部は「買い手からの受注生産に徹する。ドリンク関連の引き合い次第で増産も見込める」と話す。 藤枝 一茶取引を終了し、市場関係者は「例年と比べかなりの減産。気温が上がらず、ミル芽で摘んだ傾向がある」と振り返る。市之瀬では、8月の全国の品評会に出品す
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家康グッズ続々 静岡県内茶業者ら 故事にちなみ魅力発信へ
大河ドラマ「どうする家康」の放送に合わせ、県内の茶業者らが徳川家康にちなんだ関連商品や企画を次々と打ち出している。家康に好まれ、江戸時代に発展した静岡茶の魅力を県民や観光客にアピールする。 老舗製茶問屋の白形伝四郎商店(静岡市葵区)は、江戸幕府の御用茶だった市内産「本山茶」で作る「徳川将軍家献上深むし茶」の販路開拓を進めている。5種類の茶葉を焙煎(ばいせん)して仕上げ、久能山東照宮に奉納した品で、白形和之専務は「家康公が愛飲した香り高い茶のおいしさを伝えたい」と話す。 静鉄リテイリング(同区)は、徳川家の家紋「三つ葉葵」をあしらったリーフティーカップを開発した。カップに湯を入れるだけで本
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JAとぴあ浜松 会長に渥美氏 理事長は竹内氏
JAとぴあ浜松(浜松市東区)は15日、任期満了を迎える経営管理委員会の鈴木文雄会長(69)=東区=の後任に渥美保広委員(66)=西区=、豊田勇治理事長(62)=北区=の後任に竹内章雄代表理事専務(63)=浜北区=が就く人事を発表した。6月21日開催の総代会で正式決定する。任期はそれぞれ3年。 渥美氏は人事部長、総合企画部長、営農販売部長、常務理事などを歴任し、2020年から現職。竹内氏は営農生産部長、常務理事を経て21年に現職に就いた。鈴木会長と豊田理事長は退任する。 経営管理委員会副会長は水谷展久委員(66)=南区=が就く。代表理事専務は横山真吾総務部長(53)=西区=、常務理事は新た
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新ブランド「藤枝親茶」贈る JA大井川と茶生産者ら市長に
JA大井川の杉山芳浩常務理事と同JA藤枝工場の鈴木良則工場長、藤枝市内の茶生産者らがこのほど、市役所に北村正平市長を訪ね、昨年10月に完成した新しい藤枝茶ブランド「藤枝親茶(しんちゃ)」を贈った。 藤枝親茶は市内8軒の生産者有志が施肥方法を見直し、土作りからこだわった茶園で摘採した一番茶を使用している。良質な茶葉の成分と香りが湯に十分溶け出すように、葉の形をつぶさず形状物に仕上げた。高級煎茶にも負けない風味と香りが特徴。「昔ながらのおいしい藤枝茶に親しんでほしい」という思いを込め、藤枝親茶と名付けた。 市役所に訪れた生産者の岡田恭典さん(61)と前田智久さん(55)、岡谷友介さん(26)の3
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茶況(5月15日)種子島二茶を取引 静岡市中と茶市場
静岡市中と静岡茶市場で県外産種子島二茶が計400キロ取引された。品種はごくわせの松寿(しょうじゅ)で、例年仕入れる買い手が手当てした。 静岡市中の県産一茶は、富士が少量入荷するにとどまった。一茶の仕入れを終える問屋が増えている。 静岡茶市場の県産一茶は本山筋や清水、岡部などから4036キロ上場した。梅ケ島など山間地の生産は5月下旬まで続く。市中問屋は「形状物の品質は良好」と評価する。 ◇鹿児島県茶市場(キロ・円) ▽煎茶上場 16,700キロ 1,900~260(平均615) 藤枝 JA大井川藤枝工場は1工場から1口80キロが上場し、かぶせが2200円で取引された。
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特産のカーネーション、河津で引き抜き体験 農家の負担軽減も
河津町特産のカーネーションの引き抜き体験が15日、町内で始まった。本県の一大産地に観光客が訪れ、ピンク色や白色の花々を手際よく折り取った。 河津温泉旅館組合主催の恒例行事。初日は吉田園芸のビニールハウスに県東部や首都圏の25人が足を運び、作業に取り組んだ。手伝いの代わりに、参加者は切り花を好きなだけ持ち帰られる。伊東市の主婦小林成子さん(75)は去年に続く参加。「今年も家に飾るのが楽しみです」と声を弾ませた。 カーネーション農家は母の日に向けた作業を終えると、翌年に備え新たな苗を植える準備を始める。花を付けていても畑を耕すために5月中に全て引き抜く必要があり、体験イベントは農家の負担軽減
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お~きくな~れ 夏野菜 小学生 沼津で苗植え
JAふじ伊豆なんすん地区本部は13日、小学生に農業体験を通じて食の大切さを知ってもらう「あぐりスクール」を沼津市大平の畑で開催した。 3~6年生63人が参加した。4組に分かれ、泥だらけになりながら畑を耕して畝を作り、トマトやピーマンなど5種類の夏野菜の苗を植え終えた。7月に収穫する。 初めてくわを使ったという同市立門池小4年の宮村悠輝[はるき]君(9)は黙々と作業に取り組んだ。「学校ではできない貴重な経験ができた。トウモロコシの収穫が楽しみ」と充実した表情を見せた。 スクールは来年1月までの全8回。田植えや稲刈り、イチゴ狩り体験などを行う予定。
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新茶の入れ方、プロが伝授 オトナ女子短大『シズ・カレ』講座 静岡市駿河区
JA静岡市は11日、市内の女性が食と農業を学ぶ「オトナ女子短大『シズ・カレ』」の講座「新茶の淹(い)れ方教室」を同市駿河区の本店で開いた。8、9期生16人が参加し、静岡茶への理解を深めた。 同組合営農課の野崎圭介主任(38)が講師を務め、安倍川や藁科川流域を中心に生産される本山茶を使用した。野崎主任は、①茶葉の量は急須の底を敷き詰める程度②湯温は約60度③注ぐ量は湯飲みの約7割-といった新茶を楽しむポイントを説明。「一手間掛けることで茶葉本来の味を楽しめる」とアドバイスした。 参加者は助言に沿って入れた茶を、本山茶を練り込み茶菓子として作った蒸しパンとともに堪能した。本格的な飲み方を学ん
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バケツ使いもち米作り 園児が苗植え 土の感触に笑顔 富士宮・杉田幼稚園
富士宮市の杉田幼稚園の年長園児25人は12日、バケツで育てるもち米の苗植えに同園で取り組んだ。園児は土の感触に笑顔を見せた。 園児は1人1杯のバケツを担当し、バケツに土と肥料を入れて水を張った。JAふじ伊豆富士宮地区の職員から「4、5本ずつ苗をつまんで」などと手ほどきを受け、保護者の手を借りながら丁寧に植えた。 園児は10月の稲刈りまで水やりなどの世話をする。収穫したもち米は12月の餅つきに使う。掛本涼葉ちゃん(5)は「白いもちをたくさん食べたいから大事に育てる」と誓った。
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一番茶飲み比べて 浜松市にJA寄贈 天竜、春野、磐田、森、袋井
JA遠州中央の山田耕司代表理事理事長は12日、今年の新茶をPRするため浜松市役所を訪れ、一番茶を中野祐介市長に寄贈した。天竜、春野、磐田、森、袋井各産地の詰め合わせを届けた。 山田理事長によると、今年は気温の高かった3月に芽伸びが進んだ後、4月に入って成長が緩やかになったため、収量はやや少ないものの味は非常に良いという。「産地ごとに味に特徴がある。ぜひ飲み比べを楽しんで」と呼びかけた。 天竜茶を試飲した中野市長は「おいしい」と喜び、「遠州のお茶は品評会でも好成績を収めている。来年は浜松市で全国お茶まつりがあるので、品質を全国に発信したい」と話した。 同JAは今後、管内の他の市町にも新茶
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新茶フェアで初販売 昔ながらのおいしい「藤枝親茶」 JA大井川藤枝工場
藤枝市堀之内のJA大井川藤枝工場は、31日まで実施している新茶フェアの一環で、「昔ながらのおいしい藤枝茶」を目指した「藤枝親茶(しんちゃ)」の袋詰め商品を販売している。同フェアでは初めての販売となる。 藤枝親茶は、市内の生産者有志が昔の藤枝茶を取り戻そうと力を合わせ、昨年10月に完成した。袋詰め商品は100グラム入り1296円、2個セット2592円(いずれも税込み)で販売している。 鈴木良則工場長は「農家が苦労して作り、昨年よりも良質な茶に仕上がった。ぜひ飲んでほしい」と呼びかけている。 問い合わせは同工場<電054(643)5511>へ。
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もえぎ色の新芽収穫 静岡・大河内小中児童生徒 茶摘み体験
静岡市葵区平野の大河内小中の児童生徒が9日、同校に隣接する茶園で茶摘みを体験した。JA静岡市の職員から手ほどきを受け、もえぎ色の新芽を次々と手摘みした。 同校で約40年前から続く伝統行事。児童生徒19人は、先端から3、4枚の葉の部分を採取することや摘み方などを教わった後、地域住民らと共に茶園に入り、2時間ほどで新芽69キロを収穫した。6年の深谷翠乃さん(12)は「日差しが暑かったけど、一生懸命摘んだ。お茶で和菓子を作るのが楽しみ」と期待を膨らませた。 集めた生葉は製茶され、児童生徒や学校活動に協力する住民に配られるほか、秋まで冷凍保存して手もみ茶作り体験でも使われる。
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最高級の三方原馬鈴薯厳選 JAとぴあ浜松が予約販売 箱詰め「赤土の恵み」
JAとぴあ浜松(浜松市東区)はこのほど、最高級の三方原馬鈴薯(バレイショ)を箱詰めした「赤土の恵み」の予約販売を始めた。選果場で評価が高い生産者3人が手掘りで収穫したジャガイモを厳選した。 三方原馬鈴薯は表皮が白くつやがあり、でんぷんを豊富に含む。同JA営農販売課の鈴木栄祐さん(42)によると、今年は日照時間が長く、適度な降雨もあり、味わい深くなっているという。 1箱3キロ入りで販売予定数量は700箱。同JAファーマーズマーケットの東(東区)、白脇(南区)、三方原(北区)、浜北(浜北区)店などで注文を受け付ける。4店舗の取引価格は税込み2800円。問い合わせは同JA営農販売部営農販売課<
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タマネギ大玉 甘み強く 沼津で目ぞろえ会
JAふじ伊豆なんすんタマネギ部会は9日、出荷規格の統一と品質向上を目的に、初出荷に向けた目ぞろえ会を同JAの大平支店(沼津市)で開いた。生産者や市場関係者、学校給食職員など約20人が参加した。 部会に所属する沼津、裾野、清水、長泉の4市町の生産者が作るタマネギは大玉で甘みが強く、身のしまりが良いのが特徴。関係者らはタマネギを手に取って形や大きさ、堅さなどの出荷基準を確認した。今年は65~70トンの出荷を見込んでいるという。6月以降、沼津市内の学校給食でも提供される。今年から同部会では収穫期に自動選別機を生産者らが持ち回りで使用する。笹原文彦会長(63)=同市=は「みんなで協力して、効率良く
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梅の収穫始まる 島田市伊太地区 6月まで関東圏などに出荷
梅の産地として知られる島田市伊太地区で8日、梅の収穫作業が始まった。県内や関東圏の市場に6月中旬まで出荷される予定。 JA大井川果樹林産協議会梅部会の大塚猪太郎部会長(89)が管理する梅園では、わせ品種の小梅などが順調に生育している。この日は大塚さんが大きさや出来栄えなどを確認した。大塚さんは「今年も例年並みの良い梅が育っている」と話した。 部会は島田市や藤枝市の農家28人で構成し、計3ヘクタールで栽培している。小梅は「宮口小梅」や「甲州最小」などが出荷される予定。大梅は「改良内田」「島田八房」などで、今シーズンは計10トンの出荷を見込む。鮮度と品質が良く、市場からの引き合いも強いという
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富士・元吉原中生が田植え 木枠使い丁寧に
富士市の元吉原中は8日、田植え体験学習を同市大野新田の田んぼで行った。生徒18人が地元農家の指導を受けながら農作業に熱中した。 生徒は、植える位置の目印になる道具「木枠(きわく)」を使いながら、約400平方メートルの田んぼに苗を次々と植えた。ぬかるむ泥に足を取られそうになる場面もあったが、友達と体を支え合いながら約1時間半かけて作業した。 地元農家やJAふじ伊豆の協力で、総合学習の一環として毎年実施している。
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母の日前に ガーベラ最盛期 「おうち時間」で需要開拓、引き合い強く 静岡県が生産量全国一
静岡県が全国1位の生産量を誇るガーベラの出荷が、14日の母の日を前に最盛期を迎えた。社会経済活動の正常化に伴いイベントが徐々に再開され、贈答用などの需要回復で花き類はコロナ前を上回る引き合いが続く。資材や光熱費の高騰で原価は上昇したものの、新型コロナウイルス禍で「おうち時間」の楽しみ方を提案し、新たなファンを開拓した関係者の努力が花開きつつある。 全国生産量の18%を占める浜松市。佐藤加志吾さん(46)のハウスでは、オレンジや白、黄色の鮮やかなガーベラが広がる。今年は2月の温暖な気候で生育が進み、「出来は例年になく良い」。通常よりも半月ほど早い3月下旬から花が増え始め、今春は彼岸や入学式
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農業はカッコイイ! 三島の若手「のうみんず」 デザイナーらとPR
三島市の箱根西麓で農業を営む若手グループ「のうみんず」は、地元のデザイナーやカメラマンとタッグを組んで農業の魅力を発信している。プロの技術でポストカードやポスター、ロゴを製作し、活動や地域を紹介する写真展も開催。「農業ってカッコイイ」。そんな思いを届けようと、若手農家の奮闘は続く。 鮮やかな緑が広がる同市川原ケ谷のロメインレタス畑で4月下旬、30代のメンバー5人がそろいのジャンパーとTシャツ姿でポーズを決めていた。地元のデザイナー岡本雅世さんとカメラマンの真野敦さんが細かな指示を出すと、5人は手を組んだり表情を変えたり。3年ぶりの撮影会は30分ほどで終わり、出来上がった写真はポスターや販売
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新茶のおいしさ発信 JA静岡市しづはた支店 3年ぶりフェア
JA静岡市しづはた支店(静岡市葵区)でこのほど、市内産新茶の購入や試飲を通して魅力を発信するイベント「しづはた新茶フェア」が開かれた。旬の縁起物の一番茶を求める買い物客や地元住民が訪れた。 JA職員に手ほどきを受けながら、自分で急須を用いて茶を入れる「我流茶席」が好評で、家族連れなどでにぎわった。市内産の葉ショウガや釜揚げシラスなど季節の農水産物も販売された。3年ぶりの開催で、同JAの担当者は「急須で丁寧に入れる新茶のおいしさを感じてもらう機会になれば」と話す。
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豊田ク(磐田)初優勝 JA学童軟式野球
第11回JAときめき旗学童軟式野球大会(JA遠州中央主催)はこのほど、磐田市鎌田の磐田兎山公園野球場で準決勝と決勝を行った。決勝戦は豊田クラブスポーツ少年団(同市)が中泉クラブスポーツ少年団(同市)との接戦を7-5で制し、初優勝を果たした。 豊田クは決勝戦で足を絡めた攻撃で得点を重ねた。同点で迎えた最終回には打線がつながって2点を追加し、中泉クを突き放した。3位には笠原スポーツ少年団(袋井市)と袋井東少年野球クラブ(同)が入った。 同大会は4月29日に開幕し、同JA管内の磐田、袋井の両市、浜松市天竜区、森町からの22チームがトーナメント戦を繰り広げた。
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沼津茶愛飲を宣言 藤木さん、J3沼津 応援大使に就任
JAふじ伊豆(沼津市)と同市は八十八夜の2日、沼津茶の消費拡大を目指す「沼津茶愛飲運動」をスタートする宣言式を同市の沼津港で開いた。沼津茶応援大使に同市出身のモデル藤木由貴さんとサッカーJ3アスルクラロ沼津を任命。藤木さんや選手が観光客らへ沼津茶の新茶パック1000個を配り、PRした。 同JAによると、茶価の低迷などで沼津市内の茶工場や茶の出荷量は減少傾向にある。運動は毎日の習慣として市民に沼津茶を飲んでもらうことで、消費拡大や産地の維持につなげる。 大使の任命式には藤木さんと沼津の選手5人が参加した。頼重秀一市長が藤木さんとチーム代表の染矢一樹選手に委嘱状を手渡した。呈茶のパフォーマンスも
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沼津の新茶で一服しては? JA直営4店、新茶フェア開始
JAふじ伊豆なんすん地区本部(沼津市)の新茶フェアが2日、直営4店舗で始まった。深い渋みと鮮やかな緑色が特徴の沼津茶の中でも、特に香りが高い新茶をイベントに合わせて販売する。9日まで。 管内の愛鷹山麓は県内有数の茶産地として知られる。春先から好天に恵まれた今年はシーズン序盤から生育が順調で、色が濃い新茶を楽しめるという。期間中、入荷順に「霧」「峰」「露」の3種類を販売。同市の市制100周年を記念したロゴ入りの缶に入れた新茶も発売し、地元和菓子店のお茶菓子を各店頭に並べる。8日にはKAU~ら(同市)とすそのふれあい市(裾野市)、9日は金岡産直市(沼津市)と長泉産直市(長泉町)で試飲サービスを
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天浜線三ケ日駅に副駅名 「みかんの里 日本一の柑橘選果場の町」 浜松
天竜浜名湖鉄道は28日、三ケ日駅(浜松市北区三ケ日町)の副駅名にJAみっかびが命名した「みかんの里 日本一の柑橘選果場の町」を採用し、新たな駅名看板の除幕式を同駅で開いた。天浜線の駅名スポンサー制度の10駅目。期間は2025年3月末まで。 三ケ日駅は同JAの最寄り駅。副駅名は2021年度に運用開始した人工知能(AI)搭載の選果場のPRを念頭に考えたという。看板はミカンの色のオレンジと緑を基調とし、公式キャラクターのミカちゃんと「三ケ日みかん」の商標をデザインした。 式典には天浜線の松井宜正社長や同JAの井口義朗代表理事組合長らが出席した。井口組合長は「一般の観光客による選果場見学の準備も
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JAふじ伊豆 組合長に梶氏 鈴木氏は会長に
JAふじ伊豆(沼津市)は28日の理事選考会議で、鈴木正三組合長(70)が会長に就き、後任に梶毅専務(68)を充てる人事を決めた。6月22日開催予定の総代会と理事会を経て正式決定する。任期は3年。 同JAは2022年4月、県東部の8JAが合併して誕生した。統合の相乗効果を高める2カ年計画が本年度から始まったのに合わせ、新しい経営体制で営農支援や販売力の強化、組織合理化、地産地消の推進などを進める。 梶氏は「営農事業に投資を可能とする財務基盤を安定させるとともに、組合員の所得向上と地域住民へのサービス充実に全力で取り組む」と語った。 同JAは県内のほかのJAと役員任期をそろえるため、特例的
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新茶フェア JA大井川藤枝工場 袋詰め通販も
藤枝市堀之内のJA大井川藤枝工場は28日から5月31日まで、新茶フェアを行う。1日からは大容量の袋詰め商品「荒茶風新茶」をセール価格で通信販売する。大型連休に例年開催している人気企画「荒茶風新茶缶の詰め放題」が新型コロナウイルス禍で中止になったため、代替策として実施する。 セール商品は350グラム入り。価格は3個セット3564円、6個セット6804円、12個セット1万3284円(いずれも税込み、送料と代引き手数料込み)。店頭では320グラム入り1個千円で販売している。 鈴木良則工場長は「昨年より茶の質が良い。店舗では試飲もできるので、藤枝茶を飲みに来てほしい」と呼びかけている。 問い合
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特産海老芋 大きく育て オーナー家族ら磐田で定植体験
JA遠州中央の取り組みで海老芋(エビイモ)栽培を体験するオーナーらがこのほど、磐田市上神増の畑で苗の定植を行った。管内生産日本一を誇るエビイモへの関心を高めてもらおうと同JAが2021年度に始めた農産物オーナー制度の一環。 準組合員やその家族から1口(10株)1万5千円でオーナーを募った。この日は、市内を中心としたオーナー10家族やJA関係者計24人が参加。地元のエビイモ農家村松多加次さんの指導で10センチほどの苗を等間隔に植え付けた。 6月に余分な葉を取り除く「葉かき」、11月には収穫を行う予定。参加した仲上風菜さん(6)=富士吉原小1=は「土をかぶせるのが楽しかった」と話した。エビイモは
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静岡県内JA女性組織協 会員増へSNS発信 静岡で総会
静岡県内各地で活動するJA静岡女性組織協議会の通常総会が26日、静岡市駿河区の県農業会館で開かれた。会員の増加に向けてSNSを活用した情報発信を強化するなど、本年度の事業計画を承認した。 昨年からインスタグラムの公式アカウントを立ち上げ、各地で行っているイベントの様子などを発信している。新型コロナウイルス禍で困難だった会員同士の交流を再開させるとともに、農業関係者以外でも入会できる女性組織協議会の情報を伝えながら会員数の増加を目指す。フードドライブなどによる食品ロス削減、防災学習活動の推進などにも取り組む。 このほか、新役員の人事案も承認した。
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タマネギ自動選別導入 JAふじ伊豆なんすん部会 労力軽減、出荷規格を統一化
JAふじ伊豆なんすんタマネギ部会は25日、自動選別機の講習会を沼津市の同JA大平支店で開いた。生産者の労力軽減と出荷規格の統一化を目的に選別機2台を導入した。 昇降機の付いた連動式で収穫したタマネギを入れると、皮むきから磨き、大きさ別の選別まで流れ作業で自動に仕上げる。生産者とJA職員が「タマネギを乾燥させてから入れる」などの注意点を確認しながら、実際に稼働させた。5月中旬から6月下旬にかけての収穫期に、部会員が持ち回りで使用するという。 同部会には沼津、裾野、清水、長泉の4市町の生産者18人が所属する。年間出荷量は約70トン。県内市場に加えて学校給食への供給が広がり、増産して対応してい
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安全運転推進へ3事業所を指定 浜松東署など
浜松東署と浜松東地区安全運転管理協会はこのほど、本年度の安全運転管理推進事業所の指定書交付式を同署で行った。 松本一勝署長と小川善嗣会長が、松川電気、遠鉄石油、JAとぴあ浜松の担当者に指定書を手渡した。3事業所は従業員の交通安全意識を高め、事故防止の啓発活動を進める。 松本署長は「事業所一丸で安全運転に尽力していただき、他の企業や地域に交通安全の意識が広がることを期待したい」と話した。
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裾野のそば店10周年 JAふじ伊豆直営 5月31日まで記念メニュー
JAふじ伊豆(沼津市)直営のそば店「五竜庵」の開店10周年記念式典が25日、裾野市佐野の同店で開かれた。26日から5月31日までの期間限定で、記念メニューを提供する。 同JAの鈴木正三組合長は「そばの栽培は遊休農地解消と地域農業の活性化を目的に始めた。引き続き、地産地消と農業振興のために歩んでいきたい」とあいさつした。裾野市の村田悠市長や同市選出の鳥沢由克県議らが出席し、一足早く地元産の食材を使った記念メニュー「豚しゃぶぶっかけそば」(税込み1200円)を味わった。 同店は2013年4月に開店した。裾野産の地粉を100%使用した豊かな風味とのどごしが特徴の「あしたか山麓裾野そば」が名物で
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「乾しいたけ品評会」 伊豆 97点審査 最高賞に福室さん
「JAふじ伊豆乾(ほし)しいたけ品評会」(同JA、同JAしいたけ委員会主催)が25日、伊豆市のJAふじ伊豆修善寺営農経済センターで開かれた。 シイタケは天白冬菇(てんぱくどんこ)、茶花(ちゃばな)冬菇、冬菇、香菇(こうこ)、香信(こうしん)の5銘柄。審査員7人は同JA管内から出品され、3回の審査を通過した97点の形や色、水分含有量などを確認した。
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バイオ炭使用茶園 一番茶の生育調査 中部電力など
中部電力とJA遠州夢咲、農業・食品産業技術総合研究機構は24日、バイオ炭を土に混ぜた菊川市西方の茶園で一番茶の生育調査を実施した。2022年7月から始めた実証試験の一環。土壌環境や茶樹の生育に大きな影響はなかった。 バイオ炭は生物資源を材料とした炭化物。炭化させてから土に混ぜることで微生物に分解されにくくなり、二酸化炭素(CO2)排出量の削減が期待できる。同社電力技術研究所バイオグループの社員やJA職員は、バイオ炭の量によって分けられた四つの試験区それぞれから葉を摘み取り、葉の数や長さ、成分を分析した。 今後は複数年にわたってバイオ炭を混ぜた場合の土壌環境や茶の品質を調べ、実用化の可能性
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3茶祖に茶業発展祈る 静岡・臨済寺で献茶式
静岡市や市内の茶業者、JAでつくる市茶業振興協議会は24日、茶業発展の礎を築いた「3茶祖」に市内産新茶を供える献茶式を同市葵区の臨済寺茶祖堂で行った。 同寺にまつられている3茶祖は中国から茶の種を持ち帰って栽培を始め、喫茶養生記を記したことでも知られる栄西禅師、静岡茶の祖とされる聖一国師、喫茶作法を伝えて草庵(そうあん)式茶道を創立したとされる大応国師。読経や焼香が行われる中、集まった茶業関係者ら約45人が茶業界の繁栄を祈った。 献茶式は1948年から実施されている。振興協議会長を務める市経済局の大村博農林水産統括監は「身が引き締まる思い。市内でお茶の生産が最盛期を迎える中で、消費拡大に
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収穫楽しみ! トウモロコシ苗植え 磐田・豊田東幼稚園児が700本
磐田市高見丘の豊田東幼稚園の園児が24日、近くの畑でトウモロコシの苗を植えた。 農作業を通じて食の大切さを学んでもらおうと、JA遠州中央豊田青年部が企画。同部の鈴木正裕支部長が管理する畑で実施した。園児らは「早くトウモロコシを食べたい」「収穫が楽しみ」などと話しながら小さな手を動かし、高さ10センチほどの苗を丁寧に植えた。 同部のメンバーやJA職員も手伝い、甘くてみずみずしい人気品種のゴールドラッシュの苗約700本を定植した。7月上旬ごろに収穫体験を行い、園児が各家庭に持ち帰るという。
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カボチャ「大きくなあれ」 浜名小児童が植え付け体験
浜松市浜北区の浜名小2年生約110人が24日、学校近くの畑でカボチャの苗の植え付けを体験した。 児童は、JAとぴあ浜松の職員とボランティア団体「小松報徳社」(野末一宏代表)の会員から説明を受け、植え付けに挑戦した。水を入れた穴にそっと苗を埋め、「大きくなれ」「甘くなれ」などと願いを込めて優しく土をかぶせた。寒さをしのぐため、支柱を立ててビニールで覆った。 生熊奈菜さん(7)は「好きなカボチャを初めて植えられて楽しかった。おいしくなってほしい」と笑顔で話した。 天候の影響を受けにくく、育てやすいことからカボチャを選んだという。同JA浜名支店と小松報徳社の1部署1協働活動の一環で、今年が3
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皇室献上茶手もみ丹念に 静岡県保存会など12.5キロ謹製
静岡県茶手揉保存会などは22日、皇室に献上する新茶の手もみ作業を静岡市葵区の市歴史博物館で行った。同区の指定園で摘んだ茶葉12・5キロを謹製した。 指定茶園の園主は秋山三重子さん、斎藤友宏さん、杉本公義さん、森内吉男さんの4人。県内各地から集まった保存会員22人が蒸した茶葉を焙炉(ほいろ)の上で丹念にもんで仕上げた。5月以降に宮内庁へ届ける。 献上茶の謹製作業は毎年県内各地の茶産地で実施していて65回目。今回は静岡市制施行20周年記念事業として保存会のほか、市、JA静岡市、JAしみずと共同開催した。会場ではマルシェや茶の手もみセミナーも行った。
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JAふじ伊豆支店 特殊詐欺未然に防ぐ 沼津署が感謝状
沼津署はこのほど、特殊詐欺被害を未然に防いだとしてJAふじ伊豆沼津支店(沼津市)の職員山田由理さん(37)と同支店(瀬島修司支店長)に感謝状を交付した。 山田さんは3月23日午後1時半ごろ、携帯電話で通話しながらATMを操作する60代女性に声をかけ、瀬島支店長(47)とともに警察への相談を促して詐欺を未然に防いだ。 同支店で開いた贈呈式で山田さんは「女性に何をしようとしているのか事情を聞いた」と振り返り、瀬島支店長は「お金を振り込む前に防げてよかった」と話した。
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ATM隣客の詐欺被害防止 富士署 男性に感謝状
富士署はこのほど、特殊詐欺を未然に防止したとして富士市大淵の岡村誠司さん(48)に署長感謝状を贈った。 岡村さんは3月30日、現金を下ろそうとJAふじ伊豆大渕支店に訪れた。隣のATMで60代の女性客が電話をしながら操作していたのを不審に思い、同支店の職員に報告した。職員が女性に声をかけて事情を聴き、警察に連絡した。 感謝状を受け取った岡村さんは「女性が敬語を使っていたことと、説明を受けているような会話が怪しかった」と説明した。 手口は還付金詐欺とみられ、同署が注意を呼びかけている。
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ロメインレタス「マイルド」 のうみんず 三島で目ぞろえ会
JAふじ伊豆の若手生産者グループ「のうみんず」は21日、旬を迎えるロメインレタスの目ぞろえ会を三島市谷田の三島函南営農経済センター三島集出荷場で開いた。市場関係者やJA職員と今季の出来や規格を確認した。 今季は16日から出荷が始まり、6月中旬まで約3万キロを出荷する予定。有機質含有肥料の使用により、苦み成分が少ないマイルドな味わいに仕上がっているという。 2015年に結成した「のうみんず」は、地元の農業を盛り上げようと活動中。5月には、市内の公立小中学校の給食で無償提供するほか、市内の飲食店でロメインレタスを活用した料理を提供するイベントも企画している。
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幸せのお茶「まちこ」摘採 静岡・清水区「最高の出来」
静岡市清水区で栽培されるJAしみずのブランド茶「幸せのお茶まちこ」の摘採が20日、同区の茶園で始まった。4月末ごろ販売する。 まちこは桜葉のような香りが特長で、生産者は23人、栽培面積計6万平方メートル。2003年から産地化を進め、受験合格を願掛けした商品「まちこ合格祈願」、高級ボトリングティー「桜、薫る」など幅広い商品を展開している。 同日午前には同区庵原町の長澤良和さんの茶園で約60キロを摘採した。春先の気温が高く3月の雨量も多かったため「出来は最高」という。
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美味 湖西ポーク知って 銘柄豚 スーパーで試食
湖西市産の銘柄豚「湖西ポーク」の味を知ってもらおうと、地元スーパーの「かきこや」がこのほど、市内2店舗で試食販売会を開いた。湖西ポークの焼き肉やウインナーなどを来店客に振る舞い、商品を2割引きで販売して地元住民らの来店客に魅力をPRした。 豚肉生産量が県内トップの同市では、JAとぴあ浜松認定農場で育てられた銘柄豚のうち市内産のものを「湖西ポーク」と定義し、2022年度からロゴマークのシールを付けて販売している。湖西ポークを取り扱うかきこやのプラザ店(同市新居町)と入出店(同市入出)が試食販売を行った。試食と精肉や加工肉の割引セールに加え、メンチカツやカツ丼などの総菜も販売し、試食の後に商品を
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「しずおか和牛」共励会 知事賞に水野さん(湖西)
静岡県産牛肉普及推進協議会はこのほど、「しずおか和牛」の枝肉共励会を浜松市東区の市食肉地方卸売市場で開き、県内の畜産農家が21頭を出品した。知事賞にはJAとぴあ浜松の水野正英さん(湖西市)が選ばれた。 2017年3月発足の黒毛和種の県産和牛ブランド。共励会は生産者の技術研さんが目的で、審査長の日本食肉格付協会の福留一広東海北陸支所長らが霜降り度合いや脂肪質、ロース芯面積などをポイントに審査した。優秀賞はJAみっかびの山本農場(浜松市北区)、JAとぴあ浜松の菅本徹さん(湖西市)、JA掛川市の堀内慎也さん(掛川市)。 しずおか和牛の22年度の認定数は、県内和牛出荷頭数の約3割に当たる1309
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冷蔵貯蔵のかんきつ類 爽やか「不知火」初選果 浜松・浜北区
JAとぴあ浜松は19日、冷蔵貯蔵したかんきつ類「不知火(しらぬい)」の今季初の選果作業を浜松市浜北区の同JA湖北営農果樹センター柿梨選果場で行った。かんきつ類が比較的品薄になるこの時季に市場へ出荷する。 不知火は果汁が多い「清見」と香りが良いポンカンをかけ合わせた品種で、酸味が強く、爽やかな味わいが特徴。直径は8センチ程度。冷蔵貯蔵すると、甘みが強くなる。他産地と出荷時期をずらすことで、高単価で取引されるという。 今季は管内で2月下旬に収穫し、例年より1週間ほど長く貯蔵した。生産者からの要望を受け、前年の約2倍に当たる約3トンを市内の市場などへ出荷予定。選果場では、関係者ら約20人が傷み
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「南部じまん市」19周年 旬の食材特別価格で 静岡市駿河区
JA静岡市が同市駿河区曲金に設ける農産物直売所「南部じまん市」がオープンから19周年を迎えた。このほど開いた周年祭には雨の中、多くの買い物客が訪れ、野菜や果物など旬の食材を手に取った。 地元農家が出荷した新タマネギや葉ショウガなどの農産物を特別価格で販売した。同区長田地区を中心に栽培されている里芋「長田唐芋(とうのいも)」を使ったコロッケや新茶の詰め放題などが人気を集めた。あきひめなど3品種が販売されたイチゴは、開店から2時間ほどで売り切れる盛況ぶりだった。 出店者の青木美恵子さん(62)=清水区=は「今年の葉ショウガは、香りが良く色がはっきりしていておいしい」とPR。南部じまん市の吉井
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川根新茶 取引始まる JA大井川川根工場 最高値3万8888円
川根地域の新茶初取引が18日、川根本町上長尾のJA大井川川根工場で行われた。生産者や茶商らが開所式で今期の茶業発展や商売繁盛を祈念し、威勢良く取引に臨んだ。 高木郷美さん(66)=同町下長尾=の手摘みのやぶきた2口21キロが上場した。茶商が荒茶の水色や香りを確認した後、あっせん人を介して取引がスタート。折り合いがつくと、手合わせの音が響いた。最高値は3万8888円。 茶商の1人は「川根茶ならではの香りと渋みの中にうま味がある」と評価。高木さんは「1年間の苦労が報われてうれしい。さらにおいしい川根茶を提供できるように今後も高みを目指して、伝統を守り続けたい」と話した。
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JAふじ伊豆三島支店 複数詐欺被害防ぐ 三島署が感謝状 「優良店」「マイスター」に認定
三島署は18日、再三にわたって特殊詐欺被害を防いだJAふじ伊豆三島支店(斎藤一樹支店長)を被害防止優良店に、副支店長の山崎哲也さんを被害防止マイスターにそれぞれ認定した。 同支店は1月20日に続き、3月22、24日にも還付金詐欺やおれおれ詐欺の被害を防いだ。山崎さんは1月20日と3月22日、通話しながらATMを操作する来店客に声をかけて詐欺を看破した。 同支店では特殊詐欺関連の情報をメールで共有し、電話してATMを使う客への声かけを徹底している。3月22日は、普段窓口対応しない職員の青嶋大介さんが気付き、山崎さんと共に被害を防いだ。 森正晴署長は「特殊詐欺を見抜いた技を支店で広めてほしい」と
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ガーベラの品質PR 浜松市長に生産者部会
JAとぴあ浜松の生産者部会「浜松PCガーベラ」は「ガーベラ記念日」の18日、浜松市役所で鈴木康友市長に市内産ガーベラの花束を届け、今季の品質の良さをアピールした。 佐藤加志吾部会長や浜松やらまいか大使のシンガーERIKOさんら7人が訪れた。生産者はこの数年、感染症拡大による売り上げの低迷に悩んでいたが、2022年度は婚礼・イベント需要の回復や外国産生花の流通量減少の影響で、部会の総売り上げは過去2番目に多くなったという。佐藤部会長は「学校での花育活動などガーベラの地位向上の取り組みが定着してきた。鈴木市長のPRへの応援もありがたかった」と感謝を伝えた。 4月18日はガーベラの国産品種第1号が
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香る新茶 初夏の息吹 手摘み作業 丁寧に 川根本町
川根本町下長尾の茶農家高木郷美さん(66)の茶園で17日、新茶の手摘みが行われた。収穫した生葉は荒茶に加工して、18日にJA大井川川根工場(同町上長尾)で開かれる川根地域の初取引に出品する。 大井川沿いの茶畑で育ったやぶきたの新芽を、地元の女性約15人が丁寧に摘み取った。16日にも手摘みが行われ、2日間で収穫した生葉は約150キロ。高木さんによると、今年は適度な雨と暖かい気候で順調に生育し、昨年より3日早い収穫という。「甘みとうま味の濃い新茶に仕上がった」と初取引に期待を寄せた。 (島田支局・池田悠太郎)
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茶業の繁栄を祈願 藤枝・飽波神社で献茶式
藤枝市茶振興協議会(会長・北村正平市長)は16日、同市の飽波神社で献茶祭を行った。新茶シーズンに向け、谷稲葉の茶園で摘み取った新茶を奉納し、地元茶業の繁栄を祈願した。 JA大井川や茶商、茶手揉保存会、市の関係者ら約25人が出席した。北村市長は生産者の杉本昭雄さん(80)が摘採したやぶきた500グラムを神前にささげ、出席者は玉串を奉納した。 北村市長は「藤枝茶の需要創出と消費拡大、ブランド力の強化にこれまで以上に取り組みたい」とあいさつした。
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旬の農畜産物 四季折々ファーマーズマーケット三方原店(JAとぴあ浜松)【直売・しずおかの幸】
JAとぴあ浜松管内は浜松市(北区三ケ日町と天竜区を除く)と湖西市の広域におよび、海沿いから中山間地まで約150品目の農産物を栽培しています。生産量は全国トップクラス。ジャガイモ「三方原馬鈴薯[ばれいしょ]」が特産の三方原台地に位置するファーマーズマーケット三方原店(浜松市北区)は、四季折々の豊富な農畜産物が出荷されます。 旬のお薦めはタケノコや春キャベツ、エンドウ、セロリなど。店には朝採れの新鮮な農産物がたくさんそろっています。野菜・果物以外に切り花も豊富で、キクや輪ギク、トルコギキョウなど多くの花々が売り場に並びます。三方原馬鈴薯は5月の連休明けが旬。贈答用の箱入り商品などもあります。開
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「地元産」でレトルトハヤシ 伊豆伊東高生開発 田子重などで販売
4月に3高校の統合で開校した伊豆伊東高(伊東市)の生徒が、同校第1弾となる新商品を開発した。地元産の野菜や果物を活用したレトルト食品のハヤシライスソース「伊豆伊東ハヤシ」。県内でスーパーを展開する田子重(焼津市)などと共同して商品化した。 開発に取り組んだのは、総合探究部フロンティア班の山田彩乃さん、中道太斗さん、中道裕哉さん(いずれも2年)の3人。統合前の伊東商高在籍時から、協議や試作を進めてきた。 伊東商高の先輩が伊東市の飲食店「ごはん酒菜 そのに」の太田真矢店主(38)の協力で開発した地元ブランドのトマト「アイランドルビー」を使ったケチャップを活用。今回も太田店主の協力を得て、地元
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JAふじ伊豆 特産「沼津ねがた白ねぎ」 来冬の収穫へ種まき
愛鷹山麓の特産ブランド「沼津ねがた白ねぎ」の生産者が14日、沼津市で種をまく「播種(はしゅ)」作業を行った。沼津ねがた白ねぎは鮮やかな緑色で、口いっぱいに広がる甘さと歯ごたえが特徴。育苗と定植を経て、来年1~2月に収穫が最盛期を迎える。 JAふじ伊豆(沼津市)の同白ねぎ部会に所属する沼津、富士市の18軒が生産する。栽培方法の研修を兼ねてグループに分けて実施し、同日は7軒が帯金秀充部会長(45)のビニールハウスに集まった。協力しながら培養土を入れた育苗箱に種をまき、上から土をかぶせて水をまいた。真冬の野菜のため、近年は夏から秋の温暖化が課題という。帯金部会長は「暑さに強い品種を採用したり、培
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茶況(4月14日)清水のかぶせ 高評価 静岡茶市場 県産一茶
静岡茶市場の県産一茶は前日比横ばいの1127キロが上場した。清水小島で生産されたかぶせの手摘みの評価が高かった。 初倉はやぶきたの荷が初上場した。本山筋は美和や丸子などが少量取引された。 ◇ 静岡市中では初倉や磐田が6000円台半ばから4000円周辺で取引された。榛原や相良の一部荷口で、6000円台の成立があった。 あっせん業者は「内容が芳しくなかった一部の品は、前年より大きく値を下げた」と話す。 ◇静岡茶市場一番荒茶相場(キロ・円) ▽成立 1万1081キロ(県内1,127キロ、県外9,954キロ) 清水 22,000 7,000 美和 5,50
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良質な新茶 いよいよ 手摘みに手応え 17日に初取引へ 藤枝の茶園
藤枝市瀬戸谷地区の茶園で14日、新茶の手摘みが行われた。17日のJA大井川藤枝工場で実施される初取引に出品する。地元の生産者らが一芯二葉で摘み取った。 約15人が参加し、同地区の生産者の岡村韶一[よしかず]さん(80)が管理する茶園2700平方メートルのうち、約800平方メートルの新茶を摘採した。品種は「つゆひかり」で、注いだ時の鮮やかな緑色と爽やかな風味が特徴という。参加者は茶葉がちぎれないよう丁寧に手摘みし、80キロを収穫した。 岡村さんによると、気温が高く、適度な降雨の影響で生育は昨年よりも3~4日ほど早く、順調だという。岡村さんは「きれいな芽が出ていて、良い品質に仕上がった」と手応え
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乾燥シイタケ 最高価格昨年並み 浜松市天竜区で入札会
浜松市天竜区山東のJA遠州中央光明農産物集出荷場で14日、乾燥シイタケの入札会が行われた。昨年より約50キロ少ない約670キロが集荷され、業者が袋ごとに入札した。 県西部最大の産地である同区と磐田市、森町の生産者が搬入し、県内の業者が入札に参加した。乾燥シイタケは全て原木栽培で、豊かな香りと味わいが特徴。生産者の減少や燃料費の高騰を受け、近年は集荷量が減少傾向にある。 入札業者は、乾燥シイタケを手に取って香りや形を確かめながら値踏みをしていた。平均価格は昨年より680円高い1キロ4760円、最高価格は昨年並みの同8880円だった。
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地元新茶いち早く 一煎茶パック配布 JA遠州中央
袋井市と森町で2023年度の新茶初取引が行われたことを記念し、JA遠州中央は14日、支店と営農経済店舗など48店舗で、来店者に管内産の新茶で製造した一煎茶パック(5グラム入り)計2千袋を配布した。 茶産地のPR活動の一環で、地域住民に新茶シーズンの到来を周知し、いち早く地元の新茶を味わってもらおうと3年前から実施しているという。当日は各店舗でのぼり旗を店頭に立てたり、ポスターを掲示したりするなど新茶ムードの醸成に取り組んだ。
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茶況(4月13日)初取引 数量限られ足早 静岡茶市場 県産一茶
新茶初取引が実施された静岡茶市場の静岡県産一茶の顔ぶれは限られた。上級茶やマレ物が目立ち、取引は足早に終わった。 前年に続いて出品された富士の和紅茶は、1万8000~8500円で取引された。 県外産一茶は、鹿児島県本土や宮崎から入荷した。1000円台の成立が増えている。 ◇ 静岡市中の県産一茶は相良や初倉、榛原から荷が届き、おおむね前年並みの価格で商談が成立した。仕入れに慎重な問屋が多く、買い気は広がっていない。 15日に御前崎や坂部などの荷が入り、顔ぶれが広がる見通し。牧之原地域の生産者は「雨天前にミル芽を摘採したい」と話す。 ◇静岡茶市場一番荒茶相場(キロ・円)
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新委員長に桜井氏 JA静岡青壮年連盟
JA静岡青壮年連盟は13日、通常総会を静岡市駿河区の県農業会館で開き、新委員長にJA大井川青壮年部の桜井亮平氏を選任した。 承認した本年度の事業計画では、農業所得向上への取り組みとしてセミナーの実施や関係機関に対する政策提言、SNSを通じた情報発信を盛り込んだ。 食農教育や災害時の迅速な協力態勢の構築などによる将来に向けた農業の継承、組織基盤の強化にも取り組む。対外活動強化対策の資金活用計画も承認し、看板制作や設置運動への助成など広報活動も展開する。 このほか、役員人事では副委員長にJAふじ伊豆青壮年部の井出大市氏、JA遠州夢咲青年部の大松真氏をそれぞれ選んだ。
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藤の里観光大使が抱負 藤枝市役所を訪問
藤枝市の魅力発信を担う10代目藤の里観光大使に採用された5人が11日、市役所で北村正平市長に就任のあいさつと活動への抱負を述べた。 観光大使に決まったのは、いずれも藤枝市在住で、しずおか焼津信用金庫の関玲音さん(26)、静岡大4年の松本侑さん(21)、ヒューマンアカデミー静岡校2年の園田夏萌さん(19)、島田掛川信用金庫の滝珠々奈さん(20)、JA大井川の池谷妃梨さん(19)=焼津市出身=。藤枝市観光協会のコンテストで選ばれた。 同協会の江崎晴城会長らと共に市役所を訪れた5人は「市民や市外の人と積極的に交流したい」「藤枝の観光を盛り上げたい」などと意気込みを語った。北村市長は「藤枝のPRのた
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フェアトレード 二番茶で検討 掛川
掛川市は11日、今年の掛川茶市場の二番茶取引で持続可能な荒茶取引「茶業版フェアトレード」が試験的に導入される方針であることを明らかにした。生産者の経営が安定する仕組み作りを目指す。 JA掛川市によると一部の茶商と生産者の間で実施することを検討している。茶業版フェアトレードは昨年度に市が発表した茶業計画「掛川茶未来創造プロジェクト」の一環。荒茶は年によって相場が変わり、価格が安定せず生産者が離農する原因になるとし、適正価格での取引を促す。
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最高賞に小柳出さん 伊豆で県乾椎茸箱物品評会
静岡県乾椎茸(ほししいたけ)箱物品評会(県経済農業協同組合連合会など主催)が11日、伊豆市のJAふじ伊豆修善寺営農経済センターで開かれた。最高賞の林野庁長官賞・日本きのこセンター理事長賞には小柳出勝さん(伊豆市)の花冬〓(はなどんこ)が選ばれた。 大場厚肉、大葉中肉、中葉厚肉、中葉中肉、花冬〓、上冬〓の6銘柄に同JA管内から計886点の出品があった。1次審査を通過した25点を対象に審査員が形や色、光沢などを評価した。審査員は「異常気象で難しい栽培の年だったが、シイタケ栽培のレベルの高さを感じた」と話した。 そのほかの主な受賞者は次の通り。 県知事賞・森産業社長賞 星谷彦衛(上冬〓)▽全国農業
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茶況(4月10日)藤枝の茶園調査 生育が早く順調 JAなど
新茶シーズンを前に、JA大井川藤枝営農経済センターや県志太榛原農林事務所などはこのほど、藤枝市内の茶園で生育調査を行った。1月からの適度な降水量に加え、3月下旬からの気温の上昇が茶葉の生育に好影響を与え、前年に比べ3日ほど生育が早く、順調だという。 同JAと同事務所、藤枝市お茶のまち推進室の職員計7人が5カ所の茶園を回った。20センチ四方の測定枠とカウンターを使い、新芽の数や長さ、開葉の数、病害虫発生状況を確認した。 早場所は16日以降から摘採が始まる予定。
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JA大井川・藤枝工場 17日に新茶初取引
JA大井川藤枝営農経済センターはこのほど、藤枝工場(藤枝市堀之内)での新茶初取引を17日に行うと決めた。昨年より4日早い。新型コロナウイルス感染対策のため、式典を中止する。同JA職員が中心になって取引を実施する。藤枝工場の鈴木良則工場長は「コロナ禍で落ち込んだ売り上げや茶店舗への来店者など藤枝の茶業が盛り上がってほしい」と期待した。
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静岡、浜松市長選受け 経済界、活性化へ手腕期待
いずれも新人が初当選した静岡、浜松の両政令指定都市の市長選から一夜明けた10日、県内経済関係者からは、経済活性化に向けた新市長の手腕に期待する声が上がった。物価やエネルギー価格の高騰で事業者の業況が好転しない中、ものづくり再生や雇用促進といった着実な政策の実行を強く求めた。 静岡商工会議所の岸田裕之会頭は、デジタル化やグリーン化、災害対応に向けた県との連携強化を期待する。激変する経済環境に合わせ、「自己変革を目指す中小事業者の支援や新興企業誘致など、実効性のある施策を」と要望した。 浜松商工会議所の斉藤薫会頭は「来年1月には新行政区のスタートが控える。市長選で掲げた諸政策を実施し、自身
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漬物製造業許可制で説明会 専用室と流し2台必要 御殿場
食品衛生法改正で漬物製造業が許可制になったことを受けた生産者向け説明会が10日、御殿場市のJAふじ伊豆御殿場地区本部で開かれた。法改正の影響により北駿特産の水かけ菜漬けの生産が危機に直面。御殿場保健所の担当者が説明に立ち、許可を出す最低限の要件として①専用の部屋②手洗い用と器具洗浄用の別々の流しを用意する-を挙げた。 営業許可の申請方法や申請後の流れも紹介した。申請書類に基づき製造現場を確認し、問題がなければ1週間程度で許可が下りるという。担当者は「今ある部屋や設備で許可が取れるか、保健所に気軽に相談してほしい。有効な提案ができるかもしれない」と呼びかけた。 2024年5月までは経過措置期間
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農家の安定経営支える 収入保険導入4年 加入4倍、販売額下落や自然災害対応
農家が対象の収入保険に加入する農業経営体数が伸長している。青果物の販売単価下落や自然災害に伴う経営打撃へのセーフティーネットとして、運営する県農業共済組合(NOSAI静岡)は自治体や各JAと連携しつつ普及に力を注ぐ。 袋井市のメロン農家久野英敏さんは、2019年から収入保険に加入する。ハウスでの養液栽培を手がける中、停電で設備が止まるなどのリスクを考慮して加入を決めた。「保険があることで安心して未来を見据えた栽培や販路開拓に取り組める」と語る。 NOSAI静岡によると、県内の収入保険加入件数(3月9日時点)は2138件と、制度を開始した19年の548件から約4倍に増えた。加入経営体の品
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14日に新茶初取引 袋井・茶ピア
JA遠州中央は7日、袋井市の茶ピアでの2023年度新茶初取引について、前年より7日早い14日に実施すると発表した。 午前6時から開所式を行う。同JAによると、生育は順調で、一番茶のピークは今月下旬の見通し。
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茶況(4月7日)袋井産茶販売や手もみ体験会も 法多山でまつり
袋井茶振興協議会はこのほど、恒例の「ふくろい春のお茶まつり」を袋井市の法多山尊永寺で開いた。袋井産茶を味わおうと、多くの観光客が訪れた。 1、2の両日開かれ、茶業青年団や茶商組合に所属する市内の茶業関係者などが出店。自慢の茶を販売したほか、袋井市茶手揉(てもみ)保存会による手もみ茶の実演や体験会、茶の入れ方教室、お茶当てクイズなども行われた。初日はJA遠州中央と市の女性職員らが茶娘に扮(ふん)して来場者に茶を振る舞った。 袋井茶のPRを目的としたイベントで、コロナ禍により4年ぶりの開催となった。
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合併30周年の歩み情報紙に 管内農業特色や歴史集約 JA遠州中央
JA遠州中央はこのほど、合併30周年の歩みをまとめた記念情報紙を発行した。管内の各支店や営農センター、本店部署の職員全員が制作に協力。店舗ごとの歴史を振り返るとともに、管内農業の特色を紹介している。 情報紙はA3判90ページで、各店舗の歴史や出来事を年表や写真を交えて掲載した。「お客さまとの会話からたくさんのパワーをもらっている」「地域に必要とされるJAであり続けたい」など、地域の感謝の気持ちを思い思いにつづったメッセージも添えている。 3月下旬までに組合員に4万部郵送し、各店舗にも置いた。情報紙の中で一番良いと感じた部署名またはページ数を記入する投票はがきも同封している。応募は4月28
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静岡県議選 終盤の情勢 西部
■掛川市(2―3) 旧市部中心に激戦 非自民票の行方が焦点 杉村義夫 63 無新 増田享大 55 自現 小沼秀朗 50 自現 自民現職2人が先行し、無所属新人が追う展開で最終盤に入った。無党派層が多い旧市部を中心に攻防を繰り広げている。連合静岡の推薦候補は不在で自主投票になり、非自民票の行方が焦点になりそうだ。 4選を目指す増田候補は子育て・教育支援や農業振興の実績など3期12年の強みをアピールし、市内全域で支持を広げる。出身地の旧大須賀町では優位に立つ。若手経営者や茶業関係者の支えも大きい。陣営は票の上滑りを警戒し、引き締めの徹底に余念がない。 小沼候補は駅南エリアや大票田の桜
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ミニトマト 規格確認 JAふじ伊豆、目ぞろえ会
JAふじ伊豆の伊豆の国果菜委員会はこのほど、特産のミニトマトの目ぞろえ会を伊豆の国市の韮山野菜集出荷場で開いた。今季は好天が続いて順調に生育し、質、量ともに上々という。 生産者やJA関係者ら約60人が出席し、サイズや色づきなどの出荷規格を確かめた。今季の出荷は7月下旬まで続く予定。西山稔委員長は「店に並んだ時に最も良い味になるようにしている。しっかりとしたミニトマトを出荷し続けたい」と話した。
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14日に新茶初取引 森町茶業センター
JA遠州中央は6日、森町茶業センターでの2023年度の新茶初取引を14日に開催すると発表した。前年より7日早い。 同センターで午前7時半から開所式を行い、終了後に取引に入る。同JAによると、今年は気候条件に恵まれ、順調に生育が進んでいるという。一番茶のピークは今月下旬頃になる見通し。
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濃密青島100% 高級ミカンジュース「極」販売開始 JAみっかび、4月10日から
浜松市北区三ケ日町のJAみっかびは10日、「三ケ日みかん」の高級銘柄、濃蜜青島の100%ストレートジュース「純しぼり『極(きわみ)』」の販売を始める。同JAのオンラインショップや特産物直売所、特産センターなどで購入できる。 濃蜜青島は、太陽光を反射する特殊なシートを土にかぶせることで光合成を促進し、水分の土壌への浸透を防ぐことで得られる濃厚な仕上がりが特徴。果実の味を生かすため、手作業で皮をむいて搾汁している。近年の好評を受けて昨年より増産し、約15トンのミカンを使って720ミリリットル7千本と200ミリリットル1万2500本を用意した。 サービスエリアや道の駅、市内の観光名所でも取り扱
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茶況(4月5日)一番茶生育状況調査 昨年比3~4日早く JAハイナン
一番茶シーズンを前にJAハイナンはこのほど、管内の定点茶園で生育調査を実施した。萌芽(ほうが)率などの調査の結果、昨年に比べ平均で3~4日生育が早いことが分かった。 調査は3月31日に同JA職員が管内26の定点茶園で実施。萌芽率は94・0%で前年同時期(3月30日)に行った調査と比べて7・5%高かった。4月前半の気温も平年より高い見込みで、今後も順調に生育が進むとみられるという。担当者は「防霜対策に加えて、摘採期に合わせた茶工場の整備を」と呼びかけている。 (榛原支局・足立健太郎)
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静岡県内JA、相次ぐ支店統合 サービス維持へスマホ教室 高齢農業者の“デジタル力”支援
静岡県内JAで、組合員向けにスマートフォン教室を開催する動きが広がっている。農家の経営相談に対応する支店が減少する中、高齢農業者のデジタル対応を支援し、金融や共済などの既存顧客の維持拡大を図る。 菊川市の河城地区センターで3月中旬、約10人がスマホの使い方を学んだ。JA遠州夢咲職員が講師で、地図やLINE(ライン)など各種アプリや、音声入力機能の使い方を伝えた。参加者で市内の茶農家岩沢鈴代さん(75)は「最近スマホに替えたので詳しい使い方を知ることができて良かった。LINEで家族や友人とやりとりしたい」と話した。 JAグループはスマホを習熟した高齢者に、アプリを通じてJAの活動を伝えるほ
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15日に新茶初取引 掛川茶市場とJA遠州夢咲
掛川茶市場取引運営委員会は5日、新茶初取引を15日に行うと決めた。平年より1週間ほど早い。午前7時半から掛川市千羽のJA掛川市本所で式典を開く。 JA遠州夢咲も15日に初取引を行う。式典は午前6時半から菊川市和田の同JA茶業振興センター「サエリア」で開催する。式典終了後に取引を始める。
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デジタル茶況(4月4日)7日に本土物初上場 静岡茶市場
鹿児島県本土物一茶が7日、静岡茶市場に初上場する。頴娃や知覧などからの荷で前年に比べ4日早い。 静岡市中には同県本土物の見本が届いた。鹿屋や頴娃などで、斡旋(あっせん)業者は「色は良い。味や香りはこれからのってくる」と話す。 鹿児島県茶商業協同組合静岡斡旋所などは12日、新茶初取引会を静岡市葵区の川連ビルで開く。
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デジタル茶況(4月3日)種子島産一茶が盛期 2800キロ入荷
鹿児島県種子島産一茶が盛期入りし、静岡茶市場と静岡市中に計約2800キロ届いた。品種はさえみどりやみねゆたか、最終盤の松寿(しょうじゅ)など。一部でコワ葉化を指摘する声が聞かれ、郡部問屋は「色合いは良いが、割高感を感じる荷もある」と話す。 静岡県産一茶は今週、わせ品種の取引が始まる。JA関係者は「園相は良く、例年以上の良品を届けることができそう」と語る。
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花見踊り 和やか 湖西・本興寺
湖西市鷲津の本興寺で2日、市文化協会が花まつりを開いた。境内の公園では湖西民謡保存会をはじめとする4団体が花見踊りを繰り広げ、同寺にゆかりの深い北原白秋が作詞した鷲津節などを披露した。 同保存会のほか、なでしこ会、湖西民謡愛好会、JAとぴあ浜松湖西支部女性部の計4団体から34人が出演した。出演者は桜の花びらが舞う広場で円になり、市内各地域に伝わる音頭など10曲を踊った。来場者は音楽に合わせ手拍子をして踊りを楽しみ、中には飛び入りで参加する人もいた。 本興寺では同日、湖西市民の交通安全祈願会や戦没者慰霊の法要も営まれた。
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春の休日舌戦熱く 支持訴え、戦略さまざま 静岡、浜松市長選折り返し
静岡、浜松両政令市は市長選に加え県議選、浜松市では市議選も選挙期間に突入し、各選挙の立候補者が1日、週末の人出でにぎわう中心街や地元有権者の元へ繰り出して自らの政策を訴えた。選挙戦の折り返しを迎えた政令市長選は静岡市3人、浜松市2人のいずれも新人がしのぎを削るが、市議選や県議選の立候補者と連動して支持を訴える陣営があれば、単独で支援を呼びかける候補者もいて戦略が分かれた。 ■静岡市 元県議の山田誠氏(61)は駿河区のJA静岡市本店で街頭演説をし、人口減少対策や障害者福祉の政策を訴えた。政党の支援を受けずに戦いに臨んだことから「(今回の選挙は)市民と政党の戦い。私は市民の声を大切にする」と
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浜松市北区(定数2-3)立候補者の決意 静岡県議選
静岡県議選は9日の投開票に向け、無投票を除く19選挙区の43議席を巡って67人が激しい選挙戦を繰り広げている。人口減少や新型コロナウイルス禍で落ち込む地域経済の活性化、防災対策など課題が山積する中、候補者は何を強調して支持を呼びかけているのか。人物像と合わせて紹介する。(届け出順。名前の右のかっこ内は党派、現元新の別、丸数字は当選回数、投票日基準の満年齢の順) 農家視点の政策で実績 鈴木利幸氏 鈴木利幸(すずきとしゆき)氏 (自現⑥、66歳) 県農協青壮年連盟委員長時代に米の輸入自由化反対運動を経験。当時は農業に詳しい県議が不在で「農家として、現場からの視線で農業の発展を目指したい
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JA沼津・愛鷹の新茶販売 「ラブライブ!」コラボなど15商品
JAふじ伊豆なんすん地区本部(沼津市)は4月3日から6月9日まで、「ぬまづ茶」の新茶まつりを開く。県内有数の産地として知られる愛鷹山麓で栽培し、深い渋みと鮮やかな水色が特徴のぬまづ茶を通常より安く販売する。 シーズン序盤の若い芽だけを使った厳選高級茶「プレミアム素六」、同市が舞台になった人気アニメ「ラブライブ! サンシャイン‼」とのコラボ品など15種類。同市の市制100周年を記念したオリジナルデザイン缶も製作した。 3月中旬から気温が上がり、今年も生育は順調で、香り高い良質な新茶が期待できるという。煎茶、ぐり茶、深蒸し茶を取りそろえる。予約受け付けは4月26日まで。問い合わせは営農経済センタ
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茶況(3月31日)種子島一茶1000キロ入荷 静岡市中茶市場
鹿児島県種子島産一茶が、静岡市中と静岡茶市場に計約1000キロ届いた。週明けの3日に取引される数量は膨らむ見通し。 ◇ JA静岡市はこのほど、「しづはたブロック茶生産者の集い」を静岡市葵区で開いた=写真=。福田ケ谷や俵峰などで2022年に生産した荒茶を展示し、成分分析結果を基にもみ方や仕上げ方について意見交換した。
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茶況(3月30日)一番茶控え萌芽調査 JA掛川市 やや早い生育
JA掛川市はこのほど、一番茶の時期を前に、萌芽(ほうが)調査を始めた。同JA、県中遠農林事務所、掛川市の職員ら8人が市内6カ所の定点茶園で調査したところ、平均より1~2日ほど早い生育と分かった。 20センチ四方の枠を使い、萌芽した芽の割合を調べた。初日の萌芽率は24・4%で、前年の20・4%を上回った。2~3月の平均気温は高めに推移し、雨量も適量のため、生育は順調という。同JAの中村貴司茶業課長(49)は「急な寒の戻りに備え、生育状況に応じた管理と防霜対策を徹底してほしい」と呼びかけた。 調査は4月中旬まで毎週実施し、結果を基に新茶初取引日を決める。
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ミズバショウ食害深刻 静岡・オクシズ 春の風物詩 共存模索し対策へ
静岡市葵区の高山・市民の森で、春の時期に姿を現すミズバショウが野生動物の食害に遭い、まばらな状態となっている。保全活動を行う高山・市民の森管理組合(折山昇組合長)は「毎年、楽しみに来てくれる人たちがいるのに残念」と落胆している。 竜がすんでいたとの伝承が残る「高山の池」のミズバショウは、JA静岡市の女性部が1995年に群馬県片品村から譲り受けた株を植栽したのが始まり。次々と株数を増やし、同市中山間地域「オクシズ」の春の風物詩として多くのハイカーに知られる存在となった。 同組合によると、異変があったのは昨年7月中旬。根元付近から刈られたように葉がなくなっているのを確認した。見回り時に度々目
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茶況(3月29日)茶業振興方針を確認 JA静岡市
JA静岡市はこのほど、茶生産者が栽培方針などを確認する「グリーンティーフォーラム」を静岡市駿河区の同JA本店で開いた。 2023年度の茶業振興方針は、有機栽培促進に向けた管理手法の分析や販路研究、肥料コスト低減のためのほ場試験などを柱と位置付けた。 表彰式も行われ、同市葵区黒俣の久能尾共同製茶組合が茶業功労者の賞状を受け取った=写真=。高品質の茶づくりが静岡茶市場共販や地域振興につながったと評価された。 本山茶品評会優等の三村逸索さん(葵区内牧)、1等の杉山喜太郎さん(同区俵峰)も表彰を受けた。
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サツマイモ害虫 浜松で緊急防除 1年間作付け禁止に アリモドキゾウムシ
浜松市内で昨年10月に初めて確認された国指定の重要病害虫「アリモドキゾウムシ」の緊急防除が今月中旬、始まった。来年3月末まで、西区と南区の対象区域でサツマイモの作付けや出荷、アサガオの栽培などが禁止される。生産者らは「1年で終わるように、しっかり駆除してもらいたい」と切実な声を上げる。 19日から行われている緊急防除の区域内約100人のサツマイモ生産者のほとんどは、タマネギとの二毛作を行っている。西区の農場では28日、生産者がタマネギを収穫していた。例年はこれからサツマイモの作付けが始まるはずだった。 西区の農業鈴木健太さん(38)は「しばらくできなかった畑の整備をしようと思う」と話す。
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JA中央会 Wワーク導入推進 職員が有償で農作業
JA静岡中央会は農業の生産拡大に向けた労働力確保の支援策として、JA職員が副業で農作業に取り組む「W(ダブル)ワーク」の本格導入を推進する。新年度からスタートする2カ年計画に盛り込み、28日にJAの各連合会と開催した臨時総会で決定した。 Wワークは昨年度からJA遠州中央と中央会が試験的に開始した取り組みで、繁忙期に職員が休日を利用するなどして農作業を有償で手伝う。中央会は援農や職員教育の枠を超えた仕組み作りを進め、「職員による労働力支援の幅を広げる」とした。地域貢献に取り組む企業の社員がボランティアで収穫などの作業に参加する「しず農コレクト」の活用拡大も図る。 効率的な農業の手法を支援す
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合併30年 振り返る JAハイナン 牧之原で式典
JAハイナン(大石直司代表理事組合長)は27日、合併30周年記念式典を牧之原市の市相良総合センター「い~ら」で開いた。組合員ら約180人が出席し、これまでの歩みを振り返りながら、農業振興や地域貢献に向けて決意を新たにした。 同JAは南榛原、榛原、ハイナン吉田の3農協が合併して1993年3月に誕生した。同JAによると、2023年2月末時点の組合員数は1万5976人。大石代表理事組合長は生産、経営、組織の基盤強化の必要性を強調した上で、「地域になくてはならないJAであり続けるためにまい進していく」とあいさつした。 式典では合併30周年までの歩みを動画で振り返ったほか、地域農業の普及発展に尽力した
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タケノコ 今年も高品質 JA静岡市など 目ぞろえ会
静岡県内主要産地の4JA(ふじ伊豆、しみず、静岡市、おおいがわ)によるタケノコの目ぞろえ会が27日、静岡市駿河区の県農業会館で開かれた。今年は裏年で出荷量が少ないものの、適度な雨量で質の高いタケノコが育ったという。4月中旬までが出荷の最盛期となる見込み。 収穫時期は12~4月で、今期は前年比221トン減の292トンが地元や東京、東北に出荷される見通し。市場に近い本県のタケノコは収穫の翌日には販売されるため、九州など2日後に売り出される他産地よりも高い鮮度が特徴という。出荷がピークに入ると地元スーパーにも多く並ぶようになり、関係者は「煮物や天ぷらなどさまざまな食べ方を楽しんでほしい」と語る。
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茶況(3月27日)茶の若者需要創出 中高生が飲み比べ JA大井川
JA大井川はこのほど、茶の需要創出事業に関する報告会を藤枝市のJA大井川本店で開いた。良質な茶の扱い方を学んだ市内の中高生でつくる「藤枝茶楽研究部」の7人が、3種類の茶を飲み比べ、ブランド茶「藤枝かおり」の茶葉を使用した新商品の菓子も試食した。 渋味や苦みを抑えるために、藤枝親茶と藤枝かおりの萎凋(いちょう)茶、朝比奈玉露を水出し茶で提供した。生徒は菓子と一緒に味わい、「お湯で入れるよりも渋味を感じづらかった」「玉露はうまみが出て、甘みと渋味のバランスの良い菓子と相性が良かった」と評価した。 JA大井川は茶を飲む機会が少ない若者の関心を深めようと、昨年4月から県茶業会議所と連携して茶の新
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タケノコ 品質高く JAふじ伊豆など目ぞろえ会 静岡
静岡県内主要産地の4JA(ふじ伊豆、しみず、静岡市、おおいがわ)によるタケノコの目ぞろえ会が27日、静岡市駿河区の県農業会館で開かれた。今年は裏年で出荷量が少ないものの、適度な雨量で質の高いタケノコが育ったという。4月中旬までが出荷の最盛期となる見込み。 収穫時期は12~4月で、今期は前年比221トン減の292トンが地元や東京、東北に出荷される見通し。市場に近い本県のタケノコは収穫の翌日には販売されるため、九州など2日後に売り出される他産地よりも高い鮮度が特徴という。出荷がピークに入ると地元スーパーにも多く並ぶようになり、関係者は「煮物や天ぷらなどさまざまな食べ方を楽しんでほしい」と語る。
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豚や牛に感謝 北区で畜霊祭 JAとぴあ浜松
JAとぴあ浜松畜産営農センターは24日、1年間に食べられた豚や牛などの家畜に感謝し、供養するための「畜霊祭」を浜松市北区根洗町のファーマーズマーケット三方原店で執り行った。 同JA職員や生産者、行政関係者ら約30人が参列した。生産者を招いて実施するのは4年ぶり。参列者は敷地内の慰霊碑の前で焼香して手を合わせ、鎮魂の祈りをささげた。 同JA養豚協議会の菅沼和哉会長は「感謝の気持ちを伝えるのは畜産業に関わる者としての義務」と話した。
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御殿場食材PR 市役所マルシェ 地場産品や加工品
御殿場市役所本庁舎の玄関前でこのほど、市内の農家らが生産した新鮮な農畜産物を紹介・販売する市役所マルシェが開かれた。 女性の農業関係者を中心とした団体「御殿場小山中核農業者協議会生活改善部会」が出店し、水かけ菜漬けや御殿場産わさび茎の三杯酢漬け、手作りこんにゃくなどを並べた。JAふじ伊豆の御殿場地区も地元産のサツマイモ「紅はるか」を使った干し芋をPR。来庁者が立ち寄り、地場産品の魅力に触れた。 同マルシェは、地元農家らが丹精を込めて少量生産した質の高い地場産品や加工品を市民に広く知ってもらおうと、不定期に開催されている。
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政令市長選 26日告示 静岡、浜松 新人候補の争い
静岡県内の統一地方選は26日告示の静岡、浜松両政令市長選を皮切りにスタートする。両市の現職の退任を受け、政令市の新たなかじ取り役を決める選挙戦は、いずれも新人候補の争いになる。31日告示の県議選、浜松市議選と同じ4月9日に投開票される。 静岡市長選に立候補を予定するのは、ともに無所属新人の元県議山田誠氏(61)、元副知事難波喬司氏(66)=自民、公明、立民、国民推薦=、共産党公認の新人で党県常任委員鈴木千佳氏(52)。 山田氏は党籍を置く自民の推薦を得られなかったものの「静岡市民党」と銘打って支持拡大を目指す。主に高校同窓会や消防団仲間が活動を支える。JA静岡市の推薦を得た。 難波氏は
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茶況(3月23日)掛川で新茶の初摘み 高天神社例大祭に献上へ
掛川市上土方嶺向の高天神ハウス茶園で22日、土方良質茶研究会など茶業関係者による新茶の初摘みが行われた。茶業振興を願い、26日の高天神社例大祭で献茶する。 研究会の会員や茶娘の衣装を着たJA遠州夢咲の職員ら約30人が参加し柔らかい新芽を一芯二葉で摘み取った。今年は寒暖差が大きく、やや遅い生育となったという。約5キロ収穫し、大城茶手揉み保存会が伝統の技術で製茶した。 ハウス茶園は高天神城跡の近くにある。早川正宏会長(70)は「お茶とともに高天神城の歴史も知ってほしい」と話した。
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詐欺被害を防止 下田署が感謝状 JAふじ伊豆支店に
JAふじ伊豆河津桜支店(河津町)と職員の稲葉寿子さんはこのほど、高齢女性の特殊詐欺被害を未然に食い止めたとして下田署から表彰を受けた。同署で感謝状贈呈式が開かれた。 町内の60代女性が1日に来店。スマートフォンを使いながら、ATMを操作しようとする様子を不審に感じ、女性を説得、通報して被害を未然防止した。 同署によると、女性は公的機関をかたる還付金詐欺に遭っていたという。田代圭吾署長は「皆さんは被害防止の最後のとりでだ。積極的な行動が貴重な財産を守った」とたたえた。
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新茶期へ決意新た JA大井川など 島田で茶業大会
JA大井川などはこのほど、2022年度茶業大会を島田市の夢づくり会館で開いた。生産者やJA職員らが集まり、新茶シーズンに向けて決意を新たにした。 開催は4年ぶり。増田政光代表理事組合長が登壇し、「安心・安全・良質な茶の生産」「経営改善による所得向上」「消費拡大」「茶品評会の上位入賞」の四つを新シーズンの目標に掲げた。 JA静岡経済連は、昨年の茶業情勢を報告した。県農林技術研究所茶業研究センターによる記念講演では、担当者が茶業再生に向けて取り組んでいる内容を説明した。JA大井川が主催する22年度茶品評会審査会の表彰も行われた。 (島田支局・池田悠太郎)
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JAしみず蒲原 詐欺被害を防止 清水署が感謝状
高齢男性の詐欺被害を防いだとして清水署はこのほど、静岡市清水区蒲原のJAしみず蒲原支店と同店窓口リーダーの安部史織さんに署長感謝状を贈った。 同署によると2月1日、同店を利用していた高齢男性客からインターネットを通じてネットバンク開設の申請があった。安部さんは男性にネットバンクの案内をしていなかったことなどから申請を不審に思い、男性に連絡。「ネットバンクの申し込みはしていない」と返事があったため詐欺被害を疑って同署に通報するなどして詐欺を未然に防いだという。
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JA女性部有志が長泉町社協に寄付
JAふじ伊豆なんすん地区女性部の有志でつくる長泉町のボランティア団体「まゆの会」はこのほど、町社会福祉協議会に27万円を寄付した。 同会は1992年から同町の特別養護老人施設ながいずみホームなどでボランティアに従事。高齢化やコロナ禍の影響でこのほど活動を終え、活動資金全額を寄付することに決めた。芹沢和代会長に目録を手渡した鈴木絹代会長は「町の活動に活用してほしい」とあいさつした。
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北駿水かけ菜漬け 生産岐路に 法改正で施設改修必須 負担大、廃業考える農家も
富士山の伏流水で生産される北駿地域の特産品、水かけ菜漬けの生産が岐路に立たされている。食品衛生法の改正で漬物製造業が許可制となり、許可を得るには施設整備が求められるため。個人で生産を続けてきた農家がコスト負担を敬遠して生産をやめる懸念が高まっている。 改正法は2021年6月に施行され、24年5月までは経過措置期間。同年6月以降も生産を続けるには専用の製造室を用意し、手洗い用と器具洗浄用に別々の洗い台を設ける必要がある。 水かけ菜は米の裏作。生産者の多くは米農家で、1~3月に収穫し、農作業小屋の一角で漬け込み作業をしている。御殿場小山水かけ菜生産組合の鈴木平作組合長(72)によると、組合
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若採り葉ショウガ収穫 食感柔らか、出来上々 静岡市駿河区
国内の産地で出荷が最も早いとされる静岡市駿河区久能地区の葉ショウガが14日、収穫期に入った。21軒の生産者でつくるJA静岡市の久能葉しょうが委員会によると、最近の温暖な気候で順調に生育が進み、質、量ともに上々の出来。16日から7月下旬ごろまで県内や関東地区の市場に270万束が出荷される見込み。 他産地よりも早めの生育段階で収穫する「若採り」のため、筋が少なく柔らかな食感が特徴。今年は例年よりも多くの収穫量が見込まれ、同委員会の長島慎一郎委員長(61)は「香りがさわやかで味も良い」という。ハウスで育てた葉ショウガを丁寧に抜き取り、初出荷に向けて砂を洗い流す作業に取り組んだ。 ゴールデンウイ
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「すそのいちご」甘く完熟 沼津などJA4店舗でフェア
JAふじ伊豆なんすん地区本部(沼津市)の直営4店舗で15日、イチゴフェアが始まった。裾野市と周辺地域特産の「すそのいちご」をはじめとする旬のイチゴや加工品を19日まで拡大販売する。 富士山麓の水はけの良い火山灰土で栽培したすそのいちごは大粒で、寒暖差による強い甘みが特徴。紅ほっぺ、きらぴ香、あきひめの3品種があり、各店舗の売り場には真っ赤に完熟した果実の甘い香りが漂っている。 地元産のイチゴを使ったプリンや大福、ロールケーキ、いちごジャムとマーガリンをサンドしたバンデロール(沼津市)の「のっぽパン」なども販売する。開催店舗は沼津市の金岡産直市とKAU~ら、長泉町の長泉産直市、裾野市のすそ
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静岡人インタビュー「この人」 販売中の沼津市のブランドミカン「寿太郎温州」を手がける 矢岸正敏さん(沼津市)
沼津市三浦(さんうら=西浦、静浦、内浦)地区のブランドミカン「寿太郎温州」の生産者でつくる「JAふじ伊豆西浦柑橘出荷部会」の部会長。今季の出荷は3月中旬ごろまでで、毎シーズン県内外の市場から高評価を得ている。同市西浦久連出身。趣味は時代小説などの読書。69歳。 -今季の出来栄えは。 「高糖度のミカンとして有名だが、甘みと酸味を併せもった奥深い味わいになった。大雨が多く、11月もさらに雨が降ったので不安だったが、環境が悪い中でも良いミカンができた。『コク』を味わってほしい」 -今季は一定の収穫量が見込める「表年」。生産量は。 「昨季に比べると2割以上多く、約2200トンの出荷を見込んで
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人事=JA静岡中央会(4月1日)
総務部長(業務改革推進部長)秋本智彦▽経営企画部長(西部支所長)渋谷祥久▽農政営農部長(中東部支所長)鈴木琢磨▽教育部長(総務部副部長)小沢学▽西部支所長(農政営農部副部長)宮﨑智宏▽中東部支所長(総務部付副部長待遇JAふじ伊豆出向)鈴木毅▽総務部副部長(経営企画部副部長)菊地一真▽経営企画部副部長兼業務改革推進室長(業務改革推進部副部長)海野絢一▽教育部副部長(教育部主幹)皆倉純代▽農政営農部副部長(農政営農部主幹)鍛治沢一平▽経営企画部主幹(経営企画部)川上泉▽経営企画部主幹(経営企画部)松倉洋平▽退職 農政営農部長杉山和陽、経営企画部審査役若山晃、総務部長曽我健=以上3月31日付
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JAしみず人事(4月1日付)
監査室長(清水支店基幹支店長)一ノ宮敬伸▽総務部長(監査室長)荻原勝▽営農経済部長兼同部集出荷センター長(同部副部長)渡辺政志▽アグリプロモーション部長兼同部アグリ特販課長(営農経済部営農振興センター長)森一真▽金融部長兼同部資金運用課長(有度支店基幹支店長)鈴木義昭▽共済部長兼同部普及課長(小島支店基幹支店長)堀池倫敬▽両河内支店基幹支店長・地域統括(共済部長)井川豊久▽南部営農センター長(営農経済部集出荷センター長)戸塚元樹▽メモリアル清水センター長(総務部メモリアル清水センター長)熊崎広敏▽興津支店基幹支店長(共済部共済保全課長)鮫島光雅▽小島支店基幹支店長(袖師支店基幹支店長)大野容
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JAハイナン人事(4月1日)
流通販売部長兼販売推進課長(流通販売部副部長兼販売推進課長)峯野利也▽総務企画部副部長兼総務課長(総務課長)古川公紀▽金融部副部長兼融資営業課長(融資営業課長)植田健一▽共済部副部長兼業務課長(業務課長)松尾育男▽流通販売部副部長兼特販課長(特販課長)松村裕介▽営農経済部副部長兼購買課長(購買課長)福代憲人▽企画管理課長(企画管理課長代理)小幡晃▽金融企画課長(萩間支店長)大沢洋文▽地頭方支店長(榛原支店代理)増田尚史▽萩間支店長(榛原支店副支店長)水島優子▽勝間田支店長(金融企画課長)横山真吾▽御前崎支店副支店長(相良支店副支店長)小野田進▽東部営農経済センター副センター長(東部営農経済セ
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金融機関2店舗 特殊詐欺被害防止 静岡中央署が感謝状
静岡中央署は13日、特殊詐欺事件の被害防止に貢献したとして、静岡市葵区の2金融機関の職員らに署長感謝状を贈った。 JA静岡市松野支店の職員加藤二三花さん(31)は2月16日、同支店で「息子に渡す」と100万円の出金を申し出た高齢女性の行動を不審に思った。詐欺を疑って女性を説得し、同区の俵沢駐在所に通報した。 しずおか焼津信用金庫追手町支店の従業員武田久美子さん(55)は、2月28日に来店した高齢男性が200万円を出金依頼し「息子がお金を取りに来る」と話したため詐欺を疑い、同署に通報し被害を防いだ。 同署の北沢博署長は「適切な対応で被害を未然に防いでいただいた」と感謝した。
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営農指導の成果発表 沼津・JAふじ伊豆 池谷さん(なんすん地区)最優秀
JAふじ伊豆(沼津市)はこのほど、営農アドバイザーの報告会を同市のプラサヴェルデで開いた。審査形式で、最優秀賞にはなんすん地区の池谷奈桜子さんが選ばれた。 統合前の旧JA単位となる8地区の代表が技術指導の取り組みと成果をキウイやナス、シキミなどの品目別に発表した。池谷さんは新ブランド米「するがの極」で環境循環型農業を目指し、堆肥の比較試験に挑んだ。秋に開かれる県研修会の代表に決まり、「これまでの活動成果をしっかり発表したい」と抱負を話した。 優秀賞には宮島快さん(三島函南地区)と田中達也さん(伊豆の国地区)が選ばれた。 報告会は生産者の所得向上や産地維持につながる取り組みを管内で共有す
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JA静岡市人事(4月1日付)
監査室長(金融業務課長)青木敦代▽総務部長兼人事課長(千代田支店長)杉山信久▽金融部長(融資推進課長)朝比奈兼夫▽金融業務課長(昭府町支店長)湯本和美▽貯金推進課長(貯金推進課次長)石上直美▽融資推進課長(大里支店長)横山温人▽共済保全課長(美和支店次長)鈴木勇▽営農経済部長(営農課長)大澤幸司▽営農課長(営農課次長)佐藤寛己▽販売部長(販売課長)大沼光伸▽販売課長(販売課次長)小川哲司▽直販課長(直販課課長待遇)高橋真人▽企画部長(リスク管理部長兼審査課長)宮奥淳▽企画課長(高松支店次長)大村和正▽審査課長(長田支店副支店長)望月勇人▽松野支店長(東豊田支店次長)鈴木隆弘▽しづはたブロック
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砂糖エンドウ本格出荷へ 湖西、生産者ら目ぞろえ会
湖西市や浜松市の一部地域で生産されている砂糖エンドウの本格出荷に合わせ、生産者やJAとぴあ浜松などでつくる「砂糖えんどう共販運営委員会」が10日、目ぞろえ会を湖西市白須賀の湖西集荷場で開いた。生産者約20人が集まり、出荷基準や選別時の注意点を確認した。 砂糖エンドウの出荷は11月ごろから始まり5月ごろまで続く。冬の間は寒さが厳しく出荷量が少なかったが、2月下旬ごろから気温が上がり、昨年並みまで回復しているという。生産者はサンプルを見ながらさやの大きさや曲がり方、実の数などに応じて選別を行う方法を確認した。 砂糖エンドウは実が大きくて糖度が高く、さやごと食べられるのが特徴。JAとぴあ浜松の
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茶況(3月10日)茶業 経営安定へ 取り組みを共有 JA遠州中央が大会
JA遠州中央は、茶振興大会を袋井市の茶ピアで開いた。新茶期を前に、管内の茶業関係者約50人が安定的な農業経営に向けた取り組み方針などを共有した。 JAの担当者が昨年の荒茶生産や販売、流通の情勢を報告し、2023年度の振興施策として茶業の担い手育成や各種品評会への積極的な参加を挙げた。茶業部会委員会の大石顥委員長は「摘採適期を心がけ、良い茶が生産できるように一致団結をお願いしたい」とあいさつした。 昨年管内で開かれた品評会や共進会などで最高賞を受賞した生産者への表彰も行われた。
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JA掛川市人事(4月1日)
総務部長心得(審査課長)吉政友彦▽金融部長心得(西郷支所長)岡山訓之▽共済部長兼共済普及推進課長(共済部長)雪山雅史▽営農経済部長心得(西部・南部営農経済センター統括長)堀内祥司▽茶業部長心得兼茶業課長(茶業課長)中村貴司▽リスク管理課長(金融企画推進課長)原将人▽金融企画推進課長心得(やよい支所調査役)池田博和▽共済普及推進課長補佐心得(共済普及推進課調査役)酒井真由美▽共済保全課長(桜木支所副支所長)森下真規子▽西郷支所長(西郷支所副支所長)福井敏宏▽西郷支所副支所長(共済保全課長)野里基樹▽桜木支所副支所長(金融部考査役)松浦勉▽西南郷支所長(金融部長)伊藤誠▽営農経済センター統括長(
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明るい雰囲気演出 ガーベラ切り花展 浜松市西区で12日まで
浜松市が出荷量全国一を誇るガーベラの切り花の展示が8日、西区の浜名湖ガーデンパークで始まった。JAとぴあ浜松が協力している。12日まで。 大輪のスタンダード系をはじめ、とがった花びらが特徴のスパイダーシリーズなど約70種が並ぶ。明るい雰囲気の白やオレンジ、ピンク色の花々が来園者を楽しませている。 キク科のガーベラはブライダルのブーケ用などとして需要が高い。近年は、カビの発生が少なくて日持ちが良く、花粉が出ないフルーツケーキシリーズが人気という。 ガーベラと写真撮影できるフォトスポットもあり、家族連れなどに好評だ。
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JA遠州中央人事(4月1日)
総合企画部長(営農企画部長)石黒英教▽総務部長(総合企画部長)江塚祐宜▽営農企画部長(営農事業部長)吉田三晃▽営農事業部長(磐田営農センター長)鈴木智久▽森統括部長(袋井営農センター長)中村義幸▽磐田統括部長(監査課長)山下和記▽監査課長(福田支店長)鈴木智久▽広報課長(磐田統括部長)井下田力▽リスク管理課長(山梨支店長)永井猛徳▽リスク管理課主幹(森支店長)野末宗正▽総務課長(総務課長代理)関塚龍▽長期共済課主幹(長期共済課長代理)太田浩代▽茶業農畜産課長(茶業農畜産課長代理)柴田正成▽山梨支店長(山梨支店長代理)鈴木栄治▽袋井営農センター長(森営農センター長)伊藤裕之▽森支店長(森支店長
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JA遠州夢咲人事(4月1日)
営農経済副部長(総合販売推進課長)松本博則▽総合販売推進課長(総合販売推進課長補佐)水島武人▽菊川営農経済センター長(浜岡営農経済センター長)鈴木英弘▽浜岡営農経済センター長(菊川営農経済センター長)赤堀文彦
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浜松市社協に食料寄付 JAとぴあ浜松女性部
JAとぴあ浜松女性部はこのほど、食料品約19キロを浜松市社会福祉協議会に寄付した。市内の子ども食堂や困窮世帯に届けられる。 食料品は、中区のあいホールで開かれた「はっぴいフェスタ」で募った缶詰やレトルト食品、菓子など。女性部の小楠靖子中央地区支部長が同区の市社協事務局を訪れ、瀬崎貴浜松地区センター長に段ボール2箱分を手渡した。
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JA宇久須支店 詐欺被害防ぎ表彰 下田署
JAふじ伊豆宇久須支店(西伊豆町)と同支店職員の山本幸永さん(38)がこのほど、高齢者の特殊詐欺被害を食い止めたとして下田署から表彰を受けた。 1月31日に60代女性が来店。携帯電話を使いながらATMを操作する様子を不審に感じ、女性を説得、警察に通報して被害を未然防止した。 山本さんは「女性の大切な財産が守れてうれしい」と振り返った。田代圭吾署長は「日頃から詐欺防止へ連携を深めてもらっている結果だ」と称賛した。
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JAみっかび人事(4月1日)
◇総務部長(総務副部長、企画管理課長兼務)大野達也▽企画管理課長(企画管理課長補佐)外山公祐▽柑橘指導課長(柑橘課長補佐)成沢和久▽特販課長(特販課特販係長)益田丈佑希
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JAふじ伊豆人事(4月1日、地名のみは支店もしくは支店長)
参事を兼ねる 総合企画部長新井孝太郎▽あいら伊豆地区本部長(融資部長)稲葉俊哉▽御殿場地区本部長(御殿場地区本部統括営農経済センター長)芹沢和彦▽富士地区本部長(富士地区本部副地区本部長)長橋房良▽監査部長(監査部課長)小林和明▽営農販売部長(営農部長)日吉誠▽経済部長(なんすん地区本部統括営農経済センター長)田代茂▽管財部長兼情報システム課長(総務部管財課長)日吉巧▽あいら伊豆地区本部副地区本部長(あいら伊豆地区本部長)西野由季也▽なんすん地区本部統括営農経済センター長(なんすん地区本部地区管理課長)川口和敏▽御殿場地区本部統括営農経済センター長(原里)勝又沖奈▽富士地区本部副地区本部長(
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マーケット課題議論 伊豆の国でJAふじ伊豆
JAふじ伊豆はこのほど、職員や農家、管内のファーマーズマーケットの出荷者が集合して問題点や課題を話し合う会議「ファーマーズサミット」を伊豆の国市の同JA伊豆の国地区本部で開いた。 関係者約30人がそれぞれ同マーケットの来客数や販売高を説明。職員は店舗へのアンケートを集計し、「営農アドバイザーによる営農指導強化や新たなPR企画を取り入れた販売強化をしてほしいという意見が多かった」と分析結果を発表した。今後の取り組みとして、「動画を使った栽培指導体制の構築」「規格外農作物を使った商品の開発」などを挙げ、参加者は検討した。
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浜北植木まつり 果樹苗など販売 6日まで、浜松
浜松市浜北区のJAとぴあ浜松浜北営農緑花木センターで4日、「第49回浜北植木まつり」が始まった。6日まで。 初日はハナミズキやミカンなど約3千種の植木や果樹苗を展示販売し、多くの家族連れらでにぎわった。来場者が植木を競り落とすオークションやクロマツの盆栽作り体験教室なども行われた。 新型コロナの影響で本格開催は3年ぶり。昨年までは規模を縮小した「植木感謝デー」を実施していた。
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JAとぴあ浜松人事(4月1日、地名のみは支店もしくは支店長)
▽リスク統括部長兼リスク管理課長(金融管理部長)高林宏和▽人事部長(人事部人事教育課長)飯田浩央▽金融管理部長(リスク統括部長兼リスク管理課長兼審査課長)鈴木規仁▽共済部長(人事部長)小池善昭▽営農販売部長(営農販売部長兼営農販売課長)蟹江哲朗▽中央地区支店地区統括部長(細江)兵子裕俊▽湖北地区支店地区統括部長(三方原)刑部充男▽リスク統括部審査課長(助信)田辺賢二▽総務部課長待遇電算センター出向(総合企画部経営企画課電算担当課長)山崎昌則▽人事部人事教育課長(初生)徳増暁▽自動車事故相談センター長(総務部課長待遇共済連出向)野寄和行▽営農生産部営農指導課長(営農生産部営農指導課長兼土壌農薬
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茶況(3月2日)持続可能な経営へ振興大会決議 JA遠州夢咲など
遠州夢咲茶業振興連絡協議会とJA遠州夢咲はこのほど、茶業振興大会を掛川市大坂の市文化会館シオーネで開いた。約200人が参加し決意を新たにした。 持続可能な経営と産地力を高めるため、SDGsを念頭にした大会決議と安全宣言を採択した。同協議会の後藤克宏会長は「一つ一つの積み重ねが1年間の茶業経営につながる。本年の茶業を共に盛り上げよう」とあいさつした。茶業発展に貢献した人や団体の表彰も行われた。 受賞者は次の通り。 茶業功労者表彰 石沢達功(菊川市)宮城力弘(同)堀豊(同)柴田利春(掛川市)河原崎正直(御前崎市)▽茶業特別功績者表彰 丸池製茶(同)
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特殊詐欺防止で感謝状 焼津署 JA大井川2支店に
焼津署は2月28日、特殊詐欺を未然に防いだとして、JA大井川東益津支店(焼津市中里)と静浜支店(同市宗高)に署長感謝状を贈った。 同署などによると、1月30日に東益津支店に来店した高齢女性が100万円の引き出しを窓口に申し立てた。応対した下田清美さんが多額の出金であることに疑問を抱き、使途などを確認したところ、「孫から財布と携帯電話をなくしたと連絡があった」と言った。特殊詐欺を疑った下田さんは上司に報告し、出金を防いだ。 2月7日には、静浜支店で携帯電話を通話しながらATM操作する女性に鈴木哲男支店長が声をかけたところ、「市役所職員から還付金があると言われ、相手の指示を受けている」などと
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貯蔵ミカン「誉れ」出荷へ JAみっかび 適度な甘さ、食べやすく
浜松市北区三ケ日町のJAみっかびは4日から、貯蔵ミカン「誉れ」の出荷を始める。収穫後の「三ケ日みかん」を低温多湿の環境で長期間貯蔵し、熟成させたブランド品。約90軒が計960トンの出荷を見込む。 収穫した青島ミカンを専用の木箱に入れ、温度を3~5度、湿度を85%に保って約3カ月貯蔵することで味が凝縮され、まろやかに仕上がる。生産者は基準に合うミカンを厳選して貯蔵していて、栽培と貯蔵の両方で高い技術が必要とされる。 1月の県貯蔵ミカン品評会で最高賞の農林水産大臣賞を受賞し、ことしは約10トンの出荷を予定する高橋誠さん(63)は「収穫期に雨が多くて苦労したが、適度な甘さの食べやすいミカンがで
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ミカン市場だより(2月28日)長期貯蔵品 販売開始へ
静岡県産青島温州は強もちあいの市況のまま、販売を終える見通し。JAみっかび産の長期貯蔵品は6日に販売が始まる。市場の期待度は高く、固定客は確保されている。 寿太郎温州の販売は3月半ばまで続く。入荷が増えている中晩柑類の価格は高めで売れ行きは鈍い。 JA静岡市のスルガエレガントは2日に販売が始まる。 (今期のミカン市場だよりは終了します)
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浜北植木まつりPR JAとぴあ浜松 3年ぶり開催
浜松市浜北区のJAとぴあ浜松浜北営農緑花木センターで3月4~6日、「第49回浜北植木まつり」が開かれる。関係者が28日、中区の静岡新聞社・静岡放送浜松総局を訪れ、PRした。 春の草花を展示販売する同まつりの開催は、新型コロナの影響で3年ぶり。昨年までは規模を縮小した春の浜北植木感謝デーを開催した。集客イベントを再開し、来場者が50点以上の植木の競りを行う「植木オークション」(4日午前11時)や、植木職人による「植木の植え方実演講習会」(4~5日、午後2時)などを実施する。野菜の摂取量を測定できる「野菜マシマシプロジェクト」(4~5日、午前8時半)などの企画も充実させた。 同センターは植木
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詐欺被害防止に感謝状 袋井署 金融機関職員4人に
高齢者を狙った特殊詐欺被害の未然防止に貢献したとして、袋井署はこのほど、袋井市内の金融機関の職員4人に署長感謝状を贈った。 贈られたのはJA遠州中央袋井南支店の鈴木佳緒利さんと静岡銀行浅羽支店の鈴木佐知子さん、大久保真由美さん、袋井支店の名倉法子さん。4人は窓口担当で、客の言動などから詐欺を疑い、同僚と協力して被害を防いだ。当事者にはいずれも市職員や家族をかたる不審電話があったという。 同署で贈呈式が開かれ、4人に感謝状を手渡した太田守署長は「みなさんは最後のとりで。これからも防犯意識を高く持ち、被害防止に協力してほしい」とたたえた。 同署によると、管内では昨年、金融機関やコンビニなど
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沼津で4日に文化祭 農産物や食品販売 JAなんすん女性部
JAふじ伊豆女性部なんすん地区本部(沼津市)は4日午前9時から午後1時まで、文化祭を同市大手町のプラサヴェルデで開く。入場無料。 新型コロナウイルスの影響で開催は3年ぶり。地元産の野菜や茶、西浦みかん、総菜、手作りみそなどを販売。演芸の舞台発表と手工芸品の展示などを通して、日頃の活動内容を紹介する。 問い合わせは同地区本部地区組織課<電055(933)7009>へ。
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静岡市 新人対決、熱を帯びず【統一地方選 首長選の構図㊤】
2月中旬、静岡市葵区の中心街。4月の市長選に初挑戦する元県議山田誠氏(61)が声を張り上げた。「静岡市民党の政策をお話しします」。所属する自民党の“看板”は使わず、草の根で活動する姿勢を前面に出した。 昨年11月にいち早く出馬表明したが、自民静岡支部は現職田辺信宏氏(61)の支援を決定。同12月に田辺氏が不出馬を表明すると、対抗馬となる元副知事難波喬司氏(66)に自民の市内全4支部の推薦決定が相次いだ。 市議、県議と経験を積んだ山田氏。高校同窓会や消防団仲間、同業の不動産業者らが支援する。長年所属する自民から推薦を得られず「今回の党のやり方はおかしいと批判する党員
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元Jリーガーら、小学生を指導 JA遠州中央 磐田でサッカー教室
JA遠州中央は25日、「JAときめきサッカー教室」を磐田市大久保のゆめりあで開いた。同日開幕したJAときめき杯U-12サッカー大会の出場チームから小学3、4年生約30人が参加。元Jリーガーやサッカー女子プレナスなでしこリーグ1部・静岡SSUボニータの選手から指導を受けた。 地元の子どもたちの健全育成と競技力向上を目的に初めて企画した。現役時代にジュビロ磐田などで活躍した森下俊さん(36)と、ボニータから金丸翔子(23)、森田和伽(21)両選手ら14人を講師に招いた。 子どもたちは、密集の中でも他の人とぶつからないようにドリブルする練習などに挑戦。森下さんから、周囲をよく見て頭も使うプレー
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静岡市長選 山田氏を推薦 JA静岡市農対協
JA静岡市の農政対策協議会は24日、静岡市駿河区で会合を開き、4月の静岡市長選への出馬を表明している元県議山田誠氏(61)の推薦を決めた。地産地消の取り組み推進や茶業振興などの公約を踏まえ、市議・県議時代を通じた地域密着の姿勢や市内の農業現場に対する理解度などを評価した。 大原正和組合長は「食料安全保障が危機にさらされる中、中長期的な視点に立って施策を進めてほしい」と話した。
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地場産品販売などにぎわい 牧之原「坂口谷川河津桜祭」
牧之原市の坂部地区で23日、「坂口谷川河津桜祭」が始まった。坂口谷川沿いの桜並木が満開を迎え、訪れた人々の目を楽しませている。25、26日にはJAハイナン坂部みかん選果場で地場産品の販売も行う。 イベントは地元の坂部まちづくり実行委員会が企画し、今回は3年ぶりの開催。選果場では地元農家らが野菜や果物、加工品の販売を行ったほか音楽コンサートも開かれ、大勢の地域住民でにぎわった。 同実行委によると、桜の見頃は週末も続く見込み。午後5時半から8時半まではちょうちんでライトアップする。実行委の板倉元委員長(74)は「地域の宝を多くの方々に見てほしい」と来場を呼びかけている。
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ソフト選手 掛川で防犯啓発 詐欺被害に注意を
掛川署は21日、特殊詐欺被害防止を目的に、NECプラットフォームズ女子ソフトボール部「レッドファルコンズ」(掛川市)と連携した広報活動を同市弥生町のJA掛川市新鮮安心市場さすが市で実施した。選手5人が参加した。 65歳以上の女性を詐欺被害から守る県警の活動「さくらセーフティ作戦」の一環。選手らは買い物客に啓発品を配り、被害防止を呼びかけた。今月から運用が始まった防犯アプリ「どこでもポリス」も紹介した。 市内では今年、特殊詐欺の被害が2件発生した。被害額は約260万円。エースの大場亜莉菜選手(25)=三島市出身=は「ソフトボール以外でも地域に貢献したい。これ以上詐欺被害が出ないようしっかり
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糖度と酸味絶妙 浜松・三ケ日みかんジュース 今年も販売開始
浜松市北区三ケ日町のJAみっかびはこのほど、本年度産青島ミカンを搾った「三ケ日みかん」のストレートジュースの販売を始めた。同JAのオンラインショップや特産物直売所、特産センターで購入でき、2月中にはスーパーにも並ぶ。 本年度産のミカンは秋以降の天候に恵まれたことで糖度と酸度のバランスが良く、甘みやこくがジュースにも反映されているという。缶1本に5個のミカンを使用し、約5万㌜を用意した。ジュースは昨年、「GABA」の機能性表示を取得している。 特販課の大津有梨亜さんは「とてもおいしく仕上がった。例年秋口には売り切れてしまうので、早めに楽しんでほしい」と話した。
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ミカン市場だより(2月21日)最終盤で強もちあい
静岡県産青島温州はJAみっかび産のレギュラー品が販売を終えた。その他産地も2月末がめどとなる見通し。最終盤の相場は強もちあい。 沼津市の寿太郎温州も減少傾向に転じている。3月からは青島の長期貯蔵品の出荷が始まる。 中晩柑類は量販店の売り場が広がっている。前年より単価高で推移していて荷動きは鈍い。
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スルガエレガント選果開始 葵区でJA静岡市柑橘委 3月1日以降に売り出し
JA静岡市柑橘(かんきつ)委員会は21日、特産の甘夏「スルガエレガント」の初売りに向けた選果作業を同市葵区で始めた。共選場に集まった担当者らが果実の状態を確認し、箱詰め作業を進めた。3月1日以降、同JAファーマーズマーケット「じまん市」などで売り出す。 スルガエレガントはさわやかな甘みやまろやかな香りが特徴で、洋菓子や酎ハイにも使われる。本年度の予定出荷量は130トン。静岡、浜松両市の青果市場のほか、新潟など他県にも出荷する。
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「西浦みかん」担い手育成 研修生募り生産者指導 23年度から
JAふじ伊豆(沼津市)と静岡県、沼津市などは20日、ミカンの新規就農希望者らを同市西浦地区で受け入れる連絡会を設立した。農家の高齢化と後継者不足が進む中、地域ブランド「西浦みかん」の産地を守ろうと、2023年度から研修生を募集する。 構成団体代表らが同市西浦平沢の同JA西浦みかん支店で設立総会を開き、今後の活動方針を決めた。受け入れには県農業振興公社(静岡市葵区)の「がんばる新農業人支援事業」を活用し、西浦柑橘出荷部会の生産者が研修生を指導する。 1年間の実践研修と就農準備期間を経て、農業経営者として独立する担い手を育成。新規就農に加え、兼業農家後継者らの受け入れを検討する。 同市南
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地元産、多彩な花一堂に 浜松市西区で19日まで
JAとぴあ浜松は18日、地元産の多彩な花々を紹介する「花フェスタ」を浜松市西区の浜名湖ガーデンパークで開いた。19日まで、品評会受賞作などを展示・販売している。 菊類やガーベラ、切り花、枝ものなど同JA花き連絡協議会の品評会で受賞した作品276点を出展した。色とりどりの花が来場者の目を楽しませている。 フェスタは新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催。同JA管内が日本有数の花き生産地とPRすることが狙いで、担当者は「温暖な気候を生かした花々をぜひ見てほしい」と話した。
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寿太郎みかんと沼津茶、長泉の小学校に寄贈 JAなんすん
JAふじ伊豆なんすん地区本部は2月、食農教育の一環として、管内2市2町(沼津、裾野、長泉、清水)の小学校に特産品の「西浦みかん寿太郎」と沼津茶を贈呈している。 渡辺偉理事がこのほど長泉町役場を訪れ、石井宣明教育長に2950人分のみかん300キロと1人当たり1パックのお茶を手渡した。渡辺理事は「素晴らしい地元の特産品を学校給食で体験していただきたい」とあいさつした。町は3月7日、町内3小学校の給食で振る舞う予定。なんすん地区本部は順次、残りの3市町と加藤学園暁秀初等学校(沼津市)を訪れ、小学生約1万5400人を対象に贈る。
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JA大井川人事(4月1日)
企画部長(金融部長)伊藤光彦▽人事部長(総務部次長兼総務管理課長)村松茂輝▽金融部長(企画部長)増田義久▽営農経済部長(営農経済部次長兼営業企画課長)寺坂雅俊▽茶業部長(茶業部茶加工課長)守谷秀巳▽総務部次長兼リスク管理課長(企画部次長兼経営企画課長)安井啓介▽企画部次長兼広報課長(企画部経営企画課長補佐)鈴木和幸▽営農経済部次長兼購買推進課長兼物流センター長(営農経済部購買推進課長兼物流センター長)片岡重慶▽島田統括支店長兼島田支店長(六合支店長)増本久▽監査部主幹(総務部リスク管理課長)小沢世貴也▽総務部総務管理課長(総務部総務管理課長補佐)大石克喜▽企画部経営企画課長(企画部経営企画課
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傘踊りにぎやかに JA静岡市女性部、駿河区で大会 30年記念川柳表彰式も
JA静岡市女性部は15日、日頃の活動を発表する「ふれあい文化祭・家の光大会」を静岡市駿河区のグランシップで開いた。 6ブロックから約300人が参加し、各ブロックのカルチャー教室で練習を重ねたフラダンスやピアノなどを繰り広げた。傘踊りを披露した鷲巣美保子さん(70)は「4年ぶりの舞台で緊張したが、みんなで踊れて楽しかった」と話した。 同JA女性部30周年を記念し、「JA女性部」をお題にした川柳大会の表彰式も行った。入賞作品は会場入り口に展示した。
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「癒しのプチヴェール」パッケージを一新 機能性表示食品PR
JAふじ伊豆(沼津市)は、冬野菜「プチヴェール」が昨年12月に機能性表示食品に登録されたのを受け、パッケージを一新した。一時的なストレスや疲労感を緩和する効果があるとされるアミノ酸の一種「GABA」が摂取できる点をアピール。「癒(いや)しのプチヴェール」と名付け、消費拡大を図る。 プチヴェールは芽キャベツとケールを交配させた野菜で、11月下旬~3月上旬に出荷される。沼津市、清水町、長泉町の生産者でつくる同JAなんすんプチヴェール部会は、アグリオープンイノベーション機構(AOI機構、沼津市)と連携して消費者庁に申請し、登録された。 新たなパッケージはピンクを基調にし、のぼり旗などの販促物も
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温州みかんパイいかが JAとぴあ浜松 数量限定発売
JAとぴあ浜松は13日、洋菓子「温州みかんパイ」を発売した。「源氏パイ」などを製造する三立製菓(浜松市中区)と共同開発した。 同JA管内で昨年11月下旬以降に収穫した温州ミカンのジャムをパイに乗せて焼き上げた。甘酸っぱい風味とパイのサクサクとした食感を楽しめる。 2017年に販売を始めた季節限定商品。今年は三立製菓の広報担当「かにぱんお姉さん」(望月沙枝子さん)が「パイの形のかわいらしさをお伝えできるようにした」というパッケージを採用した。 数量限定。1袋10個入りで税込み200円。JAファーマーズマーケット白脇店(南区)などで取り扱う。
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議長 菅沼氏 副議長 杉山氏 御殿場市議会
御殿場市議会は15日の臨時会で正副議長選を行い、議長に菅沼芳徳氏(67)=改新=、副議長に杉山護氏(78)=市民21=を選出した。 菅沼芳徳氏(すがぬま・よしのり)農業[元]JA御殿場部長。2期。保土沢 杉山護氏(すぎやま・まもる)家具製造業[元]市区長会会長。3期。大坂
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袋井支部の丹羽さん2部門最高賞 JA遠州中央 イチゴ品評会 市民投票の特別賞も
JA遠州中央は13日、イチゴの品評会を磐田市高見丘のららぽーと磐田で開いた。磐田、袋井両市の生産者が主力品種の「紅ほっぺ」と「きらぴ香」計33点を出品。紅ほっぺ、きらぴ香の両部門で丹羽進さん(袋井支部)が最高賞の金賞に輝いた。 県中遠農林事務所職員や市場関係者らがイチゴの色や形、パック詰めの美しさなどの外観や糖度を審査した。見た目の良さを買い物客が判断する市民投票も3年ぶりに行い、多くの家族連れでにぎわった。最多得票の特別賞には、2品種とも丹羽さんが選ばれた。 このほか、主な結果は次の通り。 【紅ほっぺ】 ▽銀賞 鈴木敏彦(磐田支部) 鈴木勇一(同) ▽銅賞 鈴木信昭(袋井支部) 安部
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「はるみ」出荷始まる 浜松・浜北区の選果場 寒さ影響か3割減
中晩柑(ちゅうばんかん)の「はるみ」の選果が14日、浜松市浜北区新原のJAとぴあ浜松柿梨選果場で始まった。従業員たちが傷がないか確かめ、出荷用の箱に詰める作業に追われている。 はるみは同JA管内では、同市北区細江地区を中心に59人の生産者が栽培している。皮がむきやすく、果肉の粒を包む房状の「じょうのう」も薄いため食べやすいのが特徴。今季は酸切れが良く、食味が良好に仕上がった。ただ、厳寒の影響で出荷量は例年より3割ほど少ない約40トンの見込み。3月上旬まで、市内の市場に出荷される。
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直営4店で感謝祭 地元特産品を販売 18日、JAなんすん
JAふじ伊豆なんすん地区本部(沼津市)は18日午前9時から正午まで、直営4店舗で感謝祭を開く。 西浦みかん寿太郎やすそのいちご、プチヴェール、桃沢わさびなど地域ブランドの農畜産物を販売し、旬の地元特産品が当たる抽選会を行う。 会場は金岡産直市(同市東熊堂)とKAU~ら(同市東椎路)、長泉産直市(長泉町下土狩)、すそのふれあい市(裾野市佐野)。問い合わせは各店舗へ。
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茶況(2月13日)大容量セットなどセール JA藤枝工場
藤枝市堀之内のJA大井川藤枝工場で14日、決算大感謝セールが始まる。3月18日まで。 目玉商品は大容量商品「荒茶風緑茶」のセット販売。通信販売は400グラム入り3袋を税込み2592円、店頭では380グラム入り3袋を2千円で取り扱う。6袋、9袋のセットも用意する。通信、店頭ともに、これまでのセール商品からさらに50グラム増量した。 やぶきたや深蒸し、ティーバッグ、抹茶といった各種商品を20%超の割引で販売する。 2月18、25の両日の午前9時~正午には、JAファーマーズマーケット「まんさいかん」による野菜などの直売イベントを行う。
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貸し出しの一部 森林基金に寄付 JAバンク
静岡県信用農業協同組合連合会(JAバンク静岡)は3月31日まで、「静岡の美しい森林づくりに貢献! 未来へつながるローンキャンペーン」を行っている。 持続可能な開発目標(SDGs)達成に向けた取り組みの一環。JAバンク静岡は、マイカーや教育、リフォームの各種ローンの貸出実績100万円につき100円を、県森林組合連合会(県森連)の「ふじのくに美しい森林づくり緑の基金」に寄付する。
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還付金詐欺防止で湖西署から感謝状 JAとぴあ浜松新居
湖西署はこのほど、還付金詐欺被害を防いだとして、JAとぴあ浜松新居支店と従業員2人に署長感謝状を贈った。 1月26日午後5時ごろ、60代の女性客が携帯電話で話しながらATMで振り込み操作をしていたため、不審に思った従業員の伊熊文さん(29)と那須田庸介さん(40)が声をかけた。女性から「還付金を受け取るための手続き」と聞いて電話を代わると、不審な相手から通話を切られた。翌日も店内で別の女性客が同様の行動をしていたところ、近くの客が気づいて被害を食い止められたという。 伊熊さんと那須田さん、森山寅男支店長(60)が同署を訪れ、佐々木晴彦署長から感謝状を受け取った。伊熊さんは「今後もATMに
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浜松のJAみっかび柑橘選果場 野村農水大臣視察
野村哲郎農相が11日、浜松市北区三ケ日町のJAみっかび柑橘(かんきつ)選果場を視察した。果樹農業の生産性向上、生産基盤強化に役立てる狙い。 同JA役員らに案内され、人工知能(AI)を搭載したセンサーによってミカンが識別される様子などを見て回った。同JA役員や生産者との意見交換にも臨んだ。出席者からは、肥料高騰対策や農業の担い手支援を求める意見が挙がった。同JAの井口義朗代表理事組合長は選果場の設備が、人材不足への対応や生産者の労力軽減などに役立てられていることを強調した。 野村氏は「農家の皆さんが精魂込めたミカンが正しく評価され、消費者に届くシステムだ。(生産者と消費者)どちらも安心でき
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特産ガーベラ 浜松市役所窓口に彩り バレンタインまで
バレンタインデーに花を贈るキャンペーン「フラワーバレンタイン」に合わせて浜松市は14日まで、市役所の各課窓口で特産のガーベラを展示している。 多くの市民が訪れる福祉、産業関係を中心に、木製花器を配置した。JAとぴあ浜松のガーベラ生産者でつくる「浜松PCガーベラ」が提供した赤やピンク、黄色などの大輪の花が並び、来庁者の目を楽しませている。 はままつフラワーパーク(西区)や遠鉄百貨店(中区)でもガーベラの展示を行っている。12日午前には、同百貨店周辺で生産者らがカップルに花をプレゼントするイベントも計画している。
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茶況(2月9日)べにふうき緑茶 商品コーナー設置 JA掛川市の茶直売所
JA掛川市の新鮮安心市場さすが市にある茶直売所「お茶処いっぷく」はこのほど、掛川市産べにふうき緑茶の商品コーナーを設置した。アレルギー症状を抑える効果があるとされるメチル化カテキンが多く含まれている。 べにふうきは紅茶品種だが、紅茶として加工するとメチル化カテキンが消えてしまうため、緑茶に仕上げた。商品は茶葉、ティーバッグ、粉末茶など5種類。毎年、花粉症の季節が近づく1月ごろから売れ行きが良くなるという。さすが市は水曜定休。
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茶況(2月8日)牧之原新茶発信 3月18日にまつり
牧之原新茶まつりが3月18日、牧之原市のカタショー・ワンラボ(旧片浜小)で開かれる。 一足早い新茶の呈茶サービスや手もみの実演、お茶にまつわるクイズ大会などを実施し、新茶の魅力を発信する。農作業の安全や活発な新茶販売を願う祈願祭も実施する。 イベントの一環として、3月17日には新茶の手摘み体験や工場見学会を行う。 問い合わせはJAハイナン茶業センター<電0548(27)1001>へ。
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園児に旬のイチゴ贈呈 御前崎のJA遠州夢咲
JA遠州夢咲いちご委員会はこのほど、御前崎市門屋の市立高松幼稚園に紅ほっぺ約250個を贈呈した。大松均委員長が同園を訪れ、園児に手渡した。 旬のイチゴを子どもたちに味わってもらおうと、同JA管内の幼稚園や保育園などで行ってきた恒例行事。新型コロナウイルス感染拡大の影響で3年ぶりに行った。大松委員長は「地元産のイチゴを食べて毎日元気に過ごしてほしい」と語った。
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トウモロコシ収穫感謝 浜松・三ケ日東小児童 ポップコーン味わう
浜松市北区三ケ日町の若手農家やJAみっかび職員らでつくる「JAみっかび農協青年連盟」と三ケ日東小はこのほど、協力して育てたトウモロコシの収穫を感謝するイベントを同校で開いた。 同校の3年生44人は、昨年5月から同連盟とトウモロコシの栽培に取り組み、収穫、販売も体験した。同連盟のメンバーがポップコーンを調理するのを見守ったこの日は、トウモロコシがはじけると歓声を上げて喜び、塩を振って味わった。浅野莉乃さん(9)は「お店で買うより、自分で作った方がおいしく感じた」と笑顔。同連盟の吉田尚紀委員長は「食べ物を作る大変さや楽しさ、販売して仕事になる農業の原点を知ってほしい」と話した。
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イチゴ品評会 山田さんが金賞 JA遠州夢咲
JA遠州夢咲いちご委員会果実品評会がこのほど、掛川市三俣の同JA営農会議室で開かれた。紅ほっぺ35点、章姫2点、きらぴ香1点が出品され、山田次郎さんが金賞に輝いた。 JA静岡経済連職員や市場関係者など6人が形や色、味など8項目を審査した。審査長の県中遠農林事務所生産振興課の天野高士主査は昨年9月の高温や最近の寒波を振り返り、「大変な中でも今回出品されたイチゴは品質が良かった。特に入賞したものは外観に優れ、肉質など内容も良く、詰め方がきれいだった」と講評した。 一つの果実の重さを競うビッグベリーコンテストでは、200グラムの紅ほっぺを出品した吉川勝巳さんら5人が入賞し、最も高い糖度のイチゴ
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キャベツ加工時のかすから堆肥 JAふじ伊豆、業者と連携し実験
JA静岡経済連とJAふじ伊豆は、キャベツを加工した後の残りかすから作る植物性堆肥の実証実験を富士宮市で始めた。出荷先の企業と連携し、野菜を堆肥として再利用する循環型農業の仕組みを構築し、食品ロス削減や営農コスト抑制を目指す。 植物性堆肥開発のきっかけは、県東部8農協が合併して誕生したJAふじ伊豆が2022年、キャベツの加工部会を同市内に設立したこと。生産者の安定収益確保を目的に、現在は主に業務用のキャベツ出荷に力を注いでいるが、出荷先の田形青果(静岡市駿河区)では、加工時に出る芯や外葉などの廃棄物処理が課題となっていた。 このため、植物性肥料製造を得意とする企業と連携し、牛ふんなどと混
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中晩柑果実品評会 最高賞に前田さんら 静岡・葵区
JA静岡市柑橘(かんきつ)委員会は3日、品質向上と産地振興のため、中晩柑果実品評会を静岡市葵区で開いた。スルガエレガントは前田征宏さん、不知火は糟屋訓敏さん、はるみは杉山博崇さんがそれぞれ最高賞の優等を受賞した。 市内の生産者がスルガエレガント25点、不知火11点、はるみ5点を出品した。市場関係者らが外観や甘み、酸味などを審査した。大塚博泰委員長(61)は「今冬の寒さで品質への影響を心配したが、平年並みに仕上がった。味も期待できる」と話した。 スルガエレガントはJA静岡市の商標登録商品で、糖度の高さとまろやかな香りが特徴。3月1日から販売を予定している。
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「はるみ」選果始まる JAしみず柑橘共選場 はじける果肉、食感特長
静岡市清水区で誕生した柑橘(かんきつ)「はるみ」の選果作業が1日、同区のJAしみず柑橘共選場で始まった。一般市場への出荷は2日以降になるとみられ、3月中旬までに県内を中心に新潟や京浜地方などへ約500トンの出荷を見込む。 選果作業では生産者が持ち込んだはるみの糖度や傷の有無を光センサーでチェックしたほか、作業員が目視で外観を確認し出荷する果実をえり分けた。昨年は台風15号など天候不順が続き農作物への病気のリスクも高まったが、年末にかけて天候が回復したことや生産者の努力もあって食味は良く仕上がった。 「清見」とポンカンを交配して生み出されたはるみは果肉が他の柑橘類よりしっかりしているのが特
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1000年続く「吉田たんぼ」 収穫米でビールも 静岡県吉田町【わたしの街から】
稲作、レタス栽培… 二毛作盛んな田園地帯 吉田町のシンボル「小山城」の南側に広がる広大な田園地帯。地元住民に「吉田たんぼ」と呼ばれるこの場所は奈良・平安時代に条里田として整備されたと考えられ、千年以上も前から町の農業の歴史を紡いできた。夏から秋には稲作、冬にはレタス栽培が盛んで、四季の移ろいとともにさまざまな姿を見せる。 町教委の資料によると、吉田たんぼの歴史は古く大化の改新(7世紀半ば)以来、稲作が行われていたという。周辺地域からはその存在を裏付ける出土品や集落跡が発見され、条里制遺跡として町の文化財指定を受けている。 1955年ごろになると冬のレタス栽培が始まった。駐
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JAしみず「きらり」 「本気のパンケーキ」発売 ふわとろ食感好評
「地元産の米粉を使ったふわとろ食感のパンケーキはいかが」-。静岡市清水区北脇でJAしみずが経営する「四季菜ジェラート&カフェきらり」は昨年12月末から「本気のふわとろスフレパンケーキ」を発売し、好評を集めている。地元産のイチゴやブルーベリー、四季の果物を使ったジェラートなどのトッピングを楽しめ、早春の清水の味を目いっぱい詰め込んだ。 新発売のパンケーキの特徴は通常使われる小麦粉ではなく、地元産のコシヒカリの米粉にこだわったこと。小麦粉と違い、水などと混じりにくいため、材料の配分などを50回以上も試行錯誤した労作だ。グルテンフリーのためアレルギー体質の人でも安心して食べられる。 同JA営農
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沼津・寿太郎ミカン出荷スタート 「奥深いコク感じて」
沼津市三浦(さんうら=西浦、内浦、静浦)地区で生産が盛んなブランドミカン「寿太郎温州」の出荷が31日、同市西浦平沢のJAふじ伊豆西浦柑橘共同選果場で始まった。今季は一定の収穫量が見込める「表年」で、販売にも期待が集まる。生産者らは収穫から1カ月間熟成させ、甘さとコクを引き出した逸品を持ち込んだ。販売開始は2日。 出荷初日は「JAふじ伊豆西浦柑橘出荷部会」の生産者らが朝から続々と選果場に運び込んだ。皮の汚れや傷を目視で確認した後、糖度と酸度を測るセンサーでさらに仕分け。この日は約50トンを品質と大きさに分けて箱詰めした。 昨季の収穫量は2千トンを割り込む厳しいシーズンだった。今季は出荷期間
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引佐のミカン 幼稚園に寄贈 浜松市認定農業者協議会
浜松市認定農業者協議会引佐支部果樹部会は31日、同市北区引佐町の引佐、金指、奥山の3幼稚園に地元で栽培されたJAとぴあ浜松の青島ミカン計約50キロを寄贈した。 引佐幼稚園で開かれた贈呈式には年長園児22人と野沢利行部会長(69)らが出席。ミカンを受け取った園児は「ありがとうございました」と元気よく感謝の言葉を述べた。野沢部会長は「地元のミカンを食べて風邪をひかないようにして、楽しい幼稚園生活を送ってほしい」と話した。 同部会が地元幼稚園などにミカンを寄贈するのは今回が初めて。2月1日には、伊平幼稚園、引佐北部みさと幼稚園、引佐保育園にも計約50キロを届ける。
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JA富士市元職員3人起訴 虚偽口座不正利益
JA富士市(現JAふじ伊豆)の貯金口座管理システムに2680万円の預け入れがあったとの虚偽の情報で口座を作り、不正に利益を得たとされる事件で、静岡地検富士支部は31日、電子計算機使用詐欺罪で元職員の男3人を静岡地裁富士支部に起訴した。 起訴されたのは、いずれも富士市の会社員の男(59)、景品交換所従業員の男(71)、量販店従業員の男(66)の3被告。 起訴状によると、3人は共謀して2017年4月6~7日、同JAの貯金残高管理などに使われる電子計算機に口座を開設。2680万円の預け入れがあったとの虚偽の情報を与えて架空の電磁的記録を作り、同額の財産上不法な利益を得たとされる。当時支店長だっ
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かんきつカクテル提供 東伊豆町内宿泊施設で11日から 町と学生、ビール会社考案
東伊豆町の宿泊施設で2月から、特産のかんきつ類「はるひ」を使ったカクテルが提供される。町と首都圏学生、大手ビール会社との産学官の共同事業で2年ほどをかけて完成させた。当面町内での提供にとどめ、関係者は限定品としてPRする考え。 JAふじ伊豆によると、はるひは同町と河津町のみで産地化され、高糖度と適度な酸味が特徴。事業には町と包括連携協定を結ぶ跡見学園女子大(東京都)の観光コミュニティ学部生約30人が参加した。リーダーの3年有井花織さんは「既に知られているものではなく、新たな地域産品のPRにつなげたかった」と意図を説明する。 町主催の交流会を縁にサッポロビールや町内の商工観光団体も考案に参
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育てた大豆でみそ造り 湖西・白須賀小5年生が挑戦
湖西市の白須賀小の5年生が27日、自分たちで育てた大豆を使い、みそ造りに挑戦した。同市新所のJAとぴあ浜松湖西営農センターで講師の手ほどきを受けながら、みそが出来上がるまでの工程を学んだ。 児童は昨年6月、学校近くの畑で種まきを実施。同JA湖西地区支店の協力の下、収穫や脱穀も行い、みそ造りに使用する大豆を用意した。この日は児童34人が講師の女性部員らから指導を受けた。 児童は煮た大豆と煮汁、米こうじ、塩を混ぜ合わせ、ミンチ機にかけた。細かくした材料を次々とたるに敷き詰め、カビが発生しないように丁寧に空気を抜いていった。 みそは同センターで1年間熟成させる。同校は先輩児童が1年前に作った
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新鮮野菜求め行列 JAとぴあ農協祭、29日まで 浜松市西区
JAとぴあ浜松(浜松市東区)の農協祭が28日、西区の浜名湖ガーデンパークで始まった。29日まで、新鮮な地元農畜産物の販売やステージイベントを展開している。 中央芝生広場にはセロリやタマネギ、葉ネギ、チンゲンサイのほか、野菜の箱詰めセットなどをお得な価格で販売するブースが並び、大勢の来園者が列をつくった。各通路では同JAの青壮年部員らがオニオンスープや焼き芋などを販売した。ステージでは劇団静岡県史(菊川市)が徳川家康にちなんだ演劇を披露した。 コロナ禍の影響で農協祭の開催は3年ぶり。29日は午前9時から午後3時まで。JR舞阪駅と会場を結ぶ無料のシャトルバスを午前8時から随時、運行する。
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農業資材館 富士宮で開業 JAふじ伊豆
JAふじ伊豆はこのほど、富士宮市外神のファーマーズマーケット「う宮~な」西側に、新たな農業資材専門店「JAふじ伊豆ふじのみや資材館」をオープンさせた。地元関係者がテープカットを行い、開業を祝った。 資材館は鉄骨平屋建て延べ床面積963平方メートル。屋外にも売り場を設けた。プロ用農業資材から家庭菜園用まで約8千種類の道具をそろえ、常駐する地区購買課の職員が相談にも応じていく。オープニングセレモニーで鈴木正三組合長はあいさつで「地域農業の情報交換・発信基地として、農業振興の一助となるよう努めたい」と力を込めた。営業時間は午前8時~午後4時。火曜定休。
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細江産ミカンを幼保小中に寄贈 浜松市認定農業者協
浜松市認定農業者協議会細江支部(加藤輝律支部長)は25日、同市北区細江町内の幼稚園、保育園、小中学校7園5校に、地元で栽培されたJAとぴあ浜松の青島ミカン計約300キロを寄贈した。 気賀小で行われた贈呈式で、加藤支部長が代表児童の6年小田木千秋さん(11)、熊谷佑香さん(12)にミカンを手渡した。加藤支部長は「子どもたちに地元のミカンを食べてもらいたい」と話した。 奥浜名湖地域の農産物に親しみを持ってもらおうと、旧細江町時代から続く取り組み。毎年ミカンと米を交互に贈っている。
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アリモドキゾウムシ 3月にも緊急防除 サツマイモなどの害虫
浜松市内で昨年10月、サツマイモなどに付く害虫「アリモドキゾウムシ」による農業被害が静岡県内で初めて確認されたことから、植物防疫法に基づく緊急防除が3月上旬にも実施される見通しとなった。農林水産省の担当者が26日、対策を実施する方向で調整していると明らかにした。 緊急防除はアリモドキゾウムシが発見された地点から半径1キロの範囲で、サツマイモやアサガオなど寄主植物の作付けや出荷が禁止される。区域内に殺虫剤や除草剤を散布する。同防除が実施されれば、JAとぴあ浜松(東区)管内のサツマイモ生産登録者約120人のうち、80~90人が対象になるという。 昨年10月下旬、市内の農産物販売所でサツマイモ
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高級ネギ「産地化へ」 県農林漁業奨励賞の小河さん(富士宮)
「ふじのくに未来をひらく農林漁業奨励賞」を受賞した富士宮市でネギを生産する小河麦人さん(36)=アドリ代表=がこのほど、富士市の県富士農林事務所を訪れた。西室康二所長に受賞を報告し、展望を語った。 2017年に新規就農した小河さんは前職の農業アドバイザーの知見や富士山の恵み、富士宮市内の高低差を生かして計10ヘクタールでネギの生産に励む。一般向けには高級ネギブランド「富士の雅ネギ」を立ち上げて、産地化を目指している。小河さんは「『社長良かったね』と、スタッフみんなが喜んでくれたことが自分はうれしかった」と受賞に感謝する。 富士宮の新名物をつくろうと、富士宮やきそば・鉄板焼き店「うるおいて
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調理に集中、気分転換 JAとぴあが託児付き教室
JAとぴあ浜松は23日、子育て中の女性15人を対象にした本年度最終回の料理教室「エッセンスセミナー」を浜松市東区の本店で開いた。愛知県の料理研究家田中稔さん(65)の指導で、野菜本来の味を生かした「ブロッコリーのごま油あえ」「セロリのきんぴら」の2品を調理した。 歯ごたえを残すためにブロッコリーを軽くゆでたり、風味を生かせるようにセロリをごま油でいためたりと、ひと手間を掛けた。田中さんらが用意したニンジンスープなども試食した。 中区の佐々木綾子さん(37)は「野菜そのものがこんなにおいしいなんて思わなかった。自宅でも積極的に野菜を取り入れたい」と声を弾ませた。 託児サービス付きの同セミ
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青島さん(静岡市葵区)最高賞 JA静岡市イチゴ品評会
JA静岡市は20日、本年度の「いちご果実品評会」を同市駿河区の同JA本店で開いた。主力品種の「紅ほっぺ」と「きらぴ香」計72点が出品され、最高賞の優等1席に青島一欽さん(葵区)のきらぴ香が輝いた。 県職員やJA関係者ら9人が色や形、パック詰めの美しさを審査した。昨夏の猛暑や台風の影響で収穫が2週間程度遅れ、昨年12月24日時点で前年比6割の出荷という。 出品されたイチゴは同市葵区の青葉シンボルロードで販売したほか、同市駿河区の静岡南部特別支援学校に寄贈した。 このほかの主な結果は次の通り。 【優等】2席 大長吉英(駿河区) 【1等】1席 松永一雄(葵区)▽2席 久保田登(同)▽3席
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高橋さん(JAみっかび)最高賞 静岡県貯蔵ミカン品評会
JA静岡経済連などは19日、県貯蔵ミカン品評会を静岡市駿河区で開いた。高橋誠さん(JAみっかび)が最高賞の農林水産大臣賞に輝いた。同時開催の県中晩生柑橘(かんきつ)品評会(ポンカンの部)は、沢野郁夫さん(JAしみず)が最高賞の優秀賞を獲得した。 貯蔵ミカンは前年比35点減の206点、ポンカンは3点減の48点がそれぞれ出品された。貯蔵ミカンは昨年11月下旬の気温上昇や降雨の影響で過去最少の出品数だった。審査員が外観や肉質、食味などを評価した。 このほかの主な上位入賞者は次の通り(かっこ内は所属JA)。 【貯蔵ミカン】優秀賞 大山陽一(とぴあ浜松)長坂敏章(みっかび)渡辺龍之(大井川)井口
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ミカン・ポンカン品評会 糟屋さん最高賞 形や色、味を審査 静岡・葵区
JA静岡市は17日、「貯蔵みかん・ポンカン果実品評会」を同市葵区のあさはた支店で開いた。 市内で生産された青島温州ミカン16点とポンカン6点が出品された。市職員や市場関係者ら9人が形や色、味などを審査した。ミカン、ポンカンともに糟屋訓敏さん=同市駿河区=が最高賞の優等に輝いた。 村田裕行審査委員長は「昨年は台風や雨の影響で生産が難しい一年だったが、出来のよい果実がそろい驚いた」と話した。
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夏目さん(岡本支部)最優秀 JAみっかび品評会・柑橘の部 浜松
浜松市北区三ケ日町のJAみっかびは17日、農産物品評会を同JA営農センターで開いた。同JA主力の柑橘(かんきつ)の部には計67点が出品され、岡本支部の夏目芳彬さん(37)が最優秀賞に選ばれた。 柑橘の部では、県や市の職員、市場関係者など10人が審査員を務め、形状や色沢などの外観や食味、貯蔵性などを評価した。農産の部、畜産の部、女性部展の部も同日までに品評会が行われた。 柑橘の部以外の最優秀賞は次の通り。 【農産の部】永田泰弘(洋ラン)【畜産の部】山口将也(肉豚)【女性部展の部】山口小夜子(クラフト個人)
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米山さん最高賞 浜松・東区で鉢植えセロリ品評会
浜松、湖西両市の生産者らでつくる「浜松洋菜共販運営委員会セルリー共販幹事会」は16日、鉢植えセロリの品評会を浜松市東区のJAとぴあ浜松東・中央営農センターで開いた。12人が出品し、同区の米山高広さんが最高賞の金賞に選ばれた。 セロリの栽培技術と品質向上を目的に実施し、今年が20回目。9月に規定の鉢に苗を植え、水分や気温の変化に気を配りながら育てた高さ60センチほどのセロリが並んだ。審査員4人が下株の太さや形、バランス、葉の色などを基準に採点した。 主な入賞者は次の通り。 銀賞 伊藤孝明(西区)▽銅賞 飯尾明洋(中区)松本徳政(西区)杉浦正樹(湖西市)
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新鮮安心市場さすが市 お茶処いっぷく(JA掛川市) 掛川茶使用のスイーツ【直売・しずおかの幸】
リニューアルオープンから4年を迎えるJA掛川市の農産物直売所「新鮮安心市場さすが市」。品質、品ぞろえ、価格で「さすが!」と言われる店舗を目指し、管内の生産者から出荷される新鮮な農産物を取りそろえています。野菜だけではなく、精肉や鮮魚、総菜、生花など豊富な品ぞろえも自慢の直売所です。 今の旬はイチゴ。JA掛川市は、県内でも有数の産地として知られています。主力品種は「紅ほっぺ」で、ほっぺが落ちるほどおいしいイチゴをぜひ味わってください。 店内に併設する茶直売所「お茶処いっぷく」では、100%掛川産茶葉使用にこだわり、三大品評会(深蒸し煎茶の部)で農林水産大臣賞や産地賞に輝く掛川深蒸し煎茶を取
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2カ年計画を決議 自然災害対策など重点活動 静岡県JA青年大会
JA静岡青壮年連盟はこのほど、第50回県JA青年大会を静岡市駿河区で開き、2023年度からの2カ年計画を決議した。 新2カ年計画は、農業所得向上▽農業の将来への継承▽組織基盤の強化-の3項目が柱。重点活動には、台風や大雨など自然災害に備えた事業継続計画(BCP)の学習、交流サイト(SNS)を通じた消費者への情報発信、健康意識向上などを盛り込んだ。 同連盟の乗松純一委員長は「長く受け継がれてきた情熱を次世代に伝えるために活動を発展させていく」と話した。
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相続手続き 共通化完了 静岡県内4地銀9信金
静岡銀行と富士宮信用金庫は12日、相続時の預金の解約、払い戻しなどの事務手続きを2月1日から共通化すると発表した。2019年以降に県内の4地銀、9信金で進めてきた手続き共通化が完了した。 高齢化の進展に伴い、各金融機関が非競争分野で連携した。顧客が記入する書類の様式を共通化し、原則として相続人代表者1人のみの署名・押印で手続きができるようにするなど、顧客負担を軽減した。 共通化は19年10月に静岡銀と浜松いわた信金で始まり、県内の地銀、信金が順次加わってきた。県労働金庫、JAとぴあ浜松も参画している。
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白く小さな花、花、花 湖西市特産「コデマリ」の出荷始まる
湖西市特産で全国シェア約7割を誇る花卉(かき)「コデマリ」の出荷が1月始まった。同市内で11日、目ぞろえ会が行われ、生産者約50人がJAとぴあ浜松の担当者や市場関係者から品質基準や栽培の注意点の説明を受けた。 コデマリの名前は、白い小さな花が集まって手まりのような球体を形作ることに由来。卒業式や入学式の会場装飾、結婚式のブーケに使用される。春節(旧正月)の花材として中国などでも需要があり、海外輸出は増加傾向という。 今季は夏場の雨により生育は良好。出荷は3日に開始した。3月に最盛期を迎え、4月上旬まで続く。 生産者らでつくる「こでまり協議会」の外山治雄会長(72)は「量だけでなく、品質
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不正口座は親族名義 JA元職員3人 着服隠し、利益得ていたか
JA富士市(現JAふじ伊豆)の預金口座管理システムに2680万円の預け入れがあったとする虚偽の情報で口座を作り、不正に利益を得たとして、元職員3人が富士署と静岡県警捜査2課に電子計算機使用詐欺の疑いで逮捕された事件で、口座の名義は容疑者(66)の親族だったことが11日、関係者への取材で分かった。3人は顧客から預かっていた現金を同口座に入れたと見せかけて着服し、利益を得ていたとみられる。 関係者によると、口座が開設された2017年4月7日時点で、容疑者(66)と容疑者(71)は既に退職していた。容疑者(71)が以前より顧客から預かっていた現金を隠ぺいする目的で、当時支店長だった容疑者(59)
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システムを悪用、不正に口座開設 2680万円取得か 元JA職員3人逮捕 富士署、電子計算機使用詐欺の疑い
JA富士市(現JAふじ伊豆)のオンラインシステムを悪用して定期預金口座を開設させるなどして2680万円を不正に得たとして、富士署と静岡県警捜査2課は11日、電子計算機使用詐欺の疑いで元職員の男3人を逮捕した。同JAの常務理事だった男性=2019年11月に自殺=による貸出金の横領問題を調査する過程で容疑が浮上した。口座の開設は顧客から着服した現金を隠すためとみられ、県警は元職員3人が犯行に至った経緯や詳しい手口を調べる。 逮捕されたのは、会社員の男(59)=富士市今泉8丁目=、景品交換所店員の男(71)=同市長通=、スーパー店員の男(66)=同市蓼原=の3容疑者。 3人の逮捕容疑は共謀して
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「オール磐田で市を盛り上げ」 5団体が新春のつどい
磐田市などは6日、「いわた新春のつどい」を同市上新屋の市民文化会館かたりあで開いた。市内の企業団体や来賓の地元選出議員、スポーツチーム代表計約40人が出席し、同市の新年の飛躍を誓った。 市、磐田商工会議所、市商工会、市自治会連合会、JA遠州中央の主催。新型コロナ感染防止に配慮し、今年も出席者を絞って開催した。草地博昭市長は台風被害や不発弾処理など昨年の出来事を振り返りながら「災害に対する復旧復興を目指す」としたほか、「オール磐田で磐田市を盛り上げ、市民の幸福度を高めたい」とあいさつした。出席者は特産のいわた茶で乾杯した。 サッカーJ2で新シーズンに臨むジュビロ磐田の運営会社ジュビロの浜浦
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市に飲料水袋1000個寄贈 JA掛川市
JA掛川市はこのほど、掛川市に非常用飲料水袋を千個寄贈した。同JAの設立60周年記念事業の一環。 贈呈式が市役所で開かれ、松永大吾組合長が久保田崇市長に飲料水袋を手渡した。袋は6リットル用で、ひもが付いているので背負って持ち運ぶことができる。松永組合長は「60年支えてもらった地域に恩返しをしようと用意した。災害時に使っていただければ」と話した。
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新タマネギみずみずしく「日本一早い」 浜松・西区で出荷
浜松市西区で4日、新タマネギの出荷が始まった。5日の初取引に向けた出荷作業で、「日本一早い産地」として知られる。収穫は3月ごろまで続く。 遠州灘に面した同区篠原地区周辺は根菜類の栽培に適した水はけの良い砂地が広がる。一般的な黄タマネギ、やや平べったい白タマネギが主流で、生産者は年明け早々から収穫に精を出している。 苗を植え付けた昨年11月ごろは温暖で適度な降水量もあり、順調に生育した。年末が寒かった影響で大きさはやや小ぶりになったが、出荷量は例年並みの約70万ケースを見込む。 JAとぴあ浜松西部野菜販売センターの鈴木舜さん(31)は「浜松の新タマネギは辛みが少なく、みずみずしい。サラダ
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プチヴェール、機能性表示食品に 静岡県東部特産、ストレスや疲労緩和
JAふじ伊豆(沼津市)は、アブラナ科の冬野菜「プチヴェール」が機能性表示食品に登録されたと発表した。沼津市と清水、長泉町などの特産で、新しいパッケージに機能性成分を表記して販売し、消費拡大を図る。 カルシウムやカロテン、鉄分などを豊富に含み、同JAはアミノ酸の一種「GABA(ギャバ)」の機能性表示を消費者庁に申請して認可された。ギャバは一時的なストレスや疲労感を緩和する効果が期待され、プチヴェールを炒めると、成分をより多く摂取できるという。 プチヴェールはメキャベツとケールを掛け合わせた小さな野菜。出荷は12月から始まり、1~2月に最盛期を迎える。同JAなんすん部会の生産者は20人。本年
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若手農家が農地を清掃 浜松市北区
浜松市北区細江町のJAとぴあ浜松青壮年部細江支部は27日、年末恒例の農地の清掃活動を同町で行った。 参加した部員12人は、北区役所付近から三ケ日町方面に続く農道(通称・沖通り)の周辺を歩き、捨てられていたペットボトルや空き缶、雑誌などを回収した。 清掃は、若手農家が先頭に立って農地の美化を呼びかけようと20年以上前から続けている。菅谷嘉夫支部長(41)は「毎年ごみが減っていると感じる。畑の周りがきれいになっているのはやりがいがある」と話した。
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災害時に物資や施設提供 掛川市と2JAが協定締結
掛川市は27日、JA掛川市、JA遠州夢咲と「かけがわ防災パートナーシップ協定」を締結した。 災害時に両JAが農産物や物資などを提供する。さらにJA掛川市は新鮮安心市場さすが市の駐車場、JA遠州夢咲は津波避難施設として大坂支店の屋上津波避難デッキを開放する。 区長会連合会が協定を提案して実現した。久保田崇市長、JA掛川市の松永大吾、JA遠州夢咲の河原崎友二両組合長が市役所で協定書を交わした。久保田市長は「台風15号では物資や避難場所の課題が出た。協定は地域防災力の向上に資する」と協力に感謝した。
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特殊詐欺防止で焼津署が感謝状 JA大井川大富支店
焼津署は27日、特殊詐欺を未然に防いだとしてJA大井川大富支店(焼津市中新田)に署長感謝状を贈った。 同署などによると、9日に来店した80代の男性が「息子が新幹線でバッグをなくした。300万円を下ろしたい」などと申し立てた。窓口で応対した小長谷知香さんが詐欺被害を疑い、出金を防いだ。 同支店では出金額が多額だった場合、使い道を尋ねるようにしているという。小長谷さんは男性とのやりとりの中で、キャッシュカードの限度額をはるかに超える金額を引き出そうとしたことから、特殊詐欺の可能性を直感した。 贈呈式には小長谷さんら同支店の職員が出席した。青木浩明署長から感謝状を受け取った小長谷さんは「支店
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「するがの極」400トン目標 JAふじ伊豆(沼津市)/藤沼和明常務理事【キーパーソン】
旧JAなんすんがブランド化したコメ「するがの極(きわみ)」の生産者や収量が増加している。今年4月の県東部8JAの合併で管内が広がったことによる新たな戦略や展望を聞いた。 ―「するがの極」の経緯や特徴は。 「2016年に沼津市大平地区で品種『きぬむすめ』の試験栽培が始まったのがきっかけ。沼津、裾野、長泉、清水の2市2町で生産された『きぬむすめ』のうち、食味値77点以上の一等米を17年度に名付け、ブランド化した。炊きあがりの色つやが良く、冷めても甘みが持続するのが特徴。19年には行政と推進協議会も組織し、学校給食で提供するなど、連携して普及に取り組んでいる」 ―今年は「するがの極フェス」と
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茶況(12月26日)22年荒茶平均価格 5.3%安の1キロ997円 JA静岡経済連まとめ
JA静岡経済連のまとめによると、2022年の荒茶1キロ当たりの平均価格は、前年比5・3%安の997円だった。需要が伸び悩む中、買い手の仕入れ姿勢は慎重で、2年ぶりに下降した。 一茶が7・9%安の1920円で終わった流れを引き継ぎ、二茶659円(17・6%安)、四茶・秋冬番茶311円(2・2%安)と平均単価は前年割れが続いた。 県中部の生産者は「一茶取引は上物の引き合いが弱く、2000円台前半から1000円台で取引される荷が多かった」と話す。
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年末感謝祭で海産物販売 浜松市天竜区
浜松市天竜区水窪町のJA遠州中央水窪支店でこのほど、農協年末感謝祭が開かれた。海産物や新米などが並び、多くの地元住民でにぎわった。 昆布やヒジキといった海藻類のほか、さきいかなど山間部では珍しい海産物に人気が集まった。同JAの管内で生産された「コシヒカリ」や新潟産の「しらゆきまい」の新米も注目を集めていた。農産物直売所「天竜山の市」の出張販売も実施した。 農協年末感謝祭は、12月の年金支給日に合わせて毎年実施している。会場設営を務めた同JA佐久間支店の宮沢幸史支店長は「たくさんの人に来てもらえてありがたい。この地域で入手が難しい食材を販売して役に立ちたい」と話した。
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防犯ブザー700個 4小学校に寄贈 浜松・JAみっかび
浜松市北区三ケ日町のJAみっかびは19日、児童が登下校時に携行する防犯ブザー700個を同町内の4小学校に寄贈した。在校生と来年度の新入生に配布する。 JA共済連の助成金を活用して購入した。同JA柑橘(かんきつ)選果場で行った贈呈式には、井口義朗代表理事組合長、宮崎正教育長、4小学校長らが出席し、井口組合長が宮崎教育長に目録を手渡した。 井口組合長は「子どもの安全のためには皆が見守り隊にならないといけない。地域住民や子どもたちの防犯意識の高揚に活用してほしい」と話した。
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棚田支援に感謝の収穫祭 焼き芋やダイコン掘り 浜松・引佐町
久留女木の棚田(浜松市北区引佐町)の保全に取り組む「久留女木竜宮小僧の会」はこのほど、活動に協力する支援者への感謝の気持ちを込めた収穫祭を同町の旧久留女木小体育館などで開いた。 地元住民や耕作者、サポーターら約100人が集まった。参加者は、休耕田を活用した野菜畑で栽培されたサツマイモの焼き芋を味わい、地元で採れた花木を使ったクリスマスリース作りに挑戦した。棚田の散策にも出かけ、畑でダイコンの収穫体験を楽しんだ。 収穫祭は、JAとぴあ浜松鎮玉支店が協力した。サポーターには返礼品として、棚田で育てた米を贈呈した。
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食事は「まず野菜」 浸透へロゴ 小倉さん(磐田北高)最優秀賞
磐田市は16日、生活習慣病予防のため食事は野菜から食べる「ベジ・ファースト」の浸透に向け、市内高校生から作品を募ったロゴマークコンクールの表彰式を市総合健康福祉会館iプラザで開いた。最優秀賞には、磐田北高1年の小倉柚奈さんが輝いた。 市が市内高校で実施した食育講座を受講した生徒に作品応募を呼び掛け、114点が寄せられた。優秀賞には、磐田南高2年の寺本唯七さんと磐田北高1年の高階愛夏さんが選ばれた。 表彰式で、小倉さんは「一目見て分かりやすいよう、はっきりとした色味とデザインを意識した」と語った。市は小倉さんの作品を公式ロゴとして、ベジ・ファーストの啓発活動に活用する。 受賞者には賞状
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主力「青島ミカン」集荷スタート 三ケ日、表年2万3千トン見込む
浜松市北区三ケ日町のJAみっかびは17日、「三ケ日みかん」主力品種の青島ミカンの集荷を同JA柑橘(かんきつ)選果場で始めた。ことしは収穫量が多い「表年」に当たる。来年4月上旬ごろまでに、約2万3千トンの出荷を見込む。 初日は189軒から約460トンが運び込まれた。従業員が目視で腐敗したミカンなどを取り除いた後、人工知能(AI)を搭載したセンサーで色や大きさなどを識別して箱詰めした。本年度産は大雨など天候不順の影響を受けたが、糖度や酸度、外観は例年並みに仕上がったという。 県内や中京、京浜などの市場に出荷し、12月下旬から店頭に並ぶ。同JA特産物直売所では17日から販売している。
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ソーセージ作りに親子奮闘 JA静岡市、駿河区で講座
JA静岡市は17日、食について理解を深める講座「ソレイユくらぶ」を静岡市駿河区の同JA本店で開いた。地元児童と保護者ら10組20人がソーセージ作りに挑戦した。 同JAの山本夕記子さんが講師を務め、作り方を実演した。参加者は肉を低温に保つための氷やスパイスを入れて豚ひき肉を手早くこねた。破れやすい羊腸に苦戦しながら、専用の機械を使って肉だねを詰め、ねじって形を整えた。 初めてソーセージを作ったという中田小4年の福田龍彌君(10)は「羊腸が破れてしまったり、隙間ができてしまったりして難しかったけど、楽しかった」と話した。
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新聞エコバッグ商店で販売へ 吉田・中央小 SDGs地域理解促進
国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)について学習を展開している吉田町立中央小の6年生が、SDGsの地域への理解浸透を目的に、新聞を活用したエコバッグの販売活動を開始する。16日には町内のスーパーなどを訪れ、販売に向けた作業を行った。 児童らは本年度、町独自の総合学習「吉田探究」で「ふるさとの未来」をテーマに学習を進めてきた。来年2月には同校で学習の成果を地域住民に披露する「SDGsデー」の開催を計画していて、エコバッグの販売収益をイベントの運営費用に充てるという。 同町のスーパー「カネハチ川尻店」を訪れた児童らは従業員に販売活動への協力を呼びかけ、手製のポスターの貼り付け作業などを
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田舎風サラダで野菜摂取を応援 キユーピー、JA経済連 県庁を訪問
キユーピーとJA静岡経済連の関係者はこのほど、静岡県庁に森貴志副知事を訪ね、県産野菜を使った「ペイザンヌ(田舎風)サラダ」の販促活動を通じ、県民に野菜摂取を促す県のプロジェクトに協力すると報告した。 フランスで親しまれる地場野菜や卵を盛り合わせたサラダで、食物繊維やビタミンC、タンパク質などの栄養をバランス良く摂取できるという。19~23日に県庁東館の食堂で販売するほか、県内スーパーの店頭でも県産野菜とドレッシングをセットで提案する。 キユーピー名古屋支店の山田秀春支店長は「静岡にはおいしい野菜がたくさんある。ご当地サラダとして提案し、野菜摂取量アップにつなげていければ」と期待した。経済
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特産の馬鈴薯いかが 浜松・三方原小3年生が栽培 販売も実践
浜松市北区の三方原小3年生が15日、自分たちで育てた特産の三方原馬鈴薯(ばれいしょ)を同区三方原町のJAとぴあ浜松三方原支店で販売した。16日にも午前9時半から、同区根洗町のファーマーズマーケット三方原店で行う。 児童は学校近くの畑や校内で9月からジャガイモを栽培し、12月上旬に収穫。これまでの授業でスーパーを見学して陳列の仕方を学ぶなど、販売の工夫や農家の思いを伝える方法を考えてきた。 この日は鍵盤ハーモニカで三方原馬鈴薯のPR曲を演奏し「おいしいジャガイモはいかが」と客を呼び込んだ。収穫の様子を写真で展示したり、ジャガイモのレシピを紹介したりして学習の成果を実践した。 岩間結衣さん
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「姫様」の永田さん 細江署で一日署長 詐欺被害防止訴え
細江署は「年末特別警戒」初日の15日、3月に行われた浜松市北区細江町の春の風物詩「姫様道中」で姫様を務めた永田優奈さん(20)=同市西区=を一日署長に委嘱し、防犯活動を展開した。 同署で渡辺健太署長から委嘱状を受け取った永田さんは、制服姿でJAとぴあ浜松細江支店を訪れ、特殊詐欺被害の防止を訴える広報活動に参加した。高齢者らに注意喚起のチラシと啓発品を手渡し、「優しい気持ちを持っていても、怪しい電話は疑ってほしい」と話した。 北区役所で開かれた特別警戒の出発式にも出席した。
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茶況(12月15日)三村さんが最高位 JA静岡市、本山茶品評会
JA静岡市は14日、本山茶品評会を静岡市葵区の静岡茶市場で開いた。最高位の優等に三村逸索さん(葵区内牧)が輝いた。 県職員らが審査員を務め、市内各地から寄せられた出品茶33点の香気や滋味、外観などを点数化した。 このほかの入賞者は次の通り。 1等 杉山喜太郎(葵区俵峰)▽2等 大村真司(同区俵沢)佐野元二(駿河区小坂)▽3等 望月幹夫(葵区平山)足久保茶研究会(同区足久保奥組)南茶農業協同組合(葵区横山)細沢重喜(同区北沼上)グリーンティー大川茶農業協同組合No.1(同区日向)梶山明男(同区大原)
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金融機関5店舗 特殊詐欺の被害防止 静岡中央署が感謝状
特殊詐欺事件の被害防止に貢献したとして静岡中央署は12日、静岡市葵区の金融機関5店舗の職員らに署長感謝状を贈った。 功労者は、JA静岡市千代田支店の森京子さんと島田掛川信用金庫静岡支店の小針麻里奈さん、静岡銀行新通支店の望月絵美さん、静岡羽高郵便局の押野清局長と坂本秀人さん、清水銀行千代田支店の片桐奈保さん。 6人は9月27日から10月28日までの間、来店した高齢者らが不審な振り込みや送金の手続き、高額な出金などをしようとしたため理由を尋ね、詐欺被害が疑われたことから警察に通報した。その後、警察の捜査で来店者は詐欺事件に巻き込まれていることが発覚。機転が利いた接客と声掛けが功を奏し、被害
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イチゴ最盛期へ 富士宮で農家ら目ぞろえ
JAふじ伊豆富士宮苺(いちご)部会はこのほど、イチゴの目ぞろえ会を富士宮市の同富士宮地区本部で開いた。生産者や市場関係者、JA担当職員ら約20人が参加し、出荷ピークを迎えるクリスマスや年末年始を前に、いちごの着色や果形の基準などを確認した。 同部会では近年、2軒の新規就農農家が加わり、現在5軒でブランド化を進めている。「きらぴ香」に品種を絞り、基準を統一した高品質ないちごを主に首都圏に出荷している。今季は早い農家で11月末から出荷が始まり、ピークは12月中旬に迎える。昨年に続き完熟冷凍イチゴの出荷販売を今季も計画している。荻真教部会長は「部会が小さい分、ニーズにも対応しやすい。(シーズンが
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JAふじ伊豆韮山支店 新築移転オープン
伊豆の国市四日町の旧市役所韮山庁舎の跡地に新築移転したJAふじ伊豆韮山支店が12日、オープンした。 少人数の相談スペースやプライバシーに配慮した個室を用意して相談機能を充実させた。ATM2台、来客用駐車場約30台分を設ける。鉄骨造り2階建てで、敷地面積約4200平方メートル、延べ床面積約1500平方メートル。1階が支店で、2階には同JA伊豆の国地区本部の事務所が入る。 記念式典で役員らがテープカットを行い、開店を祝った。鈴木正三組合長は「気持ちを新たにして快適な空間での手続きや効率的な業務を行い、さらなるサービス向上に努めてほしい」と話した。
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海老芋品評会 吉川さん最高賞 JA遠州中央
JA遠州中央は8日、日本一の生産量を誇り、出荷最盛期を迎えている特産品、海老芋(エビイモ)の品評会を磐田市加茂の園芸流通センターで開いた。最高賞の優秀賞には、吉川和希さん(豊岡支部)が選ばれた。 同JA海老芋部会員40人が、それぞれ1ケース約5キロを出品した。主な出荷先の関東や関西の市場関係者ら10人が審査員を務め、大きさや形状の良さ、しま模様の美しさなどを入念にチェックした。 海老芋は煮崩れしにくく、京料理などに使われる高級食材。同JAによると、磐田市内の計19・2ヘクタールで102人が生産していて、今季は例年並みの約330トンの出荷を見込む。品評会は、おせち料理や忘年会などで需要が高
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ミカン 平均単価8.6%高、キロ300円 JA静岡経済連、今季出荷計画4万9000トン
JA静岡経済連などは8日までに、今シーズンの温州ミカンの出荷計画数量を前年比15・8%増の4万9千トンと決めた。肥料代や人件費がかさむ中、1キロ当たりの平均販売単価は8・6%高の300円と定め、収益確保を図る。荷の大半を占める青島ミカンは、各産地で今月中旬以降出荷が本格化する。 今年は着果量が比較的多い表年に当たり、販売金額は前年比26・7%増の147億円に設定した。出荷計画の品種別内訳は、青島が19・4%増の3万1480トン、わせ10・9%増の1万1650トン、寿太郎22・6%増の2500トン。生育はおおむね順調だという。 経済連によると、ミカン10キロ当たりの栽培コストは前年比で8%
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遠山畜産(JA掛川市)に肉牛最高賞 静岡県畜産共進会
第96回静岡県畜産共進会肉牛の部(JA静岡経済連など主催)がこのほど、浜松市東区の市食肉地方卸売市場で開かれた。最高賞の農林水産大臣賞は黒毛和種去勢最優秀賞の遠山畜産(JA掛川市)が2年連続で選ばれた。 飼育技術の向上などを目的にした県内最大級の畜産イベント。交雑種、黒毛和種雌、黒毛和種去勢の3部門に、畜産農家が育てた計110頭を出品した。 知事賞は黒毛和種雌最優秀賞の平石武身さん(JAとぴあ浜松)、交雑種の最優秀賞は岩瀬茂吉さん(JA遠州中央)がそれぞれ選ばれた。 優秀賞は次の通り。所属は農協名。 交雑種 加藤徳夫(ふじ伊豆)永田慎次2点(遠州中央)富士SUNRISE牧場2点(ふじ
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特産「エシャレット」 出荷規格を確認 浜松市南区で目ぞろい会
浜松市南区五島地区特産の香味野菜「エシャレット」の目ぞろい会がこのほど、同区のJAとぴあ浜松南営農センターで開かれた。 ラッキョウの若採りで、シャキシャキとした食感と癖になる辛みが特徴。11月から新物の出荷が始まり、ピークを迎えている。収穫は来年5月まで続く。 生産者が約5万本のエシャレットを運び込み、長さや品質、色などの出荷規格を確認した。エシャレット部会の小林靖和部会長(61)は「今年は台風の影響で、やや出荷が遅れたが、味に問題はない。ぜひ多くの人に食べてもらいたい」と話した。
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浜松・三方原小3年生 特産の馬鈴薯を収穫 13日から販売に挑戦
浜松市北区の三方原小3年生約120人が7日、同区三方原町の畑で、9月に植え付けた特産の三方原馬鈴薯(ばれいしょ)の収穫を体験した。13~16日には販売に挑戦する。 児童は、生産者の冨永敏司さん(83)から「深く掘る」「皮がむけないように丁寧に扱う」などと説明を受けた後、夢中になって手で土を掘り進めた。大きな馬鈴薯が採れると「採ったどー」と声を上げて喜んだ。 児童による馬鈴薯販売は、13、14、16日が午前9時半からファーマーズマーケット三方原店、15日は同9時からJAとぴあ浜松三方原支店で行う。売り切れ次第終了する。
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JAしみずがカレンダー寄贈 区内教育機関に 静岡市
JAしみずはこのほど、来年のオリジナルカレンダー「しみずの音・色・匂い」を静岡市清水区の教育機関に向けて約1250本寄贈した。静岡市役所清水庁舎で行われた贈呈式で小川通博専務が塩原博区長に手渡した。 同JAは20年以上前から、農業や地域をテーマにしたカレンダーを制作している。写真から川のせせらぎや茶畑の色、花や土の匂いを感じ取ってもらえるようにと、例年写真にこだわっている。塩原区長は「写真が農業者からの目線で特徴的。いつも楽しみにしていた」と述べた。 5、6の両日午前には一般市民を対象に先着200人分のカレンダー配布をJAしみず本店で行う。
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中国野菜10品目 形状、色つや審査 JA遠州中央
JA遠州中央は2日、「ときめき野菜」の名称でブランド化・生産化している中国野菜の品評会を磐田市加茂の同JA園芸流通センターで開いた。管内生産者が5部門に10品目計61点を出品した。 市場関係者ら8人がチンゲンサイやシャンサイ、紅心大根などの形状や色つやなど外観を審査した。審査委員長で、県中遠農林事務所の鈴木隆課長は「どれも品質が良く、素晴らしい出来栄えだった。野菜それぞれの特徴を捉えて、株の根元付近の太さや筋の入り方、食べられる部分が多いかなどを注目して選んだ」と述べた。 結果は次の通り。 【チンゲンサイの部】優秀賞 牧野徳幸(袋井)▽金賞 大村吉利(磐田)▽銀賞 角田茂巳(同)▽銅賞
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経営基盤・組織強化へ 静岡で県農協大会 2カ年計画決議
JA静岡中央会(青山吉和会長)は3日、第53回県農業協同組合大会を静岡市駿河区のグランシップで開き、JAの経営基盤や組織の強化に向けた2023~24年度の2カ年計画を決議した。重点課題「農業の飛躍的な生産拡大」と「経営環境に対応した事業・経営の転換」に向けて、農畜産物の消費拡大やJA事業の利用者増加などに取り組む。 青山会長は「事業を通じて暮らしや心の豊かさを提供する使命を果たしていく」とあいさつ。新型コロナウイルス禍や国際情勢の変化などを念頭に「農産物価格低迷や資材高騰などかつてない困難に直面している。営農継続に向けた支援が喫緊の課題」と語った。 大会には県内JAの役職員ら約400人が
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贈答用に人気 完熟早生「心」集荷へ 三ケ日みかん、6日から
浜松市北区三ケ日町のJAみっかびは6日から、「三ケ日みかん」の早生(わせ)品種の希少ブランド「完熟早生『心』」の集荷を始める。通常の早生品種より長く木に実らせて糖度を高め、濃厚な味わいに仕上げたのが特徴。贈答用として高い人気を誇る。 栽培は2005年に始まった。太陽光を反射させて水分を遮断する特殊なシートを敷き、12月以降に収穫するなどの栽培条件に加え、鳥獣害や凍害のリスクもあるため高い技術が必要とされる。ことしは63軒が計252トンの出荷を見込み、店頭や直売所には8日ごろから並ぶという。 10年近く栽培に取り組み、3トンの出荷を予定する石川功さん(44)は「長い期間実を付けると木に負担
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自然薯や赤カブ販売 静岡市葵区「大川収穫祭」3年ぶり開催
静岡市葵区大川地区の地元産農作物を販売する「大川収穫祭」(同実行委員会主催)がこのほど、同区の大川小中グラウンドで開かれ、大勢の住民らでにぎわった。 同地区内の8集落やJA静岡市などが自然薯(じねんじょ)や赤カブをはじめ、本山茶や梅干しなどを販売した。ソバ愛好家グループ「100年そばの会」は秋に収穫した在来種の新そばを振る舞った。 新型コロナウイルス禍を受け、3年ぶりに開催した。同校の児童・生徒による音楽演奏と合唱、地元女性愛好家のフラダンスショーも行った。
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茶況(11月28日)JA藤枝工場で年末キャンペーン
藤枝市堀之内のJA大井川藤枝工場は12月30日まで、年末キャンペーンを展開している。 3種類の贈答用の煎茶セットを全国送料無料で販売する。やぶきた茶など5商品について、5個セットで購入すれば1個無料でプレゼントする企画を実施している。全国茶品評会で入賞した銘茶も店頭に並ぶ。 11月30日まで年末セールも開催中。缶や箱入りの煎茶セット6種類を15%引の価格で取りそろえている。
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静岡県産茶の需要創出へ 日本橋で和菓子と楽しむ会
静岡県茶業会議所はこのほど、県産茶の需要創出に向けた魅力発信イベント「和菓子とお茶を楽しむ会」を、東京・日本橋の和菓子店「榮太樓總本鋪(えいたろうそうほんぽ)」で開いた。公募で参加した一般の約20人が、3種類の茶と江戸時代から伝わる同店の名代きんつばとの組み合わせを堪能した。 日本三大玉露の朝比奈玉露と適度な渋味がある川根茶、甘い香りが特徴的な藤枝かおりを提供した。参加者は茶葉の香りと、水出し茶や氷出し茶を楽しんだ。同店の和菓子職人によるきんつば作りの実演も行われ、焼きたてを味わった。 同会議所は農林水産省の補助事業を活用し、同店やJA大井川、全国和菓子協会などと協力した。
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四ツ溝柿収穫 長泉で最盛期 援農ボランティアが戦力
愛鷹山麓の渋柿で、贈答用として人気がある長泉町の特産品「四ツ溝柿」の収穫が最盛期を迎えている。JAふじ伊豆なんすん地区本部は援農ボランティアを募り、町内の柿農家6軒で計59人が“戦力”となっている。 25日は同町元長窪の伏見政義さん(65)の農地で、川口通さん(73)と関野豊太さん(77)がボランティアに臨んだ。朱色に色づいた柿の表面に傷がつかないよう、丁寧に収穫した。関野さんは「体を動かしながら、同世代の仲間と交流できるのが魅力」と話した。 昨年は収穫期直前にひょうが降り、全体の9割が出荷できない被害に遭った。伏見さんは「今年は順調に収穫できてほっとした。柿は一
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「長田唐芋」収穫期 静岡・駿河区 1月末まで
静岡市駿河区長田地区を中心に栽培されている里芋「長田唐芋」が、11月に入り収穫期を迎えている。25日にはJA静岡市の長田集出荷場に生産者が続々と訪れ、袋詰めした里芋を規格別に分けるなどの出荷作業を進めた。 長田唐芋は弾力性のある食感と深い味わいが特長で、市内の農家約15軒が栽培生産している。JA静岡市によると、今年は天候に恵まれ全体的に形状、味覚ともに良質という。 農家の黒柳敏秀さん(79)は「より多くの家庭でおいしい長田唐芋を味わってほしい」と笑顔を見せた。収穫は2023年1月末ごろまで続く見通し。
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自然薯品評会 渡辺さん最高賞 JA静岡市
JA静岡市自然薯(じねんじょ)部会はこのほど、今期の自然薯の品評会を静岡市葵区で開き、渡辺尚さん(同区)が最高賞の金賞一席に輝いた。 葵、駿河の両区から計20点の出品があった。審査員が自然薯の外観や色沢、香りなどを審査した。 このほかの上位入賞者は次の通り。 金賞 ②西内浩之(同)▽銀賞①塩阪利明(同)②繁田正博(同)▽銅賞 ①石原博(同)②山崎多可司(同)
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牛枝肉最優秀賞に菅本さん、石田さん JAとぴあ浜松
JAとぴあ浜松(浜松市東区)はこのほど、第39回牛枝肉共励会を同区の市食肉地方卸売市場で開いた。最優秀賞は黒毛和種が菅本徹さん(湖西市)、黒毛和牛とホルスタインの交雑種は石田明さん(同)に決まった。 浜松、湖西両市の生産者8人が育てた計22頭を出品した。日本食肉格付協会の関係者が肉質や厚み、色などを審査した。 優秀賞は次の通り。 峯野忍(浜松市北区)、森清馬(同)、平石武身(同)、水野正英(湖西市)
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エビイモ出荷基準を確認 JAとぴあ浜松が目ぞろい会
JAとぴあ浜松は22日、海老芋(エビイモ)の目ぞろい会を南区の大塚町公会堂で開いた。生産者や市場関係者7人が正月需要に向けて出荷基準などを確認した。 エビイモは里芋の一種で、味が濃く、粘りのある食感が特徴。お節料理や料亭などで高級食材として使われている。しま模様がはっきりとしていて、エビのように曲がっている形が好まれるという。 参加した生産者3人は今季、計4トンほどの出荷を見込んでいる。
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森町の地場産品 一堂 3年ぶり産業祭、58団体が出展
第35回森町産業祭「もりもり2万人まつり&農協祭」(実行委員会主催、静岡新聞社・静岡放送共催)が20日、町文化会館の駐車場で開かれた。町内事業所など58団体が販売、PRブースを出展し、町民らでにぎわった。 町菓子組合の加盟店やJA遠州中央などによる和菓子、治郎柿、茶などの地場産品の即売会が行われた。中には行列ができ、開場後30分で商品が完売した人気ブースもあった。 産業祭の目玉は友好町・北海道森町の物産コーナー。同町物産協会がいかめしやホタテ、昆布といった海産物を販売した。 地元産業の活性化やにぎわいづくりなどを目的とした恒例のイベントで、3年ぶりの開催。今年は感染症対策として規模を縮
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旬の地場産品集まる JAしみずが販売会
静岡市清水区の新鮮な地場産品などを販売するJAしみずの「アグリフェスタしみず」が20日、清水港の清水マリンパークで3年ぶりに開かれた。 旬を迎えたミカンなど産地直送の農作物のほか、里芋の詰め放題や出来たての焼き芋、手作りの梅干しなどが並んだ。恒例の祝い餅の配布にも長蛇の列ができた。県養蜂協会や姉妹提携を結ぶ長野県のJA大北などからも出店があり、会場は質の良い食材を求める家族連れでにぎわった。
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三ケ日の小中生「みかん大使」 福井県訪問、販売通じ住民と交流
浜松市北区三ケ日町の小中学校に通う児童生徒約20人がこのほど、「三ケ日みかん大使」として福井県大野市を訪れ、三ケ日みかんの販売を体験した。 町内の三ケ日東小、三ケ日西小、平山小、尾奈小、三ケ日中から希望者が参加した。子どもたちは、同市の道の駅「越前おおの荒島の郷」などでミカンを販売し、現地の住民との交流を通じて地元の特産品の魅力を再認識した。 みかん大使の同県訪問は、三ケ日まちづくり協議会が主催し、2回目。JAみっかびも協力した。
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ほうせん館(牧之原市) レタスの旬迫る【直売・しずおかの幸】
JAハイナンのファーマーズマーケット「ほうせん館」(牧之原市)は、温暖な気候と肥沃[ひよく]な土地で生まれたお茶や米、野菜、果物などを販売しています。 これから本格的なシーズンを迎えるレタスは新鮮でみずみずしく、ハイナンレタスとしてブランド化されています。県下一の出荷量を誇り、11月から4月まで出荷される予定です。また、根菜栽培に適した砂地で採れる真っ白で柔らかな大根は、紅芯大根、青大根など品種も豊富です。 ミカンもハイナン管内でさかんに栽培され、収穫時期によって品種が分かれています。わせミカン(日南ミカン、ゆらわせ、興津わせ)は、じょうのう(みかんの袋)が薄く、甘みと酸味のバランスが良
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茶況(11月17日)茶園審査 近江さん(菊川)金賞 JA遠州夢咲が共進会
遠州夢咲茶業振興連絡協議会とJA遠州夢咲はこのほど、第29回夢咲茶園共進会を開いた。乗用型管理茶園成木園の部で菊川市の近江正和さんが金賞に選ばれた。 同JA管内から20点出品された。審査は中遠農林事務所経営支援班の永谷隆行班長を審査長にJA静岡経済連職員などが立地条件や根の生育、葉相など7項目を評価した。永谷審査長は「管理が行き届いており良好。病害虫の発生や被害が少なく葉層が十分に保たれ、樹勢の強い優れた茶園がそろっていた」と講評した。 金賞以外の入賞者は次の通り。 銀賞 河原崎功(御前崎市)▽銅賞 県治美(掛川市)井伊谷融司(菊川市)宮城徹也(同)大石勇司(同)
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地産地消テーマに講演会 23日に静岡市駿河区で
しずおか市消費者協会は23日午後1時半~3時半、静岡市駿河区小鹿の市健康文化交流館「来・て・こ」で、農水産物の地産地消をテーマにした講演会を開く。聴講無料。 JA静岡市の大原正和組合長と同協会の会員が、それぞれの取り組みを紹介する。聴講者は農産物の試食もできる。事前に同館<電054(202)4300>へ申し込む。
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いわた茶品評会 左口さん最優秀 外観や香り、味審査
いわた茶振興協議会は14日、第22回品評会を磐田市のJA遠州中央磐田北支店で開いた。最優秀賞には、同市大久保の左口智規さんが選ばれた。 市内の製茶工場から29点の荒茶が出品された。静岡茶市場や県中遠農林事務所、JAなどの関係者が、外観や香り、味などを審査した。このほかの入賞者は次の通り。 優秀賞 伊藤博和(大久保)稲垣明久(同)▽優良賞 丸山紀由(藤上原)堀内正己(同)森島康博(笠梅)
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販売70億円目標 静岡県いちご協議会、販売対策会議
静岡県いちご協議会(事務局・JA静岡経済連)は15日、本年度のイチゴ販売対策会議を静岡市駿河区で開き、販売目標額を前年度比0・7%増の70億円、出荷数量を0・2%増の5千トンと定めた。 収穫時期は前年よりやや遅く、12月から来年1月にかけて一番果出荷が本格化する。品種別の作付面積は主力の紅ほっぺが2・5%減の105・5ヘクタール、需要が伸びるきらぴ香が21・2%増の24ヘクタール。 電子商取引(EC)活用や海外輸出促進で販路開拓を進める。燃油や資材の高騰対策では、生産・出荷コスト上昇分を踏まえた価格交渉を続ける。
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無料カレー提供「縁つながる場に」 掛川のNPOが食堂、毎月第2土曜開催へ
掛川市緑ケ丘のNPO法人「風の家」はこのほど、手作りカレーを無料で提供する「おいでおいで食堂」を初めて開いた。家族連れや高齢者、障害者など多くの人が訪れた。毎月第2土曜日に開催する。 2年前から企画していたが新型コロナウイルスの影響で開催を中止していた。市内のスーパーや市民が野菜や米を寄付し、JA掛川市の女性部などがカレー50人分を調理した。風の家が運営する就労継続支援B型事業所の利用者が配膳を担当した。子どもが遊ぶスペースも設けた。 佐藤春美施設長(60)は「今後も食堂を継続していきたい。多くの人が利用する中で人と人の縁がつながる場になれば」と話した。 平日は通常の食堂を開いていて、
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ミカン AIでどう選果? 三ケ日中1年生がJA施設を見学
浜松市北区三ケ日町の三ケ日中1年生約110人が15日、同町のJAみっかび柑橘(かんきつ)選果場を見学した。2021年度に運用を開始した人工知能(AI)搭載の同選果場での学校による社会科見学は初めて。 生徒は、同JAの井口義朗代表理事組合長や職員から傷や病害を判定するAI選果などについて説明を受け、農家が運び込んだミカンが出荷されるまでの流れを学んだ。摘果や収穫の様子を紹介する映像も視聴し、農業や食への理解を深めた。 中沢箕己都さん(12)は「ミカンが流れるレーンの長さが印象に残った」と感想を述べた。井口組合長は「若い世代に農業の発展を見てもらいたい。三ケ日みかんに『食べておいしい』だけで
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特殊詐欺の被害防止 JA大井川中川根支店に感謝状 島田署
特殊詐欺被害を未然に防いだとして、島田署はこのほど、川根本町徳山のJA大井川中川根支店に感謝状を贈った。 町内の70代女性が6月、「町役場職員を名乗る男から介護保険料の還付金の請求ができるので振込口座と暗証番号を教えてほしいと電話があった」と支店に相談した。詐欺を疑った支店職員が口座の暗証番号変更や残高を別口座に移すなどの対応を行った。8月にも別の女性から同様の相談を受けたため、同署に通報したという。 中川根支店で行われた贈呈式で、大石勝宏生活安全課長が現場で対応した同支店の榊原宏志係長に感謝状を手渡した。大石課長は「窓口職員による対面での親身な対応が詐欺被害防止につながっている」と感謝
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天浜線沿線の名産品ずらり 磐田でマルシェ
天竜浜名湖鉄道沿線の特産品や名物などが集まる「第4回天浜線マルシェ」が13日、磐田市新開のJA遠州中央豊岡支店で開かれた。旬の農産物や地域ならではのグルメを求め、多くの人でにぎわった。 地域資源を生かし、コロナ禍にあえぐ沿線6市町の活性化につなげるため、昨年度から開催している。今回は、9月の台風15号で甚大な被害に見舞われた磐田市豊岡地区を元気づけようと、同市内で初開催した。 同市や浜松市などから24の事業者・団体が出店。収穫期まっただ中のエビイモや次郎柿などの地場産品のほか、スイーツや弁当など多彩なグルメを販売した。天竜二俣駅から会場までの約4・4キロを歩く天浜路ヘルシーウオークも行わ
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農協祭 新鮮な野菜や果物求めにぎわう 牧之原
JAハイナン(本店・牧之原市)の農協祭が12日、同市の本店集出荷場で開かれた。新鮮な野菜や果物を買い求め多くの人々が来場した。 地元農家が生産した野菜や青森県産のリンゴ、特産の静岡牧之原茶を販売したほか、キャベツやブロッコリーなどの苗を無料配布した。榛原中吹奏楽部によるパフォーマンスも披露され、会場内を盛り上げた。
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腐敗したミカン 微生物が分解 JAみっかびが新設備導入 焼却、運搬不要で環境負荷減
浜松市北区三ケ日町のJAみっかびは本年度、腐敗した三ケ日みかんを微生物の力で分解し、分解水として排水する設備「有機物残渣(ざんさ)処理システム」を導入した。廃棄ミカンの運搬や焼却を伴わないため、二酸化炭素(CO2)排出などの環境負荷を抑えることができる。 新たな設備では、選果場で取り除いた腐敗ミカンを投入して破砕し、かき混ぜながら微生物がミカンを分解。生じた分解水を浄化装置に通し、排出基準を満たして排水する。一日に最大1トンを処理できるという。 同JAの選果場では、1年間に約50トンの廃棄ミカンが生じる。これまでは産廃処理業者に依頼して焼却処分していた。設備の導入で、CO2排出量が大幅に
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三ケ日みかん 伊勢神宮に奉納 浜名惣社神明宮で神事
浜松市北区の三ケ日神社総代会は10日、伊勢神宮に奉納する三ケ日みかんの献納奉告祭を同区三ケ日町の浜名惣社神明宮で開いた。伊勢神宮への奉納は1997年に始まり、ことしで25年目。 同会の会員やJAみっかび、三ケ日町柑橘(かんきつ)出荷組合の関係者ら約25人が参列した。同JAの選果場で選果された早生(わせ)ミカン10箱約80キロを神前に並べ、神事を執り行ってミカン産業と地域の発展を祈願した。
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茶況(11月10日)御林茶業組合など「キング」 掛川「天葉プレミアム」審査
掛川茶振興協会(会長・久保田崇掛川市長)は10日、最高級深蒸し掛川茶「天葉(あまね)プレミアム」の中から最も評価が高い茶葉「キングオブ天葉」を選定し、市役所で生産者を表彰した。 受賞したのはやぶきたが御林茶業組合(杉本樹彦組合長)、つゆひかりは山東茶業組合(伊藤智章組合長)、さえみどりは山喜製茶組合(青野明之組合長)。各代表が久保田市長から表彰状を受けた。 天葉プレミアムは、生産技術の向上や消費拡大を狙った最高品質の掛川茶ブランド。審査会で選ばれた茶葉を優良掛川茶品評会で優勝した茶師が火入れ仕上げ加工する。JR掛川駅構内「これっしか処」、JA掛川市茶直売所「お茶処いっぷく」(同市弥生町)
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「長泉白ねぎ」順調に生育 JAふじ伊豆なんすん、目ぞろい会
JAふじ伊豆なんすん地区本部(沼津市)は10日、「長泉白ねぎ」の目ぞろい会を長泉町の特産センターで開いた。黒ボクの豊かな土壌が広がる同町の特産で、収穫は年末年始にかけてピークを迎える。 生産者22人が合わせて約3万3600平方メートルで栽培する。今年は夏の降水量が多かったものの、9月以降は安定した天候が続き、順調に生育しているという。軟白部30センチ以上を中心サイズとし、長さをそろえるなどの出荷規格を確認した。 長泉白ねぎ部会副部会長の下山孝行さん(62)は「熱を加えると、甘さがさらに増す。これからの季節は鍋や焼きネギに最適」と話した。 長泉白ねぎは下部の柔らかくて白い部分が長く、凝縮
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露地セロリ出荷へ規格確認 浜松市西区で目ぞろい会
JAとぴあ浜松(浜松市東区)は7日、同市西区の北地区支店で、露地セロリの目ぞろい会を開いた。生産者やJA職員、市場関係者約40人が品質や出荷の規格を確認した。 露地セロリの出荷は今月から始まり、12月初旬まで続く。担当者によると、9月下旬の台風15号の影響が心配されたが、順調に生育し、セロリ独特のシャキシャキとした歯ごたえや香りが楽しめる。 同JA管内のセロリ栽培は露地(11~12月)とハウスの1期(12~3月)、2期(4~5月)があり、出荷のピークは12月と4月ごろに迎える。冬から春にかけての生産量は日本一を誇る。
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紅ほっぺ きらぴ香 伊豆の国でイチゴの出荷本格化
静岡県内有数のイチゴ産地の伊豆の国市で出荷が本格化している。クリスマスが近づく12月中旬に最初のピークを迎え、来年5月末までに首都圏などに450万パックの出荷を見込む。 7日には同市のJAふじ伊豆韮山野菜集出荷場に6軒の生産者が紅ほっぺときらぴ香計977パックを持ち込んだ。同JA伊豆の国苺(いちご)委員会の役員が集まり、出来を確かめた。飯田寿夫委員長は「資材や燃料費の高騰が生産者にも影響している。ほかの産地に負けない品質を保ち、昨年以上の売り上げを出したい」と話した。 委員会には137人の生産者が所属し、28・2ヘクタールで栽培している。今期は10月下旬に初出荷を迎えた。夏場の高温で定植
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三ケ日みかん「表年」初集荷 AI選果2年目「出来栄え上々」
浜松市北区三ケ日町のJAみっかびは6日、本年度産「三ケ日みかん」の初集荷を行った。人工知能(AI)を搭載した選果場が稼働して2年目となる今年は収穫量が多い「表年」に当たり、わせ9千トン、青島2万3千トンなど計3万2250トンの出荷を見込む。 初日は農家32軒が約50トンを選果場に運び込んだ。AI搭載のセンサーで色や傷、病害果を識別するなどして仕分け、箱詰めした。夏場の多雨が心配されたが、10月以降は晴天が続いて出来栄えは上々という。三ケ日町柑橘(かんきつ)出荷組合の清水一則組合長(62)は「糖と酸味のバランスが良い。自信と誇りを持ってミカンを出していく」と話す。 三ケ日みかんは7日から、
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サツマイモおおきいな♪ 春日こども園の園児が収穫 浜松
浜松市西区の春日こども園の園児がこのほど、南区のJAとぴあ浜松馬郡支店近くの畑でサツマイモの収穫を体験した。 農家グループ「玉ちゃん会」やJA職員らの手ほどきを受けた。年中と年長の園児82人が参加し、5月に「つるさし」を行った畑で安納芋300キロほどを収穫した。芋掘り体験が2回目という中西恒介君(6)は「いっぱい取れた。思ったより大きくて重かった」と話した。
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安全な生鮮食料品 継続供給で感謝状 JAとぴあ浜松に
浜松市はこのほど、市中央卸売市場(南区)に安全な生鮮食料品を継続的に供給したとして、JAとぴあ浜松(東区)に感謝状を贈った。同市場の高柳光男市場長がとぴあ浜松を訪れ、鈴木文雄会長と豊田勇治理事長に賞状と郷土玩具の虎の「浜松張子」を手渡した。 同市場で昨年度に取り扱った野菜や青果など8万8千トンのうち、とぴあ浜松は4500トンを出荷するなど、安定した食生活の確保に貢献した。 鈴木会長は燃料費の高騰や後継者不足など、生産者の厳しい現状を挙げながら「今こそ農業を考えるとき。これをチャンスに変える努力をしていきたい」と述べた。高柳市場長は「市の農業の支援策も活用してほしい」と呼びかけた。
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浜松商工会議所が新体制 新副会頭に2人就任
浜松商工会議所は1日、臨時議員総会を開き、斉藤薫会頭(69)=遠州鉄道会長=の再任や副会頭などの役員人事を承認した。新体制のスタートに際し、斉藤会頭は「地域社会の繁栄に貢献し、会員の支援ニーズに応えたい」と抱負を述べた。 新副会頭に石川雅洋氏(60)=ソミック石川会長=、平井正大氏(63)=浜松いわた信用金庫専務理事=が就いた。自動車部品製造業の石川氏は総会後の記者会見で「既存事業を持つ会社がいかに新事業に取り組むか。多様性を生かして新しいものが生まれるまちにしたい」と抱負を語った。金融機関の平井氏は「取り組んでいかなければならない気候変動対策やデジタル化に対し、中小企業は人材不足の課題も
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新規就農者 ニンジン初出荷 長泉で碓井さん、台風乗り越え
JAふじ伊豆なんすん地区本部(沼津市)などの新規就農支援事業「きままに就農」で最初の研修生になった碓井民子さん(47)=三島市=が1日、長泉町の長泉産直市にニンジンを出荷した。碓井さんは8月から研修を始め、台風被害などの天候不順を乗り越えて初出荷を果たした。 碓井さんはこの日の朝に収穫したニンジンを洗って2~3本ずつ袋につめ、計11袋を自ら店頭に並べた。種をまいた2日後に台風で流されるなどしたが、「無事に収穫、出荷できてほっとしている。実際に作業してみると、思うようにいかず大変なことが多かったが、指導農家とJAのサポートが心強かった」と笑顔を見せた。今後はブロッコリーやカリフラワーの出荷も
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茶況(11月1日)紅茶・ウーロン茶品質PR JA静岡経済連、求評会を初開催へ
JA静岡経済連と県農協茶技術員会は30日、紅茶・ウーロン茶求評会を静岡市葵区の静岡茶市場で開く。初の取り組みで、買い手に品質をアピールしつつ生産技術向上を図る。 県内各地から集めた紅茶やウーロン茶を茶商らに紹介、試飲してもらって評価を受け、入札を行う。茶商や生産者、日本茶カフェ経営者などから広く参加を募る。 茶の出品者やJA、茶業関係者が出品茶の内容を評価し合い、生産・栽培技術などに関して意見交換する場も設ける。 問い合わせは経済連茶業課<電054(284)9719>へ。
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茶況(10月31日)野菜や果物 茶農家ら販売 藤枝で「みのり市」
藤枝市堀之内のJA大井川藤枝工場で31日、「秋のみのり市」が始まった。現在、開催中の茶を割引価格で提供する「秋の感謝セール」に合わせた企画で、11月5日まで。 茶農家らが、茶のシーズンとずらして育てられる野菜や果物を販売する。地元産の自然薯(じねんじょ)やミカン、干ししいたけのほか、リンゴや落花生も揃えた。 販売店舗の横にある特設会場で実施している。時間は午前9時~正午。 (藤枝支局・岩下勝哉)
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増える移動販売車 磐田で連携体制づくり 持続可能な仕組み必要【解説・主張しずおか】
静岡県内で食料品や日用品の移動販売車を営業する事業者が増えている。磐田市と市社会福祉協議会は事業者の連携体制づくりに着手した。高齢者ら買い物弱者の支援につながる移動販売車。過度な競争を回避し、事業者が共存・協調することで、支援を必要とする市民に持続的にサービスが行き渡る仕組みを構築してほしい。 磐田市と市社協は8月、市内の移動販売事業者を集めて情報交換会を初開催し、運行状況などの情報を集約した。今後、運行ルートが重複しないようにするなどの調整を図る。 行政が民間ビジネスの調整に関与するのは珍しい。市があえて連携強化に乗り出したのは、路線バスの撤退が相次ぎ、1人暮らしの高齢者が増えている中
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台風15号被災農家の支援 勝俣副大臣に要請 JA静岡中央会
JA静岡中央会の松本早巳専務理事は26日、農林水産省に勝俣孝明副大臣(衆院静岡6区)を訪ね、台風15号の農業被害に対する国の災害対策関連事業の早期適用や、被災農業者の経営再建への支援を求めた。 土砂流入や冠水の影響で故障した機械・設備の修理、崩壊したワサビ田などの修繕に使う農道や私道の復旧を要請。国産農畜産物の安定供給の確保に向けた生産基盤の強化や、多発する大規模災害に備えた体制づくりも訴えた。 勝俣氏は「県や市町と連携してきめ細かく対応したい」と応じた。 今月中旬の農水省への緊急支援要請後に判明した農業関連被害の詳細を踏まえ、改めて要請事項をまとめた。 (東京支社・青木功太)
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新時代の八百屋に JAふじ伊豆「みしまるかん」オープン 三島
JAふじ伊豆は26日、三島函南地区の農畜産物をそろえたファーマーズマーケット「みしまるかん」を三島市谷田にオープンさせた。セレモニーが開かれ、関係者が新たな食と交流の拠点として期待を込めた。 みしまるかんの愛称は三島、マルシェ、函南などの言葉が込められ、公募で集まった331点の中から選ばれた。同市谷田の直売所「フレッシュ錦田店」を新築移転する形でオープンし、売り場面積は491平方メートル。多品種が特徴の地元農畜産物を並べるほか、合併した同JAの各地からも地場野菜を持ち寄って販売する予定という。 セレモニーに出席した鈴木正三組合長は、「新しい時代の八百屋を目指す。新鮮でおいしい農畜産物を届
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「するがの極」食味良好 JAふじ伊豆 首長に新米PR
JAふじ伊豆(鈴木正三組合長)は24日、管内のうち4市町(沼津市、裾野市、長泉町、清水町)で手がけるブランド米「するがの極(きわみ)」の新米販売が13日に始まったのに合わせ、地元市町のトップを訪ねてアピールした。 「するがの極」は県の奨励品種「きぬむすめ」のうち、独自基準を満たした一等米。2017年から旧JAなんすんなどがブランド化を始めた。JAふじ伊豆によると、今年は天候不順に見舞われた時期もあったが、生産者の適切な管理で米のおいしさを評価する「食味値」の高い米が多く生産されたという。 24日は鈴木組合長が沼津市役所に頼重秀一市長を訪ね、新米を届けた。鈴木組合長は「今年はいい出来で、収
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茶況(10月24日)藤枝親茶を発売 8生産者、土づくりから
JA大井川藤枝工場はこのほど、「昔ながらのおいしい藤枝茶」を目指した新商品「藤枝親茶(しんちゃ)」を発売した。 藤枝市内の8生産者が育てたやぶきたを主に使用した。市茶振興協議会が2021年度、それぞれの生産地にモデル茶園を設定。肥料の施し方など土づくりから工夫し、商品化にこぎ着けた。 うま味や香り、渋みが強く、しっかりとした後味が残るのが特徴。使用するのは一番茶のみで、質の良い「形状もの」に仕上げているという。 100グラム入りで税込み1296円。
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サツマイモ収穫 秋の実りを堪能 静岡・葵区で親子130人
静岡市子ども会連合会(喜瀬川康博会長)は23日、サツマイモの収穫体験会を同市葵区遠藤新田の畑で開いた。親子連れ約130人が収穫と、秋の味覚を楽しんだ。 6月に苗を定植して成長を楽しみにしてきた子どもたちが、手やスコップで土を掘り、丁寧にサツマイモを次々と取り出した。大物を手にした横内小5年の奥崎愛央さん(10)は「大変だったけど、大きいのが採れてびっくりした」と喜んだ。 収穫後は同会役員が用意した石焼き芋をみんなでほおばった。 「食育」を目的に、JA静岡市美和ブロック女性部「生消菜言倶楽部(せいしょうなごんくらぶ)」が協力した。
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実りの秋 稲刈り取り 浜松・南区の田んぼアート会場
浜松市の白脇田んぼアートの会(山内正弘会長)は22日、今季会場となった南区寺脇町の水田で稲刈り作業をした。会員とJAとぴあ浜松職員、浜松青年会議所のメンバーら約50人が参加した。 今季は約2千平方メートルの水田で5色の稲を使い「寅(とら)と富士山」を描いた。台風の影響も少なく、公開期間中は例年通り見物客でにぎわったという。 同会議所は今年、感染症の影響が続く中で仲間や家族と食事する「共食」の大切さを伝える活動に取り組み、初めて地元の家族連れに呼びかけて田んぼアートに協力した。子どもたちも鎌を手に、農家の指導を受けながら稲を刈り取った。 収穫した米はファーマーズマーケットなどで販売する予
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特別支援学校生が清水特産で弁当 静岡給食協組が商品化、サクラエビや折戸ナス「地産地消を体現」
静岡市駿河区の静岡給食協同組合はこのほど、同市清水区特産のサクラエビや折戸ナスなどを使った「しみずのじまん弁当」を商品化した。清水特別支援学校中学部(同区)の生徒が授業で地元産品を調べ、同組合に商品化を打診して実現。20日は同組合で利用事業所に販売した。 生徒がコロナ禍で調理実習ができず、同組合に弁当作りを打診した。6月に地元農家などを見学し、特産物の特徴をまとめてレシピを考案。組合へのプレゼンを経て完成した弁当は、生徒試食アンケートで人気1位だったサクラエビのかき揚げをはじめ、折戸ナスの田楽、枝豆ごはんなどを採り入れた。ナスなどの食材はJAしみずが提供した。 29日にはIAIスタジアム
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大きい!重い! サツマイモ採れた 浜松・北浜東幼稚園
浜松市浜北区の北浜東幼稚園の年長園児10人が20日、近くの畑でJAとぴあ浜松竜池支店の職員らと一緒にサツマイモの収穫を体験した。 約170平方メートルに植えられた150本ほどのイモを、手を土で真っ黒にしながらかき出した。いくつも連なり、園児の手では抱えきれないほど大きく育った収穫物に子どもたちは「大きい」「重い」と驚いた様子だった。 園児たちは毎年この時期、同支店の協力でサツマイモを掘るが、2021年と20年は新型コロナウイルスの影響で収穫体験を見合わせていた。
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茶況(10月20日)伊勢神宮に茶奉納 JA掛川市と山英
JA掛川市と山英がこのほど、三重県の伊勢神宮の神嘗祭(かんなめさい)で掛川茶を奉納した。 奉納は2016年から、掛川茶振興協会や市内の茶商が掛川茶振興の一環で行っている。農商工連携を目指す会の渡辺明三重大名誉教授が支援し、7年目8回目の奉納となる。 振興協会長を務める久保田崇市長ら24人が参列し、深蒸し掛川茶のほか、市内産の米や栗、梨を奉納してブランド力向上や消費拡大を祈願した。 (掛川支局・伊藤さくら)
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自然薯 出来栄え上々 島田・湯日地区で目ぞろえ会
島田市湯日地区で栽培されている自然薯(じねんじょ)の出荷を控え、湯日自然薯研究会は20日、試し掘りと目ぞろえ会を同市内で開き、出来栄えを確認した。 生産者とJA大井川の担当者が8カ所の農地を回り、ことし入会し初収穫を迎えた今村毎春さん(38)の畑では750グラムほどある自然薯を掘り出した。研究会副会長の古沢義晴さん(63)は「晴天と適度な雨に恵まれて立派に成長した。粘りと味、香りを楽しんでほしい」と話した。 同研究会は約35年前から自然薯を栽培し、現在の栽培面積は約1万1千平方メートル。出荷は25日をめどに始まり、冬にかけて最盛期を迎える。同JAのファーマーズマーケット「まんさいかん」や
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「報徳の精神忘れずに」JAしみず 合併50年祝う
JAしみず(柴田篤郎組合長)はこのほど、合併50周年記念式典を静岡市清水区の清水テルサで開いた。関係者ら約200人が集まり、半世紀にわたる同JAの歩みを振り返って節目を祝った。 JAしみずの前身となる清水市農業協同組合は1972年10月、旧清水市内の農協9団体が合併して発足。式典では組合や地域の歴史をスライドショーで回顧した。柴田組合長は「報徳の志は農協の精神そのもの。本分を忘れずに、時代の変化にスピード感を持って対応し、精進していく」とあいさつした。
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茶況(10月17日)お茶「メガ盛り」11月まで限定販売 JA大井川藤枝工場
藤枝市堀之内のJA大井川藤枝工場で18日、煎茶などを割引価格で販売する「秋の感謝セール」が始まる。大容量の商品「業務用メガ盛りパック」を限定販売する。11月5日まで。 「メガ盛り」は、棒ほうじ茶1キロ1080円、ほうじ茶1キロ1620円、ほうじ茶ティーバッグ100個入り1080円、粉茶ティーバッグ120個入り1728円の4種類を用意した。価格はいずれも税込み。 330グラム入り(通信販売は350グラム入り)の荒茶風緑茶袋詰めセットも取りそろえる。やぶきた、くき、深蒸し茶のほか、玄米茶ティーバッグといった各種商品を20%超の割引価格で販売する。
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浜松の飯田町6自治会 30年使用屋台と“お別れ” 新調に伴い
浜松市南区飯田町の6自治会が15日夜、地域で30年以上親しまれてきた屋台の「お別れセレモニー」を同区のJAとぴあ浜松飯田支店駐車場で開いた。来年3月に新屋台が完成することに伴い、同日行われた稲荷神社の「秋の大祭」での引き回しで役目を終えた。 屋台は1990年に旧竜洋町(現磐田市)から購入した高さ3・3メートル、幅2・2メートル、奥行き3・9メートルの木造物。5月の浜松まつりと10月の秋の大祭の毎年2回、装飾を変えて引き回しを行い、地域のイベントには欠かせない存在となっていた。当時旧竜洋町から1時間かけて屋台を運んできた宮原正春さん(81)は「30年間ずっと見てきた。引退で寂しい気持ちだ」と
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家康ゆかりの名所 児童が音声ガイド作成へ 全4回講座
来年の大河ドラマ「どうする家康」の放送に向けたキッズアカデミー「徳川家康と浜松の歴史を学んでガイドさんになろう!」(静岡銀行、浜松いわた信用金庫、遠州信用金庫、JAとぴあ浜松主催)が16日、浜松市役所で開講した。市内の小学4~6年生ら51人が来年1月末まで全4回の講座に取り組み、浜松城周辺の家康ゆかりの名所を紹介する観光客用音声ガイドを作成する。 作成する音声ガイドは鎧(よろい)掛松や石垣、本丸、天守閣、二の丸御殿など17カ所分。3人一組で1カ所ずつ担当し、紹介する文章を自分たちで考えた上で音声収録に臨む。最終講座では各名所で実際にガイド役も務める。音声ガイドはスマートフォンを利用したシス
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JA大井川支店が詐欺被害未然防止 藤枝署が感謝状
特殊詐欺の被害を未然に防止したとして、藤枝署はこのほど、JA大井川高洲支店に署長感謝状を贈った。同店の山田宜治さん、佐藤奈央さんが同署を訪れ、鈴木淳一署長から賞状を受け取った。 同署によると、9月13日に来店した高齢の女性が「孫に渡すお金が必要」として200万円を口座から引き出そうとした。窓口で対応した佐藤さんは詐欺を疑い、山田さんら上司に相談して女性を説得した。孫を名乗り、リフォーム代などの名目で現金を要求する手口だったという。 佐藤さんは「身近で起こると実感した。今後も親身に話を聞く姿勢を持ちたい」、山田さんは「地道な対応を続け、被害を1件でも防げたら」とそれぞれ語った。
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鈴木さんら最優秀 浜松・浜北区で植木品評会
JAとぴあ浜松はこのほど、第89回県植木品評会を浜松市浜北区の同JA植木市場で開いた。仕立物、自然木の2部門に県西部の植木生産者らが計89点を出品し、県西部農林事務所などが審査した。最優秀賞は仕立物が同区の鈴木佐一さんのラカンマキ、自然木が小林園芸(同区)のアオダモだった。 優秀賞は次の通り。 【仕立物】サカエ園芸(浜北区) 【自然木】池谷緑化(同区)百華園(同区)松本造園(磐田市)
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茶況(10月13日)優良掛川茶品評会 丸山製茶、五十右園が優等
掛川茶商協同組合、掛川茶商青年団、県茶商工業協同組合は13日、第45回優良掛川茶品評会を掛川市のJA茶業研修センターで開いた。1キロ当たり4500円の「掛川の誉」と2500円の「掛川の香」の2部門に31点ずつ応募があり、それぞれ丸山製茶と五十右園が優等に選ばれた。 審査員は外観、香気、水色、滋味を採点した。JA掛川市の小松良男茶業部長は「一番茶の長雨で荒茶の品質が心配されたが、茶商の技術ですばらしい品質のお茶となった」と講評した。 優等以外の入賞は次の通り。 【誉】1等 五十右園、中根製茶▽2等 堀武商店、大塚製茶、佐々木製茶▽3等 柳沢弘三商店、丸山製茶、山英、三重大製茶、堀武商店
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発酵いらずでパン手軽に 女性20人参加 JA静岡市講座
JA静岡市は13日、市内の女性が食と農業を学ぶ「オトナ女子短大『シズ・カレ』」の第8・9期開校式を同市駿河区の同JA本店で開き、初回の講義を行った。 市内の20~40歳の女性20人が、発酵の必要がない簡単なパン作りに挑戦した。清水厚生病院の栄養士小林優子さん(43)が講師を務め、イースト菌の代わりにベーキングパウダーを使ったレシピを説明した。参加者は、強力粉や絹ごし豆腐などを材料にした生地を滑らかになるまでボウルでこね、リンゴやチョコが入った4個のパンを焼いた。 「シズ・カレ」は1年間のカリキュラムで、仲間作りや農業に関する知識取得を図る。今後はイチゴのスイーツ作りなどを予定している。
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特殊詐欺を未然防止 2店舗2個人に感謝状 磐田署
磐田署は12日、高齢者施設の入居権を利用した特殊詐欺事件を未然に防いだとして、向笠郵便局とJA遠州中央磐田南支店の2店舗2個人に署長感謝状を贈った。 向笠郵便局は8月29日、来店した70代女性が「入居できる権利が回ってきた。辞退するために現金200万円を引き出す」などと小林真夏さん(26)に申し出た。小林さんは出金理由などから詐欺を疑い、女性を説得して警察に通報した。 JA遠州中央磐田南支店は8月30日、主に生活費を引き出す目的で利用する常連の70代女性が「別の金融機関に口座の全額を移したい」と藤田真希子さん(45)に述べた。藤田さんは不審に感じて寺田伸男支店長に報告。2人は振り替え出金
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新米「するがの極」発売 「ラブライブ!」と連携“フェス” 静岡県東部の新ブランド
静岡県東部の新しいブランド米「するがの極(きわみ)」の新米販売が13日、始まる。JAふじ伊豆(沼津市)と県、産地4市町でつくる推進協議会は多くの消費者に味わってもらおうと、地元の飲食店や人気アニメ「ラブライブ! サンシャイン‼」と連携したキャンペーン「するがの極フェス」を展開する。 「きぬむすめ」の中から厳選した一等米で、芳しい香りと口いっぱいに広がるうまみが特長。今年は夏の大雨と日照不足に見舞われたが、生産管理の徹底で食味が高く、甘みや香りのバランスがとれた上質な新米が実ったという。昨年度より68%多い141トンの収穫を見込む。 流通量が増えたため、初めてキャンペーンを企画した。沼津市
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今季のイチゴ初出荷 JA遠州夢咲、静岡県内先陣切る
JA遠州夢咲は12日、静岡県内JAの先陣を切って今シーズンのイチゴの出荷を始めた。昨年より6日遅い。掛川市大坂の大城青果物流通センターに管内の2生産者から紅ほっぺ146パックが届き、静岡県内や首都圏の市場に発送した。 同センターでは、スタッフが色や形状などを慎重にチェックした。集荷場に持ち込んだ御前崎市の生産者大松真さん(38)は「夏場の天候不順で苗作りに苦労したが、その後は順調。甘みと酸味のバランスが良く、おいしいイチゴに育った」と話した。 同JAいちご委員会に所属する生産者は144人で、栽培面積は約35ヘクタール。出荷は12月ごろに本格化し、来年3月にピークを迎える。生産は7月上旬ご
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大型産地、価値向上へ決断 先見据えブランド統一【令和の静岡茶⑭/第4章 鹿児島茶業最前線②】
荒茶をふんだんに投入したタンクから、ふくよかな香りがたつ。焼酎蔵元の知覧醸造(鹿児島県南九州市)が造る芋焼酎「知覧Tea(ティー)酎」は、もろみに一番茶を混ぜて仕込む。サツマイモのコクに茶の香りが調和した風味が人気を呼んで販路を広げ、フランスの酒品評会「KuraMaster(クラマスター)」本格焼酎・泡盛コンクールで最高賞を受賞した。 森暢[のびる]社長(53)は茶生産農家でもある。焼酎開発の理由を「酒造りの技術を知覧茶のアピールにつなげたかったから」と語る。 「かつては都内茶専門店の間で、お茶は静岡か京都との意識が強く、ブレンド原料の位置付けだった」と地元流通業者が振り返る鹿児島茶。平
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秋の植木まつりPR 15~17日、3年ぶりに開催
JAとぴあ浜松(浜松市東区)は15~17日、浜北営農緑花木センター(浜北区)で「秋の植木まつり」を開く。実行委員会の関係者が12日、中区の静岡新聞社・静岡放送浜松総局を訪れ、イベントをPRした。植木や花鉢を通常価格の1割引きで販売する。 新型コロナの影響で、昨年までの2年間は規模を縮小した「植木感謝デー」を開催していた。3年ぶりの開催となる今年は、ミカンを使ったディップソースを作る「野菜ソムリエの食育講座」(15、16日午前11時)などを企画した。 「庭園の作り方講習会」(15、16日午後2時)では、果樹苗を使った庭園などタイプの異なる6種類のモデルガーデンを展示する。庭作りについて説明
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酸度下がり甘み上々 極早生ミカン出荷開始 JAとぴあ浜松
JAとぴあ浜松は6日、極早生(わせ)ミカン「高林早生」の出荷作業を浜松市北区細江町の同JA果樹販売センター柑橘(かんきつ)選果場で始めた。 初日は生産者約20軒が約20トンを持ち込んだ。従業員が傷などを目視でチェックし、センサーで着色や糖度、酸度ごとに仕分けて箱詰めした。 ことしは適度な降水で酸度が下がり、甘みがのったミカンに仕上がったという。同JAの担当者は「台風の影響が心配されたが、幸いにも大きな被害はなかった」と話した。 10月下旬までに県内や中京・京浜地区の市場に約1200トンを出荷予定。13日からは、選果場併設の直売所で販売する。 (細江支局・大石真聖)
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慌てた客に声掛け、詐欺見破る 掛川署がJA職員に感謝状
掛川署は4日、高齢女性の特殊詐欺被害を未然に防いだとして、JA掛川市やよい支所とローンセンター職員山崎大亮さん(33)に署長感謝状を贈った。 同署と山崎さんによると、女性は9月12日夕に来店した。慌てた様子だったため、山崎さんが機転を利かせて声を掛け、詐欺を見破った。身に覚えがない有料動画サイトの未払い金として約50万円を振り込むよう指示されていたという。 山崎さんは「冷静になってもらうためにお茶を出して話を聞いた。力になれて良かった」と振り返った。久嶋大祐支所長(47)は「単独で判断せず、情報をつなげて組織で対応できた」と話した。
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イチゴ大きく育ってね 児童が定植体験 伊豆の国
JAふじ伊豆青壮年部伊豆の国地区北支部は3日、伊豆の国市内3小学校で特産のイチゴの定植体験会を開いた。 長岡北小では校内のビニールハウスで支部員の手ほどきを受け、全校児童が苗約600本を高設栽培の棚に植えた。順調に育てば年内に収穫できる見込みという。 同支部食育部会の杉山翔太部会長は「イチゴ栽培を身近に感じ、育ち方を知ってもらえれば」と期待した。 長岡南、韮山南の両小学校でも実施した。
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浜岡東小5年生 鎌使い稲刈り体験 御前埼
御前崎市立浜岡東小の5年生が4日、同校近くの田んぼで稲刈りを体験した。 米作りの大変さを知る総合的な学習として、同市宮内地区で農業を営む原田裕さん(70)の田んぼ(約千平方メートル)で行った。児童が5月に植えたもち米の苗は黄金色の穂を付けた。JA遠州夢咲の営農担当職員の手ほどきで、昔ながらの方法で鎌を使って稲の根元を刈った。 山田怜奈さん(10)は「最初は鎌が怖くてあまり進まなかったけど、やっていくうちに慣れた。たくさん実っていて驚いた」と話した。
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福祉施設に新米贈呈 JA遠州中央
JA遠州中央はこのほど、管内で収穫された新米の「遠州中央コシヒカリ」40キロを浜松市天竜区の天竜厚生会に贈呈した。 鈴木和美天竜統括部長が同市浜北区の同会研修センターを訪れ、利用者に新米を手渡した。鈴木統括部長は「今年は良質なお米ができた。地元のおいしいお米を食べていただきたい」と話した。 同会では四つの福祉施設の食事で新米が提供される。同JAはこのほか、県西部の老人ホームなど計35施設に計350キロを贈った。
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オリーブ収穫本格化 静岡の駿府研究会、商品化へ作業
静岡市内でオリーブ栽培に取り組む「駿府オリーブ研究会」による今シーズンの収穫が本格化している。商品化に向け、収穫した実から搾油する作業を進める。 同研究会は1日、同市駿河区池田で収穫作業を行い、直径2センチほどに育った緑色の果実を手作業で摘み取った。搾油を経てエキストラバージンオイル「駿」として、今月上旬にJA静岡市ファーマーズマーケット「南部じまん市」で売り出す。漆畑光則代表は「豊かな香りや、まろやかな味わいを楽しんでほしい」と話す。 同研究会は2017年発足。地域の茶園などの耕作放棄地を活用してオリーブの木を植え、現在約3ヘクタールで栽培している。
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職員連携し詐欺防止 JA袋井支店に感謝状 袋井署
高齢者を狙った特殊詐欺を未然に防いだとして、袋井署はこのほど、袋井市久能のJA遠州中央袋井支店(長谷川哲哉支店長)に署長感謝状を贈った。 同署などによると、7日夕方ごろ、支店に70代の女性が来店し、店内に設置しているATMで50万円を出金しようとした。女性が「息子が会社の金をなくした」などと話したことから詐欺を疑い、警察に通報するなど支店職員が連携して被害を防いだという。 同署で贈呈式が開かれ、太田守署長から感謝状を受け取った長谷川支店長は「研修や勉強会などで備えてきたことが実践できた。高齢のお客様が多いので、今後も貴重な財産を守れるように取り組む」と話した。
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ハウス次郎柿 出荷最盛期 浜松市浜北区のJA選果場
ハウス栽培の次郎柿が、浜松市浜北区新原のJAとぴあ浜松柿梨選果場で出荷のピークを迎えた。 果汁が少なく硬めの果肉でシャキシャキとした食感とこくのある甘さが特徴。10月下旬から出荷が始まる露地栽培の柿と時期をずらすことで他産地と違いを出し、生産者の所得向上にもつなげているという。区内を中心に4人の生産者が栽培している。約8トンを10月中旬まで、市内と東京都内に出荷するほか、選果場併設の直売所でも販売している。
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夢咲牛、給食で提供 御前崎の幼小中 ハヤシライスに舌鼓
御前崎市内の幼稚園や小中学校で29日、同市特産のブランド牛「遠州夢咲牛」を使ったハヤシライスが給食で提供された。 児童らに地元産の食材への関心を高めてもらう狙いで、市とJA遠州夢咲肉牛委員会が実施した。市学校給食センターが約100キロの肉を使って3036食を調理した。 浜岡北小では生産者のインタビュー映像を視聴した後に給食を食べた。校内放送で「脂が良質」「数々の賞を受賞している」などと紹介される中、児童はぜいたくな一品をおいしそうに頬張った。3年の河原崎絢斗君(8)は「肉が軟らかくて食べやすかった」と話した。
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農業、広範囲に台風爪痕 清水区の被害「七夕豪雨超えも」
台風15号の影響で豪雨被害を受けた静岡市清水区で、農地や農具が水に漬かったり、泥が流入したりするなど農業が大きな打撃を受けている。被害状況の確認ができていない地域も多く、全容把握には時間を要する見通しだ。JAしみずの職員からは被害の規模について「(1974年の)七夕豪雨を超えるのでは」との見方も出ている。 ビニールハウスが立ち並ぶ同区庵原町では農地横の沢に土砂が流入し、一面が冠水被害を受けた。植え付けを控えていたイチゴ農家小笠原弘道さん(69)のハウスにも泥水が流入し、水が引いた今でも土壌の上を厚さ10センチほどの泥が覆う。農地に足を踏み入れるとくるぶしあたりまで靴が埋まるほどだ。「全て取
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朝ごはん食べよう JAとぴあ女性部員 浜松湖北高生に調理指導
JAとぴあ浜松女性部湖北地区支部はこのほど、浜松市北区の浜松湖北高で料理教室「朝ごはん食べよう!」を開いた。女性部員が3年生13人に土鍋での炊飯や地元野菜を使用したおかず作りを伝授した。 高校卒業後の18~19歳は朝食の欠食率が急増するという厚生労働省の調査結果を受け、高校生に重要性を伝えようと企画した。 生徒はキノコの炊き込みご飯やみそ汁、地元野菜を使ったチンゲンサイの豚バラ卵炒めなど6品目を調理した。女性部員から手ほどきを受けながら、弁当箱に詰めて昼食として味わった。 大石佳菜詩さん(17)は「いろいろな料理が意外と簡単に作れると知った。家でも作りたい」と話した。
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夏野菜のカレー 園児が調理挑戦 浜松市北区のこども園
浜松市北区都田町の聖隷こども園桜ケ丘の年長園児30人がこのほど、夏野菜のカレー作りに取り組んだ。JAとぴあ浜松テクノ支店と同JA女性部湖北地区支部による食育講座。 エプロンとバンダナを身に着けた園児は、「猫の手を添えて切る」などの包丁の使い方を女性部員から学んだ。ナスやニンジン、タマネギを切る作業に挑戦し「ニンジンが硬い」「いいにおいがする」などと声を上げながら楽しんだ。完成したカレーは、全園児約90人で味わった。 同JA職員によるシャインマスカット、次郎柿など特産品の紹介や、好き嫌いなく食べる大切さを伝える紙芝居も行われた。
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農産物、水産加工品一堂に 焼津市役所で「地産地消マルシェ」
焼津市役所1階の海街ホールで26日、「やいづ地産地消マルシェ」が開かれた。JA大井川や小川漁業協同組合が地元産の農産物や水産加工品を多数販売したほか、市内で生産しているイ草で作ったグッズも展示した。 ホールの一角に設けられたブースでは、生シイタケやミニトマト、ナス、リンゴなど約30種類の野菜や果物、小川港で水揚げされたサバを使った加工品が並べられた。地元水産加工会社も特産品を販売していた。 同市田尻北地区でイ草栽培に取り組んでいる生産者自らが店頭に立ち、イ草の特徴やグッズを紹介した。
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4団体1300人が交通安全宣言書 浜北署に提出
浜北署は26日、交通安全宣言書提出式を同署で開いた。朝日電装、JAとぴあ浜松浜北地区支店、浜北消防署、市発達医療総合福祉センターの4団体が職員、家族の約1300人分を提出した。 交通ルールの順守や交差点事故に気を付けることを誓う宣言書を担当者が川合将仁署長に手渡した。川合署長は「こうした取り組み一つ一つの積み重ねが交通安全につながる」と謝意を述べた。
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手揉み茶品評会 森内さん最高賞 静岡市保存会
静岡市茶手揉保存会はこのほど、手揉(も)み茶品評会を同市葵区のJA静岡市美和支店で開いた。同区内牧の森内真澄さんが最高賞の優等に輝いた。 市内生産者などから27点が寄せられ、JA静岡経済連関係者ら審査員が滋味や香り、色沢などを点数化して順位を決めた。 このほかの入賞者は次の通り。 1等 小沢晃(横山)森内吉男(内牧)▽2等 西島和子(有東木)平野泰亮(与一)▽3等 牧野力雄B(日向)白鳥洋子(有東木)今永理佳B(日向)望月瑞歩(平野)
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トマトサミット初開催 JAふじ伊豆、生産者ら「産地発展を」
JAふじ伊豆は22日、ミニトマトと大玉トマトの生産者らが今後の産地構想を検討するトマトサミットを伊豆の国市の同JA伊豆の国地区本部で初めて開いた。生産力強化に向けた連携を確かめ、所得向上や産地の維持発展を目指す共同宣言を行った。 同JAによると、管内のミニトマトの生産量は県内トップ。伊豆の国、三島函南の両地区でトマトを生産する七つの部会があり、JAの合併を契機に情報共有する機会を設けようと企画した。 生産者やJAの役職員ら約30人が出席し、部会ごとの生産量や軒数、課題を共有した。所属する57人全員が新規就農者の伊豆の国果菜委員会の西山稔委員長は「生産者同士の情報共有はできているが、技術の
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1181人分の署名提出 JA遠州夢咲が交通安全宣言書
秋の全国交通安全運動に合わせて、JA遠州夢咲は21日、交通安全意識の高揚と事故防止を誓った交通安全宣言書を菊川署に提出した。熊切行弘専務が同署を訪れ、菊川市と御前崎市浜岡地区の同JA事務所に勤務する役職員と家族計1181人が署名した宣言書を、吉川靖剛署長に手渡した。 熊切専務は「地域の模範になるよう交通ルールの順守に努める」とあいさつした。
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天竜署に交通安全宣言「事故抑止努める」 JA遠州中央が提出
JA遠州中央はこのほど、秋の全国交通安全運動に合わせ、浜松市天竜区在住の職員と家族が署名した交通安全宣言書を天竜署に提出した。 彦坂拓司常務理事が同署を訪れ、松本尚久署長に宣言書を手渡した。署名は96世帯計264人から集めた。シートベルトの正しい着用や「ながら運転」の禁止、飲酒運転の根絶などを誓った。 彦坂常務理事は「宣言書を朝礼で読み上げるなどし、安全意識を高めたい」と話した。松本署長は「交通ルールを守る意識を持ち、事故の抑止に努めてほしい」と呼びかけた。
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JA遠州中央など交通安全宣言書 磐田署に提出
JA遠州中央とJA静岡中央会西部支所、JA共済連県本部西部支所は20日、磐田署管内の職員らが交通事故防止の決意を表明した「交通安全宣言書」を同署に提出した。 3団体の職員とその家族ら計3552人が署名した。JA遠州中央経営管理委員会の鈴木政成会長らが同署を訪れ、中村俊弘署長に手渡した。宣言書には子どもや高齢者に配慮した運転をはじめ、早めのライト点灯、飲酒運転の撲滅などの実践項目を記載した。
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プラ容器で栽培 レンコン収穫の負担軽減 JA静岡市
JA静岡市チャレンジれんこん部会は20日、同市葵区漆山で大型プラスチック容器を使って栽培しているレンコンの収穫を始めた。 同部会の3人が遊休農地を活用し、400リットルの容器169個でレンコンを栽培している。手掘りで収穫する通常の栽培方法に比べ、誰でも簡単に収穫できる。 同部会のメンバー藤浪友章さん(65)が高く伸びた葉を刈った後、ホースから勢いよく水を流し込んで容器内の泥をかき出し、レンコンを収穫した。 藤浪さんは「生産者の高齢化が進む中、場所を選ばず長く続けていけるレンコン栽培を知ってほしい」と話した。収穫は12月下旬まで続く。同JA直営のじまん市で販売する。
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軽トラはままつ出世市 11月27日、浜松中心市街地で開催
浜松商工会議所やJAとぴあ浜松などでつくる「第9回軽トラはままつ出世市」の実行委員会は20日までに、同軽トラ市を11月27日に浜松市の中心市街地で開催すると決めた。昨年と同様、新型コロナ感染防止対策を徹底して実施する。 コロナ禍の前に比べて出店数を制限する。鍛冶町通りに35台、モール街に5台、松菱百貨店跡地にキッチンカー10台などが出店予定で、地元の野菜や加工食品などを販売する。会場での飲食を可能にするかなど、詳細は10月の次回実行委で決定する。
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エビイモ初出荷 生産量全国一 磐田で選別作業
磐田市の特産品で、生産量全国トップとされる「海老芋(エビイモ)」の初出荷が19日に始まる。来年2月下旬ごろまでに東京、関西市場に向けて約336トンを出荷する。 エビイモはサトイモの一種で、きめ細やかな肉質と軟らかな食感が特徴。同市豊岡、竜洋、豊田を中心に生産者102人が計19・2ヘクタールで栽培している。主におせち料理の具材や料亭の高級食材として使われるという。 18日には同市加茂のJA遠州中央園芸流通センターでエビイモの選別作業が始まった。初日は、管内の農家から子イモ約800キロ分が持ち込まれ、作業員14人が等級別に振り分けて箱詰めした。 同JA担当者は「今年は生育が旺盛になる7月下
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へそ餅おいしく作れた 大井川~富士川周辺の郷土料理、親子舌鼓
JA静岡市は17日、農産物や地域に伝わる伝統食への理解を深める講座「ソレイユくらぶ」を同市駿河区の本店で開いた。小学生と保護者10組21人が郷土料理「へそ餅」作りに挑戦した。 へそ餅は大井川~富士川周辺だけに伝わるとされる月見団子。幼少期に駿府で人質になっていた徳川家康が「丈夫に育つように」と三河からの付き人が餅の真ん中にへそのようなくぼみをつけ、あんこを添えて食べさせたのが始まりという。 葵区水見色の「きらく市」の勝山啓子さん(62)が指導した。参加者は上新粉と白玉粉を水で混ぜた餅を蒸し、ジャムやみそマヨネーズなど好みの味付けを楽しんだ。レモンを入れると赤色に変わる茶「サンルージュ」の
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ブドウ、イチジクお薦め しづはたじまん市(JA静岡市)【直売・しずおかの幸】
JA静岡市のファーマーズマーケットの一つ「しづはたじまん市」(同市葵区)は本年度で9周年を迎え、安倍街道に沿った「オクシズ」などの観光盛り上げ役としても期待されるお店です。 農産物は、梅ケ島や大河内地区から新鮮な野菜などが届きます。春はお店からも見ることができる若葉の茶畑から新茶が届き、秋は果樹・かんきつが所狭しと並びます。今は地元の農家が丹精込めて栽培したブドウやイチジクがお薦めです。 JA静岡市は本年度から、お茶を水筒に入れて出かけることを外茶[そとちゃ]とネーミングし、新たな習慣として取り組んでいます。各店舗で携帯用フィルターインボトルとお茶をセットで販売しています。お茶の新商品「
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高齢者施設に茶やタオル寄贈 藤枝市茶商組合など
敬老の日を前に藤枝市茶商工業協同組合とJA大井川はこのほど、市に煎茶やタオルなどを寄贈した。市を通して特別養護老人ホームなど市内10カ所の高齢者福祉施設に配布される。 贈呈品は、同組合が緑茶(藤枝めぐみ)30キロ、タオル50枚、同JAが煎茶10キロ、玄米茶10キロ、ふきん50枚を用意した。同組合の時田至理事長や同JAの杉山芳浩常務理事らが市役所を訪れ、北村正平市長に渡した。 北村市長は「お茶を好む高齢者が多く、毎年とても喜ばれている」と謝辞を述べた。
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JA遠州中央職員 交通事故防止誓う 袋井署に宣言書提出
JA遠州中央は16日、交通安全宣言書を袋井署に提出した。宣言書には飲酒運転の撲滅をはじめ、子どもや高齢者に配慮した運転を心がけるといった具体的な実践事項を明記し、職員とその家族計672人が署名した。 同署での提出式に出席した鈴木均専務は「交通安全の取り組みにより一層力を注ぎ、安全運転を徹底していく」とあいさつ。宣言書を受け取った太田守署長は「交通安全の意識を職場から家庭、地域へと広めていってもらいたい」と期待した。 同JAは後日、磐田署にも宣言書を提出する予定。
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マネキン「還付金詐欺注意」 静岡県警、啓発セット活用
静岡県警は15日、県内で急増している還付金詐欺への警戒を訴えるため、マネキンと録音音声、パネルの3点セットを用いた啓発活動を静岡市葵区のJA静岡市西奈支店で行った。今後もイベントなどで活用し、県民の防犯意識向上や防犯の目の拡大に役立てる。 マネキンはスマートフォンを手に持ち、犯人から指示を受けながらATMを操作する高齢者を演出した。県警生活安全企画課の杉山雅崇防犯まちづくり課長補佐は「水際防止で重要なのは、やはり人の目。同じような人を見かけたら声を掛けたり、職員に知らせたりしてほしい」と制作の狙いを語る。 同課の女性職員が録音した音声は、還付金詐欺の手口などを説明。パネルは電話しながらの
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茶況(9月13日)高柳製茶、荒畑園が優等 金谷茶品評会 10月6日に入札会
島田市の金谷茶商協会と市茶業振興協会などが主催する本年度の金谷茶品評会がこのほど、同市のかなや会館で行われ、審査員が出品された仕上げ茶を評価した。1キロ4千円クラスの「金谷の誉(ほまれ)」部門で高柳製茶、同3千円の「金谷の香(かおり)」部門は荒畑園が最高賞の優等に選ばれた。 同協会の会員やJA大井川茶業センター金谷工場から各部門に20品ずつ出品があった。県農林技術研究所茶業研究センターや県茶商工業協同組合などの5人が審査員を務めた。入賞者の表彰式と出品茶の入札会は、10月6日に島田市の「ふじのくに茶の都ミュージアム」で行われる。 優等以外の入賞者は次の通り。 【金谷の誉】2等 やまさ製
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ジャンボ落花生出荷 JA大井川管内「順調に成長」
志太榛原地域で生産しているジャンボ落花生「おおまさり」の出荷が12日、始まった。生産者3人が落花生約33キロを島田市のJA大井川島田営農経済センターに持ち込み、センター職員と品質などを最終確認した。出荷は首都圏の市場を中心に12月上旬まで続く予定。出荷量は例年並みの約4トンを見込む。 おおまさりは大人の親指ぐらいの大きなさや(重さ約7~10グラム)が特徴。同センターによると、8月中旬からの高温による乾燥、大雨などで病気の発生が心配されたが順調に成長し、味もしっかりのったという。 農家の駒形文雄さん(71)は「管理の難しい気候が続いたが、適期に収穫できた。塩ゆでやお菓子にして食べてほしい」
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極早生ミカン 目ぞろえ会で出荷基準確認 浜松市北区、JAとぴあ
JAとぴあ浜松は13日、爽やかな甘みが特徴的なミカンの極早生(ごくわせ)品種「ゆら早生」の目ぞろえ会を、浜松市北区の同JA果樹販売センターで開いた。 生産者約60軒が参加し、サンプルを参考にしながらミカンの色や大きさ、傷の程度などの出荷基準を確認した。同JAによると、ことしは生育が順調で糖度が平年より高く仕上がり、着色も進んでいるという。 ゆら早生の出荷は9月下旬に始まる。10月上旬までに、約90トンの出荷を見込む。
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茶況(9月9日)「敬老セット」限定販売 JA掛川市の直売所
JA掛川市の新鮮安心市場さすが市にある茶直売所「お茶処いっぷく」は19日の敬老の日に合わせ、「敬老セット」を限定販売している。 掛川深蒸し煎茶や抹茶、ティーバッグ茶、あられなどを詰め合わせた。かわいらしい包装紙には祖父母への感謝を伝えられるよう「いつまでもお元気でいてください」とメッセージを添えた。 価格は税込み1200円。50セット限定。お茶処いっぷくは水曜定休。
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交通安全宣言書 3082人分を提出 JA大井川、3警察署に
秋の全国交通安全運動に先立ちJA大井川はこのほど、職員と家族が署名した1046世帯、3082人分の交通安全宣言書を島田、藤枝、焼津の各署に提出した。 宣言書には子どもと高齢者に配慮した運転▽夕暮れ時の事故防止-など具体的な実践事項を記載した。 島田署には山本規代表理事専務らが訪れ、25事業所336世帯、1025人分の署名を海野広志署長に手渡した。山本代表理事専務は「日々の通勤などで一層の注意を払っていきたい」と述べた。
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秋のお茶 一斉に手摘み 一日限定、菊川など30工場参加
JA遠州夢咲管内で9日、一日限定の「秋摘み茶」の手摘みが一斉に行われた。毎年恒例の行事で、自園自製、茶農協を含む管内の30工場が参加した。 同JAによると、秋摘み茶は摘採時期の気候が新茶シーズンの春の陽気に近いため、茶葉が柔らかく、爽やかな風味を味わえるという。 菊川市潮海寺の茶園には約20人が集まり、丁寧に手摘みした。葉は同市倉沢の六本松製茶農協で加工し、JAを経て京浜地区を中心に出荷する。市内2カ所の同JA茶直売所では14日ごろから販売する。
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三方原馬鈴薯 児童が植え付け 浜松・三方原小
浜松市北区の三方原小3年生約120人が9日、同区三方原町の畑で特産の三方原馬鈴薯(ばれいしょ)の植え付けを体験した。 児童は、バレイショ生産者の冨永敏司さん(83)から「皮のついた方を上に向けて、深めに植えて」などと説明を受け、植え付けに挑戦。「大きくなあれ」と願いを込めながら、ロープの印に合わせて等間隔にバレイショを植えていった。 八島奈月さん(8)は「難しかったけど、楽しかった。元気においしく育ってほしい」と話した。 植え付け体験は、JAとぴあ浜松北営農センターと同JA三方原支店の1部署1共同活動の一環。児童は12月に収穫も体験する。
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茶況(9月9日)大臣賞受賞茶 20万円で落札 県品入札販売会
静岡市葵区の静岡茶市場で8日開かれた県茶品評会の出品茶入札販売会で、農林水産大臣賞受賞茶の落札価格は普通煎茶、深蒸し煎茶のいずれも1キロ20万円だった。 相藤園の相藤裕次さん(川根本町)の普通煎茶はJA大井川、農事組合法人東山茶業組合工場長の杉山敏広さん(掛川市)の深蒸し煎茶はJA掛川市がそれぞれ落札した。 普通煎茶は46点を販売し、平均落札単価は3年前の前回より13・9%安の2万1516円、53点を扱った深蒸し煎茶の平均単価は前回比11・4%高の1万8649円だった。
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茶況(9月8日)竹原さん、花島園に最優秀 袋井で荒茶品評会
第30回JA遠州中央荒茶荷口品評会がこのほど、袋井市の茶ピアで開かれた。普通煎茶と深蒸し煎茶の2部門で行われ、最優秀賞にはそれぞれ竹原秀哉さん(袋井)、花島園(森)が選ばれた。 同JA管内(袋井市、磐田市、浜松市天竜区、森町)から普通煎茶20点、深蒸し煎茶31点が出品。県茶業研究センターの職員や地元茶商らが審査員を務め、外観、香気、水色、滋味の4項目で採点した。 その他の主な受賞者は次の通り。 【普通煎茶】優秀賞 左口製茶(磐田)芦窪製茶共同組合(天竜) 【深蒸し煎茶】優秀賞 丸尾製茶(袋井)茶ピア茶業組合(同)
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湖西ポークぺろり 地元の味満喫 小中学校の給食で提供
湖西市産の豚肉「湖西ポーク」が6日からの3日間、市内の小中学校の給食で振る舞われた。知波田小では8日、焼き肉として提供され、児童が地元特産の豚肉の味わいに顔をほころばせた。 タマネギ、ニラと合わせ、甘辛く炒めた肩ロース肉がメニューとして提供された。食堂に集まった児童は「いただきます」とあいさつした後、焼き肉を次々と口に運んだ。石川蒼祐君(9)は「もちもちして柔らかいお肉でおいしかった。もっとたくさん食べたい」とぺろりと平らげた。 市によると、養豚農家は市内に9軒あり、飼育頭数は県内市町で最も多い約2万500頭(2月1日時点)。今年の市制施行50周年を記念し、市内産の豚肉に「湖西ポーク」と
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茶況(9月6日)一茶の外観や香気評価 川根本町で互評会
川根本町農業経営振興会と町共同製茶連絡協議会、JA大井川青壮年部はこのほど、本年度の一茶互評会を同町地名の農林業センターで開いた。 互評会は、製茶技術向上と販売価格の適正判断を目的に行われ、生産農家や組合が参加した。やぶきたの荒茶や仕上げ茶のほか、こだわりのお茶としてウーロン茶など33品が出品された。参加者は外観や香気、水色、滋味を評価し、来年のお茶作りに向けて前向きな意見を交わした。 出品茶の一部は製茶後、町内の小中学校に贈られるという。 (島田支局・池田悠太郎)
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地場産品で敬老を 焼津市に2団体が寄贈
米寿祝い「パパ(88)ッとライス」 はごろもフーズ はごろもフーズは6日、米寿のお祝い品としてパック米飯「パパッとライス」を焼津市に寄贈した。14日から米寿を迎える市民816人に届ける。 地域貢献の一環として実施し、米寿の88歳にちなみ、商品名の語呂に合わせて決めた。同商品はサンライズプラント(同市田尻)で生産している。同社商品の軟らかさを示す指標としては2番目の「やんわか」なところが特徴で、シニア層に好まれているという。 市役所で行われた寄贈式で後藤佐恵子社長が同商品を中野弘道市長に渡した。後藤社長は同市との関わり合いや寄贈への経緯を説明すると、中野市長は「(高齢者に)気を配った商品
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肥料高騰で難局 JA大井川、焼津市に農業者支援要望
JA大井川の増田政光組合長は6日、焼津市役所に中野弘道市長を訪ね、肥料価格高騰の影響を受ける農業者への支援を求めた。中野市長は補正予算で対応する考えを示し、開会中の9月市議会定例会に関連費を盛り込んだ補正予算案を追加で提出する方針。 要望書では、ロシアによるウクライナ侵攻に伴う国際情勢の混乱で、肥料価格が高騰している現状を説明。円安による生産資材の価格高騰に加え、「これ以上の生産コスト増大は農業経営の根幹を揺るがす」として、農業者への支援を求めた。 増田組合長は「(肥料高騰は)短期的なものではない」と訴えた。中野市長は「この難局を乗り越えるように焼津市をあげて取り組みたい」と答えた。
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JAふじ伊豆 宇佐美支店新装 伊東で式典
JAふじ伊豆は5日、宇佐美支店(伊東市宇佐美)の移転リニューアルオープンを記念した式典を同支店で行った。関係者がテープカットで祝った。 旧施設の老朽化に伴い施設直近に建設した。鉄骨造り2階建てで、延べ床面積約920平方メートル。1階は支店、2階は同JAあいら伊豆地区本部が入る。 屋上には太陽光発電システムを配置して環境に配慮した。ガス発電機を設置し、防災機能も高めた。 旧施設は9月中に取り壊しが始まり、跡地にミカンの集荷場が建てられる。新店舗の支店では9日まで、来店者に先着で粗品を贈る。
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新米コシヒカリ 磐田市に20キロ JA遠州中央が贈る
JA遠州中央の鈴木政成経営管理委員会会長らが1日、地元で収穫されたばかりの「遠州中央コシヒカリ」をPRするため、磐田市役所に草地博昭市長を訪ね、新米20キロを贈った。 遠州中央コシヒカリはふっくらとした炊きあがりや適度な甘み、強い輝きが特徴。管内で作付面積が最も多い品種という。鈴木会長は「天候不順などの厳しい環境下で、農家の皆さんが一生懸命作ったおいしいお米。消費拡大に向けて食べてほしい」と話した。 同JAは市内の福祉施設にも新米を届ける予定。
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農業の未来へ 決意熱く 静岡県JA青年の主張大会
JA静岡青壮年連盟はこのほど、第71回県JA青年組織活動実績・JA青年の主張発表大会を静岡市駿河区で開いた。2部門で計7人が、新型コロナウイルス禍の中での事業振興策、異業種からの転職の苦労、将来の夢などを熱く語り、未来の地域農業の担い手としての決意を示した。 主張の部で最優秀賞に選ばれた渡辺裕介さん(JA遠州夢咲)は、ファミリーレストランの店長からイチゴ生産者に転じて以降の10年を振り返った。就農1年目に生産管理で失敗した経験を踏まえ、スタッフと日記を交換し、農園全体での技術改善に取り組んだと紹介。「飲食店経営と同様、農園づくりには魅力的な人づくりこそが重要」と強調した。 インスタグラ
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ナシ「あきづき」出荷の最盛期 JAとぴあ浜松
ナシの「あきづき」が、浜松市浜北区新原のJAとぴあ浜松柿梨選果場で出荷の最盛期を迎えた。従業員たちが傷の有無を確かめて箱詰めする作業に追われている。 あきづきは「新高」と「豊水」を交配し、甘みの強い「幸水」を掛け合わせた品種。こくのあるみずみずしい果肉が特徴で、同JA管内では同区を中心に14人が栽培に取り組んでいる。 今季は病害虫の被害がほぼなく、順調に生育し、平均糖度12度以上の甘いナシに仕上がった。 例年よりやや多い約40トンを今月中旬まで、市内の直売所などに出荷するという。
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ユーカリ出荷基準確認 浜松・中区で目ぞろい会 丈や葉の状態
浜松市中区のJAとぴあ浜松花き営農センターは1日、ユーカリの目ぞろい会を同センターで開いた。出荷のピークは例年9月ごろ。生産者約50人がJA担当者とともに、丈の長さや葉の状態など出荷基準を確かめた。 ユーカリはフトモモ科、ユーカリ属に分類される常緑性高木の総称。全国有数の産地の同JA管内では、主にグニユーカリと丸葉ユーカリの2品種を栽培している。ここ2、3年は雨の日が多く、出荷量は伸び悩んでいるが、フラワーアレンジメントなどの需要が高まっているという。 この日は、生産者らがユーカリを手に取って「葉先が黒くなっているものは出荷不可」「115センチ丈は一束5本」などの規格を確認した。 (浜
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茶況(8月31日)JAハイナン茶審査技術競技会 名波さん(相良)個人の部優勝
JAハイナン青壮年部はこのほど、茶審査技術競技会を牧之原市のJAハイナン茶業センター「茶ぐりん」で開いた。個人の部では名波武義さん(相良支部)が優勝した。 茶を鑑定する技術を養成し、品質向上につなげることが目的。本県をはじめ、鹿児島、京都など全国の荒茶10種類が用意され、出場者は外観と内質で、産地を判定した。 その他の主な結果は次の通り。 個人の部 ②富田佳通(相良)③増田英斗(同)▽団体の部 ①相良支部
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鳥獣対策など静岡市に要望 市内2JA
JA静岡市(大原正和組合長)とJAしみず(柴田篤郎組合長)は31日、有害鳥獣対策や茶加工施設整備の後押しなどの政策を静岡市に要望した。 同市役所静岡庁舎を訪れた両組合長が田辺信宏市長に要請書を手渡し、意見交換した。新規就農者支援や燃油・資材高騰対策の充実も求めた。 大原組合長は「行政と連携し、農業経営の持続につながる取り組みを展開していきたい」と話した。
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農業生産者へ支援要請 3JA代表、浜松市に提出
とぴあ浜松、遠州中央、みっかびの3JAは29日、浜松市の鈴木康友市長と太田康隆市議会議長宛てに、肥料価格高騰などで厳しい経営状況が続く農業生産者への支援を求める要請書を提出した。 要請書はコロナ禍での農産物の価格低迷、ロシアによるウクライナ侵攻に伴う肥料や飼料、燃油の価格高騰が「生産者の農業経営を圧迫している」と指摘。離農者の発生を抑え、経営を持続可能にするため農業生産資材の価格高騰への支援策を早期に実施することを求める内容。 とぴあ浜松経営管理委員会の鈴木文雄会長、遠州中央経営管理委員会の鈴木政成会長、みっかびの井口義朗組合長らが市役所に長田繁喜副市長と太田議長を訪ね、要請書を手渡した
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JAふじ伊豆 “合併効果”で産地強化 第1弾はかんきつ、イチゴ
静岡県東部8農協の合併で4月に誕生したJAふじ伊豆(沼津市)が、主要農産物の栽培計画や産地構想を、広域化した管内で共有する取り組みを始めた。将来的な栽培品種や生産者団体などの統一を視野に、スケールメリットを生かして生産と販売力を強める。 第1弾として8月、かんきつ類とイチゴを対象に旧JA単位の各地区の生産者代表と担当職員による協議会を立ち上げた。背景には農家の高齢化と後継者不足に対する強い危機感がある。営農担当の藤沼和明常務理事(67)は「ロット(出荷単位)を大きくするとともに、各地区の強みと課題、情報を共有して栽培技術の向上や新規就農につなげたい」と見据える。 ミカンなどかんきつ類は極
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湖西ポーク、学校給食に JAとぴあ、218キロを市に寄贈
JAとぴあ浜松養豚協議会はこのほど、学校給食で地元特産の豚肉を味わってもらおうと、湖西市内産の「湖西ポーク」の肩ロース218キロを同市に寄贈した。 市によると、養豚農家は市内に9軒あり、飼育頭数は県内市町で最も多い約2万500頭(2月1日時点)。今年の市制施行50周年を記念し、市内産の豚肉に「湖西ポーク」というブランド名を付け、9月1日から1カ月間限定で市内のスーパー「かきこや」3店舗で販売する。 寄贈された豚肉は、9月に市内の小中学校の給食で焼き肉として提供される。市役所で行われた贈呈式で、影山剛士市長らに目録などを手渡した菅沼和哉会長(55)=同市古見=は「地元の豚肉のおいしさと、湖
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JA静岡市、しみず カーブミラーを市に16基寄贈
JA静岡市とJAしみずはこのほど、静岡市にカーブミラー16基を寄贈した。市民の交通安全に役立ててもらう。 旧静岡、旧清水両市が合併した2003年度からカーブミラーの寄贈を続けていて、今回分を含めて384基になった。JA静岡市の大原正和組合長とJAしみずの柴田篤郎組合長が市役所静岡庁舎を訪れ、田辺信宏市長に目録を手渡した。 市によると、カーブミラーは市内の見通しの悪い交差点などに順次設置する。田辺市長は「交通事故の抑止につながる貴重なインフラ。長年にわたる社会貢献に感謝したい」と話した。
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ワサビ田復旧へ支援 JAふじ伊豆、スコップ手に作業 下田、河津、松崎の台風被害
伊豆特産のワサビが8月の台風8号で被害を受け、下田市などでJAふじ伊豆の職員が農地の復旧を手伝っている。手作業が必要な場所での人力不足の解消が狙い。 同JAによると、豪雨により少なくとも下田市の2カ所と河津町の18カ所、松崎町の6カ所のワサビ田が土砂の流入被害を受けた。ワサビ田は山間地のため重機の活用が困難。スコップなどを使って手作業で土砂をかき出す必要がある。25日も下田市の山間地でJA職員と県賀茂農林事務所の職員計10人が復旧作業に取り組んだ。25日の作業で一区切りがついたという。 同JA伊豆太陽営農経済センターの小沢純司地区営農販売課長(53)は「日常の農作業もあるため、少人数の農
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詐欺防止 JA赤佐支店に浜北署感謝状
浜北署は23日、特殊詐欺被害を防止したJAとぴあ浜松赤佐支店(浜松市浜北区於呂)に感謝状を贈った。池本富士男支店長(59)と共済外務係の職員坂下碧惟(あおい)さん(27)が同署で川合将仁署長から贈呈を受けた。 同支店で4日、70代の女性客が携帯電話を使いながら現金自動預払機を操作しようとするのを、仕事で外出するところだった坂下さんが声をかけ、別の職員らとともに女性の被害を防いだ。川合署長は「1件の被害防止が将来の地域全体の安全につながる」と謝意を述べ、坂下さんは「当日は特殊詐欺のニュースを聞いたばかりで敏感になっていた。詐欺事件は本当に多い」と語った。
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新鮮イチゴ、冷凍でいかが ミナクル市大城店/ミナクルふれあい菊川の里(JA遠州夢咲)【直売・しずおかの幸】
JA遠州夢咲には、ミナクル市大城店(掛川市)、ミナクルふれあい菊川の里(菊川市)の2店舗のファーマーズマーケットがあります。今回はこれらの店舗でも販売されている、この夏ぴったりの人気商品「冷凍いちご」をご紹介します。 JA遠州夢咲は県内屈指の生産量を誇るイチゴの産地です。人気品種の「紅ほっぺ」は果肉の奥まで真っ赤で、甘味と酸味のバランスが良く、イチゴ本来の甘酸っぱさを堪能できます。収穫後に新鮮な状態で冷凍し、長期間品質を保てるよう真空パックした紅ほっぺが店頭に並びます。 冷凍なので、変わらないおいしさを1年中お楽しみいただけます。そのままお召し上がりいただくのはもちろん、スイーツ作りにも
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藤枝産梨 出来栄え競う 萩原さんに金賞
藤枝市梨業振興会は19日、藤枝産の梨「藤里梨」の今シーズンの出来栄えを競う品評会を同市のJA大井川高洲支店で開いた。金賞には萩原俊正さんが輝いた。 振興会に所属する13農家のうち9農家がいずれも「豊水」を出品した。同JAや県志太榛原農林事務所の担当者、一般市民の計5人が審査委員を務めた。玉揃いや色つやなどの外観と、おいしさや肉質といった食味を基準にチェックした。 品評会に出品された梨を含め、振興会員が生産した梨の販売会を20日に高洲地区交流センターで開く。整理券を午前9時から配布する。1・6キロの袋詰めを100袋用意し、1袋千円で販売する予定。 金賞以外の受賞者は次の通り。 銀賞 大
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カレンダー飾る「農の風景」募集 31日までJAとぴあ
JAとぴあ浜松(浜松市東区)が募集している2023年カレンダー用写真の締め切りが、31日に迫っている。テーマは「とぴあの農のある風景」。管内の浜松市(天竜区と北区三ケ日町を除く)と湖西市で過去3年以内に撮影した農山村風景や行事、祭事、農産物など季節感あふれる未発表写真を募る。対象は管内在住者。問い合わせはJAとぴあ浜松総務部広報課<電053(476)3115>へ。
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ミカン摘果測定器 組合員組織に寄贈 JAみっかび
浜松市北区三ケ日町のJAみっかびは16日、ミカンの摘果や選果の際に大きさを確認できる測定器「三ケ日みかん摘果サイザー」約1300個を、組合員でつくる同JA農事部に寄贈した。 摘果サイザーは、摘果の促進を目的に同JA柑橘(かんきつ)課が制作し、現在特許を申請中。ミカンの肥大曲線に合わせた40~95ミリの8種類のリングで大きさを測り、時期に適したサイズの果実か判断する。 同JA本館で開いた贈呈式で、井口義朗代表理事組合長から摘果サイザーを受け取った農事部長会の内藤宏基会長は「使い勝手が良さそう。摘果などで使用し、品質の良いミカンを作っていきたい」と話した。
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かんきつ共同出荷検討 JAふじ伊豆、合併効果創出へ
JAふじ伊豆(沼津市)は12日、かんきつ類の振興計画を決める協議会を同市で開いた。合併に伴い、共同出荷を検討することなどを確認した。 4月に合併した静岡県東部8JAのうち、かんきつ類を生産する5地区の関係者27人が出席した。後継者不足と栽培面積減少が共通課題になる中、産地を守るためハウス栽培を含む通年出荷を目指すとともに、将来的な共同出荷を見据えて合併効果を創出する。「取扱量が増えれば市場での取引が優位になり、旧JAの管内を超えて直売所間に出荷し合えば販路拡大につながる」とした。 5JAの生産者は2020年に994人だったが、25年には16・2%減の833人になる見通し。本格就農する前に
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子ども警察官「詐欺注意」 広報音声収録、JA支店で放送へ 静岡
清水署はこのほど、子どもらが高齢者に還付金詐欺への警戒を呼びかける広報音声を収録し、静岡市清水区内のJAしみず店舗で放送を開始した。収録では、警察官の制服に身を包んだ児童らが真剣な表情で「おじいちゃん! おばあちゃん! だまされないで!」などと声を吹き込んだ。 広報音声を担当したのは鈴木結乃ちゃん(5)と仲亀みうさん(9)、仲亀灯星君(7)の3人。保護者らと共に同署講堂に集まり、緊張した面持ちで収録に挑んだ。 収録に立ち会った八木瑞生署長から抑揚の付け方や発声について指導を受けながら「お金が戻ってくるとかお金を用意してとか言われてない?」「そういう話は絶対詐欺だよ。気をつけてね」と目の前
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JAしみず 滝さんに金賞 静岡県なし品評会
静岡県なし果実品評会(県落葉果樹振興協会主催)がこのほど、静岡市駿河区で開かれ、JAしみずの滝智さんが出品したナシが金賞・県知事賞に輝いた。品評会にはふじ伊豆、しみず、大井川の3JAから計14点の出品があり、県職員ら審査員が外観や食味、糖度などを鑑定した。 このほかの入賞者は次の通り(かっこ内は所属JA)。 銀賞 大畑里志(大井川)▽銅賞 鈴木史浩(ふじ伊豆)成瀬逸郎(大井川)
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JA静岡市 水出しティーバッグ販売 マイボトル向け開発
JA静岡市はこのほど、マイボトルに入れて水出しする使途に適したティーバッグ茶を商品化した。同JA支店や直営のじまん市などで販売している。 さわやかな香りが特徴の「Asa(あさ)」や、コクのある渋味にこだわった「Kokozo(ここぞ)」など3種類。手土産や贈答用としての需要も想定している。 同JAは水出し緑茶を携帯して外出する生活習慣を広める「静岡外茶計画」を推進していて、商品づくりにつなげた。7~10パック入りで、税込み500円。 問い合わせは同JA直販課<電054(288)8442>へ。
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ミカンふわっと香る日本酒 花酵母使い3社製造、発売 JAしみず合併50周年
「清水のミカンの花酵母を使った日本酒を召し上がれ」―。ミカンの生産が盛んな静岡市清水区庵原町に本店があるJAしみずは、日本で初めて青島ミカンの花酵母を使った日本酒を来月から発売する。区内三つの酒造会社に製造を依頼したお酒は三者三様。酒造りの工程や使う井戸水の微妙な違いによる味わいのバラエティーも楽しめるという。 「花酵母の苦みがアクセントになり、マーマレードに似た味わいのお酒になった」。英君酒造の望月裕祐社長(58)は振り返る。花酵母はアルコールの出方が穏やかだが、かんきつの含み香が生まれるなど満足のいくお酒になったという。 「正雪」が知られる神沢川酒造場の望月正隆社長(60)も「一般に
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新副会頭に石川氏、平井氏 浜松商議所 斉藤会頭は続投
10月末で任期満了となる浜松商工会議所の正副会頭人事が8日、内定した。昨年12月に会頭に就いた斉藤薫遠州鉄道会長(69)は続投し、新たな副会頭に石川雅洋ソミック石川会長(60)と平井正大浜松いわた信用金庫専務理事(63)が就く。任期3年。11月1日の臨時議員総会を経て正式決定する。 斉藤会頭は記者会見で、新副会頭の2人について「(副会頭6人の)業界バランスを考え、製造業と金融業から選んだ」と説明した。次期3年を「(円安や物価高で)過去に経験がないほど先行きが不透明な状況」と見据え、「中小企業の支援や地域振興に力を入れる」と強調した。 現副会頭の山畑聡ヤマハ常務執行役(61)、石黒衆イシグ
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移動販売車「共存」へ 磐田市、社協、事業者がスクラム
磐田市と市社会福祉協議会は、市内で食料品や日用品の移動販売車を営業する事業者の連携体制づくりに乗り出した。地域の高齢者ら買い物弱者を支援する“社会資源”と位置付け、「競合」ではなく「共存」の関係を模索する。運行ルート・スケジュールが重複しないよう情報共有するなど、行政、福祉、事業者がスクラムを組み、持続可能な買い物支援を目指していく。 市はこのほど、各事業者の「顔の見える関係」をつくろうと、移動販売車の情報交換会を市総合健康福祉会館iプラザで初開催した。4事業者が参加し、販売場所や日時などの情報を集約した。市や社協に対し「買い物に困っている市民の情報を教えてほしい」
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イチジク出荷始まる JA遠州中央 磐田で目ぞろえ会
JA遠州中央管内でイチジクの出荷が始まった。遠州地方は温暖な気候と豊富な日照が栽培に適している産地。8月中旬~9月上旬に出荷の最盛期を迎える見込み。 JAによると、出荷が始まったのは、7月下旬。7月に雨が続き気温が上昇しなかった影響で昨年より2~3日ほど出荷開始が遅い。しかし、6月に降雨が少なく日照が確保できたため、生育は順調。今年は前年よりも0・36トン多い50・4トンの出荷を計画する。 5日、目ぞろえ会が磐田市加茂のJA園芸流通センターで開かれた。出荷のピークを迎える前に、生産者らは机に並んだイチジクを見ながら、JA職員から出荷の基準となる形や色の説明を受けた。
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ジャンボ落花生 出来良好 JAとぴあ浜松が目ぞろい会
JAとぴあ浜松(浜松市東区)は4日、同市西区の西地区支店で、ジャンボ落花生の目ぞろい会を開いた。生産者や市場関係者、JA職員約20人が出荷の最盛期に向け、出荷規格の確認を行った。 管内で栽培されているジャンボ落花生は9割が「おおまさかり」という品種で、残りは「ジェンキンス」という品種。一般的な落花生と比べ約1・5~2倍の大きさで実が柔らかく、塩ゆでして食べるとおいしいという。今年も出来は良く、出荷のピークは8~9月で、10月ごろまで出荷を見込んでいる。
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高校生農業研究に助成金425万円贈呈 JAバンク
静岡県信用農業協同組合連合会(JAバンク静岡)は3日、農畜産業の発展に向けた「JAバンク静岡アグリサポートプログラム担い手育成支援事業」の助成金425万円を県教育委員会に贈った。田代芳彦理事長が県庁を訪れ、池上重弘教育長に目録を手渡した。 県内高校で農業を学ぶ生徒の研究プロジェクト計17件を支援し、農畜産物の生産、商品開発などにつなげる。
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環境配慮型農業に補助を JAふじ伊豆 管内4市町に要望
JAふじ伊豆(沼津市)は3日、裾野市と長泉町にそれぞれ農業行政に関する要望書を提出した。農業経営にも持続可能な開発目標(SDGs)の観点が求められる中、環境配慮型農業への助成などを訴えた。 国は2030年までに化学肥料2割、化学農薬1割の削減目標を掲げている。このため、新規要望として、環境に配慮した有機質肥料や生分解性マルチなどの購入費補助を盛り込んだ。学校給食での地元産米の使用拡大と荒廃農地の管理体制強化も新たに求め、有害鳥獣被害対策強化などを継続要望とした。 同市役所を訪れた鈴木正三組合長は、村田悠市長に対し「生産者の高齢化が進む中、生産コストが高騰し、離農が懸念されている」と協力を
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裾野特産の新そばいかが? JAふじ伊豆直営店が提供開始
裾野市佐野のJAふじ伊豆直営店「五竜庵」で3日、他産地に先駆けて新そばの提供が始まった。地粉100%の特産「あしたか山麓裾野そば」で、さわやかな香りとのどごし、豊かな風味を味わえる。 寒暖差のある同市はそば栽培の適地。10~11月に収穫する一般的な新そばの「秋そば」に加え、5月に種をまいて7~8月に刈り取る「夏そば」を育てている。店では従業員が朝から手打ちそばを手際よく仕立て、この日を待ちわびた来店者がさっそく舌鼓を打った。 JAによると、今年は梅雨明けが早かったものの適度な降水量に恵まれ、順調にそばが生育した。店舗を統括する成川弘人さん(62)は「夏そばは約1カ月提供する。ご賞味いただ
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浜松商高生考案ご当地グルメ 第2弾は「ラーメン」 しょうゆと「みかんパウダー」
「加藤醤油」(浜松市中区)のしょうゆとJAみっかび(北区)の「みかんパウダー」を使い、浜松商高(中区)の生徒が新しいご当地グルメとして家庭で味わえる調理用ラーメン「浜松ラーメン」を商品開発した。JR浜松駅や新東名高速道浜松サービスエリア(SA)などで1日、販売を始めた。 同SAの新しい土産を探していた販売会社「スマイル-リンク」(豊橋市)が同校調査研究部に協力を依頼した新商品開発企画の第2弾。昨年は、地元のトリイソースを使った「浜松焼そば」を開発し、1年間で約5万食を売り上げた。 現在の2年生を中心に浜松のご当地グルメの特徴を調べ、B級グルメが親しまれていると分析。「好きな料理は何か」と
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ナシ「幸水」選果スタート JAとぴあ浜松
ナシの幸水の選果が1日、浜松市浜北区新原のJAとぴあ浜松柿梨選果場で始まった。従業員約30人が傷の有無を確かめ、出荷用の箱に詰める作業に追われた。 幸水は高糖度でシャキシャキとした食感、みずみずしい果肉が特徴で、ナシの中でも同JAの主力品種。管内では21人が約8・5ヘクタールで栽培している。今季は例年よりやや多めの約250トンを8月下旬まで、市内の市場を中心に出荷する。同JAのナシは豊水、あきづきもあり、9月下旬まで出荷が続く。 2日は午前9時から、選果場併設の直売所で販売も開始する。
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早場米「あきたこまち」 一足早く新米収穫 浜松・南区
浜松市南区の農業法人「京丸園」は1日、県内の他産地に先駆けて、区内の田んぼ(約3200平方メートル)で稲刈りを行った。早場米「あきたこまち」の苗を3月末に植え、農薬不使用のアイガモ農法で栽培した。 鈴木啓之会長(86)が乗用型の稲刈り機に乗り込み、黄金色に実った稲を刈り取った。田植え後は低温が続いて生育が不安視されたが、その後は日照時間と適度な雨に恵まれ、順調に育ったという。 鈴木会長は「新米に勝る米はない。食欲が落ちる夏にパワーが出る新米を食べて、猛暑を乗り切ってほしい」と声を弾ませた。 新米は早ければ週末にも、市内のJAとぴあ浜松ファーマーズマーケット東、白脇、三方原店などで販売す
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農協の役割を高校生に説明 浜松・中区 JAとぴあ業務見学会
JAとぴあ浜松はこのほど、高校生を対象にした見学会を浜松市中区の中央地区支店で開いた。農家の支援を通して地域の発展を目指す農協の役割や仕事内容について説明した。 2023年3月卒業予定の市内の高校3年生7人が参加した。担当職員が事業エリアや職種、研修制度などの基本的な概要に加え、休暇や福利厚生について紹介した。併設する曳馬支店の金融業務の見学ツアーも行い、伝票起票や札勘定などの業務体験を行った。 同JA人事教育課の担当職員は「高校卒業後に就職し、活躍している職員が多くいる。不安に思わず、前向きに就職活動に励んでほしい」と呼び掛けた。
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ピオーネ出来確認 JAとぴあ浜松品評会、金賞に荒河さん
JAとぴあ浜松ぶどう研究会は29日、浜松市北区都田町の特産品「ピオーネ」の品評会を同町で開いた。生産者9人が4房ずつ出品し、荒河千代子さんが金賞に選ばれた。 県西部農林事務所やJA職員など5人が審査員を務め、色付きや粒の形といった外観のほか、食味して甘みや食感を確認した。 出品されたピオーネは30日から同市浜北区のプレ葉ウォーク浜北で展示販売する。 そのほかの入賞者は次の通り。 銀賞 伊藤克巳△銅賞 松本均、松本努
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エクスプレス浜松中央店開店 マックスバリュ東海、地元新鮮野菜も
マックスバリュ東海は28日、「マックスバリュエクスプレス浜松中央店」を開店させ、店内にJAとぴあ浜松ファーマーズマーケットが出店して、地元産新鮮野菜などの提供を始めた。 初日はナスやピーマン、エダマメなど20種の野菜や果物が並んだ。担当者は「地元の生産者が栽培した季節の野菜などを毎朝届けていく」と話した。同マーケットの他店舗への出店は5店目。
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裾野「日本一早い新そば」 JAの出荷検査開始
JAふじ伊豆なんすん地区本部(沼津市)は28日、裾野市特産「あしたか山麓裾野そば」の出荷検査を市内のそば工場で始めた。さわやかな香りとのどごしの「日本一早い新そば」として、8月上旬から同市佐野のJA直営店「五竜庵」で提供する。 裾野市は寒暖差のあるそば栽培の適地で、生産者は7~8月と10~11月の年に2回収穫しているため、他産地に先駆けて新そばを味わうことができる。今年は発芽が少し遅れたものの、梅雨明けが早く順調に生育したという。実に殻のついた玄そば約2トンが持ち込まれ、JA職員が水分量と実のつまり具合を専用機で測定した。 同JAと市は芝生産の遊休地などを利用し、新たな特産物として201
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磐田「見付どっさり市」 来店300万人を達成
JA遠州中央のファーマーズマーケット「見付どっさり市」(磐田市見付)が22日、来店客300万人を達成した。 300万人目になったのは、同市城之崎の生熊理子さん(83)。同JAの山田耕司代表理事理事長と出荷者協議会の稲垣恵一会長が記念品として、磐田産の温室メロン「ライオンメロン」と花束を贈った。 生熊さんは「野菜はいつもここで買っている。新鮮な旬の地元産農産物を食べるのが元気の秘訣(ひけつ)。これからも通いたい」と話した。300万人達成を記念し、23、24の両日は、1500円以上の買い物をした来店者を対象に、メロンやトマト、加工品が当たる抽選会を開く。 見付どっさり市は2009年11月に
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パンパスグラス生育良好 湖西で目ぞろえ会
JAとぴあ浜松は21日、湖西市特産のパンパスグラスの出荷時期を前に、目ぞろえ会を同市の新所みかん集荷場で行った。市内の生産者ら約40人が参加し、品質基準や栽培の注意点を確認した。 今期は雨がよく降り、気温が高い日が多いため生育は良好。25日が初出荷で、8月上旬に最盛期を迎える。 パンパスグラスはイネ科の多年草で、西洋ススキとも呼ばれる。和名はシロガネヨシ。同JAによると、湖西市の生産量は全国シェア約6割を占めるとされ、日本一を誇る。盆になると、関西地方では墓参りの供え物として需要が高まる。 近年は婚礼会場の装飾にドライフラワーとして使われ、人気を集めている。新型コロナウイルス禍の巣ごも
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茶況(7月21日)こども園などに寄贈 JA遠州夢咲小笠茶業委
JA遠州夢咲小笠茶業委員会はこのほど、菊川市小笠地区の小中学校、こども園など8カ所にお茶を贈った。 子どもたちに親しんでもらおうと、茶生産者でつくる同委員会が毎年実施している。小中学校4校にはリーフ茶を計25キロ、こども園など4園にはティーバッグ茶計60キロを寄贈した。 みなみこども園には片山裕司委員長(59)が訪れ、園児に「たくさん飲んでください」と伝えてお茶を手渡した。年中と年長園児36人がお礼に歌2曲を披露した。同園では寄贈されたお茶をお昼などに飲むという。 (掛川支局・伊藤さくら)
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掛川産のクリで商品開発 春華堂など事業開始
春華堂などは20日、掛川産のクリを県内各社が連携して商品開発などにつなげる「掛川栗プロジェクト」の顔合わせと勉強会を兼ねたキックオフミーティングを同社浜北工場(浜松市浜北区)で開いた。 同社をはじめ日本航空中部支社、遠鉄ストア、浜松いわた信用金庫などの地域事業や持続可能な開発目標(SDGs)推進に携わる社員らが、JA静岡経済連とJA掛川市の担当者から解説を受けた。クリは他の果物に比べて収穫量が少なく、十分に採るためには15~20年かかるといった課題を聞き、同JA管内のクリの出荷量が平成元年(1989年)ごろの約50トンから近年は約7トンに減ったという現状も学んだ。 プロジェクトは今後、ク
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避難場所に選果場 JAみっかびと6自治会、協定締結
浜松市北区三ケ日町のJAみっかびと同町の釣橋川以西の6自治会はこのほど、地震や風水害などの災害時に、同JA柑橘(かんきつ)選果場を緊急避難場所として活用する協定を締結した。 釣橋川は大雨で増水しやすく、氾濫の危険性が高いとされる。選果場は川の西側に位置するため、6自治会の住民は川の近くを通ることなく避難できるようになるという。従業員用の食堂や会議室の利用を想定するほか、選果場の稼働状況によって同JAが臨機応変に場所を提供する。 同選果場で行われた締結式で、井口義朗代表理事組合長と自治会長らが協定書を交わした。三ケ日町自治会連合会の竹平智範会長は「もしもの時に利用できるのは、住民にとって大
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丹精のメロンや梨が人気 まんさいかん静浜(JA大井川)【直売・しずおかの幸】
JA大井川のファーマーズマーケットの一つである「まんさいかん静浜」(焼津市)は、平野である旧大井川町の中心に位置し、昔から施設栽培など農業が盛んな地域にあります。地元で採れた旬の農畜産物や花き、枝物、加工品など豊富な品ぞろえで来店者を迎えており、暑くなるこの時期は地元のメロンや梨が店頭に並びます。出荷者が丹精込めて育てたメロンや梨は甘さと香りが良く好評で、地元産にこだわるファーマーズマーケットだからこそ味わえる人気商品です。お中元の時期と重なることもあり、贈答品としても多く利用されています。 また「安全・安心・新鮮な商品の提供を通じて皆さんに喜んでもらえる店舗作りを目指すとともに、食と農の
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児童感激「甘い」 ライオンメロン 磐田中部小にJA遠州中央提供
磐田市立磐田中部小の児童約620人が15日、給食で地元特産の温室メロン「ライオンメロン」を味わった。子どもたちに地域農業への理解を深めてもらい、ライオンメロンの認知度を高めようと、JA遠州中央が36玉を無償提供した。 ライオンメロンは同JAメロン部会の生産者36人が栽培する高級マスクメロンのブランド。日持ちが良く、糖度が高いのが特徴で、県内や関東、関西の市場に出荷しているほか、シンガポールにも輸出している。 同校には、9日の品評会で優秀賞に輝いた生産者が栽培したメロンを届けた。児童は食後のデザートにメロンを頬張った。3年の秋鹿朝久君(8)は「かんだら甘いのが口に広がり、とてもおいしかった
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親子で夏野菜ピザ作ったよ 駿河区でJAが講座
JA静岡市は16日、食や農業について理解を深める講座「ソレイユくらぶ」を同市駿河区の本店で開いた。今期の初回は小学生の親子8組16人が、地元の夏野菜を使ったピザ作りに取り組んだ。 同JAの大崎雅子さん(49)が講師を務めた。参加者は直売所「南部じまん市」で夏野菜を選んだ。包丁で薄く切ったピーマンやトマト、カボチャなどの具材を、手のひらサイズの米粉でできたピザ生地に思い思いに載せて焼いた。 井宮小4年の岸戸香凜さん(10)は「ピザ生地を伸ばしたり、具材を載せたりするのが楽しかった」と話した。 講座は12月までの全4回。ミカン狩りやソーセージ作りなどを行う予定。 (社会部・島田莉菜)
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いちご生産技術学ぶ 静岡県野菜振興協が研究大会
静岡県野菜振興協会いちご部会などはこのほど、「県いちご生産者研究大会」を静岡市駿河区で開いた。スマートフォンから農地の状態を把握するシステムの活用など、情報通信技術(ICT)による栽培ノウハウを学んだ。 大会では、天敵を活用した害虫駆除手法の解説や、第32回県いちご果実品評会で金賞一席に輝いたJAしみずの斎藤祐貴さんらの表彰式も行われた。 JA静岡経済連の担当者から、2021年度の消費宣伝事業の成果も報告された。紅ほっぺときらぴ香の定植本数は前年を上回り、販売数量は前年比2・0%増の4947トン、1キロ当たりの平均単価は6・3%高の1397円だった。
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茶況(7月14日)JA遠州夢咲 一茶荒茶品評会 やまま満寿多園、最優秀
JA遠州夢咲と遠州夢咲茶業振興連絡協議会は14日、2022年度産一茶の荒茶品評会を菊川市のサエリアで開いた。管内から48点の出品があり、浜岡地区のやまま満寿多園が最優秀に選ばれた。 茶づくりの技術向上と茶業振興が目的。審査員5人が、外観や香気など4項目で採点した。 審査長を務めた小林利彰県茶業研究センター主任は「4月後半に雨が多く適期摘採が難しかったが、品質の差が少なくレベルの高い茶が多かった」と講評した。 優秀は次の通り(かっこ内は地区)。 丸伍赤堀園(小笠)黒田尚志(同) (掛川支局・高林和徳)
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茶況(7月13日)牧之原の勝間田茶業委員会 茶の入れ方、児童に伝授
牧之原市内の茶業関係者でつくる勝間田茶業委員会などはこのほど、お茶の歴史やおいしい入れ方を学ぶ教室を同市の勝間田小で開いた。 地域の産業を学ぶ総合的な学習の一環として、3年生15人が参加した。JAハイナン職員や地元生産者が講師を務め、お茶が日本で普及した歴史的背景や、茶の種類を解説した。お茶の入れ方教室では、急須に入れる茶葉の量や抽出時間など、おいしく飲むためのポイントを児童に伝えた。水出しの煎茶、紅茶なども振る舞った。 木下慶哉君は「おいしいお茶ができた。いろんな種類があってびっくりした」と話した。
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Tea(ティー)モロコシ名物に 茶殻を堆肥に活用 島田・金谷
廃棄する茶殻を堆肥に再利用して野菜を栽培する取り組みが島田市の金谷地域で始まっている。今年からJA大井川金谷営農経済センター主導で茶殻堆肥を使ったトウモロコシ「金谷のTea(ティー)モロコシ」を市内で販売。今月初めに販売を終了したが、予想を上回る売れ行きで来年も生産を続ける意向だ。茶どころならではの資源を活用した野菜を新名物としてPRしていく。 ペットボトル飲料などの茶製品を製造する段階で出る茶殻は、廃棄されるのがほとんどで、有効利用策を検討していた。肥料メーカーの協力で茶殻100%の堆肥を作り、試験栽培を続ける中で目を付けたのが南アルプスを水源とする土壌、昼夜の寒暖差が大きい金谷の気候に
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バイオ炭、茶園土壌に活用 CO2削減へ実証試験 中電とJA遠州夢咲など
中部電力とJA遠州夢咲、農業・食品産業技術総合研究機構は12日、菊川市と御前崎市の茶園で、もみ殻などの植物性廃棄物を炭化させた「バイオ炭」を活用する実証試験を始めると発表した。土にバイオ炭を混ぜて、土壌の炭素貯留効果を調べ、二酸化炭素(CO2)排出量削減を目指す。土壌改良による茶の品質向上にも取り組む。期間は2025年9月まで。 農作物の生産過程で発生する枝葉やもみ殻などは土に混ぜると、微生物に分解されてCO2が大気中に放出される。しかし、それらを炭化させたバイオ炭は微生物に分解されにくく、炭素が長期間貯留され、CO2放出が抑制されるという。 菊川市では西方地区の805平方メートルの茶園
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シャインマスカット出荷へ 浜松・三ケ日、夏の看板商品目指す
浜松市北区三ケ日町のJAみっかびは11日から、シャインマスカットの出荷を始める。「三ケ日みかん」のオフシーズンに販売する看板商品を目指し、同JA三ケ日ぶどう部会を設立して2年目。9月中旬ごろまで、同市内の市場に出荷する。 部会員は、同町でミカンの栽培に取り組む農家4人。40年以上にわたりブドウを栽培している高平政和部会長(63)以外はシャインマスカットの栽培歴が4年以下と浅く、新たな挑戦を始めている。 光センサーを搭載した機械で糖度を調べ、基準を超えたシャインマスカットを順次出荷する。高平部会長は「三ケ日のブドウはこれから。品質を認めてもらって信頼を獲得し、まずは(栽培する)仲間を増やし
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伊藤さん(磐田支部)最高賞 JA遠州中央 ライオンメロン審査
JA遠州中央は8日、マスクメロン「ライオンメロン」の品評会を磐田市加茂のJA園芸流通センターで行った。管内のメロン部会員37人から13点が出品され、磐田支部の伊藤修さんが最高の優秀賞に選ばれた。品評会の開催は、2019年以来3年ぶり。同JAによると、ライオンメロンは主に県内や関東の市場に出荷されている。市場関係者ら5人が形状やネット、香りや味を審査した。 審査員長を務めた中遠農林事務所生産振興課の宮地桃子主任は「ネットの張りや、果肉の色が食欲をそそる良いものが多かった」とまとめた。優秀賞以外の入賞者は次の通り。 金賞 田中育夫(磐田支部)▽銀賞 鈴木みつ子(袋井支部)▽銅賞 浅井保彦(磐
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三ケ日みかん、学んで食べて 浜松のAI選果場 小中生ら食農教育
浜松市北区三ケ日町のJAみっかびが6月から、2021年度に運用を開始した人工知能(AI)搭載の柑橘(かんきつ)選果場の見学会を始めた。最新技術を活用した施設での食農教育を通じ、農業や食料自給率の関心を高めるとともに「三ケ日みかん」のブランド力向上も図る。小中学校や地元住民の受け入れから始め、観光目的の一般客へ対象を広げていく。 「AIで色や傷、形を瞬時に識別したミカンを等級ごと別のレーンに流します」。6月下旬、同JAの組合員向けに開いた見学会で担当職員が胸を張った。病害や傷物のミカンの選別で人間の目を超える品質管理を可能にしたシステムなど、生産者や作業員の労力削減に向けた工夫を強調した。
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参院選静岡選挙区 主な遊説日程(6日)
変更の可能性あり。 【舟橋夢人氏】未定 【鈴木千佳氏】午前11時、富士山本宮浅間大社(富士宮市)▽午後3時45分、セブン-イレブン富士市富士川駅前店(富士市)▽同7時、中野台区公民館付近(同市) ◇選挙事務所<電054(245)2244> 【山本貴史氏】午後5時、JR御殿場駅前▽同7時、JR三島駅前 【山崎真之輔氏】午前11時40分、掛川バロー前(掛川市)▽午後4時、島田消防署金谷出張所近く▽同6時、しずてつストア岡部店前(藤枝市) ◇選挙事務所<電054(204)2802> 【若林洋平氏】午前10時、遠鉄ストア桜台店前(浜松市西区)▽午後0時半、浜松北高東交差点(同市中区)
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三方原ポテチ7日発売 JAとぴあ浜松、湖池屋とタッグ
JAとぴあ浜松と菓子メーカー湖池屋(東京)は7日、「三方原ポテトチップス」を数量限定で発売する。浜松市特産のジャガイモ「三方原馬鈴薯(ばれいしょ)」を使ったスナック菓子で、2019年に商品化した。 3年前の約3倍に当たる100トンの加工用ジャガイモを使用、約30万袋を生産予定。味は「うすしお味」「のり塩」の2種類。 市内4店舗のファーマーズマーケットと、予約販売を始めている湖池屋オンラインショップで扱う。1袋75グラムで販売価格は税込み250円。
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出荷基準を確認 ブドウ目ぞろえ会 浜松市北区
浜松市北区都田地区で栽培が盛んなブドウの出荷最盛期を前に、JAとぴあ浜松は4日、同区の同JA都田集荷場で目ぞろえ会を開いた。 同地区では、22人の生産者が、濃厚な甘さが特徴の「ピオーネ」と、近年人気が高まっている「シャインマスカット」を栽培している。生産者は色づき方や大きさをチェックし、等級ごとの出荷基準を確認した。 6月下旬に始まった今季の出荷は9月下旬まで続き、総出荷量は26トンを見込んでいる。同JAブドウ研究会の波多野善弘会長(65)は「暑さに負けないようにブドウを食べてほしい」と話した。 ピオーネとシャインマスカットは、1日にオープンした同JA都田支店前のブドウ直売所で購入でき
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参院選静岡選挙区 主な遊説日程(5日)
変更の可能性あり。 【舟橋夢人氏】未定 【鈴木千佳氏】午前11時半、浅羽ショッピングタウンパディ(袋井市)▽午後2時半、浜松市ギャラリーモール・ソラモ(浜松市中区)▽同4時半、セブン-イレブン磐田城之崎3丁目店付近(磐田市) ◇選挙事務所<電054(245)2244> 【山本貴史氏】午後5時、修善寺駅前(伊豆市)▽同7時、伊豆長岡駅前(伊豆の国市) 【山崎真之輔氏】午前11時、イオン清水店前(静岡市清水区)▽午後2時、静岡東急スクエア(同市葵区)▽同6時、青葉イベント広場葵スクエア(同) ◇選挙事務所<電054(204)2802> 【若林洋平氏】午前8時、御前崎市文化会館▽同1
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マスク保管箱 協力して製作 浜松市東区
JAとぴあ浜松女性部豊西支部はこのほど、玄関先などに置いてマスクを清潔に保管できる「マスクボックス」の製作体験会を、浜松市東区の同JA豊西支店で行った。 女性部豊西支部のメンバー約10人が参加した。参加者は厚紙でできた本体をセロハンテープを使って組み立て、色鮮やかな花などが描かれた布を接着剤で箱の表面に丁寧に貼り付けた。協力し合って1人1個ずつボックスを仕上げた。小栗恭子さん(72)は「布にしわが寄らないように貼り付けた。楽しかった」と感想を話した。
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茶況(7月1日)東部産が減少傾向 静岡茶市場 県産二茶
静岡茶市場の県産二茶は、富士や沼津など東部産を中心に取引された。各工場は生産のピークを越え、数量が減少傾向にある。 富士はしっかりしており、500円ほどで商談成立した。沼津は400円台が中心。清水はリーフ原料の手当てを続ける市中問屋が仕入れた。清水からは紅茶も上場した。 県外産は鹿児島県本土物の番茶や種子島産三茶が上場した。ドリンク関連業者らが仕入れを続けている。 藤枝 JA茶業部藤枝工場での二茶取引は終了した。 島田、金谷、川根 JA大井川金谷工場は311キロが上場し、平均は500円台。金谷地域の二茶はほぼ終了した。週明けに一部の工場から出荷がある。 榛原、相良 二茶を終えた生
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21年度決算を承認 JAグループ総会
JA静岡中央会やJA静岡経済連など各連合会は30日、総会を静岡市駿河区で開き、2021年度決算と事業報告を承認した。 20年度からの3カ年計画の中間年度だった点を踏まえ、JAグループが進める「自己改革」に向けた農政や経営支援などの取組状況を確認した。 県信連の21年度決算は、経常利益が前年度比28・4%増の72億2100万円、当期剰余金は41・7%増の59億5400万円だった。 経済連の事業取扱高は計画比1%高の1479億円。茶の生産量が前年を上回り、青島みかんも単価が安定した。
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営農コスト増で対策部会設置 JAグループ
静岡県内JAグループは30日、深刻化する営農費用の増大を受け、行政と連携した「燃油・肥料・飼料等価格高騰対策部会」を立ち上げた。各種補助制度などの情報共有を強化するとともに、中長期的な目標を立てて、省エネ栽培技術の普及を図る。 各JAやJA静岡経済連、県の担当者らで構成する。施設園芸、茶、畜産といった品目別に課題を洗い出し、電気料金や重油代などのコスト削減や減肥料などの生産技術、経営手法に関する研究を進める。 検討結果は2023年度以降、各JAや生産現場で実践していく。
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茶況(6月30日)鹿児島三茶 週明け上場 静岡茶市場
静岡茶市場の県産二茶は約7000キロが上場した。週明けの4日に鹿児島県本土物頴娃、知覧産の三茶が上場する見込み。 本山筋は水見色から碾茶(てんちゃ)が上場した。東部は上場数量が伸びず、500~400円台で手合わせした。 市中問屋は「最終盤でも一定の品質は保たれている」と評価する。富士の生産者は「気温が上がり、病害虫発生のリスクが高まっている」と話す。 藤枝 販売店は二茶の仕上げ作業を進めている。 島田、金谷、川根 JA大井川金谷工場は4工場から4口1454キロが上場し、600~500円台で取引された。市場関係者によると、金谷地域の二茶は1日で終了する見通し。 榛原、相良 産地問屋
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担い手育成など事業計画案承認 JA静岡市総代会
JA静岡市(大原正和組合長)は29日、総代会を静岡市葵区で開き、組合員の所得向上や担い手の育成・確保などを盛り込んだ本年度事業計画案を承認した。 ファーマーズマーケット「じまん市」を軸にした直接販売を強化する。正組合員だけでなく、准組合員もじまん市に出荷できる仕組みを構築し、多様な担い手の確保に努める。茶やイチゴを中心とした販売(取扱高)計画では、総額で前年度比7・6%増の約43億円を目指す。 大原組合長は「食料不足が世界的な課題。農産物の安定生産を続け、食料の安全保障に貢献していく」とあいさつした。
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児童が仲良く茶摘み 静岡・清水庵原小
静岡市清水区の清水庵原小の3年生が29日、茶摘み体験に挑戦した。子どもらに地域の特産品がどうできるか知ってもらおうと、庵原茶業界(杉山一弥会長)とJAしみずが協力して企画した。 同日朝、児童72人が同区の「まちこ茶園」に集まった。生産者やJA職員から茶摘みの方法の説明を受けた後、全員で列になって茶園に入り、工夫を凝らしながら手摘みで茶を収穫していった。 茶摘みを終えた望月茜里さん(9)は「お茶を摘んだのは初めて。思ったより力が必要だった」と話した。子どもらはその後、同区吉原で製茶工場を見学し、ティーバッグの袋詰め作業も体験した。
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移動販売の定期運行開始 磐田、袋井、天竜区巡回 JA遠州中央
JA遠州中央は29日、管内の高齢者の買い物支援を目的に、農産物や生鮮食品、日用品などを扱う移動販売車「ときめきマルシェ」の運行を始めた。食品スーパーがない地域で定期運行し、“買い物難民”の解消に一役買う。 同JAはこれまでも、磐田市豊浜地区や袋井市浅羽地区、浜松市天竜区で農産物直売所の出張販売を展開してきた。組合員や地元の自治組織から、幅広い品ぞろえを求める声が寄せられ、冷蔵・冷凍庫を備える移動販売車の導入を決めた。 移動販売車は、農産物をはじめ、食肉や鮮魚、冷凍食品、総菜など約400種類を扱う。月曜は磐田市竜洋地区、火曜は同市東新町、水曜は同市豊浜地区、木曜は袋
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茶況(6月28日)美和の本茶が終了 静岡茶市場 県産二茶
静岡茶市場の県産二茶は約1万キロが上場した。本山筋の美和や玉川が本茶生産をほぼ終え、出回り数量は徐々に先細る見込み。 本山筋は700~600円台が終値の荷口が多かった。生産を終えた共同工場の幹部は「一定の引き合いはあったが前年より安値で終わった一茶の流れを引き継ぎ、価格面では厳しかった」と振り返る。 富士は10円ほどの下げ幅で500円台前半から500円で商談成立。沼津は400円台の荷が多い。 藤枝 二茶生産はほとんどの工場で終了し、自園農家などを残すのみとなった。 島田、金谷、川根 JA大井川金谷工場には4工場から4口2914キロが上場した。終盤に入り出回りは少なく、中心は600円
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茶況(6月27日)終盤で買い手減る 静岡茶市場 県産二茶
静岡茶市場の県産二茶は、本山筋や沼津などが上場した。取引が終盤に入る中、訪れる買い手の数は減少している。 本山筋は最終盤でコワ葉化が進み、700~500円台で商談成立した。今週中に共同工場での生産が終わる見通し。 初倉からは出物が上場した。富士はじり安で500円台前半が多い。沼津は400円台の荷が増えた。東部の生産者は「重油、肥料代など生産コストは上がっている。価格下落が続くと収益確保が難しくなる」と話す。 藤枝 市場関係者によると、大半の工場で二茶の生産が終了した。 島田、金谷、川根 JA大井川川根工場には18口6759キロが持ち込まれ、平均単価は654円。金谷地域の二茶は週末で
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長泉メロン出荷開始 JAふじ伊豆が目ぞろえ会 糖度例年並み
JAふじ伊豆長泉メロン部会は27日、出荷数が少ないため「幻のメロン」と呼ばれる長泉町特産の「長泉メロン」の目ぞろえ会を同町下土狩のJAふじ伊豆特産センターで行った。同日、出荷を開始した。 部会員やJA職員ら約15人が参加。長泉メロンは同町北部で生産されている。ミツバチで交配し、一株に1玉だけを残して栽培するためおいしさが凝縮されるという。参加者は生産者4人が持ち寄ったグレースとアールス2種類の果肉の糖度を調べた。今回そろったメロンの糖度は12~15・5度で、例年並みだといい、13度以上を出荷する。 井出昌宏部会長(75)は「天候に恵まれ、思ったより良いできになった」と品質に太鼓判を押す。
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スプレー菊 出荷基準を確認 JAとぴあ浜松
JAとぴあ浜松は27日、7月のお盆に向けたスプレー菊の目ぞろい会を浜松市中区の花き営農センターで開いた。 生産者やJA職員がサンプルを見比べ、出荷基準を確認した。 職員が出荷方法や注意点などを説明した後、生産者らがサンプルを手に取り、つぼみの開き具合や大きさなどを確かめた。 スプレー菊は黄、赤、白の3色が基本。7月には約20万本の出荷を見込む。 仏花として知られるが、新型コロナの影響もあり、生け花や花束、フラワーアレンジメントの花材として人気が高まっているという。
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夏に彩り ホオズキ販売 JAとぴあ浜松浜北営農緑花木センター
浜松市浜北区新原のJAとぴあ浜松浜北営農緑花木センターで25日、恒例のホオズキ展示販売会が始まった。夏の風物詩の鉢が並び、来場者を楽しませている。8月14日まで(売り切れ次第終了する)。 ホオズキはナス科の多年生植物。同センターによると、迎え火をともすちょうちんに見立て、七夕や盆の飾りとして根強い需要がある。同センターのホオズキは、7月に浅草寺(東京都)や法多山尊永寺(袋井市)で開かれる「ほおずき市」にも出荷している西区深萩町の桔川典久さんが生産した。例年並みの約200鉢(1鉢800円から)を販売する。
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エシャレットの栽培法学ぶ 浜松で新規農業者養成講座
JAとぴあ浜松はこのほど、エシャレットの新規農業者の養成をする「エシャレット養成塾」を浜松市南区の南営農センターで開催した。「農ライフセミナー」の一環。1年間をかけて農家から生産ノウハウなどを学ぶ。 エシャレットは、らっきょうを若採りした同市発祥の香味野菜。しゃきしゃきとした食感やさわやかな辛みが特徴で、今年、産地誕生70周年を迎える。 養成塾では、市内に住む30~60代の4人が参加した。座学で基礎知識を学んだほか、畑で土壌の消毒作業に取り組んだ。深さ30センチほどに耕した約1千平方メートルの畑に、雑草の抑制のために農薬をまいた。土壌の水分と反応して発生したガスを地中にとどめるため、JA
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【茶況】(6月25日)終盤で品落ち進む 静岡茶市場 県産二茶
静岡茶市場の県産二茶は本山筋や沼津などが上場した。本山筋で生産終盤を迎えた工場の荷は品落ちが進み、価格を数十円下げて手合わせした。 本山筋からは大川や、藁科、美和などが上場し、900~600円台で商談成立した。大半の工場が今週中に生産を終える見通し。茶工場幹部は「外観の様変わりがはっきりとしてきた」と話す。 静岡市中には坂部や榛原、富士から持ち込まれた。価格帯は600円前後から500円台半ばに集中している。 藤枝 二茶生産を終える工場も増え、取引は行われなかった。 島田、金谷、川根 JA大井川金谷工場は5工場から5口1595キロが上場し、平均単価は500円台後半。川根地域の取引は雨
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事業計画など5議案承認 JA大井川総代会
JA大井川は24日、第29回通常総代会を焼津市三ケ名の焼津文化会館で開いた。本年度事業計画案など5議案を承認した。 増田政光組合長は物価高騰、相次ぐ自然災害、ウクライナ侵攻といった課題を挙げ「難しい時だからこそ協同の精神で農業に取り組みたい」と述べた。 本年度は3カ年計画の最終年。事業計画では、3カ年計画に沿って「営農指導の強化」「加工茶販売の強化」など11項目の基本戦略を掲げた。
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トウガンの出荷規格確認 浜松・南区で目ぞろい会
JAとぴあ浜松(浜松市東区)は24日、同市南区の小沢渡集荷場で、トウガンの目ぞろい会を開いた。生産者やJA職員、市場関係者ら約50人が出荷の最盛期に向け、サンプルを使い、大きさや形、色や傷など出荷規格の確認を行った。 管内のトウガンは、濃い緑色でつやがあり、みずみずしいのが特徴。今年の出荷のピークは今月下旬~7月で、10月末ごろまで出荷を見込んでいる。トウガン部会長の太田隆三さん(78)は「今年は出荷のピークが1、2週間遅れているが、見た目も良く生育は順調。今後に期待している」と話した。
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事業総利益ほぼ横ばい 旧JAなんすん 2022年3月期
JAふじ伊豆の存続団体となった旧JAなんすん(沼津市)は24日、2022年3月期決算を発表した。事業収益から事業費用を引いた事業総利益は前期比0・9%増の46億8900万円。二大事業のうち、信用利益は増えたが、共済利益が減りほぼ横ばいだった。 金融系の信用事業総利益は3・3%増の31億8千万円、保険の共済事業総利益が1・4%減の11億700万円。人件費や業務費などの事業管理費が増え、経常利益は19・0%減の4億5900万円、純利益にあたる当期剰余金も6・2%減の3億5900万円だった。農畜産物の販売・取扱高は28億2600万円で、3・6%増加した。荒茶や水稲、イチゴ、メロン、ネギ、枝豆など
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茶況(6月24日)初倉の本茶取引終了 静岡茶市場 県産二茶
静岡茶市場の県産二茶は、本山筋や沼津などが上場した。初倉の本茶取引が終了するなど、持ち込み数量は減少局面にある。 初倉は500円台半ばで手合わせした。JA担当者は「500円台に入って以降、相場は保たれた」と振り返った。沼津は500~400円台で成立した。本山筋は20~10円ほど下げ、900~600円台で商談成立した。上物の一部は弱含んでいる。 市中問屋は「終盤に入り、品落ちが目立つ品が増えた」と話す。 藤枝 二茶の減産傾向を受けて、買い手側からは「年間売り用の安値の品がもう少し欲しい」との声が聞かれる。 島田、金谷、川根 JA大井川金谷工場は11工場から15口5950キロが上場、
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JAとぴあ浜松3月期決算 経常利益、2年連続増
JAとぴあ浜松(浜松市東区)が23日発表した2022年3月期決算で、経常利益は2年連続、当期剰余金は3年連続の増益となった。事業収益から事業費用を引いた事業総利益は前年比2・2%減の147億3300万円、経常利益は2・3%増の33億7900万円、純利益に当たる当期剰余金は0・4%増の23億9300万円だった。 農産物と加工品の販売事業取扱高は1・5%増の215億7900万円。タマネギやミカンなどの販売が好調だったことや、新型コロナの影響で低調だった花類が回復した。 3月末時点の預金残高は193億9千万円増の1兆2282億円、貸出残高は50億5千万円増の2148億円、共済保有高は3兆500
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JA遠州中央「出向く体制」強化へ 事業計画承認
JA遠州中央は23日、通常総代会を袋井市総合体育館さわやかアリーナで開き、2022年度事業計画や21年度事業報告など10議案を承認した。 22年度は、食品スーパーがない地域に住む高齢者らの買い物支援のため、地元農産物などを扱う移動販売車の運行を開始する。金融・共済部門の訪問相談事業を強化し、職員による生産者の巡回活動にも引き続き力を入れる。地域ごとの課題を吸い上げるため、組合員座談会の開催も増やしていく。 鈴木政成経営管理委員会会長は「これまで以上に『出向く体制』の強化、相談対応と対話の強化に取り組んでいく」と強調した。 21年度決算は、事業総利益が68億6187万円、事業利益が1億8
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相続手続き共通化 JAとぴあ浜松、静岡銀行と覚書締結
JAとぴあ浜松(浜松市東区)は23日、「相続手続きの共通化」に関する覚書を静岡銀行と締結したと発表した。7月1日から、県内4銀行と8信用金庫などと、預貯金の相続手続きが共通化される。 県内のJAでは初の試み。JAとぴあ浜松によると、共通化で金融機関ごとに必要書類が異なるなどの課題を解消できる。高齢化社会が進む中、組合員や利用者の負担の軽減を目指した。 一定の基準を満たす利用者は、相続人代表者1人のみの署名と押印で手続きできる。共済取引や貸出取引などにかかる相続手続きは対象外。
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すっきり緑茶、マイボトルで 「静岡外茶計画」夏場スタイル提案
静岡県内が梅雨入りする中、茶販売店らが水出し緑茶向け商材の販売を本格化させつつある。茶業者は苦みが少ないすっきりとした味わいを動画やSNSなどでアピール。環境意識の向上を踏まえ、お茶をマイボトルに入れて持ち歩くスタイルを提案する。 お茶の消費拡大を目指すJA静岡市は本年度、水出し緑茶を携帯して外出する生活習慣を広める「静岡外茶計画」を始動させた。まろやかな水出し緑茶の作り方を動画で紹介。魅力発信に向けたワークショップの開催や専用ティーバッグ茶の開発など、夏場に向けて普及策を打ち出す。 計画の狙いについて大原正和組合長は「繰り返し使えるマイボトルはペットボトルや紙パックよりも、環境に優しい
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ハウスミカン今季初の収穫 島田・神座の塚本さん
夏の贈答用として人気の高いハウスミカンの収穫が22日、島田市神座の塚本明治さん(65)のハウスで始まった。極わせ品種「高林」を丁寧な手つきで摘み取った。 JA大井川ハウスミカン部会には島田、藤枝、焼津市の農家計6人が所属し、ハウスミカンを栽培している。塚本さんは部会の先陣を切って収穫した。 冷え込む冬場の夜はハウス内の温度を調整しながら、実りを良くさせるという。今年の出来について塚本さんは「若干小ぶりだが、甘みと酸味のバランスが良く、おいしく仕上がった」と話した。 収穫したハウスミカンは23日にJA大井川果樹林産センターで選果され、市場に出回り始める。各生産者は9月末まで収穫する。
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直売所に新たな農産物を 集客強化、所得向上へ JA遠州中央
JA遠州中央は本年度、直営のファーマーズマーケットと直売所7店舗の新しい魅力となる農産物の生産・商品化に向けたプロジェクト「ここなら農産物」を始めた。品ぞろえが少なくなる時期を中心に、店舗ごとに新たな農産物を並べて集客力を強化し、生産者の所得向上につなげる。 各店舗では、それぞれの地域の特産品が人気を集めているが、季節によって店頭に並ぶ商品の種類や量に波があるのが現状。各店舗の出荷部会に「ここならでは」の特産開発に挑戦してもらい、一年を通じて消費者を満足させられる品ぞろえを実現することで売り上げ増を図る。 同JA管内は山間部から沿岸部まで広大なエリアに耕作地が広がり、気候や土壌も多様。初
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大茶園、前面にデザイン 牧之原ブランド被覆茶「望」新ポスター
静岡牧之原茶「望」推進協議会はこのほど、ブランド被覆茶「望」をPRするポスターをリニューアルした。 ポスター製作はJAハイナンの職員が担った。今回は産地の魅力を県内外の人々に知ってもらおうと、同市片浜にある大茶園を前面に押し出したデザインに仕上げた。撮影にはドローンを使用し、台地を埋め尽くす緑と海の色とのコントラストが、産地の美しさを際立たせている。 「望」は摘採直前、茶園に黒いネットをかぶせて栽培することで、茶葉の緑色とうま味が増す。同JAでは2007年から生産・販売を行っている。
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茶況(6月22日)本山筋早い片付き 静岡茶市場 県産二茶
静岡茶市場の県産二茶の上場量は、前日の降雨の影響で約2万2600キロにとどまった。終盤の本山筋の片付きは早かった。 本山筋は藁科や美和、麻機などが持ち込まれ、900円周辺から600円台で商談成立した。ある生産者は「下げ幅は小幅のままで終わりそう。最終盤で底値が見えてきた」と話す。 500円台の品の引き合いは堅調に推移している。JA関係者は「数量が伸びない中、想定よりもドリンク関連以外の相場がしっかりしている」と話す。 藤枝 降雨の影響でJA茶業部藤枝工場への持ち込み量は少なかった。中心は600円台。 島田、金谷、川根 降雨の影響で出荷は少量だった。JA大井川川根工場は12口3261キ
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ハウスミカン出荷始まる JAとぴあ浜松
JAとぴあ浜松は22日、浜松市北区細江町の同JA柑橘(かんきつ)選果場で、夏場に食べられるハウスミカンの出荷を始めた。8月中旬までに約130トンを市場に出荷する。 初日は、生産者が極わせ品種の「高林」9・4トンを同選果場に持ち込んだ。作業員の目視や機械センサーで傷の有無、大きさ、糖度などを調べ、等級ごとに箱詰めした。 同JA管内では、生産者15人がハウスミカンの栽培に取り組んでいる。ことしは気温が適度に低かったことで色抜けが良く、酸味のキレがあるという。同JA果樹販売センターの栗田雅樹センター長は「大きさもちょうどよく、生育状況は良好」と話した。 23日昼すぎから近郊の店舗に並び、30
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三島馬鈴薯出荷スタート 品質、味ともに上々
箱根西麓で生産される「三島馬鈴薯(ばれいしょ)」の選果作業が22日、JAふじ伊豆三島函南地区本部の選果場(三島市谷田)で始まった。今年は小玉傾向にあるものの外観や質は上々。23日から出荷を開始し、8月上旬までに400トンが県内や東京、大阪に届けられる。三島馬鈴薯は良好な日当たりと水はけの良い土壌で育てたメークイン。手掘りで収穫するために傷が少なく、掘り起こした後に1週間ほど暗所で風を当てて乾燥させることで皮むけや腐敗を防いでいる。もの持ちの良さと品質の高さから、全国有数の高値で取引されている。 選果作業で大きさや形、外観などの品質がチェックされた後、丁寧に箱詰めされた。選果場に届けられない
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茶況(6月21日)上場数量伸び悩む 静岡茶市場 県産二茶
静岡茶市場の県産二茶は約4万キロが上場した。芽伸びの遅さや降雨などにより上場量が大きく伸びないまま、中西部産地の生産が終わろうとしている。 本山筋からは藁科や美和などが持ち込まれ、800円台後半から600円台で取引された。ある生産者は「内容を評価して買ってもらっているが、前年比で平均単価は100円以上安くなる見通し」と話す。 湯日、初倉は600~500円台で商談成立。富士は小幅な下げで500円台中心の商いが続く。 静岡市はこのほど、日本茶インストラクター協会東日本ブロックの会員向けセミナーをオンラインで開き、お茶っぱくらぶ代表の大塚喜美江さんが市内産の茶の魅力を紹介した=写真=。
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交通事故防止功労者を表彰 浜松・細江地区安管協
細江地区安全運転管理協会(影山晴久会長)はこのほど、浜松市北区細江町のみをつくし文化センターで総会を開き、交通事故防止に貢献した59個人、17事業所を表彰した。 影山会長は「思いやり運転、安全運転に気を配り、地域の事故防止活動に尽力してくれた」とねぎらった。 表彰を受けた主な個人、団体は次の通り。 【県安全運転管理協会長表彰】優良安全運転管理者 清水孝之(遠州砕石)、月岡一夫(三ケ日採石)、野末信子(カクト・ロコ)▽優良事業所 いなさ愛光園、市土木部北土木整備事務所、内山モータース、浜松葬儀▽優良運転者 加藤益生(FDKエンジニアリング)、岸田修(JAみっかび)、山本慶子(スズキ部品製
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茶況(6月20日)終盤の初倉が減少 静岡茶市場県産二茶
静岡茶市場の県産二茶は、本山筋や富士が上場した。終盤の初倉からの持ち込み数量は減少している。 本山筋は20~10円ほど下げ、900~700円周辺で商談成立。美和で本茶生産を終えた工場があった。 初倉は500円台で手合わせした。富士はじり安で600円台前半から500円台半ばが中心。沼津は500円台が多い。 二茶仕入れにめどをつけた郡部問屋は「仕入れは前年より減らした。内容にはおおむね満足している」と話す。売り手は「買い手からのリーフ原料としての引き合いは弱まりつつある」(JA担当者)とみる。 藤枝 二茶生産は半分が過ぎた。今週中には片付く見通し。 島田、金谷、川根 JA大井川金谷工
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湖西産肉で煮豚 子育て女性が挑戦 JAとぴあ浜松
JAとぴあ浜松はこほのど、子育て中の女性約20人を対象にした本年度1回目の「エッセンスセミナー」を開いた。浜松市東区の本店で、煮豚作りの料理教室を行った。 湖西市産の「とぴあ浜松ポーク」の肩ロースを使った。参加者は職員の指導を受けながら、たこ糸を豚肉にしっかりと巻き付け、味がよく染みこむようにフォークを全面に刺した。肉に焼き目を付けて、酒やしょうゆ、砂糖で煮込んだ。完成した煮豚は、それぞれ家庭へ持ち帰った。 浜松市中区の枡田綾さん(32)は「難しい糸の巻き方を教えてもらえた。圧力鍋を使わずに済むので自宅でもできそう」と話した。 セミナーは子育て女性の心身のリフレッシュを目的に、託児所を
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茶況(6月19日)早場所で減産観測 静岡市中 県産二茶
静岡市中の県産二茶は、前日の降雨により出回りはほとんどなかった。早場所で生産にめどをつける工場が増える中、減産観測が広がっている。 初倉では今週中に多くの工場が生産を終える見通し。生産者は「需要が膨らまないとの前評判からミル芽摘採を徹底した。夜温が上がらず、芽伸びも進まなかった」と今期の二茶を振り返る。 静岡茶市場には、本山筋などが少量上場した。本山筋は900円台から700円台で商談が成立した。二茶仕入れをほぼ終えた市中問屋は「末端の需要はあまり伸びていない」とみる。 藤枝 降雨の影響に伴い取引は行われなかった。 島田、金谷、川根 JA大井川金谷工場は2工場から2口170キロが上場
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ヒマワリの風景写真コンテスト JAとぴあ浜松
JAとぴあ浜松(浜松市東区)が「ひまわり写真コンテスト」を初開催する。テーマは北区と中区の対象4農地のヒマワリを入れた風景。入賞者に農産物や加工品などを贈る。ヒマワリは管内のキャベツ、バレイショの生産者の有志が緑肥用として栽培した。 応募期間は27日から7月29日まで。資格は天竜区と北区三ケ日町を除く浜松市内(JAとぴあ浜松管内)在住者。4農場の詳細や応募要項はJAとぴあ浜松の公式サイトで。
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朝収穫の新鮮野菜充実 ファーマーズマーケット白脇店(JAとぴあ浜松)【直売・しずおかの幸】
JAとぴあ浜松管内は浜松市(一部を除く)と湖西市の広域に及びます。海沿いから山間のさまざまな地域で約150品目の農産物を栽培し、全国でもトップクラスの生産量を誇ります。 ファーマーズマーケット白脇店は、2012年11月に浜松市南区にオープンしたJAとぴあ浜松で4店舗目の直売所です。当店の特徴は、季節を通じて管内から豊富な農産物が出荷され、特に付近の砂地で採れる特産の新タマネギやサツマイモなどが旬の時期には豊富に売り場に並びます。 今の時期はトウモロコシや枝豆、トマト、キュウリ、小玉スイカなど、当日の朝に収穫した新鮮な物が売り場に並ぶほか、三方原台地で採れたジャガイモなどを多く販売してい
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泥に苦戦、田んぼアートへ苗植え 浜松市南区で農業体験イベント
浜松青年会議所は18日、農業体験イベント「米(マイ)ホームスマイル~食への感謝を育もう」(静岡新聞社・静岡放送後援、JAとぴあ浜松・白脇田んぼアートの会協賛)を浜松市南区寺脇町の水田で開いた。 市内の小学生を対象に、農業や食への理解促進と感謝の心の醸成を狙い、田植えから収穫までの体験を秋まで行う。 初回の田植え体験では、JAとぴあ浜松白脇支店職員や白脇田んぼアートの会メンバーらの指導の下、親子連れ約50人が水田に入り、ぬかるむ泥に苦戦しながらも、4種類の苗を丁寧に植え付けて楽しんだ。 田んぼをキャンバスに見立てて今年の干支(えと)「寅(とら)」と富士山の形に植え分け、夏ごろには縦約50
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茶況(6月17日)需給かみ合い足早 静岡茶市場県産二茶
静岡茶市場の県産二茶は、約4万キロが上場した。需給のバランスがかみ合い、取引は足早に終わった。 初倉は500円台、湯日は600円台中心で商談がまとまった。磐田は600~500円台、森は700~600円台で成立した。市中問屋は「色落ちがみられるが、内容は安定している」と評価する。 本山筋は1000円前後から800円台が多い。ある茶工場幹部は「数量が伸びずに生産を終える展開になりそう」と懸念する。 富士は600円台半ばから500円台半ば、沼津は500円台中心で取引された。 藤枝 出回り量が徐々に膨らみ始め、二茶生産はピークに入った。 島田、金谷、川根 JA大井川金谷工場は19工場から
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詐欺被害を防止 JAふじ伊豆支店に感謝状 大仁署
特殊詐欺被害を未然に防いだとして、大仁署はこのほど、JAふじ伊豆の3支店に署長感謝状を贈った。 土肥支店は5月19日、長岡、狩野の両支店は同20日に、それぞれ来店した高齢女性が携帯電話を使用しながら現金自動預払機(ATM)を操作していたことから、声を掛けて特殊詐欺だと見破り、警察に通報した。高橋文典署長が伊豆の国市の同JA伊豆の国地区本部で3支店の支店長に感謝状を手渡した。
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鈴生、野菜生産の脱炭素に力 廃棄の葉や茎、肥料に活用
農業生産法人の鈴生(静岡市)が今年から、野菜栽培で排出される二酸化炭素(CO2)など温室効果ガスの削減に向けた取り組みを本格化させている。脱炭素化で食の安全性を高め、持続可能な農業の推進や生産野菜の付加価値向上につなげる。農業分野では、特に露地栽培で脱炭素化に取り組む生産者はまだ少なく、同社は年内に排出削減量を算定するシステムを構築し、周辺農家などへの普及も目指す。 温室効果ガス排出の原因となる化学肥料の使用量を慣行栽培基準の80%以上、化学農薬を同50%以上それぞれ削減した。化学肥料の代替は、従来廃棄していた枝豆の収穫後の葉や茎、水産加工会社から譲り受けた魚の残渣(ざんさ)などを粉末化し
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静岡で県桃果実品評会 金賞に杉山益さん(JA静岡市)
静岡県桃果実品評会(県落葉果樹振興協会主催)が16日、静岡市駿河区のJA静岡市長田支店で開かれた。「日川白鳳」「暁星」「さくひめ」の3種類29点が出品され、杉山益邦さん(JA静岡市)の桃が金賞に輝いた。 県、市、県経済連の職員や市場関係者が形状、玉ぞろいなどの外観と肉質、糖度などを審査した。 同協会によると、出品された桃の糖度は10・1~18・7度で、去年より平均糖度が高いという。審査長の松浦英之県果樹研究センター長(58)は「生産者の努力のたまもの。一足先に夏を感じてほしい」と話した。 このほかの入賞者は次の通り。 ▽銀賞 杉本精一郎、芝原俊晴、永嶋雄大▽銅賞 岡田和明、杉山明義、
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スマート農業を推進 湖西市議会一般質問 機器開発や導入支援
湖西市は16日、市議会6月定例会一般質問で、農業の効率化や高収益化を目指し新技術を活用した「スマート農業」の推進に力を入れる意向を示した。 市は昨年度、イノシシによる作物被害を防止する超音波装置を市内の静岡技研工業が開発する際、実験場として畑を提供する農家を同社に紹介した。装置の効果が確認され、商品化につながった事例として市側は説明した上で、今後も農業用機器の開発や導入の支援を進めていくとした。 市側は「本年度からはJAとぴあ浜松と協力し、キャベツ生産で無人畝たて機や薬剤散布のためのドローンの導入に向けた実証実験を計画している」と述べた。農家への購入補助も検討する。高柳達弥氏(無所属)へ
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販売額0.45%増 事業計画承認 JAしみず総代会
JAしみずは16日、総代会を静岡市清水区の清水テルサで開き、2022年度事業計画などを承認した。ミカンやイチゴ、トマトなどの販売(取扱高)計画は、総額で21年度実績比0・45%増の40億4692万4千円を目指すとした。 基本計画では、本年度新設した「IT推進室」を中心に業務の効率化を進め、時代の変化に対応できる組織の構築などを明記した。「合併50周年を迎える年であることから過去の功績を振り返るとともに、存在意義を再確認する」とした。「四季菜ジェラート&カフェきらり」を基点とし、加工品の販売にも力を入れる。 21年度の事業報告では、関連会社の静岡ジェイエイフーズの静岡ミツウロコフーズへの譲
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大規模地震備え防災知識を習得 JAとぴあ浜松女性部
JAとぴあ浜松女性部中ノ町支部は14日、防災講座「大規模地震に備えよう」を東区の同JA中ノ町支店で開いた。防災知識の習得や意識の向上が目的で部員16人が参加した。 NPO法人積志かがやきカフェの河合洋子理事長が講師を務めた。東日本大震災発生直後の写真を示して被害を振り返った後、南海トラフ巨大地震が発生した場合に想定される被害規模などを説明した。河合さんは「震災の脅威を忘れてしまいがちだが、定期的に思い出して、防災への意識を高めることが重要」と呼び掛けた。 このほか、非常用トイレや水で作るカップ麺を紹介。同NPOが制作した「防災すごろくKIZUNA」の体験会も行った。参加者は各地の地形に応
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エビイモ 手入れに挑戦 JA遠州中央 オーナーが葉かき作業
JA遠州中央の取り組みでエビイモの栽培体験を行うオーナーらがこのほど、磐田市上神増で畑の手入れ作業を行った。12人が余分な芽を取り除き成長を促す、葉かきを行った。 同JAが2021年度に始めた農産物オーナー制度の一環。管内が日本一の生産量を誇るエビイモへの理解を深めてもらう。準組合員からオーナーを募り、4月に苗を植えた。11月に収穫する予定。 孫の河西美咲希ちゃん(4)らと参加した神谷サナエさん(76)=磐田市=は「県外の親戚に特産品として贈る予定。おいしく食べてもらいたい」と話した。
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JAなんすん直営4店 「父の日フェア」17~19日
JAふじ伊豆なんすん地区本部は17~19日、「父の日フェア」を直営4店舗で開く。金岡産直市(沼津市東熊堂)とKAU~ら(同市東椎路)、長泉産直市(長泉町下土狩)、すそのふれあい市(裾野市佐野)が対象。 出荷が始まった沼津市特産の枝豆を特別販売。旬を迎えた山形県のサクランボをJAてんどう(天童市)から直送で仕入れる。問い合わせは同JA地区販売課<電055(931)3132>へ。
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「農のある風景」写真寄せて JAとぴあ浜松 23年カレンダー用
JAとぴあ浜松(浜松市東区)は8月31日まで、2023年カレンダー用の写真を募集している。 テーマは「とぴあの農のある風景」。管内の浜松市(天竜区と北区三ケ日町を除く)と湖西市で、過去3年以内に撮影した農山村風景や行事、祭事、農産物など季節感あふれる未発表写真が対象。 カレンダーに採用する最優秀賞1点、優秀賞2点、佳作9点に副賞を贈る。応募方法はカラー写真の郵送か支店への持ち込み、電子メールによるデジタルデータで。1人何点でも応募可能。 問い合わせはJAとぴあ浜松総務部広報課<電053(476)3115>へ。
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静岡・長田西小児童 茶摘みを体験「いっぱい採れた」
静岡市駿河区の長田西小の3年生82人が14日、同区丸子の松川洋平さん(42)の茶畑で茶摘み体験をした。地元への理解を深めようと、総合的な学習の一環として毎年行っている。 JA静岡市の青壮年部員や職員らから手ほどきを受け、児童は丁寧に茶葉を摘み取り、笑顔で見せ合った。収穫した約30キロの茶葉は製茶後、各家庭に持ち帰ったり、学校で味わったりする。 茶摘み体験後、児童らは「またお茶の芽は生えてきますか」「濃い緑の茶葉をお茶にしたらどうなりますか」など質問した。 参加した塚本侑笑さん(8)は「坂道を上がるのが大変だったけど、いっぱい採れて楽しかった」と話した。
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特産枝豆の季節到来 沼津で生産者ら目ぞろい会
JAふじ伊豆なんすん地区本部(沼津市)は13日、特産の枝豆の目ぞろい会を同市のあしたか山麓営農経済センターで開いた。出荷時期は9月上旬ごろまで。昨年は長雨の影響で生産量が落ち込んだが、今年は生育が順調で、平年並みの約20トンの収穫を計画する。 火山灰に由来する黒ボク土の広がる浮島地区を中心に、生産者7人が強い甘みの「月夜音(つきよね)」と豊かな香りの「湯あがり娘」の2品種を主に栽培する。県内向けに出荷が始まったばかりの月夜音を使い、生産者とJA職員、市場関係者らが成熟度や色合い、さやの中の豆数など出荷基準を確認した。 夏が旬の枝豆は塩ゆでにしてビールなどのつまみに最適。行動制限が少しずつ
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若手農業者、経営基礎知識学ぶ 浜松・北区で講座
静岡県西部農林事務所は13日、浜松市北区三ケ日町のJAみっかびふれあいセンターで2022年度の農業経営戦略講座を開講した。同町を中心とする20~30代の若手農業者16人が、重点課題や経営方針の検討など経営の基礎知識を学ぶ。 初回講座では、とやま農園(同町)の外山徳彦社長が「将来ビジョンと経営計画について」と題し講演した。農業技術を学び、農地面積を拡大させ、会社経営で人を育てるという自身の経験について段階ごとに振り返り、若手に向けて「“産地”の意味をよく考えて農業に取り組んでほしい」と助言した。 受講生は、経営コンサルタントの杉井保之さんから経営者の役割なども学んだ
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ハウスメロン出荷 等級基準を確認 浜松で目ぞろい会
JAとぴあ浜松(浜松市東区)はこのほど、ハウスメロンの目ぞろい会を西区の西北営農施設で開いた。出荷最盛期を前に、高品質のメロンを安定して出荷する方針を確認した。 糖度14度以上でみずみずしい果肉を持つアールスメロンを、今期は同区の伊佐見地区の生産者26人が前年を上回る7万4800平方メートルに作付けした。 出荷は5月中旬から始まった。東京や大阪、県内市場に出荷し、6月下旬から8月上旬に最盛期を迎える。目ぞろい会では生産者が等級基準や箱詰め方法などを確認した。 例年、贈答用として人気を集める。ことしは天候不順の影響が懸念されたが糖度は十分で、人気の2玉1ケースを中心に昨年を上回る出荷量を
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茶況(6月14日)雨前で堅調に推移 静岡茶市場 県産二茶
静岡茶市場の県産二茶は、本山筋や初倉、富士などが上場した。買い手が雨前の値ごろ品確保を進めたことで、取引は堅調に推移した。 本山筋は美和や藁科、賤機、大川などが連日入荷し、1000~800円周辺が多かった。売り手は「芽伸びが進まず、1日当たりの生産量が想定と比べて増えていない」(美和の生産者)と話す。 初倉や磐田は600~500円台、森は700円台中心で商談成立した。富士は10円ほどの下げで600円台を維持している。沼津は500円台が多い。市中問屋は「雨天が続いた後の内容を見極める」と語る。 藤枝 雨で様変わりする前に仕入れをする動きが広がり、片付きは早かった。 島田、金谷、川根
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茶況(6月13日)今期最多3万8700キロ上場 静岡茶市場 県産二茶
静岡茶市場の県産二茶は、今期最多となる約3万8700キロが上場した。数量が膨らみ軟調地合の荷が増えた一方、品質が安定した形状物の相場はしっかりしている。 初倉や磐田は600~500円台、袋井や湯日は700~600円台中心で商談成立した。市中問屋は「日数が経過したが、色合いなどは安定している」と評価する。富士は600円台後半から前半、沼津は500円台の商いが増えた。 山間部の荷の引き合いはおおむね堅調。本山筋は美和の工場から初荷が持ち込まれたほか、藁科、賤機などが取引され、1050円前後から700円台で成立した。美和の生産者は「上場数量が増えて、今後は片付きに時間を要しそう。品質管理を徹底
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トウモロコシに客集う ファーマーズ浜北店でフェア 浜松
JAとぴあ浜松ファーマーズマーケット浜北店は11日、朝に採れたトウモロコシを販売する「トウモロコシフェア」を浜松市浜北区新原の同店で始めた。同区で「ゴールドラッシュ」という品種が盛んに栽培されているのを多くの人に知ってもらおうと初開催した。 新鮮なトウモロコシを求めて次々と客が訪れ、1人で5、6本買う人もいた。同JAによると、ゴールドラッシュは糖度が高くて粒がびっしり詰まっているのが特徴。 同店にはほかのファーマーズマーケットより多い約50人の同区周辺の生産者が出荷している。鈴木伸彦店長(59)は「甘く、やわらかいゴールドラッシュを多くの人に味わってほしい」と話す。 フェアは12、18
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地域団体商標に「掛川抹茶」登録
掛川市は10日、特許庁の地域団体商標に「掛川抹茶」が登録されたと発表した。抹茶の登録は静岡県内で初めて。 掛川茶商協同組合、JA掛川市、JA遠州夢咲の3団体が2019年2月、共同で出願し、22年3月に登録された。市によると、掛川抹茶はうまみ、甘みを蓄え、抹茶独自の渋みが調和しているのが特徴。抹茶の原料となる碾茶(てんちゃ)は市内産を75%以上使い、隣接する市町産は25%までに限る。市は国内外で抹茶の需要が高まっていることを受け、市内での抹茶生産の推進を図る。 地域団体商標は地域名と商品名を組み合わせた商標登録制度。地域ブランドを保護することで、競争力強化と地域経済の活性化を支援する目的が
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川根茶底上げへ 製茶技術学ぶ 地元生産者20人
川根本町農業経営振興会(藤中康彦会長)とJA大井川青壮年部川根本町地区会は10日、同町の農林業センターで製茶技術講習会を開いた。地元の生産者約20人が集まり、同センターで培われてきた全国茶品評会出品茶の製茶技術を学んだ。 センター横にある茶畑で栽培された生葉を使用し、加工が始まると、参加者は高品質な川根茶を生み出す製茶技術についてセンター職員に質問したり、JA職員や生産者同士で意見を交わしたりしながら、理解を深めていった。 生産者の1人は「もむ温度や時間など、普段のお茶づくりにも参考になる点は多い」と収穫点を挙げた。藤中会長は「昨年の講習会で学んだ製茶技術を生かし、品質面で効果が出始めて
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茶況(6月10日)今期初の上場2万キロ超 静岡茶市場 県産二茶
静岡茶市場の県産二茶は磐田や東部、本山筋などが取引され、上場量は今期初めて2万キロを超えた。計画数量の確保を目指す買い手と商談が進められたが、一部の荷は欠点などを指摘され、手合わせまで時間を要した。 初倉、湯日は700~500円台、磐田は600円台中心で成立した。富士や沼津など東部は600円台の商いが多かった。 本山筋は賤機や美和、藁科が上場した。1100~800円周辺で成立。ある生産者は「相場が下がらない間に生産を進めたい。雨後の芽伸びに期待する」と話す。 藤枝 二茶取引の序盤の動きは鈍い。買い手側に値下がりを待つ動きが出ている。 島田、金谷、川根 JA大井川金谷工場には13工場
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茶況(6月9日)上場1.9万キロ下落小幅 静岡茶市場 県産二茶
静岡茶市場の県産二茶は、磐田や初倉、本山筋など約1万9000キロが上場した。生産を休む工場もあり、数量がまとまらない中で小幅な下落の商いが多かった。 初倉、湯日は700~500円台で商談成立。磐田は600円台が多い。東部の出回りは少なかった。県中部の生産者は「夜温が低い時期が続いた影響で、想定より芽伸びは遅い」と話す。 本山筋は藁科や賤機などが届き、1100円周辺や800円台などで取引された。買い手は「安定した品質の形状物を一定量仕入れていく」(市中問屋)と話す。 藤枝 ある生産者は「二茶取引は序盤が大切になる。形状の良い品を出したい」と話し、摘採時期を見極めている。 島田、金谷、
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茶況(6月8日)数量膨らまず取引足早 静岡茶市場 県産二茶
静岡茶市場の県産二茶は、初倉や本山筋、東部など約1万4000キロが上場した。数量が膨らまない中、取引は足早に終わった。週末以降に生産する工場が増える見通し。 本山筋は藁科や賤機の工場の荷が初上場したほか、足久保なども取引された。本山筋全体では1200円前後から700円周辺とまちまち。売り手は「初荷より品質が評価された荷もあった」(本山筋の生産者)と話す。 初倉は700円台、磐田は700~600円台が多い。市中問屋は「県外産と比べ、仕入れやすい価格になってきた」と話す。 藤枝 ある販売店では、中元商戦に向けてチラシ作成などの準備を進めている。 島田、金谷、川根 金谷地域の二茶取引が始
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最優秀に戸塚さん 相良製茶協が一番茶品評会 牧之原
旧相良町の茶農家でつくる牧之原市相良製茶協議会はこのほど、一番茶品評会を同市布引原のJAハイナン茶業センター「茶ぐりん」で開いた。最優秀賞には戸塚勇太さん(白井)が選ばれた。 品評会には旧相良町の62工場から出品があり、外観、香気、水色、滋味の4項目で品質を吟味した。審査員は「上位下位の格差が少なく、品質の良いお茶が多く出品された」と講評した。 最優秀賞以外の主な入賞者は次の通り。 【優秀賞】高塚勝之(菅ケ谷)山は萩間茶農協(東萩間)長谷川正治(蛭ケ谷)原間明秀(片浜)横山茂樹(大寄) 【優良賞】ヤマダイ横山製茶(大寄)鈴木鉄司(西萩間)源間一登(東萩間)ヤマセン(片浜)鈴木芳仁(東
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浜松・北浜幼稚園にカレー用豚肉 JA支店が贈る
JAとぴあ浜松北浜支店は7日、豚肉8キロを浜松市浜北区の北浜幼稚園に寄贈した。8日に同園で開かれるカレーパーティーで使ってもらう。 金原伸之支店長(56)らが代表園児に手渡した。同支店は同園の畑で、園児たちがジャガイモ、ニンジン、タマネギを育てるのにも協力している。いずれの野菜もカレーの材料になる。金原支店長は「野菜作りの大変さを知り、安全な食材をおいしくいただくことで園児の成長につなげてほしい」と話した。
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オクシズでメロン栽培 中山間地の寒暖差生かす 静岡の栗田さん
静岡市葵区の中山間地域「オクシズ」で花卉[かき]を生産する栗田久さん(69)が、既存の温室でのメロン栽培に力を入れている。気温が低く、入り組んだ地形で作業効率が悪い中山間地域での栽培は、県内で珍しいという。栗田さんは「県西部のような本格的な管理はできないが、地元の人に気軽に手に取ってほしい」と話す。 同区飯間でトルコギキョウやラナンキュラスなどを手掛ける。ラナンキュラスの収穫を終える3月ごろから夏場にかけて空く温室を有効活用しようと、2017年ごろから藁科川流域に設けた約530平方メートルのハウス内でアールスメロンの一種「グラシア」約千株を育てている。 メロンの生育には、温暖な気候や長い
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茶況(6月3日)磐田豊田が初上場 静岡茶市場 県産二茶
静岡茶市場の県産二茶は、磐田豊田の荷が初上場した。磐田や浜松からも二茶が少量届き、前年よりやや安値で商談が成立した。 磐田豊田の品種はおおいわせ。来週以降に初倉や清水などからの上場量も増える見通し。 北遠地域の一茶が少量上場し、今期の取引を終えた。JA担当者は「生産量は多くないが、買い手に内容を評価してもらい価格はおおむね堅調だった」と振り返った。 鹿児島県本土物二茶は、さえみどりやゆたかみどりなどが上場。しっかりした取引が続いている。 藤枝 藤枝市茶振興協議会はこのほど総会を開き、朝比奈玉露や藤枝一香のブランド強化に向けた取り組みを進めていく方針などを確認した。 島田、金谷、川
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茶況(6月3日)初倉の生産本格化へ 静岡市中 静岡県産二茶
静岡市中の静岡県産二茶は、来週以降に初倉の出回りが本格化する見通し。磐田や榛原などの工場も順次販売を始める予定で、買い手の関心が高まっている。 市中問屋は「需要の先行きは見通せないが、値ごろ品を一定量確保する」と話す。初倉の生産者は「上級品の引き合いは前年よりやや弱い。生産量は増やさない」と語る。 鹿児島県本土物二茶は、さえみどり、あさつゆなどの見本が届いた。郡部問屋は「鹿児島現地の生産量が膨らまない見通しから、相場もしっかりしているのでは」とみる。 藤枝 市場関係者によると、二茶の収穫が本格化するのは来週後半ごろからの見込み。 島田、金谷、川根 JA大井川金谷工場でわせ品種が出
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サツマイモの苗植え付け 浜松の園児が体験
浜松市西区馬郡町の認定こども園「春日こども園」の年長児46人がこのほど、食育と野菜栽培体験の一環で、サツマイモの苗植えを近くの畑で体験した。 JAとぴあ浜松西営農センターと地元のタマネギやサツマイモの生産者グループ「玉ちゃん会」のメンバーが指導に当たった。園児は慎重に「安納芋」の苗を手に取ると、約500本を優しく土に植え付けた。収穫期を迎える10月ごろ、年中児と一緒に芋掘り大会を行う予定。男子園児(5)は「大きいおいもができるのが楽しみ」と目を輝かせた。
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「女子大学」19人 15講座を修了 JAふじ伊豆なんすん
JAふじ伊豆なんすん地区本部は2日、20~40代を対象にした社会人講座「女子大学」の卒業式を沼津市の同地区本部で開いた。9期生となる19人が、2年10カ月にわたった15講座を修了した。 最終講座のフラワーアレンジメント教室が終わった後、高島一志地区本部長が卒業証書を手渡した。受講生を代表して同市の小林さゆりさん(34)は「どの講座も新鮮で毎回楽しく参加できた。すばらしい学びの機会に感謝します」とあいさつした。9期生の女子大学は2019年9月に始まり、農業体験やマナー講座、料理教室などを受講した。2年間の予定だったが、コロナ禍で一部の講座が延期になり、10カ月遅れて終了した。
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豊作願い、折戸なす奉納 家康ゆかりの名物 静岡・久能山東照宮
JAしみず折戸なす研究会(遠藤重人会長)などは1日、徳川家康に初物を献上したとされる「折戸なす」を静岡市駿河区の久能山東照宮に奉納した。生産者ら約10人が参加し、6~7月の最盛期に向けて豊作を祈願した。 折戸なすは同市清水区の三保・折戸地区の在来作物。5月中旬から出荷が始まった。6軒の農家が約8トン出荷する予定という。 駿府の名物で家康が好んだとされる「一富士、二鷹、三茄子(なすび)」のナスとも伝えられている。明治初期に生産が途絶えたが、2005年から再び栽培を始めた。 遠藤会長は「今年は朝晩涼しく雨が多く降ったため、最高の出来栄え。厚く切って天ぷらにして食べるのがおすすめ」と話した。
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コンビニ、JA支店 詐欺被害を防止 細江署が感謝状
細江署はこのほど、特殊詐欺被害の未然防止に貢献したとして、セブン-イレブン三ケ日西天王町店(浜松市北区三ケ日町)の夏目琴美店長と、JAとぴあ浜松三方原支店(同区三方原町)の職員井川真由美さんに署長感謝状を贈った。 同署によると、夏目さんは4月20日、指示を受けながら電子マネーを購入しようとした高齢男性に声を掛け、被害を防いだ。 昨年12月にも被害防止に貢献していて、2度目の表彰という。 井川さんは4月21日、高齢女性が「事業で失敗した孫を援助したい」と申し立てたことを不審に感じ、警察に通報した。 同署で開いた贈呈式で2人に感謝状を手渡した渡辺健太署長は「教育が徹底されていて大変ありが
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泥んこで田植え挑戦 浜松・中川小
浜松市北区細江町の中川小の5年生56人がこのほど、同校近くの田んぼで田植えを体験した。JAとぴあ浜松湖北地区の職員や女性部員の手ほどきを受けながら、苗を5、6本ずつ丁寧に植えた。 子どもたちは、はだしや靴下になって約10アールの田んぼに1列に並んで入り、張られたロープの印の位置に等間隔で「きぬむすめ」の苗を植えた。清水幸太郎さん(11)は「足が抜けなくて大変。今まで食べた中で一番おいしいお米になると思う」と笑顔を見せた。 田植え体験は、同JAが協力して10年以上前から行っている。児童は、9月に稲を束ねるすがい作りに挑戦し、10月に収穫する。
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丁寧に田植え挑戦 御前崎・浜岡東小
御前崎市立浜岡東小の5年生が30日、同校近くの田んぼで田植えを体験した。 米作りの大変さを知る総合的な学習として、約60人の児童が昔ながらの方法でもち米の苗を植えた。 同市宮内地区で農業を営む原田裕さん(69)の田んぼで行った。 JA遠州夢咲の営農担当職員から植え方の手ほどきを受けた後、児童は素足で田んぼに。「冷たい」と声を上げつつ、足元に気をつけながら腰を折り曲げて苗を丁寧に植えた。
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「西浦みかん」22年度7・5%増産 JAふじ伊豆方針
JAふじ伊豆西浦柑橘出荷部会は28日、総会を沼津市の共同選果場で開き、2022年度の「西浦みかん」生産量を基本方針に盛り込んだ。青島と寿太郎が表年に当たり、前年度を7・5%上回る約4300トンの出荷を計画する。 開花は平年並みで、極わせ品種は着花量、新葉ともに充実しているという。近年は異常気象が増えているため、「土壌分析を基にした畑の改良」「気象変化に対応しやすい肥料の葉面散布」などの対策を確認した。販売戦略は「お歳暮」をはじめとする贈答需要期の出荷量を増やすとともに、市場評価の高い品種を増産する。 同会は沼津市西浦、静浦、内浦地区の357人で組織する。温暖な気候を生かして出荷期間が長く
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タマネギ風味そうめん、いかが? 藤野保(浜松市)が発売
製麺商品を企画する浜松市北区の藤野保は6月1日、「どうする たまねぎそうめん」を発売する。県内唯一という手延べ製法のそうめんに、西区篠原地区産の新タマネギのパウダーを練り込んだ。これまで4年間は企業のPR用ノベルティー品として製造していた。 ピンクを基調にしたパッケージに、市のマスコットキャラクター「出世大名家康くん」と「出世法師直虎ちゃん」をデザインした。販売担当の小野寺秀勝さんは「タマネギを練り込むことで、もっちりした食感になった。独特の歯ごたえとタマネギの軽い風味を楽しんでほしい」と話す。 1袋200グラム入り、税別300円。今年は2万袋を販売予定。JAとぴあ浜松ファーマーズマーケ
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う宮茶売上金一部 富士山基金に寄付 JAふじ伊豆富士宮
JAふじ伊豆富士宮地区本部はこのほど、富士宮市世界遺産富士山基金に12万8310円を寄付した。寄付金は同JAが販売している富士宮産茶葉100%緑茶飲料「う宮茶」の売上金の一部を充てた。 寄付は同地区本部がJA富士宮だった2020年から続け、今回で3回目。売り上げたう宮茶1本につき1円を寄付金に充てている。市役所には深沢俊光地区本部長らが訪れた。深沢地区本部長は須藤秀忠市長に目録を手渡し「地域のために使ってもらえたら」と語った。 須藤市長は「来年度は富士山世界遺産登録10周年の節目。皆さんの気持ちにかなうよう有意義に活用していく」と語った。
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茶況(5月28日)日本茶アワード出品募る 6月20日まで
日本茶インストラクター協会などは6月20日まで、消費者目線で魅力ある茶を顕彰する「日本茶アワード2022」への出品茶を募っている。 普通煎茶、深蒸し煎茶、ほうじ茶、ウーロン茶など12部門を設け、専門家による審査でプラチナ賞などの入賞茶を選ぶ。さらに消費者による人気投票を行い、日本茶大賞を決める。 日本茶アワードのウェブサイトから必要書類をダウンロードして申し込む。問い合わせは日本茶アワード2022実行委員会事務局<電070(5454)1827>へ。 ◇ 静岡市中は県外産二茶を手当てする買い手が少なく、閑散としていた。静岡茶市場には鹿児島県種子島二茶が約900キロ上場した。
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クルクマ見比べ 出荷基準を確認 中区・JAとぴあ浜松
JAとぴあ浜松(浜松市東区)は26日、同市中区の花き営農センターで観賞用花「クルクマ」の目ぞろい会を開いた。生産者やJA職員約40人がサンプルを実際に見比べ、出荷基準を確認した。 ショウガ科のクルクマは苞(ほう)の美しさを楽しむ植物で熱帯アジア原産。お盆の仏花、花束やアレンジメントの花材として需要が多く、同市は生産量日本一を誇る。 目ぞろい会には、白色のピアノホワイトやピンク色のバンコクスプリーム、緑色のエメラルドチョコゼブラが準備された。出荷は七~八分咲きのタイミングで行う。生産者らは手にとってそれぞれの苞の開き具合を丁寧に確かめた。 最盛期は7~8月で、約165万本の出荷を見込んで
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JA遠州夢咲 荒茶品評会 山本製茶が最高賞 菊川
JA遠州夢咲の第39回一番茶荒茶荷口品評会が27日、菊川市和田の同JA茶業振興センター「サエリア」で開かれた。同市吉沢の山本製茶が最高賞の一等一席を受賞した。 4月中下旬に生産された荷口26点が出品された。一等二席は堀川園(同市中内田)、一等三席はヤマキ鈴木製茶(同市丹野)だった。 茶商やJA職員が審査した。全国茶品評会の深蒸し茶の審査基準に合わせ、外観、香気、水色、滋味の4項目を採点して、合計得点により順位を決めた。 審査長を務めた春木屋(甲府市)の青柳元章社長は「本年は序盤の天候に苦労したと思うが、出品されたお茶に大きな欠点はなく、良品だった。わずかな差が天候に左右されたと感じる」
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長田の桃、本格出荷へ JA静岡市が目ぞろえ会
JA静岡市の長田桃生産委員会は27日、モモの出荷の本格化を前に目ぞろえ会を同市駿河区の同JA長田集出荷場で開いた。 地元の生産者48人が参加した。長田地区のモモは、水はけが良く温暖な気候の土地で育てられ、みずみずしく柔らかい果肉が特徴。果実の表面の状態や色合い、病害などさまざまな出荷基準を確認した。 今期の出荷は、ハウス栽培の果実が5月6日、露地栽培は23日に始まった。目標は出荷量50トン、売上高5千万円を目指している。7月上旬まで収穫を行う予定。同JAの担当者は「小ぶりのモモが多いが、質は良く量も確保できている」と本年産に期待を寄せた。
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生産者に寄り添う経営 役員大幅減など組織改革も 鈴木文雄/JAとぴあ浜松経営管理委員会会長【聞きたい】
コロナ禍に伴う需要減で経営に苦戦する農家が増える中、生産者ファーストの視点で、安心安全な農産物の販路拡大支援に努める。さらに2023年度から役員定数を49人から17人に減らすなど組織の抜本改革も進める。 ―就任から約2年。課題は。 「農業振興施策として生産と販売の拡大を図るため、20年から農業振興助成事業を3年間、年1億円の予算で実施している。しかし、ロシアのウクライナ侵攻もあって農業資材が高騰し、生産者は打撃を受けている。国や県に農業支援を働きかける」 ―4月に発足した県内最大規模のJAふじ伊豆をどうみるか。 「よく比較をされるが、それほど意味はない。規模の大小ではなく、要は利益を
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サツマイモ「収穫楽しみ」 とこは幼稚園 苗300本を植え付け
静岡市葵区のとこは幼稚園の年中児54人が25日、同区の畑でサツマイモ苗の植え付けを行った。JA静岡市東部営農経済センターによる食育活動の一環。 同JA青壮年部員や職員が「両手で力いっぱい挿してね」と植え方を指導した。園児は棒を使い、シートが掛けられた畝に「紅あずま」の苗約300本を植え付けた。井上翔真君(4)は「初めてで楽しかった。焼き芋で食べたい」と収穫を楽しみにした。 10月に収穫予定。サツマイモは各家庭に配ったり、園児と話し合い園内で調理したりする。
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茶摘み「袋にいっぱい」 東豊田小児童、工場も見学 静岡市駿河区
静岡市立東豊田小の2年生は23日、同市駿河区池田の茶農家漆畑裕樹さん(55)の茶畑と製茶工場で、茶摘み体験と工場見学を行った。児童121人が、茶の収穫から製造までの課程を学んだ。 授業の一環で地域の文化や特長について学んでもらおうと、漆畑さんやJA静岡市青壮年部の協力を受けて実施した。 青壮年部員が茶葉の摘み方を説明した後、児童は緑一面の景色を楽しみつつ、元気良く茶葉を収穫した。初めて茶摘み体験をした島大翔君(7)は「いっぱい摘むことができて楽しかった。お茶をもっと飲みたくなった」と満足した表情で話した。
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三方原馬鈴薯 最高級「赤土の恵み」予約販売 JAとぴあ浜松
中元シーズンを前に、JAとぴあ浜松(浜松市東区)はこのほど、最高級の三方原馬鈴薯(バレイショ)を箱詰めした「赤土の恵み」の予約販売を開始した。選果場での評価が高い生産者4人のみが出荷したジャガイモを厳選。外観や中身などえりすぐりのジャガイモを贈答品として販売する。 一箱3キロ入りで、販売予定数量は約500箱。JAとぴあ浜松ファーマーズマーケット全4店舗などで注文を受け付けている。同店舗での取引価格は税込み2600円。問い合わせはJAとぴあ浜松営農販売部特販課<電053(476)3135>へ。
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三方原馬鈴薯 出荷までを学ぶ 浜松・光明小児童
JAとぴあ浜松(浜松市東区)の馬鈴薯(バレイショ)部会は19日、中区の生産者農地などに天竜区から光明小の3年生約50人を招き、同市特産のジャガイモ「三方原馬鈴薯」に親しむ食育活動を実施した。 児童は畑に足を踏み入れてバレイショを収穫。選果場では出荷行程を見学するなど、三方原馬鈴薯について学んだ。高氏玲衣さんは「(バレイショは)すごく大きかった。肉ジャガが好きなので、収穫したジャガイモで食べてみたい」と話した。児童は食育活動に協力したコマツ・アグリ(同市中区)の小松恵介代表(57)に、野菜を描いた看板を贈った。 三方原台地で栽培されるバレイショは表皮が白くつやがあり、デンプンを豊富に含んだ
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赤シソ収穫最盛期 磐田・豊岡特産、畑一面に紫色
磐田市豊岡地区で約50年前から栽培されている特産の赤シソが、収穫の最盛期を迎えている。JA遠州中央塩蔵野菜部会の会員14人が計約30ヘクタールで手掛ける県内最大の産地。畑は生育した赤ジソの葉で覆われ、一面が濃い紫色に染まった。 同市上神増にある農業大箸英之さん(56)=同市壱貫地=の畑では4月下旬から収穫が始まり、現在は連日、乗用型の機械で刈り取りを行っている。赤シソは生育が早いため、刈り取った後も葉が1週間程度で成長し、7月中旬までに10回程度収穫作業を繰り返すという。大箸さんは「色づきも香りも良い」と話した。 同JA豊岡店によると、2~3月の小雨などの影響で例年よりも生育が遅れ気味だ
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茶況(5月19日)最終盤、富士に引き合い 静岡市中 県産一茶
静岡市中の県産一茶は、最終盤の富士から荷が届いた。雨後の品落ちを指摘されたが、下物確保を進める買い手から引き合いがあった。 富士は露地物が800円周辺から600円台半ばで手合わせした。雨天の合間を縫って刈り取りを進め、生産を終えた工場が増えている。あっせん業者は「単価が低迷する中で採算が合わず、予定より早く終了した工場もある」と話す。 県外産二茶は種子島産が取引された。月末にかけて鹿児島県本土物二茶も出回りが増える見通し。静岡茶市場は午前10時現在、県内産912キロ、県外産690キロが上場した。 藤枝 藤枝市が地域の逸品を認定する「藤枝セレクション2022」にこのほど、「TEA SE
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梅の出荷本格化 島田市伊太地区の名産 6月中旬まで出荷
梅の産地として知られる島田市伊太地区で18日、梅の出荷作業が本格的に始まった。静岡県内や関東圏の市場に6月中旬まで出荷する。 JA大井川果樹林産協議会梅部会の会員2人が直径3センチ超の「改良内田」を約100キロ持ち寄り、JA職員や生産者が出荷の基準を確認する目ぞろえを行った。部会長の大塚猪太郎さん(88)は「適度な雨と気温で生育は順調」と話した。梅は同JA果樹林産センターで検品後に出荷された。 部会は島田市や藤枝市内の29人で構成し、栽培している。鮮度と品質がよく、市場からの引き合いも強い。昨年は5月17日から出荷が始まり、6月までに7・2トンを出荷した。今年は5トンの出荷が見込まれると
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浜松商工会議所会頭 中小企業支援に迅速対応 原料高で
浜松商工会議所の斉藤薫会頭は17日、浜松市中区で開いた定例記者会見で、ロシアのウクライナ侵攻や円安、原材料高など厳しい経営環境が続く中小商工業者の支援について、「経営相談や補助金関係の支援に手厚く取り組んでいる。今後も国や県の情報を捉え、さらにニーズに迅速に対応する」と強調した。 正副会頭が各業界の経営への影響を説明した。斉藤会頭は「円安で内需企業は非常に大変ではないか」と述べ、ヤマハ取締役常務執行役の山畑聡副会頭は「材料調達コストが上昇している。ロシアとウクライナのビジネスも止まった。欧州景気への影響を懸念している」とした。JAとぴあ浜松経営管理委員会会長の鈴木文雄副会頭は肥料飼料高騰に
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新芽丁寧に摘み取り JAふじ伊豆が体験会 手もみ、煎茶作りも
JAふじ伊豆は17日、沼津茶の茶摘みと煎茶作りの体験会を沼津市内で開いた。同市、裾野市、長泉町、清水町の20~40代の女性で構成される「JAふじ伊豆女子大学なんすんキャンパス」のメンバー13人が取り組んだ。 茶摘みは沼津市柳沢の茶畑で実施。参加者は同JA職員の小野啓義さん(67)の指導を受けながら、新芽の葉を見分けながら摘んだ。 同JA本店(同市下香貫)で、摘んだ葉をホットプレートなどを使って乾燥させ、手もみを実施。葉が尖(とが)っていく瞬間を見た参加者からは驚きの声が上がった。参加者は自宅で試飲するという。 同JAなんすん地区本部の樋口康平地区課長(49)は「若い人にも茶摘みを通じて
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収量前年比24.5%増予測 JAみっかび、ミカン着花調査
浜松市北区三ケ日町のJAみっかびはこのほど、本年度のミカンの収量を予測する着花調査を同町で実施した。収量は前年実績比24・5%増の3万3千トンと見込んだ。 同JA職員や生産者ら約50人が、5班に分かれて計100カ所のミカン園を巡回し、樹勢や新しい枝の発生、花の状態など5項目を確認した。収量予測の内訳は、わせ1万トン(前年実績比11・0%増)、青島2万3千トン(同31・4%増)。 調査に参加した井口義朗組合長は「ことしは表年で花が多い。適正結果量にして、毎年の安定生産を目指す」と話した。
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新茶やコラボクッキー発売 新鮮安心市場さすが市 お茶処いっぷく(JA掛川市)【直売・しずおかの幸】
JA掛川市のファーマーズマーケット「新鮮安心市場さすが市」は、新鮮で安全安心な農産物をはじめ、精肉、鮮魚、総菜、生花など、豊富な品ぞろえが自慢の直売所です。 店内に併設する茶直売所「お茶処いっぷく」は、100%掛川産茶葉使用にこだわり、三大品評会(深蒸し煎茶の部)で農林水産大臣賞や産地賞に輝く掛川深蒸し煎茶を取り扱っています。 シーズンの到来を迎え、店頭には新茶が並びます。じっくり、ゆっくり育った新芽にはうまみ成分のテアニンが豊富に含まれているため、そのおいしさは格別。また、立春から数えて88日目の八十八夜に摘まれた新茶を飲めば、「病気にならない」あるいは「長生きする」など、縁起の良い言