2023年3月22日(水)

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SDGsの記事一覧

SDGsは「Sustainable Development Goals」の略。2015年9月25日、ニューヨーク・国連本部で開催された国連サミットで採択されました。17のゴールと169のターゲットで構成されています。この〈追っかけ〉では、静岡県内のSDGs関連のニュース、話題をお伝えします。
  • 和菓子やパン、帯を使った小物… SDGs意識し商品開発 島田商高生 アイデア発表

     島田市の島田商高2年生が25日、持続可能な開発目標(SDGs)や地元の魅力発信をテーマに地元企業の協力を受けて進めた商品開発について同校で発表し、和菓子やパン、帯を使った小物などさまざまな商品を紹介した。  商品開発の授業を選択する27人が6グループに分かれ、県内産牛乳を使ったパンやサツマイモのスイーツ、和菓子の消費拡大を狙った新商品、帯を日常のファッションに取り入れてもらうためのリメーク小物などを考案した。既に販売が実現した商品もあり、この日はスライドを使って商品のコンセプトや販売方法、ターゲットなどについて説明した。  県高校教育研究会商業部会の研修を兼ね、志太榛原地域の商業科がある高校

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  • エシカル消費 衣服で学ぶ 常葉大橘高で授業 ファッション楽しみ方再考

     人や社会、環境に配慮した消費行動「エシカル消費」について衣服を題材に学ぶ授業が25日、静岡市葵区の常葉大付属橘高で開かれた。同校英数科の1年生39人が環境問題などを踏まえ、ファッションの楽しみ方を見つめ直した。  同校の水口裕太教諭(36)が、衣服を作るために必要な水や排出される二酸化炭素(CO2)の量など、環境への負荷について解説。発展途上国の中には劣悪な労働環境の下で衣服を製作する人たちもいることを説明した。  生徒は4人一組になり、環境に配慮した衣服の扱い方などについて議論。「捨てる服を切って雑巾として再利用する」といった提案が出た。白鳥兼佑さんは「買うときに流行に影響されすぎず、本当

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  • 農業関係高校生ら独創的な研究披露 掛川で大会

     「県学校農業クラブ連盟プロジェクト発表県大会」(同連盟主催)がこのほど、掛川市富部の県総合教育センターで開かれた。県内の農業関係高校11校が参加し、日頃の調査研究を披露した。  I類(生産流通経営)、2類(開発保全創造)、3類(ヒューマンサービス)の3部門から計29チームが出場。若者ならではの独創的な発表の中から、各部門1チームが最優秀賞に選出された。  最優秀賞は次の通り。  1類 富岳館(「SDGsから見る、人も自然も豊かな街」~地域に根ざした持続可能な農業~)▽2類 磐田農業高(「糀ベジあん」で持続可能な社会を目指す 第2報)▽3類 浜松湖北高(地域でつながる農業の魅力~GAPを生かし

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  • 産廃業者 静岡県組合講座でSDGs理解 目標設定し修了

     静岡県産業廃棄物処理協同組合(梅原義隆理事長)は23日、本年度から組合員企業向けに取り組んできた持続可能な開発目標(SDGs)構築セミナーの修了式を、静岡市葵区のペガサートで行った。  全4回の講座を受講した10社に梅原理事長が修了証書を手渡した。各企業は講座を通して、SDGsの基本的な考え方を学び、本業に即した具体的な目標を設定した。  参加したエーシーピー物流(静岡市清水区)は、2050年までに二酸化炭素(CO2)排出を実質ゼロにするなどの目標を発表した。小笠原英訓社長は「廃棄物のリサイクルを推進し、循環型社会の発展に貢献したい」と話した。  同社を含め静岡市に本社を置く8社は、設定目標

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  • 飲食店のSDGs 手引書で事例紹介 静岡県内4カ所で研修会も

     静岡県飲食業生活衛生同業組合はこのほど、県内飲食業の持続的な開発目標(SDGs)実現に向けた手引書「飲食店サステナブル経営ガイドブック」を制作した。  料理の提供方法の工夫や正確な来店者数予測に基づく食品ロス削減、プラスチックごみ問題を踏まえた食器類での再生可能材使用の各取り組みを解説。先進事例として県内3事業所を紹介した。  ガイドブックの内容を土台に、サステナブル経営を専門家が語る研修会を県内4カ所で開く。日程は沼津市23日、掛川市2月1日、浜松市同6日、島田市同8日で、いずれも午後2時半から同4時。問い合わせは同組合<電054(252)5296>へ。

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  • 人材育成へ人事課新設 掛川市が組織編成案 市民サービス安定提供

     掛川市は20日の市議会全員協議会で、2023年度の組織編成案を説明した。安定的な市民サービスの提供に向けて、優秀な人材の獲得と育成、働き方改革の推進などを主導する「人事課」を新設する。  課が1増0減、室が6増5減、係が15増8減になる。小中一貫教育と学校配置の適正化を進めるため、教育政策課に「学校再編室」を新たに設ける。地域創生戦略室とDX推進室を統合し、企画政策課に「経営戦略室」を設置する。  持続可能な開発目標(SDGs)推進を念頭に「ダイバーシティ戦略室」「障がい福祉室」なども新設する。脱炭素社会の実現に向けた道筋を明確化するため、再生可能エネルギー政策室は「カーボンニュートラル推進

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  • 「もったいない」から生まれる新ビジネス 静岡県内に広がり【NEXTラボ】

     国連が提唱する持続可能な開発目標(SDGs)が企業活動で重視され、消費者が環境に十分配慮されたサービスや商品を選択する「エシカル(倫理的)消費」への関心も高まる近年。環境保全の観点から新たなビジネスの創出を目指す取り組みが、静岡県内でも広がっている。 倉庫に眠る洋服 デザイン付加 コーデ提案 タイタコーポレーション(静岡市葵区) 無地の服やエコバッグにイラストをプリントしたリングレッツの商品=静岡市葵区のタイタコーポレーション    セレクトショップを中心に県内外で衣料品店9店舗を経営するタイタコーポレーション(静岡市葵区)は2021年8月、新品のまま倉庫に眠る洋服に付加価値を付けて

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  • 全国信用金庫協会長/御室健一郎氏 地域の発展見据え伴走【難局に挑む 新年トップインタビュー⑩完】

     -2023年の景況をどう見通すか。  「新型コロナウイルス禍の悪影響がようやく減衰しつつあり、地域経済はやや持ち直しの傾向がみられる。ただ、原材料高や欧米の景気後退の局面と併せて不確実性は増している。22年末には日本銀行の実質利上げ発表のサプライズがあった。国内外の金融政策や市場動向が企業業績に与える影響を注視する」  -中小企業の経営課題と支援の方向性は。  「原材料高、部品調達難、人材不足などの荒波の中、経営環境は依然厳しい。カーボンニュートラル(CN)や電気自動車(EV)シフトの動きが世界的に加速し、本県などの自動車産業も引き続き転換期にある。足元の資金繰りを支えながら、人材育成や販

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  • 安倍川中グループ 29日まで合同図工美術展 静岡

     静岡市葵区の安倍川中の小中一貫グループ(同校、田町小、駒形小)の合同図工美術展が29日まで、同市葵区の市西部生涯学習センターで開かれている。  3校の児童生徒がデザイン画など147点を出品した。SDGsをテーマにした作品をはじめ、自校の紙バッグやシンボルマークのデザインなど、多彩なテーマで生徒の取り組みを発表している。保護者や親子連れらが訪ね、作品に見入っていた。

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  • スルガ銀行社長/嵯峨行介氏 顧客に呼応 解決策拡充【難局に挑む 新年トップインタビュー⑨】

     ―2023年の静岡県内経済の見通しは。  「現況の基調は持ち直している。23年も全体としては持ち直しの動きが期待されるが、燃料や原材料の高騰、供給制約、物価上昇に伴う消費停滞、新型コロナウイルスなどの影響に引き続き留意する必要がある。主要営業エリアの県東部では、製造業に比べて非製造業の業況判断指数(DI)が厳しくなっている。全国旅行支援事業や各種イベントの再開による人流の活性化に期待したい」  ―社会環境が大きく変わる中、デジタルトランスフォーメーション(DX)をどう進めるのか。  「スマホアプリをはじめとする多様なデジタルチャネルでサービスを拡大し、お客さまの利便性向上と店舗業務効率化を

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  • 海洋プラごみ削減へ議論 静岡城北高生とモーリシャスの生徒 オンライン交流最終回

     静岡城北高の1、2年生有志は16日、インド洋の島国モーリシャスの高校生と持続可能な開発目標(SDGs)について意見を交わすオンライン交流の最終回を同校で開いた。両校の生徒計26人が参加し、SDGsの14番目の目標「海の豊かさを守ろう」をテーマとして、議論をまとめた。  生徒は三つのグループに分かれ、プランクトンを利用した環境負荷の少ない袋を作る案など、海洋プラスチックごみ削減に向けた提案を英語で発表した。2年の三保実乃里さん(16)は「テーマは難しかったが、交流を通じて自分の英語力が向上した」と話した。  オンライン交流は、静岡市が東京五輪・パラリンピックで同国のホストタウンを務めた縁で実現

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  • 憩いの場の未来 生徒がデザイン 公園設計、静岡市が初のコンテスト 清水・梅が岡地区

     地域の公園整備に中学生をはじめとした幅広い世代の考えを取り入れようと、静岡市は同市清水区梅が岡地区を対象に、地元の生徒から公園の設計案を募集した。市によると、公園の設計を募るデザインコンテストの実施は初めて。地域住民の評価などと合わせて整備に反映させる。デザインのお披露目が15日、市立清水二中で開かれた。  取り組みの舞台になった梅が岡地区周辺では、1955年に都市計画決定されていた公園が整備されないまま計画が廃止され、代わりとして別のエリアで「梅が岡公園」の整備計画が進んでいる。従来、市は公園整備の際に地元自治会の意見を重視していたが、自治会員の高齢化が進んでいることもあり、地域の将来を

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  • 2022年版静岡県環境白書を発行 SDGs関連など詳報

     静岡県はこのほど、県の環境施策をまとめた2022年版環境白書を発行した。南アルプス学会の設立や「県SDGsビジネスアワード」の開催など21年度の取り組みを中心に紹介している。  概要版でA4判26ページ。国連が掲げる持続可能な開発目標(SGDs)に関連付けて18事業を詳報した。南アルプス学会は22年2月に設立した。同地域の自然環境を保全するために研究活動の活性化を図る。SGDsビジネスアワードは、環境課題解決に貢献する事業アイデアを表彰するとともに事業化を支援する取り組みで、21年度に初開催した。  白書では、「脱炭素社会の構築」や「循環型社会の構築」など五つの項目別に施策の実施状況を紹介し

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  • 中高生SDGs 取り組みを紹介 御殿場でパネル展

     御殿場市内の中高4校の生徒による「持続可能な開発目標(SDGs)」実現に向けた取り組みを紹介するパネル展が2月2日まで、同市役所で開かれている。  御殿場西高は日本とラオスの障害者が生産した商品販売の様子を、御殿場高は行政や企業と連携したまちづくり事業を写真などで紹介している。  御殿場南高と御殿場中は地域課題の解決策を発表したプレゼンテーション資料などを掲示した。  SDGs推進の機運を高めようと、官民組織の御殿場SDGsクラブが主催した。

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  • Jブルークレジット購入者公募 JBE、牧之原―御前崎沿岸など

     海の藻場などが大気中から吸収する二酸化炭素(CO2)「ブルーカーボン」のクレジット認証を進めるジャパンブルーエコノミー技術研究組合(JBE、神奈川県)はこのほど、本年度認証した「Jブルークレジット」の購入者の公募を開始した。本年度認証分には牧之原市から御前崎市の沿岸域に分布するカジメの吸収量49・1トン、両市にまたがる久々生海岸のコアマモの吸収量1トンの県内2件が含まれる。  カジメは南駿河湾漁協などでつくる榛南地域磯焼け対策推進協議会、久々生海岸のコアマモはNPO法人アース・コミュニケーション(御前崎市)がそれぞれ再生や保全に取り組んでいる。JBEは保全活動で創出されたCO2吸収量をクレジ

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  • 東京下町 食品ロス生かす「循環、再生で新たな価値」【越えるディスタンス~明日へつなぐ】

    「もったいない」が生む輪 パンの耳が珠玉のビールに  「これがビールになります」。11月、東京の下町、台東区蔵前(くらまえ)の老舗サンドイッチ店「マルセリーノ・モリ」。捨てられてしまう2キロのパンの耳を取りに来た湯浅翔太(ゆあさ・しょうた)さん(32)が胸を張った。  パンの耳は湯浅さんが働く福祉事業所でラスクに焼き隅田川沿いの醸造所へ。試し焙煎(ばいせん)された後に捨てられるコーヒー豆も別の事業所に通う児玉竜太(こだま・りゅうた)さん(30)らから届く。これらが醸造家小室麻里菜(こむろ・まりな)さん(28)の手にかかると香り高い飲料に。「もったいないでつなぐリレー」でクラフトビールに生まれ

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  • ヤマハ社長/中田卓也氏 軽音楽の普及にも尽力【難局に挑む 新年トップインタビュー③】

     ―経営の現況は。  「コロナ禍で2020年3月期以降は苦戦が続いたが、為替もプラスに働き、実質成長3%で着地する。米国は管楽器ビジネスが好調に推移している。コロナ禍で停滞した学校教育を一気に回復させようと、政府が20兆円を超える大型予算を確保したことが後押しになった。一方、中国はロックダウン(都市封鎖)の影響で特にピアノが苦戦している」  ―どの分野の伸長を見込むか。  「車載オーディオ事業が拡大している。電気自動車(EV)にシフトすると、快適な移動空間の中で上質な音楽を楽しみたいというニーズが出てくる。中経期間中は難しいが、あるスパンの中で売上高を2倍の700億円にしたい。昨夏に日本で始め

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  • ホテルから考える食の未来 耳を落とす必要のないサンドイッチ用食パン開発 野菜の皮を煮て、二番だしを超えるうまみ

     レストランや宴会場など、日々大量の食材を扱うホテルの厨房(ちゅうぼう)。ごみを出さない食材を開発したり、捨てていたものを活用して新たな価値を与えたり…。ホテルを訪れる人々に日常にはない豪華さを提供しながら食のサステナビリティー(持続可能性)と向き合う。  「おいしく社会を変えるをテーマにこの1年、食を通じて社会課題を解決するプロジェクトに取り組んできました」。帝国ホテル東京が11月に開いたフォーラムで料理長の杉本雄さんは語った。  その一つが耳を切り落とす必要のないサンドイッチ用食パンの開発。「(サンドイッチを作る際に切り落とす)パンの耳は他の食材と触れるので再利用できず、それ

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  • 子どもたちを支援 遠州信金が35万円 浜松市社協に寄付

     遠州信用金庫(浜松市中区)はこのほど、市社会福祉協議会に35万円を寄付した。経済的に困難な子どもたちの支援を目指す「えんちゃん応援SDGs定期預金」で募った寄付金を充てた。  同信金の秋元俊彦業務執行役員が同区の市社協事務局を訪ね、山下文彦常務理事に目録を手渡した。秋元業務執行役員は「地域の皆さんの生活が豊かになるよう、活用していただきたい」と託した。  寄付金は子ども食堂の運営費などに充てられるという。

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  • 市民活動、一冊に 富士のコミュニティf 来館40万人記念し発行

     富士市吉原の市民活動センター「コミュニティf」は来館40万人を記念し、冊子「富士市で活動する団体ガイドブック」を発行した。同センターを利用して地域に貢献している市民団体をまとめた。熱意ある団体や企業のマッチングに生かしてもらおうと、センター窓口で配っている。  B5判全56ページの冊子に、市民団体とNPO法人計63団体を掲載した。教育や環境、福祉など各団体の取り組みを分類して並べ、活動時間や実績が分かる写真とメッセージを取り上げている。協働を促す狙いで、SDGsの該当項目も示した。  センターは市内で市民団体が盛んに結成され始めた2005年に開館した。約20年がたち、今屋敷正成センター長は各

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  • 川勝平太・静岡県知事 新春インタビュー 浜松新球場2万2千人規模ドームを/富士山中心に「文化の首都」世界に発信

     静岡県の川勝平太知事は31日までに静岡新聞社のインタビューに応じ、県が浜松市西区の遠州灘海浜公園篠原地区に整備する新野球場について、2万2千人規模のドーム型が望ましいとの認識を明らかにした。市や経済界などでつくる建設促進期成同盟会の要望を踏まえ、「地元の希望を県議会も無視できないはずだ」と述べた。球場の構造と規模に対する考え方を知事が明示したのは初めて。  野球場を巡っては、照明によるアカウミガメへの影響を避けるため、事実上、構造は屋根で覆われたドームか照明設備のない野外球場に絞られた一方、規模の方針はまとまっていない。県は2023年の県議会2月定例会での絞り込みを目指すが、概算事業費370

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  • しずおかの絶景いつまでも いかに守り、つなげるか 富士山/伊豆半島/南アルプス/中田島砂丘

     豊かな自然に恵まれ、広い県土のあちこちに絶景を見ることができる静岡県。世界遺産に登録された富士山や世界ジオパーク認定の伊豆半島、ユネスコエコパークの南アルプスなど、その価値が広く認められた景勝地もある。ただ、そうした景観も人間の営みや気候変動の激化によってさまざまな課題を抱え、人々が保全に向けた努力を続けている。古里の原風景をいかに未来につないでいけばよいのか。新たな年を迎えた今、もう一度考えたい。 富士山 「普遍的価値」後世へ  富士山が世界遺産登録されて今年6月で10年の節目となる。古来、畏敬の念を抱かせた「信仰の対象」として、多くの芸術作品を生み出した「芸術の源泉」として、文化的側面

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  • マグロ未利用材を商品化 清水区企業などに最高賞 静岡市「SDGs連携アワード」

     静岡市はこのほど、持続可能な開発目標(SDGs)達成に向けた企業・団体の連携事業を表彰する「SDGs連携アワード」の選考結果を発表した。最高賞の大賞には、水産加工会社のディ・エッチ・エー・マリンフーズ(清水区)などの連携事業「マグロの未利用資源でみんなを健康に!」が選ばれた。  市によると、同社は東海大海洋学部、県工業技術研究所、就労継続支援B型事業所「なないろ」(清水区)と連携し、本業のネギトロ製造の過程で生じる廃棄物(未利用の端材)を有効活用して商品開発につなげた。  同アワードはSDGsに取り組む企業・団体を後押しするため、2021年度に始まった。22年度は市内外から21件の応募があり

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  • 砂丘保全などで大臣賞 オイスカ高 知事に活動報告

     浜松市の中田島砂丘の保全活動などで大臣表彰を受けた同市西区のオイスカ浜松国際高「環境SDGsプロジェクト」のメンバーらが27日、県庁に受賞報告に訪れ、川勝平太知事に喜びを語った。  プロジェクトは2020年に始動し、浜松の地域資源「浜」と「松」を守る取り組みとして海岸浸食を防ぐ堆砂垣の設置や防潮堤での植林、ゲーム形式の清掃などさまざまな活動を展開。「未来をつくる若者・オブ・ザ・イヤー」で内閣特命担当大臣賞、気候変動アクション環境大臣表彰で大賞を受賞した。  副リーダーの3年松本海也さんは「行政や企業など横の連携を意識した。中田島砂丘がなくなるのは寂しい、地域のために活動や思いを継承できたら」

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  • 里山活動で最高賞 一般社団「里の家」(浜松市北区)喜び報告

     浜松市北区の一般社団法人「里の家」が、環境省主催の第10回グッドライフアワードで最高の大臣賞最優秀賞に輝き、27日に加藤正裕代表理事(61)とスタッフの本間恵莉さん(36)が市役所で鈴木康友市長に報告した。  持続可能な環境や社会のための取り組みを顕彰する表彰で、今回は全国から229件の応募があった。同賞の受賞は静岡県内で初めて。  里の家は2005年に「みやこだ自然学校」として活動を始め、19年に法人化した。里山体験のほか薬草ハーブ、樹木系精油のアロマ事業など里山の暮らしを伝える活動を続けている。里山での循環型生活モデルの構築を目指し、研究や検証を積み重ねてきた点が特に高く評価された。  

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  • SDGs手を取り合おう 富士の高校生や専門家が意義語る

     富士市はこのほど、市SDGs共想・共創プラットフォーム周知企画「輝く未来へ。SDGsでつながろう」を市交流プラザで開いた。積極的に活動する高校生や専門家が、新しい働きかけの創出に向けて手を取り合う意義を語り合った。  討論会で静岡経済研究所の森下泰由紀さんがSDGsに関心が高い企業が交わって新事業を起こした事例を紹介すると、ラジオパーソナリティーの鉄崎幹人さんはライバル局同士が連携して業界を盛り上げる企画に携わった経験を述べた。  「JCI JAPANグローバルユース国連大使」に選ばれ障害者サッカー普及に取り組む吉原高3年の南條桜都さんは「競技を知ってもらうためにメディア企業の力を借りている

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  • 廃棄一転“味な一品” 広がるアップサイクル 食材有効活用、収益向上にも

     SDGs(持続可能な開発目標)を背景に、本来は廃棄されるはずだった食材を活用し、新たな付加価値を加えて商品化する「アップサイクル」の動きが静岡県内の食品業界で広がっている。原材料や光熱費の高騰が続く中、各事業者は利益率を向上させつつ、ストーリー性のある商品提供による発信力強化と経営基盤安定化を図る。  静岡市葵区の豆菓子製造販売の「豆豊商店」は、煮詰めた砂糖でコーティングしたアーモンドに、県内の酒蔵から提供される酒かすを絡めた菓子を販売している。酒かすを有効活用した新たな商品開発を望む酒蔵と意見を交わしたことがきっかけだった。  10月に全国旅行支援の実施に加え、訪日外国人客の個人旅行解禁な

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  • 「チャック付き袋」の生産日本社、環境配慮型製品を拡充 バイオマス原料や紙素材 浜松市に製造拠点

     チャック付きプラスチック袋のパイオニアで、浜松市に製造拠点を置く生産日本社(東京都)が、植物由来の原料などを活用した環境配慮型製品のラインアップを拡充している。SDGs推進の社会的機運を背景に引き合いが強まっている。幅広い企業に販促するほか、官公庁への提案にも注力する。  チャック付きプラスチック袋「ユニパック」シリーズではサトウキビ由来のバイオマス原料を30%配合した「ユニパックバイオ」のほか、成形済みプラスチックのリサイクル原料を付加して計7割を環境配慮型原料にした「ユニパックエコバイオ」を開発した。いずれも二酸化炭素(CO2)排出量を従来品より約3割削減。土中の微生物の働きで水とCO2

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  • グッドデザインしずおか 特別賞を受賞 富士宮高校会議所が報告

     富士宮高校会議所は22日、富士宮市役所を訪れ、デザインの優れる県内の「モノ」や「コト」をたたえる「2022グッドデザインしずおか」で特別賞を受賞したことを須藤秀忠市長に報告した。  今年は76点の応募があり15点が入賞した。同高校会議所では「コト」部門で「SDGs実践マスマス元肥を使って、富士宮を元気に‼」の取り組みが特別賞に輝いた。1~3年のメンバー9人が「持続可能な社会づくりの実践例として継続的にビジネス的視野を取り入れている点を評価された」と説明した。  このほか、同高校会議所の活動が全国の小中高校に配られる書籍「未来の授業 SDGsパートナーシップブック」に掲載されたことも伝えた。

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  • 農業技術、業種越え成長 静岡県研究拠点「アオイパーク」設立5年

     静岡県の先端農業技術研究拠点「AOI-PARC(アオイパーク)」=沼津市=の設立から5年が経過した。農業関連企業の技術革新と商業ベースでの実用化を進め、高品質な青果物生産や農作業の省力化を後押ししてきた。拠点を活用する企業は業種の垣根を越えて連携し、商機を模索する。東南アジアでの事業展開を見据えた動きも生まれている。  アオイパークは2017年8月、同市西野の旧東海大沼津校舎跡地に開設された。慶応大や理化学研究所が参画し、温度や湿度、光量などの環境を制御して生育状況を比べる実験装置を整備。温室や栽培実証用の農地も整え、機能性を備えた種苗の選抜や気象変動に対応した栽培法の研究などを重ねてきた

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  • ごみゼロ、脱プラ 浜松からSDGs推進 SNSで賛同拡大目指す

     浜松国際交流協会(HICE、ハイス)などの有志でつくるグループ「浜松サステナブルコミュニティ」(愛称・はまさす)が今秋から、浜松市中区の公共施設「クリエート浜松」を拠点に、SDGs(持続可能な開発目標)推進の「サステナブルアクション」に取り組み始めた。ごみ削減や脱プラスチックの活動を交流サイト(SNS)に投稿するなどして、賛同の輪の拡大を目指す。  ハイスや同施設職員、静岡文化芸術大の大学院生、高校教諭ら約10人が所属する。11月上旬と下旬、同施設にメンバーが集まり、活動の方向性などについて意見を交わした。  飢餓、教育、気候変動など全17項目が列挙されているSDGs。「はまさすの共通テーマ

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  • 静岡サレジオ高ダンス部 TGC出演決定 サプライズ演出に大歓声

     来年1月に静岡市駿河区で開催されるファッションイベント「SDGs推進 TGC(東京ガールズコレクション)しずおか2023」の実行委員会は21日、静岡サレジオ高(同市清水区)ダンス部員が同イベントに出演すると発表した。  部員は人気ヒップホップグループ「MA55IVE THE RAMPAGE(マッシブザランペイジ)」のバックダンサーとして、指定曲「Drip Drop」を踊る。来月上旬には、メンバーとの合同練習も予定する。  部員にはこの日、出演が知らされ、オンラインでグループのメンバーとつながるサプライズ演出が行われた。憧れのアーティストが画面に映ると、部員から大歓声が上がった。  同グループ

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  • 住宅関連会社×障害者施設 「住福連携」推進へ 受注作業ひと目、カタログ作成

     生きがいを求めて働く障害者への理解を深め、互いに仕事を頼み合えないか。そんな関係性を築こうと、浜松市内の複数の住宅関連会社が“住福連携”の取り組みとして、県西部の障害者就労支援施設が受注できる仕事をまとめたカタログを作成した。年内に数十冊を取引先などに配布し、賛同の輪を広げる。  市内で住宅リフォームなどを手がけるエネジン、三立木材、仲田建築などが、仕事を依頼できる障害者施設がほとんど知られていない状況に着目し、地域内のSDGs(持続可能な開発目標)の取り組みとして企画した。  カタログはA4判で、浜松、磐田市などの10施設が請け負うグッズ製作をはじめ、空き家の換気や

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  • 環境配慮型楽器を増産へ ヤマハ中田社長が方針

     ヤマハの中田卓也社長は20日、浜松市中区の本社で開いた記者会見で、環境に配慮した「サステナブル(持続可能)な未来の楽器づくり」を中長期的に推進する方針を明らかにした。取り組みの一つとして、高級化粧木材の端材を活用した電子ピアノの試作品をお披露目した。  従来の電子ピアノの鍵盤はプラスチック使用率100%だが、試作品は白鍵を同30%まで削減した。黒鍵は楽器部品の加工過程で生じる木粉から成形し、木材使用率100%を達成した。木材の豊富な活用により、音質が向上するという。  資源の有効活用を念頭に約5年前から研究・開発を進めた。中田社長は価格設定や量産化を課題に挙げながら、「商品化を加速し、地球に

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  • 脱炭素社会を実現 裾野市、ロードマップ策定へ

     裾野市は2050年までに温室効果ガス排出の実質ゼロを目指し、行動指針となるロードマップを策定する。温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させるカーボンニュートラルの実現に向けた市の方針と対策を示し、市民に理解と賛同を呼びかける。  市は21年10月に「カーボンニュートラルシティー」を宣言した。ロードマップは宣言に基づいた脱炭素の具体的な取り組みを紹介する。地球温暖化の要因、市の現在の二酸化炭素(CO2)排出状況と削減目標、各部署の対策などを記載。温室効果ガス排出量を国の算出基準などよりさらに実態に合った指標で管理し、可視化する市独自の取り組み「すそのdeカーボン」も盛り込む。  来年1~2月に一

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  • アートで富士宮を元気に 高校会議所、絵画展示や演奏会

     富士宮高校会議所は17、18日、音楽や絵画のアートで地域を元気にするイベント「みやわんプロジェクト」を富士宮市のイオンモール富士宮で開催した。絵画展示や演奏会を企画し、SDGsを実践する同高校会議所の活動内容を紹介した。  同モール1階に富士特別支援学校富士宮分校卒業生らによるアートクラブ「アトリエクオッカ」の絵画作品を一堂に並べた会場を設置。ステージでは同高校会議所の大木春菜副会頭(3年)も参加するミュージックサークルが7人で息の合ったミュージックベルの音色を響かせ、高校会議所メンバーの杉山栞奈さん(1年)がキーボード演奏を披露した。  リサイクル堆肥「マスマス元肥」の試供品を配ったほか、

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  • 三島信用金庫 高嶋正芳理事長 地域再生、観光地から【トップ登場】

     加速する経済のグローバル化で、主要営業エリアの県東部にも円安と原油・原材料高の影響が広がる。取引先369社を対象に実施した緊急調査では多くで十分な価格転嫁が進まず、利益が圧迫されている中小企業の実態が明らかに。「貸し出しなどの金融機能に加え、各企業の付加価値を高める本業支援が求められている」と口元を引き締める。  新型コロナウイルスの感染が広まった直後から資金繰り支援に尽力してきたが、伊豆半島の基幹産業である観光業では影響が長期化。地域一体となった再生を目指す観光庁の助成事業の採択支援なども強化する。「伊豆は富士山や箱根に負けないポテンシャルを秘めている。まちづくりアドバイザーとしての役割を

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  • SDGS事業、若手が提案 プラリサイクルや農業活性化 静岡県内5社初の合同研修

     静岡鉄道、静岡ガス、静岡銀行、鈴与、スター精密の県中部5社が10月から、国連の持続可能な開発目標(SDGs)をテーマにした初の合同ビジネス研修を実施した。16日に最終発表会を静岡市内で開き、5社の若手社員が廃棄物リサイクルや農業活性化など、環境を軸にした事業提案に臨んだ。  県内の農業や飲食業などの3団体と連携し、社員計15人が約2カ月間、3グループでプランを練った。  再生プラスチック資材販売を手がけるナノキシーグループ(静岡市清水区)と連携した班は、廃棄プラスチックのリサイクルと障害者雇用の推進を組み合わせた新規事業計画を発表。複数の企業から回収した廃材の分別を共同で行う場所「シェアワー

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  • 新聞エコバッグ商店で販売へ 吉田・中央小 SDGs地域理解促進

     国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)について学習を展開している吉田町立中央小の6年生が、SDGsの地域への理解浸透を目的に、新聞を活用したエコバッグの販売活動を開始する。16日には町内のスーパーなどを訪れ、販売に向けた作業を行った。  児童らは本年度、町独自の総合学習「吉田探究」で「ふるさとの未来」をテーマに学習を進めてきた。来年2月には同校で学習の成果を地域住民に披露する「SDGsデー」の開催を計画していて、エコバッグの販売収益をイベントの運営費用に充てるという。  同町のスーパー「カネハチ川尻店」を訪れた児童らは従業員に販売活動への協力を呼びかけ、手製のポスターの貼り付け作業などを

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  • 街並み・景観形成、フードバンク… 御殿場中生、課題解決策を市長に提言

     御殿場市立御殿場中の3年生5人が16日、市役所を訪ね、授業の一環でまとめた市への提言を、勝又正美市長らの前で発表した。SDGsの視点を取り入れ、環境や福祉などの課題解決に向け、中学生も関わることができる取り組みを提案した。  街並み・景観形成をテーマにした青木優歩さんは、修学旅行先の京都と比べて御殿場は路上のごみが目に付くと指摘。ごみ拾いを楽しむアプリ「ピリカ」でボランティアを募集し、中学生のタブレット端末にもダウンロードして、多くの人の協力で「よりよい景観につなげることが必要」と訴えた。  後藤帆夏さんはスーパーなど身近な場所で「フードバンク」に食料提供できる仕組みづくりを、北村恵太さんは

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  • SDGs実践で社会づくり 富士宮市 地元団体が事例発表

     富士宮市はこのほど「富士山SDGs推進イベント」を市民文化会館で開いた。富士宮高校会議所とホールアース自然学校によるSDGsの事例発表のほか、時事ユーチューバーたかまつななさん(笑下村塾代表)を招いた記念講演を展開し、身近にあるSDGsのヒントを紹介した。  同高校会議所からはメンバー8人が登壇した。ニジマス残さと朝霧高原の牛のふんで開発したリサイクル堆肥「マスマス元肥」を活用した取り組みや、使わなくなったベビーカーをリユース・リサイクルするプロジェクト「ベビーカーの2R」を紹介。「SDGsを実践した持続可能な社会づくりを通して、富士宮をマスマス元気にしたい」と語った。ホールアース自然学校の

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  • 海洋プラ 電車内で啓発 安東小児童のポスター 静鉄の中づり広告に

     静岡市葵区の安東小5年の植木南帆さん、麻生果歩さん、鈴木里珠さん、小角紗穂さん、萩原未海さんが制作した海洋プラスチックごみ問題の啓発ポスターが、静岡鉄道の電車内の中づり広告に採用された。来年1月14日から2月3日まで掲示される。  ポスターは市ごみ減量推進課が実施した出前授業で学んだ海洋プラスチック問題の現状や、企業の取り組みを色鮮やかな絵やグラフを使って紹介。学校や家庭で実践できる取り組みも記載した。  萩原さんは「深刻な現状を多くの人に知ってもらいたい」と話し、小角さんは「マイバッグの持参など簡単なことから実践してほしい」と呼びかけた。  鉄道利用者に児童の取り組みを見てもらい、プラスチ

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  • プラごみリサイクル解説 日本プラスト、富士宮・東小で講座

     富士宮市の自動車部品メーカー「日本プラスト」がこのほど、児童を対象にプラスチックのリサイクルをテーマにした講座を同市立東小で実施した。同社サスティナビリティ推進室の担当者が講師を務めて、プラスチックのリサイクル資源としての有効性を伝えた。  同社は自動車のプラスチック部品製造などを手がける。担当者はプラスチックの長所と短所やリサイクルの仕組みを説明し、プラスチックごみを適切に回収分別し、リサイクルを繰り返す大切さを紹介した。SDGs達成に向けた同社の取り組みとして、県やNPO法人ホールアース研究所と連携する「はぐくみの森」での活動や、端材廃材を使った製品の開発なども説明した。  講座には5年

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  • 天竜材国際認証 取得の意義解説 浜松の推進協議会が研修

     持続可能な森林管理の国際基準「FSC認証」を受けた天竜材の地産地消を推進する「浜松地域FSC・CLT利活用推進協議会」はこのほど、浜松市中区のホテルで研修会を開いた。博報堂DYホールディングスの川廷昌弘CSRグループ推進担当部長が「FSCと浜松の人々の熱意でSDGs(持続可能な開発目標)達成に貢献する天竜材」と題して講演した。  同市のSDGs推進アドバイザーも務める川廷部長は、国連をはじめとする国内外の動向を解説した上で「さまざまな地方自治体がSDGsの考え方を取り入れ、ローカライゼーション(地域化)が進んでいるのが日本の特徴」と指摘した。  天竜材のFSC認証推進の意義については「環境、

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  • 「ペッパーで防災学びを」 プログラミングの全国コンテストへ 浜松聖星高生挑む

     浜松市中区の浜松聖星高の1、2年生7人が本年度、プログラミングの全国コンテスト「STREAMチャレンジ」(来年3月開催、超SDGsラボ主催)に向け、人型ロボットのペッパーで災害への備えを学ぶ仕組みづくりに挑戦している。  同校は前回大会でフードロス削減をテーマにプログラムを組み、最優秀賞を受賞した。今回は1年生3人が洪水への備え、2年生4人が避難後の対応をテーマに参加する。  1年の小野田茜さんは「今年は豪雨が多くて、自宅近くも浸水した。洪水時の心構えをペッパーで学べるようにした」と話す。2年生チームは、避難時の車中泊で注意が必要なエコノミークラス症候群などを学べる機能をプログラムした。  

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  • ロスパン 冷凍自販機でおいしく販売 SDGs推進掲げ、浜松市東区「月のパン屋さん」が設置

     浜松市東区原島町のパン店「月のパン屋さん」が、食べられるが、残って廃棄処分せざるを得ない「ロスパン」を販売する冷凍自動販売機を設置した。「おいしく食べてSDGs(持続可能な開発目標)」を掲げ、フードロス削減への理解を呼びかける。  同店によると、パン販売店では綿密な計算に基づき生産量を決めるが、天候に来店客数が左右されることも多く、完全なロス削減は難しい。  店外に設置したのは冷凍自販機「ど冷(ひ)えもん」。普段店頭に並ぶ30~40種類のうち、ロスとなったパン3個入りで、400円、500円、600円の価格を設定した。種類は選べないが、店頭購入に比べて2割ほど安価になる。設置後、毎日10件以上

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  • SDGs通じ学生が交流 浜松市内4大学「フェスタ」

     浜松市内4大学でつくる「市内大学地域貢献ネットワーク」はこのほど、「大学生交流フェスタ」(静岡新聞社・静岡放送後援)を中区の市ギャラリーモール・ソラモで開いた。浜松学院大、常葉大、静岡文化芸術大、浜松医科大、静岡大の学生や市内の高校生が、SDGs(持続可能な開発目標)に関する取り組み発表などを行った。  学生サークルやゼミなど計21団体が出展ブースなどで参加した。同市天竜区に伝わる伝統芸能「勝坂神楽」を仮想現実(VR)で紹介したり、高校生が企業と共同開発したスイーツを販売したりする団体もあった。ステージではダンスや一輪車のパフォーマンスを披露し、会場を盛り上げた。  フェスタは、SDGsを通

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  • ろう者対象に金融セミナー 浜松いわた信用金庫

     SDGs(持続可能な開発目標)を推進する浜松いわた信用金庫(浜松市中区)などはこのほど、手話を第1言語にする「ろう者」を対象にした金融セミナーを同区の市民協働センターで初開催した。  ろう者と健常者の交流促進に取り組む「KIZUNA Deaf&Hearing」代表で手話通訳士の和田典子さん(同市南区)と企画した。SDGsが掲げる誰ひとり取り残さない社会に向け、将来不安を払拭する一策として資産形成など金融知識の基礎を紹介した。絵図を資料に多用するなど配慮したという。  同信金SDGs企画課の本間恵美子次長が「使う」「ためる」「増やす」「残す」の4本柱での資産管理の考え方や教育資金の備え方などの

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  • 身近なSDGs探そう 三島の子育て団体がマップづくり

     静岡県東部の子育て支援グループ「ママとね」はこのほど、身近なSDGsを探す「サステナブルマップづくり」を三島市民活動センターで開いた。小中学生と保護者ら18人が三島と長泉町の白地図を使い、SDGsの視点で地元を見つめ直した。  一般社団法人「サステナブルマップ」(川崎市)の今井雄也代表理事を講師に、国連が定める持続可能な開発目標(SDGs)の17項目について自分が取り組みたいことをそれぞれ考えた。気候変動の課題については「給食を残さず食べて燃やすごみを減らす」、クリーンエネルギーの問題は「電気を使わないときに消す」など、普段からできる生活習慣や活動を思い思いに書き出した。  白地図には地元の

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  • 2日から総括質問 静岡市議会

     静岡市議会は30日、議会運営委員会を開き、12月2日から始まる11月定例会総括質問の順番を決めた。  総括質問は次の通り。  【2日】繁田和三(自民)市長の政治姿勢と第4次総合計画▽白鳥実(創生静岡)市政運営、健全な行政運営の推進、災害に強く持続可能なまちづくり、人への投資、にぎわいのあるまちづくり▽宮城島史人(志政会)大規模災害の備え、4次総における海洋文化の地域づくり、観光施策、子ども・教育▽井上智仁(公明)4次総、各種計画、アセットマネジメント、子育て施策▽内田隆典(共産)市長の政治姿勢、台風15号の対応【5日】山梨渉(公明)台風15号▽浜田佑介(創生静岡)台風15号の災害対応、被災者

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  • アパレル業界の魅力学ぶ 静岡デザイン専門学校 TGC関係者ら解説

     来年1月に静岡市駿河区のツインメッセ静岡で開催されるファッションイベント「SDGs推進 TGC(東京ガールズコレクション)しずおか2023」の準備を進める同実行委員会は29日、同市葵区の静岡デザイン専門学校で、アパレル業界の魅力を伝えるセミナーを行った。  開催テーマ「“輪―WA―”」に合わせ、同校生徒と人気のブランドを展開する出展企業「MARK STYLER(マークスタイラー)」(東京都)の連動企画として実施した。  同社やTGC運営関係者らが講師を務め、洋服の製造から商品企画、流通に至る経緯やファッションショーを通じた消費喚起の仕組みなどを解説。同校の生徒約90人

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  • 入賞者21人表彰 家康公顕彰作文コンクール 静岡

     徳川記念財団は26日、徳川家康公顕彰作文コンクール(同財団主催、徳川みらい学会共催、静岡新聞社・静岡放送など後援)の表彰式を静岡市葵区の静岡商工会議所で行った。最高賞の徳川賞に輝いた山里尚音さん(浜松中部小6)ら入賞者21人と学校賞の静岡蒲原中、静岡葵小に表彰状を贈った。  上位入賞者による朗読も行われた。山里さんの作文は「徳川家康公からの最高の贈り物」と題し、泰平の礎を築いた家康の言動から、現代の世界平和へのヒントを探る内容。家康が生涯大切にした「勉強」と「礼儀」を通して、日本人の心に脈々と受け継がれた「平和の種」を咲かせるのは自分たちの心がけ次第だ、と力強く朗読を締めくくった。  静岡県

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  • 貧困やごみ対策、身近に 浜松・北浜東部中 地元企業が講話

     浜松市浜北区の北浜東部中で25日、1年生約110人が持続可能な開発目標(SDGs)に関する話を社会人から聞く授業を受けた。地域の企業、団体の担当者から貧困や環境に対する取り組みを学んだ。  磐田市の廃棄物処理業「大橋商事」の役員遠藤健正さん(47)は高校時代、家庭の事情から実家を離れて新聞配達をし、井戸水を使う古い家で生活した経験を伝えた。住む場所のない就職希望者らの就労支援など同社の取り組みも説明し「貧困をなくしたい。皆さんも生きる上での本質は何か考えてほしい」と話した。  浜松市ごみ減量推進課はごみを少なくするリデュース、繰り返し使うリユース、再利用のリサイクルといった「3R」と呼ばれる

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  • 地域でSDGs考える 浜松市中区でイベント 学生と企業が対話

     浜松市中区新津町の常盤工業はこのほど、持続可能な開発目標(SDGs)を考えるイベント「ハママツつながる文化祭」を、同社に近接する「ときはまスクエア」で初開催した。海洋プラスチック対策を学ぶカードゲーム体験会やフェアトレード商品を販売するマーケットが開かれ、地域住民らでにぎわった。  静岡文化芸術大、浜松学院大の学生4人と市内企業7社の担当者によるトークセッションを行い、各企業がSDGsに関する取り組みを紹介した。  常盤工業は自然エネルギーを社屋の冷暖房機能などに活用している事例を説明。学生からは「SDGsを批判的に感じた時もあったが、人々が未来に向けて活動する切り口になっていると感じた」と

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  • 再生プラ素材でサッカーボール、児童ら組み立て 浜松・中部日本プラスチック

     子どもの教育充実や廃棄物削減を掲げるSDGs(持続可能な開発目標)に呼応し、再生プラスチックを使い開発された組み立て式のサッカーボールがある。素材の一部を提供する中部日本プラスチック(浜松市東区)が寄贈活動と同時に、自社のエコ教育教室でこのボールを使った体験ワークショップを始めた。雪下真希子社長は「楽しみながらリサイクルやエコを学ぶきっかけになれば」と期待する。  名称は「マイフットボールキット」。3種類約50個のパーツを組み立てることで、直径約20センチの球体を完成させる。スポーツメーカーの「モルテン」(広島市)などが開発し、蹴り心地にもこだわったという。  一般発売はなく、取り組みに賛同

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  • 心安まる幻想の光 竹灯籠66基が点灯 静岡・ゆらら

     静岡市葵区の市ふれあい健康増進館「ゆらら」で23日、竹灯籠イルミネーションの点灯が始まった。放置竹林問題に取り組む同区の環境保全団体「アカリノワ」と連携した取り組み。12月28日までの開館日に、午後5時から閉館まで点灯する。  プールや浴場などの利用者がくつろぐリラクセーションルームのバルコニーに、同施設の裏山で伐採した竹を活用した竹灯籠66基が並ぶ。このうち約30基は施設利用者を対象にした体験教室で制作された。利用者に国連の持続可能な開発目標(SDGs)への意識を高めてもらおうと展示した。  施設を運営する市まちづくり公社の前沢隆二所長は「午後5時以降は夜間料金のため通常の半額になる。竹灯

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  • 果樹園を子会社化へ ミダックHD

     ミダックホールディングス(HD)は24日、「岩原果樹園」(山梨県北杜市)の全株式を取得し、子会社化すると発表した。30日付の予定で、取得額は約1億3千万円。  岩原果樹園は2021年設立(資本金900万円)。清里高原でサクランボなど果樹生産を手掛ける。21年12月期の売上高は約8300万円。資本金の額から、ミダックHDの特定子会社となる。  同社の人的資源を投入して果樹園の事業継続を目指し、SDGs(持続可能な開発目標)や地方創生に貢献するとしている。

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  • 環境対策呼びかけ行進 浜松開誠館中・高生徒1000人

     浜松市中区の浜松開誠館中・高は24日、気候変動への対策強化を呼びかける「グローバル気候マーチ」を同市中心街で行った。街頭でのマーチは3年ぶり。  同中高の生徒ら約1千人が、環境保護などを呼びかける手作りのボードやのぼり旗を掲げて同校を出発し、JR浜松駅や市役所の周辺を行進した。市役所前では、生徒が鈴木康友市長に環境に配慮した政策などを求める提言書を提出した。  同高2年の高橋世耀生徒会長(17)は「若者の未来が危機的な状況にあることを知ってもらいたい。市民の行動や気持ちに少しでも変化があればうれしい」と話した。  同校は国連が掲げるSDGs(持続可能な開発目標)の推進など全校を挙げてグローバ

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  • ウナギ資源回復へ 遠州灘へ親魚放流 浜名湖周辺生産者ら

     浜名湖周辺のウナギ生産者や仲買人、料理店などでつくる「浜名湖発親うなぎ放流連絡会」などは24日、浜名湖で捕れた天然ニホンウナギ351匹(約149キロ)を遠州灘に放流した。産卵のための親魚として、資源回復につなげる。  同連絡会の関係者は、浜松市西区の舞阪漁港から2隻の船で沖合に向けて出港。体長約50センチの成魚を海中に放した。今年は海水温が高かった影響で、例年より遅い時期の放流となったが、最近は雨が降った影響などでウナギが活発に動いたという。年内にさらに2回、計約400キロの放流を予定している。  取り組みは2013年度から始め、10年目。17年度からはクラウドファンディングで資金を募り、本

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  • デニム1本から洋服をリメーク 加藤学園暁秀中生 ショーで披露

     沼津市の加藤学園暁秀中2年の102人が21日、デニムブランド「リーバイス」の人気シリーズのパンツ「501」をリメークした洋服のファッションショーを同校で開き、自信作を披露した。  大量購入した廃棄予定の501に、新たな価値を加えて再生する「アップサイクル」に取り組む山沢亮治さん(47)=東京都=の指導を受けた。リメークの楽しさを体験しながら持続可能な開発目標(SDGs)も学習。これまで一部生徒が、端切れなどを利用したかばんリメークの魅力に触れていた。今回、取り組みを山沢さんが知り、コラボレーションが実現した。  30グループに分かれ、山沢さんから提供された1本の501をジャケットや帽子に仕立

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  • 学校の簡単な修繕無償で 沼津の鉄工所SDGs参画 他社に呼びかけ信用向上へ

     鉄骨工事などの影山鉄工所(沼津市西間門、影山彰久社長)は、全国の同業他社と修繕が必要な教育機関とのマッチング事業に乗り出す。鉄工所が小中学校などの施設の簡単な修繕を無償で請け負い、業界と各社の信用度向上を図る。将来的には収益となる仕事につなげ、人材難などに直面する業界の存続を目指す。  修繕を依頼する教育機関と、応じる地元の鉄工所をつなぐ専用アプリを近く立ち上げる。教育現場の充実や企業の成長を示すSDGs(持続可能な開発目標)の一環ととらえ、SDGsを進めたい鉄工所を後押しする。教育機関は小中学校のほか、保育園や幼稚園、高校を想定している。  アプリはITグループ会社のクラフトーチが運営する

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  • 「SDGs保証」好調 予定の2倍超見込み 地銀・信金も支援本腰

     持続可能な開発目標(SDGs)推進に向け、静岡県信用保証協会が4月に創設した「SDGs支援保証制度」が好調に推移している。この7カ月余で取扱金融機関は県内全ての地銀と信用金庫に拡大し、初年度の保証承諾額は当初想定の2倍を上回る1200億円超を見込む。各金融機関も中小企業の脱炭素化や職場改善などの支援に本腰を入れ、資金需要を掘り起こそうと力を注ぐ。  制度はSDGs関連の取り組みに必要な設備・運転資金を金融機関から借り入れる際、保証料を0・1~0・2%引き、保証期間延長も行う。静岡銀行を皮切りに、11月1日までに県内4地銀と9信金と業務提携を済ませた。  同協会によると、10月末時点の保証承諾

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  • ヤマハ発の日高社長 磐田・城山中で講話 最新技術紹介

     ヤマハ発動機の日高祥博社長はこのほど、磐田市見付の城山中で、脱炭素やSDGs(持続可能な開発目標)に向けた取り組みについて講話した。全校生徒約840人が、グローバル企業のものづくりの最新動向を学んだ。  小中学生のキャリア教育に講師派遣する市の就労・起業啓発事業の一環。日高社長は社会課題解決につながる企業活動の思いを地元生徒に伝えようと、講師を買って出た。  日高社長は「SDGsの達成には、世界的な協調が必要。ヤマハ発のようなグローバル企業なら地域や分断を超えて課題を解決できる」と強調。途上国への浄水装置設置や、農業の負担軽減を図るドローンの開発などの取り組みを紹介した。二酸化炭素(CO2)

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  • 焼津中央「ごみ発電」に最優秀 7高校がエネルギー問題解決策

     エネルギーをテーマに社会的課題の解決策を提案する「第4回高校生が競うエネルギーピッチ!」(電気新聞主催、静岡新聞社・静岡放送共催)が20日、静岡市駿河区のグランシップで開かれ、県内の7高校が出場した。ごみ焼却施設での発電効率を引き上げ、生み出したエネルギーを地域活性化にも活用する「スーパーごみ発電」を発表した焼津中央高が最優秀賞に輝いた。  生徒たちは8月から「SDGs達成に向けたエネルギーの変革」を見据え、企業や大学の研究室などの協力を得て実地研究を進めてきた。発表では、山本隆三常葉大名誉教授や開沼博東京大大学院准教授ら審査員が見つめる中、スライドを用いて分かりやすく利点や実現可能性を訴え

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  • ごみ問題考えるきっかけに 「30年後の海」で釣りゲーム 駿河総合高生有志、子どもたちとワークショップ

     駿河総合高(静岡市駿河区)の生徒有志でつくる団体「US(アス)」は19日、同区の静岡ガスエネリアショールーム静岡で、子どもを対象にSDGs(持続可能な開発目標)の視点から海洋プラスチックごみ問題を学ぶワークショップを開いた。  生徒は、県が推進する海洋プラスチックごみ削減活動「6R県民運動」の考え方を分かりやすく説明した。来場した子どもたちは「30年後の海」を想定し、魚だけでなくペットボトルなど「ごみ」のカードが入ったビニールプールで魚釣りゲームを楽しみながら、自分たちができる行動を考えた。葵区の藤浪航祐君(9)は「水筒を持ち歩いてごみを減らしていきたい」と話した。  同団体代表の川畠慎之介

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  • 脱炭素へ取り組み発表 静岡市内の高校生ら フードロス工夫提案も

     静岡市内の高校生や大学生が脱炭素に向けた取り組みなどを披露する「ゼロカーボン提案発表会」(同市主催)が19日、清水区の静清信用金庫草薙研修センターで開かれた。  同日、静岡鉄道としずてつジャストラインが静鉄電車・路線バスを終日無料にして公共交通機関利用を呼びかけるなどした「クールチョイス2022 in しずおか」の関連企画。同社の関係者ら約80人が耳を傾けた。  清水桜が丘、静岡市立、駿河総合、城南静岡、静岡サレジオの5高校のほか、静岡大や県立大などの学生らでつくる3グループが参加した。城南静岡高のチームは、食品の保存方法やレシピの工夫といった、日常生活の中でフードロスを防ぐ取り組みを紹介。

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  • 学生や教員ら 広野海岸を清掃 静岡・鈴木学園

     静岡県内で専門学校を運営する学校法人鈴木学園は19日、学生と教職員による海岸清掃活動を静岡市駿河区の広野海岸で行った。SDGs(持続可能な開発目標)への取り組みの一環で、同市の中央医療健康大学校など5校の約70人が参加した。  地元ボランティアグループ「広野海岸ビーチクリーン」との共同事業。主宰の押尾亜哉さん(51)と小野田由美子さん(56)が案内役を務め、河口が近い安倍川から流れ着いたペットボトルやプラスチックごみが多い現状を説明した。  海岸線を約1キロにわたって移動しながら、1時間ほどで45リットル袋に約30袋分を回収した。富士メカニック専門学校(小山町)1年の片岡拓海さんは「ごみの種

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  • サッカー通じ親子で環境問題学ぶ 清水エスパルスが啓発イベント

     清水エスパルスは19日、脱炭素や持続可能な社会の実現の必要性についてサッカーを通じて地域の子どもらに啓発するイベント「ゼロカーボンサッカークリニック」を静岡市清水区袖師のエスパルスドリームフィールド清水で開いた。  子どもと保護者計35人が参加し、今泉幸広コーチらにサッカーの指導を受けながら環境問題に関するクイズなどに挑戦した。自家用車の代わりに公共交通機関を使用することを呼びかけたほか、水分補給の際にマイボトルを使うこと、運動着を大事に長く使って最後は古着としてシェアしたり再利用に回したりすることなど、サッカーに関連した環境保護方法も教えた。  フィールドの外では、東海大静岡翔洋高とコラボ

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  • 金融 中小の負担増、支援策急ぐ【円安 難局 検証・中間決算㊦】

     「有価証券の利息配当のプラスと、含み損のマイナスのバランスをどう考えるか」。2022年9月中間連結決算の発表会見で、柴田久しずおかフィナンシャルグループ社長は、含み損が増えている外国債への対応方針を問われ、長期戦略の重要性を強調した。  静岡銀行以外のスルガ、清水、静岡中央の県内3行が、本業の収益力を示すコア業務純益を前年同期比減とした中間決算。米国など主要国での急速な金利上昇は、企業には円安と原材料高騰、金融機関には保有外国債の下落に直結し、国内の経済基盤を大きく揺さぶる。新型コロナウイルス禍の収束も見通せず、国際情勢も不透明な状況の中、各行は地域企業と自行の持続的な成長策を模索する。  

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  • 静岡人インタビュー「この人」 グローバルユース国連大使として活動する 田中新恋さん(静岡市葵区)

     日本青年会議所の「JAPANグローバルユース国連大使」に選ばれ、インドネシアで現地の高校生とSDGs(持続可能な開発目標)をテーマに議論した。静岡城北高グローバル科2年。16歳。  -どんな活動をしてきたか。  「SDGsをより多くの人に身近に感じてもらうのが目的。全国各地から22人、そのうち県内から5人が選ばれた。インドネシアでは6グループに分かれ、SDGsの一つの項目に絞って日本の課題や解決策を発表した。『貧困をなくそう』について発表した際に、現地の高校生から貧富の格差が激しいインドネシアの現状を教えてもらい驚いた」  -活動で学んだことは。  「日本の英語学習はアウトプットが極端に少な

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  • 環境への責任 企業評価に 静岡で県資源協会が大会

     静岡県環境資源協会(静岡市葵区)はこのほど、環境省が推進する環境マネジメントプログラム「エコアクション(EA)21」の認証取得企業を集めた県大会を同市駿河区のグランシップで開いた。県内企業の担当者ら約150人が参加し、今後の企業経営に求められる環境への配慮や社会的責任について学んだ。  冒頭で県くらし・環境部の織部康宏理事は「企業の従業員がEAに取り組む共通認識を持ってもらいたい。まずは省エネに取り組み、エネルギー効率を高めて生産性の向上を考えることが大切」とあいさつした。  環境経営と持続可能な開発目標(SDGs)について講演した同協会の平井一之専務理事は、県内のEA認定取得事業者数が98

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  • 11月19日 静岡市内の電車とバス終日無料 脱炭素へ静鉄企画

     静岡鉄道(静岡市葵区)としずてつジャストライン(同区)は11月19日、二酸化炭素(CO2)排出量が少ない公共交通機関の利用を促し、脱炭素への市民意識向上を図るイベント「クールチョイス2022 in しずおか」を実施する。静鉄電車と同市内の路線バスの運賃を終日無料にする。  電車では全15駅で乗り降りできる「1日フリー乗車券」を配布する。バスは乗車券不要とする。駿府城公園(同区)をはじめ、市内各地で環境啓発イベントを展開し、にぎわい創出も図る。  当日の乗降客数や移動距離、交通量のデータを収集し、CO2削減効果などを分析する。静岡鉄道の川井敏行社長は「鉄道とバスが脱炭素に有効な乗り物であること

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  • 移動情報など提供、温室効果ガス削減へ 19日「情報銀行」体験会

     中部電力、静岡ガス、静岡銀行は19日、公共交通機関の利用者の移動情報を預かり、地元企業や大学など研究機関に提供する「情報銀行」の体験会を開く。集まった情報は、温室効果ガス削減や渋滞緩和などの効果を分析するために活用する。  3社が開発した専用アプリに年齢や性別を登録し、電車やバスを乗り降りした情報を記録する。参加者は移動先周辺のイベント情報を受け取ることができる。入力するごとにポイントがたまり、3ポイントでデジタルギフト券が当たる抽選にも参加可能。  体験会は同日開催される環境イベント「クールチョイス2022inしずおか」(静岡鉄道など主催)に合わせて実施する。同イベントのホームページやチラ

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  • SDGs取り組み報告 浜松いわた信金と東京海上日動

     浜松いわた信用金庫と東京海上日動火災保険は15日、SDGs(持続可能な開発目標)普及と女性活躍推進に向けた取り組み発表会を浜松市中区で開いた。両社が2021年に結んだ連携協定に基づく「SDGs登録制度」の参加企業7社の女性社員が登壇。女性の働き方や教育推進、省エネなど各事業所のSDGsの取り組みや成果を報告した。  浜松倉庫(同区)は、女性リフトオペレーターの継続採用や動きやすい制服導入などを通じ、男女、職種の垣根の撤廃に向けた試みを紹介。物流効率化や省力化につながるDX(デジタルトランスフォーメーション)にも注力していると報告した。  10~80代が働く農機部品製造のコーケン工業(磐田市)

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  • 市民の健康支援 富士市、中北薬品と協定

     富士市は14日、市民の健康増進や安全・安心の向上を図る包括協定を中北薬品(名古屋市)と締結した。健康、教育、福祉などの分野で市民生活の向上を図るほか、災害時の支援など協働の取り組みを持続的に進める。  同社は市のSDGs未来都市推進企業に登録し、「地域の健康づくり応援プロジェクト」を実践。食育や感染症対策を推進しているほか、災害発生時には医薬品の供給や被災者への健康指導などを実施する計画を掲げてきた。  今後は従前の内容に食品ロスの削減や水害時の防疫薬の提供などを加え、市の担当部署と定期的な協議を持つ。SDGsのプラットフォームに基づく同市と民間企業との連携は初めて。  市役所での締結式に臨

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  • 浜松南高生が最優秀 浜松市の政策案・高校生の部

     浜松市はこのほど、向こう5年間で取り組める政策案を競う「地方創生・SDGs政策アイデアコンテスト」高校生の部の最終審査会を市役所で開いた。市内の高校から8チームが参加し、新たな観光振興策を掲げた浜松南高の「チームX」が最優秀賞に輝いた。  チームXのメンバーは、同市の観光交流客数が著名観光地を抱える他都市に比べ少ない点に着目。既存観光スポットの知名度の低さや、情報発信の弱さを課題として挙げた。  対策として、アクトシティ浜松のホールへの魅力的なイベントの誘致、浜松城や市民プールの新たな活用法の模索、ツイッターでの独創性が高い情報発信などを提案。鈴木康友市長らによる審査では、誘客対象に確実に届

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  • 「富士山SDGs」普及へ 富士宮市が12月初イベント 記念講演や事例発表

     「富士山SDGs推進パートナー制度」を立ち上げた富士宮市が身近なところにSDGsのヒントがあることを感じてもらおうと、初の一般向け富士山SDGs推進イベントを12月12日に市民文化会館で開く。時事ユーチューバーで笑下村塾代表のたかまつななさんを招いた記念講演のほか、市内団体による事例発表を企画した。  市では富士山を守り未来につなぐ「富士山SDGs」の普及に向け、6月に同制度を立ち上げた。市内に拠点を置く事業所や団体、学校などから富士山SDGsに関する取り組みをまとめた宣言書を募っている。市担当者は同制度について「富士山麓に暮らす住民や企業、団体などが富士山SDGsを契機に、つながり、学び合

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  • 台風被災者支援 静岡市に54万円 清水桜が丘高生が寄付

     静岡市清水区の清水桜が丘高の生徒が14日、台風15号の被災者支援のため集めた募金54万677円を市に寄付した。市役所静岡庁舎で田辺信宏市長に目録を手渡し、市内で行った募金活動を報告した。  「SDGsを通じた地域貢献」などを目的に、生徒が自発的に活動する同校の「リボーン・バトン・プロジェクト」の一環。生徒は10月16日にJR静岡駅北口地下道、11月3日にJR東静岡駅南口グランシップ芝生広場で募金活動を行った。  生徒会長の林晏里さん(16)は「地域のために何かしたい私たちの気持ちと、募金してくれた人の被災者を助けたい気持ちが結びついた結果」と話し、さらなる地域貢献に意欲を示した。  他の生徒

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  • エネジン社長 SDGsの事例を紹介 浜松市中区で講演

     1月に「中小企業でもできるSDGs経営の教科書」を出版したLPガス販売エネジン(浜松市中区)の藤田源右衛門社長がこのほど、同区で講演し、自社の地域貢献型SDGs(持続可能な開発目標)の事例を紹介した。  県商工会連合会、県商工会議所連合会のスタッフ研修会で講師を務め、地元信金などと連携した絵画展や子育て教室の開催といった取り組みを解説した。「パートナーシップを組むと多様な企画が生まれ、互いの客をシェアする効果があった。会員企業を他社と結び付けてほしい」と呼びかけた。  書籍の出版以降、藤田社長には県内外の金融機関などから講演依頼が続いている。同社は新たなパートナーとのつながりなどを求めて事例

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  • 海の大切さ、英語で聴講 サンゴの役割学ぶ 静岡城北高

     静岡市はこのほど、静岡城北高(同市葵区)で「海洋」をテーマにした特別授業を行った。静岡大サステナビリティセンターの特任教授2人が講師を務め、1・2年生19人が持続可能な開発目標(SDGs)の14番目の目標「海の豊かさを守ろう」に関する講義を英語で聴講した。  鈴木款(よしみ)特任教授(75)は「気候変動の影響で、海水温が上昇している。海を知るには、海の構造を知ることが大切」と話した。カサレト・ベアトリクス特任教授(65)は、海の生態系に重要な役割を果たしているサンゴ礁が、水温の影響を受けやすいことを解説した。  2年生の渡辺太一さんは「海が二酸化炭素の90%を吸収していると知って驚いた」と感

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  • 馬と共にSDGs 社内研修に活用も 富士宮で講習会

     奈良県の一般社団法人はたらく馬牧場はこのほど、富士宮市のNPO法人EPOの協力で、地域での馬の利活用を考える講習会を同市粟倉のスポーツビレッジ村山ジャンボ敷地内の「カフェこばっちょ」で開いた。2日間の講習に県内外の企業の人事担当者や地域住民ら計約40人が参加し、身体障害者の雇用や社内研修での馬の生かし方を学んだ。  同市内で馬を通じた障害者の就労支援や療育支援を手がけるEPOの高橋智理事長が、奈良県内で馬とともに循環型の里山整備などに取り組む同牧場を視察したことがきっかけで企画した。「はたらく馬と共にSDGsに取り組もう」をテーマに、馬に触れる体験を交えながら、講師陣が馬の基本的な扱い方や馬

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  • 腐敗したミカン 微生物が分解 JAみっかびが新設備導入 焼却、運搬不要で環境負荷減

     浜松市北区三ケ日町のJAみっかびは本年度、腐敗した三ケ日みかんを微生物の力で分解し、分解水として排水する設備「有機物残渣(ざんさ)処理システム」を導入した。廃棄ミカンの運搬や焼却を伴わないため、二酸化炭素(CO2)排出などの環境負荷を抑えることができる。  新たな設備では、選果場で取り除いた腐敗ミカンを投入して破砕し、かき混ぜながら微生物がミカンを分解。生じた分解水を浄化装置に通し、排出基準を満たして排水する。一日に最大1トンを処理できるという。  同JAの選果場では、1年間に約50トンの廃棄ミカンが生じる。これまでは産廃処理業者に依頼して焼却処分していた。設備の導入で、CO2排出量が大幅に

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  • 三保松原を清掃 東海三菱自販

     東海三菱自動車販売はこのほど、静岡市清水区の三保松原で清掃活動を展開した。三保松原での清掃活動は今回が3回目。有志49人が約1時間活動し、ごみ袋137個分の松葉や雑草を集めた。  同社によると、環境経営を進めるため「エコアクション21」を進めていて今後も持続可能な開発目標(SDGs)に貢献する取り組みを推進していく。

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  • 創立40周年の節目祝う 浜松湖南高、生徒会の取り組み紹介も

     浜松市西区の湖南高は11日、創立40周年の記念式典を校内で行った。教室でのオンライン視聴も含め、全校生徒約970人と地域の来賓が節目を祝った。  渡辺賢一校長は「多文化共生の推進や異文化理解に向けて、さまざまな活動を行っている。生徒の皆さんは、学校を見守ってくれている地域の人々がいることを忘れないでほしい」とあいさつした。  生徒会長の高栁莉那さん(2年)は文化祭や国際交流活動、生徒会での取り組みを紹介し、「生徒一人一人が夢をかなえるために、学校生活を送っている」と話した。生徒がドローンで撮影した校舎の空撮映像を流したほか、奈良県で行ったSDGsの研修などを生徒4人が発表した。  同高は19

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  • ペーパーレス会議 静岡市議会議運が試行運用スタート

     静岡市議会は10日の議会運営委員会を皮切りに、タブレット端末を活用したペーパーレス会議の試行運用を開始した。2023年度から会議資料の電子化を原則としたペーパーレス会議の本格運用を予定している。  この日の議運では、畑田響委員長が冒頭に「タブレット端末を用いた初のペーパーレス会議。円滑な審議をお願いしたい」などとあいさつ。委員が会議資料を格納したタブレット端末と、紙の会議資料の双方を使って審議を行った。  タブレット端末は全市議48人に各1台が貸与された。24日開会の11月定例会の議事日程や総括質問の通告一覧に関する資料に加え、上程予定の議案集などの電子データが搭載される。22年度中は紙媒体

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  • 南アルプス保全・利活用へ 「みらい財団」本格始動 山小屋で課題聞き取り

     南アルプスの保全と利活用を目指して、静岡県が今年夏に設立した「南アルプスみらい財団」が、事業を本格化させている。夏以降、財団職員2人が管理人のいる南アルプスの各山小屋を訪問し、登山道の現状や登山客の増加に向けた課題などを聞いた。  財団は、県が策定した保全と利活用の指針「南アルプスモデル」実行部隊としての役割を担う。登山道の見回りなどのほか、シカの食害防止柵の設置や撤去に伴う作業も行う。  南アルプス登山は、新型コロナウイルス感染症の流行前、長野・山梨側からの入山者は約180万人だったのに対し、本県側は3万人ほどにとどまっていたとされる。県側は登山口までの距離が長い上に体力や技術の要求水準が

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  • 校庭に太陽光パネル設置、仕組み学ぶ 浜松市中区・瑞穂小

     浜松市中区高丘北の瑞穂小5年生は8日、太陽光発電の仕組みを学ぶ特別授業を校庭で受けた。同区のLPガス販売会社「エネジン」の社員が講師を務め、児童は発電システムの組み立てや発電実験を通じて、環境問題や未来のエネルギーの在り方を考えた。  児童は住宅の屋根をイメージした斜めの架台に、モジュールと呼ばれるパネルを設置した後、配線をつなぎ扇風機やラジオを稼働させた。パネルをシートで覆うと、電気製品が動かなくなるのを確認し、太陽光エネルギーの力を実感した。  化石燃料の枯渇や、温室効果ガスの排出による地球温暖化問題について、社員の解説もあった。  授業は、国連の持続可能な開発目標(SDGs)をテーマに

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  • 野村商店社長・野村勝也氏 生活支える仕事、次代に【サンフロント21懇話会~熱き地域人】

     ―創業から100年の節目を迎えた。近年の動向は。  「2022年の年間スローガンには『バトンを次の君たちへ』を掲げた。次の世代を考えると、信頼できるパートナーと手を取り合って地域の雇用を守り、維持していくことが重要になる。他社と協同して新組織を立ち上げ、事業を展開している。まずは一歩を踏み出すことが大事だと考える。行動しなければ経験値を積むことができない」  ―建設業界の現況は。  「人手不足が課題だ。実際に働く人の様子を見学したり、話を聞いたりしてもらいたい。選んでもらえる会社を目指す。橋や道路、防潮堤、津波避難タワーなどインフラや安全を守る設備に関わっている。近年は大きな災害も多く、直近

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  • 海の豊かさ“ともに”守ろう 静岡城北高生と島国モーリシャス生徒 オンラインでSDGs議論

     静岡市はこのほど、静岡城北高(葵区)の1、2年生有志とインド洋の島国モーリシャスの高校生が持続可能な開発目標(SDGs)について意見を交わすオンライン交流会を同校で開いた。双方の生徒計30人がSDGsの14番目の目標「海の豊かさを守ろう」について英語で議論した。  魚などの生態系に悪影響を及ぼすマイクロプラスチックを削減するため、自国の現状を踏まえて自分たちができることを報告し合った。静岡城北高2年の北上由梨奈さん(17)は「モーリシャスでは学校で出るプラスチックごみをボランティアが回収している。日本でも同じことができるのでは」と述べた。  交流会は市が東京五輪・パラリンピックで同国のホスト

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  • 静岡県SDGsビジネスアワード 8団体を採択 事業化へ支援

     静岡県は環境課題の解決に貢献するビジネスプランを表彰する「県SDGsビジネスアワード」の採択団体8件を決定し2日、各団体が事業を紹介するキックオフミーティングを県庁で開いた。  2021年度に創設したアワードで、今回2回目。18件の応募から革新性や実現可能性を審査した。採択団体に対し、専門家による伴走支援を12月から3カ月間行って事業化を後押しし、23年3月の最終成果発表会を経て県知事賞などを決める。  採択団体の一つ、パイフォトニクス(浜松市東区)は特殊なLED光を用い、環境に優しい鳥獣被害防止策を提案した。このほかの採択団体は次の通り。  アステック開発(浜松市北区)カナック(藤枝市)ナ

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  • SDGs実現へ地域に提案 沼津・大平中 発表会向け準備着々

     沼津市立大平中は本年度、学校全体で持続可能な開発目標(SDGs)の実現に取り組んでいる。11月下旬に行う地域への提案発表イベントに向け、3年生が中心となり準備を進める。行政や地域の団体も出展予定。大平地区に向けた情報発信の機会にする。  同校は昨年度からSDGsへの取り組みを本格的に開始した。3年生は2年時から、生き物や地域の歴史資源である石仏などSDGsに関連したテーマごとに分かれ、地域の課題解決のためにフィールドワークを重ねている。  10月下旬、福祉子ども班は大平地区センターで行われた地域の未就学児らが集う「エンゼルサロン」を訪問。工作やおもちゃで遊び、触れ合った。月ケ洞菜那さん(14

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  • 大川キャンプ場周辺を草刈り 静岡アクタガワ

     介護事業を手がけるアクタガワ(静岡市葵区)は3日、同区の中山間地域の大川地区で景観整備活動を行った。地域貢献事業の一環。  大川オートキャンプ場に社員約15人が集まり、生い茂った草を刈る作業に汗を流した。同社は国連の持続可能な開発目標(SDGs)につながる活動を県内各地で実施している。芥川崇仁社長は「地域密着の企業として、コミュニティーの活性化に貢献したい」と話した。

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  • SDGs若者サミット 高校生や実業家討論「同志とネットワーク構築」宣言 静岡

     若者が持続可能な社会の構築に向けて議論する静岡市SDGs(持続可能な開発目標)ユースサミットがこのほど、同市葵区の浮月楼で開かれた。「同じ志を有する仲間とのネットワーク形成する」との共同宣言を採択した。  世界遺産富士山の構成資産・三保松原(清水区)周辺の活性化に取り組む高校生や、SDGsを推進する企業の学生リポーター、まちづくりを手がける20~30代の実業家など10人が登壇した。「若者が行動するために必要な機会・環境」を題材にパネル討論し、仲間の存在や挑戦することの大切さを共有した。  同サミットは、SDGsの活動を共有する国連の記念日「世界都市デー」の関連イベント。SDGsハブ都市にアジ

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  • SDGs私募債でモニター2台贈る 新日本設計、沼津工高に

     建設コンサルタントの新日本設計(沼津市)は1日、卒業生の社員が多い沼津工高(同市)に授業で使用するモニタースクリーン2台(計約30万円相当)を寄贈した。運転資金として同社が発行し、三島信用金庫が引き受けた「しんきんSDGs私募債『ちいきのミライ』」を活用した。  同校で寄贈式を開き、新日本設計の門奈英治社長は「(卒業生が会社の)大きな推進力になっている」とあいさつした。同信金の高嶋正芳理事長は「SDGs(持続可能な開発目標)や働き方改革、若手の人材育成に力を入れている」と同社の取り組みをたたえた。  同私募債は手数料の一部を割り引き、企業が行うSDGs活動の原資にする。同社は今後3年間、生徒

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  • SDGs対応 地域戦略探る 中部未来懇話会がシンポ

     静岡県中部地区の発展に向けた将来構想を提言する中部未来懇話会(会長・中西勝則静岡銀行会長)は31日、秋季シンポジウム(静岡新聞社・静岡放送共催)を静岡市葵区で開いた。国連の持続可能な開発目標(SDGs)への中小企業の対応策についてパネル討論を行い、環境保全と経済成長の両立に向けた地域戦略を探った。  SDGsを推進している3社のトップが、木材伐採を減らすための商品開発や外国人従業員の雇用環境改善策など、独自の取り組みを報告した。  急速な円安に伴う原材料高が中小企業の経営を圧迫する中、SDGsを企業価値向上や競争力強化に生かす提案も出された。県内企業の経営者らが聴講し、経営改善のヒントとした

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  • 中部未来懇シンポ SDGs、中小企業の対応は 浸透へ議論

     中部未来懇話会が31日に静岡市内で開いたシンポジウムは、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の静岡県内中小企業対応をテーマにパネル討論を行った。SDGsを取り入れた企業経営を進める中小3社のトップが、自社の導入効果を示しつつ、地域企業への普及に向けた課題を話し合った。  平野ビニール工業(磐田市)の平野利直社長は、2021年に金融機関からSDGs支援型融資を受けたことを契機に、環境省の温室効果ガス削減支援事業に採択された経緯を紹介した。「自社事業の地球環境への影響や、外国人を含めた従業員雇用の在り方を見つめ直すことができた」と振り返った。  SDGs対応の茶商品を開発した大井川茶園(焼津市)

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  • 島田茶 温暖化の影響は 俳優・別所さんら3人が対談

     島田市はこのほど、ゼロカーボンシティ講演会を同市のプラザおおるりで開催した。地球温暖化が島田茶に与える影響をテーマに、市ふるさと大使の別所哲也さん、同市の茶農家・三浦克暢さん、染谷絹代市長の3人が対談した。  三浦さんは温暖化で樹勢が遅れたり、異常気象による災害で生育に影響が出たりする可能性を指摘した。「暖かくなることで、栽培の北限が広がる可能性がある」との考えも示した。  対談で別所さんは二酸化炭素(CO2)を吸収するなど地球環境にやさしい茶の木について「ショートフィルムなどで世界に情報発信していきたい」などと述べた。  染谷市長は昨年、市内の温室効果ガス排出量を2050年までに実質ゼロを

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  • 年間通じて軽装勤務します 伊東市職員、SDGs目指し11月から

     伊東市は28日、地球温暖化防止と省エネ対策の一環で行ってきたクールビズの期間設定をなくし、ウォームビズの期間と合わせて年間を通じて職員の軽装勤務を実施すると発表した。  働きやすい職場環境をつくるとともに、SDGs(持続可能な開発目標)の達成も目指す。実施期間は11月1日から。年間を通じて気候や体調、執務環境などに応じて職員各自が判断した服装で仕事を行う。  同市では2003年度から節電対策の一環で、6~9月を対象期間にクールビズを開始した。11年度からは期間を5~10月に拡大した。今回、ウォームビズの取り組みを始めるに当たり、通年化した。

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  • 脱炭素 静岡市が官民組織を設立 作業・金融の2部会を設置

     2030年度までの脱炭素化実現を目指す環境省の「脱炭素先行地域」に静岡県内で唯一選ばれている静岡市は27日、連携して事業推進を担う官民組織「脱炭素先行地域推進コンソーシアム」を設立した。エネルギーや電力、金融などの参画事業者が情報共有を図りながら、市内全域の脱炭素社会実現を目指す。  市上下水道局庁舎で開かれた設立総会では、出席者が組織の役割や事業展開を共有し、二つの部会設置を決めた。ENEOS(エネオス)、静岡ガス、鈴与商事などで構成する「作業部会」で事業の進捗(しんちょく)状況や課題をまとめる。金融機関などでつくる「金融部会」は融資や事業性評価などを担う。  会長に就任した田嶋太市環境局

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  • 新聞でSDGs理解 焼津・港小、関連記事探す

     焼津市石津港町の港小で27日、元中学校長の矢沢和宏さん(静岡新聞NIEコーディネーター)を講師に招いた授業が行われた。4年生の児童約100人が、本紙27日付朝刊を活用しながら、SDGs(持続可能な開発目標)について学んだ。  児童はそれぞれに配られた本紙朝刊からSDGs関連の記事を探し出すことに挑戦した。与えられた時間内に見出しや記事の文章から「再利用」「二酸化炭素(CO2)」といった関連しそうなキーワードを拾い上げていった。  矢沢さんは杉の木で作ったストローや古新聞を活用したエコバッグなどSDGs関連の取り組みを取り上げた本紙記事を紹介しながら「まず身近なところから始めてほしい」と呼びか

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  • 島田掛川信金と2社 脱炭素推進で協定 掛川

     島田掛川信用金庫は27日、三井住友海上火災保険(東京)と三井物産子会社のe―dash(同)の2社と脱炭素推進に関する協定を締結した。両社のノウハウを活用して取引先企業の脱炭素経営をサポートする。  普及啓発と取り組み支援のほか、脱炭素推進に関連する情報を企業に提供する。効果的な推進に向けて、定期的に協議の場を設けることも協定書に盛り込んだ。取引先を対象にしたセミナーなども手がける計画。三井住友海上火災保険との調印式では、伊藤勝英理事長が同社の谷口健一静岡支店長と協定を交わした。伊藤理事長は「脱炭素は持続可能な開発目標(SDGs)達成に欠かせない重要なテーマ。支援態勢を強化できる」と話した。

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  • ジーンズ再利用、バッグに 秋野さん(藤枝中)に「創造」最優秀賞

     藤枝市の藤枝中3年の秋野帆香さん(15)が制作したショルダーバッグが、「県中学生創造ものづくり教育フェア生徒作品コンクール」(県教育研究会技術・家庭科教育研究部主催)で最優秀賞に輝いた。持続可能な開発目標(SDGs)を意識し、着なくなったジーンズ生地などを有効活用した。来年1月の全国大会に出品する。  県大会は10月中旬に県教育会館で開催。技術科と家庭科の計4部門あるうち、主に授業内で作った作品を対象にした家庭分野1部門に出品した。  小学生時代に使っていたデニムのショートパンツの生地を表地に、チェック柄の給食袋を裏地に取り入れた。家庭科の授業で昨夏から構想を練り、家族から譲り受けたジーンズ

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  • 浜松市の児童らブラジル選手へ手紙 東京五輪・パラのホスト相手国

     浜松市内の3小学校の児童らが東京五輪・パラリンピックのホストタウン相手国となったブラジルの選手団に向けて手紙をしたためた。選手団に届けてもらおうと、各校の代表が26日、市役所を訪れ、今月末から同国を訪問する鈴木康友市長に手紙77通を託した。  市内4大学でつくる「浜松スポーツ教育大学連携協議会」がレガシーの一環として企画。採火式やリモート交流会などを通じて選手団と関わりが深かった相生(中区)、萩丘(同)、井伊谷(北区)の3校が協力した。  手紙の内容は、浜松の紹介や選手へのエール、学校で取り組んでいるSDGs(持続可能な開発目標)の活動などさまざま。ポルトガル語で書いたり、バイクやウナギのイ

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  • 衣 着古しに技で付加価値【SDGs 1.5℃の約束③】

     流行に合わせて気軽に安い服を買い、汚れたら捨てる―。ファストファッションの隆盛により主流となったこうした生活スタイルが変わりつつある。廃棄後、原材料などとして再利用する「リサイクル」ではなく、お気に入りの品をデザインや伝統技術などで価値を高めて使い続ける「アップサイクル」が県内でも広がっている。  10月初旬、静岡市駿河区の伝統工芸体験施設「駿府の工房 匠宿」で、衣類の染め直し講座が開かれた。灰色にも茶色にも見える風味のある色に染まったTシャツやワイシャツ、バッグ-。11人の受講者は自分が持ち込んだ品を手に取っていった。飲み物の染みが付いてしまったというブラウスを染めた女性(59)はしみじみ

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  • 脱炭素へ広域連携確認 静岡県中部5市2町首長会議

     連携中枢都市圏を形成する県中部5市2町(静岡、島田、焼津、藤枝、牧之原各市と吉田、川根本両町)は25日、首長会議を焼津市内で開いた。2023年度の事業として、広域で連携した脱炭素推進のほか、インバウンドや大井川流域ニューツーリズムを促進する方針を確認した。  会合は非公開で、終了後に各首長が記者会見した。  国が選定する「脱炭素先行地域」を見据え、各地の事例調査をスタートすることに合意した。田辺信宏静岡市長は「地域を元気にしながら広域で脱炭素を図る可能性を探りたい」と話した。環境省地球温暖化対策課の職員らも出席した。  首都圏や台湾でのテストマーケティングによる圏域経済拡大や、合同での移住イ

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  • 住環境 電力量「診断」で見直し【SDGs 1.5℃の約束②】

     一般家庭の温暖化対策を推進する環境省の「うちエコ診断」。県内では、県地球温暖化防止活動センター(静岡市葵区)登録の診断士が環境イベントで専用ソフトを使い、家庭の電気使用状況などから二酸化炭素(CO2)の排出量を試算し、その家庭に合った省エネ対策を無料で助言している。  「冷蔵庫は季節によって強弱を変えていますか」「炊飯器やポットの使用後は、電源を切っていますか」「シャワーの使用時間は、何分でしょうか」。18日、袋井市役所での「うちエコ診断」に市民4人が参加した。  診断士の小坂教光さん(52)=同市=が世帯人数、光熱費に加え、家電製品の使用年数や日々の使用状況、エコ給湯設備の有無などを細かく

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  • 磐田を住みやすい街に 南部中1年生 脱炭素へ学習発表

     2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする「ゼロカーボンシティ」の実現に向けて磐田市は本年度から、静岡県内初となる脱炭素に特化した中学生向けの環境教育「いわたゼロカーボンシティチャレンジ」を実施している。24日には、同市野箱の南部中生徒が、学習成果や磐田市の未来像を草地博昭市長に発表した。  1年生約150人はこれまで、市クリーンセンターやいわたエコパークなど計8事業所を6班に分かれて訪問し、環境に配慮した取り組みを調べてきた。  同日、各班の代表が事業所の取り組みについてそれぞれ披露。磐南浄化センターを調べた班は「水力発電が行われているが、将来的にはサツマイモを育ててメタンガスを

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  • 伊東・地域おこし隊員の杉浦さん シーグラス作品10点紹介

     伊東市八幡野のりんがふらんか城ケ崎文化資料館内にある「ITOまなびやStation」で30日まで、SDGs(持続可能な開発目標)に関連した展示会が開かれている。  同市の地域おこし協力隊員の杉浦学さんが手掛けたシーグラス(ビーチグラス)のアート作品10点などを展示している。シーグラスは波にもまれ、海岸に打ち上がる角が取れたガラス片。空き瓶などが元で、杉浦さんが拾い集めたシーグラスを組み合わせて仕上げた。  マッコウクジラやサメ、チョウチンアンコウのほか女性サーファーを模したものなど、海に関連した創造性あふれる作品が並ぶ。一部は流木やごみのロープと合わせた。  杉浦さんは「子どもたちに、地元の

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  • 温暖化対策「情報提供を」 御殿場市環境審議会 市長に答申書

     御殿場市環境審議会は24日、地球温暖化防止の具体的な取り組みを定める市地球温暖化対策地方公共団体実行計画(区域施策編)について答申した。目標達成に向けて市民や事業者らが共通認識を持ち協働して効果的に取り組むため、定期的な情報提供を求めた。  横山澄夫会長と勝又さつき副会長が市役所を訪れ、勝又正美市長に答申書を手渡した。市が温室効果ガス削減を率先し市民の意欲向上に努めるよう要請した。  2050年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロにする国の目標設定を受け、市は計画の上書き作業を進めている。デジタル通信技術や資源循環といった新たな視点を盛り込み、従来に比べ市民に内容を分かりやすく示す予定。本年度

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  • 理想の浜松を提案「小学生SDGsコンテスト」 富塚西小・高山さんら最優秀賞

     浜松市内の小学5、6年生がSDGs(持続可能な開発目標)の観点から「住みたい未来の浜松市」について考える「小学生SDGsコンテスト」(市主催)の審査会が22日、中区の市地域情報センターで開かれた。10チーム20人がそれぞれのアイデアを発表し、森林の循環活用による街の活性化策などを提案した高山詩乃さん(富塚西6)、茂川ことみさん(広沢6)、大河内想来さん(上島5)、石川花楓さん(積志6)のチームが最優秀賞に選ばれた。  児童は「森林」「エネルギー」「多文化共生」「その他」からテーマを一つ選び、自分たちが「住みたい未来の浜松市」について考え、実現に向けて必要なことや解決方法などをイラストと文章で

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  • SDGs推進で協定 御前崎市と東京海上日動火災

     御前崎市と東京海上日動火災保険は24日、持続可能な開発目標(SDGs)の推進に関する包括連携協定を結んだ。同市役所で締結式を行い、柳沢重夫市長と同社静岡支店の垣谷直人支店長が協定書にサインした。  連携するのはSDGsの普及や食品ロス削減など10分野。具体的な事業として、26日に食品ロスをテーマとした講演会を同市内で開く。青少年向けの防災啓発や、温室効果ガスの排出量を実質ゼロにするカーボンニュートラルなどの取り組みでも協力し合う。  垣谷支店長は「御前崎市の豊かで快適な社会生活と経済発展のために貢献したい」とあいさつし、柳沢市長は「さまざまな知見とノウハウを生かしてほしい」と語った。  同社

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  • 食品ロス「残さない」の輪 広げる【SDGs 1.5℃の約束①】

     地球温暖化が自然環境にさまざまな影響を及ぼしている。要因とされるのは、人間の活動で排出される二酸化炭素などの温室効果ガスの増加。国際社会は「世界の平均気温の上昇を産業革命以前に比べて1.5度に抑える」と目標を定めた。国や県も「2050年までの温室効果ガス排出量実質ゼロ」を掲げる。気温上昇を今すぐ止めるため、私たちは何をすればいいのか。暮らしの中で行動する人たちの姿を追い、そのヒントを探った。  静岡市葵区の駒形通り商店街。この地で約40年前から八百屋を営む青木青果の3代目青木哲人さん(43)は、環境への負荷が少ない仕出し弁当を市内で開かれる会議やワークショップ向けに製造・配達するブランド「

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  • 高齢者の動き体験 浜松・大平台小児童 SDGsと福祉考える

     浜松いわた信用金庫と聖隷福祉事業団は21日、持続可能な開発目標(SDGs)と福祉について理解を深める共同講座を浜松市西区の大平台小で開いた。  4年生約80人が重さ約2キロのベストなどを身につけてシャツの着脱を行い、高齢者の体の動きを体験した。両団体の担当者から「若い人には簡単な動きでも、高齢者にとっては大変」「高齢者や障害者を助けることはSDGsの3番目の目標につながる。できることを考えて、行動してみてほしい」などと説明を受けた。  松下梨杏さん(10)は「ベストや足の重りでうまく歩けなかった。高齢者が転びそうな時は助けたい」と話した。

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  • 丼物や総菜 売れのこり対策で無人販売所 浜松・知久屋和合店

     総菜店「知久屋」を運営する知久(浜松市西区)はこのほど、和合店(中区)の駐車場内に売れのこり対策で割引販売する無人販売所を設置した。SDGs(持続可能な開発目標)を目的に、食品ロス削減に取り組む。  無人販売所では、カツ丼などの米飯類や総菜などの商品を値引きする。価格は、釣り銭が出ないように税込み100円単位に設定。両替機も設置した。代金は店内の「料金箱」に入れる。  担当者は「このような取り組みを通じ、地球環境にやさしく持続可能な社会を実現するため、SDGsを推進していく」と話す。  営業時間は午後9時から午前6時まで。

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  • 裾野西中ボランティア委 社協に食料品寄付 フード・ドライブ活動

     裾野市立西中のボランティア委員会が20日、市社会福祉協議会に食料品を寄付した。各家庭で使い切れなかった未使用品を持ち寄り、まとめて寄付する「フード・ドライブ活動」として、全校生徒に協力を呼びかけた。  レトルト食品や缶詰、菓子、調味料などが段ボール3箱分集まった。同校での寄贈式で、委員長の久保楓花さん(3年)が「多くの生徒と保護者の協力で想像していた以上に集まった。有効に役立ててください」と話し、市社協の担当者に食料品を手渡した。市社協は弁当の宅配サービスなどで利用する。  同委員会は1~3年生28人で構成。コロナ禍で地域でのボランティア活動の機会が減ったため、代わりに持続可能な開発目標(S

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  • しずおか新聞感想文コンクール 49点審査、12月結果発表

     静岡県内の小中高校生を対象にした2022年度しずおか新聞感想文コンクール(静岡新聞社・静岡放送主催、県教委など後援、静新会協力)の最終審査会が21日、静岡市駿河区の静岡 新聞放送会館で開かれた。  小学生、中学生、高校生の3部門に計6310点の応募があった。審査委員長の柴雅房県立中央図書館長ら8人の審査委員が、2次審査を通過した49点の中から最優秀賞や優秀賞を選んだ。今回はロシアによるウクライナ侵攻やSDGs(持続可能な開発目標)、ジェンダーレス社会などの記事を選んだ作品が目立った。  新聞を通じて活字に親しみ、読解力や思考力、表現力を養うとともに、地域や社会への関心を高めてもらおうと毎年開

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  • 5合目施設充実など市に13件を要望 富士宮商議所

     富士宮商工会議所(河原崎信幸会頭)はこのほど、住宅リフォーム宮クーポンの事業継続や富士山5合目来訪者施設の充実などを求める要望書を富士宮市に提出した。河原崎会頭らが市役所を訪れ、新規3件を含む計13件の要望を須藤秀忠市長や市幹部に伝えた。  新規要望は、富士山富士宮口5合目来訪者用レストハウスの代替施設の充実▽SDGs推進窓口の設置▽富士宮駅北口周辺の歩道整備―の3件。このほか、新東名高速道路のアクセス道路「岳南北部地区幹線」や国道469号の早期実現など、10件を継続して求めた。  河原崎会頭から要望内容の説明を受けた須藤市長は自身の考えを交えながら回答した。市側からは住宅リフォーム宮クーポ

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  • 古新聞でエコバッグ 吉田・中央小 SDGs理解深める

     吉田町立中央小の6年生が18日、SDGs(持続可能な開発目標)について学ぶ学習の一環として、古新聞を活用したエコバッグ作りに取り組んだ。  活動は町独自の総合学習「吉田探究」で「ふるさとの未来」をテーマに学習を進める児童らが、SDGsをどのように地域に浸透させていくのかを考える中、一つの試みとして企画され、地元の塚本新聞店が協力した。児童らは塚本成男社長らの指導を受けながら、カラフルな広告や写真が大きく掲載されている紙面を選び、丁寧にバッグを仕上げた。  渡辺璃愛さん(12)は「思ったより頑丈で驚いた。SDGsは大きなテーマだけど、自分たちができることをして地域に広げていきたい」と話した。

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  • 医療講演会で地域貢献 浜松の新聞販売店共同企画

     浜松市内の新聞販売店35店が共同で19日、市民向け医療講演会を中区のアクトシティ浜松で開いた。中区鴨江に11月開院予定の「くらた眼科」と「黒田内科クリニック」両院の院長がそれぞれ、白内障と糖尿病の症状や危険性について解説した。  白内障は60歳以上の8割が発症し、悪化すると失明の可能性があると説明。糖尿病については自覚症状がなく、病後の負担が大きいと警鐘を鳴らした。治療法や予防法も紹介した。  新聞販売店が系列の垣根を越えて協力し、市民の健康意識向上による地域貢献とSDGs(持続可能な開発目標)の取り組みを目的に企画した。高齢者を中心に約350人が参加した。

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  • 物価高、生活支援に注力 静岡県労働金庫/増田泰孝理事長【キーパーソン】

     静岡県内の労働者らが会員の福祉金融機関のトップに6月就任した。急激な物価高の影響が広がる中、会員の生活支援に力を注ぐ。2023年3月の創立70周年に向けた記念事業の検討も進める。  ―個人消費の現状をどう見ているか。  「原燃料価格の高騰による物価の上昇ペースに賃上げが追い付かず、実質賃金は低下傾向にある。特に子育て世代の家計を圧迫していると感じる。主力商品は住宅とマイカーのローンだが、建築資材の価格上昇で住宅を買い控えたり、半導体不足による減産の影響で新車が手に入らなかったりしていて、相談を受けるケースが散見される」  ―労働者の生活をどう守るか。  「家計見直しキャンペーンを前倒して実施

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  • 社説(10月18日)世界お茶まつり 多様な気付き得る場に

     茶の総合博覧会「世界お茶まつり」が20日から4日間、静岡市駿河区のグランシップで開催される。静岡県と県外郭団体の世界緑茶協会などが3年に1度開催し8回目。新型コロナウイルス感染症流行をはじめとするこの3年間での変化を確かめる機会にしたい。  茶業関係者が新商品やサービスを展示する見本市のほか、研究発表や茶文化体験など多彩な催しが企画された。感染状況をにらみながらになったため国際色が希薄なのはやむを得まい。  しかし、国内の茶業者が海外市場の可能性や国連のSDGs(持続可能な開発目標)など地球規模の潮流に目を向ける機会であることは変わりない。一般参加者も含め、多様な気付きが得られる祭典になって

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  • スルガ銀、SDGs宣言書 策定支援

     スルガ銀行は17日、法人や個人事業主の「SDGs(持続可能な開発目標)に関する取り組み」を支援するサービスの取り扱いを始めた。三井住友海上火災保険とMS&ADインターリスク総研(東京)との連携事業。SDGsに関する取り組みを無料で診断し、結果を基に有料で「SDGs宣言書」の策定を支援する。希望に応じて策定した宣言書はスルガ銀行のホームページに掲載する。  インターネット支店を除く全本支店で取り扱う。

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  • 「未来を拓く」施策優先 富士市、23年度予算編成方針

     富士市の小長井義正市長は17日、2023年度の予算編成方針を市部課長会議で伝えた。新型コロナウイルス感染症対策の他、SDGs(持続可能な開発目標)やデジタル変革、ゼロカーボン実現など「未来を拓[ひら]く」施策を優先する。現時点で6億円ほどの財源不足を見通し、歳出要求額は一般財源ベースで前年の3%削減が基準となる。  給与所得の伸びや家屋の新増築などで市税収入の微増を見込む。一方で、公共施設の老朽化対策やJR富士駅北口再整備などの大規模投資事業で財源不足となる予測を踏まえ、「全ての事業について効果を再検証し、社会情勢の変化に対応した実効性の高い事業に転換や再構築を」と指示した。  収支予測では

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  • SDGsの取り組み紹介 山小屋とふとん店の経営者が講座 富士宮・大宮小

     富士宮市立大宮小でこのほど、富士山頂の山小屋「頂上富士館」と同市宮町の「宮崎ふとん店」を営む宮崎哲也社長を招いた講座が開かれた。総合学習の一環でSDGsをテーマに学ぶ6年生約60人が参加し、地域に根付く専門店の強みを生かしたSDGsの取り組みや、富士登山に欠かせない山小屋での仕事内容に理解を深めた。  同市の富士山SDGs推進パートナーに登録した同ふとん店。宮崎社長は「SDGsの根本はもったいないという日本の考え方」と指摘。体形に合ったオーダーメード枕の販売やメンテナンス、羽毛リフォームなど、商品を長く使ってもらうことで寝具ごみを減らす取り組みを説明した。  山小屋については山頂生活のほか、

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  • シャンソン化粧品「フェムテック」活用 SDGs対応を強化

     シャンソン化粧品は、SDGs(持続可能な開発目標)対応を強化している。女性の健康課題をテクノロジーで解決する「フェムテック」の手法で、製品化に向けた研究開発を進める。海洋環境保全に寄与する製品も市場投入するなど、本業の化粧品開発で培った技術を生かし、特に健康・環境分野で課題解決策の提案につなげる。  女性の生活の質向上にはストレス緩和が重要と考え、ホルモンバランスに着目。来年1月発売予定の肌の保湿オイルは、女性ホルモンの乱れを整えるといわれる月見草油やルリジサ種子油などの植物由来成分を配合したり、ゼラニウムなどリラックスできる花の香りも調合したりして工夫を重ねる。  今年2月には同様の観点で

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  • 記者コラム「清流」 お怒りかお祝いか

     浜名湖北部に位置する猪鼻湖の岩場に鎮座する猪鼻湖神社(浜松市北区三ケ日町)が、老朽化した本殿を一新した。SDGs(持続可能な開発目標)を考慮し、県内の神社から譲り受けた傷の少ないお社を再利用したという。  奉祝祭を取材した際、神事の最中ながら岩場を登らせてもらった。「動き回るのは良くない」という自覚はあったが、写真撮影のために御扉が開いている時間もずけずけとお社の周りを歩いた。  神事が終わり岩場から降りた瞬間、穏やかだった湖面がうそのように荒れ始め、30秒間ほど波が岩に打ち付けてぴたりとやんだ。失礼な行動が神様を怒らせてしまったのか。それとも、ご祭神も新たな本殿の船出を祝っていたのか。真相

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  • SDGsで意見交換 浜松市長とフィンランドのトゥルク市長

     フィンランド・トゥルク市のミーナ・アルヴェ市長がこのほど、浜松市役所を訪れ、鈴木康友市長とSDGs(持続可能な開発目標)に関して意見交換した。  アルヴェ市長は、浜松など世界2500以上の自治体で構成する国際ネットワーク「ICLEI(イクレイ、持続可能な都市と地域を目指す自治体協議会)」の世界理事会副会長も務める。欧州都市間連携事業の一環で今月来日し、SDGsに積極的に取り組む加盟自治体などを訪問した。  鈴木市長は太陽光や風力など再生可能エネルギーの発電量と、持続可能な森林管理の国際認証「FSC」の認証取得面積が市町村別で全国トップを誇ることなどを紹介。「SDGsで日本をリードしていると自

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  • ふじのくに未来財団に50万円 静清信金が寄付

     静清信用金庫は11日、ふじのくに未来財団に寄付金50万円を贈った。静岡市葵区の同信金本店で行われた贈呈式で、佐藤徳則理事長が同財団の土屋優行代表理事に目録を手渡した。  社会課題の解決を図る団体などを支援する取り組み。8月までの2カ月間、期間限定で販売した「SDGs応援定期預金」の売り上げの一部を充てた。佐藤理事長は「より良い地域社会の発展のために有効活用してほしい」と述べた。

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  • 子どもの食を支援 浜松いわた信金笠井支店 食品560点を寄付

     浜松市東区の浜松いわた信用金庫笠井支店はこのほど、地元で子ども食堂を開くNPO法人サステナブルネット(中区)に、地域の催しで集めた、家庭で余った食品類160種約560点を寄付した。同支店で贈呈式を開いた。  東区内で9月末に開催された特産品販売「手づくりにぎわい市」で支店ブースを設け、回収した。事前の支援呼びかけに賛同した来場者が、カップ麺やレトルト食品、缶詰、菓子などを持ち寄った。同NPO法人はひとり親家庭支援の子ども食堂を長上協働センター(同区)で月2回開き、食品も希望者に提供している。同NPO法人の渡辺修一理事長は「コロナ禍で利用者が増えている。多様な種類の食品があるのはありがたい」と

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  • SDGs体験して学ぶ 清水町環境展 燃料電池車展示や科学実験

     清水町はこのほど、持続可能な開発目標(SDGs)を楽しく学び、体験することをテーマにした環境展を町地域交流センターで初めて開いた。講演会や体験ブースを開き、多くの家族連れでにぎわった。  町ではSDGsを身近に感じてもらおうと、ことしから本格的に取り組みを開始。小学校で職員による授業も行っている。  環境実験パフォーマー「らんま先生」による講演会では、約140人が科学実験を通してリサイクルやごみの分別の大切さを学んだ。ブースには、2030年の海を想定した模擬魚釣りや自転車で発電できる体験コーナーが設けられた。不要な食品を集めるフードドライブや企業による燃料電池車の展示も行った。  町の担当者

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  • 食文化楽しむ旅推進 ガストロノミーツーリズム 静岡県、観光振興へ戦略づくり

     静岡県は食と観光を組み合わせた新しい旅行スタイル「ガストロノミーツーリズム」を本格的に推進する。食事を楽しむだけでなく、地域の食材や食にまつわる風土、歴史を含めた食文化に触れてもらう狙い。アフターコロナの観光振興や交流人口拡大に向け、ブランド戦略づくりに着手する。  ガストロノミーツーリズムは欧米で普及し、国連世界観光機関(UNWTO)が「持続可能な観光」として推進している。農林水産業をはじめとする地域経済の活性化や文化の発信にもつながるとして、国内でも取り組みを強化する自治体がある。  本県は全国トップクラスの439品目の農林水産物が生産され、富士山や伊豆半島、南アルプス、浜名湖など多彩な

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  • ジョギングでごみ拾い+ポイント立ち寄り 浜松・佐鳴湖で「プロゲイニング」 住民20人競う

     浜松市中区の富塚協働センターとプロギング浜松(久米秀幸代表)は10日、ジョギングをしながらごみを拾うプロギングと、制限時間内に指定されたチェックポイントに立ち寄るロゲイニングを組み合わせたイベント「プロゲイニング」を佐鳴湖周辺で開催した。  同センターと同団体が「SDGsスポーツ」として考案し、今回初開催した。地元住民20人が10チームに分かれ、佐鳴湖周辺の30カ所を巡りながらごみを拾ったり、写真を撮ったりしてごみの量や写真の枚数を競った。  久米代表は「活動を多くの市民に知ってもらい、楽しみながら市内のごみ問題解決に努めていきたい」と話した。  佐鳴湖の魅力を伝えるイベント「佐鳴湖パークデ

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  • SDGs推進へ協定 しずおか焼津信金、東京海上日動

     しずおか焼津信用金庫と東京海上日動火災保険はこのほど、SDGs推進に関する包括連携協定を結んだ。  取引先のSDGs宣言書作成や事業継続計画(BCP)の策定、健康経営の促進支援、脱炭素に関する情報提供などで連携する。啓発活動や研修も共同で取り組む。  静岡市葵区の同金庫本店での調印式で、東京海上日動の垣谷直人静岡支店長と同金庫の田形和幸理事長が協定書を交わした。田形理事長は「SDGsに対する中小企業の関心は急速に高まっている。包括連携を通して地域経済の持続的発展に貢献したい」と話した。

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  • 中部横断道1年で2県シンポ 物流や観光、連携期待

     静岡―甲府間の中部横断自動車道開通1年を記念したシンポジウムが、山梨県富士川町の道の駅富士川で開かれ、本県と山梨県から計約50人が参加した。「富士川ルネサンス~よみがえる新しい富士川舟運」をテーマに講演会やシンポジウムが開かれた。  富士川町と拓殖大の共催。静岡経済研究所の玉置実主席研究員が講演し「静岡では物流や観光の面で効果を実感できていない」と報告しつつ、静岡と山梨、長野、新潟の4県の連携への期待を語った。拓殖大の学生らによる道の駅でのマーケティング調査の結果発表もあった。  静岡、山梨両県関係者が登壇したパネル討論では行政の境界にとらわれず流域ごとに経済や文化を考えることの重要さが強調

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  • ミャンマーでの医療活動紹介 医師の名知さん、三島で講演

     三島ライオンズクラブはこのほど、「国境なき医師団」に所属して国際医療に取り組み、現在はミャンマーで「ミャンマーファミリー・クリニックと菜園の会」の代表として活動する医師の名知仁子さん(59)を招いた講演会を三島市の三島商工会議所で開いた。  名知さんが活動するミャンマーの村は水道、トイレ、電気などのライフラインが十分に整備されず、栄養や衛生状態の悪化により死亡率は出産時が47%、栄養不良が22%と高い状況が続いている。人口の8割が集中する農村部では都市部との格差が拡大し、「4日後に食べることも考えられない」。失職や貧困はさらに広がり、現実は深刻さを増しているという。  医療だけでは人命が救え

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  • SDGsと地域学ぶ 沼津・愛鷹中生、地元企業社員から

     沼津市立愛鷹中はこのほど、地元企業の社員から持続可能な開発目標(SDGs)と地域との関わりを学ぶ講話を同校で開いた。  1学期からSDGsを学ぶ2年生約105人が参加した。講師として招かれたイワサキ経営グループの福原美奈さんは業務内容とSDGsの関わりや、災害や海洋プラスチック問題などの身近な解決案を示した。「まず自分が行動すること、いろいろな人がいることを受け入れて良い悪いを評価しないように意識してほしい」と伝えた。沼津信用金庫(沼津市)、東伸紙工(富士市)も社内の取り組みを紹介した。  石井咲希さん(13)は「小さなことでもSDGsにつながることが分かった」と話した。  2年生は9月にも

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  • グローバル国連大使 高校生、研修成果語る 静岡県庁

     日本青年会議所が企画する「JAPANグローバルユース国連大使」として、国内外で研修に取り組んだ静岡県内の高校生5人が5日、県庁を訪れて川勝平太知事に、成果や今後展開する啓発活動への意気込みを語った。  同事業はSDGs(持続可能な開発目標)を学んで自発的に行動できる人材の育成を目的に全国の高校生20人を募った。県内からは駿河総合高3年の高山結さん、静岡城北高2年の山下凜さん、田中新恋さん、静岡英和女学院高1年の加藤咲穂さん、吉原高2年の加藤杏菜さんが選ばれた。  北海道や広島での現地研修やインドネシアでの海外研修を終えた5人は、多文化共生や国際交流などそれぞれの目的や研修の感想を語った。山下

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  • 吉田町の児童「新聞スクラップ」 吉永さん、石橋さんが最優秀

     吉田町の小学生が夏休みに取り組んだ「新聞スクラップマラソンコンクール」(塚本新聞店主催、静岡新聞社・静岡放送後援)の表彰式が6日、同町の中央小で開かれた。最優秀賞には吉永千紗さん(同小6)、石橋虹香さん(同小4)が選ばれた。  参加したのは町内3校の4~6年生50人。児童らは8月に塚本新聞店が各家庭に届けた静岡新聞などの記事を切り抜いて、感想やイラストを添えてオリジナルのスクラップブック制作を継続的に取り組んだ。  最優秀賞に輝いた吉永さんは「記事を通じて学校で学んでいるSDGsや防災についてさらに理解を深めることができた」と振り返り、石橋さんは「楽しみながら続けられた。いろんな話題に興味を

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  • 子どもの食支援 3市社協に寄付 遠州信用金庫

     遠州信用金庫(浜松市中区)はこのほど、「えんちゃん応援SDGs定期預金」が掲げる経済的に困難な子どもたちに向けた食の支援のため、浜松、湖西、磐田の3市社会福祉協議会にそれぞれ寄付金を贈った。  6月15日から取り扱う定期預金で、預入総額の0・01%相当額について支店を置く3市の社協に寄付する取り組み。浜松に35万円、湖西に10万円、磐田に5万円を支援した。同金庫で行った贈呈式では、守田泰男理事長が浜松市社協の山下文彦常務理事ら各社協の代表に手渡した。  守田理事長は「CSR(企業の社会的責任)やSDGsへの関心の高まりで法人の寄付も多い。継続的な支援のため、今後も取り組みを発信していきたい」

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  • SDGs支援投融資 30年度1750億円に拡大 浜松いわた信金

     浜松いわた信用金庫は30日、気候変動の影響による財務情報開示を積極的に進める「TCFD提言」に賛同を表明し、脱炭素社会実現に向けた目標数値や取引先支援内容の開示を充実させると発表した。2030年度までの目標値は、CO2排出量を13年度比で46%減らし、持続可能な開発目標(SDGs)支援関連の投融資「サステナブルファイナンス」の累計目標実行額を22年度の183億円から1750億円に拡大するとした。  製造業のEV(電気自動車)化の技術革新対応や、予想しない自然災害発生が与える取引先中小企業や地域産業への影響をリスクとして想定。コンサルティング、ファイナンス、マッチングの3本柱の支援を進め、中小

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  • 南アルプスの価値再構築 継承団体がパネル討論

     南アルプスの自然環境を次世代に継承することを目的にした団体「南アルプスを未来につなぐ会」はこのほど、パネルディスカッション「南アルプスの未来を語ろう!」を県庁で開いた。世界的に貴重な動植物が残る南アルプスの魅力を子どもや若者にどう伝えていくかをテーマに有識者が意見交換し、市民ら約50人が聴いた。  イオン環境財団専務理事の山本百合子さん、山岳ライターの柏澄子さん、NPO法人ホールアース研究所代表理事の山崎宏さんの3人が登壇し、つなぐ会会長で総合地球環境学研究所長の山極寿一さんがコーディネーターを務めた。  山崎さんは「SDGs(持続可能な開発目標)時代に合わせ、南アルプスの価値を再構築するべ

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  • 男性トイレ汚物入れ 静岡県有施設に設置へ 県議会答弁

     八木敏裕健康福祉部長は2022年度末をめどに、静岡県有施設の男性トイレにサニタリーボックス(汚物入れ)を設置する方針を示した。盛月氏への答弁。  前立腺がんやぼうこうがんの後遺症で尿漏れパッドを使う人に配慮し、使用済みのパッドを処分できる環境を整える。県庁では26日に各フロアの男性トイレに1カ所ずつ設置済みで、警察署や県立高校などを含む320の県有施設に順次広げていく。  八木部長は「市町や関係団体と連携して設置を働き掛け、誰もが使いやすいトイレになるよう努める」と述べた。  県によると、19年の前立腺がんとぼうこうがんの県内新規患者数は3478人で、近年増加傾向にある。

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  • SDGs絵本 焼津市に寄贈 しずおか焼津信金

     しずおか焼津信用金庫グループは27日、シールを貼りながらSDGsを学べる絵本500冊を焼津市に寄贈した。市はターントクルこども館(同市栄町)に置く予定。  絵本はA5判カラー刷り。SDGsの17の目標ごとにイラストが描かれていて、内容に合ったシールを貼り完成させていく。目標については動物の絵を交えて、平易な文章で解説している。  市役所で行った寄贈式で、同信金の田形和幸理事長が中野弘道市長に目録を手渡した。田形理事長は「子どもにSDGsに興味を持ってほしいと思った」と作成の経緯を説明し、中野市長は「SDGsを身近な事と感じることができる」と話した。

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  • 農業クラブ発表 関東大会最優秀、全国へ 富岳館高生、練習に励む

     富岳館高農業クラブの生徒がこのほど、関東地区学校農業クラブ連盟大会の2分野(プロジェクト発表の部、意見発表の部)で最優秀を獲得し、全国大会の出場を決めた。10月25~27日に開かれる全国の舞台に向け、発表に磨きを掛けている。  意見発表は「彼岸に咲く花火」と題して彼岸花をテーマに選んだ山本花菜さん(3年)が全国に臨む。「小さいころから気になる存在だった」と振り返る山本さん。彼岸花の怖いイメージを払しょくし、観光資源や地域活性化に活用する提案や実現に向けた活動をまとめた。「彼岸花が怖くないことや富士宮の良いところを全国に届けたい」と意気込む。  プロジェクト発表はメンバー10人が参加。テーマは

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  • 10月11日稼働 新本店棟を公開 浜松いわた信金

     浜松いわた信用金庫は26日、10月11日に浜松市中区元城町にオープンする新本店棟の内覧会を開き、SDGs(持続可能な開発目標)に配慮して整備した施設内部を公開した。  新本店棟は鉄骨4階建てで1階に本店営業部、吹き抜け階段でつながる2階には住宅ローンや年金などの相談に対応する夢おいプラザ浜松が入る。天竜材を豊富に活用し、家族で安心して足を運んでもらえるよう相談スペースを拡充した。同日は関係者が木のぬくもりあふれる広々とした空間内を見学した。  2、3階には浜松いわた信用保証、はましんリース、浜松損害保険サービスが稼働し、顧客対応をワンストップ化する。  新本店棟の南側に建設中の新本部棟(地上

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  • SDGs浜松から一緒に 環境活動家招きセミナー 10月1日

     浜松国際交流協会は、持続可能な開発目標(SDGs)や社会問題をテーマにしたコミュニティーづくりに取り組んでいる。活動の一環で10月1日、浜松市中区のクリエート浜松で、気候変動について考える市主催のセミナーの運営を担う。関係者がこのほど、同所で開催準備のための会合を開き、運営内容などを確認した。  セミナーには、慶応義塾大を休学して環境活動家として全国で講演などを行う露木しいなさんを招く。露木さんと市内の大学院生らとのトークセッションも予定している。  この日の会合では協会職員のほか、有志の大学院生ら7人が、当日の流れや露木さんに聞きたい項目をすり合わせた。「活動のきっかけが知りたい」「環境問

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  • やらまいかブランド 10月から申請受け付け 浜松商議所

     浜松商工会議所は10月1日から、2023年度「やらまいかブランド認定品」の申請を受け付ける。浜松地域(浜松市、湖西市)に活動拠点を持つ事業所・団体の特産品や資源、ものづくり技術を活用した新商品が対象。認定商品は認知度向上に向けた取り組みを事業者と連携して進める。  19年10月1日以降に発売した自社開発商品で、独創性、技術性が高い評価が得られるものを審査で選考する。SDGs(持続可能な開発目標)、カーボンニュートラルなどに関連する商品として申請時に認められれば、審査時に加点する。1社1品まで。  同ブランドの有効期限は23年4月から原則5年。22年度の認定商品はドウマンガニの加工品など15品

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  • 大麦のわらでストロー作り 環境問題クイズで学ぶ 静岡市葵区で「キッズアカデミー」

     静岡銀行や中日本高速道路東京支社、静岡農業高は25日、子どもたちが地域の魅力を学ぶ「しずおかキッズアカデミー」を静岡市葵区の新東名高速道路サービスエリア(SA)「ネオパーサ静岡上り」で開いた。参加者は同校生徒やNPO法人が栽培した六条大麦でストロー作りなどに取り組んだ。  同SAを訪れた子どもたちは、大麦のわらをはさみで13センチほどの長さに切る作業をした。事前に煮沸消毒した大麦のストローを受け取り、ストローの原料として流通するプラスチックの環境問題についてもクイズ形式で学んだ。  同校環境科学科の有志グループはこれまで、大麦のストローを活用し、海洋プラスチックごみの問題を提起してきた。2年

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  • 自然と向き合い、企業課題を解決 首都圏社員ワーケーション 富士宮市などモニターツアー検証

     エコツーリズム開発支援を手掛ける富士宮市の一般社団法人エコロジックと同市がこのほど、首都圏企業社員らを招いたワーケーションのモニターツアーを2泊3日で行った。ワーケーションのノウハウを有する民間団体と市による初めての合同企画で「富士山SDGs」をテーマに企業ニーズに合わせた具体的なプログラムを用意し、企業の課題解決につながるか検証した。  日本航空が自治体や企業を集めたワークスタイル研究会の一環で実施。同研究会に参加するIT企業のコミクリとJALグループの社員が訪れた。最終日には参加者が2泊3日を振り返った。富士宮ならではのワーケーションについて、「アイデアが生まれやすい」「地域に暮らす人の

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  • SDGs推進の団体や企業を紹介 イオンモール浜松志都呂

     浜松市は30日まで、西区の商業施設「イオンモール浜松志都呂」で、市内でSDGs(持続可能な開発目標)の推進に取り組んでいる団体や企業の活動紹介展示を行っている。19日には同施設でワークショップを行い、来店者らが楽しみながらSDGsについて理解を深めた。  市内20の高校や団体、企業が行ってる海岸清掃や講座、廃棄農産品の再利用などの取り組みを紹介するポスターやチラシを展示。ワークショップでは市内の企業や団体でつくる「市SDGs推進プラットフォーム」の会員らが四つのブースを設けた。  来店者らはSDGsのカードゲームや手乗りサイズの「トイドローン」の操縦体験などを行った。天竜区の間伐材を活用した

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  • SDGs 駿河総合高有志「US」が小学生向け講座 静岡

     駿河総合高(静岡市駿河区)の生徒有志でつくる団体「US(アス)」は19日、環境問題や持続可能な開発目標(SDGs)を学ぶ小学生向けのワークショップを同市葵区のもくせい会館で開いた。約20組の親子連れが参加し、地球温暖化や海洋プラスチック問題について学んだ後、段ボールを使い生ごみを肥料にするコンポスト作りに挑戦した。  小学生らは、高校生からSDGsの意味や世界的な気候変動について説明を聞き、クイズに答えた。コンポスト作りでは高校生と一緒に段ボールの箱を組み立て、2種類の土を混ぜた。  葵小4年の安間丈翔さん(10)は、「SDGsを学校で習ったのでもっと知りたいと思い参加した。コンポストで本当

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  • 防災とSDGS、すごろくで学習 静岡の大学生ら

     SDGs(持続可能な開発目標)を防災の観点から学ぶ「防災SDGsすごろく大会」(実行委員会主催)が17日、静岡市葵区の静岡呉六名店街で開かれた。大学生や社会人など約60人が参加した。  防災SDGsすごろくは、常葉大健康プロデュース学科の木村佐枝子教授らが制作した。5人ずつに分かれてゲームに臨んだ参加者は、駒が進んだ先に書かれたクイズに挑戦し、ゴール順位とクイズ正答数を競った。  クイズはSDGsで掲げる目標と同じ17問。終了後は、答え合わせを通じて「災害時に備え、備蓄を考えよう」「住む地域のハザードマップを作ろう」などと具体的な行動計画を確認した。  同区の建築設計事務所に勤める常盤亮介さ

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  • 茶草場農法 静岡県内担い手減少 エシカル消費に商機 

     世界農業遺産の「静岡の茶草場農法」を担う静岡県内茶農家が減少している。同農法は地域資源を有効に使い、生物多様性の保全につながる農業の在り方として注目されつつあるため、事業者や行政は維持に向け、商品開発やブランド力向上に力を注いでいる。  ササやススキの力で茶樹をたくましく育てる-。島田市切山の茶農家、三浦克暢さん(47)は20年以上前から茶草場農法による茶づくりを続ける。茶園管理技術を評価する「県茶園共進会」で農林水産大臣賞を3回受賞するなど、畑の土壌環境保持や茶葉の品質向上につなげてきた。  ただ三浦さんは「茶草場農法で作るお茶が高値で売れるわけではない」と指摘する。知名度向上や需要創出に

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  • 大自在(9月18日)グリーンウオッシュ

     偽の国会議員バッジを着けて外務省に侵入し、先月逮捕された男は「偉い人になった気分になりたかった」と供述した。バッジはネットで購入したという。威光は絶大で、省庁を徘徊[はいかい]していたらしい。  省庁の玄関は厳重な関門があり磁気カードで入館を認証する。ところが国会議員バッジがあれば顔パスならぬ“バッジパス”。どこまで議員に甘いのか。男がテロリストでなくてよかった。  国会答弁する政治家の胸に議員バッジのほか多様なバッジを目にする。拉致問題解決を願うブルーリボンバッジが定番。昨年まで東京五輪パラのバッジが目立った。持続可能な開発目標(SDGs)の円形のバッジも多い。  

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  • SDGs「自分たちにできる行動は」 浜松・新津中 企業、施設から聞き取り

     浜松市南区の新津中は16日、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けて取り組む施設や企業を訪問する校外活動を行った。1年生約100人が6グループに分かれて、市内企業などから取り組み内容を聞き取った。  中区の市市民協働センターには18人が訪れた。市民団体と企業のマッチング支援や、市民活動の担い手育成など市民と行政、企業の橋渡し役を担う同センターの役割を学び、SDGsの中の「パートナーシップで目標を達成」について理解を深めた。イベント開催などで連携する浜松いわた信用金庫の担当者の講話も聴いた。  「浜松市への提言」をテーマに3年間をかけて進める総合学習の一環で、1年生はSDGs達成に向けた身

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  • 企業版ふるさと納税 静岡県内自治体へ寄付過去最高 地域課題解決へ連携好機 

     企業版ふるさと納税制度を使った自治体への寄付が広がっている。内閣府のまとめによると、静岡県と県内市町への2021年度の寄付総額は19億7100万円、寄付件数は139件といずれも前年度から2倍超となった。自治体にとっては財源確保にとどまらず、地域課題の解決に向けて企業との関係構築につながる利点もあり、働き掛けを強化している。  寄付額と件数はいずれも制度が始まった16年度以降で最多。企業の税軽減額が引き上げられたことなどが主な要因とみられる。寄付を受けた自治体も20年度の15から28に拡大した。  自治体別の受け入れ額は裾野市が最多の17億4400万円で、全国でもトップだった。トヨタ自動車が

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  • 探究学習の実践広がる 高校新指導要領 主体性重視

     2022年度の高1から適用された高校の新学習指導要領は、主体的な学びとして探究的な学習を重視している。県内でも移行期間の19年度以降「総合的な学習の時間」の名称を変えた「総合的な探究の時間」を中心に、学校や地域の特色を踏まえた探究学習の実践が広がっている。  ■市まちづくり課に〝高校生職員〟 富士市立  吉原商高の再編で11年度に開校した富士市立高は、当初から探究を教育の柱に位置付けてきた。探究の授業で生徒は1年次に課題設定や分析の手法を学び、プレゼンテーションやディベートを経験。2年次には地域課題や持続可能な開発目標(SDGs)に関するテーマを選んで学び、最終学年で自身の将来像を考えて発

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  • 地域貢献 社員の自信に コアレックス信栄社長/黒崎暁氏【熱き地域人 サンフロント21懇話会】

     ―SDGsについてどう考えているか。  「我々が日々やっている活動をSDGsの17目標で見ていくと既に13項目は取り組んでいた。自分らが生きるためにやってきたことがSDGsだった。たとえその言葉は知らなくても従業員の行動につながっている。全ては思い一つから。うちの営業部隊にはその商品をなぜ作ったのか、なぜ売るのかストーリーをしっかり理解して届けてもらっている」  ―主な取り組みは。  「我々の扱う原料は生産するものではなく誰かが使った後、発生したもの。家庭などから焼却場に集まるごみの約4割が紙類。紙ごみを集めることで焼却場から出る煙や残さが減り、埋め立て地の延命にもつながる。みんなが使わな

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  • ごみ拾って写真投稿 抽選で図書券 #6R海プラごみ減らそう

     静岡県は11月30日まで、ごみ拾いやレジ袋削減など海洋プラスチックごみ削減につながる行動をした人に図書カードなどを贈るキャンペーンを展開している。  県が実施する「海洋プラスチックごみ防止6R県民運動」の一環で、国などが定める「秋の海ごみゼロウィーク」(9月17~25日)と10月の「3R推進月間」に合わせて企画した。  拾ったごみの写真を投稿するSNSアプリ「ピリカ」に「#6R海プラごみ減らそう」を付けて投稿すると、抽選で毎月10人に図書カード3千円分を贈る。県の温暖化対策アプリ「クルポ」でも、クルポ登録のスーパーやコンビニでレジ袋削減やリサイクルボックス利用などのごみ削減行動をしてポイント

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  • 輸出に活路 個性アピールしブランド化へ【令和の静岡茶⑨/第3章 広がる海外市場①】

     グローバル展開に環境対策は不可欠-。島田市の杉本製茶は4月から、事務所や工場で使う電力を再生可能エネルギーで賄っている。国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)に即し、LED照明への切り替えや省エネ性能の設備導入も進める杉本将明社長は「欧米企業が重視する二酸化炭素(CO2)排出量削減の努力を示す必要性が増している」と強調する。  約20カ国に出荷する県内有数の茶輸出業者。2005年、米国シアトルに法人を設けて現地販売店への認知度を高めたほか、世界で需要が高まる抹茶の生産設備拡充、有機栽培の地元茶生産者との連携強化など、生産・販売の両面で輸出戦略を実践する。  8月にはミントやレモンなどを配

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  • 新興企業ノウハウ地元に 次期頭取、新産業育成へ一層注力 八木稔・静岡銀行代表取締役副頭取【聞きたい】 

     10月3日の持ち株会社しずおかフィナンシャルグループ(FG)設立に伴い、子会社となる静岡銀行で第12代頭取に就く。原燃料価格の高騰や急激な円安で経営環境が厳しさを増す地元企業に寄り添い、グループ各社と連携しながら経営支援や新産業育成に一層注力する。  ―次期頭取に決まった経緯は。  「銀行傘下にあったグループ各社の自立性を高めて新たな事業を展開し、地域経済により貢献していくのがFG設立の趣旨。その点を踏まえ、グループ全体を統括するFG社長と銀行経営に専念する頭取の役割を分け、別の人物が担った方が良いとの判断に至った。とはいえ、移行後も当面は静岡銀がFGの収益を引っ張っていくだろう。重責に緊張

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  • 大学生ら25人に奨学金 TOKAIグループ育英財団

     TOKAIホールディングスは12日、大学生らに奨学金を授与する「TOKAIグループ富士山育英財団」(鴇田勝彦理事長)の認定証授与式を静岡市葵区で行った。大学生と大学院生計25人に1年間、月額5万円ずつ支給する。  財団は同社のホールディングス化10周年を記念して昨年設立した。今回から対象を全国の大学に広げ、支給人数も増やした。「SDGs推進がもたらす社会への効果」をテーマにした論文などを基に奨学生を選んだ。授与式には代表4人が出席し、他の奨学生はオンラインで参加した。  鴇田理事長は「新型コロナウイルス禍で学生は授業ばかりでなく、課外活動やアルバイトも滞り、厳しい環境下で生活を送っていると思

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  • アイスタまで歩こう エスパルスサポーター参加 大榎さん応援

     明治安田生命保険静岡支社は10日、静岡市清水区で「JリーグウオーキングinIAIスタジアム日本平」を開催した。普段はバスで向かう、JR清水駅東口からスタジアムまでの約6キロをサポーターらは歩いた。  J1清水エスパルスが取り組む持続可能な開発目標(SDGs)に賛同したイベント。スタート地点のJR清水駅東口に応援に駆け付けたエスパルス・クラブ・リレーションズ・オフィサーの大榎克己さんは「無理しないように頑張ってください」と声を掛けた。  事前登録した60人はスタート前に大榎さんと一緒に写真撮影をするなどし、元気に出発した。

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  • 学生起業家の難波遥さん 常葉大菊川高でSDGs伝える

     菊川市の常葉大菊川高で8日、卒業生で持続可能な開発目標(SDGs)の普及活動などを行う会社「Hands UP(ハンズアップ)」代表の難波遥さん(22)=フェリス女学院大4年=の講演会が開かれた。1年生250人が聴講した。  同校の総合的な探求の時間「みらい学」の一環。難波さんはフィリピン留学時に物乞いする男の子を見て、自分にできることをしようと学生団体を設立し、1年前に起業。自らに影響力を付けようとミスユニバーシティ日本大会に出場し、グランプリを受賞した。  講演ではSDGsの各目標を若者向けにおしゃれなイラストで表現したことや、間伐材で割り箸を作ったプロジェクトを紹介した。生徒には「世界を

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  • 富士市議会 19議案上程 9月定例会開会

     富士市議会9月定例会は9日開会し、会期を10月12日までの34日間とする日程案を了承した。2021年度一般会計決算認定など計19議案を上程し、各決算委員会に付託した。  小長井義正市長が、デジタル変革やSDGsの推進など重点施策を踏まえて歳入と歳出の要旨を説明した。  一般・特別会計決算委員会は14~16日、企業会計決算委員会は21、22日に開く。

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  • 沼津市社協、ブックオフと提携 本やCD、買い取り額を地域福祉に

     新型コロナウイルス禍でチャリティーイベントの開催がままならない中、沼津市社会福祉協議会は、静岡県内で初めて中古本販売「ブックオフコーポレーション」(本社・神奈川県)と中古品の買い取り寄付サービスの提携を結んだ。市民から不要になった本やCDなどを集め、買い取り額を地域福祉の充実に還元していく。市民や地元企業と協力したSDGs(持続可能な開発目標)の取り組みとして注目される。  市内の公共施設や金融機関などに35カ所以上に回収ボックスを設置し、市民が使わなくなった本やCD、DVD、ゲームなどを入れる仕組み。集めた中古品は同社が査定し、買い取り額を社協に寄付する。寄付金は子どもや高齢者の居場所づく

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  • 規格外野菜をジェラートに 食品ロス削減、収益化へ加工販売 マルヤス青果(静岡)が出店

     青果卸売業のマルヤス青果(静岡市葵区、安本文男社長)は、規格外などの理由で廃棄していた野菜や果物の加工販売に力を入れる。ジェラート専門店を7月、同区の浅間通り商店街に開業した。仕入れ全体の約1割に及ぶ規格外食材の活用を進め、収益力を高める。食品ロスを削減し、SDGs(持続可能な開発目標)達成にもつなげる。  店名は「おりじなる・すまいる」。夏場の現在は定番のマンゴーやレモンのほか、カボチャ、大葉のジェラートなど18種類を店頭に並べる。食材は表面に傷が付いていたり、大きさがふぞろいだったりして流通できない野菜や果物だ。  同社が日々仕入れる約10トンの野菜や果物のうち、1トン程度の規格外が発生

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  • ゲームでSDGs学ぶ くら寿司が出前授業 静岡市駿河区の中島小

     回転寿司チェーンの「くら寿司」(大阪府)は8日、海洋資源の活用や食品ロスを題材にSDGsを学ぶ出張授業を、静岡市駿河区の中島小で開いた。同社社員が講師を務め、5年生63人が参加した。県内では初開催。  海洋資源の有効活用を紹介する場面では、シイラやウツボなどあまり市場に出回っていない低利用魚をすしに利用する取り組みを紹介した。機械式回転レーンを使った「おすし屋さん体験ゲーム」では、児童が作り手と客になり、どのネタにどの程度注文が入るのか、需要と供給のバランスでいかに食品ロスが発生するかを体験した。  授業後、児童からは「えさを替え、低利用魚を食べやすくする」「余ったすしを工夫し食品ロスをなく

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  • リサイクル先進、鹿児島・大崎町 視察へ2団体派遣 西伊豆町

     西伊豆町の星野浄晋町長は7日に行われた町議会9月定例会の一般質問で、ごみ減量に向けて町内2団体をリサイクルに先進的に取り組む鹿児島県大崎町に派遣する考えを明らかにした。仲田慶枝氏への答弁。  2団体は、持続可能な開発目標(SDGs)などを推進する「町消費生活研究会」と「町女性会」。約20人が現地視察に向かい、先進地のノウハウなどを学び町民らへの啓発活動を行う。星野町長は町ぐるみでごみの削減を目指す重要性を指摘し「再資源化や焼却ごみ減量のため、地域の先導役を担ってほしい」と述べた。

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  • 「キャン×スポ」視察 富士、富士宮 移動知事室

     川勝平太知事が政策課題や県政に対する要望を現場に赴き確認する「移動知事室」が5日、富士市本市場の富士総合庁舎に設置された。テーマは「富士・富士宮地区におけるSDGsに資する取り組み」。6日まで岳南地域の現場を回り、関係者と意見を交わす。  富士宮市の若手農業者や移住者らが地域活性化につなげようと昨年立ち上げたプロジェクト「キャン×スポ@あさぎり」に関する視察では白糸滝養魚場や休暇施設「ふもとっぱら」を訪れた。メンバーからマルシェやe―Bikeを活用したガイド付きツアーなど活動内容や発足の経緯について紹介を受けた。このほか初日は、小林製作所、木工房「いつでもゆめを」や県畜産技術研究

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  • 協働テーマに市民交流 浜松市でJam9らトークショー 

     浜松市市民協働センターは3日、協働をテーマにした交流事業「新パートナーシップミーティング」を中区の常盤工業内ときはまスクエアで開いた。SDGsに関心を持ち、地域づくりに関わる市民団体や企業、行政が事例発表した。  同市在住の3人組ユニット「Jam9」が「ミュージシャンとしてのSDGs」をテーマにしたトークショーに臨んだ。同市を拠点に活動を続けることがこだわりとし、「この町で音楽を通し、いろいろな人と仕事をしながら年を重ねることは人生の醍醐味(だいごみ)」と話した。中高生と共同制作した「希望の誌(うた)」も披露。常盤工業の市川浩透社長らと、浜松いわた信用金庫SDGs推進部の竹内嘉邦副部長も講演

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  • 「家具」で子どもを笑顔に 性同一性障害を公表、安池中也さんに聞く【NEXTラボ】

     木製家具の産地として知られる静岡市葵区で、子ども家具メーカー「えて」を経営する安池中也さん(52)。30歳の時、「子どもたちの笑顔をつくろう」と起業した。3年前、新たに始めたことがある。生まれた時の性別と自認する性が異なる「性同一性障害」であると公表し、静岡県内外の学校などで講演するようになった。「笑顔の少ない子ども時代を送った自分だからこそ、きっと伝えられることがある」。今、安池さんが届けたい思いとは。  ■小さな行動、その先に変化  ロボット型の収納家具や大きな古時計。まるで絵本から飛び出したような家具が「えて静岡基地」に並ぶ。地元の木工職人の技術を生かした家具は、全国にファンがいる。

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  • 清水銀行がPIF融資 静岡県信用保証協会と連携、県内初

     清水銀行は31日、県信用保証協会と連携した「ポジティブ・インパクト・ファイナンス(PIF)」による融資契約を県内で初めて富士市の非鉄金属卸売業桜井メタルと締結し、実行したと発表した。持続可能な開発目標(SDGs)を推進する企業のサポートを目的にした同協会の「SDGs支援保証制度」を利用したもので、こうしたスキームは県内で初めてという。  桜井メタルは通常より低い保証料率で同制度を利用し、清水銀から運転資金として1億円の融資を受けた。非鉄金属スクラップの再資源化や運搬車のエコカー化がSDGsに貢献していると評価された。  清水銀はことし4月のPIF取り扱い開始以降、8月までに15件26億円を実

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  • ふくださん作「こめたの旅」シリーズ10月完成 富士宮の魅力、絵本で発信 

     富士宮の魅力を伝える観光絵本「こめたの ふじのみや みーつけた」(富士宮市出身絵本作家ふくだのぞみさん作・絵)の原稿が30日までにまとまった。主人公「こめた」が富士宮を訪れ、富士山の恵みを軸に広がるまちの魅力を探し、紹介するストーリー。絵本は印刷作業に入り、10月に完成と発行予定。絵本を通じた富士宮の全国発信を目指す。  観光絵本は市制施行80周年を記念して富士宮信金が企画。同信金が市や旅行読売出版社、ふくださんと連携し制作を進めてきた。ふくださんは現地取材のほか、郷土史家の渡井正二さん、ホールアース自然学校への聞き取りを踏まえて、信金や市、出版社の担当者と内容を詰めてきた。  観光絵本はふ

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  • 大自在(8月31日)西瓜姉妹

     全国各地で大規模な国際芸術祭がめじろ押しだ。当たり年、と言う人もいる。隣県愛知では「あいちトリエンナーレ」を模様替えした「あいち2022」が開催中。32の国と地域から作品が集う。  先週末、残暑厳しい名古屋、一宮両市の会場を巡った。2019年の前回は、テロ予告や脅迫電話を理由とした一部作品の公開中止、その決定に抗議する展示辞退があった。お盆明けの名古屋から、もやもやを抱えて静岡に帰ってきたことを思い出す。今回はどこにも「中止」の表示がないのがうれしい。  閉校した専門学校の校舎内で出合った「西瓜姉妹」の映像作品に、度肝を抜かれた。台湾生まれの余政達[ユチェンタ]さんとシンガポール出身のミン・

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  • 記者コラム「清流」 ビーガンレザーでSDGs

     自動車内装材メーカーの共和レザー(浜松市)がこのほど開発した合成皮革は、長野県の自治体などと連携して廃棄予定のリンゴの搾りかすを原材料に活用している。動物由来の素材を使用しない「ビーガンレザー」で秋以降にバッグなどに製品化されるという。  普段仕事で持ち歩くバッグは、愛着はあるのにすぐボロボロになる。消耗品と割り切り、扱いも雑になるから悪循環だ。今回のビーガンレザーは、リンゴという誰もが知る素材の有効活用に加えて、高い耐久性が求められる自動車用シートの製造技術力を応用した点で注目を集めそうだ。  身近な製品の成り立ちを原材料から知ることは、ものを大切にする意識醸成につながる。SDGs(持続可

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  • SDGs推進へ意見交換 高校生や市民団体、静岡市長と

     静岡市はこのほど、田辺信宏市長が市民と意見交換する「市長とお茶カフェトーク」を同市葵区のあさはた緑地センターハウスで開いた。SDGs(持続可能な開発目標)の普及に取り組む高校生らが活動を紹介し、一層の推進に向けた取り組みを提案した。  同市葵区の静岡農業高の生徒でつくるグループ「農育プロダクション」と市民団体「ローカルSDGsネットワーク」のメンバーら計約10人が参加した。  農育プロダクションの高校生たちは農業の学びを生かした子ども向けのイベントなどを市内で展開している。校内で育てた麦でストローを作る活動を田辺市長に紹介し、環境問題を考える教材として小学校やこども園にも広めていきたいと伝え

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  • 東京海上日動とSDGsで連携 御殿場市、協定を締結

     御殿場市は26日、東京海上日動火災保険とSDGs推進に関する包括連携協定を結んだ。SDGsの普及啓発に加え、カーボンニュートラル実現や事業承継、中小企業支援なども連携事項に含めた。  協定に基づき、市役所職員の研修で同社社員が講師となり、地方創生やSDGsを学ぶカードゲームを行う。同社は市内で開かれるイベントに出展し、SDGsの普及を図る。同社社員らによる学校での環境、防災、キャリア教育実施も調整している。  市役所で締結式を開き、勝又正美市長と垣谷直人執行役員静岡支店長が協定書に署名した。5月に市がSDGs未来都市に選定されたのが契機になった。市長は「SDGsは幅広く、行政だけではできない

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  • 富士宮のワーケーション誘致、首都圏企業に照準 地域の理解と協力が鍵【解説・主張しずおか】

     富士宮市が首都圏企業をターゲットに、休暇を兼ねながら仕事をするワーケーションの誘致に動きだして3年目。日本航空がワーケーション推進を目指し自治体と企業をつなぐ目的で発足させた「ワークスタイル研究会」に県内で唯一参加し、地元民間団体とモニターツアーを企画するなど「富士宮ならではのワーケーションの形が見えてきた」と市担当者は手応えを口にする。魅力的なワーケーション体験の提供し、継続的なものにしていくには地域の協力が不可欠。地域にその価値をどう示せるかが鍵となる。  時間や場所にとらわれない働き方が広がる中、富士宮市は2020年度にテレワークやワーケーション誘致に向けた調査を始めた。首都圏企業を招

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  • 環境配慮型オフィス見学 浜松で社会貢献講座 児童がSDGs学ぶ

     浜松市市民協働センターはこのほど、小学生対象の社会貢献講座を同市中区の建設業「常盤工業」で開いた。全4回講座の2回目。4~6年生5人が参加し、SDGs(持続可能な開発目標)を推進する同社の環境配慮型オフィスを見学した。  1月から運用開始したオフィスは二酸化炭素(CO2)削減や省エネ実現へ、地元の豊富な地下水や日照、風などの自然エネルギーを積極的に取り入れた構造。社員の高橋脩夫さんが講師を務め、エアコンを使わなくても地下水を活用して社内を冷やすシステムや天井からの自然採光、屋上緑化など省エネと快適性にこだわった社屋づくりの工夫を説明した。  市立東小4年の高橋一颯君は「電気自動車(EV)で蓄

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  • SDGS推進へ 静岡中央銀行、東京海上と協定

     静岡中央銀行は26日、東京海上日動火災保険と「持続可能な開発目標(SDGs)の推進に関する包括連携協定」を結んだ。  同行の取引先企業のSDGs推進などを連携支援し、地域課題の解決と持続可能な社会の実現を目指す。主要営業エリアの静岡、神奈川県内の経済活性化や中小企業支援にも共同で取り組む。同行は損害保険ジャパンともSDGs推進連携協定を締結している。

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  • シート固定を段ボール化、脱炭素に貢献 スズキが経産大臣賞

     スズキは25日、同社が取り組む「海外向けシート輸送固定材のオール段ボール化改善」が「2022日本パッケージングコンテスト」(日本包装技術協会主催)で、ジャパンスター賞の最高位となる経済産業大臣賞を受けたと発表した。  車のシート輸送時に使うケースの固定材をスチール製から段ボール製にして軽量化を図り、脱炭素化に貢献した点が評価された。  固定材は王子コンテナーと共同開発した。ケースへのシート収容数を6脚から8脚に増やしたほか、ボルトによる固定が必要なくなり、作業時間の短縮効果を上げた。資材費の低減にもつながった。  同コンテストは包装分野で国内最大級のコンテストで、383件の応募があった。

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  • SDGs推進で連携 沼津信金と市社協が協定

     沼津信用金庫と沼津市社会福祉協議会はこのほど、SDGs(持続可能な開発目標)の推進に関する包括連携協定を締結した。SDGsの普及や地域の発展、社会福祉の向上を目指す。  同市のサンウェルぬまづで行われた締結式に、信金の鈴木俊一理事長と社協の工藤達朗会長が出席した。鈴木理事長は「地域の活性化や福祉に貢献したい」とし、工藤会長は「協定をきっかけにさらに連携を深めたい」と述べた。

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  • 干潟にナルトサワギク 浜名湖の植生脅かす外来種 除去追いつかず

     浜松市西区の浜名湖の干潟「いかり瀬」で、特定外来生物に指定されているナルトサワギクなど外来植物の繁茂が進んでいる。地元の自然保護団体は在来の海浜植物が脅かされるとして、市民による除去など持続的な取り組みの必要性を訴える。  「抜いても抜いてもすぐに増えてくる。数年前までは在来植物とある程度共存していたのに」―。  舞阪の自然を守る会の寺田久美子事務局長(79)が困惑の表情を浮かべた。いかり瀬の岸辺近くの草むらでは、多くのナルトサワギクが黄色い小さな花を咲かせる。  いかり瀬は市内有数の観光スポットとして知られる弁天島の赤鳥居のそばにある。人が訪れるには渡船を利用するしかなく、ハマボウやハマユ

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  • トイレットペーパーができるまで 富士宮で親子見学、SDGs理解

     大王製紙は22日、「家庭の身近な紙製品とSDGs」をテーマにした工場見学ツアーを富士宮市野中町のエリエールペーパー富士宮工場で開いた。親子13組26人が参加し、ティッシュ、トイレットペーパーができるまでの工程やSDGsの取り組みに理解を深めた。  エリエールペーパー第一製造部の藤本直樹部長らが同社の歴史や製造工程、SDGsの取り組みなどを解説した。製造に使った水はきれいな状態で海に放流していることを説明し「かなり厳しい管理をしている」と紹介。製品にならない部分も古紙原料や燃料になっていると説明した。  参加者は四つのグループに分かれて、原料を投入するパルパー室からタンクヤード、中央操作室、抄

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  • 環境課題解決へ事業プラン募集 静岡県SDGsアワード

     静岡県は、環境課題の解決に貢献するビジネスプランを表彰する「県SDGsビジネスアワード」の募集を行っている。7件程度を採択し、専門家による伴走支援を通じて事業化を後押しする。  脱炭素や循環型社会の構築、自然との共生など幅広いアイデアを募る。県内で環境ビジネスに取り組み(予定を含む)、県内に事業拠点を置くか県内事業者と連携する法人が対象。  アワードは2021年度に創設し、2回目。初回は45件の応募があり、脱炭素社会の実現に向け磁力を使ったエネルギーを提案したTSK(袋井市)が県知事賞を受賞した。県環境政策課によると、商談の増加などビジネス拡大につながった事例もあるという。  アワードの総合

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  • 実践的な英語力習得へ 科学技術高生「イングリッシュキャンプ」

     静岡市葵区の科学技術高は22日、同校生徒を対象にした研修「イングリッシュキャンプ」を同校でスタートした。24日までの3日間、外国人講師との交流や、グループ活動を通じて英語の表現力やプレゼンテーションの方法を身につける。  1~3年生の約30人が参加し、初日は東カリブ海に位置するバルバドス出身の男性が講師を務めた。参加者は自己紹介から全て英語を使って会話した。4人一組のグループに分かれ「お金と時間どちらが大切か」などの問いについて意見交換した後、グループごとに意見をまとめ代表者が発表した。  3日間の研修で「結論の後に複数の理由を述べる」といった論理的な表現方法を学び、最終日には「持続可能な

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  • 地方創生、SDGs 政策アイデア募集 浜松市、9月2日まで

     浜松市は9月2日まで、「地方創生・SDGs(持続可能な開発目標)政策アイデアコンテスト」と題し、向こう5年間で市が取り組める政策案を募集している。本年度は高校生の部を新設した。  政策テーマは、デジタルや共助を活用した浜松の地域課題解決やSDGs推進。応募は2~4人のチームで、同市に在住、在学、在勤のメンバーを1人以上含む必要がある。年齢条件は「一般の部」が高校生以上29歳未満。「高校生の部」は全員が高校生。  提案書は専用の応募フォームから送信する。12月までに最終審査を行い、各賞を決定する。詳細は市ホームページに掲載している。問い合わせは市企画課<電053(457)2241>へ。

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  • SDGs推進へ宣言書 浜松いわた信金 取引先支援

     浜松いわた信用金庫は、SDGs(持続可能な開発目標)や脱炭素化の推進を目指す取引先の支援を進めている。社内のSDGsの取り組みに関する評価と推進宣言書作成を入り口に、脱炭素化に向けた二酸化炭素(CO2)排出削減目標の具体的な達成支援サービスや関連融資制度も用意した。  取り組み評価と宣言書作成は6月下旬のサービス開始後、約2カ月で製造や建設、介護施設など36件をサポートしている。「人権・労働」「環境」「製品・サービス」など5分野65項目のチェックシート(三井住友海上火災保険など提供)を元に、同信金職員が事業所にヒアリングを行う。専用のフィードバックシートで現状の強みや弱みを明らかにした上で宣

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  • SDGS子どもに希望を サレジオ高3年・星野さん 小中学生向けに情報誌

     静岡市清水区の静岡サレジオ高3年星野杏奈さん(17)=同区=が、SDGs(持続可能な開発目標)の認知度向上に向けた小中学生向けの情報誌「Smile(スマイル)」を制作した。構成から取材、執筆まで手掛ける“編集長”となり、SDGsに積極的に取り組む市内の企業や団体を取り上げる。来年1月まで毎月発行予定で、制作費をクラウドファンディング(CF)で募っている。  「静岡市の好きなところは」「パートナーとの連携にはどんな力があるか」―。星野さんは9日、全国の自治体でもいち早くSDGsの取り組みを始めた同市の田辺信宏市長にインタビューした。約30分、星野さんはメモを取りながら熱

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  • 浜松いわた信金と市が協定 ウクライナ避難民支援 一時金支給など

     浜松市と浜松いわた信用金庫(同市中区)は16日、ウクライナ避難民支援推進の協定を締結した。同信金は市が担っている避難民への一時金の支給や就労支援に協力する。ウクライナ避難民支援で、県内の自治体と金融機関が協定を結ぶのは初めて。  同信金が進めるSDGs(持続可能な開発目標)を通じた地域貢献活動の一環。避難民が増加して一時金の財源の寄付金が枯渇した場合は、同信金が市に最大500万円を寄付する。地域に根ざした信金の強みを生かした生活支援を進め、避難民の自立や多文化共生社会の実現を後押しする。市役所で締結式を行い、鈴木康友市長と同信金の御室健一郎会長が協定書を交わした。鈴木市長は「一時金を安定して

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  • 大自在(8月16日)未来への想像力

     台風8号が伊豆半島に上陸、松崎町雲見の温泉街に大きな被害をもたらした。東北などでは前線停滞で記録的な大雨が続く。気候の異常を思わざるを得ないお盆の週末だった。  東海地方の梅雨が記録上最短の13日間で明けるなど、出だしからおかしかった今年の夏。東北、北陸で線状降水帯が続発と報じられていた8月初め、「NIE(教育に新聞を)」の全国大会に参加するため、羽田から宮崎へ飛んだ。  羽田空港上空にも雷雲が発生し、到着は2時間遅れ。リチウムイオン電池の開発でノーベル化学賞を受賞した吉野彰さんによる記念講演の時刻はとうに過ぎていたが、プログラムが入れ替わり、間に合った。吉野さんの便も遅れたそうだ。  リチ

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  • 多文化共生へ理解深める 浜松学院高1年生40人に講演

     浜松市中区の浜松学院高でこのほど、「総合的な探求の時間」の一環として、SDGsの目標の一つ「住み続けられるまちづくりを」をテーマにした授業が開かれた。1年生約40人が多文化共生について理解を深めた。  浜松学院大の津村公博教授と、浜松国際交流協会の鈴木恵梨香さんが講演した。津村教授はICTを活用してフィリピンの児童・生徒と浜松の児童・生徒をつなげる同大学生らの活動を紹介し「浜松は海外とつながる人が多く、身近に多文化共生の活動がある」と強調した。  鈴木さんは市内で暮らす外国人の人数をデータで示したほか、留学や結婚など、外国人が日本に住む背景はそれぞれ異なることを説明した。  生徒は今後、市内

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  • 静岡市長 清水区で学生と意見交換 SDGsや環境整備

     静岡市の田辺信宏市長が地域の住民や働く人と意見交換する「市長ミーティング室」がこのほど、同市清水区草薙地区で開かれた。産学官連携で周辺の環境整備などを手掛ける一般社団法人「草薙カルテッド」や、持続可能な開発目標(SDGs)の推進に取り組む市内の企業などを取材、情報発信する学生グループ「SDGs学生レポーター」のメンバーと交流した。  草薙カルテッドは防犯カメラ付き自動販売機の設置などの取り組みを紹介し、「学生の街であることを生かしたい」と強調した。SDGs学生レポーターのメンバーは「SDGsのためにとるべき具体的行動について、取材を通じて理解を深めたい」などと述べた。  田辺市長からは日ごろ

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  • SDGs教職員学ぶ 加藤学園高、生徒に還元へ

     沼津市大岡の加藤学園高はこのほど、教職員向けの持続可能な開発目標(SDGs)を学ぶ研修会を開いた。  担当教科の学習にSDGsの内容を取り入れ、生徒に還元することを目的として、20人が参加した。全国の学校にSDGsの学びを提供する「TOKYO EDUCATION LAB(トーキョーエデュケーションラボ)」(東京)の金井隆行社長を講師に講義を受けた。  参加者はSDGsの理念や具体例を確認したほか、SDGsの学習用のボードゲームを使い、世界各国で発生している環境問題や貧困問題の理解を深めた。白嶋卓教諭は「教科横断型学習の必要性が高まっているので、内容を生徒へ還元できれば」と話した。

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  • 外国人児童にランドセル 浜松いわた信金が29個寄贈

     浜松いわた信用金庫は8日、日本に住む外国人児童のためにランドセルを集めるプロジェクトに取り組む磐田市前野の龍の子幼稚園(座光寺明理事長)に、職員らから募ったランドセル29個を寄託した。高柳裕久理事長らが届けた。  同園は2020年から、卒園児や市民から使わなくなったランドセルを集め、NPO法人東海ファシリティー(愛知県)を通じて外国人児童に贈っている。同信金もプロジェクトに賛同し、SDGs(持続可能な開発目標)の取り組みの一環として職員にランドセルの提供を呼び掛けた。今春に小学校を卒業した長男の同級生に声を掛け、14個も集めた職員もいるという。  贈り主が文房具や寄贈先の児童への手紙を添えた

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  • 東京ガールズコレクション「TGCしずおか」 2023年1月14日、静岡市で 3年ぶり「SDGs」推進前面に

     ファッションイベント「東京ガールズコレクション(TGC)」実行委員会は8日、静岡市駿河区で記者会見を開き、「TGCしずおか」を2023年1月14日に同区のツインメッセ静岡北館で開催すると発表した。20年1月以来、3年ぶり3回目の開催となる。  「SDGs推進TGCしずおか2023」と銘打ち、若い女性をターゲットにSDGs(持続可能な開発目標)の推進をアピールする。モデルや俳優によるファッションショーやアーティストのライブのほか、地方創生プロジェクトの一環として静岡の地場産品をPRする企画も検討している。  国のガイドラインに沿い、マスク着用や手指消毒など基本的な対策を徹底して行う。これまでの

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  • SDGs身近に 毛糸のたわし作り体験 清水町で小学4年生

     清水町は今夏、希望した小学4年生が企業などのSDGsや環境への取り組みを学ぶ仕事体験を始めた。子どもたちがSDGsの活動が盛んな町内企業を訪れて身近にできることを知る機会にする。  町は7月に、作成した「SDGs攻略本」を教材として使った事前授業を開催。概要や達成するための暮らし方のヒントを伝えていた。  4日は清水小の4人が同町玉川の静岡ガスエネリアショールーム柿田川に出向き、同社が行う料理教室の準備として、教室で使うこともある毛糸のたわし作りに挑戦した。同社によると、毛糸製は洗剤を使わずに食器洗いが できるという。子どもたちは指に何度も毛糸を巻き付けて編み上げ、たわしを完成させた。チラシ

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  • 絶滅危惧昆虫カワラハンミョウ 中田島砂丘で高校生が生態調査

     浜松市南区の浜松南高自然科学部と西区のオイスカ浜松国際高の生徒ら約40人が5日、国の絶滅危惧種に指定されている昆虫「カワラハンミョウ」の生態合同調査を、県の指導の下、南区の中田島砂丘で行った。  カワラハンミョウは体長十数ミリで、大きな顎が特徴。国内では数カ所の砂丘だけに生息し、砂地の上位捕食者に位置付けられる。夏季は巣の外で活動することが多いという。  参加者は5千平方メートルほどの砂地で、30分ほどをかけて網で捕獲に当たり、個体それぞれの色などを観察、分類した。昨年より多い133匹を確認した後、自然に返した。  浜松南高自然科学部2年の松山恭吾副部長(16)は「活動は生態系保全が目的。多

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  • レジ袋有料、包装簡素化… 湖西のNPO、飲食店の環境意識調査

     自然体験教室などを主催する湖西市のNPO法人「DIGtag(ディグタグ)」(佐々木善之代表理事)がこのほど、市内の飲食店などに対して環境意識に関するアンケートを行った。結果は8月中に参加店と共有し、環境保護への理解や環境負荷軽減の取り組みに役立ててもらう。  同市新居町の飲食店やスーパー、総菜店など18店を7月下旬に訪ね、アンケートを実施した。同NPOをインターンシップで訪れている浜松学院大の学生も調査に協力した。  各店は具体的な取り組みとして、地元食材の利用やレジ袋の有料化、包装の簡素化を挙げた。真空パックなどで傷みの早い食材を保存し、廃棄を減らす取り組みもあった。  一方、コスト負担を

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  • 健康づくり推進 御殿場市と大塚製薬が協定 

     御殿場市はこのほど、大塚製薬(東京都千代田区)と「SDGs未来都市御殿場を健康面から支援する包括連携協定」を結んだ。市民の健康づくりや熱中症対策などで連携する。  締結式を市役所で開き、勝又正美市長は「行政だけでSDGsは実現できない。健康面のプロフェッショナルである大塚製薬の力をいただきながら推進できれば」と話した。  具体的な取り組みとして、小中学校の養護教諭や体育教師対象の熱中症対策アドバイザー養成講習会開催を調整している。  子育てや教育、地域防災も連携項目に含めた。  

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  • 身近な環境問題展示 浜松・イオン市野で9月4日まで

     浜松市東区の商業施設「イオンモール浜松市野」は9月4日まで、SDGsをテーマにした企画展を施設2階の一角で開いている。地元の環境保全団体の取り組みや環境問題について紹介する。  海洋プラスチックなどのごみがウミガメに与える影響や浜名湖の親ウナギ放流事業、世界のクワガタを説明するパネルを設置した。缶や瓶を入れた水槽と魚が入ったきれいな水槽を比較し、海のごみ問題を視覚的に実感できるようにもした。  展示は浜名湖体験学習施設「ウォット」や市内を拠点とするNPO法人「サンクチュアリエヌピーオー」、磐田市の「竜洋昆虫自然観察公園」が協力している。  

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  • SDGs教育考える 日米の教職員、三島・源兵衛川の取り組み視察

     日米両国の人的交流を促進する「日米教育委員会」は3日、官民協働による環境保全が続けられている三島市で教員交流プログラムを実施した。両国の教職員20人が市内を流れる源兵衛川などを訪れ、自然体験を通じて国連の持続可能な開発目標(SDGs)をテーマにした教育のあり方を考えた。  かつて汚染された水を市民、行政、企業の連携により復活させ、今も美しい流れを保ち続ける源兵衛川を視察した。川に入って魚取りなどの体験を楽しんだほか、同市のNPO法人グラウンドワーク三島から自然保護の取り組みや多くのホタルが飛び交う現在の状況について説明を受けた。三島梅花藻の里も訪れ、冷たい清流が咲かせるかれんな花を見ながら

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  • 進学、就職の前に…肩書がない期間「ギャップイヤー」 菊川市市民協働センターのナヤーさん、浸透に力

     菊川市市民協働センター職員のナヤー友里佳さん(20)=御前崎市=が、学生が進学や就職の道にすぐに進まず、ボランティアや旅行など学校以外の場で経験を積む「ギャップイヤー」の考えを広める活動に取り組んでいる。2020年に任意団体「日本ギャップイヤー協会」を立ち上げ、オンラインを中心に活動している。「決められた道ではなく、自分だけの道を進むのは楽しい。肩書がない期間だからこそ、さまざまな経験ができる」と力を込める。  ナヤーさんは高校卒業後の20年春、父親の出身国で小学5年から4年間暮らしたマレーシアへの留学を希望したが、新型コロナウイルス禍でかなわなかった。将来への不安を感じる中、SNS(交流サ

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  • カードゲームでSDGsを理解 8月7日、菊川で講座

     菊川市市民協働センターは7日午後1時半~4時半、カードゲームで持続可能な開発目標(SDGs)を学ぶ講座「2030SDGs」を同市役所庁舎東館プラザきくる3階で開く。参加無料。  講師は一般社団法人ローカルSDGsネットワーク代表理事の佐々木幸雄氏。講座ではSDGsの17の目標を達成するために、現在から2030年までの道のりをカードゲームで体験し、SDGsの必要性や可能性を理解する。  定員は20人。対象は市民活動団体、企業、自治体職員、学生などSGDsに関心のある人。申し込みは同センター<電0537(35)2220>へ。

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  • 環境配慮型農業に補助を JAふじ伊豆 管内4市町に要望

     JAふじ伊豆(沼津市)は3日、裾野市と長泉町にそれぞれ農業行政に関する要望書を提出した。農業経営にも持続可能な開発目標(SDGs)の観点が求められる中、環境配慮型農業への助成などを訴えた。  国は2030年までに化学肥料2割、化学農薬1割の削減目標を掲げている。このため、新規要望として、環境に配慮した有機質肥料や生分解性マルチなどの購入費補助を盛り込んだ。学校給食での地元産米の使用拡大と荒廃農地の管理体制強化も新たに求め、有害鳥獣被害対策強化などを継続要望とした。  同市役所を訪れた鈴木正三組合長は、村田悠市長に対し「生産者の高齢化が進む中、生産コストが高騰し、離農が懸念されている」と協力を

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  • 「世界を変える」取り組み3件 富士市が認定

     富士市の小長井義正市長は3日の定例記者会見で、「富士市から世界を変える協働事業」として認定したプロジェクト3件を発表した。  認定されたのは、「あかちゃんの健康を守り、育児負担を軽減することを目的とした製品の改良、開発」(ヤザキ工業など)▽「子供たちのアイデアを富士市のチカラでカタチにするプロジェクト」(静岡新聞社・静岡放送など)▽「DXを活用した街の活性化プロジェクト」(グースなど)―の各活動。それぞれ企業や市民団体などが連携して進める。  SDGsを推進する取り組みとして支援する「FUJI3S(さんえす)プロジェクトエッグ」として募集した。小長井市長は「持続可能なまちづくりに有望な活動」

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  • SDGsでまちづくり 官民連携、カードゲーム通じ学ぶ 島田

     島田市は1日、持続可能な開発目標(SDGs)の推進を目的としたイベントを市役所で開いた。官民が連携して、SDGsを達成するプロジェクトを実行し、まちづくりを進めていくカードゲームに取り組んだ。  第2次市総合計画後期基本計画で、SDGs達成への貢献を掲げた島田市の取り組みの一環。市や島田商工会議所、市商工会、島田掛川信用金庫、FM島田から約20人が参加し、東京海上日動静岡支店の職員がイベントの講師を務めた。  参加者は行政と民間側に分かれ、さまざまなプロジェクトに取り組み、SDGsの達成が地方創生につながる過程を学んだ。市戦略推進課の小野晶規さんは「市全体でSDGsに対する意識を高めていきた

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  • ものづくり体験でSDGs学ぶ 磐田・新造形創造館

     磐田市上新屋の新造形創造館で2日、ものづくり体験を通じてSDGs(持続可能な開発目標)を学ぶ「ものづくりSDGsウイーク」が始まった。制作の過程で余った材料などを使うものづくりの体験講座を、7日まで日替わりで繰り広げる。  初日は、グラスキャンドルとハーバリウムの制作体験講座が行われた。キャンドル作りでは、色づけされたろうのジェルの端材を材料として再利用。親子連れらが色とりどりのジェルを瓶の中に詰めて、自分だけのオリジナルキャンドルを完成させた。  3日以降も、放置竹林の竹を使った竹とんぼや、リサイクル材の木琴作りなど多彩な講座を予定している。5、6日は、家庭の不要品を物々交換するイベントや

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  • 静岡県代表、市川さんが抱負 9月、ミス・ジャパン日本大会

     「2022ミス・ジャパン」日本大会に静岡代表として出場する東海大文化社会学部2年市川珠葵さん(19)=静岡市駿河区出身=が、静岡県庁に川勝平太知事を訪問し、9月に都内で開かれる日本大会に向けた抱負を語った。  市川さんは親しみやすいオピニオンリーダーを目指して同大会に応募し、5月に開かれた東日本大会で静岡代表に選ばれた。大会では、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の達成を目指す自身の思いをスピーチなどで表現する予定。  父誠一郎さん(54)、母千里さん(52)と共に県庁を訪問した市川さんは「ミス静岡として地域の魅力も発信したい」と意気込んだ。  川勝知事は「世界クラスの財産が多くある本県の

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  • 釣った魚で稼ごう 8月31日まで 西伊豆で子ども向け体験会

     西伊豆町が8月31日まで、遊漁船で釣った魚を町電子地域通貨で買い取る「ツッテ西伊豆」の夏休み限定の体験会を行っている。「SDGs自由研究」と銘打った初の試みで、参加した子どもたちにオリジナル冊子を贈って体験をより楽しんでもらうのが狙い。  町は約2年前、富山市の会社「ウオー」と連携し、観光誘客や漁獲量の回復に向けてツッテ西伊豆を始めた。釣った魚は地元直売所「はんばた市場」で査定し、鮮度などに応じて参加者に町電子地域通貨が支払われる。電子地域通貨は町内飲食店などで利用できる。  キックオフイベントがこのほど行われ、地元の小学生が釣りに加え、対価を得る喜びを味わった。冊子に体験の感想や気づきを記

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  • 生産者と消費者 つなぎ役に 藤枝市、こどもサポーター任命

     藤枝市はこのほど、「こども消費生活サポーター」の任命式を市役所で行った。市内の小学4~6年生の10人が持続可能な開発目標(SDGs)を考えるとともに、生産者と消費者をつなぐ活動に取り組む。  子どもたちは地元の生産者訪問などに臨む。8月20日に同市稲川の三浦豆腐店、秋ごろに別の生産者を訪れる予定。生産現場での環境への配慮や、地域を盛り上げる活動について関心を深める。  本年度末には、消費者教育活動を展開する「消費者安心サポーター」を務める大人たちとの合同研修会や、成果報告会を行う。学習内容は、交流サイト(SNS)などで市内外の消費者に向けて発信していく。  市役所で子どもたちに任命書を渡した

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  • キティと行くツアー 3年ぶり 伊東に到着、歓迎

     伊東市の関係者が29日、30日までの1泊2日の旅程で同市入りした「ハローキティと行く!伊東温泉」のツアー客170人余りを同市のJR伊東駅で出迎えた。同ツアーは日本旅行が主催し、3年ぶりの開催。  大宮駅発の団体貸し切り電車で到着した一行を、小野達也市長や同駅の石黒功駅長らが歓迎した。「マリにゃん」「ミカリン」「シャボくん」の同市ゆかりのキャラたちも駆け付け、サンリオのキャラクター「ハローキティ」を交えて写真撮影に応じた。参加者は市内11の宿泊施設に分宿した。  ツアーにはSDGs(持続可能な開発目標)に関係したウオークラリーなどを盛り込んだ。新型コロナウイルスの影響で、例年よりも人数を絞って

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  • もっと「福産品」購入を 静岡県、企業に呼び掛け

     静岡県は新型コロナウイルス禍で販売機会が減少している障害福祉事業所の授産製品について、企業に購入を呼び掛ける取り組みを始めた。これまでは県職員を中心に販売促進を図ってきたが、趣旨に賛同する企業を広く募り、障害者の工賃アップを後押しする。  県は施設で働く障害者の経済的自立を促すため、授産製品に「ふじのくに福産品」の愛称を付けて販売拡大を図っている。2019年度からは「1人1品運動協力隊」と銘打ち、県職員を中心に食品セットなどの購入を推奨してきた。  企業向けの福産品セットを今回用意し、クッキーやコーヒーを詰め合わせたティータイムセット、みかんジュースやつくだ煮を入れた農福連携セットなど4種類

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  • 洋服に価値を加える「アップサイクル」に取り組む 立山都さん(静岡市葵区)【NEXT特捜隊 あの人に聞きたい】

     洋服を捨てるのでなく、本来の良さを生かして新たな価値を加える「アップサイクル」に取り組む立山都さん(43)。「彼女の活動の原動力が知りたい」と、静岡市葵区の女性から投稿が寄せられた。静岡鉄道古庄駅の北西約100メートル。幼稚園舎を再利用した建物の一角にある、立山さんの営む古着店「ものがたりを『着る』お店 choosy(チュージー)」を訪ねた。レトロ雑貨、ドライフラワーの甘い香り、色とりどりの古着。おとぎ話のような雰囲気の店内で、話を聞かせてもらった。   服で新たな人生の物語  友達とデザインがかぶらず、値段も手頃な古着がずっと好きでした。同時に、数十年たっても着られるほどきれい

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  • ミドリムシ培養 健康産業創出に期待 静大・浜医など産学連携

     静岡大と浜松医科大、通信機器製造のシステック(浜松市北区)が、産学連携でミドリムシの培養研究に取り組み、新産業を創出するプロジェクトを進めている。雑菌が混入しない閉鎖型の培養装置を開発し、この装置を製造販売する静大発ベンチャー「浜松バイオチェスト」を28日に設立した。地域で採れたミドリムシを培養して食品に加工するなど、地産地消を通じた健康分野への展開が期待される。  ミドリムシは植物性、動物性それぞれの栄養素を豊富に持つ微細藻類。細胞壁がないため、人が食品として体内に取り入れた時の吸収率が高く、天然の完全栄養食として注目が高まっている。現在は高価な装置での小規模な培養や屋外での大量培養が主流

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  • SDGs連携成果紹介 企業とNPO代表者ら 静岡

     ふじのくにNPO活動支援センター(静岡市駿河区)は27日、県内の企業とNPO法人が持続可能な開発目標(SDGs)に関連した社会貢献活動を共同で行った事例の発表イベントを同区の男女共同参画センターあざれあで開いた。  企業やNPO法人の代表者ら約50人が参加した。4組の連携プロジェクトについてそれぞれの代表者が活動内容や成果を紹介した。  食品製造業の季咲亭(同市葵区)とNPO法人丸子まちづくり協議会(駿河区)による「静岡めんまプロジェクト」の発表では、竹林が放置されて荒廃し土砂災害を引き起こさないよう、タケノコを採取しメンマを製造する活動を紹介した。  会場ではNPO法人との連携を検討してい

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  • 環境、省力化に配慮した水圧駆動装置 日本アキュムレータが開発

     油圧機器製造の日本アキュムレータ(静岡市清水区)は、水道水を動力とする機械駆動装置を開発した。モーターなど部品を丸洗いできるため、従来の油圧や電動式の装置と比べて衛生的に使える。静岡県に集積する食品加工業向けに提案し、維持管理作業の省力化や工場の環境負荷低減につなげる。  資源価格高騰やSDGs(国連の持続可能な開発目標)への対応として、安価でクリーンな駆動源を求める企業ニーズを踏まえた。潤滑油使用に伴うオイルミスト発生や漏電のリスクをなくし、労働環境の改善にも寄与する。  水圧式の新装置「NADSシリーズ」は出力200~750ワットの3種類のステンレス製モーターやポンプ、バルブなどで構成す

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  • SDGsでツナ商品変革 資源保全認証、鶏代替も はごろもフーズ

     はごろもフーズが主力のツナ事業で環境・健康を重視した商品開発にシフトしている。原料のマグロ・カツオ類の資源保護を経営計画に明記し、海洋資源保全の国際認証「MSC(海洋管理協議会)認証」を取得した一本釣りカツオのツナ商品を8月下旬に発売する。代替材に鶏肉を採用したり、食塩やオイル不使用の商品群も展開したりと、SDGs(国連の持続可能な開発目標)を重視した戦略で若年層を軸に需要開拓を図る。  MSC認証の商品は同社初。一本釣り漁法で採捕した原料に限定した。タイの協力工場で製造し、漁獲、生産、流通工程を併せ認証を受けた。若者に人気のパウチ詰め商品で提案し、年間約57万個の販売を目指す。認証は国際N

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  • 静岡城北高生とモーリシャスの生徒 SDGsテーマに交流 海洋汚染問題で活発意見

     静岡城北高の生徒とインド洋の島国モーリシャスの高校生が持続可能な開発目標(SDGs)について意見を交わすオンライン交流会が25日、静岡市葵区の同校で開かれた。  交流会は東京五輪・パラリンピックで同市が同国のホストタウンを務めた縁で市が企画し、双方の高校生計30人が参加した。  生徒は両国交えて6人一組のグループを作り、SDGsの14番目の目標「海の豊かさを守ろう」について、達成するための取り組みを話し合った。日本と同国に共通する問題としてプラスチックごみによる海洋汚染問題があるとし、分別型のごみ箱を路上に多く設置するべきといった意見が活発に上がった。  静岡城北高2年の北上由梨奈さん(17

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  • SDGs推進へ協定 静岡中央銀と損保ジャパン連携

     静岡中央銀行と損害保険ジャパン(東京都)はこのほど、SDGs(持続可能な開発目標)の推進などに関する包括連携協定を結んだ。同社が県内の金融機関と同様の協定を結ぶのは、2例目。  SDGsの情報発信や普及啓発をはじめ、働き方改革や事業承継など7項目で連携する。今後、損保ジャパンが開発したSDGs対応度簡易診断サービスを用い、同行の取引先の課題解決などを図る。  同行で開かれた締結式には、同行の清野真司社長と損保ジャパンの中西和博常務執行役員が出席した。清野社長は「協定を出発点として、積極的にSDGsを推進したい」と述べた。中西常務は「協定を地域貢献につなげていきたい」と期待した。

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  • 富士まつり 帰ってきた夏の風物詩 花火や舞台発表満喫

     富士市の夏の風物詩となっている「富士まつり」(実行委主催)が24日、同市の中央公園やロゼシアターで3年ぶりに開かれた。ステージ発表や露店、打ち上げ花火など多彩な催しが繰り広げられ、かぐや姫コンテストも開催された。多くの市民が3年ぶりの開催を喜んで会場に詰めかけた。  富士まつりは新型コロナの感染拡大で2020年、21年は中止した。新型コロナウイルス感染対策として、恒例の市民総踊りの実施を見送るなど規模を縮小した。  ステージでは、地元のチアダンス団体「C-STAR」らが出演し、力強いパフォーマンスを披露した。露店計70店が公園内の「かぐや姫横丁」やロゼシアター前に立ち並び、家族連れや浴衣姿の

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  • 三井住友海上とSDGsを推進 静岡県トラック協女性部会

     静岡県トラック協会女性部会(中村有子部会長)と三井住友海上火災保険は25日、国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)推進に関する包括連携協定を静岡市駿河区で結んだ。中村部会長と同社の谷口健一静岡支店長が協定書に署名した。  女性部会の会員企業は今後、協定内容に即して同社の支援を受け、脱炭素化や働き方改革に関する研修を受けたり、事業継承や情報セキュリティーなどの経営課題で個別に相談したりできる。  中村部会長は「業界内で労働環境改善の必要性が高まる中、SDGsをビジネスに取り入れることで経営基盤を固めていきたい」と話した。

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  • 伐採街路樹に“新たな命”を 静岡市、官民で利活用実験

     役目を終えて伐採した街路樹の再利用を目指し、静岡市が官民連携の「社会実験」をスタートさせた。これまでは樹木を細かく粉砕し処分していたが、市内の木材加工会社からの提案を受け、家具や日用品への作り替えを模索している。市の担当者はSDGs(持続可能な開発目標)の推進とともに「形に残るものとして利活用できれば、住民の記憶や思い出の継承にもつながる」と期待する。  5月末から6月にかけて、県庁本館前(葵区)の街路樹のケヤキなど約160本を管理者の市が伐採した。腐朽や亀裂で倒木の恐れがあると判断したためだ。そのうち再利用できそうな樹木は現在、同市駿河区向敷地の木材加工会社「きんぱら」の敷地に置かれている

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  • 桜が丘高生有志、古着と食料募る 静岡市の清水駅前商店街

     静岡市清水区の清水桜が丘高の生徒有志が23日、持続可能な開発目標(SDGs)を通じて地域と世界に貢献しようと、古着と食料の寄付を同区の清水駅前商店街で募った。  同校生徒会長の山田結衣さん(17)が立ち上げたボランティアチーム「リボーン バトン プロジェクト」のメンバー約30人が参加した。商店街を盛り上げようとSDGsをテーマにしたスタンプラリーを実施し、家族連れ向けにペットボトルロケット体験や将棋部との対局コーナーも設けた。  山田さんは「清水桜が丘高生と地域の人が関わりを持てて、社会的な意味もある活動がしたかった」と企画の趣旨を説明した。集まった食料は「フードバンクふじのくに」に、古着は

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  • 移動車、ネット販売 新たな集客に注力 静鉄ストア

     静鉄ストア(静岡市葵区)が、移動販売車やネットスーパーなど実店舗以外での新たな集客に注力している。新型コロナウイルス下で密を回避する買い物を提案するとともに、実店舗の営業時間内に来店できない人や外出困難な高齢者の潜在需要を掘り起こす。  同社は6月、軽トラックで移動販売を手掛ける「とくし丸」(徳島県)の専用車両を導入。全31店舗のうち、配備先を宮本町店(同市駿河区)や菊川店(菊川市)など5店舗に増やした。生鮮食品や日用品など計約400品目1200点を、顧客の自宅前まで出掛け販売する。  「車の免許証を返納し、買い物に行くのが難しい」「商品を持って帰るのが大変」という顧客の声に応えた。宮本町店

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  • SDGs活動を車内でPR 伊豆急「ツナグデンシャ」お披露目

     美しい伊豆創造センター(伊豆市)と伊豆急行(伊東市)は22日から、共同事業として伊豆半島各地でのSDGs(持続可能な開発目標)の取り組みを電車内で紹介するSDGsトレイン「ツナグデンシャ」の運行を始める。21日、伊東市八幡野の伊豆高原駅で関係者へのお披露目式を行った。  3両で構成する同電車は、それぞれの車両を「世界と伊豆」「海と陸」「パートナーシップ」のつながりをテーマに据えた。企業や自治体、団体が推進するさまざまな活動をポスター掲示で紹介する。普通電車として運行し、“動くギャラリー”として利用者にPRする。  式典で、それぞれの担当者が取り組みを紹介し合った。同セ

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  • リンゴ搾りかす活用「ビーガンレザー」 浜松の共和レザー開発

     自動車内装材メーカーの共和レザー(浜松市南区)は21日までに、リンゴの搾りかすを活用し、植物由来の合成皮革「ビーガンレザー」を開発した。脱炭素や持続可能な開発目標(SDGs)推進に向けて原料の50%以上を植物由来とし、高い耐久性が求められる自動車シートなどの開発技術を応用した。  バッグや小物に製品化し、今秋以降に自社ブランドの電子商取引(EC)サイトで発売する。同社によると、ビーガンレザー生産は国内初という。  全国有数のリンゴ産地の長野県飯綱町と、搾りかすの有効資源化を目指すSORENA(長野市)と3者の官民連携プロジェクト。2月に本格的に開発をスタートした。  使ったのはりんごの酒の製

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  • 竹あかり 宿泊客に癒やし ホテルアソシア静岡 放置竹林を活用

     放置竹林を伐採し、地域資源として活用するなど環境問題に取り組むグループ「アカリノワ」が、静岡市葵区のホテルアソシア静岡で竹あかりを展示している。  活動拠点にする同区の麻機地区の竹約15本に穴を空け、発光ダイオード(LED)のライトを内部に仕込んだ。幻想的な雰囲気の光が宿泊客らを楽しませている。  同グループの大村大輔代表は「落ち着いた雰囲気を味わうとともに、放置竹林の問題を多くの人に知ってほしい」と話している。

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  • 掛川産のクリで商品開発 春華堂など事業開始

     春華堂などは20日、掛川産のクリを県内各社が連携して商品開発などにつなげる「掛川栗プロジェクト」の顔合わせと勉強会を兼ねたキックオフミーティングを同社浜北工場(浜松市浜北区)で開いた。  同社をはじめ日本航空中部支社、遠鉄ストア、浜松いわた信用金庫などの地域事業や持続可能な開発目標(SDGs)推進に携わる社員らが、JA静岡経済連とJA掛川市の担当者から解説を受けた。クリは他の果物に比べて収穫量が少なく、十分に採るためには15~20年かかるといった課題を聞き、同JA管内のクリの出荷量が平成元年(1989年)ごろの約50トンから近年は約7トンに減ったという現状も学んだ。  プロジェクトは今後、ク

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  • 環境保護 大切さ伝える 子どもらにJ3沼津と「サバソニ」教室

     サッカーJ3アスルクラロ沼津は18日、環境保護について学ぶワークショップ「全力!環境教室」を沼津市東椎路のららぽーと沼津で開いた。海洋保全に取り組む伊東市の社団法人「サバーソニック&アジロックフェスティバル」のメンバーが講師役を務めた。Jリーグの社会連携活動の一環で初めての開催。  県東部を中心に、親子連れ約40人が参加した。イベント冒頭、同法人の加藤龍さん(46)が海で拾ってきたおもちゃのごみを見せながら、環境問題の講義を行った。その後、集めたペットボトルのキャップを手動の射出成型機で溶かし、型に入れてキーホルダーを作成した。参加者はイルカやサメなどのできあがった型にひもを通して完成させた

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  • 大自在(7月19日)エコフェミニズム

     男の子が生まれると盛大に祝うが、女の子が生まれた家は静まりかえる。嫁がせる時の持参金が重圧で。多くの家庭は女の子に教育費は出せない。女の子は年端もいかずに結婚させられる。  聞いて、日本の子たちは驚くに違いない。これはインドの小さな村の話である。今夏の読書感想文課題図書「111本の木」(小学校中学年)は、この悪習を打破し、女の子の誕生を111本の木を植えて祝うピプラントリ村の実話を紹介している。  村は大理石の採掘で荒れ地になってしまった。村長のスンダル氏の呼び掛けが広がって村に緑が戻り、水道が引かれ、女の子も学校に行けるようになった。エコロジー(環境保護)とフェミニズム(女性解放)を合わせ

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  • 「SDGSの可視化」提案 三島商議所 建設業向け講座

     三島商工会議所は14日、建設業向け「SDGsセミナー」を三島市の同商議所で開いた。三井住友海上経営サポートセンターの五十嵐朋人氏が国連の持続可能な開発目標(SDGs)の意義に触れ、新たな技術開発や市場開拓などビジネスとの関連性について解説した。  持続的で強靱(きょうじん)な世界の実現に向けたビジネスの根本的な変革が求められているとし、貧困や福祉、教育などさまざまな課題を解決する17のゴールについて説明した。学校の授業で取り上げられるなど若者世代にも認識が広がる中、仕事のモチベーションや職業選択にもつながる「SDGsの可視化」が企業の魅力向上につながると指摘。ホームページで取り組みを紹介する

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  • 外出時「ヘルプマーク」をつけようか迷っています【NEXT特捜隊】

     読者の疑問や困り事に応える静岡新聞社「NEXT特捜隊」に、静岡県中部の30代女性から依頼が届いた。女性はてんかんの発作に備え、ヘルプマークをつけたいと考えている。ただ「嫌がらせを受けないか。そもそも知られているのか」という心配もあるという。「新聞を通して、ヘルプマークへの理解を広げてほしい」とも。ヘルプマークの利用者に体験談を聞き、ヘルプマークを見掛けた時に求められる行動について調べた。   見えにくい障害「配慮必要」 見守り、理解を    赤地に白い十字とハートマークを組み合わせた「ヘルプマーク」。外見からは分かりにくい障害などがある人が周囲から援助を受けやすいよ

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  • DX、SDGs推進で協定 島田掛川信金とリコージャパン

     島田掛川信用金庫とリコーの販売子会社リコージャパン(東京)は13日、デジタル技術を活用して変革につなげるデジタルトランスフォーメーション(DX)と持続可能な開発目標(SDGs)の推進に関する協定を締結した。地域企業に対するIT導入支援などで連携する。  同社にとって、DXとSDGsに焦点を絞った県内金融機関との協定締結は初めて。田保勝久執行役員が同日、掛川市亀の甲の同金庫掛川本部を訪れ、同金庫の伊藤勝英理事長と協定を交わした。  伊藤理事長は「人口減少や産業構造の変化が加速する中、いかに生産性と付加価値を向上させるかが課題。この地域がDX先進地になることを目指す」と力を込めた。田保執行役員は

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  • 現役最古の冷蔵庫を探せ 静岡市、省エネ理解促進でキャンペーン

     静岡市はこのほど、市内の家庭で使われている最古の冷蔵庫を探すキャンペーンを始めた。地球温暖化対策や省エネへの理解促進を図る取り組み。8月31日まで、3ドア以上の“現役”冷蔵庫を募集している。グランプリ受賞者には同市で製造された最新の冷蔵庫を寄贈する。  抽選で3人に「エスパルス賞」として、サッカーJ1清水エスパルスのグッズを贈呈。参加賞には、家電量販店コジマの市内2店舗で家電買い替えに使えるクーポン券を贈る。  応募は各世帯1台まで。家庭で日常的に使用している冷蔵庫のみ応募でき、業務用は対象外。応募にはメーカーや製造年が記されたステッカーの画像の添付が必須で、インター

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  • SDGs応援団が初会合 富士市長、12団体に登録証

     持続可能な地域づくりの取り組みを支援する「富士市SDGs未来都市応援団」の初会合が4日、市役所で開かれ、12団体の代表者に登録証が交付された。同市は官民連携の「共想・共創プラットフォーム」で、新たな価値を創造するプロジェクト創出への取り組みを進める。推進企業などの登録数は7月には36団体となり、登録プロジェクト数は8事業となった。  応援団は、専門的な知見を持つ団体や個人による登録制。プロジェクトに取り組む企業や団体が相談内容を応援団と共有し、専門的な助言を受けられる。  今回は、富士商議所や市商工会、富士信金、市地域産業支援センターなどの経済団体、関東経済局、県東部地域局などの行政、東京電

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  • お中元、自分へ家族へ 静岡県内百貨店「夏の陣」に異変

     静岡県内百貨店の中元商戦が様変わりしている。長引く新型コロナウイルス禍に伴う巣ごもり需要で自身や家族用に注文する顧客が増えており各店は食料品の品ぞろえの拡充に努める。環境への関心の高まりから、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を打ちだした商品もお目見えするなど、売り上げ確保に知恵をしぼっている。  「『自己消費』の需要は確実に増えている。家で食べるカレーなどの身近な食品に磨きをかけた」と話すのは、静岡伊勢丹(静岡市葵区)営業統括部の瀬谷光広バイヤー。地場産品約100品目を集めた恒例企画「うまいら静岡」は、県内のホテルなどで提供されるカレーやそばの人気が高まっていることに着目し、ホテルや

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  • アオハル隊8団体認定 浜松の高校生ら 魅力発信で市と連携

     浜松市は30日、地域の魅力発掘や情報発信に取り組む高校生グループ8団体を「青春はままつ応援隊(アオハル隊)」に認定した。市役所で奧家章夫市民部長が各団体の代表者に認定書を渡した。本年度中、市と連携しながら活動してもらう。  5年目の事業で、認定団体は過去最多となった。認定団体と主な活動は次の通り。  浜松湖東高(フェアトレードの研究、啓発など)浜松南高(企業とコラボしたスイーツの商品化)浜松学芸高(はままつ胸キュンプロジェクトを展開)オイスカ浜松国際高(海岸林保全や浜名湖野菜PRなど)天竜高(二俣地区探索アプリ作成や天竜茶PRなど)浜松湖北高(金指駅イルミネーションや菓子商品化など)浜松開誠

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  • 間伐材の薪、ふるさと納税返礼品に 小山町が追加

     小山町はこのほど、キャンプのたき火に使える「きこりの薪(まき)」を、ふるさと納税の返礼品に追加した。従来は使い道がなく山に放置されていた間伐材で作った製品で「もったいないから生まれたエコな薪」が売り。町の担当者は「SDGsにもつながる」と納税を呼び掛ける。  北田木材(同町竹之下)の製品。人工林の間伐材のうち、規格に合わず建築木材やバイオマス発電の原料にできない部分を薪にした。  キャンプ好きの町職員が同社に依頼し、返礼品のラインアップに加えた。薪ストーブに最適な薪も用意している。

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  • マレーシアと中継、絶滅危惧種を見学 浜松・井伊谷小

     浜松市北区引佐町の井伊谷小はこのほど、マレーシアのボルネオマレーグマ保護センター(BSBCC)と中継をつなぎ、5年生約60人が熱帯雨林や生物多様性について学ぶ特別授業を同校で開いた。  持続可能な開発目標(SDGs)推進に取り組むウィル&ウィール(同市東区)の五明玲子さんがファシリテーターを務めた。BSBCC日本支部の須崎菜緒代表らが現地を案内し、子どもたちは同センターで保護されている絶滅危惧種のマレーグマを見学した。  須崎代表は、密猟や森林伐採などで生息数が減少している現状や、爪で土を耕したりシロアリを食べたりする生態系での役割などを紹介。柴田来曖さん(11)は「マレーシアの環境問題がわ

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  • 新本店棟10月オープン 浜松いわた信金 ワンストップで顧客対応

     浜松いわた信用金庫は1日、浜松市中区元城町で建設中の新本店棟を10月11日にオープンすると発表した。本店営業部や個人向け住宅ローン・相続などの総合相談窓口「夢おいプラザ浜松」、関連会社など3社が稼働予定で、多様なサービスのワンストップ化により顧客対応を強化する。  新本店棟は鉄骨4階建てで、建築面積1331平方メートル、延べ床面積4493平方メートル。1階に、現在は周辺ビルで業務に当たる本店営業部、2階に中区中島から移転する夢おいプラザ浜松、2、3階に浜松いわた信用保証、はましんリース、提携先の浜松損害保険サービスが入る。4階には職員向け大会議室を整備する。  同信金は「当金庫が掲げる総合サ

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  • 大岡副大臣と環境問題討論 浜松開誠館高の生徒ら7人

     浜松市中区の浜松開誠館高はこのほど、同校で大岡敏孝環境副大臣を招いて意見交換会を開いた。生徒会の田口愛理会長(3年)、SDGs部の小杉太一部長(同)ら代表生徒7人が環境問題をテーマに討論した。  同校は昨秋、国内外の若者たちとオンラインでつながる「気候サミット」を開催するなど環境問題の取り組みが盛ん。かつて同市で市議、県議を務めた大岡副大臣は気候サミットにメッセージを寄せ、応援していた。  生徒たちは大岡副大臣から国の環境政策や国際動向を聞いた後、食品ロス、冷媒ガスの排出規制など各自関心のあるテーマで質問や提案をした。大岡副大臣は生徒の発想力に感心しながら「若者は政治に厳しい見方をしている。

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  • 志仁会など4社 PIFで資金調達 静岡銀行と契約

     社会医療法人志仁会(三島市)と自動車外装用プラスチック製品製造業のソフテック(浜松市西区)など4社が30日、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた企業の取り組みを支援する静岡銀行の「ポジティブ・インパクト・ファイナンス(PIF)」で資金調達する融資契約を結んだ。  設備資金として志仁会は3億400万円、ソフテックは1億5千万円を調達した。志仁会は運営する三島中央病院に4階建て施設を増築。訪問看護ステーションやリハビリ室の整備などを行う。ソフテックは自社敷地内での太陽光パネル設置などに資金を充てる。  廃棄物処理業の環境のミカタ(焼津市)、テント倉庫施工業のニッケーコー(静岡市駿河区)は

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  • SDGs「取り残さない世界」とは 川嶋あいさんら語る 御殿場

     御殿場市と市内団体でつくる「御殿場SDGsクラブ」はこのほど、SDGsが目指す「誰一人取り残さない世界」実現の方法を考えるフォーラムを市民会館で開いた。同市が舞台の映画「旅のはじまり」の主題歌を歌うシンガー・ソングライターの川嶋あいさんらがトークショーを行った。  同作は、家庭環境に恵まれず自立に向けて奮闘する子どもと、子どもを支援する大人に密着したドキュメンタリー。  トークショーで川嶋さんは「楽しいことが待っているとすごい力になる。楽しいことを探し、身近な人に届けられる社会になれば」と語った。立場が異なる人の孤独を解消する方法を考える人が増え「希望のメッセージを発信する御殿場市になれば」

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  • リニア生態系会議 静岡市長「自然と調和の糸口に」 市議会答弁

     静岡市の田辺信宏市長は、リニア中央新幹線工事に伴う南アルプスの生態系への影響を議論している国土交通省専門家会議について「自然と調和した持続可能な地域発展を考える糸口になればと期待している」と述べた。松谷清氏(緑の党)の総括質問に答えた。  田辺市長はリニア工事に関して「環境と経済の両立というSDGs(持続可能な開発目標)の時代を生きる私たちに課題を突き付けている」と指摘した。  ユネスコエコパーク(生物圏保存地域)に指定されている南アの豊かな自然環境を「損なってはならない」と強調する一方、東京、名古屋、大阪をリニアで結ぶ大都市回廊構想「スーパーメガリージョン」のメリットに言及した。

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  • パートナー制度「理解に苦しむ」 静岡県議会委で自民和田氏

     28日に開かれた県議会6月定例会危機管理くらし環境委員会で、自民改革会議の和田篤夫氏(御殿場市・小山町)は県が本年度中に導入予定の「パートナーシップ宣誓制度」について「日本では同性婚を認めていない。ちょっと理解に苦しむ」と述べ、制度の導入に疑問を呈した。  制度は、ジェンダー平等と性の多様性を認め合う共生社会実現を目指し、県が同性カップルやトランスジェンダーの異性カップルに「パートナーシップ宣誓書受領証」などを交付し2人の関係性を証明する内容。  和田氏は受領証に法的な効力がないことを確認した上で「社会保障や税制の優遇はない。友達が一緒に住むのと同じ」と指摘した。その上で「性的少数者だけにス

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  • J1清水と島田市が協定 SDGs推進など6項目連携

     サッカーJ1清水エスパルスと島田市は28日、協働による持続的な地域の発展を目的としたファミリータウン協定を締結した。同協定は県東部の自治体で締結例があり、県中部では初めて。  持続可能な開発目標(SDGs)の推進やスポーツを通じたコミュニティー形成、地域社会の活性化、市のPRなど6項目で連携を図る。具体的には学校でのスポーツ教室や指導者の育成サポート、スタジアムでのシティープロモーションなどを想定している。山室晋也社長らが市役所を訪れ、染谷絹代市長と協定書にサインした。  染谷市長は「生涯スポーツは人生をより豊かにする。部活動の地域移行に向けた課題もあり(協定は)心強い」と話し、山室社長は「

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  • SDGs支援保証 7月から取り扱い 島田掛川信金

     島田掛川信用金庫は7月1日から、持続可能な開発目標(SDGs)の推進に取り組む事業者のサポートを目的とした県信用保証協会の「SDGs支援保証制度」の取り扱いを開始する。  同協会とこのほど覚書を結んだ。限度額2億円の「SDGsプレミアム」と同3千万円の「SDGs保証」の2種類で、通常の保証料より0・1~0・2%割り引く。利用のためには所定の「SDGs宣言書」の作成が必要で、同金庫は作成の支援も行う。

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  • 不用品「リユース」推進 袋井市と森町、ジモティーと協定

     袋井市、森町、両市町のごみ処理施設を運営する袋井市森町広域行政組合は28日、不用品取引などの地域情報サイトを運営するジモティー(東京都)と資源の再利用に関する連携協定を結んだ。同社との協定締結は県内初。7月から、ごみ処理施設に搬入された不用品を再利用する「リユース事業」を開始し、ごみの削減につなげる。  住民から回収した木製家具などの粗大ごみを対象に、再利用可能な品をサイトに出品し、無償譲渡する。リユース活動促進に向けた企画立案や広報啓発で協力することなども協定に盛り込んだ。  締結を記念して同日、「袋井森もったいない市」を中遠クリーンセンター(同市岡崎)で開いた。同センターに持ち込まれた再

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  • リサイクル大切さ学ぶ キヤノン社員と分別実験 三島・徳倉小

     リサイクルに力を入れるキヤノンの社員を講師に招いた環境出前授業が24日、三島市立徳倉小で開かれた。国連の持続可能な開発目標「SDGs」などについて学んでいる5年生66人が、座学と実験を通じてリサイクルの大切さを考えた。  鉄やプラスチック、ビーズなどが混ざった4種類の物質を、磁力や重さ、大きさなど異なる特徴を利用して分別する実験に挑戦した。磁石で鉄を摘出したほか、ふるいに掛けて大きさで分けたり、重さによる水中の浮き沈みで分離させたりして4種類を別々に取り出した。数人のグループごとに取り組み、さまざまな道具を使いながら工夫を凝らして成功させた。  座学では、レーザープリンターで消耗するトナーカ

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  • SDGs視点の経営戦略を紹介 沼津信金がセミナー

     沼津信用金庫はこのほど、持続可能な開発目標(SDGs)をテーマにした中小企業向けセミナーを沼津市の沼津トラストビルで開いた。元環境省職員でSONPOリスクマネジメント(東京)顧問の佐野郁夫さん(63)が、SDGsの視点を取り入れた経営戦略の重要性を呼び掛けた。  県東部地域の会社関係者を中心に会場で約20人、オンラインで約110人が参加し、佐野さんはSDGsの視点を取り入れる意義を伝えた。取組事例も紹介し、大企業がサプライチェーンにも環境や社会への取り組みを求めていることを指摘。「SDGsなど、今世界に求められていることから新しいビジネスを考えてほしい」と強調した。  参加者には同社が作成し

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  • SDGsを親子で学ぼう ららぽーと沼津でイベント 26日まで

     沼津市東椎路の商業施設「ららぽーと沼津」で25日、親子でSDGs(持続可能な開発目標)を学ぶイベントが始まった。同施設や市などが、日替わりで環境問題を考えるさまざまなブースを出展している。26日まで。  来場者は地球温暖化を考えるクイズショーや、自転車型トレーニング器具をこいで新幹線型の乗り物を動かす発電実験などを体験。ごみ分別ゲームでは、市の分別方法に従いスプレー缶や菓子箱などのごみを正しく分け、家庭で燃やす物を減らし二酸化炭素(CO2)の排出量を抑える重要性を確認した。挑戦した市立片浜小2年の植松紗菜さん(7)は「しっかり分別やリサイクルをして、地球をきれいにしたい」と話した。  26日

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  • 海洋プラスチックごみ問題 ゲームで学ぶ 浜松・舞阪中

     浜松市西区の舞阪中でこのほど、海洋プラスチックごみ問題をテーマにした特別講座が開かれた。3年生約90人が海の豊かな自然環境を守るためにできることをカードゲームを楽しみながら考えた。  取り組んだのは“海がきれいな世界”を目指すシミュレーションゲーム。農家や漁師、工場などのチームに分かれ、カードに記された行動の中から、海洋ごみを減らすためにふさわしいものを考えて実行した。プラスチック商品の使用頻度を減らしたり、生ゴミを肥料に変えたりと環境保全の手法を学んだ。  県が推進する「海洋プラスチックごみ防止6R県民運動」に賛同して企画。持続可能な開発目標(SDGs)推進へ研修や

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  • DX推進 御殿場市がリコージャパンと協定

     御殿場市は23日、リコージャパンとデジタルトランスフォーメーション(DX)推進に関する連携協定を結んだ。行政手続きのオンライン化やワンストップ化、デジタル地域通貨の普及に向けて支援を受ける。  勝又正美市長は締結式で「デジタル技術を活用して市民サービスを向上させ、SDGs未来都市にふさわしいまちづくりを進めたい」と述べた。市長と同社の仁井健二神奈川支社長が協定書に署名した。  市役所業務の効率化、市DX推進ガイドラインの策定運用にも同社の資源を生かす。  リコージャパンの親会社であるリコーの環境事業開発センターが市内にあり、協同して環境施策に取り組んできた。培った信頼関係を基に、自治体のDX

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  • しずおか焼津信金 県信用保証協会とSDGs支援覚書

     しずおか焼津信用金庫と静岡県信用保証協会は23日、持続可能な開発目標(SDGs)推進に取り組む中小企業をサポートする同協会の「SDGs支援保証制度」に関する覚書を結んだ。締結は静岡銀行に続き、県内金融機関で2例目。  同制度は脱炭素化や環境保全、労働環境改善などに積極的な事業所が金融機関から融資を受ける際、保証料を優遇する。限度額2億円の「SDGsプレミアム」と同3千万円の「SDGs保証」があり、静岡市などの自治体が運営するSDGs宣言を行った事業所であれば、保証料を通常から0・1~0・2%割り引く。保証期間の延長も受けられる。  覚書締結に合わせ、同金庫は制度適用の前提となるSDGs宣言書

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  • 大学生、街頭演説の現場へ 「選挙との距離」痛感【決める、未来】

     22日公示された参院選はロシアのウクライナ侵攻などに伴う物価高騰や防衛力強化など、今後の国民生活の在り方を大きく左右する重要な選挙となる。静岡新聞社は参院選を皮切りに展開する若者投票率向上キャンペーン「決める、未来」の関連企画として、県内在住の19~21歳の大学生5人に、候補者の生の第一声など街頭演説を聞いてもらい、若者の目にどう映ったのか印象を尋ねた。   近寄りにくい感じ 会場の雰囲気 静岡大地域創造学環・河合美智香さん  学生は別々に移動し、午前から静岡市などで始まった各候補の演説をそれぞれ1、2人分聞いた。ほぼ全員が口にしたのは聴衆に「若者が少ない」という点。「女性も少ない」「一

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  • 貧困の子支援にTシャツ販売へ 静岡県立大の学生ボランティア団体

     静岡県立大の学生で組織するボランティア団体「Project Azalea(プロジェクト・アザレア)」が、国内外の貧困家庭の子を支援するためにTシャツを作り、26日に販売する。売り上げは全額寄付する。  SDGs(持続可能な開発目標)の取り組みの一環で、貧困問題を幅広い年代に受け止めてもらおうとTシャツ制作を企画した。白地に子どもの笑顔をモチーフにしたデザインは学生が考案した。  計画を進めた細川美花さん(3年)、マレーシア人留学生のウー・ウェイ・ジエさん(4年)、中国人留学生の李江華さん(4年)は「誰でも社会問題にアプローチできる。Tシャツを通じてSDGsを身近に感じてもらえたら」と話した。

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  • 記者コラム「清流」 海との思い出

     子どもたちが海岸で自由に砂の立体作品を作る「砂の造形大会」が4年ぶりに沼津市で開かれた。青空の下、約200人の児童がチームごと力を合わせ海の生き物など見応えある大作を完成させた。  大会の一週間前。会場には、しゃがみ込み、黙々と手を動かす参加児童の姿があった。事前練習、ではなく海岸の清掃活動。「会場をきれいに」との主催者の呼び掛けに集まった。地球環境や地域課題を知る機会にという思いもあるという。もはやSDGs(持続可能な開発目標)を意識した学べるイベントは当たり前だと感じる。  閉会後、砂浜は児童の手で元通りになった。作品は消えても、海岸で2度汗を流した経験は、海と共に生きる子どもたちに楽し

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  • 日本高校会議所、カイロ大生と交流 静岡県内3団体が活動発表

     地域振興を目指す高校生の全国組織「日本高校会議所」(第5代会頭=吉村未夢富士宮高校会議所会頭)はこのほど、総会をオンラインで開催した。静岡県内三つの高校生の団体が日ごろの活動や意気込みを発表したほか、エジプト・カイロ大の学生らと交流を深めた。  3団体は伊豆半島高校会議所、オイスカ高校環境SDGsプロジェクト、富士宮高校会議所。吉村会頭は「全国各地の高校生団体のプラットフォーム的存在になろうと努力している。今日が皆さんのハートに火をつけるきっかけになれば」と語った。  進行役を務めた富士宮高校会議所は、新たに始めた「ベビーカーの2R」の取り組みを発表し、オイスカ高は海岸の環境保全活動などを紹

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  • 島田・旧金谷中跡地 事業者、今夏公募へ 補助制度も創設

     島田市は21日の市議会総務生活常任委員会で、旧金谷中跡地(同市金谷富士見町)の活用事業について、8月から事業者を公募し、年度末―来年度当初ごろの契約締結を目指すと説明した。事業用地の整備費などを最大5千万円補助する制度を設ける方針も明らかにした。  民間事業者のアウトレット関連事業が2020年夏に中止となって以降、事業再開の具体的なスケジュールを示したのは初めて。24年度の工事開始を想定している。コロナ禍での社会情勢の変化や持続可能な開発目標(SDGs)の視点を踏まえ、より幅広い事業者が提案できるように県と策定した跡地活用の基本計画を修正する。交流人口拡大・にぎわい創出という目標はそのままに

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  • 運動の楽しさ、園児に伝授 静岡商高生が教室 静岡・葵区

     静岡商高商業科の3年生24人は21日、静岡市葵区の静岡田町幼稚園でスポーツ教室を開いた。ボール遊びなどを通じて、運動の楽しさを年長児の67人に伝えた。  課題研究の一環として「SDGs(持続可能な開発目標)」を実践的に学ぶ生徒たちが、スポーツ教室のプログラムを考案した。  生徒は園児にキャッチボールの仕方を教えたり、サッカーや鬼ごっこを一緒にしたりして汗を流した。3年の向島北翔さん(17)は「けがをしないよう安全を意識してボールの使い方を教えた。とても楽しそうでうれしかった」と笑顔で振り返った。  7月末のサッカーJ1清水エスパルスの試合会場でも、来場者向けのスポーツ教室を開催する予定。

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  • 株主優待にESGの波 自然保護寄付、授産製品採用…SDGs意識

     静岡県内上場企業の間で、株主優待相当額を自然保護団体に寄付するなど、株主に優待制度を通じて環境、社会活動支援の機会を提供する動きが広がっている。ESG(環境・社会・企業統治)投資への関心の高まりを背景に、国連の持続可能な開発目標(SDGs)を組み込んだ新たな財務戦略を打ち出し、新型コロナウイルス禍の厳しい経営環境の中で株主に訴求を図る。  スクロールは本年度、これまで自社グループ商品の割引に換えていた優待券の相当額を、県グリーンバンクに寄付できるよう変更した。寄付金は緑化ボランティア団体の支援などに充てる。保有株式100株から参加できる。担当者は「環境のために行動したいと考える株主を後押しし

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  • コロナ禍での旅の楽しみ方は 23日、沼津で講座

     しずおか健康長寿財団は23日午後1時半から、コロナ禍でもできる旅の楽しみ方を紹介する講座を沼津市日の出町のサンウェルぬまづで開く。  観光促進事業「今こそ しずおか 元気旅」の使い方などを解説し、クイズでSDGsを学ぶ時間も設ける。県内各地で開いている「はつらつ生きがい講座」の一環。中高年向けで参加無料。  問い合わせは同財団<電054(253)4221>へ。

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  • 環境配慮商品や理念紹介 化粧品ブランド担当者、島田商高で授業

     島田商高は17日、英国発の化粧品ブランド「LUSH(ラッシュ)」の担当者を招いた授業を行った。商品開発の授業の一環で、2年生39人が環境に配慮した製品づくりやグローバル展開する企業の理念などを学んだ。  ラッシュジャパンの時久真理子さん(LUSH静岡店店長)らが講師を務めた。時久さんは自然由来の原材料を使ったスキンケア製品などを説明。原材料の新鮮さだけでなく、調達の過程で雇用環境や自然環境、動物の保護などに配慮していることを紹介した。  活動の指針である「エシカル憲章」などにも触れ「倫理的であることがビジネスの原動力になっている」と話した。  生徒は今後、持続可能な開発目標(SDGs)の視点

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  • 子どもの食を支援 SDGs定期預金 遠州信金

     遠州信用金庫は15日、経済的に困難な子どもの食を支援する「SDGs定期預金」の取り扱いを始めた。来年3月24日まで、総額100億円を募集する。  預け入れ総額の0・01%相当額(上限100万円)を浜松、湖西、磐田の各市社会福祉協議会に寄付する。子ども食堂運営や食材提供資金に活用してもらう。適用利率は普通預金と同じ年0・001%とし、来年度以降も寄付を継続実施する。

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  • 「地域のお店表彰」静岡県が応募受け付け 外観や地域貢献評価

     静岡県は30日まで、外観の意匠や地域社会への貢献度などで個性豊かな店を顕彰する「地域のお店デザイン表彰」への応募を受け付けている。地産地消やプラスチックごみ削減などのSDGs(持続可能な開発目標)の達成、来店者にとって快適な店づくりに取り組む個店を、専門家が審査する。  応募するには、県の「ふじのくに魅力ある個店」への登録が必要。問い合わせは県地域産業課<電054(221)2524>へ。

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  • 愛着ある家具、長く大切に リメーク、リユースの需要増 静岡県内

     本県の地場産業の家具業界で、古くなった家具を再利用したり、端材で生活用品を作ったりする取り組みが広がっている。背景には環境意識の高まりなどを受け、「愛着ある家具を捨てるのはもったいない」と考える顧客ニーズの増加がある。事業者はアイデアを凝らし、職人技を発揮している。  静岡市駿河区の神谷家具は1~5日に同区で開かれた家具見本市「シズオカKAGUメッセ」で、古い蔵の扉を再利用したテーブルを紹介して注目を集めた。扉の表面にガラス板を貼り、ウレタン塗装の脚を取り付けた。  同社はたんすや棚の修繕のほか、近年は座卓をダイニングテーブルに仕立て直すなどのリメークも手掛ける。神谷智章代表(58)は「『

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  • 静岡人インタビュー「この人」 木村仁さん 松崎町副町長に就任し職員PTの発足に尽力した 

     小規模自治体ならではの取り組みとして、管理職や係長以外の全職員が所属するプロジェクトチーム(PT)の立ち上げを提案した。部署横断で普及が遅れるDXの推進など過疎地域特有の課題解決に取り組む環境を整え、人材育成を後押しする。1994年に県職員となり、市町村の行財政運営なども見てきた。4月から現職。菊川町(現菊川市)出身。51歳。  -PTについて。  「SDGsやDXなど新しい時代への変化が進む。職員が少ない町の現状を踏まえると、対応するにはタイムマネジメントを意識した職員の主体的な取り組みが必要だ。有志のPTも検討したが、一人一人に地域への関心を高めてもらうため、全職員を対象とした。自ら課題

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  • 企業とNPO SDGs連携紹介 静岡県、7月27日発表会

     静岡県は7月27日午後1~4時、企業とNPOの協働事例発表会「SDGsでつながる企業とNPO」を静岡市駿河区馬渕の県男女共同参画センター「あざれあ」で開く。参加無料。  電機大手NECの取り組みのほか、県内の企業・団体が国産メンマ作りに取り組む「静岡めんまプロジェクト」など計五つの事例を報告する。NPOとの連携を希望する企業が自社の取り組みを紹介するブースを設けるほか、参加者同士で交流する時間も設ける。  定員60人(先着順)。希望者は7月20日までにウェブ上の申し込みフォームかファクスで申し込む。問い合わせは事業委託先のふじのくにNPO活動支援センター<電054(260)7601>へ。

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  • 不要衣料品持参 SDGsなお買い物を 御殿場アウトレット企画

     御殿場プレミアム・アウトレット(PO)は10日、不要になった衣料品の回収を始めた。6月の環境月間に合わせた試みで、19日まで。回収品はリユースやリサイクルする。飲食店のフードロスを減らす企画も実施中。夏のセールも始まり、担当者は「環境にも財布にも優しいサステナブルなショッピングを」と話す。  衣料品回収は全国のPO共通の取り組み。テナント店舗はアパレルが多い(御殿場POは6割以上)ことを踏まえて昨年始めた。衣料品を3点以上持ち込んだグループに各日先着でステンレスボトルをプレゼントする。施設以外で購入した品も受け取る。  フードロス削減はSDGs未来都市に指定された御殿場市との連携事業。30日

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  • SDGS推進の社内態勢議論 中部未来懇話会 

     中部未来懇話会が10日に静岡市内で開いたシンポジウムは、国連の持続可能な開発目標(SDGs)と企業経営をテーマにパネル討論を行った。SDGsを重視した経営を模索する県内3社の役員が、社内態勢の構築や海外での環境対応策など、現状と課題について意見を交わした。  静岡ガスの杉山武靖常務執行役員は、社内の個々の業務とSDGsの定める17の目標の関係を明示した取り組みを紹介。「例えばガス警報器設置の業務は、11番目の目標『住み続けられるまちづくり』に該当する。社員一人一人にSDGsをより身近に感じてもらい、地域貢献の意識醸成につながっている」と効果を示した。  ヤマハの山下寛文執行役員は、楽器の原材

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  • 中部未来懇話会がシンポ SDGS対応、地域経済探る

     静岡県中部地区の発展に向けた将来構想を提言する中部未来懇話会(会長・中西勝則静岡銀行会長)は10日、本年度総会と春季シンポジウム(静岡新聞社・静岡放送共催)を静岡市内で開いた。国連の持続可能な開発目標(SDGs)に対応した企業活動や経営戦略についてパネル討論を行い、今後の地域経済の在り方を探った。  SDGsを推進している県内3社の実務担当者が、再生可能エネルギーの導入や地域課題の解決に向けた取り組みを報告した。環境や人権に配慮した経営を求める潮流が世界的に高まる一方で、社内では理念や目的が浸透しきれていない課題も話し合った。  理事会では中西会長の再任を承認した。副会長は鈴木与平鈴与会長、

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  • おにぎり以上弁当未満「おに弁」 浜松の老舗「自笑亭」が新商品

     弁当製造販売「自笑亭」(浜松市中区)は23日、ご飯の上に浜松の特産品などのおかずをのせた“おにぎり以上、弁当未満”の新商品「おに弁」を発売する。M&A(企業の合併・買収)で1月に自笑亭の親会社となった米卸売業「遠州米穀」(磐田市)が炊飯した米と、老舗弁当店の総菜開発力を融合させた商品の第1弾となる。  おに弁は縦8センチ、横10センチ、高さ3センチの四角形で約150グラム。平均的なおにぎりの約1・5倍、弁当の約60%を目指した。静岡コシヒカリの上に、おかずとしてウナギ、釜揚げシラス、三ケ日牛、アサリなどの地元の味や、エビフライ、エビチリ、カツ丼など計12種類を用意した

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  • 障害者生産の紅茶ドリンク販売 御殿場西高文化祭 売り上げ寄付へ

     御殿場市の御殿場西高SDGs委員会は、8日に始まった文化祭「仰高(ぎょうこう)祭」で障害者が生産した紅茶を使ったドリンクを販売している。市内のNPO法人が手掛ける障害者支援プロジェクトに賛同した。9日も行う。  ラオスの身体障害者が栽培し御殿場の精神障害者が製品化した紅茶を使い、2種類を販売した。見た目が青い「蜂蜜レモンティー」と赤い「乳酸飲料ティー」。生徒は「インスタ映えします」と声を張り上げて客を呼び込んだ。障害者が製作した手まりの根付けなども販売した。  両国の障害者が作った製品を販売し工賃を還元するNPO法人ノースガイアの「御殿場支え愛プロジェクト」を同校職員が知り、生徒に紹介した。

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  • 静清信金 SDGs応援定期預金開始

     静清信用金庫は、SDGs応援定期預金「チャレンジ!ゼロカーボン」の取り扱いを始めた。8月末まで。  販売総額の0・005%相当額(上限100万円)を同金庫が拠出し、県地球温暖化防止活動推進センターとふじのくに未来財団に寄付する。寄付金は子供たちの環境教育などに役立てる。  預入期間は1年(自動継続)で、金利は年0・05%。30万円以上を預け入れた成約者には環境に優しい食器用洗剤を贈る。成約者に寄付金の負担はない。

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  • 島田掛川信金 損保会社3社と協定 SDGsを推進

     島田掛川信用金庫はこのほど、損保会社3社とSDGs(持続可能な開発目標)の推進に関する包括連携協定を締結した。  東京海上日動火災保険、三井住友海上火災保険、損害保険ジャパンとそれぞれ結んだ。同信金と各損保が相互に連携し、SDGsの普及や啓発、地域の事業所の事業継続支援を行う。  協定調印式は掛川市の同信金本店で行われた。東京海上日動火災保険との調印式には静岡支店の垣谷直人支店長、同信金の市川公会長と伊藤勝英理事長が出席。伊藤理事長は「協定締結が国際的な目標達成に向けた大きな一歩となることを祈念する」とあいさつした。

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  • JAふじ伊豆 女性部、青壮年部が発足 8地区本部を設置

     静岡県東部8JAが合併して発足した「JAふじ伊豆」の女性部と青壮年部の設立総代会が3日、富士市内で開かれ、女性部長に、御殿場地区本部長の福島初代さん、青壮年部長に植松稔さん(伊豆の国地区)を選任した。いずれも本部事務局を同JA生活部ふれあい組織課に置き、旧JA単位で8の地区本部を設ける。同女性部は部員数4471人で県内最大規模。地域を元気にしよう、仲間をつくろう、JA運営に参画しよう、組織強化と学習運動―の4点を本年度の活動計画に掲げ、地区本部を越えた仲間づくりやSDGsの理念を取り入れた活動を推進する。  福島部長は「食文化継承や食品ロス削減、地産地消を心掛け、未来につなげる。災害時に重要

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  • 静岡市 脱炭素モデルに 市長、先行地域選定で意欲 都内授与式

     政府目標より20年早い2030年度までの脱炭素化に取り組む「先行地域」の第1弾選定証授与式が1日、都内で開かれ、県内自治体で唯一選ばれた静岡市の田辺信宏市長が山口壮環境相から選定証を受け取った。  第1弾の募集には全国の102自治体から計79件の提案があり、静岡市の提案を含む26件が採用された。田辺市長は式典で、事業性と公益性を両立した地域づくりの先行モデルを創造すると意欲を示した。  静岡市内の先行地域は、▽製油所跡地の利活用が検討されているJR清水駅東口エリア(清水区)▽物流倉庫などが立地する清水港日の出地区(同)▽東名高速道日本平久能山スマートインターチェンジ近くの恩田原・片山地区(

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  • 脱プラ推進事業者登録開始 浜松市新制度、取り組み後押し

     浜松市は本年度、プラスチックごみの排出抑制や資源循環に取り組む地元企業を「はままつ脱プラスチック推進事業者」として登録する新制度を始めた。登録すれば市ホームページでの取り組みの発信や、のぼり旗の掲示といったPR面の支援を受けられる。  4月施行のプラスチック資源循環促進法は、事業者に資源の自主回収や再利用の促進などを従来以上に厳格に求めている。取り組みの積極発信に努める企業も増えていて、既に市の新制度で小売業者や廃棄物処理業者など13社が登録した。ホームページで事例を掲載している。  市は今後、登録事業者と消費者団体による意見交換会や啓発イベントを開催し、取り組みの輪を広げていく。

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  • 障害者施設から調達 17.4%増、過去最高 静岡県2021年度

     静岡県が2021年度に障害者就労施設から調達した物品や業務の総額が前年度比17・4%増の6395万円となり、過去最高を更新したことが、3日までの障害者政策課のまとめで分かった。「1所属1発注」をスローガンにした取り組みが浸透したため。この実績を踏まえて22年度の調達目標は「6600万円以上」に設定した。  障害者の自立を促すため13年に施行された障害者優先調達推進法を受け、県は毎年目標額を定めて発注拡大に取り組んでいる。対象は事務用品や日用品、食品などの物品と、印刷や清掃、草刈りなどの役務。  21年度は新型コロナウイルス禍で中止されていた観光イベントの再開に伴い、グッズなどの小物雑貨が伸

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  • セルロースファイバー入り複合樹脂 エフピー化成工業(富士)プラ使用削減、強度向上【静岡ものづくり最前線】

     天然植物由来のセルロースファイバーを51%以上含む複合樹脂を巴川製紙所(本社・東京都中央区)と共同開発した。紙製品として使用でき、プラスチック使用量の大幅削減につながる。リサイクル性能も高い。プラスチック資源循環促進法施行やSDGs加速で企業の対応が迫られる中、食器や雑貨、工業用品など多彩な用途で活用が見込まれる。  親水性のセルロースファイバーを疎水性の樹脂に混ぜ合わせることに各社が難航する中、水分を含ませずに攪拌(かくはん)する乾式特殊混練製法でセルロースを高い割合で配合することを可能にした。  ポリプロピレン100%に比べ、強度は最大2倍程度、耐熱性は約1・5倍、曲げ弾性率は4倍超に向

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  • 清水銀行 サステナブル投融資目標設定 累計3000億円

     清水銀行は2日、持続可能な開発目標(SDGs)の実現を目指す企業に対して、2021~30年度に累計3千億円の投融資を実行する「サステナブル投融資目標」を設定した、と発表した。  国のガイドラインに沿い格付け機関が環境への効果を評価する「しみずグリーンローン」やSDGs戦略の達成状況に応じて金利を優遇する「しみずサステナビリティ・リンク・ローン」などの商品を通じて、企業の社会貢献を後押しする。  21年度のサステナブル投融資実績は335件、154億円。同行は「取り組みを加速させ、地域経済の持続的発展に貢献する」(経営企画部)とした。

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  • 未来考え、SDGs学ぶ 浜松・神久呂中

     浜松市西区の神久呂中はこのほど、SDGs(持続可能な開発目標)をテーマにした生徒会企画の講演会を校内で開いた。普及啓発活動に力を入れる浜松いわた信用金庫に講師を依頼。西山支店(同区)の倉本亮支店長を招き、SDGs推進に向けて世界や未来を意識して考え、行動する必要性を学んだ。  対面とオンラインで全校生徒約300人が聴講した。倉本支店長は貧困、環境、教育など世界で起きている現状をクイズ形式で説明した。身近な取り組み事例として省エネ、フードロスやプラスチックごみの削減などを挙げ「みんなが幸せに生きられる社会をつくるため、一人一人がより良い選択をすることが重要」と呼び掛けた。  同校はSDGs活動

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  • 住民参加型の家造り 建築会社営む松村さん(森町)が挑戦

     家は地域のみんなで建てる―。最近はあまり見られない住民参加型の家造りの普及に、森町で建築会社を営む松村寛生(ひろお)さん(46)が挑戦している。新築や改築の壁塗りに、プロやその家で生活する人だけでなく地元住民らも参加するワークショップを展開。5年前に始め、じわりと広がっている。松村さんは「持続可能な開発目標(SDGs)が注目される今こそ、地域の人たちに暮らし方を見つめ直してもらいたい」と語る。  浜松市浜北区の中安利文さん(67)方に5月上旬、家族連れやDIY好きの主婦らが次々と訪れた。改築家屋の土壁を塗るためだ。袋井市の会社員鈴木彦太郎さん(38)は長女の美紀子ちゃん(2)と一緒に参加。

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  • 高校再編計画再検討へ意欲 池上県教育長インタビュー

     静岡県教委が本年度に新たに設置する「県立高の在り方検討委員会」は、県立高の再編案を盛り込んだ第3次長期計画(2018~28年度)を再検討する。再編対象校のある小笠、沼駿の2地区と賀茂地区には地域協議会を設け、高校の将来像を地域と議論する。4月に就任した池上重弘県教育長に、高校再編の現状認識と、今後の議論への思いを聞いた。  -県の「地域自立のための『人づくり・学校づくり』実践委員会」で15年度から副委員長を務め、高校教育に関する提言にも関わってきた。公立高の志願者が減っている現状をどう見るか。  「少子高齢化社会の現実として、今後若者の人口が増加に転ずることはないだろう。長泉町のように社会

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  • 静岡銀行が「ソーシャルローン」 新興国支援企業に5億円 

     静岡銀行は1日、アジアの新興国で少額融資などを手掛けるベンチャー企業の五常・アンド・カンパニー(東京)に5億円を融資するソーシャルローンの契約を結んだ。同社はインドに金融サービスを普及し、現地の生活を向上させる事業の資金として活用する。ソーシャルローンの適用は全国的に珍しい。  同社はインドやスリランカ、ミャンマーなど5カ国でマイクロファイナンスと呼ばれる少額融資や預金、保険、送金などを展開する。現地は地方都市に銀行が存在せず、起業したくても資金支援を得られないなどの問題を抱え、貧困から抜け出せない一因と指摘される。このため同社は良質な金融サービスを提供する態勢の構築を目指している。  静岡

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  • SDGsゲームで理解 地方創生への活用考える 浜松市中区

     東京海上日動火災保険浜松支店(浜松市中区)と浜松いわた信用金庫(同区)はこのほど、SDGs(持続可能な開発目標)を地方創生に生かす方法を考える事業者向けのカードゲーム体験会を、同区の浜松アクトタワーで開いた。  10社から14人が参加し、人口減少や山間地域の過疎化といった問題を抱えるまちで暮らす「行政職員」や「まち工場経営者」などの役割に分かれてゲームを進めた。参加者には資金や人材のほか、貧困、ジェンダー、気候変動などの目標に沿った企画のカードが配られた。各カードに示された地域活性化のための目標達成に向け、他の参加者と資金や人材の交換を繰り返して企画を実行していった。  東京海上日動火災保険

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  • プラごみ削減へ 浜松市役所本庁舎に給水器 マイボトル携行を推進

     浜松市は本年度、プラスチックによる海洋汚染抑制のため、ペットボトル製品を使わない庁内運動を始めた。このほどウオーターサーバーレンタルの「ウォータースタンド」(本社さいたま市)とプラごみ削減推進に関する協定を締結し、市内公共施設の給水機器を増やすなど、協力して運動の輪を広げていく。  既に23日から市役所本庁舎に同社のサーバーを7台設置し、職員や来庁者がマイボトルで冷水を持ち運べるようにした。同社のサーバーは水道直結で、ボトル交換型より経費や輸送の環境負荷が抑えられるという。市は併せて庁舎のすべての自動販売機でペットボトルの販売を中止した。  同社によると、4月のプラスチック資源循環促進法施行

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  • 文科大臣表彰 裾野の4人、市長に報告

     文部科学大臣表彰の創意工夫功労者賞を受けた裾野市関係者の報告会がこのほど、市役所で開かれた。優れた創意工夫で技術の発展や改善につなげた民間企業の従業員らが対象で、市内事業所の4人が選ばれた。  受賞したのは中村駿斗さん(トヨタ自動車東富士研究所)、渡辺優斗さん(トヨタエンタプライズ)、江藤紀久さん(トヨタ自動車東日本東富士総合センター)、宮下真澄さん(エフティテクノ)。村田悠市長らの前で順番に成果を発表し、「SDGs(持続可能な開発目標)やカーボンニュートラルに貢献したい」「受賞を励みに今後も頑張りたい」などと抱負を話した。  2022年度は全国の479人が同賞を受賞した。

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  • 新型コロナ対策に14万円を寄付 浜松・三方原南自治会

     浜松市北区の三方原町三方原南自治会(小島信夫会長)は27日、新型コロナ対策に役立ててもらおうと、市の感染症対策基金に14万円を寄贈した。同自治会からの寄付は3年連続。資源回収による収益の一部を充てた。  小島会長ら自治会役員が市役所を訪れ、「地域住民にSDGs(持続可能な開発目標)の周知も進め、回収量は年々増えている」と鈴木康友市長に目録を手渡した。  同自治会はごみ減量とリサイクルに積極的に取り組み、2016年から地域に資源物回収ボックスを設置して新聞や雑紙、古着などを回収している。21年度は計288トンが集まり、市の資源回収に協力している617団体の中で最も多かった。

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  • 浜松ゆかり音楽家 CDの思い出語る プレ葉ウォーク浜北

     浜松市ゆかりの音楽家らによるステージイベントが28日、浜北区の商業施設プレ葉ウォーク浜北で開かれた。CDで聴いた曲をテーマにしたトークショーや生演奏があり、多くのファンを楽しませた。  トークショーは音楽ユニット「Jam9」とフリーアナウンサー鬼頭里枝さんが展開した。学生時代に好きだったアイドルの思い出などを話し、会場を盛り上げた。演奏はJam9と「CLEEM MIKU」「ヤナギアオ」の市内在住の3組が披露した。  イベントは静岡新聞社・静岡放送が、家庭のCDを集めて換金し、静岡新聞・静岡放送文化福祉事業団の「愛の都市訪問」に寄託する「CDでSDGs 音と思い出 リユースキャンペーン」(プレ

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  • 富士山SDGs推進へパートナー制度 富士宮市など5者協定

     富士山を守り未来につなぐ「富士山SDGs」の推進に向け、富士宮市はこのほど、地元経済団体や金融機関の4者と包括連携協定を締結し、「富士山SDGs推進パートナー制度」を新たに立ち上げた。市内に拠点を置く事業者や団体、教育機関から富士山SDGsに関わる取り組みをまとめた宣言書を募る。募集開始は6月1日。  同制度では宣言書を提出した事業者などに登録証を交付し、それぞれの富士山SDGs推進に向けた取り組み内容を市ホームページに掲載していく。掲載のほかイベントなどを企画して、パートナー同士で異業種での連携や交流の促進につなげたい考え。  市役所で開いた締結式には須藤秀忠市長、富士宮信用金庫の小池孝

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  • 焼却施設の廃熱 昆虫養殖に利用 ミダックなどが研究

     ミダックホールディングス子会社で産業廃棄物処理業のミダック(浜松市東区)は25日、輸送用機器製造の斎藤精機(同)、富士市で昆虫養殖を手掛けるオールコセイ(東京都)などと連携し、食用コオロギの養殖に取り組むと発表した。焼却施設の廃熱を利用した飼育方法などを研究する。  養殖コオロギのブランド化を目指し、3社に食用昆虫などを研究する東京農大バイオロボティクス研究室を加え、「ふじのくにi―SEC」を組織した。  コオロギの飼育には室温を30~35度に保つ管理が必要で、ミダックは富士宮市の焼却施設から、オールコセイの養殖施設「富士ファーム」へ蓄熱材による熱輸送を通じた脱炭素化を進める。旋盤や切削加工

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  • 廃棄寸前の衣服、新たな価値プラス 静岡の古着店、仕立て直し販売

     大量生産、大量廃棄が行われるアパレル業界の現状に一石を投じようと、静岡市葵区古庄の古着店「choosy(チュージー)」は2年前から、汚れたり穴が開いたりして廃棄される古着を縫い合わせ、別のデザインの衣服を作る取り組みに力を入れている。不要品に新たな価値を加えて再生する「アップサイクル」と呼ばれる活動で、国連の持続可能な開発目標(SDGs)への貢献を目指す。  同店では、破れたワンピース2枚を縫い合わせて別の柄にしたり、シャツの穴を異なる色の衣類の切れ端でふさいだり、元の生地を生かしつつ新しいデザインに作り変えて販売している。デザインは店主の立山都さん(43)が担当し、裁縫が得意な市内の主婦ら

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  • 円滑な会議進行法学ぶ 榛原高でファシリテーション講座

     牧之原市の榛原高は23日、話し合いを効果的に行う「ファシリテーション」能力を養うワークショップを同校で開いた。1年生約40人が、持続可能な開発目標(SDGs)を題材に議論を交わし、集団での取り組みに役立つスキルを習得した。  会議ファシリテーター普及協会副代表の小野寺郷子さんらが講師を務めた。生徒は小野寺さんからファシリテーションに必要な要素を学び、SDGsに沿って企業や団体が取り組んでいる事業を調査した後、グループ学習を実施。「自分が誰かにできること」をテーマに、グループごと進行役や時間管理などの役割を分担し、意見を書き出したり、議論を行ったりしてアイデアを出し合った。  小野寺さんは「会

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  • JA住宅ローン 同性パートナーも連帯保証「配偶者」6月から

     静岡県信用農業協同組合連合会(JAバンク静岡)は6月1日、LGBTなどの性的少数者に対応したJA住宅ローンの取り扱いを始める。申込書に記入する連帯債務者や連帯保証人の配偶者として、同性パートナーを認める。  SDGs(持続可能な開発目標)達成に向けた取り組みで、性の多様性への理解促進を図る。  利用者は、自治体が発行する証明書類とパートナー契約証書に関する公正証書、任意後見契約に関する公正証書を提出する。

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  • 「新聞は最強の時短メディア」 御殿場南高 静岡新聞社社員が講座

     御殿場南高(御殿場市新橋)は23日、本社社員による出前講座を開いた。1年生が、この日の静岡新聞朝刊を教材に新聞の読み方や活用法を学んだ。  本社読者プロモーション局の担当者が講師を務めた。見出しの大きさや色によってニュースの重要性を示す新聞は、見出しを読むだけで重要な出来事を把握できる「最強の時短メディア」と紹介した。  同校は、キャリア教育の一環でSDGsに関連した課題の探究学習に取り組んでいる。学習の参考に新聞を活用しようと講座を開いた。講師は新聞の効果的な使い方として、参考にできそうな取り組みや連携したい相手を探すことを提案した。

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  • 静岡銀がソーラーパーク 脱炭素化目標上げ 中電ミライズと契約

     静岡銀行は20日、グループの使用電力の一部を再生可能エネルギーで賄い、脱炭素化を推進するため、静岡市清水区三保地区に太陽光発電施設「しずぎんソーラーパーク」を新設すると発表した。2023年9月運用開始を予定し、グループ全体の二酸化炭素(CO2)年間総排出量の6、7%程度の削減効果を見込む。  中部電力ミライズと電力購入に関する契約協定「オフサイトコーポレートPPA」を同日結んだ。静岡銀は契約を機に、30年度までのCO2排出削減目標値を「13年度比6割削減」から「実質排出ゼロ」に上方修正。今後も多面的な取り組みを重ね、8年後のカーボンニュートラル完全達成を目指す。オフサイトコーポレートPPAの

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  • 静岡県SDGs審査 最高賞のTSK(袋井) 市長に報告

     環境課題の解決に貢献する事業アイデアのコンテスト「県SDGs(持続可能な開発目標)ビジネスアワード」で、最高の県知事賞に選ばれたTSK(袋井市豊沢)の窪野茂専務取締役がこのほど、市役所を訪れ、大場規之市長に受賞報告した。  県内45団体が参加し、プレゼン審査を経て5団体が表彰された。機械製造を手掛け、工場内の環境改善にも取り組んでいる同社は、電磁誘導加熱の独自技術「マグヒート」を二酸化炭素(CO2)削減に活用する事業案を発表。製造業での利用のほか、農業での応用も提案し、SDGsにおける将来性が評価されたという。  コンテスト参加を主導した窪野専務取締役は「評価されたことがとにかくうれしく、発

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  • 御殿場市「SDGs未来都市」に 内閣府から選定

     御殿場市は20日、内閣府から、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けて優れた取り組みを提案する自治体「SDGs未来都市」に選定された。静岡県内では6市目。  同市の提案は「誰もが輝ける 富士の麓の環境を守り育てるまち 御殿場」がテーマ。富士山麓に位置する同市への環境先端企業や研究機関の誘致と連携を掲げた。多くの著名人が別荘を構えた歴史や、東富士演習場に自生するカヤなど固有文化の保存、継承も盛り込んだ。  5年連続でエントリーし、選定された。勝又正美市長が都内で行われた選定証授与式に出席した。「この上ない励みとなる。さまざまな組織、団体、企業、教育機関と連携し、御殿場らしい未来都市づくりを

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  • 発電機器の整備担当 石田明彦さん 廃油活用、全電力カバー【フェスを支える 3年ぶり「頂」③】

     建設用機械・器具などのレンタル・リース会社「アクティオ」の静岡支店(静岡市葵区)の課長代理。参加者らから集めた廃油を精製したバイオディーゼル燃料(BDF)で会場内の全電力をまかなう「頂」の、発電設備を一手に担う。      ◇  「頂」は2008年の第1回から、環境への負荷が低いBDFで運営するというコンセプトを掲げていました。私が関わるようになったのは、日本平が会場だった第2回から。当時、BDFを導入する野外フェスはありましたが、全電力となると前代未聞でしたね。  16年から、集めた廃油で開催2日間の全電力をまかなえるようになりました。ステージの音響や照明だけでなく、飲食のブースやトイレに

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  • 記者コラム「清流」 脱炭素化を「見える化」に

     地球温暖化の原因となる温室効果ガス排出量を実質ゼロにする「脱炭素化」。政府目標よりも20年早い2030年度までの脱炭素化を目指す先行地域の第1弾に、静岡市の提案が県内自治体で唯一採用された。今後の動向に注目したい。  先行地域は大規模太陽光発電をはじめとする再生可能エネルギーの設備導入に国の交付金を活用できる利点がある。市内の関連企業が持続可能な開発目標(SDGs)を達成する上で、大きな後押しになるに違いない。  とはいえ、脱炭素化の取り組みは発展途上の段階で、進み具合や成果が分かりづらいとの指摘もある。脱炭素化のうねりをより大きくするためにも、市民に対する「見える化」の工夫が必要になりそう

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  • 静岡人インタビュー「この人」 太田喜久子さん「富用品市ピタゴラス浜北」をオープン

     英語講師などの仕事をしながら、住民が不要になった品を持ち寄ったり持ち帰ったりできる施設の運営を、自宅の敷地で4月に始めた。浜松市中区にある同様の施設や、長年暮らした英国で普及している「チャリティーショップ」にヒントを得た。利用料は100円から。持続可能な開発目標(SDGs)の「つくる責任、つかう責任」への理解を地域に根付かせようと励んでいる。58歳。  ―ピタゴラス浜北の評判は。  「好意的な反応が多く、うれしく思っている。環境にいいことをしているねと褒められたり、励ましの手紙をもらったりする。利用するのは年配者が多く、乳幼児の衣類などを持ち込むかと想像していた子育て層は、いまのところ多くな

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  • アイデア創出の思考法を学ぶ 富士で29日

     富士市などは29日午前10時~午後4時、無料の「システム×デザイン思考ワークショップ」を同市のコワーキングスペース「ワークス富士」で開く。  慶応義塾大大学院SDM研究科の白坂成功教授を講師に招き、持続可能な地域づくりや経営の検討に向け、創造的な思考法を体験する。市SDGsプラットフォームのポータルサイトで公開している市の行政課題を題材に、まちづくりのアイデア創出に取り組む。  参加希望者はウェブアドレス<https://logoform.jp/form/5KXT/87077>で申し込む。定員30人。問い合わせは同市企画課<電0545(55)2966>へ。

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  • 静岡県立大ゼミ生が就業体験 富士の企業で採用サイト制作

     静岡県立大上原ゼミの学生が17日、富士市のペット用シーツメーカー「コーチョー」で「インターンシップ」を始めた。学生4人が12月まで同社と連携し、大学生向けの採用サイトを制作する。  県内の企業や団体の課題解決に学生が取り組むフィールドワークの一環。若手人材確保が課題である同社は大学生に訴求する採用ページ制作を依頼した。  17日は3年生3人が同市厚原の同社に赴いて生産工場などを見学して事業への理解を深めた。同社の担当者が会社の沿革や主力商品などを説明。ペットシーツで業界上位に入る状況や紙やおから、木くずを活用した猫砂生産などSDGsの取り組みを伝えた。学生の関心はSDGsの取り組みに集まった

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  • 静岡人インタビュー「この人」 窪野茂さん(袋井市)静岡県SDGsビジネスアワード最高賞を受賞した 

     専務を務める袋井市の商社「TSK」で開発した高効率の磁石加熱装置「マグヒート」が脱炭素化技術として評価され、初めて開催された「県SDGs(持続可能な開発目標)ビジネスアワード」の最高賞に選ばれた。私立大学の事務職から転職し、2007年に父・忠さんの経営する商社に入った。49歳。  ―マグヒートの開発経緯は。  「マグヒートは磁石を高速回転させ、発生する熱を使う仕組み。磁石に詳しかった技術部長から、扇風機に磁石を付けて10円玉を近づけると温まると言われたのがきっかけ。実際にやってみたら、本当に温まった。配列を工夫するうちに、より早く温まるようになった」  ―アワードで評価されたが。  「これま

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  • 落ち葉を堆肥に 登呂遺跡公園の水田、土壌改良に活用 静岡

     大量の落ち葉を有効に使おう―。公共施設で発生する相当量の落ち葉を堆肥化し、再利用する動きが県内で広がっている。静岡市の登呂遺跡公園(駿河区)でも1年半前から落ち葉をため、約10カ月発酵させて出来上がった堆肥を、園内の「復元水田」の土壌改良に使い始めた。落ち葉の処分経費削減とともに、「SDGs(持続可能な開発目標)にもつながる」と定着を目指す。  同公園では毎年、秋から冬にかけてコナラやカシの葉が大量に落ち、年間約5千キロを超える。飛散すると近隣住民の迷惑や排水溝の目詰まりの原因になるため、これまでは数万円かけて焼却処分していた。  落ち葉の堆肥化は同公園に隣接する登呂博物館職員の梶山倫裕さ

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  • 子どもの貧困対策 富士市立高生、市長に提案 SDGS優秀発表

     富士市の課題解決を題材にSDGsの提案で優秀な成績を収めた富士市立高の生徒がこのほど、市消防防災庁舎で小長井義正市長らに提案内容を披露した。子どもの貧困対策のための給食販売や、まちづくりセンター(まちセン)を自習室に活用する案など高校生ならではのアイデアを示した。  同校は2年時に総合学習で市の課題解決策を考えている。現3年生は各種大会に出場して良い成績を残した。  「SDGsクエストみらい甲子園」県大会でアクションアイデア優秀賞を受賞した4人は子どもの貧困を調べた。市内の子ども食堂の運営費確保に向け、高校生や大人へ給食を販売し、売上金を寄付する提案をした。  「復活の『F』」と題したチーム

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  • 静岡トヨタ 燃料電池車を無償貸与 静岡市、試乗モニター実施

     静岡トヨタが静岡市に無償貸与する燃料電池自動車(FCV)の引き渡し式が11日、市役所静岡庁舎で行われた。市は環境に優しいFCVの普及促進に向け、市民や事業者に無料で貸し出す試乗モニター制度を実施する。  無償貸与されたのはトヨタのFCV「MIRAI」の新型車。式典では静岡トヨタの太田勝之社長が田辺信宏市長に鍵のレプリカを手渡した。田辺市長は「持続可能な開発目標(SDGs)という共通目標がある。FCVの素晴らしさを啓発していく」と話した。  静岡トヨタと市は2018年からFCVの普及推進に取り組み、MIRAIの無償貸与は今回で2台目。  試乗モニター制度の申請は、市環境創造課グリーン政策推進室

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  • 富士市の課題 95項目をサイトで公表 SDGs、民間と協働へ

     富士市はこのほど、市民団体や企業との協働事業の「種」となりうる市の行政課題95項目を「市SDGs共想・共創プラットフォーム」ポータルサイトで公表した。民間からのアイデアや技術を募り、連携事業で地域課題の解決を目指す取り組みの一環。今後、企業や団体からも課題の提案も求めていく。  市はSDGs達成に向けて同プラットフォームを発足し、登録団体や個人の活動の共有を進める。  今回公表された課題は53課から集まった95項目。性質ごとに4区分され、「アイデア募集」が42件、「協働提案」17件、「新技術等提案」10件、「協力・参加」26件。「eスポーツを活用したにぎわいの創出」「新成人や20歳時のお祝い

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  • 記者コラム「清流」 電力浪費を反省

     自宅用に遮光カーテンを購入した。異動で静岡市内に引っ越して約1年。間取りが変わり、手持ち品で全ての窓を網羅できなかったが買い足しが面倒で、寝室など一部の窓はレースカーテンのみを取り付けていた。  市内は街灯などで夜も明るく、就寝時に気になっていたため、遮光カーテン導入で悩み解消と思った。ただ暗闇の部屋に目が慣れると、今度はパソコンをはじめとした家電製品の電源ランプをまぶしく感じるようになった。  これまで目立たなかった電力浪費に気付いた。カーボンニュートラル(CN)などSDGs(持続可能な開発目標)達成に向けた取り組みが励行される中で、それに逆らう暮らしぶりだったと反省し、待機不要な家電のプ

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  • SDGsテーマに講座 磐田南小で浜松開誠館高生

     磐田市千手堂の磐田南小は10日、浜松市中区の浜松開誠館高の生徒を講師に招き、6年生102人が持続可能な開発目標(SDGs)について学んだ。生徒は17のゴールに関するクイズを出したり、部の取り組みを紹介したりした。  講師を務めたのは、SDGs部の生徒6人。同部は2020年に創設され、フェアトレードを呼び掛ける取り組みや環境保全活動をしているほか、県西部の小学校で出前講座をしている。  6人が3教室に分かれ、「どうしたら節水ができるか」「クリーンなエネルギーは次のうちどれか」などの問題を出した。3年の小杉太一部長(17)は「SDGsを身近にとらえるきっかけになれば」と話した。

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  • 建設システム社長 重森渉氏 未来のIT人材育成へ【熱き地域人 サンフロント21懇話会】

     ―建設業への情報通信技術(ICT)導入の状況は。  「国や県など行政の現場確認も現場での目視からリモートや写真による確認が増えた。データのクラウド化も進む。通信環境の普及や省人化ニーズの高まりなど複数の要因があるが、コロナ禍をきっかけに導入が早まった印象。現場への移動の手間が減り、優秀な人材が複数の現場を同時に管理できる省人化の利点が大きい。主に土木現場の施工管理をするソフトウエアを開発し、主力の土木施工管理の統合ソフト『デキスパート』は全国約4万社が導入している。近年では1人での測量を可能にしたソフト『快測ナビ』もヒットした」  ―地域経済の課題は。  「若者の人材流出は深刻。県内では自

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  • 都内に「プチ茶畑」お目見え 推進協、静岡の茶草場農法PR

     世界農業遺産「静岡の茶草場農法」を発信する展示が、都内の渋谷ロフトで開かれている。生物多様性の保全にもつながる独自の伝統農法と高品質な茶を一大消費地にアピールしている。15日まで。  実践地域の4市1町(掛川、菊川、島田、牧之原、川根本)と県でつくる推進協議会の主催。掛川市の農園から持ち込んだ「プチ茶畑」を会場に設置し、周辺の茶草場で刈ったススキやササを茶園の畝間に敷く同農法の特徴を紹介している。  同協議会の認定実践者によって生産された新茶の試飲も、来場者の人気を集めている。UCC上島珈琲が同農法の茶葉を使用して開発した自動抽出機「ドリップポッド」専用カプセルなども並ぶ。  茶草場農法の維

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  • ペーパータオルをトイレ紙に 富士の製紙メーカー×ロゼシアター

     富士市の製紙メーカー「コアレックス信栄」と市文化振興財団は市文化会館「ロゼシアター」(蓼原町)の使用済みペーパータオルを、トイレットペーパーの原材料としてリサイクルする協働事業を始めた。同市が4月に募集を始めた、官民連携組織「市SDGs共想・共創プラットフォーム」の登録プロジェクト第1号として、事業拡大を目指す。  ロゼシアターでは15カ所のトイレにペーパータオルを使用するが、事業ごみとして処分してきた。  昨年12月から始まった協働事業は、同社が毎週2回、回収して他の古紙と一緒に再生。生産されたトイレットペーパーをロゼシアターで使用する。同社の難再生古紙の再生技術を活用し、再利用に問題がな

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  • 社説(5月10日)「森林との共生」 多面的機能 理解促進を

     静岡県の新しい森林共生基本計画(2022~25年度)が始動した。「『森林との共生』による持続可能な社会の実現」を掲げ、「社会全体で取り組む魅力ある森林づくり」を柱の一つに据えた。  計画は、森林[もり]づくり県民税創設が決まった05年度に策定された「森林と県民の共生に関する条例」に基づき、定期的に更新している。森林づくり県民税を財源に県は毎年10億円規模の「森の力再生事業」を実施している。  官民総がかりの森林保全に異論はない。県民や企業に参画を求め、特別な税金を徴収しているのだから、県には当然、情報公開と説明の責任がある。協働は、森林の多面的、公益的な機能についての理解促進から始まる。  

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  • 職員向けSDGS講座 基本知識、活用例学ぶ 清水町

     清水町はこのほど、持続可能な開発目標(SDGs)をテーマにした職員向け研修会を町役場で開いた。約40人が参加し、基本知識や自治体経営への関わりを学んだ。  SDGs推進へ協定を結ぶ三井住友海上火災保険の経営サポートセンター五十嵐朋人さんが講師を務めた。SDGsの概念や17のゴール、他市町の取り組み例などを説明。職員は、行政だけでなく民間企業や住民などと連携する大切さを学んだ。

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  • SDGs支援融資 PIFで資金調達 三興開発、清水銀行と契約

     骨材の製造販売や福祉事業などを手掛ける三興開発(富士市)はこのほど、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた企業の取り組みを支援する清水銀行の「ポジティブ・インパクト・ファイナンス(PIF)」で資金調達する融資契約を同行と結んだ。  三興開発は運転資金として1億円の融資を受けた。「寝たきり老人のいないまちづくり」を事業理念とした福祉施設の運営や地場産業の製紙産業から排出される廃棄物の活用がSDGsに貢献しているとされた。  PIFの実行は清水銀として初めて。SDGs戦略の達成状況に応じて金利を優遇する「サステナビリティ・リンク・ローン」の取り扱いも開始し、サステナブルファイナンスを通じた

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  • SDGs基礎学ぶ 浜松積志中3年生、環境問題や「連鎖」など

     浜松市東区の積志中は6日、SDGs(持続可能な開発目標)の基礎講座を校内で開いた。3年生約200人がSDGs実現に向けた行動計画の立て方などを学んだ。  総合学習の一環。認定エデュケーターで、建設会社「常盤工業」(中区)の高橋脩夫さん(39)が講師を務めた。世界の環境問題やSDGsの歴史を紹介したほか、一つの開発目標を達成すると、他の目標にもつながる「連鎖」についても教えた。高橋さんは「身近にできることから考えることが重要」と強調した。  同校の新田来駕さん(14)は「SDGsの目標設定は、以前よりも良い世界を目指すことが大事だと分かった」と語った。  

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  • SDGs取り組む企業取材 学生レポーター募る 31日まで静岡市

     静岡市は31日まで、持続可能な開発目標(SDGs)に取り組む市内の企業・団体を取材し、情報発信する「学生レポーター」を募集している。  6~8月に取材先の決定と現場取材、企業・団体との座談会を行い、活動の成果を動画や情報誌にまとめて発信する。清水区草薙のコラボレーションスペースTaktを活動拠点にする。  市内に在住・通学する大学生、専門学生などが対象。定員8人。1人2万円の活動奨励金あり。5月には情報発信のスキルを学ぶ全4回の公開講座も開催する。問い合わせは市企画課<電054(221)1022>へ。

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  • 茶袋をリユース 環境に配慮 掛川・きみくら

     丸山製茶グループのきみくらはこのほど、掛川市板沢の日本茶きみくら本店で、リユース袋を使った深蒸し掛川新茶の販売を始めた。不要になった包装資材を廃棄せず、デザインを変えて再使用した。環境意識の高まりを受け、売れ行きは好調という。  SDGs(持続可能な開発目標)に取り組もうと、社員が考案した。不要になった袋に新たなデザインを重ねてプリントし、新茶のシールを貼って仕上げた。石川裕紀子店長(44)は「予想以上に売れていて驚いている。今後も環境に配慮した取り組みを進めたい」と話した。  リユース袋の新茶は220グラム入りで税込み950円。

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  • ベストオブティーン日本大会出場 井口さん(浜松開誠館高)静岡県代表

     ミスユニバースジャパンの運営団体などが初開催するダイバーシティー(多様性)型の高校生向けミクスコンテスト「ベストオブティーン」日本大会(5日、都内)に、浜松開誠館高グローバルコース3年の井口紗菜さんが静岡県代表として出場する。井口さんは2日、浜松市役所を訪れ、目前に迫った本番に向けて、鈴木康友市長に意気込みを語った。  同コンテストは地球レベルで物事を考え、自分の可能性を信じ続けられる高校生リーダーを創造することを目的として開催。性別などは不問で、外見の美しさだけでなく知性や感性、人間性、自信などを兼ね備えていることが選考基準になる。  同校が積極的に取り組んでいるSDGs(持続可能な開発目

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  • 幼稚園の遊具を色鮮やかに塗装 清水区の企業がボランティア活動

     静岡市清水区興津中町の建築塗装「池ノ沢工業」はこのほど、持続可能な開発目標(SDGs)に基づいた地域貢献活動の一環として、同区興津の東海幼稚園で塗装ボランティア活動を実施した。  同社の若手職人が参加し、塗装が剝げたりあせたりしていた滑り台や雲梯(うんてい)などの遊具類を色鮮やかに復元していった。園舎の一部も塗り直し、園児が手でじかに触れても剝げた塗装が刺さらないように仕上げた。参加した職人は「普段塗らないカラフルな色を使えて楽しい」と話し、ボランティア活動を楽しんでいた。

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  • 規格外イチゴで商品開発 御前崎の就労支援事業所「ポトラッチ」

     御前崎市池新田の就労継続支援B型事業所「ポトラッチ」(加藤健介代表)がこのほど、規格外のイチゴを活用したプロテインとフルーツティーを近隣企業と連携して商品開発した。  牧之原市のイチゴ農家の協力で、形が整わず廃棄予定だったイチゴ約30キロを4月中旬に収穫した。利用者が包丁で5ミリ四方に切り分け、茶の製造などを行うワイケイティー(同市地頭方)が加工した。今後、ウェブを中心に本格販売する。  加藤代表(44)は「規格外のイチゴを使うことで食品ロスを抑制し、SDGs(持続可能な開発目標)にも貢献できる」と話し、「お客様が手に取りたいと思う商品をつくるため、今後も企業や地域とのつながりを大事にしてい

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  • 記者コラム「清流」 気に掛けたい環境価値

     輸出を手掛ける茶業者の話に引き込まれた。印象に残ったのは「有機栽培茶を再定義しなければいけない」という強い言葉。輸出の大半は有機茶が占めるが、国内向けはまだ勢いに欠けるという。 有機栽培のイメージは「体に良い」と「おいしい」。ただ、農薬を使った茶も残留基準など規制をクリアしていて、滋味深いものも多い。「環境に優しい」を軸に整理した方が受け入れられやすいのではないかとの提起だった。 重なったのが、森林管理の国際基準を取得したFSC認証材。見た目や品質で他材との違いが伝わらず、コストのわりに市場での評価があまり変わらないと聞いた。環境負荷低減の努力が報われるには消費者の理解が必要だ。持続可能な開

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  • 観光絵本で富士宮PRへ 信用金庫、作家、出版社連携

     「富士山SDGs」推進に向け、富士宮信用金庫は27日、富士宮市出身絵本作家ふくだのぞみさん(35)=神奈川県=や市、旅行読売出版社と連携し、まちの魅力を伝える観光絵本「こめたの ふじのみや みーつけた」を制作する企画をスタートさせた。完成した絵本は市を通じて地元の0~5歳児に配って郷土愛醸成につなげるほか、絵本で富士宮の魅力を全国発信する。  観光絵本はふくださんを作者に旅行読売出版社が発行する「こめたの旅」シリーズ。主人公「こめた」らが地域の魅力を探しに出掛けるストーリー。青森県が題材の一作目が昨年冬に刊行され、富士宮版は二作目となる。市制施行80周年を記念して同信金が企画した。富士宮版で

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  • 学生考案弁当いかが? 新静岡セノバで販売会 市内外の食品会社協力

     静岡市葵区の鈴木学園中央調理製菓専門学校静岡校の学生が26日、市内外の食品会社などが提供した加工食品や食材を使って調理した総菜や弁当の販売会を同区の新静岡セノバ1階で始めた。30日まで。  静岡市葵区の清水食品、焼津市の清弘水産などの協力を得て企画した。清水食品の商品「ミネストローネスープ」を使った手羽煮込みや清弘水産から提供を受けたマグロの頭肉を使用したトマトカレーなどを販売。「大豆ミート」(代替肉)を使ったガパオライスは持続可能な開発目標(SDGs)をテーマに、容器も植物由来の素材を使った。  同校2年生の調理学生9人が買い物客らに購入を呼び掛けた。山崎かりんさん(19)=静岡市清水区=

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  • 耕作放棄地で野菜栽培 富士宮高校会議所が新プロジェクト 参加者募る

     富士宮高校会議所はこのほど、リサイクル堆肥「マスマス元肥」を活用し、富士宮市内の耕作放棄地削減を目指す新プロジェクトを始めると発表した。耕作放棄地で同堆肥を使って農作物の栽培に挑戦したい市民を5月31日まで募集する。  同高校会議所がニジマス残さと畜産ふん尿で開発した同堆肥はリン、カリウムのほかアミノ酸が一般堆肥より豊富という。同堆肥で育てた野菜でのスイーツ作りやコンテスト、クラウドファンディングなど普及に向けた取り組みを重ねてきた。  同堆肥の製造を担う富士バイオテック松原通雄代表の紹介で、プロジェクト用に同市粟倉の耕作放棄地約千平方メートルを用意した。高校会議所が窓口となり耕作放棄地を紹

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  • 浜松市、持続可能都市に向け 「イクレイ」から会員証

     浜松市は25日、世界2500以上の自治体で構成する国際ネットワーク「ICLEI(イクレイ)―持続可能な都市と地域を目指す自治体協議会」の会員証を受領した。加盟は1日付で、県内自治体では初めて。  イクレイ日本の浜中裕徳理事長が市役所を訪れ、「積極的な取り組みを行っている浜松市の加盟は光栄。活動をしっかりと支えたい」と語り、天竜杉の額縁に入れた会員証を鈴木康友市長に手渡した。鈴木市長は「持続可能な地球環境をつくるため、自治体としての責務を果たしたい」と決意を新たにした。  同市は政府から「SDGs(持続可能な開発目標)未来都市」に選定されたほか、脱炭素や森林保全・活用などの取り組みを進めている

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  • SDGs私募債の第1号発行企業に盾 静岡中央銀

     静岡中央銀行は25日、今月から取り扱いを始めた「しずちゅうSDGs私募債」の第1号の発行企業となった平和エアテック(熱海市青葉町、相川守社長)に記念盾を贈った。引受先の同行は、受け取る収益金の一部を公益財団法人ふじのくに未来財団に寄付する。  同社は空調機器の設備や施工管理を手掛ける。本社の建て替えに合わせ、地熱を生かして地球温暖化防止につなげる実験設備を一部に整備するなど、SDGs(持続可能な開発目標)の理念に沿った事業を進めている。健全な財務状況やこうした取り組みから、同行の私募債引き受けに至った。  記念盾の贈呈式が沼津市大手町の同行で行われ、清野真司社長から相川社長に手渡された。  

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  • 自宅で駅弁、旅気分♪ 沼津・桃中軒発売、5種類を冷凍化

     新型コロナウイルス禍による外出自粛を受けた駅弁需要の減少を打開しようと、明治創業の沼津市の老舗弁当屋が人気商品の冷凍販売に乗り出す。自宅などで気軽に食べてもらい旅気分を味わってもらうのが狙い。大型連休を控えた28日に販売を開始する。  手掛けるのは1891(明治24)年創業の桃中軒(同市千本港町、宇野秀彦社長)。首都圏などでも人気という「港あじ鮨」や「富嶽あしたか牛すき弁当」「御弁当(幕の内)」「鯛(たい)めし」と、新作の「しずおか健康生活応援弁当」の5種類を冷凍して販売する。担当者は「食べる時に解凍するため食品ロスの削減にもつながる」と、国連が掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)」にも関

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  • 信金職員がSDGs解説「人、地域との関わり大切」 細江中

     浜松市北区の細江中はこのほど、生徒が持続可能な開発目標(SDGs)と地域との関わりについて学ぶ授業を同校で開いた。2年生を中心とした177人が参加し、細江地区のためにできることについて考えた。  浜松いわた信用金庫SDGs推進部の竹内嘉邦副部長を講師に招いた。竹内副部長は、「貧困をなくそう」など17の目標をラップに乗せて紹介。「パートナーシップで目標を達成しよう」の重要性を挙げ、地域の魅力を支える人々と関わる大切さを説いた上で、「細江中生として何ができるか考え、思いを伝えて相手の意見を聞くことが大切」と結んだ。  生徒は、それぞれができるSDGsの取り組みについて「ごみが落ちていたら拾う」「

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  • 伊東市女性連盟 事業計画案を承認

     伊東市女性連盟は21日、2022年度総会を市役所で開いた。会員ら約50人が集い、22年度の事業計画案や予算案を承認するなどした。  基本方針は「SDGs(持続可能な開発目標)を推進し、誰もが安心して過ごせるための地域活動を行う」とし、男女共同参画の関連事業など一年を通じてさまざまな活動に取り組む。  森知子理事長は「いろいろなことに目を向け、関心を持ち続けたい。感染予防をしっかりして事業を行っていきたい」とあいさつした。

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  • 生涯学習社会へ答申「学び活かせるまち」へ 静岡市審議会

     静岡市が2022年度中に策定する第3次生涯学習大綱(23~30年度)に関し、市生涯学習推進審議会は21日、生涯学習社会の実現に向けた施策の在り方について田辺信宏市長に答申した。  持続可能な開発目標(SDGs)などの社会情勢を踏まえ、将来像として「だれもが、いつでも、どこでも学び、学んだことを活(い)かすことのできるまち」を提案した。社会参加・活動、自己実現、自己学習、相互学習のサイクルを回し、4年経過した時点で、状況に応じた中間見直しを行うことが望ましいと指摘した。  審議会会長の渋江かさね静岡大准教授と副会長の白木賢信常葉大教授が市役所静岡庁舎を訪ね、田辺市長に答申書を手渡した。今回の答

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  • 浜松まつりムード盛り上げへ 町印入り凧や法被展示

     浜松市中区茄子町と東区上新屋町の凧(たこ)揚げ会が19日夜、浜松まつりに使う町印の入った凧や法被を浜松市東区の浜松いわた信用金庫上新屋支店に展示した。祭りムードを高める取り組みで、5月末まで飾る予定。  茄子町「茄組」は以前から、旧磐田信用金庫浜松北支店で祭りの時期に凧を展示していた。信金の合併や支店の統廃合を機に上新屋町「上組」を誘い、今年初めて上新屋支店での実施を決めた。上新屋支店の持続可能な開発目標(SDGs)に関する展示スペースには「茄」「上」と書かれた半帖凧や手拭い、ちょうちんが並んだ。  地域の産業を応援する目的で設置されたSDGs展示スペースには、伝統技法「浜松注染染め」のカー

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  • ペットボトルのふた回収箱寄贈 清水町に第一生命

     第一生命保険沼津支社は18日、清水町が行う小学生への持続可能な開発目標(SDGs)の教育を推進するため、工作で組み立てができるペットボトルのふたの回収箱千枚を町に寄贈した。  町と同社は包括連携協定を締結していて、その中の環境保全活動の一環。回収されたふたはリサイクルされ袋となり、町内の3小学校などに届けられる。4年生は循環の流れや二酸化炭素(CO2)の削減について学ぶ。  町役場で行われた受贈式で、同社の三上研執行役員は「清水町の取り組みに貢献し、町民の方々の幸せになれば」と話した。関義弘町長は「賛同いただきありがたい」と感謝した。  回収箱はサッカーJ3アスルクラロ沼津のホーム戦が行われ

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  • 養鶏と農業、循環目指す 西伊豆町地域おこし協力隊・酒井さん

     循環型の養鶏業を確立させたい-。西伊豆町地域おこし協力隊の酒井宏冶さん(52)が同町宇久須で養鶏場の整備に取り組んでいる。長年使われていなかったビニールハウスを活用し、8月ごろからの飼育開始を目指している。  農業を行う傍ら約1年半前に整備に取り掛かり、ハウス内の廃材を取り除いたり、一から基礎を作ったりして地道な取り組みを進めてきた。約225平方メートルの敷地を鶏舎として活用する見通しで、これまでに半分近く整備が完了した。  養鶏は平飼いで、ひなから育てる予定。飼料は自身で栽培する農産物の廃棄部分を再利用し、養鶏をスタートした後は鶏ふんを農業用の肥料として活用する考えで、養鶏と農業の好循環を

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  • 静岡人インタビュー「この人」 望月由紀江さん 県電気工事工業組合の初代女性部会長

     組合内に女性部会が発足するのは全国7番目。従事者が性別や年齢にかかわらず活躍できる環境を整備し、業界の活性化を図る。結婚と入社を機に一級電気工事施工管理技士や第1種電気工事士など複数の資格を取得した。専務を務める光電気工事では営業や経理を担う。51歳。  -就任の感想を。  「2021年夏に就いた。新型コロナウイルス変異株の感染拡大の影響で長期間目立った活動ができず、実感がわかなかった。年末に実施した女性部会の発足記念式典で多くの出席者と言葉を交わし、少しずつ自覚が出てきた」  -業界の現状は。  「建設関連に共通しているが、人手不足と高齢化が課題。『きつい、汚い、危険』の3Kと不規則な勤務

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  • 有機茶栽培を支援 静岡県、輸出促進へ設備費補助

     静岡県は本年度、輸出促進に向けた有機茶栽培の支援に取り組む。欧米などでニーズがある有機茶の収穫量増加を図る生産者と製茶問屋がつくるコンソーシアムを対象に、設備投資の費用を補助する。  2022年度当初予算の関連費用5千万円を充てる。生産者による土壌成分の分析装置や堆肥を散布する機械などの導入を後押しし、栽培面積拡大や品質向上につなげる。海外販路を持つ製茶問屋と計画を策定し、各国に輸出する。  事業は県産茶の需要創出を図るChaOI(チャオイ)プロジェクトの一環で、5月16日から参加事業者を募る。費用の半分以内を補助(上限1500万円)する。  県は22~25年度の県茶業振興計画で、茶の輸出額

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  • 浜松市「イクレイ」加盟 静岡県内初、持続可能な都市目指す

     浜松市は19日、世界2500以上の自治体でつくる国際ネットワーク「ICLEI(イクレイ)―持続可能な都市と地域を目指す自治体協議会」に、今月1日付で加盟したと発表した。加盟は県内自治体で初めて。  イクレイは1990年の創設で、気候変動への対応を中心に、都市・地域の持続可能性を高める活動に取り組む。ドイツのボンに世界事務局を置き、国内では東京都や名古屋、横浜、札幌市などが加盟している。  浜松市は政府から2018年、「SDGs(持続可能な開発目標)未来都市」の選定を受けた。官民連携組織を発足させ、脱炭素や森林の保全、活用などの取り組みを進めている。イクレイ加盟により、会員自治体間の情報共有や

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  • 園児のSDGs絵画並ぶ 清水町

     三島市民間保育園長会は5月31日まで、同市内の保育園と認定こども園15施設の園児が持続可能な開発目標(SDGs)をテーマに描いた絵を展示する「子どもたちの未来につなげようSDGs絵画展」を清水町のサントムーン柿田川で開いている。  同施設内のツタヤブックストアと静岡ガスエネリアショールームに約150点を並べた。「貧困をなくそう」「質の高い教育をみんなに」などの目標について職員から説明を受けた園児が、ご飯を食べたり授業を受けたりする人の姿を生き生きと描き、買い物客の目を引いている。

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  • 富士宮高校会議所 多角的に評価 複数受賞を市長に報告

     富士宮高校会議所メンバーはこのほど、富士宮市役所を訪れ、須藤秀忠市長に2021年度の受賞を報告した。リサイクル堆肥「マスマス元肥」に絡んだ取り組みのほか、新たに始めた「ベビーカーの2R」に関するアイデアなどが評価され、21年度中に表彰を受けた計6件を報告した。  同高校会議所はボランティアやビジネス、環境のさまざまな視点から評価を受け、多数の受賞を重ねている。昨年末に須藤市長に報告した環境省の気候変動アクションユース・アワード賞(奨励賞)以外の受賞を今回、伝えた。須藤市長は「地方創生に向けた持続可能なまちづくりを目指す市としても頼もしく誇り」とたたえた。  今回報告した受賞は次の通り。  高

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  • マイスター2社に認定証 浜松市、CSR活動で優秀賞3回

     浜松市はこのほど、2021年度に新設した企業CSR活動表彰「マイスター認定制度」で認定第1号に輝いた建築業「アイジーコンサルティング」(本社・同市中区)と総合建設業「常盤工業」(同)への証書授与式を市役所で開いた。  マイスターは、毎年開催しているCSR活動表彰で、優秀賞を通算3回受賞した企業に贈る称号。両社とも19年度から3年連続優秀賞を受賞した。  アイジーコンサルティングは天竜ヒノキのベンチをバス停や観光施設に寄付してきた。鈴木康友市長から認定証を受け取った佐原康隆エリアマネジャーは「子どもたちに天竜材を身近に感じ、誇りに思ってほしい」と話した。常盤工業は社員のボランティア休暇を制度化

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  • 譲り合いの場「富用品市」 英国に倣い、浜北の太田さん開設

     物を大事に長く使う-。持続可能な開発目標(SDGs)の一つで、古くて新しい価値観を地域で見つめ直してもらおうと英国帰りの女性が立ち上がった。浜松市浜北区沼の太田喜久子さん(58)が4月上旬、自宅敷地に「富用品市(ふようひんいち)ピタゴラス浜北」を開いた。住民が不要になった雑貨などを持ち寄り、別の住民が持ち帰る。同市中区で運営される同様の「ピタゴラス富塚」に着想を得た。太田さんは「物の循環の場を浜北にも」と励む。  約15平方メートルの小屋には子供服や玩具、食器がずらりと並ぶ。オープン初日、太田さんは有志と5人で集めた品を長女の小学3年生茉耶(まや)さん(8)と確認。来場者には趣旨を説明した

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  • 授業でSDGs 取り組み拡大 沼津・大平中 地域との関わり強化  

     国連の持続可能な開発目標(SDGs)を学校教育に取り入れる取り組みが県内の学校で進んでいる。沼津市の大平中では2021年度から本格的にSDGsを総合的な学習に盛り込み、地域と連携した「大平SDGs」として3年間かけ、段階的に学んでいる。黒石泰司校長は「生徒の探究心を育むことができ、地域との関わりを強めるにはぴったりの題材」と話し、22年度も学校教育の中心に据える。  昨年末には当時の3年生が大平地区の抱える水害の危険性をテーマに、その解決策を国土交通省沼津河川国道事務所や沼津市職員、住民らに提示した。防災の取り組みはSDGsが掲げる目標の一つ「住み続けられるまちづくりを」について考える上で

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  • 日本郵船と御殿場市、森林整備へ協定 環境教育に市内の森林活用

     御殿場市はこのほど、海運大手の日本郵船と森林整備による地方創生に関する連携協定を締結した。同社は環境活動として市内の森林整備を進め、環境教育の場として活用する。地権者や地域との調整を担う市は、重点施策とするSDGsへの取り組みや木育推進につながると歓迎する。  同社が森林整備に関する協定を結ぶのは全国で初めて。事業活動の場である海に「恩返し」(長沢仁志社長)するため、海の豊かさの源泉である森林の整備に乗り出す。外部コンサルタントに提示された複数の候補地から、東京に近く、地域の協力を得やすい御殿場市を選んだ。  グループの社員も携わり、針葉樹と広葉樹が混交する森を整備する。木材を利用しながら里

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  • ゲームでSDGs理解 浜松湖北高、課題解決例学び目標達成

     浜松市北区の浜松湖北高は11日、生徒がボードゲームを通じて持続可能な開発目標(SDGs)について学び、課題解決について考える体験授業を同校で開いた。選択科目「生活産業基礎」を受講する3年生32人が、未来技術推進協会(東京都)の神奈川県版ボードゲームに臨んだ。  同協会認定ファシリテーターで同校非常勤講師の政本ゆかりさんがルールを説明した。生徒は、同県の企業や大学、団体が社会、経済、環境の観点で課題解決に向けて取り組んでいる事例のミッションを実施しながら、目標達成を目指した。  生徒は今後、浜松市内の企業などの取り組み事例を調査し、本県版のボードゲーム作成のための原案を考えていく。

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  • 磐田市第2次基本計画 出生率・数 目標値を明記 

     磐田市は11日、本年度から5カ年の第2次市総合計画後期基本計画を公表した。人口16万5700人以上を確保するため、出生率や出生数を伸ばす目標値を明記。「安心」をキーワードにして重点的に取り組む五つのプロジェクトを設定した。  最終年度の2026年度に、合計特殊出生率1・52(20年度は1・46)、出生数1212人(同1093人)を目指す。「子どもたちの安心」「未来と仕事の安心」などの5プロジェクトには主な取り組みとして、子育て関連の相談機能の強化、就園から就労までの一貫した発達支援体制の整備、雇用の受け皿につながる新たな工業用地の検討・整備、農業の担い手確保などを盛り込んだ。  SDGs(持

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  • 小泉前環境相が特別授業 気候問題などを解説 浜松開誠館中・高

     国連が掲げるSDGs(持続可能な開発目標)の推進に取り組んでいる浜松開誠館中・高は9日、小泉進次郎前環境相を招いた特別授業を浜松市中区の同校で開いた。全校生徒約1100人が座談会や講演などを通じて小泉前環境相と交流を図り、気候問題などへの意識を高めた。  代表生徒22人が参加した座談会では、それぞれが地球温暖化やレジ袋有料化、自動車産業の未来、エネルギー政策など自身の疑問を投げ掛けた。小泉前環境相は次々と回答し、ロシアによるウクライナ侵攻と気候問題との関連性についての質問には「エネルギーや食料を海外に依存している国がいかに弱く、カーボンニュートラル(CN)がなぜ必要なのかが明らかになった。今

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  • 遠州織物残反の「ふきん」好評 吸水&速乾性、ママ目線で考案

     静岡県外出身で子育て中の女性2人が企画した遠州織物のふきんが、静岡市葵区呉服町の老舗雑貨店「三保原屋」で販売され、評判を呼んでいる。「よそ者」の発想で織物の価値を見つめ直し、生地の製造過程で余る「残反」と呼ばれる布を使って家事で便利な新商品を誕生させた。  商品開発に携わったのは同店販売企画担当の堀麻里子さん(34)=川崎市出身=と、静岡市を拠点に活動するデザイナー小山佐和子さん(43)=大阪府出身=。きっかけは国内外の有名ブランドにも使用される生地の残反が「福田織物」(掛川市)の工場倉庫に積まれたままであるのを知ったことだった。「遠州織物の高い技術を生活の中に取り込むことはできないか」。

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  • 道路用地に提供「おじいちゃんの池」 貴重な生物環境確認、移転しビオトープに 新東名・新御殿場IC

     守ったのは豊かな自然と家族の物語-。祖父が孫のために作った池が、高速道路のインターチェンジ(IC)内のビオトープに生まれ変わった。御殿場市の新東名高速道新御殿場IC。近くにあった池が貴重な水生生物のすみかになっていたと分かり、県は急きょ整備方針を決めた。池を作った勝又浩吉さん(74)は「公の計画が変更され、池が復活するとは想像していなかった。永遠に残ってほしい」と喜びをかみしめる。  車両が行き交うICのランプに囲まれた約2500平方メートル。池や水路があり、ホトケドジョウやガムシなど貴重な生き物が生息する。  ビオトープから数十メートル、今はICの外周道路となった場所に「はると池」はあった

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  • 二酸化炭素排出量を見える化 清水銀行、サービス開始

     清水銀行はこのほど、中小企業も持続可能な開発目標(SDGs)を実践できるよう二酸化炭素(CO2)排出量の見える化サービスを始めた。サステナビリティーへの取り組みに課題を認識しつつ、「何から手を付けたらよいのか分からない」という経営者向けにファイナンスありきではなく、まずは見える化サービスで必要な取り組みを実感してもらう。  見える化サービスを行うに当たり、同行はCO2排出量見える化・削減クラウドサービス「アスゼロ」を展開するアスエネ(東京都港区)と、対面形式での環境コンサルティングを行う静環検査センター(藤枝市)の両社と、ビジネスマッチング契約を締結した。今後同行の顧客を両社に紹介するなどし

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  • 地方創生SDGs 島田掛川信金、知事に金融表彰受賞報告

     内閣府の第1回地方創生SDGs金融表彰を受賞した島田掛川信用金庫の市川公会長と伊藤勝英理事長らが7日、県庁で川勝平太知事に受賞を報告した。  同信金は2021年1月、御前崎市などと連携して若者のUターン就職を促す「リターン就職応援プロジェクト」を立ち上げた。企業のインターンシップや説明会の情報を提供しつつ、同信金の教育ローンを利用した学生が地元で就職した場合に利子や元金の返済を助成する取り組み。現在は近隣の牧之原、藤枝両市と川根本町、吉田町にも拡大している。プロジェクトは地域経済の持続的発展に貢献したとして、全国受賞5団体の一つに選ばれた。  市川会長と伊藤理事長は「人手不足に悩む企業を何と

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  • ものづくり産業 補助制度で公募 富士市、2種類

     富士市はものづくり産業の活性化を目指した二つの補助制度の利用者を公募している。  「異業種連携新サービス・新事業創出支援補助金」は、コロナ禍で苦戦する事業者による新事業を後押しする制度。市内の異業種2者以上による事業に対し、上限500万円で開発費、販促費など経費の3分の2を助成する。申し込みは20日まで。昨年度は8件が採択され、飲食店のキッチンカーによるアウトドアウエディング事業などが始まった。  「SDGsものづくり産業支援補助金」は、製造系事業者のSDGsの達成に向けた事業を支援する。単独事業者で上限100万円、複数の共同事業で上限150万円とし、中小企業は経費の3分の2、大企業は半分を

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  • 病院の食べ残しを電気に 菊川市、バイオガスプラントに搬入

     菊川市はこのほど、市立総合病院で発生する食べ残しを鈴与菊川バイオガスプラント(同市西方)に搬入する取り組みを始めた。7日から、おおぞら認定こども園での食べ残しも追加する。  市によると、病院で1日当たり50キロ、こども園で7キロの廃棄物が削減できる見込み。市環境推進課は「ごみを減らし、排出される温室効果ガスの削減を進めていく」としている。  鈴与菊川バイオガスプラントは、食品加工などで排出される廃棄物をメタン発酵させてエネルギーに転換する発電施設。鈴与商事が2016年に稼働させた。

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  • 静岡人インタビュー「この人」 金井涼哉さん 部活動でカワラハンミョウの保護に取り組み表彰を受けた

     浜松市南区の浜松南高3年で、生物を調査、飼育する自然科学部に所属する。部員全員で取り組む絶滅危惧種の昆虫「カワラハンミョウ」の保護活動が評価され、2021年11月に開かれた第55回全国野生生物保護活動発表大会(環境省など主催)で最高賞を受賞した。17歳。  -カワラハンミョウとは。  「海岸の砂地などに巣をつくる希少な昆虫。体長15ミリほどで、中田島砂丘に生息している。カワラハンミョウの活動が活発化する夏には砂丘に出掛け、どんな場所に何匹いるかを調べている。校内の実験室では部員が毎日交代で餌を与えて、繁殖に挑戦している」  -受賞の感想は。  「正直取れるとは思っていなかったので驚いた。活動

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  • ブランド企業の戦略解説 静産大・熊王教授 ベトナム商議所などに

     静岡産業大経営学部の熊王康宏教授がこのほど、袋井、ベトナム両商工会議所の会員に向けてオンライン講義を行った。磐田市大原の磐田キャンパスと各地をつなぎ、「日越間のブランドイメージの違いについて」と題してブランド企業の戦略などを説明した。  袋井商工会議所の事業の一環。講師として招かれた熊王教授は、世界のブランド企業の持続可能な開発目標(SDGs)への取り組みを紹介したほか、両商工会議所の会員の質問に答えた。  日本人が持つブランドへのイメージは、という問いに「ブランドは高級なものという印象を持つ人が大半だが、企業のポリシーが商品に反映されていることが大事だと考える」と回答した。

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  • SDGs促進へ制度新設 静岡県信用保証協会 実践企業を優遇

     静岡県信用保証協会は新年度、持続可能な開発目標(SDGs)の推進に向け、独自に県内中小企業を金融面からサポートする「SDGs支援保証制度」を新設する。31日までの関係者への取材で分かった。信用力や財務力が乏しい中小企業の気候変動対策や、働きがいのある職場環境の整備などSDGsへの取り組みを後押しする。  SDGsに関する独自の信用保証制度創設は全国的に少ないという。取り組みに必要な設備、運転資金を金融機関から借り入れる際に、信用保証料を割り引くなどして、融資を受けられやすいようにする。限度額2億円の「SDGsプレミアム」、3千万円の「SDGs保証」の2種類を用意し、通常の保証料より0・1~0

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  • 川勝県政総仕上げ 新総合計画、前倒し策定 議会提言で修正も

     静岡県は31日までに、全ての政策の基礎となる県の最上位計画である総合計画「県の新ビジョン 後期アクションプラン」を策定した。川勝平太知事と対立する県議会最大会派の自民改革会議が「表現が冗長」などとして全面見直しを求める異例の経緯をたどったが、従来の方針通り、計画期間を2年前倒しし、川勝県政の総仕上げに取り組む。  基本理念を「富国有徳の『美しいふじのくに』づくり~東京時代から静岡時代へ~」とし、目指す姿として「県民幸福度の最大化」を掲げた。総合計画は2018~27年度の10年計画で策定していたが、22年度からの後期アクションプランの策定に合わせて全面改定し、計画期間も25年度までとした。  

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  • SDGs推進へ交流組織 静清信金、企業間で情報交換

     静清信用金庫は30日、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた取引先企業間の交流組織「SSC(シズオカSDGsコミュニティー)」を発足した。各企業の取り組み事例を紹介し合ったり、定期的に情報交換やセミナーを実施して実効性を高めたりするのが狙い。会員同士のビジネスマッチングを促進し、地域経済の活性化も目指す。  組織はSDGsに関心のある中小企業とNPO法人の36社・団体で構成。静岡、藤枝両市と県産業振興財団、県地球温暖化防止活動推進センターなどがオブザーバー参加する。  会員制交流サイト(SNS)を活用し、脱炭素化や労働環境改善などの情報を共有する。事例報告や意見交換を行う勉強会・セミナ

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  • 相川鉄工など13社 PIFで資金調達 静岡銀行と契約

     製紙機械メーカーの相川鉄工(静岡市葵区)など13社は30日までに、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた企業の取り組みを支援する静岡銀行の「ポジティブ・インパクト・ファイナンス(PIF)」で資金調達する融資契約を同行と結んだ。  相川鉄工は同日、運転資金として3億円の融資を受けた。植物由来で次世代の環境素材として注目されるセルロースナノファイバー(CNF)の普及に向けた取り組みなどがSDGsに貢献していると評価された。  18日には住宅用ガス機器メーカーのパーパス(富士市)が運転資金2億円を調達した。橋の点検通路(検査路)の製造を専門に手掛ける渥美工業所(愛知県豊橋市)も25日、設備資

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  • TSK(袋井)知事賞 静岡県SDGsビジネス審査

     静岡県はこのほど、環境課題の解決に貢献する事業アイデアのコンテスト「県SDGs(持続可能な開発目標)ビジネスアワード」の受賞結果を発表した。最高賞の知事賞には技術開発のTSK(袋井市)が選ばれた。  TSKは、火炎を使用せずにアルミを溶かす磁気誘導加熱技術の事業アイデアを紹介した。県環境政策課によると、本県自動車産業への波及効果の大きさを期待できる点が高く評価された。  コンテストには県内5法人が参加し、専門家から事業化に向けたノウハウも学んだ。コンテストの総合プロデューサーを務めるビジネス・ブレークスルー大学教授谷中修吾さん(湖西市出身)は「環境ビジネスの価値が研ぎ澄まされ、日本全国に波及

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  • 広域連携、貧困対策 市長に政策提言 掛川市議会

     掛川市議会は30日、各常任委員会が1年間の調査研究の成果としてまとめた政策提言を久保田崇市長に提出した。提言は広域連携と子どもの貧困対策の2分野。広域連携を推進する庁内研究会の立ち上げや就学援助制度の充実などを求めた。  松本均議長ら議員6人が届けた。広域連携については「中東遠地域を市が主体的にけん引することを期待する」として、研究会設立のほか、広域的なデジタル化推進や新東名高速道森掛川インターチェンジを活用した土地利用と地域活性化策の展開を盛り込んだ。  子どもの貧困対策では、市が2021年10月に創設した「掛川SDGsプラットフォーム」に触れた上で、賛同したパートナー企業・団体と連携して

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  • SDGs実現へ グリーン委員設置 三島商議所新年度事業

     三島商工会議所は29日、通常議員総会を開き、新年度の事業計画を承認した。  国連が推奨するSDGs(持続可能な開発目標)の実現に向けて「グリーンインフラ整備推進委員会」を立ち上げ、地球環境の保護や自然エネルギーの活用など具体的な活動に乗り出す。新年度は調査研究を進めながらアクションプランを策定する予定で、現在の環境委員会は11月に廃止し、役割をグリーン委員会へ段階的に移行させる。石渡浩二会頭は「自然に優しく、社会に優しい会社像が求められている。持続可能な社会への取り組みに努める」と語った。  このほか、産業功労者顕彰式も開かれ、千歳屋の樋口純一社長と松田商事の松田吉嗣社長が表彰を受けた。

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  • 地方創生SDGs金融表彰受賞 御前崎など5市町と島田掛川信金

     内閣府はこのほど、持続可能な開発目標(SDGs)の実現に向けた地方公共団体と金融機関の取り組みをたたえる「地方創生SDGs金融表彰」の表彰式をオンラインで行った。県内からは若者の地元就職と企業の雇用確保につながるプロジェクトを創設した、御前崎市など5市町と島田掛川信用金庫が受賞した。  受賞したのは他に牧之原市、藤枝市、川根本町、吉田町。各市町は、教育資金を同金庫から借り入れ、大学や専門学校などを卒業後に地元に定住して就職した人を対象に、借入金の利息分などを助成する。こうした助成制度を利用する若者に向けては、専用のホームページやSNSでインターンシップ(就業体験)や説明会といった地元企業の情

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  • 御前崎で写真展「海岸の実情知って」 ごみ拾い活動風景紹介

     御前崎市の海岸でごみ拾いに取り組む市民団体「御前崎ビーチクリーンナップ」の活動写真展が29日、同市池新田の市立図書館で始まった。代表の中山琴乃さん(49)=同市池新田=は「海の豊かさを守ることは持続可能な開発目標(SDGs)の一つ。地元の海の実情を知ってほしい」と来場を呼び掛ける。4月10日まで。  2020年10月の発足からの活動風景を写した約80枚を展示した。ペットボトルや破断した発泡スチロール、空き缶など多くのごみが砂浜に打ち上げられているのが分かる。  中山さんは自主的に海岸でごみを拾う市民の姿を見て「個人の負担にせず、みんなでやるべき」と団体の設立を思い立った。ホームページやSNS

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  • 官民連携で脱炭素推進 浜松経済同友会、地域産業振興へ提言

     浜松市の企業経営者らでつくる浜松経済同友会は29日、温室効果ガス排出量を実質ゼロにする「カーボンニュートラル(CN)」の推進と地域経済振興の両立に向けた対策をまとめ、同市に提言した。「ものづくり産業の国際競争力強化にはCN対応が不可欠」とし、官民連携の重要性を強調した。  年間を通して晴天の日が多く、林業が盛んな地域の特性を生かし、太陽光など再生可能エネルギーの活用拡大や、二酸化炭素(CO2)削減に向けた地元木材の利用促進を求めた。再生可能エネルギーの地域自給率向上へ、蓄電技術の開発と普及も重要とした。  同市中区で開いたシンポジウムで、同友会の田村元政策委員長(浜名ワークス社長)は「欧州主

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  • ウィズコロナ柱に22年度計画を承認 富士商議所

     富士商工会議所は29日、通常議員総会を同商議所で開いた。ウィズコロナ時代の経営安定や持続可能な開発目標(SDGs)の取り組み促進など8項目を柱に据えた2022年度事業計画を承認した。  重点事業には、新素材セルロースナノファイバーの活用支援などの「地域の持続的な成長発展」や、企業への事業計画の立案や補助制度の活用といった「商工業者の経営安定と生産性向上」など五つを掲げた。  牧田一郎会頭は「ロシアによるウクライナ侵攻など、海外情勢の影響に予断は許されない。企業の取り組みを積極的に後押しする」とあいさつした。  総会では、日本商工会議所会頭表彰も伝達した。20年以上在籍する議員ら3人が表彰を受

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  • カーシェア定着今こそ SDGsやテレワーク浸透追い風 車の新たな“道”を事業者模索

     車の新たな活用法とカーライフを提案しようと、カーシェアリングを事業化する動きが各地で出ている。車を保有せずに必要な時だけ使うカーシェアは、持続可能な開発目標(SDGs)とともに関心が高まっているものの、世帯平均で1台以上と車所有が定着する本県は普及に壁があるとされる。事業者は利便性をアピールし、新たな生活様式としてカーシェアを根付かせようと模索する。  「当初は半信半疑だったが、利用した人が喜んでくれて考えが変わってきた」。1月に静岡市内でカーシェア事業を始めた静岡ダイハツ販売(浜松市東区)の担当者は手応えを示す。車両はスマホで予約して利用する。対面の受け付けがない上、レンタカーに比べ短時

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  • フロンティア推進、18市町に 焼津、富士、御前崎を追加

     静岡県は28日、県庁で「ふじのくにのフロンティアを拓く推進会議」(本部長・川勝平太知事)を開き、「ふじのくにフロンティア推進エリア」に焼津、富士、御前崎の3市を加え、累計で18市町になったと報告した。焼津市は食、温泉、歴史文化とテレワークを掛け合わせ、新たなにぎわいエリアを形成する。  フロンティアを拓く取り組みは、防災・減災と地域成長が両立したまちづくりを目指す。市町を支援する推進区域の指定を2014年度から始め、19年度からは革新的技術を活用する拠点の連携により、地域課題の解決を図る市町を支援する推進エリアの指定をスタートさせた。  会議には3市を代表して焼津市の職員が出席し、取り組み状

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  • 持続可能な未来へ 富士宮高校会議所に最高賞 SDGsQuestみらい甲子園

     高校生らがSDGs(持続可能な開発目標)の実現に向けた社会への行動案を発表する「SDGs Questみらい甲子園」(同実行委員会主催、静岡新聞社・静岡放送共催)の授賞式が28日、オンラインで開催された。県内126チーム528人の応募の中から富士宮高校会議所が最高賞に輝いた。  最高賞のアクションアイデア最優秀賞を受賞した同チームは、ベビーカーを発展途上国で再利用する行動案を発表した。同優秀賞の富士市立高チーム「3A」は富士市の子どもの貧困をテーマに大人をターゲットにした給食販売を提案した。  計8チームが入賞し、表彰状が贈られた。

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  • 料理売り上げ一部「みほしるべ」に寄付 静岡の「なすび」

     静岡市清水区の飲食業「なすび」はこのほど、三保松原の松葉を使った料理の売り上げの一部を活用し、清掃用具などを三保松原文化創造センターみほしるべに寄付した。  同社は2019年から、持続可能な開発目標(SDGs)への取り組みとして松原の落ち葉清掃に取り組み、集めた枯れ松葉で火をおこしカツオや牛肉などを焼く「松葉焼き」をメニューとして提供している。今回は松原の清掃ボランティア団体用に手押し車など3万円相当の用具を贈呈した。みほしるべ前の羽衣公園で贈呈式を行った後、同社の従業員が松原を清掃した。

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  • SDGs推進へ連携組織 富士で発足式 31企業・団体に登録証

     持続可能な開発目標(SDGs)の達成を目的とした富士市の官民連携組織「市SDGs共想・共創プラットフォーム」の発足式が27日、同市のラ・ホール富士で開かれた。発足に合わせ、市が設けたSDGs推進の登録制度へ登録する31の企業・団体に対し、登録証が交付された。  同組織は、SDGsの実現に向けて個人や団体が取り組みを宣言する「行動宣言制度」と、SDGs関連の事業を進め、42項目のチェックリストを公表した企業や団体が参画する「推進企業等登録制度」への参画者を募る。宣言した個人や団体の関係構築の場を提供し、それらが協働して取り組むプロジェクトを後押しする。  式典で、出席した30の企業・団体の代表

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  • JAしみず「みらい応援団」 地方創生貢献で内閣府表彰

     JAしみずの「しみずみらい応援団」が内閣府の「2021年度地方創生に資する金融機関等の『特徴的な取組事例』」に選ばれ、このほどオンラインで行われた表彰式で野田聖子地方創生担当相から柴田篤郎組合長に表彰状が授与された。  農産物買取販売の売上の一部をあしなが育成会に寄付する「しみずみらい応援団」プロジェクトの活動が、子育て支援などの活動につながるとされ、企業の社会的責任を果たす活動として評価された。累計寄付額は、1100万円を超えた。  金融機関が主体性を持って地域貢献している事例を自立性、新規性など7項目を審査し決めている。このほど表彰された計31事例は内閣府のホームページで紹介されている。

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  • 平等な社会、舞台で訴え  静岡市民文化会館でラウドヒル計画新作

     静岡市民文化会館を拠点に演劇を創作するプロジェクト「ラウドヒル計画」の新作「Kiss of Life」の公演が26日、同市葵区の同館中ホールで始まった。27日まで。  静岡をモデルにした町で実施される町長選をめぐる物語。ジェンダー平等の実現やSDGsの推進、地域再生などを訴える陣営の姿を通じて、格差や分断のない社会の在り方を問い掛ける。同プロジェクト総監督の勝山康晴さん(藤枝市出身)と、1月に亡くなった同プロジェクトの脚本家大野裕明さんが台本を書き下ろした。  出演者は、県民が参加する同プロジェクトの中でも男女の精鋭チーム。芝居とダンスに映像を織り交ぜ、エネルギッシュなステージを作り上げてい

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  • 三保地域の活性化議論 静岡市、若者呼び込む方策探る

     静岡市は23日、10~20代の若者がSDGs(持続可能な開発目標)に取り組む企業と意見交換する「静岡市SDGsユースサミット」の参加者交流会を開いた。参加者は同市清水区の三保地域の活性化策を議論した。  昨年開催した同サミットの関係者ら約30人が参加した。三保で清掃をするSDGsプロジェクト「三保松原スリーリングスプロジェクト」の現状や課題を学び、同地域に若者を引きつける方法などについて意見交換した。  参加者は企業で働く人と意見を出し合い、同地域で定期的なイベントを行う案や交通の利便性向上を図るプランなどを提案した。  参加した京都芸術大1年の片平結菜さん(19)は「他地域でも課題を見つけ

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  • ごみ袋に再生 キャップ回収 J3沼津など

     サッカーJ3アスルクラロ沼津と第一生命保険、資源循環を手掛けるサティスファクトリー(東京都中央区)はこのほど、ホーム戦でペットボトルのキャップを回収し、ごみ袋に再生させて活用する環境保護プロジェクトを始めた。  J3沼津と2社が締結したパートナーシップ協定に基づく取り組み。J3沼津のホーム戦に合わせ、沼津市の愛鷹広域公園多目的競技場で第一生命保険がブースを設け、来場者からキャップを回収してサティスファクトリーがごみ袋に再生する。  19日のホーム開幕戦では、45リットルのポリ袋4袋分が集まった。キャップを持参したサポーターには、クラブエンブレムがデザインされた缶バッジや専用の回収ボックスを贈

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  • 海洋ごみ問題啓発 おさかなアート・鈴木さんの作品掲示 沼津

     沼津市はこのほど、市公認おさかなアートクリエーターの鈴木翔太さん(12)=香貫小6年=が描いた作品「ぼくの大好きな海を守りたい」のパネルを同市上香貫の市クリーンセンターに掲示した。  パネルは縦約1・3メートル、横1・6メートル。海の生き物がごみとともに暮らし、未確認生物が掃除する姿などを描いている。鈴木さんの「海のごみをなくしたい」との思いを込めたという。年間2千人ほどの施設見学者らに、持続可能な開発目標(SDGs)や海洋プラスチックごみ問題を考えてもらう機会にしようと企画した。  クリーンセンター管理課の久保田美保さんは「海洋ごみ問題を人ごとにしないでほしい。海の清掃やエコバッグ持参など

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  • 地域版SDGs事例発表 静岡市葵区でフォーラム

     静岡市民有志で策定したローカル版SDGs(持続可能な開発目標)「まぁるいしずおか」について考える市民フォーラム(まぁるいしずおかステップアップ委員会など主催)が21日、同市葵区の札の辻クロスホールで開かれた。市内の各団体が取り組み事例を発表した。  地域交流事業を手掛けるNPO法人「ESUNE(エスネ)」の斉藤雄大事務局長は、オンライン日本語教室について紹介。日本人の学生スタッフが教室を運営し、新型コロナウイルスの影響で日本語を話す機会が減った外国人労働者らが参加していることを説明した。  斉藤事務局長はスタッフと外国人双方からの感想として、「コロナ禍で留学できなかったが、外国人の友達ができ

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  • 「児童労働問題考えて」 フェアトレード商品を紹介 駿河総合高生、静岡市葵区で「カフェ」

     駿河総合高(静岡市駿河区)の生徒有志が19日、同市葵区の市認知症ケア推進センター「かけこまち七間町」で、フェアトレード商品を紹介する「駿河総合カフェ」を時間限定で開設した。高校生の持続可能な開発目標(SDGs)への取り組みを応援する「SDGsみらい甲子園」の一環。  認知症の当事者が集う「認知症カフェ」と、適正な価格で取引されたフェアトレード商品を同時に知ってもらうことが目的。生徒4人が企画・提案した。  生徒は認知症予防に効果のあるカカオの取引の現状と課題を説明した。健康に関心がある50~80代の約20人が来店し、カカオ豆の殻をむいて触ったり、嗅いだりしてフェアトレードを学んだ。  生徒の

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  • 防災用備蓄食品を提供 東電PG、ひとり親世帯に

     東京電力パワーグリッド静岡総支社はこのほど、交換時期に合わせて不要となる非常災害用の防災備蓄品(レスキューフーズ)約200セットを沼津市ひとり親会(鈴木由美子会長)に提供した。持続可能な開発目標(SDGs)の取り組みとして企画した。  防災備蓄品はご飯やみそ汁、カレーなど1日分計3食の食事を入れたセット。同封の発熱剤などを使うことで火を使わず温かい食事を食べられる。同市のサンウェルぬまづで同総支社の担当者から鈴木会長に贈られた。東日本大震災の発生日に合わせて企画し、担当者は「非常食を食べながら、家族で防災について話す時間をつくってほしい」と話した。鈴木会長は「コロナ禍が続く中、支援の気持ちが

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  • 社説(3月21日)遠州織物ブランド 魅力発信へ意識改革を

     静岡県西部の地場産業、遠州織物が地域団体商標を取得して約5年が経過した。だが、地域ブランドとしての浸透が思うように進まない。  肌触りが良い綿や麻などの上質な生地として国内外のアパレル業界で認知度が高い一方、地元で仕上げる最終製品は少なく、消費者への訴求力を欠いている。魅力の発信に向け、積極的に打って出る意識改革が必要だ。  「いい物を作ってさえいれば認められる」時代は過ぎ去った。黒子気質からの脱却が求められる。熾烈[しれつ]な国際競争の中で生き残るためには海外の富裕層も視野に、消費者に直に訴え掛ける知恵を絞り出さなければならない。  小規模経営ながら、プラダ、エルメス、グッチなど欧州の著名

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  • SDGsをアートで表現 大学生が掛川で個展 25日まで

     掛川市出身の大学生中谷愛里亜さん(19)の初めての個展が25日まで、掛川市の高久書店で開かれている。持続可能な開発目標(SDGs)を細かい模様を描くアート「ゼンタングル」で表現した。  中谷さんは国境なき医師団で活動することを目指し、北里大看護学部で学びながらアート活動もしている。「個性を認め合える社会になってほしい」と、SGDsの各目標に合わせ、自らの解釈やイメージを絵にした。  目標の一つ「ジェンダー平等を実現しよう」では十人十色を表現しようと、赤と青を基調にし、それぞれ5色で計10色を使った。  このほか健康福祉や、気候変動、貧困問題などの目標もさまざまな色のボールペンを使って緻密に

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  • 雙葉高2年生が3年間の集大成 コース研究発表

     静岡雙葉高(静岡市葵区)の2年生がこのほど、中学3年次から3年間取り組んだテーマ研究の成果を披露する発表会を同校で開いた。生徒約160人は個人とグループに分かれ、環境や教育など多彩な分野について発表した。  同校の生徒は中学3年次に「生命科学」「科学技術」「社会科学」「国際教養」の4コースから一つを選択し、研究を続けている。2年生はコース制の1期生。  発表会はポスターセッションとプレゼン形式で開催した。化粧品開発における動物実験と世界の動き、駿府城公園の外堀と内堀の違い、子どもの貧困とヤングケアラーについてなど多様な報告が続き、英語での発表もあった。  SDGs(持続可能な開発目標)をテー

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  • ジョギング途中に児童がごみ拾い 菊川・加茂小

     菊川市の加茂小6年生がこのほど、ジョギングしながらごみを拾う「プロギング」を体験した。77人がごみ袋と火ばさみを手に校区内の4コースを巡り、空き缶やペットボトルなどを拾い集めた。  プロギングは、スウェーデン発祥の新スポーツ。地域貢献や持続可能な開発目標(SDGs)を学ぶ学習の一環で初めて実施した。  教員や保護者らも参加した。プロギングで汗を流した後は、市環境推進課職員が出前講座を開き、市のごみ処理とリサイクルの現状やごみ減量に向けた取り組みを解説した。

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  • ミダックHD 長野県売木村と災害時協定締結

     ミダックホールディングスはこのほど、長野県売木村と大規模災害時の災害廃棄物処理に関する協定を締結したと発表した。  締結は11日付。4月1日以降、災害時に同村の要請を受けた際に廃棄物処理に必要な人員や車両、資機材の調達などで協力する。  同社は持続可能な開発目標(SDGs)の推進に向け、昨年7月に同村と包括連携協定を結んでいる。

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  • ミドリムシ バイオ燃料で空の旅 FDAチャーター便、国内初

     フジドリームエアラインズ(FDA、静岡市)と鈴与商事は16日、ユーグレナ(東京都)が開発した藻類のミドリムシなどを原料とするバイオジェット燃料を使用し、静岡-名古屋空港間でチャーター便を運航した。ミドリムシを使った燃料導入は、定期便を持つ航空会社として国内初。関係者77人が約60分間の空の旅を楽しんだ。  静岡空港で式典が開かれ、鈴与商事の加藤正博社長、FDAの三輪徳泰会長、ユーグレナの出雲充社長が緑色の機体に給油する様子を見守った。三輪会長は「航空業界の脱炭素化に向けた第一歩。価格面の課題はあるが、原油価格も高騰する中で代替燃料としても(バイオ燃料の)利用は増えていく」と見通し、出雲社長は

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  • 教育大綱見直しへ 市長らが意見交換 菊川市総合教育会議

     菊川市総合教育会議が16日、市中央公民館で開かれた。長谷川寛彦市長や松本嘉男教育長、市教育委員4人が教育大綱の見直しについて意見を交わした。  教育大綱の計画期間は2017年度から25年度までの9年間。本年度が期間の中間年度であり、コロナ禍で社会情勢が変化したことから中間見直しを行う方針。会合では22年度から検討、協議を進め、23年3月に改訂版を策定して公表する計画が示された。  松本教育長は見直しの考え方に関して、「人づくり」について記載した教育の基本理念を追加し、第2次市総合計画との整合を図って基本目標と基本方針を見直すことや、SDGsの推進やGIGAスクール構想などを意識して進めると説

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  • 沼津市 ごみ分別ガイド本刷新 キャラや漫画で分かりやすく 

     沼津市はこのほど、ごみの出し方を案内する冊子「ごみの分別・減量ガイドブック」を製作した。キャラクターや漫画を使い、15年ぶりに刷新した。分別方法などを分かりやすく紹介し、3月から全戸に配布している。  冊子はA4判40ページ。約9万部を発行した。新キャラクター「ぬまづ分別隊エコルンジャー」がごみの出し方、リデュース・リユース・リサイクルの3Rの重要性を4コマ漫画で伝えた。品目別の分別一覧表を掲載し、食品ロス啓発や持続可能な開発目標(SDGs)につなげる読み物も取り上げた。  クリーンセンター管理課の担当者は「分別していない違反ごみが増えている。冊子を通じてリサイクルを心掛け、分別に役立ててほ

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  • 期限間近のお菓子や飲料 無人機で割引販売 JR静岡駅に設置

     JR静岡駅構内の商業施設「アスティ静岡」を運営するジェイアール東海静岡開発(静岡市葵区、伊藤裕次社長)はこのほど、賞味期限間近で通常販売が難しい菓子や飲料を割引販売する無人販売機「Fuubo(フーボ)」を同施設に設置した。  食品ロス削減事業を手掛けるみなとく(東京都)が開発した。  駅南口付近の空きスペースを有効活用するとともに、利用客の満足度向上を図る。扱う商品は8~10種の計約100個。賞味期限が残り3分の1に迫る商品や、旬を過ぎた季節商材を、市場価格の5~7割程度で販売する。  専用ウェブサイトで利用登録し、発行されたパスワードで販売機のロックを解除して商品を受け取る。  伊藤社長は

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  • 食品ロス削減へ「しずかる」 静岡ガスがECサイト開設

     静岡ガスはこのほど、食べずに廃棄する食品ロスの削減に向け、県内の食品関連企業などから集めた余剰食品などをオンラインで販売する電子商取引(EC)サイト「しずかる」を開設した。県産品に限定し、新型コロナウイルス禍で売り上げが落ち込んでいる地元企業の販路拡大を支援する。  賞味期限が迫っていたり、パッケージに傷があるなどしたりした商品を募り、通常の販売参考価格のおおむね6割引き程度で販売する。ECサイトの開設時点で浜松餃子(ギョーザ)やカツオのたたきなど15種20品を取りそろえた。今後5年間で会員登録者数2万5千人、2千トンの食品ロス削減効果を目指す。  サイトの開設は持続可能な開発目標(SDGs

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  • 開学3年目へ農工連携意欲 経営と生産の養成を深化 静岡県立農林環境専門職大学長/鈴木滋彦氏【本音インタビュー】

     農林業で全国初の専門職大として磐田市に開学し、2022年度に3年目を迎える。前身の県立農林大学校は今春最後の学生が卒業し、閉校する。農林業経営と生産のプロフェッショナル養成を掲げる専門職大の運営状況や目指す方向性を聞いた。  ―2年間の運営は。  「目指すのは経営の視点を持ち、農山村の地域リーダーとして活躍できる人材育成。本県農林業の未来を切り開く使命を持った大学。新型コロナウイルス禍で初年度は開学直後に休校という異例のスタートになった。ただ、豊富な実習・演習が特徴だけに、2カ月後にはオンラインから感染防止対策を徹底して対面授業に切り替え、コロナ禍でも順調にカリキュラムを進行した。大学初の

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  • 静岡・森下小児童、環境保全へ宣言 静和エンバイロメントが授業

     環境ビジネス業の静和エンバイロメント(静岡市駿河区)は11日、循環型社会への理解と環境保全に対する意識を養うことを目的とした「未来へつなぐ環境授業」を静岡市駿河区の森下小で行った。  同社の持続可能な開発目標(SDGs)取り組みの一環で、5年生約60人が参加した。同社営業部の望月千紘さん(25)と益本愛実さん(25)が環境への取り組みや産業廃棄物による影響を伝えた。  児童は「環境宣言カード」に環境保全のために何ができるかを考え、記入した。「賞味期限を切らさないで食べきる」「いらないものを買ったりしないでごみを出さない」など行動宣言を発表した。  望月さんは「小学生が環境について興味を持つき

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  • スギの端材製ストロー 森のストローLab(浜松市浜北区) 日用品で地域環境配慮【静岡ものづくり最前線】

     持続可能性や脱プラスチックへの関心が高まり、紙ストローなどを出す飲食店などが増える中、地域産材を使った「森のストロー」を開発した。長さ21センチ、口径5ミリ。弱い力でも吸えるよう工夫した結果、八角形という独特の形状にたどり着いた。池谷明代表(80)が30年以上にわたって勤務した楽器メーカーで磨いた木材加工の技術を活用した。  池谷代表はヤマハを58歳で早期退職し、動物や自然好きが高じて開いた牧場で馬を飼育していた。近年、各地で頻発する自然災害と、学生時代から趣味にしてきた登山が結びつき、地元の山林を守ろうと製品開発に至った。牧場内に建てた研究所(ラボ)で開発したストローは、浜松市天竜区産のス

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  • 事業再生や提案力強化 次期中経「新たな挑戦」4月スタート 静清信金創立100年

     静清信用金庫は11日、創立100周年を迎える。4月スタートの次期中期経営計画(中経)は次の100年に向けて取引先の事業再生に向けた相談業務などに注力する。デジタル化などによる合理化で自らの収益力も高め、当期純利益は毎期10億円以上の安定確保を目指す。  次期中経の名称は「NEXT STAGE(ネクストステージ)新たな挑戦」。アフターコロナを見据え、金融支援のほか、事業計画の再構築やマーケティング、現場改善提案などの伴走型支援を最重点施策として強化する。これまで2人だった企業サポート課の職員を6人に増やし、きめ細かな相談対応を行う。  中小企業診断士の資格を持つ職員も事業承継やM&A(企業の合

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  • SDGs戦略を検討 静岡で臨時総会 中部未来懇、計画審議

     静岡県中部地区の発展に向けた将来構想を提言する中部未来懇話会(会長・中西勝則静岡銀行会長)は9日、臨時総会を静岡市葵区で開き、2022年度の事業計画を審議した。国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)を踏まえた企業戦略の検討を、新年度の調査研究テーマに決めた。  SDGsに向けた取り組みの遅れが、対応を強化する欧州企業との取引停止などのリスクを招くとして、新たな知見や技術を取り入れる方策を探る。6月と10月にシンポジウムを開き、中小企業の企業価値向上の成功例などを発信する。  総会あいさつで中西会長は、新型コロナウイルス感染拡大や緊張が続くウクライナ情勢を念頭に「先を見通すのが難しい時代に

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  • 地方創生へ連携協定 牧之原市とトキワHD 「日本一女性にやさしいまち」実現へ

     牧之原市とトキワホールディングス(浜松市中区)はこのほど、地方創生に向けた包括連携協定を締結した。  協定ではSDGs推進や市内産業の活性化に加え、市の課題である若者や女性の減少に対応する「日本一女性にやさしいまち」の実現などを目指して連携を深めていく。杉本基久雄市長は「課題に対して多様な施策を考えていく中で、民間企業のノウハウを活用していきたい」と期待し、白尾卓也社長は「女性の活躍を推進し、静岡のモデルケースとなるよう協力していきたい」と話した。

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  • 東部・伊豆20市町「推し」事業 22年度予算案

     コロナ禍が続く中での編成となった東部・伊豆地区20市町の2022年度当初予算案。各市町は新型コロナウイルス対策を図りながら、地域の課題解決や活性化などにつなげる事業を盛り込んだ。「推し」事業のポイントを担当者に聞いた。  ■富士市 仮想空間に自転車コース  プロチームと連携して自転車でにぎわいを創出します。遠隔地から仮想空間を走行できる「バーチャルライドコース」は海抜0メートルから富士山5合目を目指す絶景コースなどの魅力を発信し、コロナ後の誘客につなげます。市街地レースを通じて市民の関心も高め、自転車の利活用を進めたいです。(自転車関連整備事業=3560万円)  ■富士宮市 やさしい日本

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  • 地域の未来語り合う 掛川と御前崎の中学生 オンラインで特徴や課題紹介 

     掛川市の東中と牧之原市の御前崎中はこのほど、地域の未来を語り合うオンライン発表会を開いた。両校の3年生60人がタブレットを使い、地域の特徴や課題を紹介した。  3、4人の班に分かれて実施した。ごみ問題を考えた東中の班は食をテーマにした御前崎中の班と交流。両班がともにSDGsの目標の一つ「つくる責任、つかう責任」に触れた。東中の後藤航大さん(15)は「発表内容は違うのに同じ目標でおもしろい。SDGsをさらに身近に感じた」と語った。  掛川のお茶や御前崎の海など、地域の自慢も写真で紹介し合った。御前崎中の下村憂宇里さん(15)は「直接掛川に行かなくても、いいところを知ることができた。自分たちは海

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  • 職場体験からSDGs考える 常葉大橘中生が発表 静岡

     静岡市葵区の常葉大付属橘中の2年生は4日、職場体験での学習と持続可能な開発目標「SDGs」の結びつきを見つけて1年生に伝える発表会を同校で行った。  昨年12月に市内の小学校や幼稚園、薬局、スーパーなどで職場体験をした55人の中から約20人が発表した。体験内容を授業で学んだSDGsと照らし合わせた。企業や学校の取り組みをまとめ、今後の社会のため何に取り組むべきかを考えた。  常葉大付属橘小で職場体験を行った金指京華さん(14)は「項目にある『質の高い教育をみんなに』などを学校全体で協力して達成しようとしている事が分かった」と話した。

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  • SDGsカレンダー完成 沼津「東名町子供会」

     沼津市金岡地区の「東名町子供会」が国連の持続可能な開発目標(SDGs)をテーマにした新年度のカレンダーを制作した。小学校1~6年生の約60人が一人一人寄せたSDGsへの決意と、個性豊かなイラストを添えて完成させた。樋口華奈会長(43)は「常に目にすることで、地球環境を意識し続けてほしい」と話す。  カレンダーはA3判のカラーで約100部印刷した。児童が家庭に持ち帰り取り組みを進めるほか、地域にも配る。新型コロナウイルスの感染拡大で、本年度は夏祭りや運動会など地域の行事が中止になったことを受け、地元の子どもたちが思いを一つにする機会にと企画した。  児童たち学校の授業や町内会が作成した資料など

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  • 静岡農高、野菜栽培で県認証取得 「環境への配慮欠かせない」

     静岡農高(静岡市葵区)がこのほど、校内で栽培する野菜3品目で、静岡県が設ける農産物の適切な生産工程管理「GAP(ギャップ)」を保証する「しずおか農林水産物認証(静岡県版GAP)」を取得した。同校による野菜でのGAP取得は初めてで、SDGs(持続可能な開発目標)を踏まえた環境教育などの観点から、取り組み拡大を進める。  県版GAPを取得した品目は小玉スイカ、スイートコーン、枝豆。環境科学科1年の生徒が「農業と環境」の授業の一環で、早朝の観察や放課後の当番実習を重ねる中で「活動を形に残したい」と思い立ち、GAP取得に向けて動きだした。  農薬の管理状態や、農業用水・廃棄物の管理といった環境保全、

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  • 児童の声、ラジオに乗せて 六合東小とFM島田番組制作 学校生活やSDGsテーマ 

     島田市の六合東小の5年生がFM島田とラジオ番組を制作することになり、3日、同校で収録が行われた。3クラス78人が、コロナ禍での学校生活や持続可能な開発目標(SDGs)など、さまざまなテーマでメッセージを発信した。番組は15日に放送予定。  年間行事の中止や縮小が相次ぐ中、授業でラジオについて学んだ児童が「皆の思い出になるようなことがしたい」と提案し、番組制作につながった。クラスごとに対話形式の約5分の台本を仕上げ、マイクの前で順番にせりふを読み上げた。  コロナ禍の学校生活をテーマにしたクラスの児童は、運動会の種目を工夫したエピソードや収束への思いを発表した。山崎太夢さんは「緊張したけれど思

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  • ゼロワン最優秀 浜松いわた信金 新事業コンテスト

     浜松いわた信用金庫(浜松市中区)は4日、ビジネスコンテスト「第3回チャレンジゲート」の最終審査会を同区の創業支援拠点「フューズ」で開いた。創業、SDGs(持続可能な開発目標)の2部門で9社・個人が新規事業を発表し、新型コロナウイルス対策の空間モニタリングシステムを提案したゼロワン(同区)が最優秀賞を受賞した。  同社のシステムは室内の二酸化炭素(CO2)濃度や湿度をセンサーで測定し、室内を再現した3次元画像上に表示する。混雑状況をリアルタイムに把握することで3密回避につなげる。会社員を経て3年前に創業した内山隆史社長は「受賞を弾みに開発を加速し、早期に製品化したい。社会と人々の生活にとって、

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  • 思い出詰まった制服、再資源化へ 浜松開誠館高 卒業生から募る

     持続可能な開発目標(SDGs)の実践として、浜松市中区の浜松開誠館高は1日、卒業式に合わせて卒業生の希望者からブレザーやズボンを回収する「制服リサイクル」を行った。協力企業を通じて生地を再資源化し、自動車の座席シートなどに再利用される。  同校SDGs部の生徒が校舎の玄関に回収コーナーを設置し、式を終えて帰宅する卒業生に協力を呼び掛けた。1日以降も数日間、制服の回収を続ける。中学を含め6年間通った三浦颯也さん(18)は「思い出の詰まった制服が生まれ変わって、誰かの役に立ってくれたらうれしい」と話した。  卒業生からリサイクル用の制服を募るのは2回目で、昨年は約50着が集まった。回収した制服は

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  • 「伊豆ピクルス」 シトライカンパニー(熱海市) 特産ダイダイの価値向上へ【静岡ものづくり最前線】

     熱海市特産のダイダイの価値を高めようと、昨年12月に商品化。ダイダイの果汁から独自の手法で造った天然酢に県内産野菜を漬け込み、優しい酸味とさわやかな香りが引き立つ逸品に仕上げた。  主に正月飾りに使われ、余りは廃棄されることが多いダイダイと、規格外などの理由で市場に流通しない野菜を生かした。田方農高で食品科学を学んだ荻原穂花さん(28)が開発を担当。1瓶を製造するのにダイダイ2個半からできる酢を用いることで「“カド”のない酸っぱさと香りを引き出せた」と話す。  「キュウリ&パプリカ」「ダイコン&ニンジン」など5種類を商品化。1個972円。現在はインターネットでの販売が

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  • 育てサンゴ 沼津の水族館、群落回復に力 近海の20株飼育、展示

     沼津市内浦の水族館「伊豆・三津シーパラダイス」が、同館前に広がる内浦湾に生息するサンゴの保全活動に力を入れている。減少するサンゴの保全につなげるため、施設の水槽で飼育して来館者らに環境保護を呼び掛けている。担当者は「SDGs(持続可能な開発目標)が注目される中、多くの人にサンゴの現状を知ってもらいたい。豊かな海を守る意識を高めてほしい」と思いを込める。  同館によると、同市久連沖にはサンゴ「エダミドリイシ」の群落が存在していたが、1996年冬の異常低水温やウニの一種ガンガゼによる食害、台風の被害などで減少したという。現在は小さな株が点在する状態になっている。サンゴの群落は小さな生き物のすみか

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  • 静岡銀行に環境大臣賞銀賞 SDGs企業融資が評価

     静岡銀行は28日、ESG(環境・社会・企業統治)関連の取り組みに優れた金融機関などに贈られる「第3回ESGファイナンス・アワード・ジャパン」(環境省主催)の間接金融部門で、環境大臣賞銀賞を受賞した。  同アワードはESG金融の普及・拡大を目指して2020年に創設。間接金融のほかに投資家や環境サステナブルなど5部門があり、今回は各部門で計34社が受賞した。静岡銀は21年1月から、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に積極的な中小企業に融資する「ポジティブ・インパクト・ファイナンス」に国内地銀に先駆けて取り組んでいることが評価された。  都内と結んだオンライン表彰式が同日行われ、静岡銀から福島豊

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  • 食品ロスなど考える 菊川・岳洋中生徒会、市職員に取り組み発表

     菊川市の岳洋中の生徒会は25日、校内で実施する持続可能な開発目標(SDGs)に関する取り組みを市環境推進課職員に発表した。3月にSDGs週間を設定し、学校全体でごみや食品ロス問題などを考える。  鈴木照基副会長(14)は全校のクラスや班が掲げた「ごみの分別」「エコバッグの活用」などの目標を報告したり、今後各委員会が取り組む内容を紹介したりした。市職員は菊川市のごみの量が少ないことや、市内の給食の食べ残しが毎日約100キロに及ぶといった状況を解説し、生徒会役員が地域の環境に理解を深めた。  赤堀雅さん(14)は「食べ残しが少なくなるよう生徒会が積極的に呼び掛けたり、掲示物を貼ったりしたい」と話

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  • 中小のSDGS後押し 「グリーンローン」単独実行へ 清水銀行・岩山靖宏頭取【聞きたい】

     新型コロナウイルス感染拡大初期の2020年に就任し、ことし4月に3年目を迎える。取引先の資金繰り、経営支援に全力を傾けつつ、国のガイドラインに沿い格付け機関が環境への効果を評価する「グリーンローン」を県内金融機関で初めて単独で実行するめどを付けるなど、地域と共に持続可能な開発目標(SDGs)への取り組みを実践、地方の成長を後押しする。  -就任2年を振り返って。  「当初はコロナ禍の資金繰り支援一辺倒。約400社を回り経営者の生の声を聞いた。世の中が変わる中、中小企業のレジリエンス(対応力)を高める手伝いをすることが重要だ。一方で、地球環境への調和を促すことで、長期視点で対応力を高めることに

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  • 環境に優しい洗剤量り売り ピュアクリーニング

     静岡県内を中心にクリーニング店を広く展開するホワイトウィングスグループ(本部・静岡市清水区)は25日、各店頭で環境に優しい洗剤の量り売りを始めた。植物由来で生分解性の高い洗剤を容器なしで販売することで自然環境を守ることにつなげる。  持続可能な開発目標(SDGs)に沿った取り組み。販売するのは名古屋市の業者が販売する「海をまもる洗剤」で、2020年冬以降同社工場などで実際に使用し、高い洗浄効果も確認済みという。店頭では10グラム当たり45円で100グラムから販売する。  500ミリリットル入りボトルでの販売は昨冬から行っていて、今回は県内の「ピュアクリーニング」33店舗で量り売りする。100

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  • 山小屋に次世代エネ導入向け調査 静岡県、今夏富士山の開山期

     静岡県は今夏の富士山の開山期(7~9月)に合わせ、山小屋に次世代エネルギーを導入するための基礎調査を富士宮口で実施する。将来的には山小屋での重油使用ゼロを目指し、環境負荷の軽減を図る。新型コロナウイルス感染防止をはじめとした登山者の安全対策と併せ、2022年度当初予算案に関連経費1億6300万円を計上した。  富士宮口は本県側3登山道の中で最も登山者が多く、標高2400メートル以上に山小屋が点在する。県によると、富士宮口の山小屋は電線が届いておらず、重油などの化石燃料を使って自家発電機を動かし、電化製品やトイレの電源を確保している。持続可能な開発目標(SDGs)の観点から、環境への配慮が課題

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  • 清水銀行 脱炭素融資へ「グリーンローン」 単独実行は静岡県初

     清水銀行は持続可能な開発目標(SDGs)に沿った融資やコンサルティングを拡充する。近く沼津市の産業用機械メーカーに対し、「グリーンローン」と呼ばれる使途を脱炭素化などに限定した融資の第1号を実行する。地域企業の環境分野への取り組みを促進するため、二酸化炭素(CO2)排出量算定を行う新サービスも始める。  21日までに同行が明らかにした。グリーンローンは国が策定したガイドラインに沿い、環境に配慮した事業に限定し融資する。格付け機関が1件ずつ適合性や環境への具体的効果を第三者評価するため、より審査が厳格となる。  第1号案件は、CO2削減に寄与する設備製造のための部材仕入れ資金として1億円程度を

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  • 動物やルール 児童が絵で表現 浜松・天竜区で作品展

     浜松市天竜区の水窪小の児童による絵画作品の展示が2月末まで、同区水窪町の水窪文化会館で行われている。「こどもギャラリー」と銘打ち、動物たちの楽しげな様子を描いた作品から社会のルールやマナーを説いたポスターまで、全校児童38人の力作が並ぶ。  1~4年生は動物をテーマにした絵画が多く、紙をちぎって犬やウサギなどの形に整えて貼り付けたり、クレヨンと水彩絵の具で色つけをしたりして工夫をこらしている。  5、6年生の作品は「残さず食べよう」「自然を大切に」など持続可能な開発目標(SDGs)につながる心構えをはじめ、いじめ防止、廊下を走らず歩いて渡るなどの道徳の尊重を、標語とイラストで呼び掛けている。

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  • 探究心向上に効果 静岡県内実践校がNIE報告会

     教育に新聞を活用する取り組みを展開する静岡県NIE推進協議会(安倍徹会長)は19日、県内の実践指定校による報告会を静岡市駿河区の静岡新聞放送会館で開いた。小中学校と特別支援学校計6校の教諭らが2、3年間に及ぶ取り組みを発表し、「社会の出来事について関心の幅が広がった」「読解力や探究心が向上した」などの効果を上げた。  登壇した実践指定校は小山中、三島南中、掛川桜が丘中、静岡大河内小中、浜松城北小、清水特別支援学校高等部。各校の発表者は子どもたちが興味のある記事を読んで感想を書く取り組みのほか、持続可能な開発目標(SDGs)の関連記事を用いて理解を深める授業や、全ての教科で新聞を活用する試みな

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  • ワーケーション 富士宮市が「富士山SDGs」モデルツアー構築

     富士宮市はこのほど、ジャルパックなど旅行会社2社と連携し「富士山SDGs」をテーマにした業務型ワーケーションのモデルツアーを構築した。富士山と向き合いながら事業展開する“人”に焦点を当てたツアー内容を取り入れ、行程の半分は仕事時間に充てる業務型。首都圏企業をターゲットに、ワーケーション誘致を加速する。  「企業を相手にしたワーケーション誘致は休暇よりも業務を中心に、仕事に役立つ何かがないといけない」。市地域政策推進室の佐野和也室長は業務型を採用した理由を語る。  「富士山を守り未来につなぐ」を掲げた。ビールの醸造所や酒蔵、チーズ工房、養鱒場など、富士山の恵みを生かして

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  • 浜松の大興金属 PIFで資金調達 静岡銀行と契約

     産業廃棄物リサイクル業の大興金属(浜松市東区)は18日、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に取り組む事業所を支援する静岡銀行の「ポジティブ・インパクト・ファイナンス(PIF)」で資金調達する融資契約を結んだ。  運転資金として同日、1億円の融資を受けた。大興金属は鉄・非鉄金属スクラップや廃プラスチックなどを再資源化する事業で二酸化炭素(CO2)の排出削減に貢献しているほか、従業員が働きやすい環境づくりにも取り組んでいるなどと評価された。

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  • 「環境」テーマの学生作品ずらり 2月20日まで静岡市駿河区

     静岡デザイン専門学校グラフィックデザイン科の3年生が手掛けた「環境」をテーマにした作品を飾る「環境×デザイン展」(静岡市主催)が20日まで、同市駿河区のイトーヨーカドー静岡店で開かれている。  三保松原の環境保全の願いを込めて生息する鳥たちを描いたボールペン画、プラスチックによる海洋汚染の問題を意識した紙パッケージの化粧品など学生9人の個性豊かな作品を展示した。鷺坂豪さんは絶滅が危惧される動物たちをイラスト化し、キーホルダーとマグネットバッジ、無料通信アプリで使えるスタンプを考案した。  環境に対する市民の関心を高めようと、持続可能な開発目標(SDGs)の取り組みを積極的に推進し

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  • 置き配ボックス配布へ 長泉町、住民対象に300個 コロナ対策と環境負荷低減目指す

     新型コロナウイルスの感染拡大による新しい生活様式の定着を踏まえ、長泉町は2022年度、非対面で宅配サービスを利用できるよう、「置き配達専用ボックス」を希望する町民に配布する方針を固めた。再配達による環境負荷の低減につなげ、脱炭素社会の実現を目指した取り組みも加速させる。22年度当初予算案に関連経費を盛り込む。  コロナ下で宅配サービスの需要が高まる中、ボックスの導入により荷物受け取りの感染リスクの軽減を図る。同時に再配達を減らし、温室効果ガス排出量も削減させる。町によると、自治体がこうしたボックスを配布するのは県内初だという。  ボックスは300個を用意する予定で、7月ごろから配布する計画。

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  • 静清信金「グリーン電気」導入 水力発電の電気を法人向けに供給

     静清信用金庫は脱炭素社会の推進に向けて3月から、中部電力ミライズ(名古屋市)が提供する二酸化炭素(CO2)排出量ゼロの電気「静岡Green(グリーン)でんき」を静岡市葵区の本店で導入する。静岡県内信金で初の導入となる。  静岡Greenでんきは大井川や天竜川、富士川、安倍川の各水系にある水力発電所22カ所の電気を法人向けに供給する仕組み。火力発電などと比べてCO2排出量がほとんどないため環境に優しいとされ、同社は収益を県内の再エネ拡大に充てる。昨年9月の発売以降、静岡銀行や浜松ホトニクス、ヤマハ、清水銀行など9社が導入している。  静清信金は16日に同社と購入契約を結び、同信金全体の消費電力

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  • 国際基準認証 取得から5年 環境意識の高まり好機 遠州森林認証グループ管理責任者/甚沢万之助氏【本音インタビュー】

     掛川、森両市町の森林組合と行政で構成する遠州森林認証グループが、森林管理の国際基準「FSC認証」を初取得してから3月で5年を迎える。認証林の面積は当初の1106ヘクタールから2467ヘクタールと2倍以上に拡大した。脱炭素社会の実現に向けた機運の高まりを追い風に、需要の掘り起こしを狙う。  ―林業を巡る現状は。  「難しい経営を強いられているが、環境や社会、経済への配慮が重視される時代になり、社会的な要求は高まっている。森林資源が政府の管理外で無制限に伐採されている国があり、木材が潤沢に供給される状態は続かない。持続可能な管理がますます重要になる。人口減少を受けて国内需要は先細る可能性が大き

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  • SDGs推進へアジア太平洋学生サミット 静岡サレジオ高生参加

     持続可能な開発目標(SDGs)の推進を目指す若者が集う「アジア太平洋SDGs学生サミット」が11日、オンラインで開かれ、静岡サレジオ高(静岡市清水区)の生徒7人が県内から唯一参加した。自身の取り組みを紹介し、ごみ減量や貧困の解消など地域課題の解決に向けて活動を共有した。  米ハワイ州のプナホウ・スクールが主催し、日本や中国、インドなどの計12校から約300人が参加した。サレジオ高2年の星野杏奈さんは身近な課題に海洋プラスチックごみ問題を挙げ、使い捨てコンタクトレンズの空容器を回収してリサイクルにつなげるプロジェクトを報告した。  同校3年の能見日菜さんは「世界中の高校生から地域の課題を聞き、

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  • 持続可能な社会 企業、家庭を支援【静岡県2022年度予算案】

     脱炭素社会を実現し、持続可能な経済発展や社会づくりを推進するため、温室効果ガス排出量に占める割合が高い中小企業や家庭を支援する取り組みに重点を置いた。  中小企業への支援に関しては、空調やボイラー、給湯設備など温室効果ガス削減に寄与する設備の更新促進に向けて補助制度を新設し、関連費用5億円を盛り込んだ。年間のエネルギー使用量が原油換算で1500キロリットル未満の事業所を対象に、省エネ性能の高い機器を導入した場合に購入費の3分の1を補助する。補助額は20万~200万円とし、上限と下限を設けて一定の効果が見込める機器を対象にした。  中小企業への支援体制を強化するために開設する「二酸化炭素(CO

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  • 袋井市宣言「官民一体で脱炭素実現」 五つの企業、団体と連携

     袋井市は、2050年までに二酸化炭素(CO2)の排出を実質ゼロにする「ゼロカーボンシティ」の実現に向け、官民一体で取り組むことを宣言した。その一環として、鈴与商事(静岡市清水区)など五つの企業、団体で構成する共同企業体(JV)と包括連携協定を締結した。  協定期間は37年3月末までの15年間で、市内公共施設の電力について、再生可能エネルギー由来の電力への移行を進める。小中学校やコミュニティセンターなどの施設には太陽光パネルを設置し、消費電力の一部をまかなう。学校、中小企業などを対象とした環境教育も推進する。  市役所でこのほど締結式が行われた。大場規之市長は「協定を機にさらなる発展が図られる

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  • 磐田市 学びプラットフォーム「ここからラボ」創設へ

     磐田市の草地博昭市長は2022年度、市民や企業、子供の学びの場となるプラットフォーム「磐田ここからラボ」を創設すると発表した。幅広い世代が参加する“校舎の無い学びや”に位置づける。関連費2850万円を予算計上した。  初年度は子育てやSDGs、ダイバーシティ、歴史文化など多様なテーマの市民向け講演会やシンポジウム開催、小中学校でも演劇やスポーツ選手との触れ合いの場を設ける。NPO、団体が企画する市民向け事業や企業の社員向け講座開催などにも助成する方針。 草地市長は「未来を担う人それぞれが主体的に考える場を創出し、新たな価値が生まれる学びのフィールドづくりを目指す」と述

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  • 行政計画合理化を 静岡県推進委が意見書、有識者会議統合も

     静岡県の行政経営を議論するため企業経営者や学識経験者で構成する県行政経営推進委員会(委員長・佐藤克昭佐藤経済研究所長)は9日、第5回会合を県庁で開き、県が策定する行政計画について廃止、統合などにより合理化を図ることなどを求めた意見書をまとめた。  県の調査では、2021年8月時点で213件の計画を策定済み。このうち117件は法令等により義務付けのある計画で、52件は県が任意で策定していた。  意見書では、職員の「計画疲れ」という問題が生じているとして、必要性の乏しい計画の廃止や類似計画への統合などにより業務や経費の合理化を求めた。計画策定の際に設置される有識者会議の統合も提言した。県は各計画

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  • 食品残りかすを堆肥に 施設内の緑化に活用 御殿場アウトレット

     三菱地所・サイモンが運営する御殿場プレミアム・アウトレット(御殿場市)は、飲食店舗から出た食品の残りかすを堆肥にして、施設内の緑化に活用する取り組みを進めている。廃棄ごみを減らし、持続可能な社会の実現に寄与する。  食品の残りかすを分解、発酵する装置「コンポスト」を施設内に3基設置した。飲食店舗の従業員が持ち込んだ残りかすを生分解し、リサイクルセンターでさらに発酵して堆肥になる。  飲食店舗の仕込み作業で出るかすを利用する。分解できない異物の混入を防ぐため通常のごみと分別し、大きなかすは5センチ角以下にカットするなど負担は増えるが、趣旨に賛同した8店舗が協力する。  御殿場アウトレットは20

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  • 富士市当初予算案「新時代スタート予算」 市長命名、未来へ投資

     富士市の小長井義正市長は市役所で行った8日の記者会見で、2022年度当初予算案を「新たな時代のスタート予算」と命名した。新型コロナウイルス感染拡大で1年遅れて始動する第6次市総合計画初年度と、市長任期3期目のスタートに際した予算編成について、「新型コロナに打ちかち、新たな時代を切り開く思いで進める」と決意を述べた。  重点事業となる「市まち・ひと・しごと創世戦略」の危機管理、産業、子育て、生活環境、にぎわいの五つの戦略に基づき、202事業に総額124億3100万円を充てた。  このうち、新規事業は65件。21年7月に豪雨災害が起きた江尾江川上流の調整池改修工事を行うほか、被災地を飛ぶドローン

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  • SDGs 無理なく実践 エネジン藤田社長 中小企業向け指南書

     LPガス販売のエネジン(浜松市中区)の藤田源右衛門社長(52)はこのほど、中小企業のSDGs(持続可能な開発目標)への取り組み方を解説する「中小企業でもできるSDGs経営の教科書」(あさ出版)を出版した。自社の事例を紹介しながら、無理なく実践できる手法を指南している。  藤田社長は同書で、SDGsの17目標のうち「パートナーシップで目標を達成しよう」への取り組みを中小企業に勧める。連携する企業・団体の強みを生かすことで自社の弱みを補完でき、単独で社会課題を解決するより効率的に力を発揮できると指摘する。  同社の事例として、住設機器会社などとのリノベーションの促進に取り組んだことなどを紹介して

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  • コロナ下奮闘の高校生紹介 富士で動画「青春メッセージ大会」 部活や勉強の原動力語る

     新型コロナウイルス感染拡大が続く中をひたむきに頑張る富士市内の高校生を動画で紹介するイベント「青春メッセージ大会」(市主催)が6日、同市のロゼシアターで開かれた。生徒がコロナ下でも力を注ぐ部活動や勉強への熱意を語る動画を学校関係者らに披露した。  動画は市内の高校6校の生徒2人ずつを取り上げ、ドキュメンタリー風に仕上げた。  吉原高の動画には、「JCI JAPANグローバルユース国連大使」として活動した国際科2年の南條桜都さんが出演した。南條さんはカナダ留学が中止になり、気持ちを切り替えて大使に応募。世界の学生と持続可能な開発目標(SDGs)についてオンラインで議論した。南條さんは「留学では

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  • 持続可能な観光目標 静岡県の次期計画最終案を提示

     静岡県は7日、有識者でつくる県観光基本計画策定懇話会を県庁で開き、2021年度中に策定する次期計画(22~25年度)の最終案を示した。新型コロナウイルス禍の苦境を乗り越え、持続可能な観光地域づくりを目指すとの方針をまとめた。  次期計画案は、コロナ禍で多様化した生活様式や観光スタイルを踏まえ、観光地域づくりによる「心の豊かさと持続可能な地域社会の実現」を基本理念にした。旅先の選択時に重要な要素になりつつあるとして持続可能な開発目標(SDGs)の観点も反映させる。  ポストコロナ時代の旅行需要の回復を見込み、25年度の数値目標を定めた。主な指標として県内旅行消費額8千億円(20年度実績4336

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  • ジヤトコ 佐藤朋由社長 電動化対応、組織設置へ【キーパーソン】

     1月に社長兼最高経営責任者(CEO)に就任。自動車業界激変の中、無段変速機(CVT)でトップシェアを誇る自動車用変速機メーカーが電気自動車(EV)化にどう対応するか展望を聞いた。  ―EV化対応の方向性は。  「最大の顧客の日産自動車と連携する。既に100人を超える技術者を日産に派遣し、モーター、インバーターと減速機または変速機を一体化した『eアクセル』を共同開発中。2020年代半ばの投入を目指す。“駆動屋”の技術は電動化にも生きる。変速機構を持ち、省エネでモーター音が少ない車の実現を狙う。電動化に対応した組織体制に向け、22年度初めには小規模な組織を検討している」

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  • 食と農の事業計画 静岡県、2月18日まで募集

     静岡県は18日まで、地域農林水産物を活用したフードビジネスの新規プロジェクトを募集している。「SDGsに貢献するガストロノミーツーリズム」をテーマにした新ビジネスの計画書を受け付ける。  「地域食農連携プロジェクト」のメンバーとして研修会や戦略会議に参加可能な県内の農林漁業者、食品加工業者、流通・販売事業者が対象。採択を受けた新プロジェクトは、補助金などの支援を受けられる。  応募に関する研修会を8日午後1時から、オンライン形式で開き、事業概要や応募方法などを説明する。  問い合わせは県マーケティング課<電054(221)2703>へ。

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  • 上川陽子氏(自民、衆院静岡1区) 駿河湾に研究拠点構築【とうきょうウオッチ/永田町便り】

     静岡県内の自民党議員で設立した駿河湾スマートオーシャン議員連盟の会長に就いた。北極域研究船の誘致などを通じて国際的な研究、教育文化拠点の構築を目指す。  「気候変動に伴って顕在化するさまざまな海洋課題の解決は、国連のSDGs(持続可能な開発目標)のゴールの一つ。海洋国家・日本の貢献が期待されている場面だ。都市のそばに深海を有し、多様な生態系にも恵まれた駿河湾はその最高のテストフィールドになり得る。個々の研究機関や企業、教育施設を総合的な戦略の下に結集させ、構想実現につなげたい」

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  • SDGs、自分事に 浜松日体中で学習会

     浜松市東区の浜松日体中は5日、社会で活躍するための知識を養う学習会「持続可能な開発目標(SDGs)の視点から将来を考えよう」を開いた。2年生約100人がSDGsの考え方に対する理解を深めた。  浜松いわた信用金庫SDGs推進部の竹内嘉邦副部長が講師を務め、SDGsが掲げる17項目を解説した。貧困やフードロスが身近な問題であるとした上で、「若い世代が問題を自分事として捉え、小さなことでもできることから取り組んでいくことが重要」と呼び掛けた。  生徒たちは身の回りで取り組めるSDGsについて意見を出し合った。「ごみを分別する」「生き物と自然を大切にする」「節水、節電をする」などと提案を共有した。

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  • 浜松市SDGsアドバイザー 川廷氏(博報堂DY)委嘱

     浜松市は3日、博報堂DYホールディングスの川廷昌弘CSRグループ推進担当部長にSDGs(持続可能な開発目標)推進アドバイザーを委嘱した。市役所で鈴木康友市長が委嘱状を手渡した。  川廷さんは国内でSDGsを推進する第一人者の1人。環境省の官民会議のメンバーや神奈川県顧問を務めている。FSC認証制度など林業にも詳しい。  鈴木市長は「持続可能性は自治体経営の最重要キーワード。本市は森林、エネルギー、多文化共生を柱に取り組んでいるが、多くの現場を知る川廷さんの助言で一層発展させたい」と期待を込めた。  川廷さんは「市民や中小企業がSDGsへの貢献を考える上で、身近な基礎自治体の活動は大きなヒント

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  • ゼロカーボンシティー実現へ 富士宮市 8団体と協定

     富士宮市は3日、ゼロカーボンシティー実現に向け、市内事業者など8団体と包括連携協定を締結した。それぞれが有するノウハウを最大限に生かし合いながら、持続可能な地域に発展を目指す。  締結に参加したのは市と静岡ガス、静岡銀行、芝川商工会、富士開拓農協、富士山エナジー、富士宮商工会議所、富士宮信用金庫、JA富士宮の8団体。いずれも市地域循環共生圏推進協議会に参加している。協定を交わした9者は▽エネルギーの地産地消▽再生可能エネルギー創出、導入、利用拡大▽地域資源を活用した事業の創出-などで連携する。  市は昨年1月にゼロカーボンシティーを宣言した。須藤秀忠市長は締結式で「市民、事業者、行政が一体と

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  • SDGs「何ができるかな?」 清水町立南小児童学ぶ

     清水町は4日、小学生が町や日本、地球の環境変化を知り、持続可能な開発目標(SDGs)に取り組むきっかけをつくる授業を町立南小で開いた。  町職員が講師を務め、4年生約90人が、町が作成した環境読本を読みながら学んだ。気候変動や食品ロスなどの世界の環境問題や、町内での気温上昇、国指定天然記念物・柿田川を守る活動などに理解を深めた。  児童は「エアコンをずっとつけない」「ご飯を残さず食べる」など、SDGsの達成に向けて普段の生活で何ができるかを考えた。取り組みを家庭や学校で実践し、今後の授業で発表する。

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  • デザイン専門学校 静岡で卒業制作展 6日まで、ウェブでも

     静岡デザイン専門学校の卒業制作展「デザイン ア・ラ・モード2022」が4日、静岡市葵区の市民文化会館と特設ウェブサイトで始まった。6日まで。170人が学生生活の集大成として、独創的な作品を発表している。  新型コロナウイルスの感染防止対策のため、展示会場への入場は事前予約制。ウェブでは、仮想現実(VR)で展示会場を閲覧でき、ファッションショーなどの映像も見られる。  持続可能な開発目標(SDGs)の視点から制作した作品が多く、ぬいぐるみをクッションとして再生させた雑貨、放置竹林に目を向け竹の美しさを追求したフラワーアレンジ、食品ロスを減らす料理の紹介など、日常生活に取り入れた工夫も提案してい

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  • ごみ有料化検討 動画で紹介 浜松市内8カ所、説明会も

     浜松市は5日から、同市のごみ処理の現状や家庭ごみ有料化の検討状況についてまとめた動画2本を市ホームページで公開する。市内8カ所で説明会も開き、オンラインと会場で市民の意見を募る。  動画の「わたしがやらなきゃごみ減量~SDGsへのスタート」は、地球環境の保全や最終処分場の長期使用といったごみ排出を抑制すべき理由、家庭でできる取り組みを分かりやすくまとめた。「浜松市の家庭ごみ有料化の検討状況について」は、市環境審議会の議論などを紹介する内容。説明会は動画を会場で上映し、参加者が用紙に意見を書いて提出する仕組み。  同市の家庭ごみ排出量は近年、横ばい傾向。同審議会は昨年10月、家庭ごみ有料化(指

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  • 古紙循環プロジェクト始動 篠原印刷所、学生協などと連携 静岡

     静岡市駿河区の篠原印刷所(篠原弘社長)はこのほど、取引先の県学校生活協同組合連合会などと連携し、不要になった古紙をトイレットペーパーに加工して再利用する「古紙循環取引プロジェクト」を始めた。古紙回収業者に処分を依頼する代わりに自社のサプライチェーン(供給網)の中で再生する手法で、環境負荷の低減や循環型社会の実現を目指す。  篠原印刷所が県学生協に販売しているチラシや伝票などのうち、不要になった古紙を市内の業者が回収。富士市の製紙会社の協力でトイレットペーパーに加工し、県学生協が事務所内で消費する仕組みをつくった。トイレットペーパーの包装紙には就労継続支援B型事業所ラポール・チャクラ(静岡市駿

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  • 個性的だるま一堂 富士市コンテスト 杉村さん、鈴木さん大賞

     「第16回開運!オリジナルだるまコンテスト」(富士市まちの駅ネットワーク、富士商工会議所主催)の審査会が1月31日、富士市の「コミュニティf」で開かれた。大賞には大人の部で杉村弥生さん(38)=富士市=、子どもの部で鈴木聖来さん(9)=同=が輝いた。2月13日まで同所で作品を展示する。  コンテストは、日本三大だるま市に数えられる同市妙法寺の毘沙門天(びしゃもんてん)大祭を前に、「だるまのまち富士市」をPRする狙いで、無地の白いだるまに装飾して出来栄えを競う。今回は大人69点、子ども125点の計194点の応募があり、両部門計12点が入賞した。  杉村さんの作品「だーるまさんは転ばない♪」はだ

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  • 静岡モディ(静岡市葵区)疋田容子店長 顧客ニーズ変化に対応【キーパーソン】

     2021年10月に就任した。新型コロナウイルス下の売り上げ低迷などで、隣接する「静岡マルイ」が閉館するなど、地盤沈下が続く静岡市中心市街地。コロナ禍からの回復と市街地活性化に向け、策を練る。  -就任の抱負を。  「変化する顧客のニーズに寄り添った店づくりを進めたい。コロナ前と異なるのは、充実した日常を送りたいという気持ちを抱いている人が多いこと。生活雑貨やDIYなど、おうち時間を楽しく過ごすための商品が好調だ。静岡マルイの閉館で単純比較できないが、入店数はコロナ前に及ばない。ニーズに対応し『景気は自らつくるもの』というグループ理念を実践する」  -コロナ禍がもたらした変化は。 「外出自粛が

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  • 鉄道活性化策 韮山高が最優秀 伊豆箱根ヒントに提案

     学生が鉄道に関連した企画を発表する第10回全国高校生地方鉄道交流会(実行委主催)の企画部門で、韮山高(伊豆の国市)の普通科文系探究コース地域活性班2年生3人のプランが最優秀賞に選ばれた。  主催者が設定した課題は、山梨県の富士急行線(大月-河口湖)向けの、SDGsを切り口としたコロナ禍に負けない活性化施策。久保田智大さん、堀之内裕也さん、磯野友哉さんの3人が現地調査をして立案した。  3人は電車が観光利用が中心になっている点に着目した。同校の生徒が多く利用する伊豆箱根鉄道が地元客に根付いていることを参考に、路線バスや高速バス、自家用車とのスムーズな接続を考え、公共交通全体の利便性向上を提案し

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  • 旅して親しむ 静岡の食文化 県、3カ所でモデル事業着手へ

     静岡県は2022年度、県内の豊かな食資源と食文化を生かした新たな旅行形態「ガストロノミーツーリズム」の普及に向けた事業に着手する方針を固めた。新型コロナウイルス感染収束後に回復する観光需要を見据え、モデルツアーや情報発信に取り組む。22年度当初予算案に観光分野として4千万円を計上する方向で調整し、関連する他分野の予算化も検討している。  日本一高い富士山と日本一深い駿河湾を有する本県は風土に恵まれ、農林水産物の生産数が439品目と全国トップクラスを誇る。同事業では県内各地で古くから親しまれている食材のほか、地域特有の調理方法や食べ方などの文化的要素を幅広く紹介し、食目当ての旅行者を誘客する。

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  • もったいない給食の残食 発電、肥料…活用広がる【NEXT特捜隊】

     読者の疑問や困り事に応える静岡新聞社「NEXT特捜隊」に、静岡市駿河区に住む30代の公立中教員から「給食の大量の食べ残しに胸を痛めています」とメッセージが寄せられた。まずは、全国、静岡県内の現状を調べることから始め、「残食」を取り巻く背景や課題を探った。【記事の最後に動画があります】   1人年間7.1キロ  環境省が2015年、全国の市区町村教育委員会に行った調査によると、給食の食べ残し割合「残食率」は約3割の自治体が把握していて、平均値は約6.9%だった。重さにすると、子ども1人当たり年間7.1キロと推計されるという。  県内の全35市町にも聞いた。残食率を自治体として把握し

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  • 磐田市、プラごみ削減へ 紙ファイル製作

     磐田市は26日までに、プラスチックごみの削減を呼び掛ける紙製オリジナルクリアファイルを千枚製作した。プラスチック製クリアファイルの代替品として使うことができる。市クリーンセンター(同市刑部島)の見学者らに配る。  大きさは縦31センチ、横22センチ。市イメージキャラクター「しっぺい」を描いたほか、プラスチックごみを減らすために実践できる取り組みを紹介。「マイバッグ・マイボトルを持ち歩こう」「紙・木・竹などの素材を選ぼう」と訴えている。  ゴミ対策課の担当者、孕石茉由副主任は「身近なものにプラスチックが使われていることに気付き、プラごみを減らすきっかけになってほしい」と話した。

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  • キャリア教育で文科大臣表彰 浜松開誠館中・高

     浜松市中区の浜松開誠館中・高がこのほど、キャリア教育優良学校文部科学大臣表彰を受けた。  同校は、国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)の視点を通じた課題解決型の探求学習を継続し、制服のリサイクルなどに取り組んできた。生徒が主体的に社会の課題を学び、地元企業などとの協働で解決に向けて努力している姿勢が評価された。  全国で119団体、県内は4団体が同表彰を受けた。県内私立中・高では唯一で、高橋千広校長は「生徒たちに主体的に学ぶ姿勢が身についてきた。これからも探求学習に力を入れ、社会でたくましく活躍する人材を育てたい」と話した。

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  • 磐田市SDGs推進へ JICA債券購入

     磐田市は27日までに、SDGs推進の取り組みの一環で、国際協力機構(JICA)が発行するソーシャルボンド(債券)を購入したと発表した。  開発途上国の持続可能な経済成長や気候変動対策といった社会課題解決に貢献するプロジェクトの資金調達に向けた債券。市は積み立てている財政調整基金の一部を活用し1億円分を投資した。期間20年で利率0・533%。  市は「資金運用の面でもSDGsを意識した取り組みを進めていく」としている。

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  • 緑茶輸出増進、柱に 静岡県茶業振興計画案 2022~25年度

     静岡県は27日、緑茶輸出額を2020年比で7割増の58億円に引き上げる目標を掲げる22~25年度県茶業振興計画の具体案を発表した。農家収入を示す産出額は、新型コロナウイルス禍で大幅な減産となった20年比41・3%増の287億円まで回復させる。  拡大基調の緑茶輸出をさらに伸ばすため、安全性などの海外基準を満たす国際認証取得を後押しする。輸出に対応するため、有機栽培面積を2倍の400ヘクタールまで広げる。  消費形態の多様化に対応した茶生産や、電子商取引(EC)による販路拡大なども支援する。ティーバッグやペットボトル飲料向けの需要の増加や、全国的な生産者減少で国産緑茶の供給が不足する事態に備え

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  • 静岡県 海保全基金創設へ 環境維持、資源回復 SDGsモデル構想

     静岡県は25日までに、静岡の海の保全を目的とした「美しく豊かな海保全基金」を2022年度に創設する方針を固めた。持続可能な開発目標(SDGs)のモデル県を目指す取り組みの一環で、森や山(富士山、南アルプス)の保全を目指す基金はこれまであったが、海の保全に特化した基金は初めて。編成中の22年度一般会計当初予算案に関連予算を盛り込み、県民から広く募る。関係者への取材で分かった。  関係者によると、県が1億5千万円を積み立てた上で、個人向けと企業版の「ふるさと納税」を通じて寄付を募る。初年度は500万円を目指す。  世界的な問題となっている海洋プラスチック汚染をはじめ、県内でもサクラエビやアサリの

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  • 清水銀行 静岡牛乳協組などに「SDGs取組支援サービス」交付

     清水銀行はこのほど、「しみずSDGs取組支援サービス」を利用した静岡牛乳協同組合(静岡市葵区)などに対し、取り組みが書かれた「SDGs宣言」を交付し、同行のホームページなどに掲載した。昨秋に関連支援に実績のある三井住友海上火災保険と連携しスタートした同サービスで、これらが“第一陣”の成果となった。  同行の杉本康延執行役員が同組合を訪れ吉田典充代表理事に額入りの宣言を手渡した。宣言には「廃棄物の削減」「地域貢献・社会貢献」など四つの大目標が書かれ、今後続けて行っていく紙パックのリサイクルや工場見学実施など具体的な取り組みも盛り込まれた。  県内や山梨県などに毎日40~

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  • コーヒー豆のカスから「カスカラティー」 静岡文化芸術大生が商品開発 フェアトレード、2月から販売

     静岡文化芸術大(浜松市中区)の学生が25日、コーヒー生産時に廃棄される果皮部分を使った「カスカラティー」を商品開発し、学内でお披露目した。発展途上国の生産品を適正価格で取引するフェアトレード運動の一環で、同大生協などで2月1日から販売する。  「カスカラ」はコーヒー豆の周りに付いている果肉や皮を乾燥させたもの。カスカラを焙煎(ばいせん)して茶葉に加工した。商品はドリップパックの方式で、上から湯を注いで〝お茶〟をいれる。  廃棄されているカスカラの利用方法を考えたいと20年4月、学生ら25人でつくる「カスから生まれるプロジェクト」を立ち上げた。  中米コスタリカのコーヒー生産者らと学生がオンラ

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  • 気田川の濁り、問題意識共有 漁協、行政関係者が討論 浜松市中区

     浜松市天竜区の気田川漁協は23日、川の保全や魅力発信を考えるパネル討論会「気田川からSDGsを考える」を中区の市民協働センターで開いた。市民や行政関係者ら約50人が参加した。  気田川はこの10年ほどで濁りが目立つようになり、アユや、川魚の餌となる微生物への影響が指摘されている。人工林の放置による保水力低下、古い林道の崩落など、森林の維持管理が年々困難になっていることが気田川の濁りの背景にあるとして、同漁協が広く問題意識を共有しようと討論会を企画した。  浜松河川国道事務所の吉田敏章所長、天竜森林管理署の松尾清史署長、県浜松土木事務所天竜支局の山崎優工事課長、市産業部の清水克農林水産担当部長

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  • 東伸紙工、紙製ファイル 富士市に寄付

     富士市原田の紙加工メーカー「東伸紙工」はこのほど、プラスチック製のクリアファイルの代替品となる自社製造の紙製クリアファイル3千枚を市に寄付した。市は「紙のまち富士市」やSDGsのPRに役立てる。  同社は独自の紙加工、印刷技術を活用し、昨春から紙製ファイルの製造販売を開始。市シティプロモーション課は多数の名産品を描いたオリジナルデザインのファイル製造を依頼し、活用を始めた。  同社は、紙製ファイルの認知度向上や普及拡大を目的に、市のオリジナルデザインのファイルを寄付した。寄付したのは、上質紙のファイル2千枚と、プラスチック製に使用感を近づけるためトレーシングペーパーを使用して文書が見える工夫

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  • タイムカプセル開封 掛川駅南口、21年の時を超え

     JR掛川駅周辺を光の造形作品で彩る「第22回掛川ひかりのオブジェ展」の実行委員会は22日、2001年2月に駅南口のモニュメント「合体」の中に埋めたタイムカプセルを開封した。当時メッセージを寄せた旧掛川市の小中学生4500人分の思いが21年ぶりによみがえった。  実行委員らは頭にライトを付けてマンホールからモニュメントの中に入り、タイムカプセルを取り出した。中にはメッセージ集が入っていて、当時、第一小の1年生だった雪山早紀さん(28)は「けんかしないでなかよくくらす。しぜんをたいせつにする」と書いた自分のメッセージを発見。「内容は覚えていなかったが、SDGsといった現在の世の中が大切にすること

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  • 海洋環境問題理解へ 深海魚の胃袋から探る 静岡・清水区で講座

     静岡市清水区の蒲原生涯学習交流館で22日、海にまつわるさまざまな事象について理解を深める全3回の講座「海の豊かさを守る」が始まった。初回は深海魚ミズウオの生態を通じて海洋環境問題について理解を深めた。  東海大海洋科学博物館・自然史博物館の手塚覚夫学芸員が講師を務めた。食べられる時に何でも食べるどう猛なミズウオの食性から海洋環境を伺い知る事ができるとして胃の内容物の研究を取り上げ、プラスチック片、ビニール片の出現率が年々上昇し現在では7割近くを記録していることを紹介した。持続可能な開発目標(SDGs)に海洋の保護が含まれていることについては「裏を返せば守らなければ危ういぞということ」と受講者

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  • 浜松いわた信金、合併3年 伴走型支援、SDGs推進で課題解決強化

     浜松いわた信用金庫(浜松市中区)が2019年1月の合併で誕生してから、21日で3年が経過した。預金・貸出金規模などで静岡県内最大の同信金は「伴走型支援」「SDGs(持続可能な開発目標)」の推進を打ち出し、地域中小企業の課題解決力の強化に取り組んできた。コロナ禍やマイナス金利で厳しい経営環境が続く中、人材と組織を磨き上げ、提案力と収益力の両立を図る。  特に注力する取り組みが伴走型支援だ。本年度、専門職として新設した「ビジネスパートナー(BP)」に職員136人を充て、これまでに約1600社を訪問。経営者と面談を重ねたり社内会議に参加したりして企業と課題を共有し、新事業の可能性を探る。  輸送機

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  • 第2次市総合計画案 審議会「適当」 掛川市

     掛川市総合計画審議会は21日、長期化する新型コロナウイルスの影響を踏まえて改定中の第2次市総合計画について「適当」とする答申をまとめた。  答申では持続可能な開発目標(SDGs)やデジタル技術を変革につなげるデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進、人口を維持するための少子化対策の拡充や移住定住につながる企業誘致、市民との対話を重視することなどを求めた。

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  • SDGS、DXに主眼 組織編成案、3課新設 掛川市議会

     掛川市は21日の市議会全員協議会で、2022年度の組織編成案を説明した。持続可能な開発目標(SDGs)や、デジタル技術を変革につなげるデジタルトランスフォーメーション(DX)の積極的な推進を図る体制の整備に主眼を置く。市内外への情報発信を強化するため「広報・シティプロモーション課」を新設する。  課が3増3減、室が5増9減、係が12増4減になる見込み。広報・シティプロモーション課のほか、公共施設の管理と利活用を一元的に担う「資産経営課」、DX推進室とIT政策課を統合した「DX推進課」を新たに設置する。現在、空席となっている2人目の副市長に民間公募の人材が就き、広報やDXなどを主導する。  組

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  • SDGs推進で協定締結 清水町と三井住友海上火災保険

     清水町と三井住友海上火災保険は18日、持続可能な開発目標(SDGs)の推進などに関する包括連携協定を結んだ。  協定に基づき、SDGs推進▽防災・減災およびリスクマネジメント▽地域産業の振興・支援▽環境保全-など9項目で連携し、地域社会の持続可能な発展を目指す。具体的には、町職員へのSDGs研修や、企業・学校向けセミナーなどを検討している。  町役場で開いた締結式で、同社の本園英隆静岡支店長は「町民に安心安全を提供し、地域社会、経済が元気になれば」と話した。  関義弘町長は「より一層の住民サービスの向上が期待できる」と述べた。

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  • SDGs研究成果発表 静岡東高生、チームで環境や教育

     静岡市葵区の静岡東高は19日、国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)についてのポスターセッション大会を同校で開いた。生徒らはゴール別に結成したチームに分かれ、環境や教育など多彩な研究結果を発表した。  3年間を通してSDGsを学ぶ総合的な探求学習の一環で1、2年が参加した。1年は14チーム、2年は16チームで争った。参加チームは10分間で説明と質疑応答を行った。  「ウミガメから考える海洋汚染」について調べたグループは、御前崎市の浜岡原発付近の海岸を訪れ、砂浜にある多数のプラスチックゴミを確認した。ウミガメの上陸頭数が年々減少していることを踏まえ、「海洋問題は人間だけの問題ではない」と強

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  • 牧之原市 脱炭素推進に市民の理解促進不可欠【黒潮】

     昨年、2050年までに二酸化炭素(CO2)の排出量を実質ゼロにすることを目指す「ゼロカーボンシティ」を宣言した牧之原市。杉本基久雄市長は7日の定例記者会見で、今年の一文字として「脱」を掲げ、脱炭素社会実現に向けた取り組みをさらに加速させる意志を鮮明にした。目標達成のためには市民らの協力が不可欠となる。脱炭素に対する意識を共有し、一体となった施策の実現に期待したい。  国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は昨年、報告書を発表し、異常気象を引き起こす要因となる温暖化について人類が放出した温室効果ガスに原因があることに「疑う余地がない」と断じた。市内でも同5月、竜巻とみられる突風が複数箇

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  • 非対面ビジネスに注力 スルガ銀行社長 嵯峨行介氏【新春トップインタビュー】

     ―地域経済の現状認識と見通しは。  「製造業、非製造業とも明るさは出てきたと思う。地元ホテル・旅館の年末年始の予約は好調だった。熱海駅周辺の人出も戻ってきている。今後は『Go Toトラベルキャンペーン』の再開による旅行需要の回復や個人消費拡大に期待する。ここにきてオミクロン株も懸念される。製造業では原料高や燃料高が気掛かり。引き続き警戒心を持ち、万全の態勢で支援していく」  ―アフターコロナの戦略は。  「金融取引は対面ビジネスの塊と言えるが、対面から非対面型のビジネスへと激変した。弊社はデジタルは得意なので、デジタルを駆使した非対面型のビジネスに力を入れる。リモートワークの進展や熱海など

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  • 静岡県次期総合計画 修正案作成、パブリックコメント開始

     静岡県は2022年度から4年間の重点取り組みを記す次期総合計画後期アクションプランについて、県議会各会派の指摘や要望を踏まえて修正案を作成し、17日からパブリックコメント(意見公募)を始めた。デジタル戦略、脱炭素社会、新型コロナウイルス感染症への対応を新たな柱に据え、約600項目の成果指標を設けた。パブリックコメントと併せ、有識者会議や県議会で審議し、3月末の策定・公表を目指す。  主な成果指標は、情報通信技術(ICT)人材を確保している企業の割合を58%(現状値48%)▽県内の温室効果ガス排出量の削減率をマイナス32・6%(同マイナス13%)▽コロナ感染による死者数(人口10万人当たり)を

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  • 食のメーカー色を強化 時之栖社長・庄司政史氏【新春トップインタビュー】

     ―昨年を振り返って。  「御殿場高原時之栖は宿泊者のおよそ50%を関東圏が占める。コロナ禍が直撃し、スポーツ合宿や観光の宿泊者が大きく落ち込んだが、緊急事態宣言が解除された10月から週末を中心に上向いてきた。ただ、平日の回復はまだ弱い。総じてコロナ前と比べ、75~80%で推移している」  ―コロナ禍で新たな需要は生まれたか。  「ワーケーションがその一つ。ワーケーションをターゲットにしたプランを用意し、売り込んでいる。20年12月にオープンした別荘スタイルのコテージエリアも、その需要にうまくはまった。御殿場とはままつフルーツパーク時之栖では、グランピングとキャンプのサイトを増設した。非常に

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  • 駿河総合高生手作り ミカンのハーバリウム販売 日本平ロープウェイ売店、15日から

     駿河総合高(静岡市駿河区)は14日、生徒手作りの「みかんハーバリウム」を販売するコーナーを清水区の日本平ロープウェイ日本平駅の売店に設営した。商品は15日から販売する。  ハーバリウムはガラスの瓶に植物をオイル漬けしたもので観賞用。持続可能な開発目標(SDGs)の観点から、商品には廃棄される予定だったミカンと花を使用した。  同校の「課題研究授業」の一環で、静鉄リテイリング(葵区)との共同企画。3年生9人が昨年6月から取り組んだ。売り場には手作りのポップ広告を配置し、見やすいように陳列方法を工夫した。  生徒は夏休みと冬休みに集まって企画を進めた。運営を担当した川口陸斗さん(18)は「多くの

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  • モンゴル中高生と交流 静岡城北高生 ランドセル118個贈る

     静岡県とモンゴル国ドルノゴビ県の友好提携が昨年10周年を迎えたのを記念し、静岡城北高(静岡市葵区)の生徒が14日、ドルノゴビ県の中高生とオンラインで交流した。併せて同校生徒会が全校に呼び掛けて集めたランドセルの寄贈式を行った。  両県は2011年に友好提携を締結して以降、高校生の相互訪問事業を実施している。貧困などさまざまな事情でランドセルを購入できない子どもたちを支援しようと、同校生徒会役員主体で使われなくなったランドセル118個を集めて現地へ送った。  寄贈式には同校グローバル科2年の30人とドルノゴビ県の中高生35人に加え、両県の教育長が参加した。ドルノゴビ県の教育・文化長は「ランドセ

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  • SDGs発信に意欲 沼津・大平中、ITツールで「革新的学習環境」 事例校選出で記念式典

     沼津市の大平中はこのほど、グーグルのツールや端末を使って革新的な学習環境作りに取り組む「グーグルフォーエデュケーション事例校」への選定を記念するセレモニーを開いた。  同校は昨年2月ごろに1人1台クロームブックを配布し、授業や総合的な学習、生徒会活動などに活用してきた。  セレモニーには全校生徒約80人が参加。盾などの記念品を2年の萩倉優舞さん(14)、鈴木杏果さん(13)、杉山愛叶さん(14)、畑中麻希さん(14)が学校を代表して黒石泰司校長から受け取った。  4人は同校が行う国連の持続可能な開発目標(SDGs)の理念に沿って地域を学ぶ総合的な学習「大平SDGs」を発信するホームページを開

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  • SDGs実現、4圏域で 静岡県「循環共生圏」形成へ 21日まで意見公募

     静岡県は2022年度、官民が連携して脱炭素社会と持続可能な開発目標(SDGs)の実現を目指す「地域循環共生圏」の形成に乗り出す。県内を東、中、西、伊豆の4圏域に分け、環境と地域経済が調和した地域づくりを目指す。構想を盛り込んだ「“ふじのくに”のフロンティアを拓(ひら)く取組」のパブリックコメントを21日まで実施中で、県民意見を反映させ3月に正式に計画を策定する。  構想ではそれぞれの圏域を「伊豆箱根循環共生圏」(伊豆地域)、「環富士山循環共生圏」(東部地域)、「南アルプス・駿河湾循環共生圏」(中部地域)、「環浜名湖・遠江循環共生圏(レイクハマナ未来都市構想)」(西部地

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  • コアレックスと福祉事業者、富士宮市連携 環境にやさしいトイレ紙製品化

     富士市の製紙会社「コアレックス信栄」はこのほど、富士宮市や障害福祉サービス事業者と連携し、オリジナルデザインをあしらった富士宮市限定の「富士山SDGsトイレットペーパー」を製品化した。巻き紙の包装作業を市内障害福祉サービス事業所に委託し、市がふるさと納税返礼品として送り出している。  黒崎昇会長が須藤秀忠市長と懇談した際に創業地・富士宮市に何か貢献したいと始まった取り組み。富士山や牛を描いて朝霧高原をイメージした巻き紙は就労継続支援B型事業所「ラビット富士宮」利用者の「しぃこ」さんがデザインした。包装作業は市障害福祉サービス事業者連絡協議会を通じて市内7事業者に委託している。事業所の一つ社会

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  • 「森サポーター」静岡県と2者が協定

     静岡県と自動車部品製造の日本プラスト、NPO法人ホールアース研究所は13日、しずおか未来の森サポーター協定を結んだ。同社が富士宮市内で管理する森林1ヘクタールを活動拠点に、環境保全や啓発活動に協力して取り組む。  県庁で行われた締結式で、同社の豊田剛志経営企画本部長、同NPO法人の山崎宏代表理事、県の市川敏之くらし・環境部長が協定書を取り交わした。協定によると、樹木の剪定(せんてい)や下草刈りなどの手入れを行い、環境教育や生態系の保全も展開する。  森林での体験活動について、豊田本部長は「地域の絆、次代を担う子どもを育む機会にしたい」と話し、山崎代表理事は持続可能な開発目標(SDGs)の本質

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  • 富士山噴火監視に助成 JT静岡支店、観測意義の講演も

     日本たばこ産業(JT)静岡支店(辻井篤志支店長)は13日、持続可能な地域社会の発展に取り組む団体を支援する「SDGs貢献プロジェクト」の助成金贈呈式を静岡市清水区の日本平ホテルで開いた。  認定NPO法人富士山測候所を活用する会の「富士山噴火監視モニタリングと防災」事業に100万円を助成した。  辻井支店長が同会の塩谷立顧問に目録を手渡した。助成を記念し、県立大グローバル地域センター特任准教授で、同会の鴨川仁事務局長が「次世代のボトムアップ型富士山噴火監視」と題して講演した。  鴨川事務局長は、2014年に噴火した御嶽山では山頂付近に設置された地震計の故障を長野県が放置していたとみられ、噴火

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  • 外国人定住、金融分野から支援 スルガ銀行、提携企業と環境整備

     在日外国人の生活や就労を支援する「KUROFUNE」(名古屋市、倉片稜社長)と昨年11月に業務提携したスルガ銀行は、在日外国人向けの金融サービスの導入を加速させる。嵯峨行介社長は12日までの取材に「今年中の遅くない時期に新商品の取り扱いを始める」と明らかにした。提携から短期間で計画を具現化する背景には、国内の少子化で在日外国人を貴重な担い手とする企業は増加傾向にあり、生活基盤の安定と取引先の支援は急務との判断がある。  他社が取り扱っていない融資に対応する方向で調整していて、まずは小口ローンを軸に始める。このほか、キャッシュレス決済にチャージすると特典として現金がもらえる普通預金口座「スマ

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  • デジタルで生産性向上へ 静岡県行政経営革新プログラム

     人口減少が進み、県の行財政環境が一層厳しくなることが予想される中、県はこのほど、限られた人員と財源で政策の実効性を高めることを目的とした2022年度からの「行政経営革新プログラム」の概要をまとめた。現行計画にはない新たな視点として、デジタル対応、脱炭素、持続可能な開発目標(SDGs)の3点を盛り込み、現場に立脚した生産性の高い行政運営を目指す。  同プログラムは25年度まで4カ年の取り組み方針や目標を定める。今回の計画の目玉ともいえるデジタル技術を活用した業務革新では、電子申請システム利用件数を20年度の10万4306件から14万件にする目標を掲げた。脱炭素につながる庁内業務のペーパーレス

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  • 静岡人インタビュー「この人」 福島正義さん 佐鳴湖に流入するごみを拾い続ける 

     年間40万人以上が散歩やジョギングなどを楽しむ浜松市中、西区の佐鳴湖。湖岸の汚れぶりを見て決意し、月に10~15日ほど、ほぼ独りでボランティアの清掃活動を続けている。埼玉県川越市出身。81歳。  ―湖岸のごみとは。  「ペットボトルや弁当容器といった家庭ごみから、自転車、家電製品などの粗大ごみまで幅広い。2020年2月に活動を始め、70リットル袋で550袋以上のごみを拾ったが、なくならない。多くは佐鳴湖に流入する段子川から運ばれてくる」  ―環境への影響は。   「ビニール袋や他のプラスチックごみを餌と間違って食べた魚やカメの死骸が見られる。佐鳴湖は浜名湖を経由して遠州灘につながっている。佐

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  • 磐田商議所が賀詞交歓会 経済発展誓う SDGs対応を強調

     磐田商工会議所は11日、賀詞交歓会を磐田市内で開いた。会員企業や来賓ら約100人が出席し、コロナ禍が続く中での地域経済の発展を誓った。  鈴木裕司会頭はSDGsやDX(デジタルトランスフォーメーション)に対応する重要性を強調した上で「有用な情報をタイムリーに獲得し、届けられるよう努める。活気ある地域づくりへ一丸で取り組みたい」と述べた。  草地博昭市長や小野勝ジュビロ社長、山谷拓志静岡ブルーレヴズ社長らも登壇し、今年の市政やチームづくりへの意欲を語った。

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  • SDGsゲームで学ぶ アイテム作り、限りある資源大事に 浜松こども館イベント

     浜松市中区の浜松こども館は10日、SDGs(持続可能な開発目標)をゲームで学ぶイベントを同館で開いた。クラウドファンディングでゲーム制作を支援した消防士の近藤誠人さん(38)=同区=が企画し、子どもたちが楽しみながらSDGsへの理解を深めた。  参加者はSDGsカードゲーム「Get The Point」を体験した。木材や鉄など限りある資源を使い、家や車などのアイテムを作って点数を得るゲーム。個人戦とした1回目は、資源がすぐに底をついた。  チームで協力する2回目は、資源を守りながらアイテムを獲得する両立に成功。2回のゲームを通じ、持続可能な社会を作る重要性を実感した。  近藤さんは「仕事柄、

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  • 海のメカニズム学ぶ講座 1月下旬から3回 静岡市清水区

     蒲原生涯学習交流館(静岡市清水区)は講座「海の豊かさを守る」の受講生を募集している。1月下旬から同館で開く計3回の講座で小笠原諸島の海底火山の噴火に伴い発生した大量の軽石漂流予測などでメディアに登場している海洋研究開発機構(JAMSTEC)の美山透主任研究員も登壇する。  海洋プラスチック問題など国連の持続可能な開発目標(SDGs)に沿った取り組みとして企画した。初回は1月22日で、東海大海洋科学博物館・自然史博物館の手塚覚夫学芸員が「深海魚ミズウオから学ぶ海洋環境の問題」と題して登壇。2回目の同月29日は石川映里さん(同区)が「流木アート」と題した講演を行う。  美山主任研究員は最終回の2

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  • SDGsや女性活躍貢献 静岡市、29企業・団体表彰

     静岡市は7日、国連の持続可能な開発目標(SDGs)や女性活躍などの取り組みをたたえるグッド・パートナーズ表彰式を同市葵区で行い、田辺信宏市長が29企業・団体を表彰した。  SDGs達成に取り組む連携事例を表彰する「SDGs連携アワード」、女性が企画・開発に貢献した商品を認定する「しずおか女子きらっ☆ブランド」、CSR(企業の社会的責任)活動に取り組む「CSRパートナー企業」など五つの表彰式や認定式を合同開催した。  大麦からストローを作るプロジェクトでSDGs連携アワード大賞を受賞した静岡農業高2年の杉山らいさん(16)は「SDGsや海洋プラスチックごみ問題、農業に関心を持ってもらえるように

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  • 音楽通じ社会課題解決 ヤマハ社長・中田卓也氏【新春トップインタビュー】

     ―長期化するコロナ禍の影響は。  「2021年度で現在の中期経営計画が終わる。前2回の中期計画は順調に業績を積み重ね、さらなる高みを目指したが、コロナ禍でかなり苦戦を強いられた。ただ、この期間を通じて楽器や音楽は面白いというムードが非常に盛り上がった。それを消さないよう、新しい製品群を送り出すのはもちろん、アプリケーションプログラムを積極的に展開する」  ―4月にスタートする新しい中期経営計画の内容は。  「数値的には今の中期計画の目標に再挑戦し、施策的にはさらに前へ進める。リモート応援システムや次世代ライブビューイングなど新しい生活様式に合わせた取り組みは活用が広がり、気候変動や資源循環

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  • 農業産出額2400億円目標 22~25年静岡県経済産業ビジョン

     静岡県は7日、2022~25年の経済産業ビジョン(農業・農村編)の具体案を審議し、新型コロナウイルス禍で落ち込んだ農業産出額を20年比27・4%増の2400億円とする目標を示した。デジタルトランスフォーメーション(DX)推進による、農作業の効率化や販路開拓に取り組む。  県庁で開いた「食と農が支える豊かな暮らしづくり審議会」で示した。国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)への対応を進め、化学肥料・農薬の使用量削減や、環境負荷軽減につながる先端技術開発も進める。  茶畑など有機農業の耕地面積は、25年までに20年比5割増の620ヘクタールまで広げる。  農産物の供給体制を強化し、電子商取引

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  • 地球と共にどう生きる 実例この手で 実石知之さん(焼津) グアテマラの手仕事守る【幸せまでの距離⑥完】

     「今動かないと、グアテマラの手仕事が途絶えてしまう」。焼津市のバッグ職人実石知之さん(47)は地球の裏側にある中米の国との距離をもどかしく感じている。  守りたいのは“グアテマラ・レインボー”と称される色鮮やかな布と、それを手仕事で仕上げる先住民の暮らし。コロナ禍前は年2回、現地に赴き毎回1カ月ほど滞在して配色を考え、先住民の女性グループと染色した布を仕入れてきた。  ここ2年弱は渡航できていない。現地にとどまる日本人の知人によると、感染状況は落ち着きつつあるが、元々の医療体制が脆弱(ぜいじゃく)でワクチンは全く行き渡っていないという。  何より経済的なダメージは深刻

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  • 私たちの街、水害から守るには 沼津・大平中3年生、調査や動画制作「貢献したい」

     沼津市の大平地区で頻発する水害をテーマに、地元の中学生たちが解決に向けた模索を始めている。国連の持続可能な開発目標(SDGs)の視点から防災対策に必要な事柄を調べ、解決策を地域に伝えることを目指す。  取り組んでいるのは沼津市の大平中3年の18人。長年、地域の課題となっている「大平の水害対策」をテーマに、2学期から各自が抱く水害についての問題を探究し始めた。昨年12月には、同校に国土交通省沼津河川国道事務所や市の職員、住民らを招き、ペットとの避難や非常食など、探究したテーマ8項目について解決案を提示した。「子どもたちの防災意識向上」をテーマとした生徒は、大平で水害が起こる理由や避難方法を自ら

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  • 次期教育大綱と基本計画 静岡県が素案の意見公募 1月12日まで

     静岡県は12日まで、県の教育や学術、文化振興の総合的な方針を示す次期「ふじのくに『有徳の人』づくり大綱」(2022~25年度)と、教育行政の施策に関する「県教育振興基本計画」(同)の素案に対するパブリックコメント(意見公募)を実施している。  次期教育大綱は、現行の大綱を引き継いだ「『有徳の人』の育成」を基本理念に掲げ、新たに国連の持続可能な開発目標(SDGs)の概念を取り入れた「誰一人取り残さない教育の実現」との文言を追加した。多様性を尊重する教育の実現や高等教育の充実など九つの重点的な取り組みを掲げる。基本計画では、SDGs推進やICT活用、地域社会との連携などを施策における共通の視点と

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  • 社説(1月1日)年の初めに 脱炭素、成長戦略描こう

     国も自治体も、企業も個人も、荒ぶる大変革の波頭に立つがごとき1年になろう。全ての社会活動が、脱炭素化と持続可能性を問われる2022年が始まった。  政府が2050年の温暖化ガス排出量実質ゼロを宣言しても、私たちは自給自足の生活に戻るわけにはいかない。当面はガソリン車の電動化のように、デジタルを軸にした技術革新でさまざまな機器と生活様式を脱炭素へと変えていくしかない。デジタルトランスフォーメーション(DX)と並び、持続可能な環境政策がグリーントランスフォーメーション(GX)と称されるゆえんだ。  環境政策用語で「外部不経済」が多用されている。短期の利益を優先し、環境悪化を防ぐコストを製品価格に

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  • 減らしたい! 給食の食べ残し 1人年間7.1キロと推計【給食のいま@しずおか⑤】

     「私の勤務校には給食があります。しかし私個人としては給食ではなく、弁当持参を望んでいます。理由は給食の残食が多すぎるからです。無理やり食べさせることはしません。食べる量は子どもたち自身に任せています。毎日大量の残食があります。弁当などにすれば、こうした問題も解決できるのではないかと思っています」 (静岡市駿河区、30代、教員) ⇒【追加取材版】もったいない給食の残食 発電、肥料…活用広がる check!!  現役教員から、気になる声が寄せられた。給食の残食はどのくらいあるのか。環境省が2015年度に全国の市区町村教育委員会に対して行った調査によると、残された給食の割

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  • 制服新デザイン 静岡東高HPで投票受付中 市民の声反映

     静岡東高(静岡市葵区)は2023年度に刷新する制服のデザインを選ぶ投票を1月14日まで、同高ホームページで行っている。「地域に根ざす学校」として在校生だけでなく、市民の意見を取り入れて決定する。創立60周年記念事業の一環。  同高の制服デザインは1963年の創立以来、変わっていない。昨年、制服検討委員会を立ち上げて職員間で議論を始めた。同時に3年生が探求授業で「東高が目指すべきSDGsゴール構想」を提言し、ジェンダー平等の観点から制服の改善を訴えた。  生徒の意見を取り入れ完成した案は四つ。機能性を高めたほか、多様性を尊重し、性的少数者に配慮した。身体上の性別とは関係なく、自分の好む組み合わ

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  • 大自在(12月30日)年賀状

     ようやく年賀状を投函[とうかん]した。11月末には裏面の印刷はできていたのだが、今年ほど宛名書きの筆が進まなかったことはない。「年賀状じまい」についてあれこれ考えているうち、気付いたら年末になっていた。  宛先確認のため前年のはがきを見返した際、「今年で最後にします」とよこした知人の存在が考えるきっかけだった。複数の取材先からは「年賀状廃止のお知らせ」も届いていた。  SDGs(持続可能な開発目標)の取り組みの一環で、紙資源の利用を見直し、年賀状を廃止する企業が増えている。日本郵便によれば、2022年用のお年玉付き年賀はがきの当初発行枚数は、前年比6%減の18億2536万枚。ピークだった03

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  • “高校生議員”が白熱の議論 教育や環境 富士宮市政に提案

     富士宮市の高校生が“市議”となって一般質問に挑む「高校生議会」がこのほど、同市議会議場で開かれた。高校生ならではの視点で教育、商業、福祉、環境、道路インフラなど幅広いテーマを取り上げ、具体的な提案につなげた。積極的な再質問で市当局と白熱した議論を繰り広げた。  「高校生議員」は難関大学進学者への報奨金給付や保育士の配置基準の変更、SDGsポスターコンテスト開催、デジタル格差解消に向けたスマホ教室の開催、西富士道路・国道139号の渋滞緩和に向けた新バイパス建設、学生に向けた市内企業紹介ガイドブックの活用などに関する提案が上がった。自身の問題意識と絡めた具体的提案を須藤

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  • 医療法人恵成会がPIFで資金調達 静岡銀行と契約

     医療法人社団恵成会(磐田市)は27日、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けて取り組む事業所を支援する静岡銀行の「ポジティブ・インパクト・ファイナンス(PIF)」で資金調達する融資契約を結んだ。同行によると、医療法人がPIFで資金調達するのは全国初。  運転資金として1億5千万円を調達した。高齢化社会に対応した地域密着型の医療・介護サービスを展開しながら、太陽光発電の設置による環境負荷低減の取り組みなどを進めている点が同行から評価された。

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  • 「中学生議員」提言 はままつ未来議会 市政にSDGsなど質疑

     浜松市は27日、中学生が市政に関する質問や提言を行う「はままつ未来議会」を市議会本会議場で開いた。公立と私立の2年生56人が各校の代表として参加し、SDGs(持続可能な開発目標)や同市の魅力発信などのテーマで発言した。  生徒は事前学習会でテーマ別に六つのグループをつくり、準備してきた。本番は市議会定例会の質疑を模して“議員”役の中学生が質問や提言を行い、市側が答弁する形式で実施した。  「サスティナブル浜松」グループは、内山紗良さん(高台中)と村松宙太さん(麁玉中)の2人が登壇。「市民に憩いと安らぎの場を与えるため、浜松の財産である豊かな自然を未来に残していかなけれ

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  • 遠州織物「くず」回収し販売 SDGs実践、高品質で認知向上へ

     企業や自治体でSDGs(持続可能な開発目標)の実践が広がりを見せる中、遠州織物工業協同組合などが、生地を織る過程で生じる繊維くず「布みみ(捨てみみ)」の活用に乗りだした。今年、手芸用の材料として販売を開始。県内外の作家によって布みみを生かした商品が生まれたほか、遠州織物の認知度向上にも一役買っている。  布みみは織機で生地を織る際に出る切れ端で、ふわふわとした質感が特徴。多くが産業廃棄物として処理される。同組合によると、2020年度は会員企業全体で1万4400キロメートルが排出された。  「糸自体は高品質。捨ててしまうのはもったいない」。関係者のこうした声を受け、同組合や遠州産地の機屋など

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  • 静岡人インタビュー「この人」 長谷川達巳さん サッカー「藤枝東FCジュニア」代表兼総監督

     愛知県で1月に開かれる「フジパンカップ 東海ユースU-12サッカー大会」に出場する小学生チームの指揮官。藤枝市サッカーのまち推進課の職員。52歳。  -大会に向けて。  「2010年の設立以来、東海大会出場は初めて。Jリーグの下部組織などの強豪を抑えて県大会で優勝できたことは“まちクラブ”としてとてもうれしい。蹴球都市のプライドをもって頂点を目指したい」  -どのようなチームか。  「藤枝東高サッカー部OBが指導するクラブとして中学生のチームから発足した。小学生のジュニアは3年生以上の約60人が所属している。練習では食を通じた体づくりを取り入れ、奉仕活動やSDGsの取

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  • 高校生、SDGs語る 沼津・仲見世で「しゃべり場」

     沼津市教委は19日、市内の高校生がまちの課題や将来を語り合う「高校生しゃべり場inぬまづ」を同市の沼津仲見世商店街で開いた。12校の代表生徒12人が、持続可能な開発目標(SDGs)の観点から、豊かな自然や環境と共生するまちづくりについて意見を交わした。  テーマは「高校生一人一人が想(おも)うSDGs」。千本浜海岸の清掃やペットボトルキャップの回収など、SDGs達成に向けた取り組みを紹介した上で、「熱心なのは一部の人たち。意識の温度差がある」などと課題を共有した。  持続可能なまちづくりに向けては「商店街でフードドライブなどに取り組み、食べ物のごみを減らす」「温暖化を防ぐため、学校でのクーラ

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  • 各種コンテスト表彰 マスコット愛称も決定 富士宮高校会議所

     富士宮高校会議所は19日、富士宮のにぎわい創出を目指した各種コンテストの今年度表彰式を同市の西町レトロ館で開いた。同高校会議所マスコットキャラクター愛称募集は県内外から60作品が集まり、兵庫県在住者が考案した「みやわん・ミヤワン」が富士宮ゴールドグランプリ賞に輝き、愛称に決まった。  2回目のSDGsコンテストは17項目の目標達成に向けたアイデアや実践例を募る一般部門と同高校会議所が開発したマスマス元肥を利用した実践報告を募る部門に計230作品が集まった。学校からの応募が目立った。このほか「あなたの思う富士宮の良さ」をテーマに募った宮フォトコンテストは75件、宮PVコンテストは15件の応募が

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  • こども食堂へクリスマス贈り物 静岡県労金、52カ所に菓子など

     静岡県労働金庫が県内の「こども食堂」52カ所にクリスマスプレゼントを贈呈する。同金庫の社会貢献活動にSDGs(持続可能な開発目標)を融合させた取り組み。  事業は昨年に続き2年目で、県内の子ども食堂約100カ所から希望する施設を募った。静岡市葵区の県勤労者総合会館で行った贈呈式では古川正明理事長が、島田市の「あい愛カフェ」の代表者にプレゼントを手渡した。  贈呈するのはお菓子の詰め合わせとカレンダー。お菓子は県内の7カ所の障害者福祉事業所で作られた。古川理事長は「少しでも子どもたちが笑顔になれば」と語った。

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  • オーガニック商品ずらり エシカル消費を知って 静岡でマルシェ

     地域交流促進に取り組むNPO法人ESUNE(エスネ)としずおか市消費者協会は18日、「北街道オーガニックカフェ&マルシェ」を静岡市葵区のいこいの広場で開いた。持続可能な開発目標(SDGs)や社会、環境に配慮したエシカル消費への関心を高めてもらうのが目的。  有機栽培の野菜や茶、オーガニックコットンを使ったタオルを扱う市内の小売店や生産者など18団体が出店した。パン・雑貨店「シリケカフェバーケリ」(同市駿河区)は、オーガニック認証されたドライフルーツや植物の種、シナモンを使用した栄養価の高いパンを販売し、人気を集めた。  同協会の鈴木たずこ副会長は「市内でオーガニック商品を扱う店は比較的小規模

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  • 山梨県と「幸福循環」宣言 浜松市、ゼロカーボンへ連携

     浜松市と山梨県は17日、「幸福循環地域連携に関する共同宣言」を締結し、鈴木康友市長と長崎幸太郎知事が同市役所で宣言に署名した。温室効果ガスの排出を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」に貢献する技術革新や、豊かさの向上に協力して取り組む。県と政令市が県境を越えて連携するのは全国でも珍しいという。  浜松市はものづくりや新産業の創出、再エネ活用が得意。一方の山梨県は脱炭素の要となる水素や燃料電池の研究開発が盛ん。双方の強みを合わせることで、これからの時代に必要な技術や産業が生み出せると期待し、連携を決めた。  両県市に助言役として関わる日本総合研究所(東京)の東博暢さんが仲立ちした。ともに人口

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