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ものづくり びとの記事一覧

ものづくり びと
  • バッグ類、写真を生地に転写 沢井健二さん(静岡市)【ものづくりびと 県内作家の小さな工房】

     庭先に植わるイモの葉に落ちた水滴、竜爪山で見たツバキ、タンザニアのシマウマ、マダガスカルのバオバブの木―。ポーチを彩るのは静岡市葵区でセレクトショップを経営する沢井健二さん(71)=同市清水区=が長年撮影してきた写真だ。  野生の草花や生き物が見せる美しい瞬間を捉えたショット。沢井さんは「バッグのために撮っているわけではない。当てはめてみたらうまく収まったものが大半」と話す。  実家の洋品店は同市の中心市街地に位置し、ファッションの最先端を見て育った。中学校の部活動で写真に夢中になった。大学卒業後に家業を担うも、休日は海へ山へ。「自然の色をたくさん目にしてきた。1羽の鳥を見ても白色の入り方、

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  • 型染め 懐かしい光景、ポップに 大石彩乃さん(静岡市駿河区)【ものづくりびと 県内作家の小さな工房】

     開けた袋からピーナツが飛び出す。カセットテープを鉛筆で巻き戻す。型染め作家、大石彩乃さん(32)=静岡市駿河区=が手掛ける手拭いは、日常生活のワンシーンや懐かしい光景がポップな色彩で切り取られている。  高校卒業後、ファッションデザインを学ぶため上京したが、アルバイト先で目にした染色の仕事に引かれた。「技を身に付けたい」と23歳で静岡に戻り、焼津市の藍染め職人桜井茂雄さんに弟子入りした。「完成度の高さを追求し、作る物に責任を持つ姿勢を学んだ」  独立して約1年半。「肉筆で描く線はまだまだ未熟。型を彫る工程が加わることで、頭の中が整理され、余分な線をそぎ落とせる」。伝統工芸だが、図案のデフォル

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  • タティングレース 輪つなぎ繊細な美 小林真梨子さん(静岡市葵区)【ものづくりびと 県内作家の小さな工房】

     小花のブーケか、雪の結晶だろうか。タティングレースは、シャトルと呼ばれる舟形の小さな糸巻きから生み出される繊細な模様が美しい。「一目ずつ糸を結んでつなげていく。数ミリの輪から自在に模様を広げられる」と、小林真梨子さん(31)=静岡市葵区=は語る。目にも留まらぬ速さで、指先の木綿糸を交差させていく。時折、糸巻きから糸を引き出す音がカチッカチッと心地よく響く。  もともと手芸好き。大学生のとき、アルバイト先の手芸店でタティングレースのテキスト本を置くことになった。「見本も作ってみて」と頼まれたのが始まりだ。  タティングはヨーロッパの王室で女性たちに親しまれたレース編みという。基本を身に付けてか

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  • ランプシェード 木の息遣い暮らしに 中矢嘉貴さん(富士宮市)【ものづくりびと 県内作家の小さな工房】

     富士宮市の中矢嘉貴さん(49)が富士山麓で育った木で作るランプシェードは、使い続けると形や色が少しずつ変化するという。明かりをともせば滑らかな木肌が浮かび上がる。木の息遣いが聞こえてきそうだ。  中矢さんは、造船重機メーカーで設計の仕事をしていたが、「自然素材を使って一生続けられる職を」と、木工の道に飛び込んだ。飛騨高山で家具作りを学んだ後、妻の故郷である富士宮市の環境が気に入って白糸ノ滝近くに工房を構えた。  自然豊かな地で木工をなりわいにしていると、伐採されたり、台風で折れたりした木が持ち込まれる。家具には適さないこともあり、「生かせなくてどうする」と作り始めたのがランプシェードだった。

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  • 編みぐるみ愛らしく 稲見香織さん(静岡市葵区)【ものづくりびと 県内作家の小さな工房】

     恐竜の親子か、きょうだいか。体を寄せ合うしぐさが愛らしい編みぐるみ。「あみものくらぶ」の作家名で活動する稲見香織さん(51)=静岡市葵区=は今、恐竜にはまっている。「アンキロサウルス、トリケラトプス-。なぜか草食恐竜が多くなって」。販売イベントに行けば、恐竜好きな子どもたちに会える。「『ステゴサウルスの尾っぽのトゲはちゃんと四つある?』など、妥協がない」と話す。  編みぐるみを始めたのは2010年ごろ。「息子たちが小学校に上がり、少し時間が空いたから。最初の頃はやってはあきらめて、の繰り返し」。ほぼ独学という。小学校のバザーで髪飾りやボタンカバーを作ると喜ばれた。  ヒヨコとカッパは看板キャ

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  • ドライフラワー、朽ちた美しさ引き出す 和田康宏さん(静岡市清水区)【ものづくりびと 県内作家の小さな工房】

     直径30センチもの大きなアナベル、穂を真っすぐ垂らした小麦。天井や壁面に所狭しと飾られたドライフラワーが、神秘的な空間を醸し出す。作り手の和田康宏さん(65)は静岡市の日本平中腹で専門店「ダーワ」を開いて35年、「鮮やかな色は苦手。道端の草花、豆のさやなど、曖昧な色や朽ちた形に引かれる」と話す。  会社員だった20代、自然好きな性分から暇さえあれば野山へ出掛けた。27歳のとき、山アジサイの立ち枯れた姿に魅了された。「今でもあの姿が心に残る」。同じ頃、山梨県内にできたドライフラワー店に触発されて店を始めた。  年間を通して150種類を扱う。「自分で作れるものは一から作りたい」と、地元や長野県に

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  • 竹細工、何げない日常彩る 梶山大輔さん【ものづくりびと 静岡県内作家の小さな工房】

     「庭の花を生けてみようか」「手作りした食べ物を入れてピクニックに」―。藤枝市の梶山大輔さん(38)が生み出す竹細工を見ていると、何げない日常を彩るアイデアが浮かんできそうだ。  竹林の整備や切り出し、油抜きなどを1人でこなし、伝統工芸「駿河竹千筋細工」の職人らに竹材を提供している。5年ほど前、「どんな竹が製品づくりに適しているか」と追究する過程で始めた竹細工。ひごの編み方は竹細工が有名な大分・別府で修行した知人に教えてもらうこともあるが、ほぼ独学という。  籠以外に、オリジナルの商品作りにも力を入れる。例えば古い豆腐籠をヒントにした弁当箱やコーヒードリッパー。工夫次第で使い方はさまざまで、出

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  • 小物入れ 愛らしい「へんてこ」たち 入山ひろこさん(浜松市東区)【ものづくりびと 静岡県内作家の小さな工房】

     体長は約20センチ。真ん丸の大きな瞳がこちらを向いている。胴体は花柄や木の葉模様など、とてもカラフル。この愛らしい“生き物”たちは、バッグなどに提げられる小物入れ。作り手の入山ひろこさん(浜松市東区)が「オオサンショウウオをまねた。もともと両生類が好きで」と笑顔を見せる。「へんてこ嬢」「へんてこ君」と名付けた。  ファスナーの口を開けば、裏地は鮮やかな水玉や市松模様が現れる。「開けた瞬間、皆があっと驚く」。革を切り抜いた手足の指の数が、「本物とは違うと聞いたけれど、ご愛嬌[あいきょう]とさせてもらえたら」という。  子どもたちが大学へ進学し、子育てが一段落した10年程

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  • ジュエリー、作り込まないデザイン 橋本忍さん(森町)【ものづくりびと 静岡県内作家の小さな工房】

     色や形がさまざまな天然石の原石に合わせ、金を金づちで丹念にたたいて作るリングやネックレス。モビールのようにゆらめくピアス。同じ物は二つとない。橋本忍さん(40)=森町=が生み出すジュエリーはシンプルでミニマル。「なるべく手を加えず、作り過ぎない。『ハンド感』を残している」  制作方法は独学。20代に勤めた輸入雑貨店で、真ちゅうを使った作品が持つ渋い光沢や経年変化で生まれる風合いに興味を持った。「生きていくため」に始めたジュエリー作りだったが、今は「求められるから、愛してくれる人がいるから作っている」と使い手への思いを語る。  1年ほど前から真ちゅうで作ったリングの表面に溶かした金をかけるなど

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