芸能・音楽・舞台の記事一覧
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どれだけ「変」と言われても アーティスト ano
彼女がしゃべり始めると、どこか不穏な空気が漂う。深夜ラジオで1人の時は毒気があって冗舌なのに、誰かがゲストに加わると、不意に会話を断ち切る危うさもある。テレビでも引っ張りだこ。それでも「あのちゃん」が彼女らしく輝くのは、ソロアーティストのanoとしてステージに立つ瞬間ではないか。 ファーストアルバム「猫猫吐吐[ニャンニャンオェー]」を引っ提げた東名阪ツアーの最終日。会場のライブハウスは満員で、はち切れんばかりだった。法被姿でみこしに乗って登場し「なにとぞ、よろしう」。一声発すると男女のファンの悲鳴が交錯した。 昨年のNHK紅白歌合戦で披露した話題曲「ちゅ、多様性。」は中毒性のあるポップソ
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少年マンガ 絵の力で改革 鳥山明さんを悼む
日本の少年マンガの絵を改革したのは、鳥山明である。それまでの平面的で、ときに肉体構造や遠近法を無視したような少年マンガの絵は、鳥山の登場でがらりと変わった。登場人物やメカといった3次元の世界を2次元で再現し、紙の上で躍動させる鳥山の絵が読者の心をつかみ、時代を変えたのだ。 鳥山の出世作「Dr.スランプ」の連載が「週刊少年ジャンプ」で始まったのは1980年。これ以降、鳥山の絵は、若いマンガ家たちや、マンガ家のたまごたちのモデルになった。 鳥山がいなければいまのマンガブームは起きなかった、と言ってもいい。それは、人気マンガ「ONE PIECE」の作者尾田栄一郎や、「HUNTER×
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SPAC、GWに静岡で国内外5作品上演 ふじのくに←→せかい演劇祭2024の概要発表
静岡県舞台芸術センター(SPAC)は15日、静岡市内でゴールデンウイークに開催する「ふじのくに←→せかい演劇祭2024」の上演作に関する発表会を同市駿河区の静岡芸術劇場で開いた。4月27日~5月6日に国内外の5作品を届ける。 SPACと鳥取市の劇団「鳥の劇場」との共同作品となる安部公房作「友達」のほか、SPACの拠点の一つである舞台芸術公園(静岡市駿河区)周辺を散策しながら演劇を楽しむ「かちかち山の台所」、ドイツの演出家トーマス・オスターマイアーさん率いる劇場「シャウビューネ」によるアントン・チェーホフ作「かもめ」など。同時開催する「ふじのくに野外芸術フェスタ2024静
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音楽と劇、踊りで春野の魅力発信 17日、住民考案の学芸会 浜松市天竜区
浜松市天竜区春野町堀之内の瑞雲院で17日午後5時から、住民有志による学芸会が開かれる。町の活性化を目指す中学生発案のプロジェクト「犬居SOZO(ソーゾー)学校」の企画第2弾で、10人ほどが音楽と劇、踊りを通じて地域の魅力を伝える。入場無料。 劇は地域の劇場を再建しようと奮闘する主人公を中心に、地域の住民や子どもたちの温かい触れ合いを表現する。砂川地区などの魅力を伝えるせりふをちりばめた。箏(こと)とピアノによるコンサートも予定している。 過疎や少子化が進む地域を盛り上げようと、SOZO学校を立ち上げた春野中1年の宇野清太さん(13)は「地域で協力すれば何かできるはずと考えた。楽器の演奏も
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やらまいか大使 歌手ERIKOさん 31日、方広寺でコンサート 浜松市浜名区
浜松市浜名区引佐町の方広寺で31日、市やらまいか大使の歌手ERIKOさんのコンサート(奥浜名湖もりあげプロジェクト主催)が開かれる。 箏(そう)奏者の杉浦充さんと二胡(にこ)奏者の坂部恵奈さんの演奏に合わせ、ERIKOさんがポップス、ジャズのカバーやオリジナル曲など14曲を披露する。境内ではマルシェも行われ、飲食物や特産品などの約40店舗が出店する。 チケットは税込み3500円。問い合わせは同プロジェクトの森園英明代表<電090(7853)2774>へ。
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映画「セイ・エニシング」 若者たちの独り立ち(鬼塚大輔/映画評論家、静岡英和学院大・常葉大非常勤講師)【名画の歳時記⑫】
3月は卒業の季節。多くの若者たちが人生の新たなるステップへと前進し、中には親元から離れて自立する人たちも。 キャメロン・クロウ監督「セイ・エニシング」(1989年、同年日本公開)は、若者たちの独り立ちを描いた作品です。将来の目標が定まらない高校生ロイド(ジョン・キューザック)は学校一の秀才ダイアン(アイオン・スカイ)を思い切って卒業記念パーティーに誘います。イギリスの一流大学への留学が決まっているダイアンと、エリートとは程遠いロイド。周囲の予想と裏腹に2人は付き合い始めるのですが、ある日突然ダイアンはロイドに一方的な別れを告げます。ダイアンを溺愛する父親に、ある疑いがかけられたことがきっか
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ドタバタ 大人たちの恋 映画「アバウト・ライフ 幸せの選択肢」
「アバウト・ライフ 幸せの選択肢」は、米国映画お得意のファミリーコメディー。2組の熟年カップルと1組の若い恋人が愛を見失って右往左往。ベテラン俳優が中心になって奏でるアンサンブルに、ニヤニヤ、クスクスと楽しめる。 舞台はニューヨーク。ミシェル(エマ・ロバーツ)は交際中のアレン(ルーク・ブレイシー)との結婚を望んでいるが、彼の態度は煮え切らない。彼女は親たちの経験から結婚について学ぼうと、両家顔合わせの食事会を設ける。ところが驚いたことに、親たちは既に顔見知りだった。 ミシェルの父ハワード(リチャード・ギア)がアレンの母モニカ(スーザン・サランドン)と、ミシェルの母グレース(ダイアン・キー
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前代未聞のダークヒーロー 映画「DOGMAN ドッグマン」
フランス映画の奇才リュック・ベッソン監督がまた一人、前代未聞のダークヒーローを生み出した。その名をタイトルにした「DOGMAN ドッグマン」は、主人公を献身的に支える演技派犬らの活躍で、犬と人間が共に歩んできた歴史を昇華させたような物語が見どころだ。 ある夜、警察に停止を命じられた1台のトラック。荷台には十数匹の犬が載っており、運転席にはけがをした女装姿の男(ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ)が座っていた。拘置所で、やがて彼が半生を語り始める。 父親や兄の暴力で押さえつけられ、犬小屋で育てられた少年。共に暮らす犬の協力で救い出されるが、その際に負ったけがで自立歩行が不自由になる。幼少期の
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桂吉弥が0周年「お客さんの満足度上げたい」 独演会ツアー開催
落語家の桂吉弥が5月12日のサンケイホールブリーゼ(大阪市)を皮切りに、落語家生活の30周年を記念して全国30カ所以上を巡る独演会ツアーを開催する。 各会場では、「青菜」や「崇徳院」など30演目の中から客にリクエスト投票をしてもらい、当日の演目を決める試みに挑戦する。「落語に悪い人間は出てこない。この30演目も愛にあふれたネタになっていると思う」。そんなネタで「『やっぱり良かった』『めちゃくちゃ笑った』と言ってもらえるような、お客さんの満足度を上げる公演にしたい」と意気込む。 吉弥は1994年、故桂吉朝に入門。上方落語の本格派として活躍する一方、NHKの連続テレビ小説「ちりとてちん」(2
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名門俳優座 存在感と勢い 1944年設立「伝統と革新」の80年
新劇の名門、劇団俳優座が2月に創立80周年を迎えた。古典から翻訳劇、現代劇まで幅広く手掛け、仲代達矢や平幹二朗ら多くの名優を輩出。近年も上演作品や団員が次々と主要演劇賞に輝くなど、老舗ならではの存在感と勢いを並立させる。 設立は1944年。文学座、民芸と共に戦後の演劇界をリードした。創設メンバーで、劇団の支柱となった演出家の千田是也は、独劇作家ブレヒトの戯曲や演劇論を日本に紹介し、自ら演技論も執筆。演劇学校である俳優座養成所(後の桐朋学園芸術短期大演劇専攻)や、俳優座劇場も整備し、優れた俳優と作品が生まれる土壌を築いた。岩崎加根子代表は「今まで続いてきたのも千田先生の教えがあったからこ
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26年NHK大河「豊臣兄弟!」 仲野太賀さんが秀吉の弟役
NHKは12日、2026年放送の大河ドラマのタイトルが「豊臣兄弟!」で、俳優の仲野太賀さんが豊臣秀吉の弟・秀長役で主演すると発表した。脚本は八津弘幸さんが手がける。 物語は、秀吉の一代記「太閤記」を、兄弟の絆というテーマで描き直す。 大河ドラマは、放送中の「光る君へ」に続き、25年は横浜流星さんが江戸時代の浮世絵などの版元、蔦屋重三郎を演じる「べらぼう 蔦重栄華乃夢噺」に決まっている。
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ゴジラ「最高の結果」と山崎監督 アジア初のアカデミー視覚効果賞
米ハリウッドで開かれた第96回アカデミー賞で視覚効果賞に輝いた「ゴジラ-1・0(マイナスワン)」の山崎貴監督(59)が12日、東京・羽田空港で帰国後初の記者会見を開き「最高の結果。今はほっとしている」と喜びを語った。 山崎監督は、同作のVFX(視覚効果)に携わり、共に受賞した3人と登壇。オスカー像を手にした授賞式を振り返り「想像をはるかに超える重さでびっくりした。本当に持っているんだと、うれしかった」と話した。ヒロインを演じた浜辺美波さん(23)から花束を受け取り、笑顔を見せる場面もあった。 配給元の東宝によると、視覚効果賞の受賞はアジアの作品で初めて。山崎監督は、予算をかけた大作が候補
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心躍らせる ぬくもりの音♪ パット・メセニー単独公演
ジャズ界をけん引し続ける米ギタリスト、パット・メセニーが1~2月、約半世紀の経歴で初という世界ソロツアーで日本各地を訪れた。終盤のブルーノート東京ではギターを次々に持ち替え、独りひたむきに音を紡いだ。 「日本で演奏することは、音楽家として最も大切にしていることの一つです」。本人の音声メッセージを流した後、アコースティックギターで映画「黒いオルフェ」「ニュー・シネマ・パラダイス」、カーペンターズ、「イパネマの娘」など世界各地の曲を織り交ぜ、即興演奏を展開する。 来日公演は約5年ぶり。新型コロナウイルス禍で活動できなかった間も独り、弾き続けていたのだろう。舞台の姿も、弦の一本一本に祈りを込め
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松尾芸能大賞に中村時蔵
伝統芸能の保存・向上に貢献した俳優や演者らを表彰する、第45回松尾芸能賞(松尾芸能振興財団主催)が発表され、大賞は歌舞伎俳優で立女形(最高位の女形)の中村時蔵=写真(松竹株式会社提供)=に決まった。「古風な中にあでやかさとおうようさがあり、どのような役を演じても時蔵ならではの味わいを見せてきた」と評価された。他の各賞は次の通り。(カッコ内は分野・肩書) 優秀賞=佐藤B作(演劇、俳優)、米川文清(邦楽、地歌箏曲奏者)、古田新太(演劇、俳優)、豊竹呂勢太夫(文楽、太夫)▽新人賞=中村児太〓(演劇、歌舞伎俳優)▽特別賞=由紀さおり(歌謡、歌手)▽功労賞=林与一(演劇、俳優) ※中村児太〓の〓
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ベストセラー(3~9日、浜松谷島屋書店調べ)
①変な家2(雨穴、1650円、飛鳥新社) ②頭のいい人が話す前に考えていること(安達裕哉、1650円、ダイヤモンド社) ③変な家(雨穴、1400円、飛鳥新社) ④ONE PIECE novel HEROINES[Colorful](尾田栄一郎/江坂純/諏訪さやか、858円、集英社) ⑤劇場版ハイキュー!!ゴミ捨て場の決戦(古舘春一/誉司アンリ、814円、集英社) ⑥変な絵(雨穴、1540円、双葉社) ⑦新版科学がつきとめた「運のいい人」(中野信子、1650円、サンマーク出版) ⑧成瀬は天下を取りにいく(宮島未奈、1705円、新潮社) ⑨はじめての新NISA&iDeCo(頼藤
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【ゴジラー1.0】アカデミー賞受賞 浜松ロケシーンの視覚効果に高評価 静岡県内関係者も歓喜
浜松市などでロケを行った映画「ゴジラ―1・0(マイナスワン)」が第96回米アカデミー賞の視覚効果賞に選ばれた11日、静岡県内の関係者やファンから、日本映画初の快挙に喜びの声が上がった。 同作の上映が続く静岡市葵区の映画館「シネシティザート」では、午前10時20分から午後0時35分までの回を約30人が観賞した。上映終了後に受賞を知る観客もいた。朝のテレビニュースで候補作入りしていることを知り、夫を連れて見に来た宮本淳子さん(61)=同市=は「欧米の作品に比べて視覚効果の担当者が少人数だと聞いたがすごい映像だった。見ている間に受賞したらどうしようと上映前に夫と話していた。授賞式と同じ時間帯に見
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視覚効果賞 過去受賞作「E.T」、「マトリックス」 最先端の映像表現競う
山崎貴監督の「ゴジラ-1・0(マイナスワン)」が射止めた米アカデミー賞の視覚効果賞は、世界のクリエーターが日々しのぎを削る、最先端の映像表現に贈られる技術賞だ。架空の世界がまるで現実かのように見せることを可能にし、観客に大きな驚きを与え、映画の歴史を塗り替える原動力となってきた。 「2001年宇宙の旅」や「エイリアン」、「スター・ウォーズ」に「E・T」、「マトリックス」…。視覚効果賞の過去の受賞作には誰もが知る超大作がずらりと並ぶ。 視覚効果(VFX)とは、CGなどを用いた映像加工のこと。古くはミニチュアなどの特撮も含まれ、さまざまな技術や撮影法が、特にSFやファンタジー分
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アカデミー賞 日本2作品 長編アニメ「君たちは」 視覚効果「ゴジラ-1.0」
【ロサンゼルス共同】米映画界最大の祭典、第96回アカデミー賞の発表・授賞式が10日(日本時間11日)、ハリウッドで開かれ、「君たちはどう生きるか」(宮崎駿監督)は長編アニメーション賞、「ゴジラ-1・0(マイナスワン)」(山崎貴監督)が視覚効果賞をそれぞれ受賞した。 宮崎監督作の受賞は2003年の「千と千尋の神隠し」以来21年ぶり2度目。配給元の東宝によると、視覚効果賞はアジアの作品で初めて。 「君たちは-」の鈴木敏夫プロデューサーは、東京都内で記者会見し「ただただ感謝するばかり。宮崎(監督)は喜んでいた」と語った。山崎監督は、受賞時のスピーチで「私にとって、この場所は望むことすら想像しな
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日本文化の粋 最高の結末 「君たちはどう生きるか」 アカデミー賞 「ゴジラ-1.0」 国際化でアニメ、特撮も評価
宮崎駿監督の「最後の長編」を支えたい-。そんな思いから第一線のクリエーターが集結した「君たちはどう生きるか」が、米アカデミー賞長編アニメーション賞に輝いた。一方、特撮に憧れて映画の道へ進んだ山崎貴監督の「ゴジラ-1・0」も視覚効果賞を受賞。日本の技術の粋を集めた作品が評価された背景には、国際色が強まるアカデミー賞の変化も。国境を超えチャンスが広がる。 「僕には、もう時間がないんです」。公式資料集によると、宮崎監督は2016年秋、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」の総作画監督として知られるアニメーターの本田雄さんに新作への参加を懇願した。本田さんは「シン・エヴァンゲリオン劇場版」への参加が決
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歌で子育て応援 17日、伊豆市で田中さんコンサート
伊豆市の修善寺図書館は17日午後2時から、三島市在住のシンガー・ソングライター田中みどりさんが出演する子育て応援コンサートを、伊豆市小立野の修善寺生きいきプラザで開く。子育て世帯などを対象に参加希望者を募集している。定員70人。申し込み、問い合わせは同図書館<電0558(72)9868>へ。
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ロープウェイ駅 絶景望むライブ 県内在住アーティストら 静岡市清水区・日本平
静岡鉄道などは10日、静岡市清水区の日本平ロープウェイ日本平駅「ちゃっきり節の碑展望台」で、アーティスト2人による野外ライブを行った。訪れた観光客たちは拍手を送るなどして楽しんだ。 出演したのは札幌市出身のシンガー・ソングライター工藤絵里菜さんと県内在住のたやももかさんら。野外ライブは一般社団法人ピースライブ(東京都墨田区)とのコラボで実現した。静鉄とピースライブはアーティストが野外ライブを行うことができる「アートスポット」に同展望台を登録していて、不定期でコンサートを行っている。 無料で場所を提供している静鉄の担当者は「観光客にプラスアルファの価値を提供できる。今後も継続したい」とした
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身体表現の楽しさ感じて パフォーマー松島さん(沼津)がワークショップ 10日も静岡市葵区で
静岡市葵区の「東静岡アート&スポーツ/ヒロバ」で9日、国内外で活躍するパフォーマー松島誠さん(60)=沼津市=による身体表現のワークショップ(実行委員会主催)が開かれた。同会場の一般参加型アート企画「ヒロバあそび!」の一環。 参加者約10人が松島さんの緩急自在の手や足の動作に倣いながら、思い思いに体を動かした。「相手の動きから何かを感じ取って、コミュニケーションしよう」という松島さんの呼びかけに応え、身体表現の楽しさを満喫した。 10日も午前10時半と午後2時に実施する。1回約30分で参加無料。希望者は直接「東静岡アート&スポーツ/ヒロバ」へ。問い合わせは同会場<電054(294)710
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「ゴジラ-1.0」8冠 第47回日本アカデミー賞 助演男優賞に磯村勇斗さん、最優秀音楽賞に上原ひろみさん
第47回日本アカデミー賞の授賞式が8日、東京都内のホテルで開かれ、各部門の最優秀賞が発表された。山崎貴監督の「ゴジラ-1.0(マイナスワン)」が作品賞など最多8部門を獲得した。 同作は戦後の日本に出現したゴジラに元特攻隊員らが立ち向かう物語。出演する安藤サクラさんは助演女優賞を受け、「怪物」の演技で主演女優賞にも輝いた。監督賞には「PERFECT DAYS」のビム・ベンダース監督が選ばれ、出演の役所広司さんが主演男優賞を受賞。助演男優賞は「月」の磯村勇斗さん(沼津市出身)が射止めた。 アニメーション作品賞は宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」、外国作品賞は「ミッション・インポッシブル デ
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静岡人インタビュー「この人」 地域の芸術文化を育てる 栗田敏恵さん(御前崎市)
御前崎市門屋のギャラリーカフェ「ひと休処(どころ)つくし」を運営する。月替わりで地域の画家や写真家らと開催している展示会が人気を集める。定期的に音楽コンサートを開催するなど、市民が芸術文化に触れる機会を提供する。64歳。 ―運営を始めた経緯は。 「母が20年前に創業し、約7年前に引き継いだ。母が大切にしてきた地域文化を盛り上げたいという思いを大事にしている。市内にはギャラリーが少なく、個展を開催できる場所が限られる。展示スペースは決して広くないが、趣味や独学で始めた作品でも作者が日頃の成果を披露し、市民がゆっくり鑑賞できる空間を目指している」 ―なぜ、美術や音楽が大切だと考えるのか。
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ベビーとママ 楽しいひとときを 静岡県警音楽隊コンサート 静岡市駿河区
静岡県警音楽隊は7日、乳幼児や保護者らを対象にした気軽なコンサート「ベビー・ミュージック・パトロール」を静岡市駿河区の市健康文化交流館「来・て・こ」で開いた。 「演奏中に泣いても歩き回っても大丈夫」「いつも大変なお母さんも楽しいひとときを」などがコンセプトで、2月下旬に続く2回目の開催。金管楽器の特別小編成で、隊員8人とカラーガード3人がアニメソングや手遊び歌のメドレーなどを次々と披露した。会場に近所のこども園の園児も詰めかけ、定員を大幅に上回る来場者でにぎわった。 演奏の合間には母親らに対し、車内でのチャイルドシートの着用徹底や県警の防犯アプリ「どこでもポリス」の有効活用を促した。
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AI搭載でさらなる進化 「歌声の楽器」軸ぶれず【音楽革新 ボカロ20年㊦】
2019年12月31日の紅白歌合戦。昭和の歌姫、故美空ひばりさんの懐かしい“歌声”がテレビからしっとり流れてきた。ここに使われたのが、ヤマハが開発したAI(人工知能)を用いた当時最新の音声合成技術「ボーカロイド(ボカロ)AI」。過去の音源などから、ひばりさんの歌声や歌い方の特徴を再現。ステージによみがえらせた。 ボカロは時代のニーズを取り込み、進化を続ける。22年10月発売の最新作「ボカロ6」はAI技術を用い、実在の歌手の音色や歌いまわしなどの特徴を学習したデータを基に、入力されたメロディーと歌詞に応じた歌い方を推定して歌声を合成する。今まで以上に音程や音色の変化、
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「オッペンハイマー」最有力 米アカデミー賞予想 映画評論家・鬼塚さんに聞く
米国時間10日(日本時間11日)に発表される第96回米アカデミー賞。日本の3作品が各賞候補に選出されるなど、例年以上に注目が集まる。主要部門の作品賞、監督賞の行方と日本作品の受賞の可能性について、映画評論家の鬼塚大輔さん(静岡英和学院大・常葉大非常勤講師)が占った。(聞き手=教育文化部・橋爪充) 作品賞は原爆開発を主導した人物を描いた「オッペンハイマー」(29日日本公開)が最有力だと思います。ブルーレイで見たのですが、評判通りの素晴らしい内容でした。クリストファー・ノーラン監督の集大成のような作品です。1月発表の第81回ゴールデングローブ賞では主要部門で受賞が相次ぎました。 ノーラン監
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【時評】清水南高に「演劇専攻」 インプット増やし 世界へ(宮城聰/SPAC芸術総監督)
いよいよ4月、清水南高芸術科の「演劇専攻」がスタートします。 静岡が「演劇におけるウィーン」を目指す上では、世界レベルの演劇団体がここにあるというだけでは十分でなく、優れた演劇教育機関が必要だと僕は考えてきました。その道が始まるわけです。 もちろん、SPACが今日のように世界で知られるようになるまでに25年を要したことから考えても、この演劇専攻が他国から若者を集めるようになるまでには時間がかかるでしょう。しかし、一流の芸術団体が直接指導に関わる高校はめったにありません。清水南高演劇専攻は実技の授業時間が日本一豊富なだけでなく、その多くをSPACの劇場施設で学ぶことができます。 若いク
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人気アーティスト輩出 制作者の可能性広がる【音楽革新 ボカロ20年㊥】
ヤマハの歌声合成ソフト「ボーカロイド(ボカロ)」で楽曲制作する人たちを「ボカロプロデューサー(ボカロP)」と呼び、その中から人気シンガー・ソングライター米津玄師や、音楽ユニット「YOASOBI(ヨアソビ)」のAyase(アヤセ)ら有名なアーティストが育った。名古屋市在住のねじ式(本名非公表)もその一人。2013年8月にボカロで制作した「六等星の夜」でニコニコ動画に初投稿した後、毎週火曜に20週連続で投稿して話題を呼んだ。 「毎週投稿して、3カ月ぐらいしたらSNSのフォロワーが何千人も増えた。1万再生を超え、面白さとともに(職業としてやっていける)手応えが出てきた」と当時を振り返る。 07
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はな 咲く花と 魅せる華/桜内結う【SPAC俳優 言葉をひらいて㉖】
花の季節が到来しました。冬の間寒さに耐えた枝にいきなり花を咲かせる梅や桜、コブシにモクレンなどなど。見上げるたびに花を増やして、満開時の圧倒的な美しさには心沸き立ちますよね。 さて、私は桜内結うと申します。桜の花の見頃は1週間ほどですが、私は舞台俳優として25年目を迎えました。今月からこのコラムを担当させていただきます。どうぞよろしくお願いします。 私が楽しみにしている春の花は、野に咲く福寿草です。地中で冬を過ごし、まだ寒い日に地面からそっとつぼみを持ち上げて黄色い花を咲かせます。朝はつぼみなのに太陽の光を浴びながら徐々に花を咲かせ、夕方また閉じるという繰り返し。そのゆっくりとした1日の
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現代音楽×現代詩 「思わぬツボを刺激」 作曲家・坂東祐大、20日静岡で公演
ドラマや映画の音楽のほか、米津玄師らJ―POPのアレンジなどで活躍する作曲家坂東祐大と「しずおか連詩の会」に3回参加した詩人文月悠光によるコンサート「音楽と詩と声の現場2024」が20日、静岡市駿河区のグランシップで開かれる。坂東は「現代音楽と現代詩が組み合わさった時、思わぬツボが刺激されるような圧倒的な体験をしてほしい」と自信をのぞかせる。 坂東は2歳でピアノを始め、小学4年生の時、周囲の勧めで作曲家の道に進んだ。道を究める一方、「音楽は『癒やし』という存在だけど、『本当にそれでいい?』と問いたくなる」と空間やデザイン、パフォーマンスと組み合わせた表現を模索する。詩人谷川俊太郎からさまざ
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混声コーラスら・ら・ら 10日に20周年演奏会 藤枝
藤枝市の市民合唱団「混声コーラスら・ら・ら」(桑原英実代表)は10日午後2時から、創立20周年記念演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)を市民会館で開く。本来は2021年に計画していたが、新型コロナウイルス禍で延期していた。30~80代の約40人が本番に向け、熱のこもった練習に励んでいる。 演奏会は4部構成。藤枝をイメージした合唱団オリジナル曲「この町には」で始まり、「流浪の民」や「瑠璃色の地球」、一部ドイツ語が入る難曲「くちびるに歌を」など計約20曲を披露する。 メンバーは2月下旬、高洲地区交流センターで練習を行った。同市在住のテノール歌手で指揮を務める杉浦久喜さんの指導を受け、音程や音の
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浜松交響楽団 17日定演 ソリスト迎え、練習に熱
浜松交響楽団は3日、17日にアクトシティ浜松(浜松市中央区)で開く「第96回定期演奏会」(静岡新聞社・静岡放送後援)に向けた練習を、同市浜名区細江町のみをつくし文化センターで行った。 2022年の浜響ソリスト・オーディション弦楽器部門で1位を受賞し、同楽団と共演するバイオリニスト水越菜生さんと、本番指揮者の坂入健司郎さんを迎えた初練習。団員約90人は、当日に演奏するチャイコフスキーの「交響曲第5番」、ショスタコービッチの「バイオリン協奏曲第1番」など計3曲を合わせ、曲のテンポや音の強弱などを調整した。 演奏会は午後2時開演。美和雅樹理事長は「チャイコフスキーの情熱的な部分を表現したい」と
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歌で浜松を盛り上げろ 歌唱力コンテスト開催 浜松市中央区
音楽愛好者らがソロ、デュエット、トリオで歌唱力を競う「デュエットコンテストinHAMAMATSUグランプリ大会」(浜松HitMusicianチーム主催、静岡新聞社・静岡放送後援)がこのほど、同市中央区で開かれた。8組16人の中から川崎祐希奈さん、萩田好美さん、米田さゆりさんの3人がグランプリに輝いた。 市内や近隣のセミプロ、アマチュア歌手42人が参加した。昨年12月に行われた1次オーディションの通過者が本選へ進み、各組1曲ずつを披露。自慢の歌声を響かせ、会場を沸かせた。 浜松の中心街を盛り上げようと、初めて開催した。準グランプリには佐々木克さん、伊藤かほりさんペア、歌唱賞はGGつよしさん
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静岡生まれの歌声合成ソフト 試行錯誤重ね音質向上【音楽革新 ボカロ20年㊤】
「何の目的で、どうやって活用するのか」。2003年2月、浜松商工会議所で開かれた記者会見。ロボットのような音声を発する歌声合成ソフト「ボーカロイド(ボカロ)」をヤマハが初お披露目した際、記者たちの反応は鈍かった。ただ、開発者の剣持秀紀(57)=現研究開発統括部=は「いろいろな質問を繰り返したテレビ局の番組が、一番長く放送で取り上げてくれた」と手応えを感じていた。 「歌声の電子楽器」をつくる-。そんな目的で始まった研究は00年ごろから本格的に始まり、発表までに約3年を要した。パソコンに歌詞と音符を打ち込むだけで歌声を出せる技術は当時、斬新で奇抜だった。 開発チームが直面したのは、歌詞がある
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高校生バンド エネルギッシュに 浜松市中央区でフェス
企画運営から出演まで高校生主体のバンドフェス「アオハルロックフェスティバル2024」(実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が3日、浜松市中央区のライブハウス浜松窓枠で開かれた。 同市を中心に静岡県中西部から16組が出演。米津玄師、Vaundyなど人気アーティストのカバー曲やオリジナル曲を披露した。10代のエネルギッシュなパフォーマンスに聴衆も手拍子で応じ、会場は熱気に包まれた。同市を拠点に活動する3人組音楽ユニット「Jam9」も特別出演し、フィナーレを飾った。 同イベントは高校生の活躍の場創出や、浜松の軽音楽文化の活性化につなげようと昨年から始まった。実行委代表の内藤大翔さん(18)は
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SBSテレビ「世界ふしぎ発見!」3月終了 歴史と旅「わくわく」届け38年
人気クイズ番組「世界ふしぎ発見!」(SBS、土曜夜)が、3月でレギュラー放送を終了する。1986年4月の放送開始から38年で、訪れた国と地域は170以上。実際に現地に足を運ぶからこそ感じられる、わくわくや楽しみを届け続けた。 「歴史と遊ぶ」をコンセプトに、「ミステリーハンター」と呼ばれるリポーターが各地の名所や旧跡を訪ね、史実や文化に絡めたクイズを出題する。番組を企画した制作会社テレビマンユニオンの重延浩会長は「教養番組にとどまらない、知的エンターテインメントを仕立てたいという思いがあった」と振り返る。 当時既に海外ロケが売りの番組はあり、歴史という視点を加えた。クイズも1時間で数問(現
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若山牧水賞の永田紅さん 自然な言葉 深い思考
第28回若山牧水賞に永田紅さんの歌集「いま二センチ」が選ばれ、宮崎市で授賞式が開かれた。父の永田和宏さんは第3回、母の河野裕子さん(2010年死去)は第6回の同賞を受けており、初の親子受賞となった。 受賞歌集の表題歌は「親指と人差し指のあいだにて『いま二センチ』の空気を挟む」。妊娠後のエコー診断で胎児の大きさを告げられた際、このくらいの大きさかと指を広げて感じた歌だ。 選考委員の伊藤一彦さんは「いま二センチ」の胎児の大きさについて、指の間で「空気を挟む」とは「なかなか歌えない」と称賛。栗木京子さんは若い世代に「難解な言葉を詰め込んだ歌が多い」とした上で「紅さんの余白を生かした歌い方」を評
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残す芸術、残さない芸術 「天地耕作」糸口 静岡県美館長が講座
静岡県立美術館は3日、浜松市の美術家3人による野外美術制作プロジェクト「天地耕作(あまつちこうさく)」をテーマにした企画展「天地耕作 初源への道行き」(同館、静岡新聞社・静岡放送主催)の関連企画として、木下直之館長の美術講座を静岡市駿河区の同館で開いた。 木下館長は、流木や土といった自然物を使って山林などに制作し、限られた期間に公開する「天地耕作」のありようを糸口に、古今東西の芸術や文化について「後世に形を残すことが前提か、否か」という論点で話した。 美術館など厳密に管理された環境下で展示される「残す」作品の対極として、金刀比羅宮(香川県)に掲げられた絵馬を挙げ「人間だけでなく神仏が見る
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「国内最年少」リサイタル コントラバス、稲木君(森下小5年) 父に師事、2年で急成長
静岡市駿河区の森下小5年稲木大和君(11)が10日、コントラバスのリサイタルを同市葵区の静岡音楽館AOIで開催する。父親の稲木良光さんによると、コントラバスのリサイタル主催者としては国内史上最年少になるという。 大和君がコントラバスを始めたのは約2年前。プロのコントラバス奏者である良光さんの勧めで、子ども用サイズのコントラバスに触れた。自宅のリビングで毎日練習を重ね、約半年間で自分の背丈よりも大きな楽器で曲目を演奏できるようになった。2021年の日本演奏家コンクールプライマリー弦楽器部門金賞を皮切りに数々のコンクールで受賞を重ね、現在は難易度の高い音楽大学レベルの演奏曲にも挑戦する。 高
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アンサンブルコンテストで全国へ 浜松市立高が意気込み
浜松市立高吹奏楽部の生徒たちがこのほど、20日に群馬県で行われる第47回全日本アンサンブルコンテストに出場すると浜松市役所で中野祐介市長に報告した。 第50回東海アンサンブルコンテストで1位になった。全国大会には22校が出場し、5分以内の自由曲で腕前を競う。浜松市立高は金管八重奏編成で「軌道共鳴」を演奏する。部長の2年迫野乃佳(17)さんは「音楽の都、浜松を代表してよりよい演奏をする」と意気込んだ。
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金管楽器を吹いてみよう 30日、伊豆の国で講座
静岡県東部地域の小学生らで編成するブラスバンド「伊豆ジュニアブラス」は30日午前9時50分から、新小学3~6年生を対象に金管楽器体験講座「金管楽器を吹いてみよう」を伊豆の国市古奈のアクシスかつらぎで開く。23日まで申し込みを受け付けている。 金管楽器を実際に見て触って、吹くことを体験する。音の出し方などを同バンドの子どもたちが教える。 参加無料。定員は50人程度を予定している。申し込み、問い合わせは同バンドのメールアドレス<izu_junior ̄brass@yahoo.co.jp>へ。
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伊豆ジュニアブラス 1年の集大成 響け 2日、三島でコンサート
静岡県東部地域の小学生らで編成するブラスバンド「伊豆ジュニアブラス」が、2日に開催するコンサートに向け練習に臨んでいる。コロナ禍で思うように活動ができない期間を乗り越え、1年の集大成を発表する。 同バンドには三島市や伊豆の国市、函南町などの各市町から、3~6年生52人、卒団した中高生のサポーター12人、楽器演奏経験のある指導ボランティア21人の計85人が参加している。月2、3回の練習に励み、最終練習となった2月中旬には、本番で演奏する11曲を練習した。トランペット、トロンボーンなど各楽器を手に本番さながらの緊張感の中、細かいリズムや音程を確認した。 コンサートでは、同バンド創設10周年を
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静岡県内各地にゴジラの“足跡” 最新作、アカデミー賞ノミネート 映画祭にぎわい、静岡県勢怪獣も
3月10日(日本時間11日)に授賞式が開かれる第96回米アカデミー賞の視覚効果賞に、浜松市でロケが行われた「ゴジラ―1・0(マイナスワン)」がノミネートされた。邦画史上初の快挙。静岡県内はこれまで多くのゴジラ作品の撮影地となり、劇中の舞台にもなってきた。ゴジラ怪獣の中には県内で生まれたものも。アカデミー賞発表を前に、ゴジラと静岡の縁を追った。 1954年11月、東宝が制作した怪獣映画「ゴジラ」が公開された。同年7月27日の静岡新聞夕刊では「ビル程高い怪物 秋の大作『ゴジラ』」と題して「海底数千呎(フィート)に棲息していたものが、水爆実験によって、生活環境を破壊されたことから日本に上陸」と
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福祉施設利用者、等身大の姿 ドキュメンタリー映画「フジヤマコットントン」 青柳拓監督の思い
障害福祉サービス事業所の利用者の仕事ぶりや友情を描くドキュメンタリー映画「フジヤマコットントン」。制作のきっかけは2016年に相模原市の知的障害者施設で起こった殺傷事件だった。青柳拓監督は障害者への否定的な発言が飛び交う当時の言説を目のあたりにし、映画の制作を決めた。「人の価値は『ある』『なし』では表現できない」と訴える。 甲府盆地にある「みらいファーム」が舞台。綿花を栽培する人、それを織物に仕立てる人、細かな絵を描く人、2人ペアで花を育てる人―。利用者それぞれがゆったりとしたペースで過ごす1年を追う。 母親の勤務先だった障害者施設は、青柳監督にとってなじみの場所だった。それだけに相模
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映画「キャメラを持った男たち」静岡県内初上映 関東大震災直後描くドキュメンタリー
1923年9月1日の関東大震災直後の現地を撮影したカメラマン3人とその映像フィルムに着目したドキュメンタリー映画「キャメラを持った男たち―関東大震災を撮る―」が4月25~29日、静岡市清水区の「夢町座」で静岡県内初上映されることが決まった。 これに先立ち4月21日午後1時から、静岡市葵区の「登録有形文化財鈴木邸」で同作の演出を手がけた井上実さんがトークを行う。同所で20、21の両日行う「春の探書会2024」の一環。 上映会、トークの問い合わせはあべの古書店<電090(3455)6807>へ。
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静岡人インタビュー「この人」 定期演奏会が100回に達した富士交響吹奏楽団の団長 平田浩一さん(伊豆の国市)
楽団は1972年、富士市民吹奏楽団として結成。50周年記念の第100回定演は、ロゼシアターに千人超の聴衆を迎えた。ホルンを担当し、5年前から現職。62歳。 ―節目の定演を終えて。 「吹奏楽オリジナルの曲に加え、オーケストラの管弦楽を吹奏楽用にアレンジした楽曲でプログラムを組んだ。富士にちなむ作品も交え、大勢の来場者と共に祝うことができた。社会が新型コロナ禍から再開する時期と重なっただけに感慨もひとしお。これからも楽しみにしているとの感想が聞かれ、皆の励みになった」 ―どのような楽団か。 「現在の団員は高校生から70代まで45人ほど。創立当初から指揮者を務める石川喬雄さんらの指導の下、
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演劇に関わる人 増やしたい 「アートひかり」仲田恭子
藤枝市の蓮華寺池公園や周辺の施設、商店街を活用した「藤枝ノ演劇祭」が3月2、3の両日、開かれる。今年で3回目。2022年の初開催から連続参加する演劇ユニット「アートひかり」の仲田恭子代表(同市出身)は「演劇祭を通じて、演劇に関わる人が増えてほしい」と願いを込める。 アートひかりは今回の演目に、オーストリアの劇作家ペーター・トゥリーニの代表作「ねずみ狩り」を選んだ。演出を担当した仲田は「現代社会や文明を批判する内容で1971年の初演時は賛否が分かれたが、今では教科書にも載っている。戯曲の力が普遍的だったのだろう」と紹介する。 都会のごみ捨て場に現れた男女。「全てはごみだ」とする男は銃でネズ
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小澤征爾さんを悼む 大切な音楽のギフト(宮田大/チェロ奏者)
小澤征爾先生との初めての出会いは15、16歳でした。2002年9月に開催された桐朋学園音楽部門創立50周年記念オーケストラ・コンサートで、ハイドンのチェロ協奏曲第1番の第2楽章、第3楽章を小澤先生の指揮で演奏しました。 小澤先生との初共演、サントリーホールでの演奏、オーケストラのメンバーが桐朋学園OB・OGの先生方…こんなに緊張したことはないというぐらい固まっていました。 そんな私に小澤先生は「ホールの奥まで音楽が届くように堂々と。どんなに自由に演奏しても、演奏が速くなったり遅くなったりしても、しっかり音楽を共有して一緒に演奏するから、自由に演奏しなさい」。それが最初に私に
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佐久間出身の歌手 童謡や叙情歌披露 浜松市天竜区でライブ
浜松市天竜区二俣町二俣のアートギャラリー「夢工房もくもく」でこのほど、同区佐久間町出身の作詞家兼歌手のうめたちあきさん(同市中央区)による「にこにこライブ」が行われた。地域住民ら約25人が訪れて満席となり、童謡や叙情歌を懐かしんだ。 うめたさんはいろは歌に独自のメロディーをつけた曲や、自作の「宇宙(そら)とクスノキとちぃちゃんと」を披露。「春が来た」、「茶つみ」といった広く知られる曲も歌い、来場者はタンバリンやすずなどをたたいて盛り上げた。
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松井秀太郎 メロディーに思い乗せて【春色 2024②】
ジャンルを超えた音楽に挑むジャズ界期待のトランペッター松井秀太郎。昨夏、自ら作曲や編曲を手がけたデビューアルバム「STEPS OF THE BLUE」を発表し、ブルーノート東京のステージで観客を沸かせた。 心に真っすぐ響くメロディーが印象的な松井の演奏。「楽譜にしたらすごくシンプルになるけど、少ない音でしか表現できないものもある。自分のエネルギーや思いを乗せられた時はとても幸せ」。今年1~3月、初めてのツアーで全国各地を回る(3月9日に静岡音楽館AOI=静岡市葵区)。 幼少期から音楽が好きで、買ってもらったキーボードで遊んだ。トランペットを始めたのは小学校の金管バンド。華やかで、音楽全体
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米ドラマ「SHOGUN 将軍」出演 コズモ・ジャーヴィス 「按針」 史実尊重しながら
俳優真田広之が主演とプロデューサーを務め、ハリウッド映画の制作陣が戦国時代末期の日本を描く全10話の米ドラマシリーズ「SHOGUN 将軍」が27日、配信開始となる。徳川家康や石田三成など実在の人物から着想を得た作家ジェームズ・クラベルのベストセラー小説「将軍」が原作で、英国人航海士の役はウィリアム・アダムス(三浦按針)がモデル。物語の鍵を握る主要キャストを務めた俳優コズモ・ジャーヴィスは「アダムスはとても興味深い人物。史実を尊重しながら、脚本が求める人物像を組み合わせるのに苦心した」と撮影を振り返った。 作品は、覇権を狙う戦国武将たちの駆け引きや策略が渦巻く群像劇。1600年、「天下分け
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坂本龍一さん楽器との軌跡 映像上映や愛用品展示 ヤマハ銀座店 3月から
ヤマハは3月13日から銀座店(東京)で「坂本龍一のピアノ展」を開催する。28日まで。昨年3月28日に71歳で死去した音楽家坂本龍一氏の功績をたたえ、愛用した楽器との軌跡をたどる。 イベントでは、大スクリーンで貴重な映像を上映しながら、同氏の演奏データを同氏所有のコンサートグランドピアノ「CFIIISーPSXG(自動演奏機能付き)」で再生するほか、レコーディングや楽曲制作に影響を与えたシンセサイザー「DX7」やステージピアノ「CP88」などを展示する。 イベントに先駆け、1日からは同氏が1999年に手がけたオペラのためにデザインした「オペラピアノ」を展示し、代表曲「Merry Christ
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野外フェス「朝霧JAM」 富士宮で10月12、13日開催
富士宮市で2001年から毎年秋に開く静岡県内最大級の野外音楽フェスティバル「朝霧JAM(ジャム)」の実行委員会は23日、今年の開催を10月12、13の両日とすることを発表した。開催は21回目。朝霧アリーナなどを会場とする。 朝霧ジャムは地元住民らと企画制作会社スマッシュ(東京)による実行委が運営する国内屈指の〝老舗〟フェス。国内外の多彩なジャンルの音楽家と1万人超の観客が集う。19年は台風接近で中止、20、21年は新型コロナウイルス感染拡大により中止した。23年10月、20回目の開催が実現した。
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の【野】山崎皓司/三里四方の生活術学ぶ【SPAC俳優 言葉をひらいて㉕】
野に咲く花のように 風に吹かれて 野に咲く花のように 人を爽やかにして そんな風に 僕達も 生きてゆけたら すばらしい 時には 暗い人生も トンネルぬければ 夏の海 (ダ・カーポ「野に咲く花のように」から) 画家山下清をモデルにしたドラマ「裸の大将放浪記」の主題歌です。小学生の頃の僕はこのドラマが大好きで、山下清をまねてちぎり絵にはまっていました。久々にドラマを見たら、「白のタンクトップに短パン姿、おむすびを求めてうろつくおじさん=清」。今なら不審者としてすぐに通報されそうですが、35年前は許されていた世界観なんだなぁと感じます。(次は僕が山下清役を!) 最近行きつけの
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国内外の舞台芸術、静岡で GWに「ふじのくに⇄せかい演劇祭」
静岡県舞台芸術センター(SPAC)は20日、静岡市内でゴールデンウイークに開催する「ふじのくに⇄せかい演劇祭2024」の概要を発表した。国内外の舞台芸術が各地で繰り広げられる。 日程は4月27日~5月6日。静岡芸術劇場(駿河区)でドイツ・ベルリンのシャウビューネ劇場が、ロシアの作家アントン・チェーホフの「かもめ」を日本初上演するほか、舞台芸術公園(同)ではSPACと鳥取市の「鳥の劇場」が共同で安部公房作「友達」を披露する。 駿府城公園(葵区)の特設会場では、SPACの宮城聰芸術総監督演出・台本で岡倉天心のオペラを下敷きにした新作「白狐伝」を野外上演する。 5月4~6日は、市街地で、パフ
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ミイナ・オカベ 音楽携え世界を旅したい【春色2024①】
親しい相手に語りかけるような、柔らかく温かい歌声が世界を魅了する。北欧、デンマークを拠点に活動するシンガー・ソングライターのミイナ・オカベ。日本にルーツを持つ彼女の歌が、日本だけでなく各国のファンの心にそっと寄り添う。 「10代の頃の夢は、自分の音楽を携えて世界を旅することでした。いろんな国で自分の音楽を聴いてもらえるのは、ワクワクする経験です」 2021年のデビューアルバムに収録された「エブリー・セカンド」がインスタグラムなどで注目された。幸せな瞬間はいつまで続くのか-。喜びと不安のはざまで揺れる心情を歌う。「いつも先のことを考え過ぎちゃう。大事なのは今この瞬間だと自分に言い聞かせるよ
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木梨憲武自伝 「全てが入っている」
「とんねるず」の木梨憲武が、初の自伝となる「みなさんのおかげです 木梨憲武自伝」(小学館)を出した。自身の生い立ちからコンビ結成秘話、結婚と家族、人気番組の最終回の舞台裏など「きょうまでの全てが入っている」という一冊だ。 東京の帝京高校で出会った石橋貴明に誘われ芸能界に入った。当時は「先のことは考えずに突っ走った。もっとフリーで好きなことをという時代で、野放しにやらせていただいた」と振り返る。妻・安田成美とは結婚30周年を迎え「あっという間だった」と話す。今作のため安田に「取材」して「別居危機」があったことが分かったといい、「その内容は分からないが、深く反省しています」と語って笑わせた。
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テイラー・スウィフト来日公演 親しさと華やかさ 観客熱狂
米ポップスター、テイラー・スウィフトが東京ドームで来日公演を行った。昨年3月からの世界ツアーは興行収入が史上最高の10億ドルを突破。東京公演2日前には米音楽界最高の栄誉とされるグラミー賞の最優秀アルバム賞で史上最多となる4回目の受賞を果たした。その勢いは止まらない。 公演初日、巨大なステージに現れたテイラーはボディースーツにブーツ、マイクまでも輝いていた。早速披露した「クルーエル・サマー」は昨年の音楽チャートを席巻したばかり。続いてオフィスを模したセットで「もしも私が男なら」と男性優位社会を痛烈に皮肉る「ザ・マン」を歌う。 4日間で22万人を動員した東京公演。これまでの作品をアルバムごと
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「本音」を通し出合う純文学 文芸春秋が本屋
文芸春秋は、タイトルを隠し、内容に込められた「本音」の思いを掲示して純文学作品を販売する本屋「本音屋」をオープンした。東京都豊島区のジュンク堂書店池袋本店と、ハイブリッド型総合書店「honto」で、29日まで実施する。 販売されるのは、文芸春秋が出版する純文学20作品。真っ黒なパッケージに包み、タイトルの代わりに「思春期って、痛い。」「家族って、やさしくて、恐ろしい。」「忘れたい記憶に限って、消えない。」といった言葉を記している。文芸春秋は「じっくり腰を据えて考えを巡らせる読書体験をきっかけに、一人でも多くの方に純文学の魅力を感じてほしい」としている。
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防火ポスター優秀作を表彰 静岡市葵区で大会 消防音楽隊の演奏会も
静岡市防火協会と市消防局は17日、市防火大会を同市葵区の市民文化会館で開いた。 同局によると、2023年の火災は130件で前年比12件減だった。同協会長の難波喬司市長は「市民の地道な努力が火災件数の減少に寄与している。引き続き防火意識を高めてもらいたい」とあいさつした。防火ポスター審査で優秀賞の金賞に輝いた田辺嬉希さん(少年少女消防クラブ)や山田陽斗ちゃん(幼年消防クラブ)ら児童、園児計10人や、1~3年間にわたって火災がなかった市内24地区への表彰も行った。 市消防音楽隊と市消防団カラーガード隊の共演による華やかなステージでは、参加した市民ら約700人を楽しませた。
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長楽寺(浜松市浜名区)で23日コンサート 「梅のトンネル」も見頃
浜松市浜名区細江町の長楽寺で23日午後2時から、コンサート「第11回風琴の調べ」が開かれる。 第1部でチェンバロ奏者小川みどりさんが演奏を披露し、第2部にはオルガン奏者早島万紀子さん、黒田尚子さん、ソプラノ歌手柴田卯美さんが出演する。演奏者と来場者が一緒に歌を楽しめるという。 入場料2千円。同寺によると、本堂跡に登る約150段の石段を覆うように並ぶ「梅のトンネル」も見頃を迎えている。問い合わせは同寺<電053(522)0478>へ。
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川上未映子さんら読売文学賞
第75回読売文学賞(読売新聞社主催)が決まった。賞金各200万円。贈呈式は3月4日、東京都内のホテルで。各部門の受賞作は次の通り。(敬称略) 小説賞=川上未映子「黄色い家」(中央公論新社)▽戯曲・シナリオ賞=坂元裕二「怪物」(ムービーウォーカー)▽随筆・紀行賞=西加奈子「くもをさがす」(河出書房新社)▽評論・伝記賞=澤田直「フェルナンド・ペソア伝 異名者たちの迷路」(集英社)▽詩歌俳句賞=正木ゆう子「玉響[たまゆら]」(春秋社)▽研究・翻訳賞=鈴木晶「ニジンスキー 踊る神と呼ばれた男」(みすず書房)
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「君たちはどう生きるか」アニー賞2冠 宮崎駿監督、長編作品賞は逃す
【ロサンゼルス共同】アニメ界のアカデミー賞と呼ばれる「第51回アニー賞」の発表・授賞式が17日、米ロサンゼルスで開かれた。長編作品部門では1月に「ゴールデン・グローブ賞」のアニメ映画賞を獲得した宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」が絵コンテ賞、キャラクターアニメーション賞の2冠に輝いた。 同作品と新海誠監督の「すずめの戸締まり」は最も注目される長編作品賞でも候補入りしていたが受賞はならず「スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース」が選ばれた。 絵コンテ賞は宮崎監督が獲得。宮崎監督は「千と千尋の神隠し」が長編アニメ映画賞(当時)に輝いた2003年に監督賞と脚本賞を、14年には「風立ち
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吉本興業とタッグ、西伊豆の魅力を短編映画で 4月公開、住民出演
西伊豆町や観光協会、商工会などでつくる官民組織「ロケさぽ西伊豆」が吉本興業と共同で、町内の夕景や海の美しい景色の魅力を発信する短編映画を制作している。ロケさぽ西伊豆の主導で、地元小学生らが出演するなど地域が一体となって作品に携わる。町担当者は「町外への発信だけでなく、住民の地域愛を育む機会にしたい」と4月の公開に向け準備している。 題名は「お屋敷の神さま」で、学校教師と付喪神(つくもがみ)の生活を描く心温まる物語。全編西伊豆が舞台で、昨年12月上旬にロケを実施した。町屈指の夕日鑑賞スポット大田子海岸では、主演の俳優三戸なつめさんとお笑い芸人石井ブレンドさんが、日没が近づき沖の島のシルエット
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小澤征爾さんとの交流紹介 長泉・井上靖文学館 原稿や写真で振り返る
世界的な指揮者の小澤征爾さんが今月上旬に88歳で亡くなったことを受け、長泉町の井上靖文学館は作家・井上靖(1907~91年)と小澤さんの交流を紹介するコーナーを設けた。小澤さんが「心の支え」として大切にした井上との思い出を記した原稿や、2人の生前の交流を振り返る資料が並ぶ。3月12日まで。 同文学館によると、井上は新聞記者時代、1960年のローマ五輪取材で初めてヨーロッパを訪れた。その案内役が前年の国際指揮者コンクールで優勝したものの仕事に結びつかず、日本に帰国しようか悩んでいた小澤さんだった。井上は「文学者は外国の人に自分の作品を読んでもらうのは難しいが、音楽なら理解してくれる」と励まし
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巻上さん 米芸術団体から支援決定 声の表現 革新性が高評価
米国の芸術家支援団体「ファンデーション・フォー・コンテンポラリー・アーツ(FCA)」は16日(日本時間)、2024年の助成芸術家を発表した。音楽家で詩人の巻上公一さん(68)=熱海市=が選ばれた。 助成金は4万5千ドル。巻上さんは1978年結成のバンド「ヒカシュー」やソロ活動を通じてボーカル技術を革新したこと、中央アジアの喉歌など声楽の伝統を実験的なボーカル・パフォーマンスに取り入れていることなどが評価された。 FCAは芸術家個人への支援を目的に、63年に作曲家ジョン・ケージと画家ジャスパー・ジョーンズが創設した非営利組織。これまで千人以上のアーティストが絵画、彫刻、版画などを寄贈し、財
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瞬間を生き続けるために パフォーマー・松島誠さん(沼津市)【表現者たち】
日本大芸術学部在学中の1980年代前半に、後に世界的な団体となるダンスシアター「パパ・タラフマラ」に参加し、2012年に解散するまでパフォーマーとして活躍した松島誠さん(60)=沼津市=。即興を主体にした、身体と声、表情をしなやかに用いた表現で知られる。 南米、中米、欧州、東南アジアなど20カ国以上、約500回の公演実績は、言葉を介さない表現の強みを最大限に発揮するすべを心得ているからこそ成し得たものだ。 「国内外を問わず、最初はダンサー同士のセッション、体の対話から始まる。即興のやりとりからどれだけ新しいもの、高揚感が生まれるか」。アーティスト同士で一つのパフォーマンス作品を作る。それ
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静岡県内屈指の〝古株〟野外音楽フェス「頂」 今年が最終回
毎年6月上旬に吉田公園(吉田町)で開く野外音楽フェスティバル「頂-ITADAKI-」を主催するブンブンバッシュ(静岡市駿河区)は15日、2008年から続く同フェスの開催を今年で最終にすると明らかにした。 すでに開催発表されている6月1、2両日を「頂-ITADAKI-THE FINAL」(静岡新聞社・静岡放送共催)と銘打つ。小野晃義プロデューサーは「世の中のさまざまな状況、自分自身の体力の低下を踏まえ、今年の開催をもってファイナルとすることに決めた」とコメントを寄せた。 「頂」は静岡県内屈指の〝古株〟野外フェス。2008年6月に同市清水区の日本平ホテル野外庭園で「頂 日本平大音楽祭」と題し
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浜松の合唱グループ 17日に5年ぶり定演 浜松市浜名区
浜松市の合唱グループ、美薗フレンドリーコーラスの定期演奏会「フレンドリーコンサート」が17日午後2時から、同市浜名区の浜北文化センターで開かれる。オリジナル曲を中心に地域にちなんだ合唱を披露する。 遠州弁に焦点を当てたコーナーでは「あっかぁだます 子守り歌」「困った小松のこんにゃく屋」など方言を取り入れた楽曲を歌う。他地域の人との会話をユニークに表現した掛け合いも繰り広げる。「万葉歌を唄う」と題したコーナーでは旧浜北区地域で詠まれた4首を雅楽のメロディーと舞に合わせて歌い上げる。 1996年に発足し、現在は40~70代の22人で活動。定期演奏会は5年ぶりの開催となる。代表の舟橋弘子さん(
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プロの演奏 生徒魅了 東豊田中で音楽鑑賞会 静岡市
静岡市駿河区の東豊田中で11日、富士山静岡交響楽団の音楽鑑賞会が開かれた。生徒や地域住民ら約180人がプロの生演奏と、会場全員による「ボディーパーカッション」で音楽の楽しさを味わった。 同楽団の木管、打楽器アンサンブルの6人が童謡やバレエ組曲、同校の校歌などを披露した。参加型の演奏として、手拍子や太ももをたたくなどの動きで音を出すボディーパーカッションに挑戦。リズムに合わせて息ぴったりの演奏ができると、会場から歓声が上がった。 来年度に同校が75周年を迎えることを記念したイベント。2年生の深沢郁さん(13)は「圧巻の演奏を目の前で見ることができて特別な思い出になった。会場のみんなも気づい
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一流音楽家の多彩な演目♪ 観客魅了 三島で演奏会
日本クラシック界を代表する一流音楽家が集う「三島せせらぎ音楽祭」(実行委主催)のメインコンサートが11日、三島市の市民文化会館で開かれた。 新型コロナウイルスによって演奏の機会が奪われた2020年に同市で開かれた小さな音楽会に出演した音楽家15人が集結し、2部制で開催。第2部の「ザ・クラシックステージ」は、ショパン国際コンクールに日本人歴代最年少で入賞した横山幸雄さんらによるショパンのピアノ協奏曲1番で幕開け。オペラや組曲など多彩な演目を次々と披露し、美しい音色で観客を魅了した。 同音楽祭は、コロナ下に演奏の場を提供した三島への感謝を込めて日本有数の音楽家が21年度から毎年開催。病院や商
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才能照らし出す魔術師のタクト 小澤征爾さん、後進育成にも力 カラヤン、バーンスタインに学び ボストン、ウィーンで響かせた
米ボストン交響楽団やウィーン国立歌劇場の日本人初の音楽監督を務めるなど国際的に活躍し、世界中で「マエストロ」と尊崇を集めた指揮者の小澤征爾さんが6日、88歳で亡くなった。年輪を重ねていく中で膨らませていった望みは「世界に通じる才能」を育てること。時には病身を押して、若手奏者の育成に惜しみなく力を注いだ。 「年を取ると、教えたくなるんですよ」。記者にそう語っていた小澤さん。指揮者としての演奏活動と並行して「小澤国際室内楽アカデミー奥志賀」や「小澤征爾音楽塾」などを開いた。 同アカデミーには日本だけでなく海外の演奏家を招き、合宿スタイルで室内楽を指導。2010年に食道がんのために休養した後、
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茶畑に新風、立体アート 大井川鉄道無人駅など舞台、芸術祭
大井川鉄道の無人駅や周辺の集落を舞台にした「UNMANNED(アンマンド) 無人駅の芸術祭/大井川」(NPO法人クロスメディアしまだ主催)が10日、開幕した。国内外で活躍するアーティスト19組が島田市と川根本町の各地で30作品を展示する。3月17日まで。 同市川根町抜里では13アーティストが21作品を展示。立体作品を手がける東弘一郎さん(茨城県)は茶畑の防霜ファンをモチーフに高さ5・2メートルの「茶畑のサイクリスト」を制作した。参加者は茶畑を一望しながら自転車をこぎ風を送ることができる。同作品は芸術祭終了後も展示を続ける。 大井川鉄道抜里駅舎では、11月に約1カ月間、同市に滞在し芸術活動
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大自在(2月11日)小澤征爾さん逝く
高校時代に買い求め、手元にずっと置いている一冊の本がある。「ボクの音楽武者修行」。指揮者の小澤征爾さんが神戸から単身、スクーターと共に貨物船で海を渡り、未知の世界に飛び込んだ日々を自らつづった青春記だ。 スクーターを貸してくれたメーカーの条件は「日本国籍を明示すること」「音楽家であることを示すこと」「事故をおこさないこと」。白いヘルメットに日の丸のはちまきを締め、ギターを背負い、スクーターにまたがっての欧州行脚だった。 怖い物知らずの楽天精神と圧倒的な行動力。音楽への熱い思い。ページをめくるたびに興奮した。小澤さんの訃報に接し、表紙が黄ばんだその本を読み返した。変わらぬ新鮮さに心を揺さぶ
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小澤征爾さん死去 「みんなの憧れ」「精神受け継ぐ」 静岡県内ゆかりの音楽家、悼む
「励みだった」「みんなの憧れ」-。小澤征爾さんの訃報を受け、静岡県ゆかりの音楽家から悼む声が聞かれた。 静岡市民を中心に運営する演奏会企画団体「静岡音楽友の会」の三城苑子代表(76)=静岡市葵区=は小澤さんと同じ桐朋学園卒。1987年、同団体の静岡市民文化会館での演奏会に小澤さんが学生オーケストラを率いて出演したことをはっきり記憶する。「先頭に立って楽屋に入ってきた姿が印象深い。同窓生として恩恵にあずかったし、励みにさせていただいた」と語る。 富士山静岡交響楽団首席指揮者の高関健さん(68)は桐朋学園大2年時にレッスンを受けて以来の付き合い。ドイツ・ベルリンでの留学時代や、小澤さんの米国
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小澤征爾さん死去 オザワ流 奏でた人間愛 世界を包んだ 温かな音楽【評伝】
指揮者の小澤征爾さんが6日、亡くなった。国内外の名門楽団、オペラ座の指揮台に立ち、称賛を集めてきた。世界の人々を魅了したのは、小澤流「音楽する心」の中で照り映えた「夕日」だったのかもしれない。 2002年、小澤さんはクラシック音楽界の最重要ポストの一つ、ウィーン国立歌劇場の音楽監督に就任。アジア人初の快挙だったが、ひょうひょうとした日常生活、気さくな人柄はそれまで通り。街で握手や質問攻めにあっても気軽に応じ、ごく自然に「わが街のマエストロ」になった。 ウィーン楽友協会の「黄金のホール」で開かれたウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の定期演奏会でのこと。会場は満席で、立ち見があふれた。終演後
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国内外のラッパ展示 歴史紹介も 浜松市楽器博物館企画展
浜松市中央区の市楽器博物館で5月7日まで、ラッパの歴史を紹介する企画展「響き渡る 日本にやってきたラッパ」(静岡新聞社・静岡放送後援)が開かれている。国内外で製造されたラッパやトランペットなど44点が並ぶ。 浜松まつりで市民になじみの深いラッパの歴史を学び、興味を持ってもらおうと企画した。ペリー来航時に米軍楽隊が吹いていたとみられる楽器や現在の日本の祭りで使われている道具などが来場者を楽しませている。 歴史をたどると、ラッパは軍事的な連絡手段として戦争とともにあったという。同館の担当者は「平和な時代になるにつれ、役割が変わるラッパの歴史に興味を持ってもらえれば」と話した。
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富士山静岡交響楽団、リハ一般公開 音づくりの舞台裏をファンも間近で
富士山静岡交響楽団は、第123回定期演奏会のリハーサルを一般公開した。プロオーケストラがゲネプロを公開することはあるが、3日間の全体練習のうち細かな調整を行う2日目の様子を市民が見る機会はほとんどない。指揮者と楽員のコミュニケーションを基に曲を組み立てていく“舞台裏”を音楽ファンが楽しんだ。 曲目はアントン・ブルックナー作曲「交響曲第8番」。首席指揮者を務める高関健さんがピンマイクを付け、楽員との会話や息遣いまでも会場と共有した。高関さんがブルックナーの創作過程にも言及しながら、最終の第4楽章をメインにパート間のバランス、クライマックスに向けての音量調整を繰り返した
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ねこおどり【猫踊り】渡辺敬彦/本当の事ってなぁに?【SPAC俳優 言葉をひらいて㉔】
「猫踊り」という芝居を作りました。俳優としてではなく演出を担当しました。函南町に伝わる民話「猫踊り」を、親子で楽しめる30分のお芝居に、という函南町立図書館からSPACへの依頼でした。 元のお話は1分半で読めてしまいます。せっかちな人なら1分かかりません。村の男が夜道を歩いていると竹やぶの中から奇妙な話し声が聞こえてくる。どうやら猫たちが踊りの稽古をしていて、その中には自分の飼い猫もいるらしい。家に帰ると飼い猫はもうそこにいて男はびっくり。男は飼い猫に「化け猫は嫌だ。家から出てってくれ」と頼む。猫は出て行く―。おしまい。というお話です。これだけです。 これを30分のお芝居にする? どうし
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劇団四季「キャッツ」7月17日開幕 静岡公演、2013年以来
劇団四季のミュージカル「キャッツ」静岡ロングラン公演(静岡市、静岡商工会議所、市文化振興財団、劇団四季、静岡新聞社・静岡放送主催、静岡県共催)の製作発表会が5日、静岡市内で行われた。7月17日から9月23日まで、同市葵区の市民文化会館で上演する。同演目の県内公演は2013年以来となる。 難波喬司市長や大須賀紳晃静岡新聞社・静岡放送社長らが出席した。劇団四季の吉田智誉樹社長は「観劇後に、明日も頑張っていこうと思える力強さがキャッツの魅力。前回公演から、内容も楽曲の改訂などを通じて進化している」と魅力を語った。舞台に登場する猫「グリザベラ」「シラバブ」をそれぞれ演じる木村智秋さん、柴本優澄美さ
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スウィフトさん 史上最多の受賞 米グラミー賞アルバム
【ロサンゼルス共同】米音楽界最高の栄誉、「第66回グラミー賞」の発表・授賞式が4日(日本時間5日)、ロサンゼルスで開かれ、米歌手テイラー・スウィフトさんがアルバム「ミッドナイツ」で史上最多となる4回目の最優秀アルバム賞を獲得した。別の賞で候補入りしていた日本人ベーシスト、モト・フクシマさん(45)が参加するフュージョンバンドの作品は受賞しなかった。 スウィフトさんはこれまで、故フランク・シナトラさんやスティービー・ワンダーさんらと受賞回数で並んでいた。
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ベリーグッドマン 全国ツアー静岡公演 7日まで先行予約【Live Info】
3人組ボーカルユニット「ベリーグッドマン」が4月20日、全国ツアー静岡公演(静岡新聞社・静岡放送など主催)を静岡市葵区の静岡市民文化会館中ホールで開催する。午後6時開演。チケットは全席指定7500円。2月24日、各プレイガイドで発売する。 昨年8月にリリースした10周年のベストアルバムを引っ提げた全国ツアー「GOODGOODGOOD」は3人の地元・大阪からスタート。7月の沖縄公演まで約20公演を予定する。 静岡新聞では、静岡公演の先行抽選予約を7日午後11時59分まで受け付ける。申し込みはチケットぴあのウェブサイトから。1人8枚まで。公演に関する問い合わせはサンデーフォーク静岡<電054
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能登半島地震の早期復興願う 静岡・草薙神社で祈りの舞
多数の犠牲者を出した能登半島地震の被災地の早期復興を祈ろうと、静岡市清水区草薙の草薙神社舞殿で3日、「浦安の舞」が披露された。親子連れなど地元住民が見守る中、宮司の森千早都さんが伝統的な振り付けで舞を舞うと拍手が起こった。 同神社で毎年恒例の節分祭に合わせ、特別に行われた。氏子総代の杉田政明さんによると、浦安の舞の「浦」は心を意味し、「安」は安らぎを意味する。浦安とはもともと日本の美称で、舞は日本の平和を願うために作られた神楽という。浦安の舞の披露の前には、弓の音を鳴らして邪気を払うという「鳴弦式」も地元弓道関係者によって執り行われた。 例年通り豆まきも境内で行われ、豆まき前には能登半島
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名曲レコードジャケット300点展示 静岡文化芸術大で愛好家ら
浜松市のレコード愛好家でつくる「昭和のレコードを聴く会」は3日、懐かしの名曲のレコードジャケットを紹介する「レコードジャケット・アート展」(静岡新聞社・静岡放送後援)を同市中央区の静岡文化芸術大総合演習室で始めた。9日まで。 1960~80年代を中心に歌謡曲やジャズ、ロックなどさまざまなジャンルの約300点をパネル展示している。同大が地域連携演習の一環として協力し、デザイン学科などの学生6人が展示するレコードの選定を行った。レコードの試聴会や会員による曲の解説も実施。会場に流れる懐かしいメロディーが来場者を楽しませている。 運営に協力した国際文化学科1年の松下琶音(はのん)さん(19)は
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ぬの【布】 佐藤ゆず/人と人が織りなすもの【SPAC俳優 言葉をひらいて㉓】
「演劇は織物である」と、私は思っている。 演劇を始めて何年になるだろう。10代の頃には獣医師になって牧場で働くことしか考えていなかった私が、まさか俳優になって演劇をやって暮らしていくなんて思ってもみなかった。この「ぬ」のコラムが俳優、佐藤ゆずに渡ったバトンとしては最後になるので、演劇について書いてみようかな、と。 演劇の何が織物なのか。演出家が、どんな布にしたいか方向性を示す。台本を読み解きながら俳優やスタッフ一人一人が、その演出家が示した布を織るべく糸となり、稽古を重ね縦糸横糸が少しずつ織られていく。少し織っては、ほどいて糸に戻し、また織る。稽古は日々その繰り返し。 織られていく糸が
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市民バンド7団体が共演 浜松市浜名区でフェスティバル
浜松市を拠点に活動する吹奏楽団など7団体が集う「第12回市民バンドフェスティバル」(市民バンド協議会、市文化振興財団主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が28日、浜名区の浜北文化センターで開かれた。 各団体がクラシックやポップスなど2~4曲ほどを演奏し、日頃の練習の成果を披露した。選抜メンバーによる合同演奏のほか、観客が指揮者を体験できる催しもあり、会場は盛り上がりを見せた。 同フェスティバルは、新型コロナウイルス感染症の影響により、4年ぶりに開催した。
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赤と黒の獅子、迫力の舞 グランシップ静岡能、「石橋」など上演
グランシップ静岡能(県文化財団、静岡新聞社・静岡放送など主催)が27日、静岡市駿河区のグランシップで開かれた。現代の世相を反映してアレンジを加えた「石橋(しゃっきょう)赤黒」などが上演され、約600人の観客を幽玄の世界にいざなった。 「石橋」は、浄土に架かる石橋にたどり着いた平安時代の僧侶寂昭の前に、霊獣である獅子が現れて吉兆を表す物語。本来は赤と白の親子の獅子だが、今回の演目では対立を象徴する赤と黒の獅子が登場した。獅子の豪快さと穏やかさを織り交ぜた舞で、相対する感情と互いの存在を認め合う寛容さを表現した。 新型コロナウイルス禍による恐怖や人々の対立が生まれた時代を能楽として後世に
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歌声と笑い響く夜に 劇団四季「クレイジー・フォー・ユー」、清水区で静岡県内公演開幕
劇団四季ミュージカル「クレイジー・フォー・ユー」の静岡県内公演(静岡新聞社・静岡放送など主催)が27日、静岡市清水区のマリナートで始まった。 同作は1930年代の米国を舞台にしたコメディー・ミュージカルで、静岡公演は8年ぶり。大都会ニューヨークの銀行御曹司ボビーが取り立て先となっている田舎の劇場オーナーの娘ポリーに一目ぼれし、劇場再建に向けて町の住民らと共にダンスショー開催をもくろむ。 出演者は「I Got Rhythm」や「Slap That Bass」など名ナンバーが流れる中、男女で息を合わせたアクロバティックなリフトや一糸乱れぬタップを披露し、会場に美声を響かせた。上映中、約130
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ピアノの演奏動画、無料で撮影します ヤマハ、東京で2月からサービス開始
ヤマハは2月14日から、本格的な機材を使って演奏動画を撮影する無料のサービス「テイクアウト・ショー・トリップ」を東京都中央区のヤマハ銀座スタジオで行う。3月10日まで。 同社のグランドピアノ「S6X」を演奏している場面をマルチアングルの高画質カメラなどで撮影する。背景は世界の絶景映像をスクリーンに映す。希望者は同社公式サイトから申し込む。 問い合わせはヤマハ銀座店<電03(3572)3171>へ。
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沼津・あわしまマリンパーク、2月12日閉館 老朽化、来館者減少で 「ラブライブ!」聖地
沼津市内浦重寺の水族館「あわしまマリンパーク」が2月12日の営業を最後に閉館することが22日、分かった。施設の老朽化に加え、来館者減少や諸経費高騰が経営を圧迫したとみられる。 同水族館は駿河湾に浮かぶ離島の淡島にあり、駿河湾の生き物を中心に展示するとともに、アシカショーやイルカの公開トレーニングを開催。国内最大規模のカエル展示施設やレジャー施設を併設する。関係者によると、落ち込んだ来館者数がコロナ前の水準にまで戻らず、近年は光熱費や動物の餌代に加え、対岸から島に渡る船の燃料費が高騰していたという。 水族館を運営する株式会社淡島マリンパークはホームページで「これまでのご愛顧に対しまして、
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遠州ゆかりの書家・橘逸勢題材 現代書家の大杉さんらが講座
現代書家の大杉弘子さん(袋井市)らによるグループが、遠州地方に縁がある書家の橘逸勢(?~842年)を題材にした連続文化講座「姿なき天才 橘逸勢」を昨年10月から毎月開催している。 今年1月14日に静岡市葵区の青嶋ホールで開かれた第4回は、テレビプロデューサーの井上恭介さんが、「日本三筆」の一人に数えられる逸勢が筆を執った「伊都内親王願文」を引きながら、書と音楽の共通点を探った。チェリスト青嶋直樹さんによるバッハ「無伴奏チェロ組曲」の演奏もあった=写真=。 第5、6回は袋井市内でそれぞれ2、3月に開催予定。問い合わせは「姿なき天才 橘逸勢」を、見つめる会<電090(7673)9805>へ。
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伝統の「雄踏歌舞伎」地元小中生が熱演 浜松・中央区で定期公演 観客500人魅了
浜松市中央区雄踏町や近隣の住民有志でつくる雄踏歌舞伎保存会「万人講」の定期公演(静岡新聞社・静岡放送後援)が21日、同区の市雄踏文化センターで開かれた。100年以上の歴史を誇る郷土芸能。会員や地元小中学生が熱演を繰り広げ、会場に詰めかけた観客約500人を魅了した。 定番の「寿式三番叟(さんばそう)」や、明智光秀がモデルの武智光秀とその一族の悲劇を描いた「絵本太功記十段目 尼ケ崎閑居の場」など3演目を上演した。絵本太功記には小中学生8人が出演し、子どもたちの迫真の演技に、おひねりが盛んに飛び交った。 主役の武智光秀役を演じた雄踏中2年の立石崇真さん(14)は「無事終えられてほっとしている
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ボートレース浜名湖で「Kフェス」 韓国グルメやグッズ販売 21日まで
湖西市新居町のボートレース浜名湖で20日、韓国の人気グルメやグッズを紹介するイベント「Kフェス」が始まった。21日まで。 韓国チキンの有名店「ネネチキン」をはじめ、トッポギやチーズボール、韓国おでんなどを扱う4ブースとキッチンカー2台が並んだ。ステージでは、韓国ドラマのサウンドトラックに数多く参加する歌手Sanha(サナ)さんがライブを開いた。韓国の菓子やコスメを扱う店、色鮮やかな綿あめを作る自動販売機なども登場し、親子連れなどが買い物を楽しんだ。 21日は午前10時~午後4時。ステージでは午前11時と午後2時の2回、6人組ボーイズグループ「CMDM」がライブを行う。レース開催中のため1
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文化活動 市民が成果発表 阿波踊りやバレエ、作品展も 浜松市浜名区でフェス
浜松市や近隣の文化芸術団体による文化フェスティバル「はまきたまるごと文化フェス」(市文化振興財団・なゆた浜北共同事業体主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が20日、浜名区の浜北文化センターと複合施設なゆた・浜北で始まった。21日まで。 両施設で活動する34団体が参加し、2日間にわたってステージ発表を行う。浜北文化センターでは、阿波踊りやバレエ、琴の演奏などが披露され、参加者は活動の成果を見せようと、熱のこもったパフォーマンスを繰り広げた。作品展示もあり、会議室をはじめ施設内7カ所で水彩画や絵手紙などが並ぶ。 会場ではマルシェも開催中で、野菜などの地場産品、手作り雑貨を販売している。
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袋井「法多山の田遊び」国重要民俗文化財に 文化審指定答申、栃木の鋳物用具なども
文化審議会は19日、袋井市の「法多山の田遊び」など4件を重要無形民俗文化財に、東日本の鋳物の一大産地、栃木県佐野市の「佐野の天明(てんみょう)鋳物生産用具および製品」を重要有形民俗文化財に指定するよう文部科学相に答申した。近く答申通り指定される。 「法多山の田遊び」は、豊作を願い稲作の工程を模擬的に演じる「田遊び」の遠州周辺の特徴をよく伝えているとして選ばれた。 佐野の鋳物生産は平安時代が起源とされる。指定の対象は、明治から大正期を中心に製造・使用された用具と製品1556点。溶解炉やたたら板といった一連の生産工程の用具や、羽釜や鉄瓶などの製品を含む。「鋳物師の技術の高さをうかがうことがで
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視覚、聴覚 障害者の鑑賞支援 上演中の新作音楽劇 SPAC「ばらの騎士」
静岡県舞台芸術センター(SPAC)は、静岡市駿河区の静岡芸術劇場(グランシップ内)で3月まで上演する新作音楽劇「ばらの騎士」で、視覚障害者や聴覚障害者への鑑賞サポート事業を行っている。 視覚障害者には音声ガイド機を貸し出し、俳優の動きや舞台の展開を解説する。聴覚障害者向けには、席にタブレット端末を設置し、字幕を表示する。英語字幕にすることもできる。 2025年大阪・関西万博に向けた「文化芸術ユニバーサル・ツーリズムプロジェクト」(全国手をつなぐ育成会連合会、文化庁など主催)の一環。SPAC制作部の仲村悠希さんは「さまざまな意見を取り入れながら、事業を継続していきたい」と話した。 鑑賞サ
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3月3~10日に浜松国際ピアノアカデミー コンクール優勝者ら講師にレッスンなど
世界で活躍するピアニストを育成する「浜松国際ピアノアカデミー2024」(浜松市、市文化振興財団など主催、静岡新聞社・静岡放送後援)の概要発表会が18日、市役所で行われた。アクトシティ浜松の研修交流センターや音楽工房ホールで3月3~10日、浜松国際ピアノコンクールの審査委員長小川典子さんらの指導を若手アマチュアピアニストらが受ける。披露コンサートもある。 講師は小川さんのほか、2018年の同コンクール優勝者ジャン・チャクムルさんと東京音楽大の石井克典教授。受講するのはプロ志望の17~22歳の16人。レッスンは4~8日に公開し、9日に披露演奏会がある。抽選された20~60代の愛好家15人もワン
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急逝の恩人悼み新曲 “沼津のご当地ソングライター”飯田さん(裾野) 元日披露、能登にも思い寄せ
沼津港(沼津市)の商業施設「沼津みなと新鮮館」のテーマ曲で知られるご当地シンガー・ソングライターの飯田徳孝さん(58)=裾野市=がこのほど、新曲「追憶~あなたを忘れない」を完成させた。昨年死去した恩人への思いを込めた曲を元日のライブで初披露。直後に能登半島地震が発生し、「地震で大切な人を亡くした方にも届いてほしい」と願う。 沼津魚仲買商協同組合職員の飯田さんは2009年、組合が運営する沼津みなと新鮮館のテーマ曲を制作。館内の店舗を軽快なメロディーで紹介する曲は話題を呼び、その後も10曲以上のご当地ソングを発表してきた。そんな“二足のわらじ”を応援してくれた水産会社の
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にこにこ【莞爾莞爾】 劇場全体が楽しくなる/渡辺敬彦【SPAC俳優 言葉をひらいて㉒】
芝居について、今の僕が思うことを少々。 ニコニコする。もっとニコニコする。そんな芝居。「それって喜劇?」というわけではなく…。観[み]ている時でも、観終わった時でも、それから何日、何カ月、何年かたってからでもニコニコしてしまう芝居。そんな芝居を作りたい。僕は若い頃「芝居は毒気と色気がなければ駄目だ。それが全てだ」と思っていました。刹那的でした。でも今はそれもニコニコのためにあるのだと思うのです。 朝のニコニコ、素晴らしい。子供たちのニコニコ、愛する人のニコニコ、素晴らしい。嫌いな人のニコニコは少し複雑。ニタニタ、ニヤニヤに感じてしまう。でもこっちがニコニコしていれば、いつの
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大田楽×よさこい=大迫力 沼津で共演、相乗効果の舞
平安から室町にかけて栄えた芸能「田楽」を現代風によみがえらせた「大田楽」と、県東部のよさこいグループが共演する「ぬまづ大田楽×よさこい東海道」(日本芸能実演家団体協議会、SBSプロモーション主催)が14日、沼津市民文化センターで開かれた。 力強い太鼓や笛の音色、アップテンポな音楽に合わせて、色とりどりの衣装を身にまとった出演者が舞を披露。大田楽の演目の一つ「番楽」でよさこいのメンバーが共演したほか、終盤には出演者全員が踊り、会場は熱気に包まれた。 大田楽グループ「伊東わざおぎ」の小松美麗さん(16)は「よさこいとのコラボは初めてで、迫力があった。共演することで大田楽も広まれば
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TGCしずおか 静岡県内出身の人気モデルら華やかランウエー
国内最大級のファッションイベント「SDGs推進 TGC しずおか 2024 by TOKYO GIRLS COLLECTION」(東京ガールズコレクション実行委員会主催、県、静岡市共催、プラチナパートナー・シャンソン化粧品)が13日、同市駿河区のツインメッセ静岡で開かれた。県内出身者を含む人気モデルらが最先端のファッションに身を包み、声援を受けてランウエーを華やかに進んだ。 俳優永野芽郁さんが赤と黒の衣装でトップバッターとしてサプライズ登場すると、会場は沸き上がり一気にヒートアップ。今春開催の浜名湖花博をPRするステージでは、県内出身のモデル池田美優さんやインフルエンサー「ひかりんちょ」
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ラブライブ!「Aqours」と「ヨハネ」大集合 サントムーン柿田川 イラストやパネル
清水町の商業施設サントムーン柿田川で11日、沼津市が舞台の人気アニメ「ラブライブ!サンシャイン‼」と同アニメの派生作品「幻日のヨハネ」のスペシャルイベントが始まった。2月12日まで、オリジナルイラストやキャラクターの等身大パネルを施設内の各所に飾っている。町による観光やPRのプロジェクトの一環。担当者は「沼津以外にもファンが巡ることのできる場所をつくりたい。町を知り、楽しんでもらえたら」と話す。 施設内の書店3店舗では、同町の柿田川公園に主人公のグループ「Aqours(アクア)」が集合しているイラストを描いたパネル(高さ約2メートル、横約3メートル)を巡回展示する。各店で、千円以上の買い物
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八代亜紀さん 「ハママツ・ジャズ・ウィーク」でも感動ステージ イベント企画者、人柄しのぶ
昨年12月30日に死去した歌手の八代亜紀さんと、浜松市の音楽イベントを通じて交流のあったヤマハ社員で、イベントのプロデューサーを務める佐藤伸行さん(51)が10日、同市内で取材に応じ、「市民になじみの薄かったジャズの裾野を大きく広げてくれた人」と故人をしのんだ。 八代さんは2018年にアクトシティ浜松(中央区)で開かれた「第27回ハママツ・ジャズ・ウィーク」最終日のメイン企画「ヤマハ・ジャズ・フェスティバル」に出演し、約2100人観衆を魅了した。それまでメインイベントの出演はジャズシンガーが中心だったが、佐藤さんが「演歌の女王ながらジャズのアルバムも出し、奥深い歌い方に注目していた」と出演
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沼津市在住の中学生KOKONAさん 初の自作曲でインディーズデビュー
沼津市在住の中学生シンガー・ソングライターKOKONAさん(15)は、初の自作曲「無名15」を10日に配信し、インディーズデビューした。12日、都内で開くバンドセットの初ライブで同曲を初披露する。「不安もあるが、自分らしく歌いたい」と意気込む。 KOKONAさんは昨夏、沼津市制100周年記念のど自慢大会で、千人を超える応募者の中からチャンピオンに輝いた。11月から毎週金曜、東京・JR新宿駅と歌舞伎町タワー前で路上ライブを開いている。 同曲では、アコースティックギターを弾き語るKOKONAさんの歌声に、プロミュージシャンによる壮大なバンドアレンジが加わる。「世間への違和感をまっすぐ叫ぶ学生
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サックス奏者・須川展也 デビュー40周年 故郷浜松に音で恩返し
浜松市出身のサックス奏者須川展也がことし、デビュー40周年を迎える。演奏技術への評価はもちろん、名だたる作曲家による委嘱作品は世界中に広がり、サックス界をリードしている。「浜松の充実した音楽的環境によって今の自分がある。音で恩返ししたい」。3月にアクトシティ浜松(同市中央区)で記念コンサートを開くのを前に、故郷への思いを語った。 サックスとの出合いは中学校の音楽の授業。ビゼーの「アルルの女」を鑑賞した時、「天から降ってくるような美しく透明な音色」に心を奪われた。浜松北高への進学を条件に父親にサックスを買ってもらい、学業の傍ら、東京へレッスンに通って専門性を高めた。 東京芸術大に進むと、
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静岡県内ゆかりの音楽家26人出演 プロや学生が発表会 浜松市中央区
浜松市浜名区の音楽事務所「みどり音楽企画」は6日、県内ゆかりの音楽家らを集めた演奏会「みどり会」を中央区のアクトシティ浜松音楽工房ホールで開いた。 掛川市出身のピアニスト今田篤さん、浜松市出身のバリトン歌手竹内利樹さん、ハンドフルート奏者森光弘さんとピアニスト臼田圭介さんのデュオ「チャイルドフッド」といったプロの演奏家のほか、プロを志す学生ら計26人が出演。シューベルトやベートーベンの名曲だけでなくジブリメドレーなど子どもにも親しみやすい曲も奏でて来場者を楽しませた。
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廃部危機越え感謝の演奏 静岡西高吹奏楽部 ホテルアソシアがサポート
廃部の危機を乗り越え、現在は5人で活動している静岡西高吹奏楽部がこのほど、日頃から部を支えてくれている保護者らに感謝を伝えるための演奏会を静岡市葵区のホテルアソシア静岡で開いた。「仲間がいなければ合奏はできなかった」。本番前にそう語った唯一の3年生小玉美乃さん(18)が後輩らとともに、現役最後のステージに臨んだ。 演奏会は、顧問の永倉恵教諭が指揮する吹奏楽曲「アルタミラ」で幕を開けた。部員と先生計8人が「花は咲く」などクラシックやポップス12曲を披露。集まった保護者や友人約100人のあたたかい手拍子や歓声が会場を盛り上げた。演奏会の最後には小玉さんが「1人で挑戦できないことを経験し、忙しい
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SPAC1月から新作「ばらの騎士」 オペラを音楽喜劇に 宮城総監督×寺内亜矢子
静岡県舞台芸術センター(SPAC)は世界の名作を届ける「秋→春のシーズン」の締めくくりとして2024年1月から、新作「ばらの騎士」を静岡市駿河区の静岡芸術劇場(グランシップ内)で上演する。宮城聰芸術総監督と俳優でもある寺内亜矢子が共同演出し、オペラを音楽喜劇に仕立てた。二人は「新年に華やかな作品を楽しんでほしい」と思いを込める。 「ばらの騎士」は作家フーゴー・フォン・ホーフマンスタールと作曲家リヒャルト・シュトラウスによるオペラで、1911年にドイツで初演された。SPAC版は舞台設定を1700年代のウィーンから明治時代の日本に置き換え、恋の駆け引きをユーモラスに描く。音楽は指揮者
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近藤大夢 地元富士で初ピアノリサイタル 「自身の現在地伝える場」
富士市出身のピアニスト近藤大夢が、自身初となるリサイタル「わたしは。」を同市のロゼシアターで開いた。ソロの奏者として存在感を示す中、器楽やミュージカルのアンサンブルピアニストとしても活動の場を広げている。 近藤は清水南高、昭和音大を経て同大院に在籍。静岡音楽館AOIのオーディション「静岡の名手たち」や、オーストリアのロザリオ・マルチアーノ国際ピアノコンクールなどで実績を積んでいる。 リサイタルは2部構成。1部は高校時代に演奏したハイドンからスタート。現在の挑戦を印象づける曲として、ショパン「スケルツォ第3番」「バラード第4番」を選び、豊かな音色に文学的な抑揚を表現した。 2部は1年を費
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秘境駅の清掃、映画に 飯田線・小和田駅でのボランティアを記録 浜松で上映会
浜松市中区のアクトシティ浜松で23日、“秘境駅”として知られる同市天竜区水窪町のJR飯田線小和田駅の清掃に励む自閉症の青年を追った記録映画「秘境駅清掃人」の上映会が開かれた。映画に出演した愛知県半田市の会社員高橋祐太さん(28)と、太田信吾監督(38)=長野県出身=が上映後に登壇し、清掃活動への思いや映画の狙いなどを語った。 高橋さんは毎週末、自宅から約4時間かけて小和田駅に通い、ボランティアで駅舎周辺を清掃している。高橋さんの熱心な活動に太田監督は関心を持ち、昨年から撮影を開始した。 この日は、20分に編集された短縮版が上映された。夜中まで清掃に励む様子や、同
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障害あるピアニスト「第九」響かせる オーケストラ、合唱団と共演 ヤマハが都内で開催
ヤマハは21日、都内のサントリーホールブルーローズで、コンサート「だれでも第九」を開いた。障害のあるピアニスト3人が、指1本から演奏できる自動伴奏追従機能付きピアノ「だれでもピアノ」を弾き、オーケストラや合唱団とベートーベンの「第九」を共演した。 出演したピアニストは右手の指に障害がある東野寛子さん、筋肉の難病でベッドに横になって過ごしている古川結莉奈さん、両手足に障害があり車椅子を使っている宇佐美希和さん。それぞれハンディを乗り越えてピアノを続けてきた経験を持ち、演奏後は会場から大きな拍手が贈られた。会場に加えてユーチューブの生配信も行った。
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森林テーマにダンスやミュージカル 小中学生が公演 23日から 浜松市天竜区
浜松市天竜区二俣町の天竜壬生ホールで23、24の両日、小中学生によるダンスとミュージカルの発表公演「MIBUワークショップ」(市文化振興財団主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が開かれる。子どもたちが4月から重ねた練習の成果を発揮する。 ミュージカルは森林を取り巻く課題をテーマにした「森のてんぐ屋さん」を上演する。原作は西区長を務める仲井英之さんが著し、童話コンテスト「第3回森林のまち童話大賞」で最高賞を受賞した作品。てんぐに姿を変えた森の精霊と子どもたちの交流を通じ、身近にある森林を知ることの大切さを描いた。 23日のダンス公演は、創作ダンスなどを踊る。全席指定でチケットは800円。問い合
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現代的演出で幽玄世界 野村萬斎さん監修 浜松でアクトシティ能・狂言
「アクトシティ能・狂言」(浜松市、市文化振興財団、静岡新聞社・静岡放送主催)が17日、同市中区のアクトシティ浜松で開かれた。狂言師野村萬斎さんが監修する2演目を披露。洗練された身体表現に現代の演出技術を取り入れた新しい形の伝統芸能が、約1500人の観衆を幽玄の世界へといざなった。 狂言「首引」、能「紅葉狩(もみじがり)」を上演した。姫鬼に人間の“お食い初め”をさせようとする親鬼をコミカルに表現した首引では、シテ(主役)の親鬼を萬斎さん、姫鬼は長男裕基さんが演じた。2人のユーモラスな掛け合いが会場の笑いを誘った。 平安時代中期の武将平維茂と女性に扮(ふん)した鬼との
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木材のひび生かすクラリネット試作 ヤマハ、都内で展示
ヤマハはこのほど、木材の成長過程で生じるひび割れや欠け、穴など天然の木材の多様性を生かして製作した「ダイバーシティクラリネット」の試作品の展示を都内の銀座店で始めた。来年5月27日まで。 持続可能性を考える企画展示「楽器の木」展の第3弾。日本の伝統的な修理技術「金継ぎ」を用いて木材の欠陥を金で繕い装飾した「KINTSUGI(キンツギ)」など4種を展示している。入場無料。 問い合わせは同店<電03(3572)3171>へ。
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「寺カフェ」で地域交流創出 16日に演劇公演も 静岡市葵区・宗林寺
静岡市葵区沓谷の日蓮宗宗林寺が、地域の交流拠点としてカフェイベントを開いている。16日には、本堂で地元劇団「静火」の演劇「片付けたい女たち」の公演を行う。同寺の広崎本浄住職(49)は「檀家(だんか)さんだけではなく、多くの人に幅広く使ってほしい」と呼びかける。 かつては地域の中心だった寺院に、「もっと気軽に訪れてほしい」と企画した。 異業種交流イベントで縁が生まれた他業種の知人の協力で8月末、本堂や客殿でバリスタが入れたコーヒーを味わいながら会話やミニゲームなどに興じる寺カフェを初開催した。農家が持ち込んだ新米に合うおかずを競う「新米お供選手権」や絵画のワークショップなど、毎月異なる試み
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平均年齢80歳超のシャンソングループ 17日、新メンバー迎え発表会 静岡市葵区
静岡市のシャンソン愛好家グループ「プチ・コパーン」が17日、発表会をしずぎんホールユーフォニア(葵区)で開く。平均年齢が80歳を超えるグループは今夏、視覚障害を抱える梅原慈香さん(59)=焼津市=を仲間に迎えた。メンバーは「それぞれが人生を楽しんでいる様子を伝えたい」と意気込む。 グループは約20年前、「リンク西奈」の講座の参加者で結成。多彩な趣味を持つ人、病と向き合う人など73~87歳のメンバー14人が、月2、3回レッスンを続けてきた。 梅原さんは30代の時、網膜色素変性症と診断された。マッサージなどの指導員として勤務する「静岡医療福祉センターライトホーム」で、施術を受けに来ていた「プ
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「忠臣蔵」しのび茶会 ゆかりの茶道宗徧流 静岡市葵区
歌舞伎や浄瑠璃の「忠臣蔵」として語り継がれる江戸中期の赤穂浪士討ち入り決行日の14日、茶道宗徧(そうへん)流門人会が、ゆかりの人物をしのぶ「義士茶会」を静岡市葵区の浮月楼で開いた。 元禄14(1701)年3月、播磨赤穂城主の浅野長矩(ながのり)が儀礼担当の旗本の吉良義央(よしなか)を江戸城で斬りつけ、切腹処分となった。一説には、浅野の狼藉(ろうぜき)の動機は儀礼時の吉良の指示不足が原因という。切腹となった主君のあだ討ちをしようと、浅野の遺臣が翌年12月14日、邸宅に討ち入って吉良を殺害した。 宗徧流流祖の山田宗徧は吉良と交流があり、門弟には赤穂浪士がいた。討ち入りの場面にも居合わせた縁か
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ピアニスト上原ひろみさん(浜松市出身)ら文化庁長官表彰 ソムリエ田崎真也さん(熱海)も
文化庁は12日、文化活動で優れた功績を上げた人や団体に贈る2023年度の文化庁長官表彰に、ピアニストの上原ひろみさん(44)=浜松市出身=やソムリエの田崎真也さん(65)=熱海市=ら83人と、4団体を選んだと発表した。19日に京都市内で表彰式を開く。 上原さんは世界各地で演奏活動を行い、世代を超えたジャズ文化の隆盛に多大な貢献をした。田崎さんはワイン文化だけでなく、日本酒と焼酎の資格認定試験を設けるなど日本の伝統的な酒類の振興にも努めたと評価された。 このほか、手塚治虫らが暮らした東京都豊島区の「トキワ荘」の住人だった漫画家水野英子さん(84)や、落語協会最高顧問の鈴々舎馬風さん(83
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小学校の休眠楽器を点検 浜松市、市民に貸し出しへ
浜松市は小学校で使われなくなった管楽器を再利用するため、このほど市内23校の楽器約500本の点検選別作業をした。状態の良い30個程度を市が引き取って修繕し、今後音楽講座の開催や市民への貸し出し用に使う。 同市は伝統的に小学校の金管クラブ活動が盛んだったが、新型コロナウイルス感染拡大を機に、どの学校も活動が低調になった。クラブの再開が見込めないため、市は休眠楽器を一斉点検し、新しい用途を探ることとした。 中区の浅間小では専門業者が校内のコルネット、アルトホルン、トロンボーン、ユーフォニアム、チューバ計50本を点検し、「良好」「軽度の要修理」「重度の要修理」に分類した。1980~90年代に購
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市民合唱団 第九など披露 10日、静岡市清水区
一般公募で集まった市民合唱団が歌声を披露する「第31回市民による歓喜の歌大演奏会」(ふれあい音楽運営委員会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が10日、静岡市清水区のマリナートで開かれる。入場無料。 合唱団と市内の音楽団体がベートーベンの交響曲第9番「歓喜の歌」やクリスマスソングメドレーなどを演奏する。今年は合唱団の練習回数もコロナ禍前の水準に戻り、約170人の団員が半年間磨いてきた歌声を披露する。
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青春思い出すポップス披露 10日、湖西でコンサート
湖西軽音楽愛好会「Scale(スケール)」は10日午後1時~4時半、慈善コンサート「青春ポップス」(静岡新聞社・静岡放送後援)を湖西市鷲津の浜名湖れんが館で開く。 出演は同市や浜松市で活動するバンド4団体。40~70代のメンバーが青春時代に聴いた1960年代のオールディーズや70年代の和製ポップスなど、往年の名曲やオリジナル曲を披露する。入場無料。定員は先着130人程度。会場で交通遺児支援や東日本大震災や熊本地震の復興支援の募金活動を行う。 問い合わせは代表の菅沼さん<電080(5100)5599>へ。
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心揺さぶる「直感」を写す 美術家・金原明音さん(静岡市清水区出身)【表現者たち】
静岡市清水区出身、ドイツに渡って25年になる美術家金原明音[きんばらあかね]さん(52)が、初の凱旋[がいせん]展を地元のアート本専門店で開いている。縫い針、靴、触覚、たくさんの目―。体の一部や日常の断片が、白い紙に象徴的に描かれ、余白との緊張感は絶妙だ。 「喜怒哀楽はもちろん、恥ずかしさ、みじめさなど、さまざまな直感をドローイングで表現したい」。心の奥底をくすぐられるような感情。その感情を表す小道具として物や動物を登場させるという。「見た人が1秒してフッと笑う」。同じ絵を見て怖いと思うか、面白いと感じるか。「作品は山の頂点に位置するイメージ。両義性を持つことが多い」 多摩美術大で油彩を
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SDGs活躍の社会派コメディー 最優秀賞・富士、高校演劇関東大会へ
2024年夏の全国高校総合文化祭演劇部門出場を目指す第47回静岡県高校演劇研究大会(県高校文化連盟演劇専門部など主催)が11月25、26の両日、静岡市葵区の市民文化会館で開かれた。ブロック大会を勝ち抜いた12校の演目を識者が審査し、富士が最優秀賞に決まった。優秀賞4校から選出された韮山とともに、来年1月に甲府市で開催される関東大会に出場する。 3年ぶり7回目の関東大会出場を決めた富士の作品は、創作脚本・演出の「Goodbye,the earth」。地球最後の日を前にした「世界のどこか」を、9本のドラマで描く。「SDGs」を名乗るヒーロー3人が「海洋汚染」なるダークヒーローと対決する社会派コ
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とびら(扉) 誰もが鍵を持っている/渡辺敬彦【SPAC俳優 言葉をひらいて⑳】
「扉」が必要。「壁」の向こう側へ行く。内から外へ。外から内へ。だから扉が必要。ムードや気分や空気の入れ替えのためには「窓」もある。みんなは今、便利な窓ばかり使っているけれど、やはり扉も必要。私自身とあなた自身が向こう側に行くために扉が必要。向こう側へ行きたい。行かねば。あっ、帰っても来なければ。やはり扉が必要。誰かに来てほしい。扉を開けよう。来てほしくない人もいる。扉を閉めよう。 壁をなくしたい人々と壁を作りたい人々がいる。扉のある壁が必要。自己と他者。老若男女。国と国。できる事とできない事。東西南北。右と左。上と下。感情。思想。哲学。喜怒哀楽。理論と感覚。どこにだって壁はある。壁はあるけ
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61人 練習の成果披露 奥浜名湖国際ピアノフェス 浜松市
浜松市北区のサーラ音楽ホールでこのほど、「奥浜名湖国際ピアノフェスティバル」(奥浜名湖ライオンズクラブ主催、静岡新聞社・静岡放送後援)の本選が開かれた。同ライオンズクラブの発足60周年記念事業。 幼稚園、小学校低学年、同高学年、デュオ、アマチュアのA1~5と中学生、高校生、大学生、大学院・一般のB1~4の計9コースが設けられ、予選の動画審査を通過した計61人が出場した。出場者は自由曲の演奏で練習の成果を披露し、審査員が評価した。 Bコースについては、後日に動画で審査するウィーン国立音楽大のアレクサンダー・イエンナー名誉教授の評価を加味し、10日に結果を発表する。
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Xmasイブに児童歌声 浜松市中区で合唱団コンサート
浜松市の「浜松ライオネット児童合唱団」は24日、クリスマスコンサートを中区の鴨江アートセンターで開く。無料。 「サンタが街にやってくる」「赤鼻のトナカイ」など11曲を披露する。入場無料。事前に申し込みが必要。同合唱団のホームページのフォームで受け付ける。先着100人。 問い合わせは同合唱団<電080(9118)1891>へ。
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1月静岡で「ドン・キホーテ」 全幕通し心温まる演目 ウクライナ国立バレエ芸術監督・寺田宜弘
ロシアによる侵攻が続くウクライナの首都キーウにあるバレエの名門「ウクライナ国立バレエ」が2024年1月、静岡市葵区で「ドン・キホーテ」全3幕を上演する。22年12月、日本人で初めてバレエ芸術監督に就任した寺田宜弘は「このバレエ団が40年近く守り続けている作品。ユーモアにあふれ、心が温かくなる演目を楽しんでほしい」と来場を呼びかけた。 寺田はかつて「キエフ・バレエ」の名で知られていたウクライナ国立歌劇場のバレエ団の芸術監督として、空襲の中でも公演を続けている。公演中でも警報が響けば地下に避難する生活。それでも国内外からキーウに戻ってきた若いダンサーたちを熱心に指導する。 11歳で単身キーウ
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藤枝出身の河村さん 「伊豆の踊子」PR SPAC下田公演
静岡県舞台芸術センター(SPAC)が県内各地で上演している「伊豆の踊子」の出演者河村若菜さん(38)=藤枝市出身=が4日、下田市役所に松木正一郎市長を訪ね、15日の市内公演への意気込みを示した。 市内も描かれる川端康成の同名小説の舞台化。映像の投影を織り交ぜ、観劇により来訪意欲を促す「観光演劇」をうたう。川端の別作品の要素を取り入れつつ、ノーベル賞作家が自身を投影したとされる主人公の「私」以外の視点も織り交ぜる。 踊子役の河村さんは「(ゆかりの地の)下田で上演できることを心からうれしく思う。自然豊かな下田ほど、ほっとできる場所はない」と風光明媚(めいび)な環境を原作に重ね合わせた。松木市
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楽団やブティックがイベント 情感込め シャンソン高らか 浜松
浜松市中区で、市内を拠点にする楽団「ゴールデンスターズ」やブティック「サンマリー」などが主催した「音楽とファッションとダンスの宴(うたげ)」が開かれた。ブティック先代経営者の佐々木敬子さんがシャンソンを披露したほか、音楽やダンスのショーが華やかに繰り広げられた。 約20年前からシャンソンに取り組む佐々木さんは「パリの空の下」「聞かせてよ、愛の言葉を」などの曲目を、ピアノや楽団の演奏に合わせて情感豊かに歌った。執筆活動の経験を通じ、歌とともに、訳と自身の思いを交えた創作文も朗読した。 プロダンサーの演技やファッションショーも来場者を魅了した。
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脚本家の山田太一さん死去 浜松、焼津…静岡県内関係者から悼む声
「岸辺のアルバム」「ふぞろいの林檎(りんご)たち」など数多くの名作ドラマを手がけた脚本家の山田太一(やまだ・たいち、本名石坂太一=いしざか・たいち)さんが11月29日、老衰のため川崎市の施設で死去した。89歳。東京都出身。葬儀は家族で行う。喪主は長男の石坂拓郎(いしざか・たくろう)氏。 浅草生まれ。早稲田大卒業後、1958年に松竹大船撮影所に入り、木下恵介監督の助監督を経て、65年に独立。72年放送開始のNHK連続テレビ小説「藍より青く」が高く評価された。 70年代、鶴田浩二さん演じる元特攻隊員の葛藤や戦後世代との確執を描いた「男たちの旅路」や、水害でマイホームを失う中流家庭の崩壊と再
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教え子の演奏に包まれて旅立ち 浜松市民吹奏楽団の初代指揮者塚本さん 亡くなる前日明かした「大好きな曲葬儀に」
11月25日に81歳で亡くなった浜松市民吹奏楽団初代指揮者の塚本好司さん(浜松市中区)の葬儀が30日、同区で営まれ、楽団員らが集まりトロンボーンやサックスなどの演奏で故人をしのんだ。「音楽のまち」で、大好きだった曲、仲間たちに見送られて旅立った。 塚本さんは約2年前に胃がんを発症し、闘病の末、息を引き取った。29日夜は「通夜コンサート」と銘打ち、塚本さんの思いを受け継ぐ教え子ら200人以上が演奏あり、拍手ありのにぎやかな“音楽祭”を開催。30日の葬儀は一転、しめやかな雰囲気の中、出棺の際に管楽器の柔らかな音色が会場に響き渡った。 闘病中も楽団の練習に足を運び、指
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てぬぐい、眺めて使ってウキウキ/佐藤ゆず【SPAC俳優 言葉をひらいて⑲】
私には収集癖がある。 小さい物が多い。シール、セミの抜け殻、ドングリ、ネコのひげ、フィギュア、箸置き、シーグラス、包装紙、ポストカード。 日々使っていく物もあるけれど、特別活用するわけじゃないことも多い。集めて満足して、自然に返すこともたくさんある。返せなくて使えなくて集まった物たちはというと、一つ一つ並べて触って眺めて「うふふふふ」と楽しむ。そして、またそっとしまう。以上。それが定期的に行われる。この儀式は、私の心の栄養補給になっているのでとても大切なのだ。 前回のコラムでも触れたが、私はちゃらんぽらんで、だらしない。平たく言うと、片付けや整理整頓がとっても苦手。収集癖との合わせ技は
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子どもたちに音楽贈る 清水船越小PTA、近隣高校などが披露 静岡市
静岡市清水区の清水船越小PTAがこのほど、近隣の高校や音楽団体が出演する音楽フェスティバル「フナソニ」を初開催した。 コロナ禍の影響や、子どもたちが生の音楽に触れる機会が少ないことから、音楽の迫力や魅力を知ってもらおうと同校PTAが初めて企画した。児童や家族、地域住民らが集まり、近隣高校によるダンスや合唱などを楽しんだ。地元の太鼓団体による演奏では会場全体の手拍子やかけ声で盛り上がった。 同校卒業生で清水西高2年の村尾心暖さん(16)は母校でのダンス披露を楽しみ、「子どもたちには恥ずかしがらずに参加することで、音楽の楽しさを知ってほしい」と期待を込めた。
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少年期の宗一郎 熱演 天竜区出身ホンダ創業者描く 地元児童生徒がミュージカル 浜松市
浜松市天竜区(旧磐田郡光明村)出身のホンダ創業者本田宗一郎氏の少年時代を地元の児童生徒が演じるミュージカル「本田宗一郎物語」がこのほど、同区二俣町の天竜壬生ホールで上演された。約350人が来場し、好奇心を培い世界的な自動車メーカーを築いた経営者の原点に触れた。 1906年に生まれた宗一郎氏の幼少期を同区光が丘中3年の上田鈴果さん(15)、ものづくりへの探究心を育み15歳で上京するまでを天竜高3年の藤森早紀さん(18)がそれぞれ演じた。天竜の豊かな自然と鍛冶屋を営む両親の元で育ち、飛行機に憧れたり自動車技術に衝撃を受けたりしたエピソードを歌や踊りとともに生き生きと描いた。 成長に伴って夢を
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和太鼓やハーモニカの音色響く♪ 浜松市天竜区で「龍山ふれあい文化祭」
浜松市天竜区龍山町の龍山森林文化会館で26日、文化交流の催し「龍山ふれあい文化祭」の舞台発表があった。地元の子どもたちや音楽団体が日頃の練習の成果を披露した。 ホールで地元の踊り「龍山音頭」や横山小児童による和太鼓、ハーモニカ演奏など多彩な演目が上演され、来場者を楽しませた。今回は同区山東を拠点に活動するマンドリン演奏家の団体がステージに上がったほか、春野町のフラダンスのグループ、佐久間町の「吟剣詩舞同志会」など区内各地の団体が出演して盛り上げた。 屋外では「秋の実(みのり)感謝祭」も開かれ、赤芽芋とイノシシのみそ汁を振る舞ったり、地元特産品を販売したりした。
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ジャズピアニスト上原ひろみさん 母校・浜松追分小で演奏「好きな気持ち大切に」
浜松市中区の追分小は24日、同校出身の世界的ジャズピアニスト上原ひろみさん(44)を招いたコンサートを開いた。上原さんは「楽しいと思えればずっと頑張れる。好きという気持ちを大切にしてほしい」と後輩らに呼びかけた。 東京五輪の開会式で演奏した「スペクトラム」や、故郷への思いを込めた「グリーン・ティー・ファーム」など、自身が手がけた曲を演奏した。素早く繊細に指を動かす技術のほか、足で床をたたいたり立ち上がって弾いたりする表現も披露した。全校児童約200人は演奏が終わるたびに大きな拍手を送った。 質問コーナーで追分小での思い出を尋ねられた上原さんは、小学6年時の音楽会で、学校にある楽器を調べた
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琴オーケストラ 音色で魅了 島田でコンサート 唱歌や童謡披露
藤枝市の琴アンサンブル「千鳥」(池谷光絹井代表)は23日、20周年記念コンサートを島田市のプラザおおるりで開催した。 「琴オーケストラ」と題して、4種類の琴とピアノ、ドラムなどで合奏し、約20曲を披露した。日本古来の十三弦のほか、十七弦、ベース琴、ソプラノ琴を使用した。なじみ深い唱歌や童謡をはじめ、美空ひばりや石原裕次郎のメドレーなど歌謡曲を演奏した。軽快な音色に合わせ、客席からは手拍子も起きた。静岡市を中心に活動するピアニストの小島太郎さんをゲストに招いた。 池谷代表の生まれ故郷の島田市で企画した。来年5月26日には牧之原市でもコンサートを開く予定。
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映画「そして、優子Ⅱ」12月公開 沼津でロケ
沼津市を主なロケ地とし、同市出身の俳優大川航さんや藤木由貴さんが出演する映画「そして、優子Ⅱ」が12月1日から、同市のシネマサンシャイン沼津で先行公開される。佐藤竜憲監督がこのほど市内を訪れ、「沼津の情景を記録した写真集のような映画になった」とアピールした。 同作は架空の島を舞台に暴力団員の父親(柳憂怜)と2人で暮らす主人公の高校3年生優子(瀬戸みちる)の成長を描く物語。2022年春、同市我入道の海岸や淡島、旧静浦中などで撮影した。シリーズの続編ではなく、決断が苦手だった優子の進化をタイトルの「Ⅱ」に込めたという。 普通の生活に憧れる優子と、とがった人生に憧れる大川さん演じる同級生浩也の
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12月10日「ハママツの第九」 NPO合唱団 練習に熱
NPO法人浜松フロイデ合唱団(永嶋公一理事長)は12月10日午後2時45分から、ベートーベンの交響曲第9番を合唱する「ハママツの第九」を浜松市中区のアクトシティ浜松で開く。1973年から始まり、今年で50回目の節目を迎えるイベント。本番に向けて小学生から80代の団員ら約120人が練習に励む。 欧米でも活躍するキンボー・イシイさんの指揮と富士山静岡交響楽団の演奏で披露する。浜松科学館ホールで行った練習では、団員らがイシイさんの指導を受けてリズムや発声の仕方などを確認した。永嶋理事長は「団員と観客が一緒になって第九をつくりたい」と節目の開催に向けて意気込みを語った。 全席指定で3000~60
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広瀬すず「一緒の船に」
俳優の広瀬すず(静岡市清水区出身)が「第18回難民映画祭」の開幕イベントにゲストで登壇した=写真=。国連UNHCR協会が2006年から続けている難民に焦点を当てた映画祭で、今年は6本のドキュメンタリーを上映。広瀬は「映画の中でもドキュメンタリーはリアルな姿を実感できる。意義ある機会だなと思う」とエールを送った。 昨年、ウクライナ復興支援のクラウドファンディングを個人で企画。1100万円余りを集め、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)などに寄付した。「私が表に立つ仕事をしているからこそ、一人でも多くの方に知ってもらい、一緒に船に乗っていけるような存在になれたら」と広瀬。 自分と同世代の若
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平らな鍵盤ピアノ完成 下田のジャズピアニスト菅野さん 改良重ね納得の音色に
下田市のジャズピアニスト菅野邦彦さん(87)が、鍵盤に段差がない独自のピアノを完成させた。2016年に一度“完成”したが、数年にわたって改良を重ね、「ようやく納得のできる音色を手に入れた」と話す。 黒鍵と白鍵のいずれも平らに並んだピアノを追求してきたのは、「黒鍵の出っ張りをなくし、自由自在な演奏を実現するため」。50年来の付き合いという旧知のピアノ職人の手を借り、改良を施した。 通常のピアノより鍵盤の感触が重い点が課題だったが、ハンマーの支点の位置を変更することで、改善した。音色についてもさまざまな部品を試行錯誤し、これまでを上回る仕上がりになったという。 7月
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帰郷し見えた自分の“役” SPAC「伊豆の踊子」出演・山崎皓司 「未来は明るいと伝えたい」
来年2月まで県内各地で上演する県舞台芸術センター(SPAC)の「伊豆の踊子」で、一人旅をする青年を演じている山崎皓司。東京で舞台をメインに活動していたが、2019年秋に地元掛川市に戻り、SPACの舞台に立ちながら俳優活動の一環として農業や狩猟などに取り組んでいる。物やサービスの対価、自然環境、人とのつながり―。「自分自身が学び、子どもたちに未来は明るいものだと伝えたい。これが自分がすべき“役”だと思っている」 俳優を目指し、多摩美術大への進学を機に上京。以降20年近く舞台俳優をしても、テレビや映画に出ていなければ周囲からは「役者の卵」と言われ続けた。ある時、時間を
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江戸の平和外交、演劇に 「徳川家康公と朝鮮通信使」菊川で26日
徳川家康が交流再開に導いた朝鮮通信使とは―。ユネスコの記憶遺産にも登録されている朝鮮通信使の歴史をひもとく劇団静岡県史の舞台「徳川家康公と朝鮮通信使」が26日、菊川市の菊川文化会館アエルで上演される。脚本と演出を手がける主宰の松尾朋虎は「家康の外交手腕は、戦争が絶えない現代でも、学ぶべきことが多い」と語る。 駿府で大御所政治を行っていた晩年の家康は、豊臣秀吉の朝鮮出兵で断絶した朝鮮王朝との国交回復に尽力した。今回の舞台では、江戸幕府の平和外交の礎を築いた功績をたどる。2015年の初演作をリニューアルした。10月には韓国で開かれた「日韓交流おまつり2023in ソウル」で上演し、好評を博した
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元気出る歌声届けたい 天竜混声合唱団 23日コンサート
天竜混声合唱団(阿蔵葺心代表)は23日午後2時から、第8回演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)を浜松市天竜区二俣町の天竜壬生ホールで開く。団員たちは本番を控え、練習を重ねている。 演奏会ではなかにしあかねさん作曲の混声合唱組曲や、スタジオジブリ作品のメドレーなど計18曲を披露する。来場者が前向きな気分になれるような選曲になったという。 合唱団は2年半に1回の定期演奏会を活動の中心としてきたが、新型コロナウイルス禍で思うように練習できない状況が続いていた。阿蔵代表は「音楽を通じて元気になるような演奏会にしたい」と話す。入場無料。
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依田勉三題材に短編映画 24年3月公開へ 地域の魅力発信、松崎高生と静岡大生
松崎町の松崎高の生徒や静岡市駿河区の静岡大の学生が住民らとともに、地域の魅力を発信する短編映画の制作に取り組んでいる。北海道十勝平野開拓に貢献した地元の偉人である依田勉三を題材にした作品を仕上げ、2024年3月の公開を目指す。 町や静岡大などが持続可能な地域づくりを進める「2030松崎プロジェクト」の一環で、生徒や学生が中心となって5月に制作を始めた。タイトルは「BENBEN(ベンベン)」で、主人公の女子高生が依田勉三の功績を学び、自らの夢をかなえようと励むストーリー。生徒と学生が脚本作りや撮影、演技指導を行い、町内外の住民らが出演する。 11月中旬、同町の浜丁橋でロケが行われた。制作に
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熱海の街中で芸術堪能 「アートグラント」 11月18日開幕
熱海市のまちを回遊しながら国内外の芸術家が手がけた作品を鑑賞できるイベント「アタミアートグラント」(プロジェクトアタミ実行委員会主催)が18日、開幕する。新進気鋭の芸術家を中心とした約50組100人の作品が市内各地を彩る。12月17日まで。 開幕前日の17日には参加芸術家や主催者らが同市の熱海芸妓(げいぎ)見番に集まり、記念セレモニーに臨んだ。イベントは芸術家の活動支援や地域活性化を目的とし、今年で3回目。主会場となるアタミアートビレッジ(同市熱海)のほか、JR熱海駅前や中心街の「シーサイド」など計四つのエリアを設け、絵画や立体作品など多彩なアート展示を繰り広げる。 市街地の半径3キロ圏
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アニメ業界で生き残るには 監督・演出家の山本さん 浜松で専門学生らに講演
「涼宮ハルヒの憂鬱(ゆううつ)」「らき☆すた」など、数々の人気アニメを手がけるアニメーション監督で演出家の山本寛さん(49)を招いた特別講座がこのほど、浜松市中区の市福祉交流センターで開かれた。長年業界で活躍する山本さんがクリエーティブな世界で生き残るためのヒントを伝えた。 山本さんは、業界で働き続けるために必要な「悩み方」を伝授。自らの才能を見抜いて目標を設定し、努力することの重要性を強調した。自身が京都アニメーションに入社した当時、監督を希望していなかったことに触れ「得意分野が何かを知り戦略を立てる。プロになってもその繰り返し」と述べた。仕事を続ける上で夢を持つことの大切さも語りかけた
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能や歌舞伎体験 11月25、26日イベント 浜松市北区・方広寺
浜松市北区引佐町の方広寺は25、26の両日、能や歌舞伎などの日本文化に親しむイベント「日本伝統文化体験」を同寺で開く。 25日は、能楽師梅若猶彦さんによる舞台と、書道のワークショップ、茶会などが行われる。26日は、歌舞伎のデモンストレーションや書道パフォーマンスなどが繰り広げられる。門前では両日、地元団体「みやまの鐘プロジェクト」がマルシェを運営する。 チケットは、能と歌舞伎がそれぞれ3千円、茶会千円、書道のワークショップ500円など(税込み)。問い合わせはイベントを運営するハマナコ・ディスティネーション<電053(401)1233>へ。
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つき【月】 いつも優しく見ている 渡辺敬彦【SPAC俳優 言葉をひらいて⑱】
子供の頃、お月さまは僕についてきた。さっき公園で僕のことを見ていたのに、家に帰って窓から空を見ると、そこにいて僕を見ている。道を歩いていても、やっぱりそろりと僕についてくる。不思議だった。 「なぜ僕について来るんだろう。お月さまは、僕のことが好きなのかな?」と思った。一度叔母と2人で歩いている時「お月さまは、僕について来るんだよ」と、この秘密を教えてあげた。そして叔母は立ち止まり、僕だけ歩く実験をしてみることになった。もちろんお月さまは、僕について来た。優しい叔母は「お月さまはおばちゃんじゃなくて、おまえについて行っちゃったよ」と言った。「やっぱりお月さまは、僕について来るんだ。僕のことが
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劇団四季「クレイジー・フォー・ユー」 お待たせ! 静岡県内で8年ぶり
一目ぼれから始まるコミカルな恋愛模様を華麗なダンスと珠玉のメロディーで彩る劇団四季ミュージカル「クレイジー・フォー・ユー」が8年ぶりに静岡県内で上演される。創立70周年の今年、ファンの要望で再演が決まった王道ラブコメディーだ。 1930年代の米ニューヨーク。ダンスに夢中な銀行の跡取り息子ボビーは、母親に命じられ田舎町のさびれた劇場を差し押さえに行く。そこで勝ち気なポリーと出会い一目ぼれするが、彼女はあろうことか差し押さえる劇場の娘だった。劇場を救う妙案を思いつくボビーだが、それが町に大混乱をもたらす。 初演は92年のブロードウェー。その年のトニー賞で最優秀作品など3部門で受賞を果たした。
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金子みすゞ作品を身近に コンサートや講演 浜松市北区・方広寺
浜松市北区引佐町の方広寺は12日、童謡詩人の金子みすゞをテーマにした「方広寺秋期講座」を同寺で開いた。地域住民ら174人が参加し、コンサートや講演を通じて金子みすゞの詩に親しんだ。 コンサートでは、金子みすゞの詩に作曲するシンガー・ソングライターちひろさんが出演し「大漁」「私と小鳥と鈴と」などを披露した。「こだまでしょうか」「雀のかあさん」などの朗読も行った。 金子みすゞ記念館(山口県)の矢崎節夫館長は「みんなちがって、みんないい。金子みすゞさんのうれしいまなざし」と題して講演した。
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小中学生が合唱 練習の成果披露 浜松市天竜区
浜松市天竜区佐久間町の佐久間歴史と民話の郷会館でこのほど、同町と同区水窪町の小中学生による「佐久間・水窪地区音楽発表会」が開かれた。生徒と児童は、これまで練習を重ねてきた合唱や合奏を発表した。 浦川小は合唱に加え、人気アニメ「名探偵コナン」のメインテーマを演奏した。アップテンポの曲を見事にこなし、会場から大きな拍手が送られた。佐久間中は合唱曲を2曲披露した。1~3年生全員で「夏の日の贈りもの」を歌い上げ、会場を盛り上げた。 水窪中は最後に合唱曲「手のひらをかざして」を歌い、見事なハーモニーで締めくくった。 浜松湖北高佐久間分校の音楽講師を務める河野聖之さんがゲスト参加し、フルートの独奏
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新作公開記念、ゴジラ特別展 東名浜名湖サービスエリア
中日本エクシス遠州支店(浜松市浜北区)は、映画「ゴジラ-1・0(マイナスワン)」の公開記念イベント「ロケ地周遊作戦!」を同市北区の東名高速道浜名湖サービスエリア(SA)で開いている。2024年1月末まで。 遠州灘や浜名湖が映画のロケ地になったことを受けた企画。俳優神木隆之介さん、浜辺美波さんらが実際に着用した衣装や、歴代のゴジラ映画のポスターを紹介する特別展示を行っている。芝生の園地には、縦15・2メートル、横11・1メートルの等身大の足跡も設置した。 フードコートでは11月30日まで、ゴジラの皮膚をイメージして衣に竹炭を使用した唐揚げ丼などの特別メニューを提供している。同社の担当者は「
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第五福竜丸、記憶つなぐ舞台 水爆実験で被災、来春70年
米国による太平洋・ビキニ環礁での水爆実験で漁船「第五福竜丸」が被ばくしてから来年3月で70年となるのを前に、劇作家・演出家の坂手洋二さん(61)が主宰する劇団「燐光群」が、事件をテーマにした舞台の稽古を続けている。元乗組員23人のうち、存命なのは2人。「記憶を途切れさせてはいけない」との思いで11月17日の初舞台に臨む。 舞台は「わが友、第五福竜丸」。東京・高円寺を皮切りに、第五福竜丸の母港だった静岡県焼津市、建造地・和歌山県串本町、当時同じ海域で被ばくした多くの日本漁船が出航した高知県のほか、名古屋市、大阪府吹田市、岡山市で行われる。 劇中では、被ばくの体験を語り続け、2021年に87
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雅楽の音色♪夜の境内響く 三嶋大社で東儀さん演奏 訪日客向け実証ツアー
三島市の三嶋大社で8、9日の両夜、雅楽師の東儀秀樹さんの演奏が披露された。市観光協会が企画した訪日富裕層向けの実証ツアーの一環。ツアー参加者らが幻想的な雰囲気の中、日本の伝統文化に触れた。 東儀さんは美しい装束に身を包み、たいまつがたかれた薄暮の境内に登場。舞殿に進み、伝統的な楽曲に加え、オリジナル曲や「星に願いを」なども披露した。曲の合間には、笙(しょう)や篳篥(ひちりき)など楽器について英語を交えながら解説した。荘厳な空間に響く美しい音色に、多くの一般参拝客も足を止めて聞き入った。 実証ツアーは、インバウンド(訪日客)の誘客・消費拡大を目的とした観光庁の観光再始動事業として実施
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SPAC 東京駅前で「マハーバーラタ」上演 非日常、ダイナミズム見せる
静岡県舞台芸術センター(SPAC)は10月19~23日、東京駅を背に、宮城聰芸術総監督演出の「マハーバーラタ~ナラ王の冒険~」を上演した。駅と皇居を結ぶ「行幸通り」に設けられた舞台で、観客を異空間にいざなった。 古代インドの叙事詩に含まれるロマンス「ナラ王物語」を平安期の日本に置き換え、歌舞伎や人形浄瑠璃の要素を取り入れて創作さされた祝祭音楽劇。2003年の初演以降、14年にフランスのアビニョン演劇祭、15年にロシアのチェーホフ国際演劇祭など海外でも上演し、高く評価されてきた。20年間、主要な役の俳優は変わっていない。今回は宮城総監督が総合ディレクターを務める東京芸術祭のプログラムとして披
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工藤夕貴(富士宮在住)が新曲リリース 「父」通し人とつながる
富士宮市在住の工藤夕貴が8日、両A面シングル「父さん見てますか」「あゝ上野駅」をリリースする。「あゝ上野駅」は父井沢八郎の代表曲。28年ぶりとなる新曲発売に、「歌は人の心を動かす。歌を通じて父のファンの方々とつながることができればうれしい」と心境を語った。 プライベートでも歌ったことがなかったという父の代表曲に、司会を務めるテレビ番組で挑戦した。「お父さんが喜ぶよ」と予想以上に寄せられた反応がうれしかった。偉大な父の存在に悩み、悔しさや悲しみを抱いた時期もあったが、「父の名曲を歌い継ぐ人生も悪くない」。そう思えた。 その縁で誕生した、合田道人作詞、五木ひろし作曲の「父さん見てますか」は生
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静岡国際オペラコンクール パク・サムエルさん(韓国)1位 浜松
若手オペラ歌手が実力を競う「第9回静岡国際オペラコンクール」(県、実行委など主催、静岡新聞社・静岡放送後援)は5日、浜松市中区のアクトシティ浜松で本選を行った。審査の結果、韓国のパク・サムエルさんが1位に輝いた。将来性の高い日本人出場者に贈られる三浦環特別賞には女性唯一の本選出場者山下裕賀さんが選ばれた。 2次予選を通過した出場者6人が東京交響楽団の演奏に合わせて、アリア2曲を披露した。会場には力強く伸びのある歌声が響き渡り、歌唱後には来場者から多くの拍手が送られた。 パクさんは受賞後のスピーチで、6年前に参加した同コンクールで結果を残せなかった経験を振り返り、「さまざまなコンクールの中
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静岡県内外アマ音楽家 多様な楽曲披露 5日まで磐田でフェスタ
静岡県内外のアマチュア音楽家らが集まる「いわたde音楽フェスタ」(磐田文化振興会主催)が4日、磐田市上新屋のアミューズ豊田と市民文化会館かたりあで始まった。小学生から70代までの総勢300人が出演し、多彩なジャンルの音楽を披露する。5日まで。 初日は、ロックとジャンルフリーの2部門に計約30組が出演した。若手バンドが勢いのある演奏で会場を盛り上げたほか、男女5人組「マージービート」は、ビートルズの名曲「レットイットビー」を披露。聴衆は身体を揺らしたり、手拍子をたたいたりして美しいハーモニーを楽しんだ。 会場には、アイスクリームやドリンクなどのキッチンカーも並んだ。最終日は、懐かしのフォー
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電子和太鼓と照明“踊る” ローランド×サーラ音楽ホール 5日浜松でフェス
電子楽器大手のローランド(浜松市北区)と同区のサーラ音楽ホールが、同社製の電子和太鼓とホールの照明機材を無線で連動させる新たな演出に挑戦する。5日に同ホールで開く「ミュージックフェスティバル」で、同区の和太鼓団体「奏音(おと)」の協力で初披露する。関係者は「照明が踊っているような感覚で、観客の新たな楽しみ方になる」と期待する。 電子和太鼓は、同社が電気ドラムの技術を応用して2017年に開発した。ばちで打面をたたいた振動をセンサーで捉えて音源に送る仕組みで、担ぎ桶(おけ)型として世界初の製品という。今回の取り組みでは、同社の技術を使用して太鼓と照明機材を無線でつなぎ、太鼓の音を即座に光の動
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木製鍵盤採用した最上位電子ピアノ ヤマハ、11月2日発売
ヤマハは2日、電子ピアノ「Pシリーズ」の最上位モデル「P―525」を発売する。木製鍵盤を採用し、グランドピアノのようなタッチ感を味わえるという。カラーはブラックとホワイトの2色。市場想定価格は税込み19万8千円。 音色は同社の「CFX」と、同社子会社ベーゼンドルファーの「インペリアル」で、コンサートグランドピアノ2種を採用した。
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冬に光差す高揚感 オルガン奏者・大木麻理(静岡出身) 3日にリサイタル開催
静岡市出身のオルガン奏者大木麻理が3日、同市葵区の静岡音楽館AOIでリサイタルを開く。バッハによるオルガン作品の全曲演奏を目指した公演の3回目。 今回のテーマは「イエスを待ち望むバッハ」。クリスマスに向かう時期に、教会などで演奏される曲を中心に構成した。「この時期のドイツは午後3時ごろから暗くなり、だんだんクリスマスマーケットの明かりがついてにぎやかになる。もの悲しい気持ちに光が差してくるような高揚感のある曲を集めた」と話す。 バッハのオルガン作品は200曲を超える。オルガン奏者の多くが集大成的に全曲演奏に取り組む一方、「バッハは音楽家が必ず通る道。その壁を越えた時にどんな世界が見えるの
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ちゃらん ぽらん 真面目が幅を利かす今 佐藤ゆず【SPAC俳優 言葉をひらいて⑰】
自覚している自分の性格と、周りが認識しているその人の性格は結構違うと思う。 子どもの頃、私は「ちゃらんぽらんなことをしない!」とよくしかられていた。だらしない、とか、いいかげんと似たような意味で言われていた気がする。 大学受験の時の話。願書締め切り2日前に、私の手元にはまだ出願書類があった。今みたいにオンライン出願なんて時代じゃないから、郵送か手渡し。しかも同封する証明写真もまだ撮っていなかった。 私自身は「速達で出せば届くから問題ない~」と呑気[のんき]にしていたのだが、「ちゃらんぽらんにも程がある!」と、父激怒。両親と担任の先生を説き伏せてまで高校3年生で進路変更をしたのに、本当に
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「節目」の20回目彩る28の音色 朝霧JAM、1万6千人魅了
老舗野外音楽フェスティバル「朝霧JAM[ジャム]」(実行委員会主催)が21、22の両日、富士宮市の朝霧アリーナと周辺で開催された。節目の20回目。大小二つのステージに国内外の28アーティストが集い、延べ約1万6千人(主催者発表)を楽しませた。 2001年の第1回から、出演者のジャンルの幅の広さが特色だったが、今年はそれが際立った。 21日の幕開けを務めた7人編成のチョコパコチョコキンキンは中南米の音楽、アフリカのビート、沖縄のカチャーシーを取り入れた楽曲を連発。一方で、22日の最後を飾った韓国人DJナイト・テンポは日本の昭和歌謡や70、80年代アイドル曲をディスコビートに乗せて会場を踊
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アニメ「サザエさん」花沢花子役の声優が交代
フジテレビは29日、人気アニメ「サザエさん」のキャラクター、花沢花子役の声優の交代を発表した。長年務めてきた山本圭子さんは同日放送回が最後。同局は理由を明らかにしていない。 花沢花子はサザエの弟カツオの同級生。不動産会社の看板娘で、「花沢さん」の愛称で親しまれている。29日の放送では、通学路を歩くカツオに「磯野君」と気さくに呼びかける、おなじみの場面もあった。後任の渡辺久美子さんは11月5日の放送回から担当する。
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情感豊かな語りに“ゾクッ” 伝承アレンジ 怪談師が披露 牧之原 東アジア文化都市
牧之原市坂口の龍門山石雲院で28日、人気怪談師城谷歩さんを招いた「石雲院百怪談」が開かれた。静岡県が推進する交流事業「東アジア文化都市」の一環。 荘厳な雰囲気が漂う本堂内に設けられた高座で城谷さんは、石雲院にある「袈裟(けさ)切りの墓」にまつわる伝承をアレンジした怪談などを次々に披露した。緩急をつけた情感豊かな語り口で繰り広げられる物語に、集まった約200人の来場者は息をのんで聞き入っていた。 イベントは市内に新たな文化拠点を創出しようと、静岡空港周辺の活性化に取り組むNPO法人「ソラノワ」が主催した。
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熱海と全州 伝統の舞、共演 芸妓見番で日韓親睦 東アジア文化都市
韓国・全州(チョンジュ)市の文化交流団を迎えた友好親善事業「東アジア文化都市in熱海」(熱海市日韓親善協会主催)が29日、同市内で行われた。熱海芸妓との特別公演などを催し、互いの伝統文化について理解を深めた。 東アジア文化都市事業の一環として、熱海芸妓が9月上旬、全州市内で公演したのがきっかけ。熱海芸妓見番で行われている定期公演「華の舞」に合わせて招待した。全州文化交流団は管楽器「テグム」で澄んだ音色を響かせたほか、伝統舞踊の「ミンサルプリチュム」「全州剣舞」などで迫真の演技を披露した。 全州文化交流団の文正根[ムンジョングン]さんは「かつて韓国にも見番が存在したが、今はもうない。日本に
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クレージーキャッツ・犬塚さん死去、ゆかりの熱海「思い出ありがとう」
クレージーキャッツのベーシストで、俳優としても活躍した犬塚弘さんの死去が明らかになった27日、犬塚さんがついのすみかとした熱海からは惜しむ声が上がった。長年、親交のあった飲食店「カフェ・ド・シュマン」(熱海市銀座町)のオーナー杉本憲治さん(74)は「たくさんの思い出をありがとう」と感謝の言葉を繰り返した。 2人の交流のきっかけは20年以上前にさかのぼる。犬塚さんが客として杉本さんの店を訪れ、すぐに意気投合。ゴルフを一緒に楽しむ間柄になった。犬塚さんが15年ほど前に都内から熱海市に移住した際、杉本さんは引っ越し作業を手伝った。2020年公開の映画「海辺の映画館-キネマの玉手箱」に出演した犬塚
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「熱海芸妓茶屋」28日オープン お菓子と弁当楽しみお座敷体験、日本文化世界に
熱海芸妓(げいぎ)置屋連合組合は28日、飲み食いしながら気軽にお座敷体験を楽しめる「熱海芸妓茶屋」を熱海市中央町の見番歌舞練場の近くにオープンする。踊りや歌、手遊びなどを通じて国内外の観光客をもてなし、伝統的な芸妓文化の魅力を発信する。 26日には現地でプレイベントが行われ、着物姿の芸妓衆が地元関係者ら約20人を迎え入れた。来場客は弁当と飲み物を味わいつつ、芸妓衆による華麗な踊りを鑑賞した。箱の上にある的に狙いを定めて扇を投げ、得点を競う「投扇興」にも挑戦した。 芸妓茶屋は見番歌舞練場に隣接する旧稽古場を改装した。新型コロナウイルス禍の影響でホテル・旅館でのお座敷が激減する中、「伝統文化
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オペラ歌手三浦環の逸話語る 菊川で親戚のトークショー 舞踊家 創作の舞披露も
掛川市出身の現代舞踊家鷲山あかねさんが、地元ゆかりの世界的オペラ歌手三浦環(1884~1946年)にちなんだ踊りやトークショーを行う「舞 ODORU」を菊川市牛渕の極楽寺で開いた。市民約70人が三浦環に関するトークショーや踊りを楽しんだ。 トークショーは鷲山さんが聞き手となり、三浦環の母方の親戚にあたる元木房子さんがエピソードを披露した。元木さんは、研究者や、かつて三浦環と同じ都内の敷地に住んでいた母から聞いた話を紹介。三浦環が1日に10ページを暗譜したり、何カ国語も話したりしていたことを明かした。 鷲山さんは三浦環ゆかりの創作舞踊を披露し、参加者は華やかな舞に見入った。
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市民文化フェス 45団体 歌声披露 浜松市中区
浜松市内などの文化団体が芸術の秋を盛り上げる「浜松市民文化フェスティバル」(市文化振興財団主催、静岡新聞社・静岡放送後援)の合唱部門「市民合唱祭」がこのほど、中区のアクトシティ浜松で開かれた。県西部を中心とした45団体の延べ約840人が、日頃の研さんの成果を披露した。 5~62人で構成された団体の年齢層は幅広く、曲も合唱曲や童謡、映画主題歌などさまざま。混声や男声、女声、ジュニアそれぞれの編成で、伸びやかに歌声を響かせた。 新型コロナの5類移行で4年ぶりの通常開催。実行委員長の玉川昌幸市合唱連盟理事長(71)は「コロナによる合唱文化へのダメージは大きく、市内の団体や団員も減ったが、45団
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若手演奏家が音楽公演 29日、浜松市天竜区・熊小
若手演奏家による音楽公演「浜松市天竜区ふれあいコンサート」(同実行委など主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が29日、天竜区熊の熊小体育館で開かれる。 浜松交響楽団と共演経験があるピアニストの中谷彩花さん、サックス奏者の宮越悠貴さんがラフマニノフやショパンなどの楽曲を演奏する。 午後2時開演。入場無料。申し込みは同ホール<電053(922)3301>へ。
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秋の美 27流派が華やかに 第70回静岡県華道展、静岡市で開幕
静岡県内華道の27流派の選び抜かれた作品が一堂に集う「第70回県華道展」(県華道連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)が24日、静岡市葵区の松坂屋静岡店で開幕した。29日まで。同連盟の大羽見松斎会長や県スポーツ・文化観光部の横山雅機文化局長らがテープカットで70回目の開幕を祝った。 各流派の家元ら華道家による力作計363点を3部に分けて2日ずつ展示する。ホトトギス、ツルウメモドキ、キク、ケイトウなど秋を感じさせる花材を使い、華やかに仕上げた作品が多く並ぶ。「立華」や「盛花」「文人花」など古典様式のほか、発泡スチロールやステンレスパイプとともにユリやグロリオサの色鮮やかな花を生けた造形作品など、
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小説「ラブカは静かに弓を持つ」作者のトーク、チェロ演奏の融合
2023年本屋大賞で第2位になった音楽小説「ラブカは静かに弓を持つ」を題材にしたトークと演奏会(静岡県文化財団など主催)が、静岡市駿河区のグランシップで開かれた。小説の著者の安壇美緒さんと浜松市在住のチェリスト横坂源さんが作品に込めた思いや演奏を披露した。 小説は、音楽教室で潜入調査するスパイが美しいチェロの音色に心を動かされるストーリー。安壇さんは執筆に当たりチェロについて「調べれば調べるほど素晴らしい楽器だと感じた」と語った。お気に入りの場面を朗読し「クラシック音楽を聴きながら作品を書いていた。自分が苦しいときには音楽が助けてくれる」と振り返った。 横坂さんは小説を読んで着想を得た曲
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チェロとピアノ バレエが共鳴 静岡市葵区でコンサート
静岡市葵区のバレエスタジオ「ジャルダン・デ・アーツ」で21日、「チェロとピアノとバレエのコンサート」(音楽とバレエの街中コンサート実行委主催)が開かれた。約60人の観客が、美しい音楽と舞のコラボレーションに酔いしれた。 ピアニストの谷合千文さん(44)=東京都台東区=と富士山静岡交響楽団のチェロ奏者の生駒宗煌さん(38)=磐田市=が二重奏などを披露。2人の演奏に合わせて、バレリーナの鈴木菜花さん(19)=横浜市=が「瀕死(ひんし)の白鳥」を演じ、命が燃え尽きる白鳥の苦しみを繊細に表現した。観客は時折体を揺らしながら、3人が織りなす世界観に浸り、大きな拍手を送った。 同バレエスタジオの代表
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「宝探し」自由に楽しんで 音楽、雑貨、飲食のイベント「ハミングバード」 静岡で10月28、29日
「なんかいいコト、モノあるかも」を合言葉に音楽と雑貨や飲食を楽しむイベント「HummingBird(ハミングバード)」が静岡市駿河区の広野海岸公園で28、29日に開催される。春と秋に開かれ、今回で5回目。地元住民から県外観光客まで2日間で1万人を集める人気イベントについて、主催者の小田切桂さんは「自由に“宝探し”を楽しんでほしい」と語る。 小田切さんは静岡市内にレゲエ文化が広がっていなかった約30年前、レコード店を兼ねたバー「ONE BLOOD(ワンブラッド)」をオープンした。全国から一目置かれる存在になった今、紡いできた絆への感謝を込めて企画したイベントが「ハミ
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豪華キャスティング!荻野目洋子さんら熱唱 ハママツ・ジャズ・ウィーク最終日
第31回ハママツ・ジャズ・ウィーク(浜松市、市文化振興財団、ヤマハ、静岡新聞社・静岡放送など主催)は最終日の22日、メインイベント「ヤマハジャズフェスティバル」を浜松市中区のアクトシティ浜松で開いた。歌手の荻野目洋子さんらが躍動感あふれる舞台を繰り広げ、約2200人の観衆を沸かした。 かつて浜松に来た際、独自に進化を遂げたジャズイベントの存在を知った荻野目さん。「ずっと出たかった。念願かなってうれしい。昨晩食べたウナギもおいしかった。浜松サイコー」などと語った。自らが作詞作曲した「虫の呟(つぶや)き」ではウクレレを弾いたほか、米国のコーラスグループ・ドリフターズの楽曲「ラストダンスは私に
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20回目の朝霧JAM開幕 富士山麓でキャンプと音楽
静岡県内最大級の野外フェスティバル「朝霧JAM(ジャム)」(実行委主催)が21日、富士宮市根原の朝霧アリーナとその周辺で開幕した。20回目の節目を迎えた熱い音楽ステージを、全国から集まった約1万人が22日まで楽しんでいる。 ステージは3人組若手コミックバンド「CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN(チョコパコチョコキンキン)」で幕を開けた。21日はカナダの人気ジャズバンド「BADBADNOTGOOD(バッドバッドノットグッド)」ら計13組が出演する。22日はロックバンドの「くるり」らを予定している。 開催20回目を重ね、発起人である秋鹿博実行委員長(80)は「暮らしに
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プロから学んだジャズ 大学生ら演奏披露 ハママツ・ジャズ・ウイーク
浜松市で開かれている「第31回ハママツ・ジャズ・ウイーク」(浜松市、市文化振興財団、ヤマハ、静岡新聞社・静岡放送など主催)の一環で21日、若年層がジャズのプロから教わった演奏を披露する「ネクストジェネレーションジャズステージ」が浜松市中区で開かれた。 国内外で活動するトランペット奏者篠原正樹さんから指導を受けた静岡大の学生グループ、卒業生グループ、千葉県の高校卒業生グループが出演した。有名曲の「A列車で行こう」やジョン・コルトレーンの曲などを披露した。
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「即興」の音色響く 熱海未来音楽祭が開幕 巻上公一さん「化学反応を見て」
音楽家で詩人の巻上公一さん(熱海市)が企画する、「即興」をキーワードにしたジャンル横断型イベント「第5回熱海未来音楽祭」が20日、同市内で開幕した。 オープニングを飾ったのは「復讐(ふくしゅう)から愛への肌触り」と題した即興演奏と人形劇の協働演目。熱海銀座商店街の衣料品店にすり鉢状の客席を設け、コルネットやテルミンを操る巻上さん、サックスの纐纈雅代さん、鍵盤楽器の坂口光央さんの演奏に合わせて人形遣いの黒谷都さんが紙の人形(ひとがた)や、布で作った顔を用いたパフォーマンスを披露した。会場には、まがまがしさと清涼感が入り交じった、不思議な空気が充満した。 残り2日の音楽祭は、中国西南部の口琴
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焼津ご当地ソング 「黒はんぺん音頭」全国発売 メンバーらが市長に報告
焼津市の歌謡グループ「しんえがおスターズ」が歌うご当地ソング「黒はんぺん音頭」が来年2月上旬に全国発売されることが決まった。同グループの2人と曲のプロデュースを担当した編曲家若草恵さんがこのほど、市役所に中野弘道市長を訪ね、報告した。 若草さんは日本レコード大賞編曲賞、作曲賞を受賞し、これまでに手がけた編曲は4千曲以上と日本を代表する編曲家、作曲家として知られる。しんえがおスターズの港八郎さんがご当地グルメを題材に作詞した「黒はんぺん音頭」は、名称を「焼津黒はんぺん」と変えて全国発売される。 若草さんは「焼津の文化や黒はんぺんを全国に発信するお手伝いができて光栄」と意気込みを語ると、中野
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沼津の15歳シンガー「KOKONA」活動拡大 のど自慢チャンピオン 弾き語り動画配信
沼津市の中学3年生平田心愛さん(15)がシンガー「KOKONA」として、注目を集めている。今夏、市制100周年を記念して市内で開かれたテレビ局ののど自慢でチャンピオンに輝いた。市内のイベントで演奏機会を増やすなど、活動の幅を広げている。 10月中旬、JR沼津駅前で開かれた伊豆オクトーバーフェスト。KOKONAさんはギターをかき鳴らしながら、ハスキーで透明感ある歌声を響かせた。「普段は大きな声を出さないから人に振り返ってもらえないけど、マイクを通して歌うと人に届くのがうれしい」と歌うことの楽しさを語る。 ギター好きだった祖父の影響で、小学5年生の時に独学で弾き語りを始めた。YouTubeな
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ジャズの世界 体で手話で 中区・浜松聴覚特支で「出前コンサート」 ハママツ・ジャズ・ウィーク
浜松市で22日まで開かれている「第31回ハママツ・ジャズ・ウィーク」(浜松市、市文化振興財団、ヤマハ、静岡新聞社・静岡放送など主催)の一環で20日、「出前ジャズコンサート」が中区の浜松聴覚特別支援学校で開かれた。特別支援学校での開催は初。 校歌アレンジ「かっこいい」 サクソフォン奏者森山瑞樹さん率いるバンドがジャズの名曲「A列車で行こう」「セント・トーマス」や人気アニメ曲などを披露した。同校と浜松視覚特別支援学校の幼稚部と小学部、地域住民など約50人が参加し、手話を使ったり、体を揺らしたりしてジャズの魅力を体感した。ジャズ風にアレンジした同校の校歌も披露され、児童らは笑顔で演奏を楽しんだ。
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SPAC宮城さんに国際交流基金賞 都内で授賞式
学術・芸術の分野で日本と海外の橋渡しに貢献した個人・団体に贈られる国際交流基金賞の授賞式が18日、都内で開かれた。静岡県舞台芸術センター(SPAC)芸術総監督でグランシップ館長の宮城聰さんが受賞し、「地道な仕事が、国際的な緊張緩和や平和構築に関係すると認めてもらえてうれしい」と喜びを語った。 宮城さんは数多くの海外公演を成功させたことに加え、世界各国の作品を国内に招聘(しょうへい)し、国際相互理解に貢献したと評価された。宮城さんはスピーチで、演出家の使命を「人間の苦闘の軌跡としての古典戯曲を、現在の文脈の中で提示する」と説明。現代の人々が危機に直面しても、過去の難局を作品を通じて客観的に見
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新作映画「BAD LANDS」への思い熱く 沼津出身/原田真人監督、静岡県内ロケにも意欲【インタビュー】
特殊詐欺をなりわいにする異父姉弟が、悪のはびこる世界からどう逃げ出すかー。原田真人監督(沼津市出身)の最新作「BAD LANDS バッド・ランズ」は、大阪を舞台にした犯罪サスペンスだ。直木賞作家黒川博行の小説「勁草(けいそう)」を原作に、映画化まで6年をかけた原田監督の情熱や俳優、作品への思いを聞いた。 ー原作の刊行は2015年。映画公開までに時間がかかりました。 「ずっと撮ってみたかった『大阪弁フィルムノワール』として格好の題材でした。主人公2人の関係性と犯罪組織の人間たち。現代の日本社会の縮図のような人間関係をうまく描けたらいいなと思っていました。でも、その時は映画化権を逃してしまっ
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戦禍で断たれたドラム演奏再び ウクライナから三島へ避難、ミランさんにバンドら協力
ロシアの軍事侵攻を受けるウクライナの東部ドニプロから三島市に避難しているネジェリコ・ミランさん(15)が、幼少時代から親しむドラム演奏に再び打ち込み始めた。一緒に音を奏でる仲間と出会い、同市のサロンとバンドの協力で練習機会も増えた。「大好きな趣味。ずっと続けたい」と笑顔を見せる。 物心ついた頃からドラムに触れ、8歳からドラム専門の音楽学校に通い続けてきた。しかし、週4日練習していた日常は突然の軍事侵攻で奪われ、卒業を迎えられないまま三島市の叔母原アンナさんの元に避難した。原さんは「言葉や環境が違い、友達もいない。1人でイヤホンを付けていることも多かった」と当時を振り返る。 ミランさんが再
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熱海未来音楽祭 10月20日から 即興演奏、大河のように
音楽家で詩人の巻上公一さん(熱海市)がプロデュースする「即興」をキーワードにした音楽とパフォーミングアーツの祭典「第5回熱海未来音楽祭」(20~22日)のプレイベントが、同市の起雲閣で開かれた。 「4万キロメートルの音楽散歩」と題し、巻上さんと5人の音楽家が組み合わせを変化させながら即興演奏を繰り広げた。米国出身のピアニスト、アルメン・ナルバンディアンさんの端正なメロディーを連ねた清涼感のあるソロからスタート。巻上さんのテルミン、内橋和久さんのギター、フランク・グラトコフスキーさん(ドイツ)のバスクラリネットが加わり、跳ねるようなリズムを時折交えながら、音量や音程を高めたり降下させたりを繰
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歌って弾いて、親子で音楽体感 ハママツ・ジャズ・ウィーク2日目
音楽イベント「第31回ハママツ・ジャズ・ウィーク」(浜松市、市文化振興財団、ヤマハ、静岡新聞社・静岡放送など主催)は2日目の15日、「ファミリーJAZZコンサート」を同市中区のクリエート浜松で開いた。午前・午後2回で約300人の親子連れが来場し、1日限りの体験型コンサートを通じてジャズの魅力に触れた。 ジャズ・ラテンピアニストの福本純也さん率いる「ファミリーJAZZグループ」が昨年に続き出演した。ラテン調でディズニーの名曲を披露したり、ブラジルやアメリカ発祥の多様なジャンルの音楽で「かたつむり」を奏でたりした。メンバーそれぞれがソロで即興や楽器を使った技を繰り広げ、会場から大きな拍手が上が
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横尾歌舞伎 4年ぶり観客入り 活気戻る 浜松・引佐で15日まで
浜松市北区引佐町横尾、白岩地区に江戸時代から伝わる県指定無形民俗文化財「横尾歌舞伎」の定期公演が14日、同町の東四村農村コミュニティーセンター開明座で始まった。4年ぶりに観客を入れて開催され、伝統の農村歌舞伎に活気が戻った。15日まで。 横尾歌舞伎少年団による「寿式三番叟(さんばそう) 宝の入船」で開幕し、あでやかな衣装の児童生徒が三味線や鼓の音に合わせて優雅に踊った。地元保存会は、明智光秀をモデルに描かれた「絵本太功記十段目 尼ケ崎閑居の場」など2演目を披露。役者が勇ましく見えを切ると拍手が沸き起こり、客席からおひねりが飛び交う恒例の光景が復活した。 横尾歌舞伎は役者、三味線、裏方など
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ハママツ・ジャズ・ウィーク 14日、開幕 中高生バンド観客魅了/最終日、渡辺貞夫さんの公演中止
31回目を迎えた音楽イベント「ハママツ・ジャズ・ウィーク」(浜松市、市文化振興財団、ヤマハ、静岡新聞社・静岡放送など主催)が14日、同市で開幕した。22日までの9日間、ジャズアーティストらが多彩なステージを繰り広げる。 初日は同市中区のアクトシティ浜松で「スチューデントジャズフェスティバル」が開かれ、全国から選抜された中学や高校など9団体が、若さあふれる華やかで迫力あるジャズサウンドを奏でた。 市内からは浜松日体中・高、浜松修学舎中・高が出演。軽快なリズムに合わせて客席から手拍子が起こった。浜松日体高吹奏楽部で部長を務める久米克季さん(2年)は「ジャズに触れて、ジャンルの幅を広げることが
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朝鮮通信使との交流演じる ゆかりの興津の住民ら 韓国領事館関係者も出席
江戸時代に日本と朝鮮王朝の交友の舞台になった古刹(こさつ)・清見寺のある静岡市清水区興津地区で14日、朝鮮通信使にまつわる劇が披露された。地元中学生など市民や県舞台芸術センター(SPAC)所属の俳優らが参加し、日本と朝鮮半島の絆を確かめた。駐横浜韓国総領事館の関係者も訪れた。 劇は地元で町おこしに取り組むNPO法人「AYUドリーム」の主催。10年ほど前から市民を巻き込んで劇を披露してきた。全柄閏領事は「江戸時代に再開し、200年以上続いた朝鮮通信使は未来志向の平和の使節だった。中学生も劇に参加していると聞いていて、偉大な遺産が後世に引き継がれるようお互い努力しましょう」と述べた。 朝鮮半
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「婚約指輪」(1950年) 人の不可解さを「哀れ」に 「木下惠介」編④完 【アートのほそ道】
木下惠介の魅力は「シニシズム、皮肉にケレン味」と初回に書きましたが、「馬鹿[ばか]と愚図[ぐず]は大嫌い」と言い放つ惠介は、監督デビュー作に取り組む時に「失敗するはずがない」という恐ろしい程の自信を持っていました。そんな天才監督は、当たり前の映像表現を自分の作品に使うことは良しとしません。大向こうをうならせる挑戦的なケレン味を感じる画面からは、「分かる?」という惠介の皮肉なまなざしを感じます。 惠介の特異な視点に「クィアな感性」があると言われます。クィアは非異性愛を表象する言葉で、元は差別用語でした。惠介は映画の中で女性のまなざしをプリズムにして虹色のセクシャリティーメッセージを送っている
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悲しみも喜びも旋律に リコーダー奏者・海野文葉さん(静岡市葵区)【表現者たち】
アルトリコーダーの流れるような叙情的な旋律、時に軽やかなリズムが、イタリアンレストランに響く。リコーダーは小中学生の教育楽器の印象が強いが、17~18世紀の欧州では花形楽器だった。演奏家の海野文葉さん(52)=静岡市葵区=は複雑な指使いと息のコントロールで、音量と音程を慎重に調整していく。 後期バロック時代の楽譜には音符以外の細かな指定がなく、即興性を求められる。楽譜にない世界をいかに深めるか。「和声を踏まえて自分なりの装飾音符を付けていく。美しい響きに。奏者のセンスが問われる」 小学生の時に入団した音楽青葉会・静岡児童合唱団(静岡市葵区)の欧州演奏旅行で、伴奏がリコーダーのアンサンブ
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浜松・中区の居酒屋に“幻のピアノ” ジャズ・ウィークのライブ会場の一つに 14日開幕
戦前の1911年~45年に横浜中華街で製造された“幻のピアノ”が浜松市中区紺屋町の和食居酒屋「和音」にある。14日から同市で始まるハママツ・ジャズ・ウィークのライブ会場の一つとして、ジャズの軽やかなリズムを刻む出番を待っている。 アンティーク調の外観に「S・CHEW(シュー)」のロゴが光る「周ピアノ」。クラシックからジャズまで多彩な音楽に合う柔らかく、爽やかな音が特徴という。店主の川嶋朱里さん(47)は市民吹奏楽団のオーボエ奏者で、店内はピアノのほか、トランペットやトロンボーンなどの楽器が並ぶなど音楽愛あふれる居酒屋だ。月に一度、地元アーティストを招いたライブには
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イエモン吉井さん喉頭がん公表 根治するも年末の公演見送り
ロックバンド「THE YELLOW MONKEY」のボーカル、吉井和哉さん(57)は11日、早期の喉頭がんを患っていたことを公式ウェブサイトで発表した。根治したものの、12月28日に予定していた東京・日本武道館での公演を見送ることも明らかにした。 がんは昨年11月に判明し、今年の年明けには治療も終了して根治したという。その後、公演に向けて準備したが万全な状態ではなく「診断や経過をみて、完全復帰をかなえるには少し準備が足りないと判断した」としている。
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向井水軍行列「いざ出陣」 静岡・用宗地区 武将たたえるまつり
静岡市駿河区用宗ゆかりの武将らをたたえる「もちむね向井水軍まつり」が8日、JR用宗駅周辺で開かれた。持舟城(もちぶねじょう)城将として戦国武将の武田氏の下で活躍した向井正重と、武田氏滅亡後に徳川水軍の中心となった政綱、忠勝の向井3代にちなんだ催しで、住民らが街を練り歩くなどして地域の歴史をアピールした。 メインイベントの「向井水軍行列」には、手作りの甲冑(かっちゅう)に身を包んだ住民ら約100人が参加。大漁旗やおもちゃの刀を手に、りりしい表情で県道約300メートルを練り歩いた。正重役のほか、正重以前に同城主だった徳川家康正妻の築山殿の父・関口氏純役も練り歩き、地元住民や見物客が戦国から江戸
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天女舞う三保 幽玄世界 静岡で羽衣薪能
第40回羽衣まつり(同まつり運営委員会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)のメインイベント三保羽衣薪能が7日、静岡市清水区三保の市三保松原文化創造センター「みほしるべ」前広場で行われた。静岡県内外から訪れた400人以上の観客たちはたいまつの明かりがともる幽玄な雰囲気の中、演目「羽衣 和合之舞」を堪能した。 まつりは、1984年に旧清水市の市制60周年を記念して始まった。薪能以外にも、地元中学生が能や羽衣伝説について学習し成果を発表する「三保こども能楽」や、能「羽衣」を愛したフランス人で舞踏家エレーヌ・ジュグラリス夫人を顕彰する式典も行われた。 会場にはシャルル=アンリ・ブロソー在日フランス大
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「やらまいかフェス」浜松で開幕 音楽や歌声響く 8日まで292組1238人出演
音楽のまち浜松の中心街で市民が繰り広げる恒例の音楽イベント「第15回やらまいかミュージックフェスティバル」(実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が7日、浜松市中区のJR浜松駅周辺で開幕した。4年ぶりの通常開催。8日まで計292組、1238人が出演し、にぎやかな演奏や歌声を響かせる。 同駅北口広場「キタラ」など12会場で出演者がロックやポップス、フォークなど多彩な音楽を奏で、多くの通行人や駅利用客が足を止めて聞き入った。会場周辺には飲食や物販のブースが出店し、オリジナルTシャツやグッズを販売した。 8日は午前11時から午後7時50分まで。
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原田真人監督、沼津ロケ逸話披露 地元でトークショー
映画などのロケ支援団体「駿河湾沼津フィルムコミッションハリプロ映像協会」はこのほど、沼津市出身の映画監督原田真人さんを招き、「映画の舞台沼津『過去・現在』」と題したトークショーを同市のシネマサンシャインららぽーと沼津で開いた。原田さんが監督し、伊豆地域を中心にロケした映画「わが母の記」の石塚慶生プロデューサーも登壇した。 原田さんは映画制作の際、ロケ地の最終的な判断は自身でするとし、ロケ地探しの苦労を語った。監督作「ヘルドッグス」では、フィリピンでのロケを新型コロナウイルスの影響で断念。沼津市内の川を同国の風景に見立てて撮影した逸話も明かした。 来場者からは最新作の「バッド・ランズ」に関
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「江川邸」内庭見学、歴史を学ぶ 伊豆市の生涯学習講座
伊豆市は3日、60歳以上を対象とした生涯学習講座「いず生きいきカレッジ」の本年度第4回学習会を伊豆の国市内で開いた。参加者27人が国指定重要文化財「江川邸」(同市)の普段入ることができない内庭や書院を中心に見学し、歴史講演を聞いた。 江川文庫の橋本敬之学芸員(70)の案内で、切れ目の入った独特の「韮山竹」が植えられている内庭、内庭に隣接する和室の書院などを見て回った。幕末の韮山代官江川太郎左衛門英龍に関する史料などの説明を受けた。非公開の書院では「韮山塾と反射炉」をテーマに講演を聞いた。世界遺産韮山反射炉(同市)の築造に携わった英龍の実績や、英龍のほかの偉人との関わりについて理解を深めた。
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マネキンに自身を投影 SexyZone・松島聡(島田市出身) 初の個展
感情を持たない存在に自分の価値観を投影したら-。人気グループ「Sexy Zone」の松島聡(島田市出身)は、マネキンをモチーフにしたインスタレーションを制作し、東京都内で開催中の初の個展「松島聡 コ。展」(15日まで)で発表した。 絵を描くことも、メーキャップも好きという松島。自分の顔をキャンバスに見立ててアートメークを施す作品を思案したが立ち止まった。「僕が作品になると、僕そのものの意味が強くなってしまう。感情移入をしすぎずにラフに作品を楽しんでもらいたい」と考えマネキン作品が生まれた。 「光と影」では、羽根やリボンで飾った白と黒2体のマネキンを、天井からつるしたモノトーンの花々と調和
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地域一丸、音楽の輪♪ 小学生金管バンド「積志ジュニアウィンド」本格始動
浜松市東区積志地区の小学生金管バンド「積志ジュニアウィンド」が1日、本格始動した。今年3月末で地元小学校の金管バンド部が活動を終了したことを受け、社会人吹奏楽団「積志ウィンドアンサンブル」の団員が地域で協力し、児童の音楽演奏の場を広げようと設立した。活動拠点の積志協働センターで同日初練習を行い、児童は音出しや指使いなどの基礎練習に臨んだ。 積志地区の積志小、中郡小、有玉小の4~6年生の児童13人が加入した。今夏に同協働センター主催の金管バンド講座を受け、興味を持った児童らが集った。多くが初心者で、コルネットやトロンボーン、ドラムなどの各パートに分かれ、団員の個別指導を受けながら練習に励んだ
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天平箏、しの笛 音色心地よく 気賀関所で月見の会 浜松市
浜松市北区細江町の気賀関所で30日、夜空を眺めながら音楽鑑賞を楽しむ「月見の会」が開かれた。訪れた市民ら約60人は、普段は入れない夜の関所でゆったりとした時間を過ごした。 天平箏を演奏する「睦月会と雅の会」、しの笛の愛好家でつくる「篠音会」の市内2団体が出演し、月にまつわる曲を中心に10曲を披露した。来訪者は風情ある空間で心地よい音色を堪能した。
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ローランドが都内に直営店 国内初、情報発信拠点へ 10月1日オープン
ローランドは29日、東京・原宿に10月1日オープンする国内初の直営店「ローランドストア・トウキョウ」の内覧会を開いた。ゴードン・レイゾン社長は「(本社がある)浜松では情熱を持って音楽を愛する人に出会える。そうした心と情熱を東京の店舗を通じて伝え、(顧客の)皆さんとつながりたい」と期待感を示した。 JR原宿駅から徒歩8分の距離にある渋谷区神宮前の白い外観の地上2階、地下1階の店舗に、発表前の電子ドラム「DWe」や、発表したばかりのシンセサイザー「GAIA(ガイア)2」などが並んだ。店舗面積は約150平方メートル。最新の電子楽器などを展示し、国内や外国人観光客に向けた情報発信拠点としての活用を
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浜松出身村松さん ピアノライブ開催 11月 遠鉄が1000人招待
遠州鉄道(浜松市中区)は、創立80周年を記念して同市出身の作曲家・ピアニスト村松崇継さん=写真=のライブを11月26日、ホテルコンコルド浜松(同区)で開く。抽選で第1、2部計千人を無料招待する。 村松さんは映画やテレビドラマ、舞台、ミュージカルなど幅広い音楽を手がける。2017年は映画「64―ロクヨン―前編」で、18年は「8年越しの花嫁 奇跡の実話」で2年連続の日本アカデミー賞優秀音楽賞を受賞した。 午後2時からの第1部が小中学生向けトークとミニライブ、午後5時からの第2部でライブを行う。 ホームページの専用フォームから申し込む。締め切りは10月25日。 問い合わせは同社総務課<電0
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夢見る男子は現実主義者 舞台の浜松でイベント 声優2人と監督ゲスト
浜松市は10月29日午後3時から、同市中区のえんてつホールで、同市がモデル地になり、静岡放送などで放送されたアニメ「夢見る男子は現実主義者」のトークイベントを開く。主人公の佐城渉らが通う「鴻越(こうえつ)高校」の「文化祭」と銘打ち、声優で佐城役の宮瀬尚也さん、ヒロイン・夏川愛華役の涼本あきほさん、古賀一臣監督をゲストに招く。入場無料。 同作は、進学校に通う高校生の恋愛模様を描いた「すれ違い青春ラブコメディー」。「HJネット小説大賞2019」で大賞に輝き、小説とコミックも刊行されている。アニメ化に当たっては浜松フィルムコミッション(FC)が支援し、校舎は浜松市立高と西遠女子学園、通学路はアク
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SPAC×コシノジュンコさん×日本平ホテル総料理長 食と芸術融合 静岡市
食と芸術を融合した会食イベント「シズオカアートガストロノミー by SPAC × JUNKO KOSHINO」が25日夜、静岡市駿河区の県舞台芸術公園木造劇場「楕円堂」で開かれた。フジドリームエアラインズ(FDA、静岡市)と一般財団法人静岡新食文化共創機構が企画した。 県舞台芸術センター(SPAC)とファッションデザイナーのコシノジュンコさん、日本平ホテル渡辺健太郎総料理長の共同プロデュース。会食に先立ち、SPAC俳優のたきいみきさんによる谷崎潤一郎原作「刺青」を上演した。 「白と黒」をテーマに据えた会食は、県内産のマダイや牛肉などを使った料理が次々運ばれた。終盤にはオペラ
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SPAC「秋→春」シーズン 10月幕開け 「伊豆の踊子」演出 多田淳之介
静岡県舞台芸術センター(SPAC)の「秋→春のシーズン」は10月、川端康成の小説を原作とした「伊豆の踊子」で幕開けする。物語の舞台である伊豆地域の映像を取り入れ、観客がその地を訪れたくなるよう脚色した作品。演出を手がけた多田淳之介は「地元の方々が知っているようで知らない景色を盛り込んだ。地域の魅力の再発見につながれば」と期待する。 現地映像加え新鮮な印象 孤独から逃れるために伊豆へ一人旅に出た青年が、道中で出会った旅芸人一座の踊り子に淡い恋心を抱き、心がほぐされていく―。川端が伊豆を旅行した際の実体験が下敷きになっている。単行本や文庫本が複数社から出版され、美空ひばりや吉永小百合
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日中韓の文化 触れて コア期間到来、俳優らPR
日中韓3カ国の都市が文化交流する「東アジア文化都市」の2023年国内開催都市として文化事業を展開する静岡県実行委員会はこのほど、関連事業が集中的に展開される9~11月の「コア期間」に県民にイベントに参画してもらおうとJR静岡駅構内でPRキャンペーンを展開した。 県舞台芸術センター(SPAC)の俳優宮城嶋遥加さんや実行委事務局員らが、期間中のイベントのうちの118事業を抜粋したパンフレット「秋版ガイド」計1千冊を配布した。宮城嶋さんは通勤客らに「東アジア文化都市のコア期間が始まりました」などと笑顔で通勤客らに呼びかけ、取材に「多くの人が東アジア文化都市事業のことを知り、さまざまな文化事業に触
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二俣小150年祝い演奏会 卒業生ピアニストら参加 浜松市
浜松市天竜区二俣町の市天竜壬生ホールで26日、同区の二俣小創立150周年記念コンサート(実行委主催)が開かれた。同校卒業生でピアニストとして活躍するeji(エジ)さん(40)ら3人が演奏を披露し、児童や地域住民を魅了した。 ピアノとバイオリン、チェロの編成で、スタジオジブリ作品の楽曲や児童からのリクエスト曲、同校の校歌などが演奏された。後半は、児童らが歌ったり踊ったりするプログラムも設けられた。 コンサート終了後、児童代表から3人に花束が贈られた。二俣で育ったejiさんは「地元で演奏する貴重な経験となった。子どもたちに喜んでもらえてうれしかった」と語った。
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ゴジラ新作映画、浜松でロケ 11月公開に向けてPRイベント
浜松市は25日、市内でロケが行われて11月3日に全国公開される映画「ゴジラ-1.0(マイナスワン)」のPRイベントを10月から開くと発表した。映画でゴジラが人間と対峙(たいじ)する海上シーンが天竜川沖の遠州灘、浜名湖などで撮影された。 中区の浜松出世パークで10月14、15日に行われる「家康公祭り」では特設ブースで、高さ2・6メートルのゴジラの立像などを展示。10月下旬からはロケ地周辺業者と連携事業を行う。浜名湖のクルージングのほか、映画とのコラボレーション商品の販売が始まる。湖西市のボートレース浜名湖では12月9、10日に関連パネルなどを出すイベントも開く。 映画は戦後の焦土と化した日
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海野雅威 直感重視のステージに【ハママツ・ジャズ・ウィーク「ヤマハジャズフェスティバル」出演者に聞く㊤】
第31回ハママツ・ジャズ・ウィーク(浜松市、ヤマハ、静岡新聞社・静岡放送など主催)が10月14日に浜松市で開幕する。最終日、22日にアクトシティ浜松で行う「ヤマハジャズフェスティバル」の出演者に、音楽的な信条や、今回のライブの聴きどころを聞いた。 東京芸大在学中、18歳で音楽家として活動を始め、2008年に米ニューヨークに移住したピアニストの海野雅威[ただたか]。マイルス・デイビスとの共演で知られるドラマーのジミー・コブ、00、10年代を代表するトランペッター、ロイ・ハーグローブら数々の大物ジャズ音楽家との共演で知られる。 「ジャズの本場に住んで、現地のミュージシャンに指名されてバンド
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東京駅背にSPAC代表作上演 10月19~23日「東京芸術祭2023」
静岡県舞台芸術センター(SPAC)は10月19~23日、東京都千代田区丸の内の特設ステージで、東京駅を背に、代表作「マハーバーラタ~ナラ王の冒険~」を上演する。 SPAC芸術総監督の宮城聰さんが総合ディレクターを務める「東京芸術祭2023」のプログラムの一つ。同作は古代インドの叙事詩「ナラ王物語」がモチーフで、呪いをかけられたナラ王とダマヤンティ姫の愛の物語を、日本の平安時代を舞台に繰り広げる。宮城さんが演出を手がけ、世界最高峰の演劇の祭典「アビニョン演劇祭」など国内外で披露している。 チケットの販売は9月30日から。詳しくは「東京芸術祭2023」のウェブサイトへ。
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オケがアニソン 迫力演奏 清水フィル 来月1日向け練習 静岡市
静岡市清水区を中心に活動する市民オーケストラ「清水フィルハーモニー管弦楽団」は23日、10月1日に開催する演奏会「オーケストラで楽しむアニメ音楽」に向けた練習を同区のマリナートで行った。 演奏会では作曲家の西村友さんを指揮者に、スタジオジブリやディズニーのアニメ映画の音楽、テレビアニメメドレーなどを披露する。練習には西村さんも参加し、「上手な音楽ではなく、いい音楽を子どもたちに聴かせたい」などと声をかけながら、演奏のポイントの確認を行った。 普段はクラシック音楽を演奏することが多い同楽団にとって、アニメ音楽が中心の演奏会は珍しい。同楽団広報担当の剣持秀紀さんは「迫力ある音でアニメ音楽を楽
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静岡県警音楽隊 4年ぶりにロビーコンサート 交通安全運動初日に合わせ
静岡県警音楽隊は21日、県庁別館21階の富士山展望ロビーでコンサートを開いた。コロナ禍の影響で、同ロビーに会場を戻した開催は約4年ぶり。「秋の全国交通安全運動」初日に合わせ、交通安全の啓発も行った。 隊員17人とカラーガード2人が息の合った演奏と演技を繰り広げ、来場者を魅了した。演奏中にカラーガードは交通事故防止の専用横断幕も披露。合間の啓発では、交通企画課の担当者がドライバーに夕暮れ時の早めのライトオン徹底を求めたほか、努力義務化された自転車乗車時のヘルメット着用などを呼びかけた。 10月11日の次回会場は駿府城公園内。ロビーコンサートは今後も季節や天候などを考慮して続けていく方針とい
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流麗なオペラ披露 森さん、錦織さん共演 静銀80周年 静岡市
ともに日本を代表するオペラ歌手の森麻季さん(ソプラノ)、錦織健さん(テノール)が21日、静岡市葵区の市民文化会館でデュオリサイタルを開き、有名なオペラのアリアや日本の古謡などをちりばめたプログラムで流麗な歌声を響かせた。静岡銀行の創立80周年を記念した「第76回しずぎんユーフォニア・コンサート」。 「アメイジング・ソングス~愛と煌めきを歌にのせて~」と題し、ピアニストの山岸茂人さんが伴奏を務めた。森さんはドラマ「坂の上の雲」のメインテーマ「Stand Alone」や童謡「からたちの花」、錦織さんは古謡「さくらさくら」、戦前の歌謡曲「蘇州夜曲」などをそれぞれ独唱した。 デュオとしては「椿姫
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大河ドラマ撮影の裏話紹介 杉野さんと木村さん 浜松でトーク
浜松市とNHK財団はこのほど、大河ドラマ「どうする家康」の出演者を招いたトークショーを中区の市福祉交流センターで開いた。榊原康政(小平太)役の杉野遥亮さんと、渡辺守綱役の木村昴さんがドラマの裏話や見どころを語った。 役を演じることについて、杉野さんは長期にわたるドラマ撮影が初めてだったことから「自分も成長できると考え、小平太の成長とともに演じてきた」と語った。アニメ「ドラえもん」のジャイアン役の声優も務める木村さんは「(渡辺は)自由に生きている人だったのでジャイアンっぽく演じてみた」と振り返り、松本潤さんが演じる徳川家康の頭をたたいた場面に触れ「皆さん、松潤の頭をたたいたことあります?」と
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静岡国際オペラコンクール 60人出場決定
静岡国際オペラコンクール(県など主催、静岡新聞社・静岡放送後援)の実行委員会は19日、10月28日から11月5日に浜松市中区のアクトシティ浜松で開催する第9回コンクールの出場者を決定した。本県出身の2人を含む11カ国60人が出場する。 静岡県出身者はいずれもバリトンで、富士市出身の伊藤尚人さん(26)と伊東市出身の浜野杜輝さん(29)。今回は世界33の国・地域から271人の応募があり、6月の予備審査などを経て出場者が決まった。国別では日本が最多の20人で、韓国19人、中国10人と続いた。 コンクールは1996年から3年ごとに浜松市で開催している。新型コロナ禍で、当初予定の2020年の実施
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せなか【背中】 残像が今も語りかける 貴島豪【SPAC俳優 言葉をひらいて⑭】
一枚の写真。 これは2015年10月、3年にわたり海外ツアーや再演を重ねてきた「室内」という演劇公演が全て終了した翌日に、舞台芸術公園(静岡市駿河区)の宿舎からパリへの帰路につく演出家クロード・レジ氏を僕が撮ったものである。 姿が見えなくなっても、その背中の残像にしばらく立ち尽くしていた。そして、フゥと息をつき、さあ、と振り返ると、一緒にお見送りをしていた宮城聰さん(SPAC芸術総監督)とふと目が合って、どちらともなく全く同じ思いが口に出た。 「いやー、あれでいいんだなあ」 「いやー、あれでいいんですねえ」 この時御年92。演出家として60年以上闘い続ける傍ら、「今、物理学に興味が
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みんなで冒険「音の遊園地」 上原ひろみさん新アルバム
「音の遊園地をみんなで冒険していくようなアルバムです」。世界を駆けるジャズピアニスト上原ひろみがこう語る、気鋭のミュージシャンを率いて結成したプロジェクト名義の新アルバム「Sonicwonderland」。ワクワクに満ちた音楽は「制作過程から仲間を増やして冒険するロールプレーイングゲームみたいだった」。 バンド構想の始まりは2016年。ベースのアドリアン・フェローと共演し「また一緒にやりたいっていう化学反応」を感じた。フェローに加え、他のバンドで活躍していたドラムのジーン・コイに声をかけると、上原の思い描くイメージにトランペットの音が加わった。エフェクトがかけられるトランペット奏者を探し、
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アントニオ猪木さん一周忌 直木賞作家の村松友視さん、40年の交友振り返る「『面白い』ことを探し続けた男」
プロレスラーのアントニオ猪木さんが亡くなってから、10月1日で1年。直木賞作家の村松友視さん(83)=旧清水市出身=が、1980年のベストセラー「私、プロレスの味方です」を契機とした約40年の交友を振り返り、空前絶後の人物像に改めて思いをはせた。 ―「私、プロレスの味方です」をお書きになったのは、中央公論社の編集者だったころでした。猪木さんとの接点はどのように生まれたのでしょうか。 「当時は、(プロレス評論家の)田鶴浜弘さんみたいな関係者以外で、プロレスについて書く人は皆無だったんです。『私、プロレスの味方です』はプロレスについて考えようという本なわけで、売れるわけがないと思ったので、
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「私のモットーは常に『最新が最高』なんです」 弾き語りトラックメイカーアイドル眉村ちあき 唯一無二の音楽、源泉は?
作詞・作曲、編曲、歌唱、ステージパフォーマンスの全てを高水準でこなす「弾き語りトラックメイカーアイドル」眉村ちあきが30日、浜松市中区のライブハウス「浜松窓枠」でライブを行う。5月に発表した新作アルバム「SAI」のツアー「一切合SAI」の一環。唯一無二の音楽活動の源泉を聞いた。 ー「SAI」のツアーは5月から続いています。手応えはどうでしょうか? 「私のモットーは常に、『最新が最高』なんです。だから、毎回のライブも『めちゃくちゃ更新しているな』という感じがあります。最新のライブが、今までで一番いいライブ。でも、主観と客観が違うのも分かっているから、各地のおいしい物を食べに行きつつ、スタ
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須川さん、野平さん共演 デュオ・コンサートに600人 静岡・清水区
静岡市清水区のマリナートでこのほど、同館音楽アドバイザーでサックス奏者の須川展也さんと、静岡音楽館AOI芸術監督で作曲家・ピアニストの野平一郎さんの「デュオ・コンサート」があった。日本を代表する音楽家の共演を見ようと600人が訪れた。 マリナートによると2人の共演は1996年以来。ドビュッシーやバッハなどの名曲のほか、野平さんが作曲した「アラベスク3」も演奏した。会場で行ったアンケートでは「2人の演奏技術の素晴らしさに聴きほれた」「ぜいたくなひとときだった」などの声があった。コンサートは静岡・室内楽フェスティバル2023の幕開けとなった。
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武田信玄など奉納 日本刀の魅力学ぶ 浜松・秋葉神社で講座
浜松市天竜区春野町の秋葉山本宮秋葉神社上社で18日、日本刀の知識を学ぶ初心者向けの公開講座が開かれた。32人が参加し、武田信玄や加藤清正といった武将たちが同神社に奉納した日本刀の特徴や魅力を学んだ。 講座は浜松刀剣愛好会(御室健一郎会長)が主催し、佐野美術館(三島市)学芸員の志田理子さんが講師を務めた。鋼を打って日本刀を作る時にできる模様の種類や、同神社が所蔵する日本各地で作られた名刀を紹介した。 参加者が鎌倉・室町時代などに作られた6本の刀の実物を手にする機会も設けられた。「一礼して両手で持ち、明かりで照らして見る」など日本刀を扱う際の作法や注意点を教わった参加者は慎重に持ち上げ、輝き
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島田の髷娘、つややかに そろいの浴衣で手踊り披露
「第65回島田髷(まげ)まつり」(同実行委員会主催)が17日、島田市内で開かれた。つややかに髪を結い上げた髷娘がそろいの浴衣姿に身を包み各地で手踊りを披露した。 静岡県内外から髷娘36人が参加し、「結綿(ゆいわた)島田」や「お染め島田」など16種類の日本髪に赤いかんざしを挿して市内を練り歩いた。市役所やJR島田駅前広場、同市の鵜田寺など5カ所で踊りも披露し、集まった多くの観光客を楽しませた。 島田市と氷見市が姉妹都市提携を締結し、島田掛川信用金庫が富山県の氷見伏木信金と地方創生に関する包括連携協定を結んでいる縁で、氷見伏木信金の職員2人も髷娘として手踊りを披露した。
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二大作曲家の名曲演奏 富士山静岡交響楽団定演 スダーンさん指揮
富士山静岡交響楽団は16日、第121回定期演奏会(静岡新聞社・静岡放送共催)を静岡市清水区のマリナートで開いた。 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ロンドン交響楽団など世界の名だたるオーケストラと共演歴があるユベール・スダーンさんを指揮に迎え、シューベルト作曲「交響曲第7番ロ短調『未完成』」、ベートーベン作曲「交響曲第3番変ホ長調『英雄』」を中心にプログラムを組み立てた。ヨーロッパの二大作曲家の代表曲を立て続けに聴かせた。 指揮棒や指揮台を使わないスタイルのスダーンさんは、膝から両手の指先までをやわらかく使いながら指揮し、楽団員一人一人と対話するように、一音一音を抱きとめるように音楽を
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静響が定期演奏会 スダーンさん情熱的指揮、2大作曲家の名曲演奏
富士山静岡交響楽団は16日、第121回定期演奏会(静岡新聞社・静岡放送共催)を静岡市清水区のマリナートで開いた。 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ロンドン交響楽団など世界の名だたるオーケストラと共演歴があるユベール・スダーンさんを指揮に迎え、シューベルト作曲「交響曲第7番ロ短調『未完成』」、ベートーベン作曲「交響曲第3番変ホ長調『英雄』」を中心にプログラムを組み立てた。ヨーロッパの二大作曲家の代表曲を立て続けに聴かせた。 指揮棒や指揮台を使わないスタイルのスダーンさんは、膝から両手の指先までをやわらかく使いながら指揮し、楽団員一人一人と対話するように、一音一音を抱きとめるように音楽を
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10月演奏会へ練習 サクソフォン奏者・須川さん(浜松出身)出演 アンサンブル・ムジーク
音楽大学を出た演奏家らでつくる浜松市のNPO法人アンサンブル・ムジーク浜松は10月9日、浜松出身のサクソフォン奏者須川展也さんを招いたコンサートを同市北区のサーラ音楽ホールで開く。同市中区のあいホールでこのほどリハーサルを行い、メンバーたちは須川さんを交えて音合わせに臨んだ。 コンサートは同NPOのほか、浜松サクソフォンクラブ、浜松ユース吹奏楽団が出演し、いずれも須川さんと共に音を奏でる3部構成で開催する。クラシックや洋楽の人気曲など計9曲を披露する予定。総勢240人ほどが参加し、グランドフィナーレでは全員でフィンランドの作曲家ジャン・シベリウスの交響詩「フィンランディア」を演奏する。
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沼津市議会100周年 議事堂で初イベント「関心持つ契機に」
沼津市議会は10日、開設以来初めて市役所3階の議事堂を会場にイベントを開いた。ミニコンサートと講演会で迎え、約50人の来場者は市議の議席などに座りながら、厳かな議事堂の雰囲気も堪能した。 同市議会の歴史は1923(大正12)年9月に始まり、今回100周年を記念して行った。高橋達也議長は「議事堂でのイベントを通じ、市議会に関心を持ってもらうきっかけになれば」と意義を強調。28人の市議が定例会で着座する議席と報道関係者席を開放、貴重な体験とあってか先着順による募集は早々に埋まり、当日も満員となった。 ミニコンサートは地元出身のハープ奏者らによる演奏、講演は落語家の林家木久蔵さんが登壇した。
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ジャズピアニスト栗田さん教室生「お披露目ライブ」 自分の表現で名曲奏でる 静岡市葵区
静岡市のジャズピアニスト栗田丈資さんのスクール生による「お披露目ライブ」が10日、静岡市葵区のジャズクラブ「ライフタイム」で開かれた。国内外のトップアーティストも奏でるステージで日ごろの成果を発表した。 ライブには20~70代のスクール生計14人が登場し、ジャズのスタンダードナンバーや自身で制作した楽曲を披露した。「フライ ミー トゥ ザ ムーン」や「オータム リーブス」などの名曲をプロのドラマーやベーシストとともに自分の表現で奏でた。 栗田さんは「ここは距離が近く、生の音が聞こえる。アドリブの多いジャズをプレーヤーと観客で一緒に楽しんでもらえたら」と語った。
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古くて新しい、破壊的で優しい― 布袋寅泰 新作「GUITARHYTHM7」
ギタリストの布袋寅泰が13日、アルバム「GUITARHYTHM 7」をリリースする。壮大な世界観を展開する布袋の人気シリーズ第7弾となる今作。「古くて新しい、破壊的で優しい、SF映画のように斬新なストーリー展開を没入感とともに味わってほしい」との思いを込めた。10月からの全国ツアー開催も決定した。 ソロ・デビューを飾った「GUITARHYTHM」から35年。「20代から60代になった。テクノロジーの進歩により時代は大きく変わったけど、6弦のギターに心を映すギタリストとしての試行錯誤は今も、またこれからも変わらない」と振り返る。「楽しいし難しい。35年後の自分は想像できなかったけど、積み重ね
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富士山静岡交響楽団 清水と浜松で定演 「若い人も気軽に来場を」
富士山静岡交響楽団は、第121回定期演奏会(静岡新聞社・静岡放送など共催)を16日に静岡市清水区の市清水文化会館マリナート大ホールで、17日に浜松市中区のアクトシティ浜松中ホールで開く。楽団員らがこのほど、浜松市役所で演奏会をアピールした。 小林昌史事務局次長が中野祐介市長に、クラシック音楽ファンの高齢化などの影響でプロの演奏家でつくる楽団の運営が年々厳しくなっていることを打ち明けた上で「若い人にも気軽に来てもらいたい」と話した。中野市長も「ファンの裾野が広がっていくといい」と応じた。 演奏会は両日とも午後2時開演。シューベルトの劇音楽「キプロスの女王ロザムンデ」序曲やベートーベンの交響
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SPAC俳優出演 朗読劇「羽衣の夢」 静岡・清水区で9月20日
NPO法人三保の松原・羽衣村は20日午後7時から、静岡市清水区三保の旅館「羽衣ホテル」で朗読劇「三保松原 羽衣の夢」を約1時間上演する。入場料は2千円。 県舞台芸術センター(SPAC)の俳優で地元出身の宮城嶋遥加さんが出演し、清水第五中3年有志が謡(うたい)を務める。羽衣の夢は同NPO法人理事長で羽衣ホテルのおかみの遠藤まゆみさん(65)が原作。遠藤さんは「今年2月に初演し好評だった朗読劇を三保松原の一隅の庭園で楽しんでほしい」と話す。 開場は開演の30分前。雨天の場合、館内で上演する。問い合わせと申し込みは遠藤さんのEメール<okami@hagoromo-hotel.co.jp>または
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すろー【スロー】 自意識過剰な自分解く 布施安寿香【SPAC俳優 言葉をひらいて⑬】
舞台の本番や稽古の前に、ルーティンとして太極拳をしています。始めたのは10年くらい前です。その頃、非常にゆっくり動く演劇作品に出演していて、その練習にもなると思い取り入れました。 スローで動くと、自分の身体に敏感になります。普段は考えなくてもできる身体の動きを、しっかり意識して動かすことになるので、演技のトレーニングとしても役立ちます。面白いのは、意識しすぎると、当たり前にできていたことがふと分からなくなる逆転現象が起きることです。 今、このコラムをお読みの方も、もしお時間があったら、握り拳をできるだけゆっくり開いてみてください。スムーズに動かそうとしても均等には開かなくて、カクッと動い
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デュオやオケ 広がる世界 バイオリン・三雲はるな(富士出身)
ドイツで活動するバイオリニスト三雲はるな(富士市出身)が9月、国内でピアノとのデュオリサイタルを展開している。現地ではオーケストラでの演奏もスタートし「縁のある場で演奏の可能性を広げていきたい」と話す。 7月に正団員になったマンハイム国立歌劇場管弦楽団は、ドイツでも指折りの公演数を誇るオーケストラ。主に扱うオペラは未経験という三雲は「日本ではあまり演奏されない曲も多く、レパートリーを増やすチャンス」と意欲的だ。 4歳からピアノとともにバイオリンを始め、県学生音楽コンクール優勝などの実績を持つ。中学2年で静岡交響楽団(当時)と共演し、高校では地元のロゼシアターでリサイタルを開いた。東京芸大
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「ブルターニュ展」 静岡市美術館で開幕 特有の自然、文化描く
フランス北西部のブルターニュ地方特有の自然、文化を描いた作品を紹介する「カンペール美術館所蔵 ブルターニュの光と風 フランス 神秘と伝統の地へ」(静岡市、静岡新聞社・静岡放送など主催、清水銀行特別協賛)が5日、静岡市葵区の市美術館で開幕した。 ブルターニュ地方は、厳しい自然が特異な地形をつくり出し、ケルト文化の伝統を色濃く残す。19世紀後半から20世紀前半にかけ、多くの画家が足を運び、その壮大な景観や人々の風俗、宗教儀礼などを描いてきた。同展は、同地方にあるカンペール美術館のコレクションを中心に、45作家約70点を展示している。 印象派を代表するモネ、ゴーギャンが率いてブルターニュで結成
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リズムマシンの音楽パフォーマンス 佐々木さん(沼津)V 市長に報告
東京で7月に開かれたリズムマシンを用いた音楽パフォーマンスの大会「KING OF FLIP2023」で、「Doramaru(ドラマル)」の名前で音楽活動をする沼津市の飲食店経営佐々木優さん(45)が優勝した。このほど市役所を訪れ、頼重秀一市長に結果報告した。 国内外の16人の出場者がリズムマシンを持ち込み、2分間のライブパフォーマンスをトーナメントで競った。佐々木さんは事前にサンプリングしたりリズムマシンで構成したりした音楽を、パッドをたたいて組み立てつつ、繰り返し機能も使いながら独特なビートを生み出した。 前回大会は4位だった佐々木さんは「お客さんが盛り上がってくれ、優勝できて良かった
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横尾歌舞伎 都内で華やぐ 浜松・引佐の伝統披露
浜松市北区引佐町横尾、白岩地区に江戸時代から伝わる県指定無形民俗文化財「横尾歌舞伎」が3日、東京・明治神宮会館での「日本の郷土芸能大祭」(全日本郷土芸能協会主催)で披露された。保存会のメンバー30人が、役者から裏方まで全ての役割を地域住民で担う伝統の舞台を演じた。 演目は「白浪五人男 稲瀬川勢揃の場」。華やかな衣装に身を包んだ役者たちが、力強い口上と勇ましい立ち回りを見せると、観客から大きな拍手が湧いた。 保存会は今回の大祭に向け、7月から練習に励んできた。新型コロナ禍もあったため、県外での舞台は久しぶり。高井勇会長(75)は「いい出来だった」と話し、4年ぶりの有観客となる10月の定期公
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文楽の魅力 若者へ 人間国宝・桐竹勘十郎さんが解説 「人形解体」実演も
静岡市駿河区のグランシップで10月8日に「人形浄瑠璃 文楽」が上演されるのを前に、公演を主催する静岡県文化財団などはこのほど、同公演に出演する文楽人形遣いで人間国宝の桐竹勘十郎さんをゲストに招いた講演会を同所で開いた。作家岩下尚史さんの進行で、実演も交えながら文楽の魅力を来場者にPRした。 桐竹さんは、人形の着物は役ごとに人形遣いが自分で着せることを説明した。「人形拵え(こしらえ)」と呼ばれる作業で、実際の布を持参して着せ方を紹介した。人形の着物の中も見せ、手足をどのように動かしているかを細かく説明。人形は公演後に解体するとし、実演で使った人形もステージ上で実際に解体作業をして見せた。桐竹
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音楽劇 朗読、落語、芝居の3部構成 プロ集団が披露 浜松市中区
浜松市を中心に活動する4人のプロ音楽集団「アルティザン」による公演(静岡新聞社・静岡放送後援)がこのほど、中区のアクトシティ浜松で開かれた。夏をテーマに朗読、落語、芝居の3部構成に分かれた音楽劇を披露した。 同団のメンバーのほか、落語家や俳優、地元有志ら計約50人が出演した。朗読音楽劇は怪談「耳なし芳一」、落語は立川談慶さんらによる演目「死神」、芝居はオリジナルの物語を一部取り入れた「ジキル博士とハイド氏」を、フルートやピアノなどの演奏に合わせて発表した。 演出担当の植村美有さんは「人間の業(ごう)の深さなどの魅力を焦点にした物語」と紹介した。
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静岡フィルハーモニー 熱の込もったリハーサル 2日特別演奏会
1977年に創設し、静岡市民を中心に活動を続ける静岡フィルハーモニー管弦楽団は29日夜、同市葵区の市民文化会館で9月2日に開催するロシア出身のピアニストを招いた特別演奏会を前に、同館でリハーサルを行った。 国内外で活躍する指揮者の篠崎靖男さんが約90人の団員を前に熱を込めて指導した。「メロディーを聴いて(楽団全体が)一つになろう。共感とオーケストラは同義」と呼びかけ、細かいテンポの取り方や音色のニュアンスを助言した。 演奏曲目のシベリウス作曲「交響詩『エン・サガ(伝説)』」は、各パートの見せ場が多数用意された荘厳な作品。篠崎さんは「フィンランド人としてのアイデンティティーを爆発的に表現し
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しょくはつ【触発】 創作エナジーが“沸く”夏 貴島豪【SPAC俳優 言葉をひらいて⑫】
「サウナかよっ」 スマホには熱中症アラート。家から外に出た途端、そうつっこむのが日課になってしまった今日この頃。皆さまはこの暑い夏をどう過ごされたでしょうか。 47℃というのを公演先のギリシャで体験したことがある。そうなると昼間はほぼ誰も外に出てこない。湿度を加味すると、この夏はその体感に匹敵している気さえする。夏生まれだし、ジリジリ太陽の照りつける夏は元来大好きなのだが、さすがにここまでだと何もかもそがれてしまいそうな気になってくる。いつからこうだったか…。 が、改めて思いを巡らしてみると、僕にとって夏は「触発」の季節であるように思う。 小中高と野球少年で、中高の夏は
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CADILLAC(静岡出身)6年ぶりアルバム あせない音 深まる信頼
静岡市出身のロックバンド「CADILLAC」が6年ぶりのアルバム「3MOBILES」をリリースした。結成から40年超、生演奏による温かみのあるサウンドを意識し続け、オリジナルメンバー3人が時代を超えたグッドメロディーを紡ぎ出している。 新作はベース、リードボーカルの米森正樹を中心に約3年かけて完成させた。王道のロックンロールを武骨に聴かせる「太陽ツイスト」から、相次いで亡くなった米森の両親にささげた「ラストダンス」まで、幅広い11曲を収録した。 CADILLACの結成は1982年。「コンテスト荒らし」と恐れられるほど活躍し、86年にシングル「悲しきラジオ・ステーション」でメジャーデビュー
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東伊豆「どんつく祭」5年ぶり復活へ 天下の奇祭、誘客の起爆剤に
天下の奇祭として知られた東伊豆町稲取の「どんつく祭」が今秋、5年ぶりに復活する。経費増大や担い手不足で2018年の開催を最後に幕を閉じたが、コロナ5類移行後の誘客の起爆剤として再開する。主催する稲取温泉旅館協同組合の関係者が28日、町の定例会見の場で明らかにした。 同組合などによると、夫婦円満や子孫繁栄を願うどんつく神社の例祭で、以前は毎年6月に開催していた。男性を象徴する巨大なご神体をみこしに乗せて練り歩く。ただ、観光関係者の高齢化とともに、期間中の宿泊数の減少や宿泊施設の減少により費用負担が増大。精緻なご神体が時代にそぐわないとの指摘も寄せられていた。最後の開催となった18年は通常2日
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天竜の四季 演奏と舞踊で表現 二俣町でアーティスト40人が熱演
浜松市天竜区を拠点に置く任意団体「天竜四季の森」は26日、同区二俣町の天竜壬生ホールでコンサート「舞踊と音楽で彩る天竜の四季 翠色の光の物語」(静岡新聞社・静岡放送後援)を開いた。演奏と舞踊の競演で、自然豊かな天竜の美しさを表現した。 コンサートは、東京や神奈川を拠点とする任意団体「SPUTNIK(スプートニク)」が協力。「天竜四季の森音楽団」が演奏し、演出と振り付けは国内外で活躍する舞踊家の吉崎裕哉さんと土田貴好さんが務めた。 約40人のアーティストが出演した。力強いリズムが特徴の曲「火の神」では、ダンサー7人がダイナミックな踊りを見せた。続いて、子どもたちが登場する組曲「天竜四季の音
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未利用材活用の楽器展示 ヤマハ「イノベーションロード」 4年ぶり特別展
サステナビリティ(持続可能性)とものづくりをテーマにしたヤマハ(浜松市中区)の特別展「オトのかけ算」が23日、同社の企業ミュージアム「イノベーションロード」で始まった。未利用材を活用した試作品の楽器などが並ぶ。来年1月13日まで。 「サステナブルキーボード」の鍵盤は、クラリネットの材料となる黒っぽい色をした木材「グラナディラ」の木粉とプラスチックを複合した材料で製作した。 1981年に発売し、これまで約1万本を生産した片手演奏用リコーダーは、バネ仕掛けの金属のふたを開閉する「キイシステム」をリコーダーに着用。このほか、電源が不要な無電スピーカーなどを展示している。 新型コロナの影響で、
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原田監督、郷土沼津でトーク 10月に映画「ヘルドッグス」上映会も 市制100周年記念
映像作品のロケ支援を行う駿河湾沼津フィルムコミッションハリプロ映像協会(宇野秀彦会長)は10月1日、沼津市制100周年記念事業として、市内で撮影された映画「ヘルドッグス」の上映会と同市出身の原田真人監督のトークイベントを同市のシネマサンシャインららぽーと沼津で開く。同21日にはCMプランナーの中島信也さんのトークイベントも実施する。 協会のアドバイザー的役割を務めてきた原田監督と、沼津でロケされた映画「わが母の記」のプロデューサー石塚慶生さんが、「映画の舞台沼津『過去・現在』」と題してトークする。プラウドヌマヅCMコンテストの審査委員長も務めた中島さんのイベントは、映像を通じた観光誘致や情
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ピアノ坂本さんがクラシックの名曲 9月、浜松市天竜区で演奏会
浜松市天竜区二俣町の同市天竜壬生ホールで9月8日、「シリーズ壬生の響きVol.4 秋夜のピアノリサイタル」(浜松市文化振興財団主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が開かれる。演奏者は国内外で活躍するピアニストの坂本彩さん。バッハやブラームスなどの名曲を天竜材に包まれたホールで楽しめる。 ホール1階では天竜区内の事業者が食品やコーヒー、雑貨を販売する「ナイトマルシェ」も開かれる。 壬生の響きには平日や夜の来場機会をつくることで、地域活性化につなげる狙いがある。午後6時開場、同7時開演。全席指定で1枚千円。申し込み、問い合わせは同ホール<電053(922)3301>へ。
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ザコシショウさん爆笑誘う ラジオ生放送に登場 駿府城夏まつり最終日
静岡市葵区の駿府城公園を舞台にした「駿府城夏まつり」(実行委主催)は最終日の20日、同市清水区出身のお笑い芸人ハリウッドザコシショウさんがステージに登場し、会場を盛り上げた。アーティストのライブや100店近い出店などを展開した2日間のまつりは大盛況のまま閉幕した。 SBSラジオ「鉄崎幹人のWASABI」の公開生放送に出演したザコシショウさんは「Mr.マリックでーす」と勢いよく登場し芸人仲間や俳優の「誇張しすぎた物まね」を連発。俳優の福山雅治さん主演のドラマ「ガリレオ」の主人公の物まねを小道具を用いてコミカルに披露し、聴衆の爆笑を誘った。鉄崎さんら4人のパーソナリティーとのトークにも出演し、
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ロビーを改装、ステージ新設 掛川・二の丸美術館で記念コンサート
掛川市二の丸美術館(同市掛川)で19日夜、ロビーの改修完了を記念したコンサート「オープニングナイト」が開かれた。市民約40人が足を運び、趣を変えた夜の美術館でピアノの音色を堪能した。 新設のステージで、静岡県西部を中心に活動する磐田市出身のピアニスト袴田麻純さんがショパンの名曲などを演奏した。菊川市のご当地タレント赤堀愁さん(23)も落語を披露し、会場を盛り上げた。 同美術館は1998年開館。市は利用者の固定化や年齢層の偏りが目立ってきたことを踏まえて5月に改装に着手し、ミニシアターや交流スペースなどを配置した。コンサートやワークショップの会場として活用する。市民活動拠点の機能を加えるこ
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駿府城夏まつり開幕 音楽ライブや出店で夏満喫 20日まで
アーティストのライブや100店近い出店が楽しめる「駿府城夏まつり」(実行委主催)が19日、静岡市葵区の駿府城公園で始まり、幅広い世代でにぎわった。20日まで。 「めいんすてーじ」でのライブには、浜松を拠点に活動するCRaNE(クレイン)、T.C.R.横浜銀蝿R.S.などが登場し、観客を盛り上げた。 会場には飲食やゲームの出店のほか、350個余の風鈴をつるした「風鈴回廊」が設けられた。二ノ丸堀の遊覧船「葵舟」の夜間特別運航も行われた。 20日は午後3時から9時まで。午後3時からの観客参加形式のダンスショーは、EXILEのTETSUYA、GENERATIONSの小森隼、関口メンディーが出演
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絵画ギャラリー活用 クラシックコンサート 御前崎で名曲6曲披露
絵画ギャラリーの空間を生かした弦楽四重奏クラシックコンサートが18日夜、御前崎市門屋の「ひと休処(どころ)つくし」で開かれた。関西地方で音楽活動する相愛大音楽部(大阪市)の卒業生ら4人が出演し、ボロディンやドボルザークなどの名曲を6曲披露した。 音楽に触れる機会を創出しようと展示ギャラリーをコンサート会場として活用した。曲調は穏やかで、華やかさが際立つバイオリンに、ビオラの落ち着いた柔らかさとチェロの力強さが混ざり合い、会場を優雅な雰囲気に包んだ。 壁面には御前埼灯台を描いた画家岡本透さん=菊川市=の作品が並び、美しい演奏とともに来場者約35人を魅了した。
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歌で人をつなぐ ソプラノ歌手たえこさん 音楽交流で松崎を活性化
ソプラノ歌手のたえこ(本名・伏見妙子)さん(36)が松崎町で音楽を通じた地域の活性化に取り組んでいる。町民が作詞に参加する「松崎町のうた」の制作を機に同町と関わり移住し、住民有志と共同でコンサートを開く。突然声が出なくなったり、体が動かなくなったりする病を患いながら「歌で人の心を楽にしたい」と、住民や町外の人が交流する機会を提供している。 静岡市葵区出身のたえこさんは幼い頃から歌が好きで高校進学時に音楽で生きることを決意し、昭和音大で声楽を学んだ。同大3年の時に多忙で無理がたたり、原因や治療法の分からない病を発症。1日に何度も体の一部が動かなくなるなどの発作があり、半日動けない日も。現状
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音楽の都ウィーンから「ワクワク」を バイオリニスト中村真紀子さん(富士出身)
音楽の都、オーストリア・ウィーンで、現地オーケストラの一員として劇場文化を支えている日本人女性がいる。富士市出身のバイオリニスト中村真紀子さん。夏季帰省に合わせて、ウィーンでの暮らしや演奏活動などについて聞いた。 中村さんが所属するのは、世界屈指の劇場とされる「ウィーン・フォルクスオーパー」の専属管弦楽団。「国民劇場」と訳され、代名詞となっているオペレッタ、オペラのほかに、バレエやミュージカルの公演などを行っている。国立歌劇場と並ぶ、ウィーンを代表する劇場だ。 静岡県学生音楽コンクールで第1位を獲得し、東京芸術大付属高を経て同大を卒業。ウィーン国立音大留学中だった2005年に同管弦楽団に
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さまー【サマー】 アカデミー生 熱い思い 布施安寿香【SPAC俳優 言葉をひらいて⑪】
「SPAC演劇アカデミー」という高校生を対象とした教育事業があります。世界で活躍できる演劇人を育てるための事業が始まった3年前は、「できることがあれば…」くらいの距離感で遠くから見守っていたのですが、3期目となった本年度、講師として密に関わることになりました。 講師のお話をいただいた時、何を教えることができるのだろうか、とすごく悩みました。私自身は何も知らないまま演劇の世界に飛び込み、ヒイヒイ言いながら現場で演技を身につけただけで、いまだにきちんとした理論はありません。そもそも演技には教えることのできない境地があると思っていたので、演劇教育に懐疑的な気持ちもありました。教える
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駿府城夏まつり EXILE・TETSUYAら 20日にダンスワークショップ
「駿府城夏まつり」が19、20の両日、静岡市葵区の駿府城公園で開かれる。20日には観客参加形式のダンスショーが開催され、EXILEのTETSUYA、GENERATIONSの小森隼、関口メンディーが出演する。TETSUYAは「地元の人々と触れ合うことに重きを置く。気持ちが通じ合うステージを届けたい」と意気込みを語った。 駿府城夏まつりのダンスショーは、全国各地で開催されるファッションイベント「東京ガールズコレクション(TGC)」を手がけるW TOKYOと、EXILEやGENERATIONSの所属するLDHが、ダンスを中心にした地域社会への貢献や持続可能な開発目標(SDGs)の推進を目指す「
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ダ・カーポ50周年 2人の生き方 そのまま歌に
榊原まさとし、広子の夫婦を核とした「ダ・カーポ」が8月、活動50周年を迎えた。フォーク調の爽やかなハーモニーは世代を超えた根強い人気を誇る。2人は「50年を経てお互いが空気以上の存在になった。私たちの生き方がそのまま歌になっている」と語る。 1973年の「夏の日の忘れもの」でデビュー。「結婚するって本当ですか」「野に咲く花のように」などヒット曲を生みだしてきた。2008年、長女麻理子がフルート担当として加わった。 50周年を記念して今年は新アルバムとベストアルバム、DVDを相次いでリリースした。最新曲「今日がいちばん若い日!」は、70歳を超え、年齢を重ねることへの前向きな思いを歌詞に込め
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能と狂言 楽しみ方解説 野村萬斎さん監修公演控え 浜松市中区
狂言師の野村萬斎さんが監修する「アクトシティ能・狂言」(浜松市、静岡新聞社・静岡放送、市文化振興財団主催)が12月17日午後3時から、中区のアクトシティ浜松大ホールで開催される。事前イベントとして基礎講座「これは知らなかった! 能・狂言 とっておきの楽しみ方」が13日、アクトシティ浜松コングレスセンターで開かれた。 観世流能楽師観世喜正さんが、12月の公演で出演する演目「紅葉狩」について解説した。主役の「シテ」だけでなく2番手の「ワキ」も活躍し、鬼退治がモチーフになった比較的分かりやすい作品だと紹介した。狂言師石田幸雄さんも登壇した。 12月の公演は、能の紅葉狩のほか、狂言の演目「首引」
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裾野でロケ 「リボルバー・リリー」 行定勲監督 生と死の境界線描く
裾野市でロケが行われた「リボルバー・リリー」は、長浦京のハードボイルド小説を、行定勲監督がガンアクションと人間ドラマを両輪に据えて映画化した。行定監督は、綾瀬はるか演じる銃の使い手「小曾根[おぞね]百合」の行動原理が伝わる演出に腐心したとし「生と死の境界線を描けた」と手応えを口にした。 舞台は大正時代の東京。小曾根は鍛え抜かれた戦闘力と洞察力で、やくざや軍から狙われる少年細見慎太(羽村仁成)を保護する。陸・海軍の陰謀と工作がうごめく中、小曾根は生き延びるためのぎりぎりの選択を繰り返す-。 「GO」(2001年)、「世界の中心で、愛をさけぶ」(04年)などで知られる行定監督にとって、アク
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沼津市制100周年公演 9月、出身芸術家が“響宴”
沼津市制100周年を記念した舞台芸術のコラボレーション公演が9月1日午後6時半から、市民文化センターで開かれる。国内外で活躍する同市出身のフラメンコ、和太鼓、バレエの芸術家たちが共演する。 公演は「スペシャルアートステージ~響宴(きょうえん)~」(市教委など主催)。フラメンコ舞踏家久保田晴菜さん、和太鼓奏者はせみきたさん、バレエダンサーで東京バレエ団所属の芹沢創さんが出演する。地元の奏者、ダンサーと共演するほか、ジャンルを超えたステージを繰り広げる。 このほど久保田さんとはせさん、城井二葉・開催委員長が市役所を訪れ、頼重秀一市長らにPRした。久保田さんは「公演を通じて他ジャンルとの芸術の
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浜松東高「Defling」が優勝 静岡県内高校ダンス部の戦い
静岡県内の高校ダンス部の頂点を決めるコンテストが9日、磐田市上新屋の市民文化会館かたりあで開催された。同市文化振興課によると、高校生を対象にした行政主催のダンスコンテストは県内では初めて。26チームが日頃の練習成果を競い合い、初代チャンピオンには浜松東高の「Defling」が輝いた。 ジャズやヒップホップなど踊りのジャンルは自由。1チーム5~25人、2分以上3分以内で演じた。技術や作品の構成力をはじめ、踊る楽しさや音楽の感じ方を観客に伝えるプレゼンテーション力などをプロダンサー5人が採点し、合計得点で順位を決めた。 出場した生徒たちは音楽に合わせて表情を変えながら軽快なステップを踏み、息
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「能を上手に」児童ら稽古 来月10日 静岡の公演で披露
9月に静岡市駿河区のグランシップで開かれる「グランシップ静岡能 能楽入門公演」(県文化財団、静岡新聞社・静岡放送など主催)での能の披露を目指した「わくわく能楽教室」が、同所で行われている。小学生から大学生まで11人が稽古に励んでいる。 教室は6月から全8回。参加者は観世流能楽師の山階彌右衛門さんや県能楽協会の会員から、「仕舞(しまい)」や「謡(うたい)」を学ぶほか、基本となる礼儀や作法を身に付ける。 7日夜の稽古では、扇の使い方を確認した後、「老松」や「玄象」「羽衣」などの本番で披露する演目を練習した。市立西豊田小5年の早川茉希さんは「茶道や和服などの日本文化に興味があり、能も気になっ
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吹奏楽コンクール 西部41高校が演奏 浜松市中区
静岡県吹奏楽コンクール西部地区大会高校の部(県高校吹奏楽連盟西部地区主催)が5、6の両日、浜松市中区のアクトシティ浜松で開かれた。A編成、B編成各9校が金賞に輝き、シード校の浜松聖星、浜松日体とともに12、13日に静岡市で行われる県大会の出場権を得た。 55人以内のA編成は13校、30人以内のB編成は28校が出場。課題曲や自由曲で日頃の練習成果を競った。金賞は次の通り。 A編成 浜松北、浜松市立、浜松湖北、浜松湖東、浜名、浜松修学舎、浜松商、掛川西、浜松湖南▽B編成 小笠、磐田南、浜松開誠館、浜松江之島、掛川東、浜松城北工、磐田北、浜松学芸、浜北西
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響け!サックス、トランペット 浜松・サザンクロスで音楽会
浜松市中区砂山町の商店街サザンクロスアーケードでこのほど、管楽器などの演奏を繰り広げる「サザンクロスの音楽会2023」が開かれた。 東京佼成ウインドオーケストラのトランペット奏者ガルシア安藤真美子さんが企画し、2000年から続く恒例のイベント。同オーケストラのバリトンサックス奏者栃尾克樹さんや、スウェーデンで活躍する同市出身のトランペット奏者清水慶太郎さんら38人が出演した。人気ゲームのBGMやディズニーソング、昭和歌謡など幅広い年代が楽しめる楽曲の美しい音色が商店街に響いた。10月で60歳を迎える栃尾さんを祝うメドレーも披露され、会場から大きな拍手が送られた。
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4年分の思い 放歌踊りに 保存会や中高生ら 練習に熱 浜松市北区・滝沢 13、14日に披露
浜松市北区滝沢町で13、14の両日、県無形民俗文化財「滝沢の放歌踊り」が4年ぶりに営まれる。江戸時代に愛知県三河地方から伝わったとされる伝統の盆行事。保存会(西沢金男会長)のメンバーや地元の中高生らによる踊りの練習が4日夜、同町で始まった。 滝沢の放歌踊りは、遠州大念仏と放歌踊りの2部で構成される。林慶寺(同町)で踊りを奉納した後、初盆を迎えた地域の家庭を回り、故人を供養する。ことしは保存会のメンバーや中高生ら約30人が、2日間で6軒を訪れる。 初日の練習では、中高生6人が放歌踊りの動きや太鼓のたたき方などを確認した。子どもたちは地元の都田小、都田中のクラブ活動で踊りを学んできたが、実際
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ピアニスト牛田さん 9月18日磐田で公演
河合楽器製作所は9月18日午後2時半から、「カワイコンサート」(静岡新聞社・静岡放送後援)を磐田市の市民文化会館かたりあで開く。ピアニストの牛田智大さん(23)がベートーベンとショパンの曲目を奏でる。 牛田さんは第10回浜松国際ピアノコンクールで2位に輝くなど、日本人の若手を代表するピアニスト。チケットは全席自由で一般が税込み2500円、ペア4000円など。 問い合わせはカワイ浜松<電053(455)0638>へ。
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世代超え 県民ダンス劇 静岡で公演 SPAC公募、15~80歳の15人
静岡県舞台芸術センター(SPAC)が公募した県民によるダンス劇プロジェクト「スパカンファン-プラス」の公演が5、6の両日、静岡市駿河区の静岡芸術劇場(グランシップ内)で行われる。4日、同所で通し稽古があり、出演者らが本番に向けて最終調整した。 メンバーは15~80歳の15人。2019年から、カメルーン出身でフランスを拠点に活動する振付家、メルラン・ニヤカムさんの指導で創作に取り組んできた。 演目は昨年初演した「Reborn(リボーン)-灰から芽吹く-」。今回はコロナ禍からの解放の意味を込め、メンバーがマスクを着けた状態から徐々に外していく演出を加えた。ニヤカムさんは「昨年は制限に対する不
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磐田の漫画家 寺田浩晃さんの作品、初の舞台化 劇団たんぽぽが制作
磐田市の漫画家寺田浩晃さん(28)の作品が来年3月、初めて舞台化されることになった。浜松市東区の劇団たんぽぽが寺田さんの短編集の中から「くろいりんごときいろいそら」を原作にした演劇の制作に乗り出した。幼少期に家や学校に居場所がないと悩んだ寺田さん自身の思いが反映された作品。寺田さんは「子どもたちの心に一生残るものにしたい」としている。 寺田さんは2018年に少年誌で漫画家デビューを果たした。だが、19年夏、治療法が確立していない指定難病「好酸球性胃腸炎」を発症。現在は闘病しながら制作に取り組んでいる。 舞台化するのは、個性的な感性を持ち、周囲から浮きがちな男子小学生と、風変わりなギター弾
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劇団四季「ジョン万次郎の夢」静岡で公演 躍動感あるダンスと歌で魅了
劇団四季のファミリーミュージカル「ジョン万次郎の夢」の静岡県内公演(静岡新聞社・静岡放送など主催)が3日、静岡市葵区の市民文化会館で始まった。4日まで。 幕末、漁で遭難して日本人で初めて米国に渡ったとされるジョン万次郎こと中浜万次郎の半生を描いたミュージカル。 持ち前の好奇心と不屈の精神で、鎖国の扉を開こうと力を尽くす万次郎と、支える日米の人々の姿を俳優が熱演した。 ダイナミックな音楽に合わせた躍動感あふれるダンスと熱のこもった歌が、親子連れなど千人を魅了した。終演後のカーテンコールでは、俳優が会場からの喝采に手を振って応えた。 4日は午後1時半に開演。問い合わせは劇団四季静岡オ
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タミヤコンサート 音曲と木管、異色の競演 10月に 静岡市葵区
タミヤは10月19日午後6時半から、「タミヤコンサート2023秋-音曲とクラシック?異色の競演」を静岡市葵区の静岡音楽館AOIで開く。入場無料。 木管五重奏グループ「アンサンブル・ミクスト」と音曲師の桂小すみさんが、サウンドオブミュージックなどを披露する。 希望者ははがきに郵便番号、住所、氏名、電話番号、希望枚数(2枚まで)を記入し、〒422-8610 静岡市駿河区恩田原3の7「タミヤコンサート」係に申し込む。8月25日必着。応募多数の場合は抽選。 問い合わせは同社<電054(286)5105>へ。
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一流管楽器奏者が指導 国際アカデミー 6日まで浜松市中区
「第29回浜松国際管楽器アカデミー&フェスティヴァル」(浜松市、ヤマハなど主催、静岡新聞社・静岡放送後援)のアカデミーの開講式が2日、同市中区のアクトシティ浜松研修交流センターで開かれた。世界的演奏家による公開レッスンや、コンサートが6日まで行われる。 レッスンには同市出身のサクソフォン奏者須川展也さんをはじめ、米・ノースウエスタン大でトランペットを指導するデイヴィッド・ビルジャーさんら7人の“教授陣”を迎えた。オーディションを通過した中高生や音大生ら54人が指導を受け、一般向けに公開している。 国際的に活躍する若手音楽家の育成を目指して始まり、これまでにプロの演
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ロケ地裾野でトークショー 映画「リボルバー・リリー」行定監督ら
裾野市は7月31日夜、市内が撮影場所となった映画「リボルバー・リリー」(8月11日公開)の行定勲監督らを招いたトークイベントを市生涯学習センターで開いた。映画の県内広報活動PRリーダーに就任した市の公式マスコットキャラクター「すそのん」も、俳優の綾瀬はるかさんが演じる主人公をイメージした衣装をまとって登場した。 映画は長浦京さんの小説が原作。大正時代の東京を舞台に、綾瀬さん演じる元スパイが、秘密を握る少年と共に陸軍と対峙(たいじ)するストーリー。行定監督は小屋が爆発する場面などを裾野市内で撮影したと明かし、「裾野でのロケがほぼ初日。序盤から充実した撮影となり、作品全体の良い手応えにつながっ
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唯一無二の芸風貫く ハリウッドザコシショウ
お笑いタレントのハリウッドザコシショウ(静岡市清水区出身)が、5日の東京を皮切りに、4都市6公演の単独ライブツアーを開催する。「誇張しすぎた物まね」など海パン一丁で見せる、唯一無二の芸風について話を聞いた。 来年50歳を迎えるが動きは若々しく、ネタ中に見せる開脚ジャンプの高さに驚かされる。「『誇張』と言っているんだから、普通にジャンプしてもネタとして成立しない。服を着てジャンプしたらあそこまで上がらないと思うので、アドレナリンが出ているんじゃないかな」と語る。 銅鑼[どら]やサイレンなど、ネタに用いる小道具は奇天烈[きてれつ]な物ばかり。「受けたいのではなく、お客さんを嫌な気持ちにさせよ
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河合楽器製作所「スコアメーカー」 23日から無料公開
河合楽器製作所は8月23日から、楽譜作成ソフト「スコアメーカーZERO(ゼロ)エディター」を無料公開する。これまでは年間の販売価格税込み1320円(月間132円)だった。 1995年販売の人気ソフト。エディターは楽譜のスキャン機能がなく、手動で編集することで低価格化した。移調譜・パート譜の作成や、歌詞を歌う「ボーカル音源」といった本格的な楽譜作成機能を搭載している。 同社の担当者は「多くの人に楽譜をつくる、使う楽しさを実感してもらいたい」としている。
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大井川ジュニア合唱団 ミュージカル20日上演 舞台道具作り急ピッチ ボランティア「子どもの力に」
焼津市の小中学生による大井川ジュニア合唱団が8月20日に上演するミュージカル「オズの魔法使い」で劇中に使用する道具作りが急ピッチで進んでいる。舞台監督を務める山村康夫さんを中心とするボランティアが週末や夜に、山村さんが経営する自動車整備工場(同市利右衛門)に集まり、大道具や小道具の制作に励んでいる。 制作陣は昨年10月ごろから、出来上がった台本を参考に場面ごとに使う道具を作っている。道具の量は「2トントラック3台分」(山村さん)になるという。会場への搬出入や舞台上での入れ替え作業もこなす。作った道具は劇が終わると同時に、一部を残して解体する。子どもたちの発表の場づくりに協力したいと、オリジ
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高校総文祭 鹿児島で開幕
文化部のインターハイと呼ばれる、第47回全国高校総合文化祭「2023かごしま総文」が29日、鹿児島県で開幕した。全国約3千校から約1万7千人の生徒が参加し、8市町村を会場に演劇や吹奏楽、弁論など22部門で成果を発表する。8月4日まで。 鹿児島市での総合開会式では、鹿児島県内の高校生が合唱や劇などを披露。塩田康一知事は「芸術文化の交流を図る祭典が、より一層輝かしい未来の創造につながることを期待する」とあいさつした。秋篠宮さまは「皆さまの心にいつまでも残る素晴らしい夏のひとときになることを祈念します」と述べられた。 生徒実行委員会の委員長を務めた甲南3年三森芽依さん(18)は「互いの顔が見え
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映画音楽 聴衆を魅了 浜松 富士山静岡交響楽団が演奏会
浜松市中区のアクトシティ浜松で29日、「オーケストラで楽しむ映画音楽コンサート」(静岡県主催、静岡新聞社・静岡放送共催)が開かれた。富士山静岡交響楽団が、人気アニメなどの映画音楽を演奏し、聴衆約500人を魅了した。 静岡県が進める「東アジア文化都市2023静岡県」の一環。同楽団は、古代中国を舞台にしたディズニーアニメ映画「ムーラン」の組曲や名作「風と共に去りぬ」の「タラのテーマ」を演奏し、美しいハーモニーや迫力のサウンドを響かせた。 コンサートは30日に富士宮市民文化会館で、9月30日には伊東市観光会館でも開かれる。当日券は4千円。問い合わせは同楽団<電054(203)6578>へ。
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SPAC宮城氏 国際交流基金賞 海外公演積極的に
国際交流基金は26日、舞台芸術活動を通じた国際相互理解に貢献したとして、本年度の国際交流基金賞を県舞台芸術センター(SPAC)芸術総監督でグランシップ館長の宮城聰氏に贈ると発表した。 海外公演を積極的に行い、「身体と言葉と音楽が一体となった独自の手法で祝祭的な舞台空間をつくり出し、世界的に評価の高い演出家」と評価された。 同賞は文化活動を通じて日本と海外の相互理解の促進に貢献した個人・団体に贈られる。本年度は各界の有識者や一般公募により推薦された78件から、宮城氏のほか、作家小川洋子氏とペルー日系人協会が選ばれた。授賞式は10月18日に都内で行われる。
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SPAC「人形の家」 中国演劇祭で好評
静岡県舞台芸術センター(SPAC)は6月、中国・河北省で開かれた「阿那亜演劇祭」で、宮城聰芸術総監督演出の「人形の家」を上演した。3回の公演は全て満席となり、熱狂的なカーテンコールを受けた。宮城総監督は「政治体制は異なっていてもアジアに共通する大きな問題があると痛感した」とコメントした。 「人形の家」は1879年、ノルウェーの作家ヘンリック・イプセンが新たな時代の女性の姿を描いた作品。宮城総監督は舞台を1935年の日本に置き換え、今年2月に静岡芸術劇場(静岡市駿河区)で初演した。 現地でトークイベントに参加し、来場者から質問を受けた宮城総監督は「若い世代が『これからの社会の変化は自分たち
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磯村勇斗さん地元公演 沼津市制100周年記念 「原点」の劇団、演目で挑戦
沼津市出身の俳優磯村勇斗さん(30)が主演する市制100周年を記念した演劇公演(市振興公社主催)が22日、市民文化センターで開かれた。沼津西高時代に所属した劇団「沼津演劇研究所」のメンバーらと当時演じた演目を再演。終演後は市内の若者らとのトークイベントにも臨んだ。 磯村さんは、13年前に自身の初舞台で演じたロシアの劇作家チェーホフの喜劇「プロポーズ」を選び、脚本を再構成した。初舞台でも共演した武田典子さん、細沼賢一さんの他、オーディションで選ばれた市内の高校生野田幸之介さん、梁世姫さんら4人の学生が出演し、3役を7人で演じた。磯村さんは隣家の女性にプロポーズする主人公をユーモラスかつ情感豊
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長唄唄方 伊東市の吉住小佐久朗さん 重要無形文化財保持者に
国の文化審議会は21日、重要無形文化財「長唄」の保持者として総合認定されている伝統長唄保存会(東京都)の構成員に伊東市の吉住小佐久朗(本名藤富清範)さん(85)ら36人を追加認定するよう永岡桂子文部科学大臣に答申した。同保存会の構成員は125人になる。=関連記事27面へ 吉住さんは、江戸時代中期の享保年間から約400年続く長唄の流派「吉住流」の初世吉住小真治に師事。1960年から長唄演奏家唄方として活動を続け、国立劇場などで行われる歌舞伎公演や長唄協会定期演奏会などに出演している。多くの公演で唄方の首席として他の唄方を先導する立唄(たてうた)も務める。都内や名古屋市などに稽古場を構え、後進
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地元産ピアノ 磐田市民文化会館に 河合「SK―EX」
磐田市は31日、同市飛平松の河合楽器製作所竜洋工場で製作されている最上級のグランドピアノ「SK-EX」を市民文化会館かたりあ(同市上新屋)に導入する。ピアニストの宮谷理香さん(1995年ショパン国際ピアノコンクール5位)が工場を訪れ、同シリーズの3台を試弾して設置する1台を選んだ。 宮谷さんが演奏したのはバロック期のスカルラッティやモーツァルト、ショパンなどの名曲。草地博昭市長らが見守る中、高音・低音の響きや鍵盤をたたいた際の感触など、一音一音確かめるように弾き比べた。宮谷さんは「1500人が入るホールなので、隅々まで表現が届けられるかを確認した」と説明。選んだピアノについて「市民のみな
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文楽の人形遣い挑戦 グランシップ 伝統芸能に親しむ
静岡県文化財団と県はこのほど、日本の伝統芸能を子どもに楽しんでもらうイベント「にっぽんこども劇場」を静岡市駿河区のグランシップで開いた。 人形芝居「人形浄瑠璃文楽」をテーマとし、国立文楽劇場(大阪市)などで活躍する語り役「太夫」の竹本織太夫さん、三味線の鶴沢清志郎さん、人形遣いの吉田一輔さんが「伊達娘恋緋鹿子(だてむすめこいのひがのこ)」を披露した。3人はそれぞれの役割や道具について解説した。子どもたちに人形遣いや三味線演奏を体験してもらう時間も設けた。 親子ら約200人が鑑賞した。人形遣いに挑戦した丸子こども園の沢村佳澄ちゃん(6)は「重かったけれど簡単に動いて楽しかった」と話した。
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掛川駅の混雑注意 15~17日野外音楽イベント「ap bank fes」 観光協会が呼びかけ
掛川市のつま恋リゾート彩の郷で5年ぶりに開かれる野外音楽イベントap bank fes(15~17日)を控えて、掛川観光協会が掛川駅や周辺道路の混雑が予想されるとして早めの行動を呼びかけている。JR掛川駅は各日午後6時以降に入場規制を行う場合があるとしている。 同協会によると、前回2018年の開催時は近隣のエコパアリーナ(袋井市)での大型ライブと重なったため駅構内が大混雑し、シャトルバスやタクシー乗り場、トイレに長蛇の列ができるなどの影響があった。JR東海は駅での対応者を増員するほか、混雑時間帯に新幹線利用者は南口、在来線利用者は北口からの入場に限るなど対策を講じる。 イベントには1日当
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乃木坂46とコラボカフェ 静岡初開催 メンバー考案メニュー提供
アイドルグループ乃木坂46とのコラボレーションカフェ「真夏の全国ツアーCAFE」が14日、静岡市葵区七間町の複合施設「アルティエ」で始まる。同施設を運営する静活などが主催し、静岡県で初開催する。9月3日まで。 ライブ映像やメンバーからのメッセージが壁面に投影される。2013年から続く「真夏の全国ツアー」を振り返る内容で、一瞬の表情や景色を切り取っている。衣装の展示やメンバーが考案したオリジナルの飲食メニューも楽しめる。 13日に内覧会が行われ、静活の江崎亮介専務は「ファンの方に楽しんでもらえる空間づくりをしている。ぜひ足を運んでもらいたい」と話した。
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元乃木坂・深川麻衣さん 磐田PR大使に就任「まだ知らない魅力伝える」
磐田市は11日、地元ゆかりの著名人に市の魅力を発信してもらう「静岡いわたPR大使」を、同市出身の女優深川麻衣さん(32)に委嘱した。深川さんは芸能活動の中で磐田をPRし、市の知名度向上、イメージアップに貢献していく。同大使は10人目。 深川さんは2011年にアイドルグループ「乃木坂46」の1期生として活動をスタート。16年にグループを卒業した後も、多くの映画やテレビドラマに出演している。 高校卒業まで磐田で過ごしたという深川さんは「磐田には思い出が数え切れないほどある。竜洋海洋公園が緑が多くて、よく散歩した」と地元での生活を振り返った。大使に就いたことについては「とても光栄。大好きな食べ
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JR浜松駅 企業展示を一新 河合楽器とヤマハ 「音楽のまち」玄関口を演出
JR浜松駅の新幹線改札内の地元企業展示ブースが12日までに一新された。大展示場は河合楽器製作所、小展示場はヤマハがそれぞれ楽器製品を通して「音楽のまち」の玄関口を演出する。来年6月まで。 河合楽器はフルコンサートピアノ「SK-EX」(税抜き2100万円)を展示した。2001年発表した最高級モデルで、展示品の試弾が可能。演奏する動画をSNSで募集するイベントを計画している。 ほかにピアノコンクールで演奏するピアニストの動画や、29日に始まる同社主催の「シゲル・カワイ国際ピアノコンクール」に出場するピアニストのパネルを展示した。 ヤマハは「あそべる待合室」をテーマに、三つの空間を用意した。
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俳優磯村勇斗さんインタビュー 故郷・沼津は「初心に戻れる場所」 PR大使就任
沼津市出身の俳優磯村勇斗さん(30)が9日、同市を訪れ、先日任命された市のPR役「燦々(さんさん)ぬまづ大使」の認証式に臨んだ。本紙のインタビューに応じた磯村さんは、多忙な中でも度々訪れる沼津を「初心に戻れる場所」と表現。故郷への熱い思いを語った。 同市中心部の沼津仲見世商店街で育ち、18歳まで沼津で暮らした。「上京後、番組や映画の撮影で沼津に来ることが多くなる中で恩返ししたいと思っていた。子どものころと比べて寂しくなった商店街に、若い人たちで新しい風を吹かせたい」と大使としての抱負を口にする。 沼津西高時代に地元劇団「沼津演劇研究所」に所属。自身の初舞台で演じたロシアの劇作家チェーホフ
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くーる【Cool】 台詞憶える俳優の姿勢 阿部一徳【SPAC俳優 言葉をひらいて⑧】
A (左手の中指で髪を耳にかきあげながら)そうね、よく聞かれるわ、そんなに長い台詞[せりふ]をどうやって憶[おぼ]えるんですかって。 わたしの場合は散歩しながらね、台本を片手にブツブツ言いながら、1日に3~4時間が普通かな。このページのこのあたりっていう写真的な憶え方もするから、台本は変えないことも大事。でもね、結局は「量」。どれだけの時間、台詞と向き合ったかっていうこと。 稽古が始まるとね、相手によって、空気によって、自由自在に台詞を繰り出さなきゃならないの、毎日毎日。それこそが演技の、稽古の楽しさね。そのためには、台詞を憶える時に、初めから言い方を決めちゃダメ。飴[あめ]玉を口の中で
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信康の非業の死、筑前琵琶で描く 「二俣城に散りし花」初演 浜松で奏者・藤高さん
浜松市天竜区二俣町の天竜壬生ホールでこのほど、筑前琵琶奏者・藤高りえ子さんの公演が開かれた。委嘱制作された「信康 二俣城に散りし花」が初演され、400人を超える観客を魅了した。 「平家物語」の「祇園精舎」に始まり、古典と創作琵琶を織り交ぜた計6曲が演奏された。曲間には、藤高さんが琵琶の歴史や曲についての説明を加え、筑前琵琶の世界に誘った。 徳川家康の嫡男で、同町で自刃した信康をテーマにした新作について藤高さんは、「明確な悪人をつくらないよう構成した。信康がどんな人だったか想像を膨らませていただきたい」と解説。約15分の熱演で、信康の生涯と非業の死を描いた。 演奏会シリーズ「壬生の響き」
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高嶋ちさ子、9月静岡公演 7月12日まで先行予約
バイオリニスト高嶋ちさ子の「12人のヴァイオリニスト コンサートツアー」静岡公演(静岡新聞社・静岡放送など主催)が9月23日、静岡市葵区の市民文化会館大ホールで行われる。午後3時開演。全席指定で一般7300円(当日券は7800円)。未就学児の入場不可。チケットは7月29日午前10時から各プレイガイドで販売する。 静岡新聞では、静岡公演の先行予約を12日午前11時まで、抽選で受け付けている。申し込みはチケットぴあのウェブサイト<https://w.pia.jp/t/takashima-chisako-s/>またはQRコードから。1人4枚まで。 静岡公演の問い合わせはサンデーフォーク静岡<電
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熱のこもった演奏披露 浜松市中区で定演
浜松市民吹奏楽団は2日、定期演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)を中区のアクトシティ浜松で開いた。4年ぶりの本格開催で、20~60代の団員約80人が熱のこもった演奏で聴衆約1300人を魅了した。 米作曲家アルフレッド・リードの名曲「アルメニアン・ダンス」のパート1・2や、英国定番マーチ「ナイルの守り」など計8曲を奏でた。県西部の合唱グループ「すずめの学校合唱部」約40人との共演ステージではバッハの「主よ、人の望みの喜びよ」などの合唱曲を一緒に披露した。 演奏会はトロンボーン奏者で、同団指揮者の塚本修也さんの音楽監督就任10周年も記念して行われた。
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清水合唱団 9日演奏会 マリナートで民謡や歌謡曲 静岡市
清水合唱団は9日、静岡市清水区のマリナート大ホールで第38回演奏会を開く。「混声合唱のためのメドレー北海道物語」と称して北海道に関連した民謡などを披露。ポピュラーステージ「さ~夏だ!来い 恋 LOVE」では歌謡曲なども歌い上げる。同合唱団は1960年に創立し、清水区民らで構成する。 午後1時開場、同1時半開演。入場料千円。問い合わせなどは同合唱団長の山根さん<電054(345)0454>へ。
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仲間とジャズ名曲 円熟の響き 湖西・れんが館
湖西市出身で米国在住の日本語講師鈴木明さん(76)とジャズ仲間による演奏会「ア・ジャズ・ナイト・アット・ザ・ブリックハウス」がこのほど、同市鷲津の浜名湖れんが館で開かれた。2019年以来、4年ぶりの開催に約130人が詰めかけ、ジャズの名曲を堪能した。 出演したメンバーは、鈴木さんと浜松市でアマチュア演奏家として活動する50~70代の計6人。それぞれ30年以上の付き合いがあるジャズ仲間で、毎年夏に鈴木さんの帰国に合わせ演奏会を開くのが恒例行事だった。 4年ぶりの演奏会では、ジャズの名曲「モーニン」や「イン・ア・センチメンタル・ムード」など9曲を披露。久々の再会ながら息の合った演奏を、来場者
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映像に合わせ歌と踊り 日本テーマにコンサート 浜松
浜松市中区の市地域情報センターでこのほど、歌と踊りのコンサート「ZIPANG(ジパング)」(実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が開かれた。映像に合わせた踊りと歌で来場者約120人を魅了した。 同市出身の歌手太田幸希さん(50)と、市内中心に活動するダンサー集団「麗ダンシン」が登壇し、日本をテーマにしたポップスや創作民謡など14曲を披露した。壮大な自然を表現した歌「浜辺の歌」や日本の魂を伝える「大和魂」などを歌い、同市の伝統無形文化財「遠州大念仏」をモチーフにした、音楽家江崎とし子さんらが手がけたオリジナル曲「遠州」で締めくくった。 太田さんは「日本の魅力を伝える映像やパフォーマンスで
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フラメンコ 情熱伝える ギターデュオ徳永兄弟 7月静岡公演
本場スペインで学び、現代的なフラメンコを追求するギターデュオ「徳永兄弟」が7月5日、静岡市葵区の静岡音楽館AOIで県内初公演を行う。激しさともの悲しさを行ったり来たりする、振れ幅の広い感情表現がフラメンコの神髄。2人は「熱量たっぷりのステージを楽しんでほしい」と口をそろえる。 兄・健太郎、弟・康次郎で活動を始めて11年目。それぞれがスペインのコンクールで上位入賞を果たし、デュオとしてはアニメ「アルスラーン戦記」主題歌やNHK番組「旅するためのスペイン語」のオープニング曲を手がけた。今夏の野外フェス「フジロックフェスティバル」への出演が決まるなど、活躍の場を広げている。 昨年11月に発表し
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B’z デビュー35年 9月9、10日エコパで公演
ロックユニットB’zが全国ツアー「B’zLIVE-GYMPleasure2023-STARS-」をスタートさせた。9月9、10日にはエコパスタジアム(袋井市)で公演する(静岡新聞社・静岡放送など主催)。両日とも午後5時半開演。 ボーカル稲葉浩志とギター松本孝弘が1988年9月にシングル「だからその手を離して」とアルバム「B’z」の同時発売でデビューしてから35年。日本の音楽シーンに数々の金字塔を打ち立ててきた。7月12日にはシングル「STARS」をリリースする。数多くの楽曲の中からベスト選曲を披露するPleasureツアーは5年ぶり。35周年のメモリアル
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賞金20年ぶり増額 浜松国際ピアノコンクール 日程や要項案決まる
浜松国際ピアノコンクール実行委員会(会長・中野祐介浜松市長)は23日に中区で開いた会合で、2024年11月に開催する第12回コンクールの日程と実施要項案を明らかにした。同規模の国際大会との均衡を考慮し、上位入賞者の賞金を引き上げる。前回が感染症の影響で中止になったため、年齢制限を3歳引き上げて33歳以下とする。 日程は24年11月4日にオープニングコンサート、9日から1~3次予選、23日と24日に本選と表彰式を行う。入賞者披露演奏会は25日。会場はいずれも中区のアクトシティ浜松。審査委員は小川典子委員長ら国内外の11人が務める。 賞金は1位が100万円増の400万円、2位が70万円増の2
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浜松で「壬生の響き」 30日、「信康」描いた琵琶曲初演
浜松市天竜区二俣町の天竜壬生ホールで30日、演奏会シリーズ「壬生の響き」(浜松市文化振興財団主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が開かれる。筑前琵琶奏者藤高りえ子さんが出演し、公演のために制作された「信康」が初演される。 天竜材で覆われたホールの音響の良さを味わってもらおうと企画されたシリーズの第3回。公演の目玉は、徳川家康の嫡男で、二俣城で自刃した信康の生涯を描いた「信康 二俣城に散りし花」。琵琶の定番曲、平家物語「祇園精舎」や芥川龍之介の「蜘蛛の糸」を題材に、藤高さんが手がけた創作琵琶も披露される。 会場ロビーでは同区の飲食店などが集う「天竜ナイトマルシェ」も開かれる。午後6時開場。同7
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音楽作品の上映相次ぐ ステージとスクリーン“距離”に変化 静岡シネ・ギャラリーなど
静岡シネ・ギャラリー(静岡市葵区)は6、7月、日本のベテランバンドを追った新作ドキュメンタリー3本を連続上映する。近年、各映画館では音楽ドキュメンタリーの上映が相次ぐ。識者は「ステージとスクリーンの『境目』がなくなっている」と指摘する。 静岡シネ・ギャラリーは上映中の「劇場版 優しいスピッツ」に続き、6月30日から「Pascals~しあわせのようなもの~」を公開する。1995年結成の大編成アコースティックバンド「パスカルズ」による新型コロナウイルス禍のライブを収めた。伊勢真一監督は「(60~70年代のバンド)ザ・バンドを描いた『ラスト・ワルツ』(78年)に通じる、時代の空気感が伝わる作品。
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浜松「ジャズ・ウィーク」10月14~22日 荻野目洋子さんら出演
ジャズや音楽文化の魅力を体感する浜松市の一大イベント「第31回ハママツ・ジャズ・ウィーク」(市、市文化振興財団、ヤマハ、静岡新聞社・静岡放送など主催)が10月14~22日、同市中区のアクトシティ浜松を主会場に市内各地で開かれる。主催者の事務局関係者が21日、市役所で概要を発表した。 ジャズ初心者をはじめ、愛好家やファンなど老若男女が気軽に親しめるように多彩なコンサートやトークイベントを9日間にわたって繰り広げる。メインは最終日の「ヤマハ・ジャズ・フェスティバル」。アクトシティ浜松を舞台に、歌手の荻野目洋子さんらを迎えて1日限りの特別ステージで会場を盛り上げる。 新たな取り組みとして、市内
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きっさこ【喫茶去】 今日は“いいお茶”を 石井萠水【SPAC俳優 言葉をひらいて⑦】
喫茶去[きっさこ]という言葉をご存じでしょうか? 禅語で「お茶でもどうぞ」「茶を飲んで去れ」という意味があります。この言葉に関するエピソードはぜひググって(検索して)いただけたらと思いますが、実は私たちSPACは「喫茶去」のお話を演劇として上演したことがあるのです。 主役となるのは高名なお坊さんで、私はその弟子である子坊主の役をつとめ、坊主頭のカツラを被り元気な声で和尚様に絡むという演技で観客の方々に笑っていただきましたが、あれから数年たった今、このコラムを書くにあたって思い至ったことがあります。 自分の周りの人が良くない状態に陥っていると思ったとき「まあ、お茶でもどうぞ」と声をかけるこ
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沼津出身のラッパーELIONE 渋谷で初ワンマンライブ 新作の世界観存分に
ラッパーのELIONE[イーライワン](沼津市出身)が8月12日、東京・渋谷の大型ライブハウス「WWW」で初のワンマンライブを行う。今春発表した5枚目のアルバム「So Far So Good」の世界観を存分にアピールする。 アルバムに参加したラッパーのCHICO CARLITO[チコ カリート]、唾奇[つばき]、SALU[サル]ら豪華ゲストを交えるライブは、発売直後にチケットが売り切れた。 「クラブのライブだと、僕を目当てのお客さんもいるが、DJやお酒など別の要素がいっぱい。でも、ワンマンだと『おまえ、どんなライブするんだよ』という気持ちを一人で受け止める必要がある。みんなが楽しめる空間
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芥川、直木賞候補決まる 山本賞の永井さん(島田市出身)ら
第169回芥川賞、直木賞(日本文学振興会主催)の候補作が15日、発表された。芥川賞は立命館大教授で哲学者の千葉雅也さん(44)や、難病のため電動車椅子で生活する市川沙央さん(43)らの5作が、直木賞には今年の山本周五郎賞に決まった永井紗耶子さん(46)=島田市出身=らの5作がノミネートされた。 選考会は7月19日、東京・築地の料亭「新喜楽」で開かれる。 候補作は次の通り。(敬称略) 【芥川賞】石田夏穂「我が手の太陽」(「群像」5月号)▽市川沙央「ハンチバック」(「文学界」5月号)▽児玉雨子「##NAME##」(「文芸」夏号)▽千葉雅也「エレクトリック」(「新潮」2月号)▽乗代雄介「それ
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商店街が舞台 17団体・個人が路上で寸劇 浜松・中区
浜松市中区の砂山銀座サザンクロス商店街でこのほど、「路上演劇祭Japan in浜松2023」(実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が開かれた。県内外から17団体・個人が出演し、多彩な表現で思い思いにパフォーマンスを披露した。 浜松市の「木の実プロデュース」は同市出身のスズキコージさんの絵本「サルビルサ」を劇にし、戦争の無意味さを表現した。ほかにも知的障害や発達障害のある子の親でつくる「浜松キャラバン」がバスあるあると題して、バス停で順番を待つルールが理解できないことや車内でお気に入りの席に座りたがるなど障害のある人のこだわりを寸劇で紹介した。 実行委の里見のぞみ代表は「表現は一様ではな
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美しい旋律で魅了 フルートクラブ 浜松・中区で演奏会
浜松市のアマチュアフルート奏者らでつくる「浜松フルートクラブ」はこのほど、第58回定期演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)を中区の市福祉交流センターで開いた。 20~70代の会員40人がクラシックや歌謡曲など11曲を披露した。モーツァルトの交響曲第40番や「花は咲く」などの美しい旋律を息の合った掛け合いで奏で、来場者を楽しませた。 同クラブは1969年に設立。音大で学んだ会員らが南区の可美協働センターを拠点に活動している。
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浜松混声合唱団 歌声に磨きかけ 24日浜松中区で演奏会
浜松混声合唱団が24日の演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)に向け、練習に励んでいる。中区のクリエート浜松でこのほど、団員らが発声を丁寧に確認した。 演奏会は3部構成で、20~70代の45人が出演する。「平和への祈り」をテーマにした1部は「世界に一つだけの花」「さとうきび畑」など5曲、2部は同市出身のバイオリニスト西山亜希さんの演奏、3部では信長貴富作曲「女性詩人による三つの譚歌(バラード)」を披露する。 演奏会は24日、同区のアクトシティ浜松で午後2時に開演する。入場料千円。
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磯村勇斗さん故郷で夢舞台 出身劇団、高校生と共演へ 沼津市制100周年事業
沼津市出身の俳優磯村勇斗さん(30)が7月に同市で上演されるロシアの劇作家チェーホフの戯曲「プロポーズ」に出演する。高校時代に初舞台を踏んだ思い出深い作品で、当時所属した劇団の現役メンバーやオーディションで選ばれた市内の高校生らと共演する。市制100周年記念事業の一環。念願だった地元での上演に心を躍らせる磯村さん。このほど、市内で通し稽古に励んだ。 磯村さんは沼津西高時代に地元劇団「沼津演劇研究所」に所属し、「プロポーズ」に出演した。「がむしゃらにやっていた。(演劇が)面白いなと感じた」と原点となった経験を振り返る。東京で俳優活動を始めてからも、同劇団員から演技の感想が届くなど交流が続い
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焼失のやまがた楽器店復活 市民や常連一丸支援 三島の音楽拠点再出発
2021年10月の火災で焼失した三島市本町のやまがた楽器店が10日、新店舗での営業を再開した。山形正明社長(64)が失意の中、再建を後押ししたのが「三島の文化を絶やさないで」「必ず復活して」といった市民や常連客からの声だった。再出発に向け「ここを拠点に若き音楽家を育てていきたい」と決意を新たにした。 火災直後から多くの善意が寄せられた。寄付金や見舞金を届けるだけでなく、クラウドファンディングを立ち上げたり、チャリティーライブを開催したりする客もいた。山形社長は「落ち込んでる暇がないほど物心両面で応援してくれた」と感謝する。 72周年を迎える同店は、楽器販売や音楽教室のほか、県東部の音楽イ
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チューバ世界大会で優勝、プロ奏者の夢へ前進 清水南高の岩本さん
米アリゾナ州立大で今月上旬まで開かれた18歳以下のチューバ奏者の世界大会で、清水南高3年の岩本隼輝さん(17)が優勝した。世界的奏者のダニエル・ペラントーニ氏から直接レッスンを受ける機会にも恵まれ、将来プロ奏者を目指している岩本さんは思いを新たにしている。 50回目を数える「ITEC2023」のヤング・アーティスト・ソロ部門に出場した岩本さんは、音源審査でセミファイナリストに選ばれて5月下旬から渡米。3人が残った決勝ラウンドで1位に輝いた。ペラントーニ氏からは英語で指導を受け、間近で生の演奏も披露してもらった。 岩本さんは「他の出場者の演奏の高いレベルを肌身で感じた。皆自分の音楽を持って
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静岡人インタビュー「この人」 「昭和のレコードを聴く会」の発起人 沢田弘さん(浜松市中区)
製茶機械製造販売の沢田工業の社長を務める傍ら、昨年アナログレコードを再生する針と一体化した部品「カートリッジ」を発売した。同年7月に、レコードに興味のある市民を集めて昭和の流行歌を楽しむ「昭和のレコードを聴く会」を発足した。浜松市中区の高台協働センターで月2回、無料開催し、参加者は延べ400人を超えた。71歳。 ―会をつくった理由は。 「地元の地区社会福祉協議会の副会長に就いた際に新しい試みとして始めた。オーディオ機器が壊れて捨てたとしても、レコード盤だけは大切に保管している同世代は多い。そういったレコードを持ち寄って、思い出話をしようと企画した」 ―会の特徴は。 「聴く会は中学の同
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静岡国際オペラコンクール 8月、浜松でプレイベント
静岡国際オペラコンクール(県など主催、静岡新聞社・静岡放送後援)の実行委員会は12日、本年度初会合を県庁で開いた。浜松市中区のアクトシティ浜松で10月28日~11月5日に行う第9回コンクールに向けたスケジュールを決めた。 同コンクールは新型コロナウイルスの感染拡大を受け、予定されていた2020年の実施を見送った。第9回は6年ぶり開催となる。会合では委員長を務める出野勉副知事が今回の参加希望者について、33の国と地域から271人の応募があったと説明。「音楽文化を浜松から広げたい」と意気込みを語った。 告知と機運醸成のためのイベントとして8月27日に静岡文化芸術大(浜松市中区)で、過去のコン
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クラシック名曲聴衆魅了 富士山静岡交響楽団コンサート
富士山静岡交響楽団による青少年名曲コンサート(しずしん地域文化振興財団特別協賛、静岡新聞社・静岡放送後援)が11日、静岡市葵区の市民文化会館で開かれた。 若手指揮者として期待される松川智哉さんと、浜松学芸高出身のフルート奏者平野ほの花さんを迎え、クラシックの名曲を披露した。モーツァルトの「フルート協奏曲第1番」やチャイコフスキーの歌劇「エフゲニー・オネーギン」など、息の合った華やかな演奏で約800人の聴衆を魅了した。 同財団は青少年育成事業の一環として、同市や焼津市内の中学生ら約270人を招待した。
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ジャンルさまざま 美しい歌声で魅了 浜松市立高合唱団定期演奏会
浜松市立高合唱団は10日、定期演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)を中区の市福祉交流センターで開いた。団員約20人が美しい歌声で来場者を魅了した。 クラシックとミュージカル、ポップスの3部構成。同校校歌や市歌の第1部に続き、第2部では部員が約1年かけて作り上げた童話「シンデレラ」のオリジナルストーリーに沿って歌を披露した。第3部は「学園天国」や「銀河鉄道999」などで会場を盛り上げた。
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観客180人魅了 浜松・中区のバイオリニスト 岡田さんらリサイタル
浜松市中区のバイオリニスト岡田恵里さんらによるバイオリンリサイタルがこのほど、浜松市中区のアクトシティ浜松音楽工房ホールで開かれた。ピアニスト鳥谷部美帆さんのピアノ伴奏に合わせて音色を奏で、約180人の来場者を魅了した。 披露した曲は、組曲「4つのロマンティックな小品」や、モーツァルトの「ピアノとバイオリンのためのソナタ」、チャイコフスキーの「バイオリン協奏曲」など9曲。 岡田さんは愛知県立芸術大卒業後、ドイツやスペイン、チェコなど欧州各地で音楽を学んだ。現在は富士山静岡交響楽団楽員や県演奏家協会浜松支部長などを務める。リサイタルは9回目。
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「センス・オブ・ワンダー」入場者1万人 愛知の出井さん 静岡県立美術館
静岡市駿河区の県立美術館で開催中の展覧会「センス・オブ・ワンダー 感覚で味わう美術」の入場者が9日、1万人に達した。同館でセレモニーが開かれ、節目の入場者に記念品が贈られた。 1万人目となったのは、静岡県内旅行中に来館した愛知県春日井市の出井全子さん(60)。「作品と建物の雰囲気、音響などいろいろな共存が楽しめた。触ることができる展示物もあり、初めての経験ができた」と話した。同展は作品を五感で鑑賞することをコンセプトに、草間弥生さんの「水上の蛍」をはじめとする同館の収蔵品約90点を展示している。7月9日まで。
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中村哲医師の映画 24日から藤枝で上映 焼津は7月1日
日本労働者協同組合(ワーカーズコープ)東海事業本部は24、25の両日午前10時から、労働者協同組合法成立記念作品として制作した映画「医師中村哲の仕事・働くということ」を藤枝市生涯学習センターで上映する。各日先着250人。 アフガニスタンとパキスタンで病気や戦乱、干ばつに苦しむ人々のために活動を続けた中村医師の軌跡が描かれ、「働く」ことについて考えるドキュメンタリー作品。7月1日午前10時からは焼津文化会館で開かれる。先着600人。 参加費は一般千円、学生と障害者500円、高校生以下無料。事前申し込み制。 問い合わせは平日午前10時~午後5時に同本部<電052(222)3850>へ。
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劇団四季が児童無料招待 静岡など県内10市巡回
劇団四季が小学生に舞台芸術の魅力を伝える招待公演「こころの劇場」(静岡新聞社・静岡放送協賛)が7日、静岡市葵区の市民文化会館で開かれた。同市の45校約2600人が午前と午後に分かれて観劇した。 演目はミュージカル「人間になりたがった猫」。1979年の初演以来、約2千回の公演実績がある。魔法使いの力で猫から人間の姿へと変身したライオネルが、町の人々との交流を通して成長する物語。コミカルな場面やハラハラする場面になると客席から笑い声や歓声が上がり、会場はアットホームな雰囲気に包まれた。 長田西小6年の望月元翔君は印象に残ったシーンに町で起きた火災を挙げ「命の大切さは平等だと言って、町の嫌われ
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“出発”宣言、一歩踏み出す 浜松からメジャーデビュー Atomic Skipper
浜松市出身の4人組ロックバンドAtomic Skipperが、アルバム「Orbital」でメジャーデビューを果たした。高校入学直後に結成してから9年。「初めて曲を聴く人にも、これまで時間を共有してきた人にも、“出発”を宣言できる作品ができた」と、胸を張って一歩を踏み出した。 高校時代は軽音楽部で演奏しながら、週末に磐田市内のライブハウスに通った。卒業後も働きながら音楽活動を続けた。「メンタルと体力が鍛えられた」と松本和希(ドラムス)は振り返る。 新型コロナウイルス下でも曲の制作を止めなかった。ライブや観客への考え方も変化したと久米利弥(ベース)と中野未悠(ボーカル
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8LOOMがDVD発売 NOA、沼津でトークショー
アーティストのNOAが5月27日、7人組ボーイズグループ「8LOOM(ブルーム)」のブルーレイ&DVDの発売を記念し、沼津市の商業施設ららぽーと沼津でトークショーを開いた。メンバーとして参加したNOAは「思い出の詰まった感慨深い作品。自分も楽しんで見ることができた」とPRした。 2022年に放送されたTBS系ドラマ「君の花になる」の劇中グループで、実際に期間限定で活動。ライブ映像や特典映像を収録した。NOAは「沼津市を訪れたのは初めて。魚をよく食べるので深海魚にはとても興味がある」と話し、「メンバーと時間を共有し、頑張って練習した成果で最高のステージになった」と笑顔で振り返った。 ブルー
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野外フェス「頂」中止 台風2号の影響 会場設営見込めず
静岡県営吉田公園(吉田町)で3、4の両日開催予定だった野外音楽フェスティバル「頂―ITADAKI―」(静岡新聞社・静岡放送共催)を主催するブンブンバッシュ(静岡市駿河区)は1日、台風2号の影響を考慮しイベントを両日とも中止すると発表した。 2日に風雨の強まりが予想され、必要十分な会場設営が見込めないことなどが理由という。 同フェスは2008年にスタートし、11年に会場を吉田町に移した。毎夏2日間に全国から延べ1万人以上が集まる。
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映画「渇きと偽り」(2020年、日本公開22年) 乾いた大地に一つの救い【名画の歳時記】
5月末、平年よりかなり早く梅雨に入りました。夏の水不足を防ぐためにも、農作物の育成のためにも、必要なものだと頭では分かっていても、やはり雨が続くのと、何よりもジメジメとした湿気のことを思うとうんざりしてしまいます。 「雨の訪問者」(1970年)、「シェルブールの雨傘」(64年)などタイトルに「雨」と付く作品、「七人の侍」(54年)、「ショーシャンクの空に」(94年、日本公開95年)など、雨の場面が印象的な作品もありますが、今回はあえてカラッカラに乾燥した作品をご紹介します。映画で湿気に対抗してみるのもありでは? というわけで世界的ベストセラーとなったミステリー小説の映画化「渇きと偽り」(
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日比谷音楽祭にローランド出展 6月3、4日
ローランドは6月2~4日、東京・日比谷公園で開催される「祝・日比谷野音100周年日比谷音楽祭2023」に出展する。同社の電子楽器を展示するほか、プロのミュージシャンによる体験ショップやミニステージを予定している。 同社の出展は3、4日の2日間。電子ドラム「VAD307」や電子管楽器「エアロフォン・プロAE―30」、キーボード「E―X50」など6機種を展示する。 同音楽祭は「野音(ヤオン)」の呼び名で親しまれている大音楽堂を擁する日比谷公園で、音楽体験ができるイベント。
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文化芸術団体が交流 静岡、代表者ら活動紹介
静岡県民の文化活動を支援する静岡県文化財団の組織「アーツカウンシルしずおか」(ACしずおか)は31日、2023年度の支援対象プログラムの実施団体を集めた「キックオフミーティング」を静岡市駿河区のグランシップで開いた。 音楽、パフォーミングアーツ、美術、伝統芸能などさまざまなジャンルの文化活動に励む各地域26団体の代表者らが集い、それぞれの活動に理解を深めた。 2団体1組で行う相互インタビューを踏まえ、活動内容を壇上で紹介し合った。地域住民とアーティストの出会いと交流を促進する試み「マイクロ・アート・ワーケーション」をはじめとするACしずおか独自の取り組みの説明もあった。 加藤種男AC長
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「夢あきらめないで」ダンサーYU-YAさん(浜松出身)講演
浜松市中区の静岡文化芸術大は29日夜、学生応援イベントとして同市出身のダンサーYU-YA(本名・大柳豆勇也)さん(32)=中区=を招いた講演会「夢の叶え方 ブレイクダンス世界一になるまで」を同大で開いた。学生約150人が参加し、充実した学生生活について考えた。 YU-YAさんは自身のダンス教室生のフラッシュモブに合わせて登場。華麗なパフォーマンスを披露し、学生たちから拍手が巻き起こった。「夢をかなえた人はしつこくやり続けた人。あきらめないこと、やめないことが一番大事」と話し、幼少期にいじめを受けたり高校時代に大きなけがをしたりと困難にぶつかりながらも夢をかなえた経験を語った。まだ夢や目標が
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「西郷の局」ダンス劇に 6月18日上演 掛川「ARTS C3 company」
掛川に生まれ、徳川家康に愛された側室「西郷の局」。その波乱の生涯を描いたダンス時代劇「西郷の局―家康を魅了した、お愛さま―」(かけがわ茶エンナーレ実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が6月18日、掛川市生涯学習センターで上演される。地元のダンス集団「ARTS C3 company」(山本真理子代表)が躍動的なダンスや迫力の殺陣で見せる新感覚の歴史エンターテインメントに仕上げた。 掛川、菊川両市内でダンススタジオを経営する山本と田端泰成が地元を盛り上げたいと昨年9月に上演。好評を得たため、来年開催されるアート祭「かけがわ茶エンナーレ」の舞台芸術プロジェクトの一環として再演が決まった。プロジ
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落語と三味線、新感覚の共演 春風亭昇吉さん×シュムコーさん 27日から伊豆の国で怪談話
伊豆の国市吉田の国登録有形文化財「知半庵(旧菅沼家住宅)」で27、28の両日、落語家春風亭昇吉さん(43)と、米国生まれの三味線奏者コリーン・クリスティナ・シュムコーさん(37)がコラボする異色のイベント「粋な五月」(同プロジェクト委員会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が開かれる。関係者は「古き良き日本文化を現代風にして再興するきっかけにしたい」と目を輝かせる。 公演のメインは落語の怪談話「牡丹灯籠(ぼたんどうろう)」。昇吉さんの言葉による繊細な情景描写に、三味線の作曲も行うシュムコーさんが音色でサポートする。主催団体のあわやのぶこ代表(71)によると、落語と楽器のコラボは珍しく、「普段落
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チューバ奏者世界大会へ 清水南高の岩本さん26日渡米
静岡市清水区の清水南高芸術科音楽専攻3年岩本隼輝さん(17)が、米アリゾナ州立大で開かれる18歳以下のチューバ奏者の世界大会に出場するため26日に渡米する。レッスンのため1カ月に1回東京に通っている岩本さん。将来はチューバ奏者としてプロの楽団入りを目指していて「常に楽しく、自分らしい演奏を披露したい」と話す。 岩本さんが出場するのは今回50回目を数える「ITEC2023」のチューバ・ヤング・アーティスト・ソロ部門。昨年12月末に提出した課題曲「チューバのための組曲」1、3楽章の音源審査を突破し、14人のセミファイナリストに選ばれた。2回戦では14人がピアノ伴奏なしで「ソロチューバのためのミ
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長い下積みの末、映画主演の夢つかむ 天竜出身の花島さん 6月3日、浜松で「私を判ってくれない」上映
浜松市天竜区出身の俳優花島希美さん(37)が主演した映画「私を判(わか)ってくれない」が6月3日、中区田町のシネマイーラで上映される。上京し下積みを続けてきた花島さんにとって夢だったという主演作品。「地元で大勢の人に見てほしい」と呼びかけている。 鹿児島県長島町を舞台に、映画制作の夢を掲げて住民と摩擦を起こす“城子”と、城子の生き方に共感しつつも複雑な人間関係に巻き込まれる“由記乃”の姿を描くドラマ。花島さんは由記乃役を演じた。 短大卒業後に幼稚園教諭を9年務めた花島さんは、幼少期からの俳優の夢を追って30歳直前で上京した。アルバイトをしな
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日常の共通性作品の枠に 静岡県とタイの共同演劇、御殿場で7月
静岡県とタイの劇作家による共同演劇プロジェクト「パラレル・ノーマリティーズ」の作品が7月、タイ・バンコクの北約500キロに位置するダーンサーイ市のアート祭で上演される。2000年から続く同プロジェクトの作品が近くお披露目されるのを前に、日タイの制作関係者が御殿場市でトークイベントを開いた。 作品は劇作家石神夏希さん(静岡市葵区)が17年に京都府舞鶴市で制作した「青に会う」を基盤とする。「青」という名の女性が、同市のあちこちを実際に訪ねて人々と交流する14日連続の演劇で、写真家鈴木竜一朗さん(御殿場市)が本人役で出演した。7月の上演は、舞台をダーンサーイ市に移し、タイの劇作家ナッタモン・プレ
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静岡限定で芸能オーディション、7月末まで10~18歳の男女対象 都内芸能事務所とヒーローズアカデミー
菅田将暉さんや中村倫也さん、杉野遙亮さんら人気俳優が所属する芸能事務所「トップコート」(東京)と、芸能スクール「ヒーローズアカデミー」(浜松市中区、山本泰子社長)が、県内在住や出身者、ゆかりのある10~18歳の男女を対象にした「静岡限定オーディション」を開催している。参加無料で、書類選考の1次審査の受け付けは7月31日まで。 トップコートの地方オーディションは初めて。同社の高木伸二執行役員は「マーケティングに適している静岡は、多くのすてきな芸能人を輩出している。東京に近く、レッスンに通いやすい」と理由を語った。 優秀賞に選ばれると、同社と養成契約を結び、ヒーローズアカデミーの特待生として
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ヤマハ ボイスバンク「符色」を発売
ヤマハはこのほど、歌声合成ソフト「ボーカロイド6」専用で、人間の声を元に生成するボイスバンク「符色(ふいろ)」のダウンロード販売を開始した。 符色は、2022年2月に実施したボーカルオーディション「歌って応募!ボカロになれるオーディション」でグランプリに輝いた女性シンガー「philo(フィロ)」の声を元にハイトーンと力強いボイス、ダイナミックに変化する声色を再現した。 販売価格は税込み1万1千円。ボーカロイド公式ショップでダウンロードする。
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音楽指導36年集大成、91歳小林さんが指揮 浜松・中区で発表会
浜松市西区の音楽講師小林博治さん(91)のハーモニカと合唱の最後の発表会がこのほど、中区のクリエート浜松で開かれた。小林さんが指導するハーモニカ教室と合唱団の約40人が舞台に立ち、指導に当たった36年間の集大成を披露した。小林さんのキーボード演奏や指揮に合わせて、エーデルワイス・ハーモニカ・バンドがディズニーメドレーを、ふれあい会合唱団が「見上げてごらん夜の星を」をそれぞれ、約100人の聴衆に届けた。ハーモニカと合唱の合同演奏では、客席の聴衆も歌声を響かせ、楽しい雰囲気に包まれた。 小林さんはここ3年、コロナ禍で思うように練習ができなかったことに触れ、「今日、元気にステージに立てたことが何
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ブラジル音楽紹介 27日浜松・中区でイベント
在浜松ブラジル総領事館は27日午後6時半から、ブラジル音楽を紹介するイベント「ボサ・ブラジル」を浜松市中区のギャラリーモール・ソラモで開く。 同国のボサノバやサンバ、ポピュラー音楽を得意とする5人組バンド「ヴィア・ブラジル」が出演し、ステージを盛り上げる。会場の一角ではチーズパン「ポンデケージョ」やトウモロコシ粉を使ったフライドポテトのような「ポレンタ」、コーヒーなどを販売予定で、同国の食文化を楽しむこともできる。 イベントは2021年からスタートし、今回が6回目となる。入場無料。
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架空の駅の発車メロディーを募集 ローランド
ローランドはこのほど、架空の駅の発車メロディーをSNSに投稿する参加型イベント「ローランドステーション」を始めた。 ローランド製品を使い、駅のコンセプトから連想する10秒程度のオリジナル曲を募集する。メロディーを演奏している動画をツイッターかインスタグラムにハッシュタグ「#ローランドステーション」を付けて投稿する。 審査員は浜松市を拠点に活動するキーボーディストの「ADAM at(アダムアット)」さんが務める。副賞や参加賞も用意する。
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ろうそくが彩る舞台に感慨 中納良恵さん 熱い景色バトンつなぐ【音楽に包まれて 頂-ITADAKI-名場面㊦】
2日間で20組以上が出演する野外音楽フェスティバル「頂」には、1日1組しか使わない特別な舞台がある。数百本のろうそくが彩る「キャンドルステージ」だ。バンド「エゴ・ラッピン」のボーカリスト中納良恵さんは2019年の出演を「特別に美しい景色だった」と振り返る。 ギタリストの森雅樹さんと2人だけのアコースティックセット。夜のとばりが下りる中、ヒット曲をしっとりと歌い上げた。 「ステージの前に小さな池があって、水面に光が映っている。神々しさすら感じました。炎の熱も記憶しています。素晴らしい空間で歌わせてもらいました」 08年開始の「頂」にはソロ名義も含めて過去7回出演している。同フェスの前身と
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静フィル、リハーサルに熱 6月3日静岡・葵区で定演
1977年の創設後、静岡市民を中心に活動を続ける静岡フィルハーモニー管弦楽団(静フィル)が6月3日、同市葵区の静岡市民文化会館で第46回定期演奏会を開く。本番を前にした5月23日夜、同区の静岡音楽館AOI講堂で約80人が熱を込めてリハーサルを行った。 指揮に佐々木新平さん(ヤマハ吹奏楽団常任指揮者)、ソリストに鈴木舞さん(バイオリン)を迎え、チャイコフスキー作曲「バイオリン協奏曲ニ長調」のテンポや音の強弱など細部を確認した。 佐々木さんは同曲について「バイオリニストの技術を余すところなく表現できる」と解説。その一方、オーケストラについても「ソリストに寄り添うだけでなく、自ら発信することが
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キャンプフェス人気 テントでまったり♪音楽にうっとり 富士山麓で団らん【しずおかアウトドアファン】
キャンプと音楽を野外で同時に楽しめる「キャンプフェス」が人気だ。豊かな自然に恵まれた県内は、有名アーティストが登場する大型フェスも毎年開かれる。13、14の両日、富士市桑崎の富士山こどもの国を舞台に開かれた「FUJI&SUN’23」(実行委主催)には2日間で延べ約4500人が来場。富士山麓の自然に親しみながら、思い思いに過ごした。 裾野市との市境付近に広がる富士山こどもの国。富士山と愛鷹山の谷間に位置し、普段は親子連れが遊びに訪れる広さ約94・5ヘクタールの広大な都市公園だ。 しかし、この日は趣が違った。比較的平らな芝生の広場に、音楽ライブ用の大型仮設ステージが出現。来場者が
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ヤマハ楽団指揮者に87歳の作曲家保科さん 脳出血でまひ残る中、6月定演で自作など5曲
浜松市中区のアクトシティ浜松で6月24日に開かれるヤマハ吹奏楽団の第57回定期演奏会で、87歳の作曲家保科洋さん(兵庫県在住)が客演指揮者を務める。2017年に脳出血で倒れながらも、音楽への情熱から舞台に立ち続ける保科さん。「古祀(こし)」や「復興」といった自らが手がけた作品など5曲のタクトを振る。 保科さんと同楽団の付き合いは長いが、指揮は初めて。1980年には同楽団から委嘱されて「古祀」を作曲した。40年以上前の作品を、保科さんは「吹奏楽の曲を作ったり、指導したりするようになったきっかけ」と振り返る。 同じく委嘱作品「復興」は、同楽団50周年の2010年に作曲した。「曲の最後の部分は
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劇団四季「ジョン万次郎の夢」 不屈の精神 未来切り開く
劇団四季のファミリーミュージカル「ジョン万次郎の夢」の静岡県内公演(静岡新聞社・静岡放送など主催)が8月3、4日、静岡市葵区の市民文化会館で行われる。江戸時代末期に不慮の事態で渡米し、帰国後は日米の架け橋になろうと奔走した中浜万次郎の物語。持ち前の好奇心と不屈の精神で自らの未来を切り開く姿は、幅広い世代に勇気を与える。 土佐国の漁師の家に生まれた万次郎は14歳の時、漁に出て遭難する。奇跡的に米捕鯨船に救助されるが、鎖国下の日本に戻れず米国へ。異国の地で最先端の文明に触れ、さまざまな学問を身に付けた万次郎は、世界に大きく後れを取る母国を憂い、自らが国を開く力になろうと帰国する。しかしそこには
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舞台で子どもたちと共演 Keycoさん 芸術通し愛と元気共有【音楽に包まれて 頂ーITADAKIー名場面㊥】
2011年の「頂」。大きなアート作品をバックに子どもたちとステージに立ったシンガーのKeyco[キイコ]さんは、歌に乗せてライブペイントを行う企画「ITADAKI ART JAM」を「愛と元気をシェアできた。ほかにはない、厚みと重みのあるプロジェクトでした」と振り返る。 4~12歳の36人が公募で集まった。Keycoさんは歌やダンスを教え、事前準備を重ねた。異なる年齢の児童を一つにまとめ上げるのは「これまで経験がないほどの苦労が伴った」という。 当日は、頂のアート演出を一手に担ってきたペインティングユニット「Gravityfree」と共に臨んだ。東日本大震災直後。自由と尊敬、共存をテーマ
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自分史を脚本化、演技で表現 中高生の実体験を音楽劇に 静岡市葵区のカンパニー・ナイン 27、28日初公演
静岡県内在住の中学・高校生を演じ手に据え、それぞれの実体験や思考を脚本や音楽に入れ込む演劇プロジェクト「カンパニー・ナイン」(静岡市葵区)が27、28の両日、同区の「MIRAIEリアン」で第1回公演を行う。21日夜、公演会場での稽古を行い、幕開けに向けて出演者と制作陣が気持ちを高め合った。 初演目はオリジナルミュージカルで「STAGE!」と題した群像劇。演出家田中奏さん(36)=同区=が、公募で集まった中高生10人が語る自分史から印象的なエピソードをすくい上げ、脚本化した。家族、夢、友達、生死、喜び、悲しみ―。さまざまな逸話が1本の作品に結実した。田中さんの盟友で、劇団四季でも活躍したア
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地域満たす温かい笑い 住みます芸人 起業や伝統継承の道
芸人が47都道府県に住み、事業で地域の活性化を目指す吉本興業の「あなたの街に住みますプロジェクト」が始まったのが2011年。地域に根付くという発想の転換が目を引いたが、10年以上経過し、起業する芸人も。各地に「温かい笑い」をもたらす、従来とは違う「芸人の道」を示すことにもつながっている。 47組だった住みます芸人は100組超、県や市と包括連携協定は20ほどに。吉本興業ホールディングスの泉正隆副社長は「芸人が自分事でできることを実行し、信頼度が上がってきたのではないか」と捉える。 住みます芸人には「優しく、温かい笑いを生みだす力」が絶対に必要だという。BSよしもとの「チーキーズaGoGo!
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交通事故の後遺症から復帰 GOMAさん 演奏活動再出発の場所【音楽に包まれて 頂ーITADAKIー名場面㊤】
6月3、4両日に吉田町で開かれる野外音楽フェスティバル「頂―ITADAKI―」(静岡新聞社・静岡放送など共催)は、2008年初開催。新型コロナウイルス禍で中止した20、21年を除き、毎夏開催が定着している。主催者や制作陣の多くが地元在住の「ローカルフェス」として、国内屈指の歴史がある。出演常連の音楽家に、過去のステージで体感した「名場面」を語ってもらった。 ◇ オーストラリア先住民の木管楽器「ディジュリドゥ」の奏者GOMA[ゴマ]さんは、初開催からほぼ毎年出演する。「2回目の音楽人生が始まった場所」と語るのが11年の「頂」だ。 09年11月の交通事故で外傷性脳損傷と診断され、記
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雨の富士山麓、降り注ぐ音楽 FUJI&SUN’23 21組熱演
富士市の富士山こどもの国で13、14の両日、野外フェスティバル「FUJI&SUN’23」(実行委員会主催)が開催された。雨が続く中、2ステージに21組が登場し、熱演を繰り広げた。静岡県内外から延べ約4500人が訪れた。 幕開けのネバー・ヤング・ビーチは、強まる雨の中集まった観客を「猛者」とあおり、キャッチーなギターサウンドで盛り上げた。 折坂悠太は新バンドを率いた。初期曲をギターの残響音を研ぎ澄ませたアレンジに刷新し、新たなサウンドの可能性を提示した。 ハナレグミは土砂降りに見舞われたが、コールアンドレスポンスや手拍子で観客を巻き込み、ダンサブルなステージを展開した。 エ
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「天使の歌声」児童に手ほどき 熱海にウィーン少年合唱団指導者
熱海市立第二小の児童有志がオーストリアを拠点に活動しているウィーン少年合唱団「ハイドン組」のカペルマイスター(担当合唱団指導者)、ジミー・チャンさんに合唱の指導を受けた。「天使の歌声」と称される同合唱団の指導法を体験した児童は、美しい歌声を響かせた。 27日に市内で公演する合唱団と地元主催者の双方が交流の機会を設けようと実現した。同校体育館に集まった4~6年生約30人にチャンさんは「声をバスケットボールだと思って、遠くのゴールに入れるイメージで」「ストローでジュースを飲む時のように息を吸って」などと分かりやすい表現で指導した。 真剣な表情で学んだ児童は「ふるさと」を合唱。透き通った歌声
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オペラ公演に向け稽古 焼津中央高合唱部 6月3、4日「仮面舞踏会」
焼津中央高(焼津市小土)合唱部は6月3、4の両日、恒例のオペラ公演を焼津文化会館(同市三ケ名)で実施する。演目はヴェルディ作曲の「仮面舞踏会」。生徒たちは大舞台で聴衆に感動を届けようと、演技や歌唱の表現力に磨きをかけている。20日は同校で初の通し稽古を行い、2週間後に迫った本番に向けて調整した。 公演は今回で49回目を迎える。29人の部員がキャストとして演じたり、演出や衣装といった裏方として舞台を支えたりしている。演目が決定したのは昨年8月ごろ。音楽や演技に秀でた部員が多いことから、高い表現力が求められる作品に挑戦することに決めた。 初の通し稽古で、キャストたちは本番用の衣装を身に着け
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平和へ願い音色響かせ 静岡県オーケストラスクール演奏会 静岡市葵区
NPO法人県オーケストラスクール(松本進理事長)は21日、第16回演奏会を静岡市葵区のしずぎんホールユーフォニアで開いた。奏でられる力強い音色に約400人の来場者が聞き入った。 同スクールが年1回開いている演奏会で、市内外の小学6年生から70代までの団員計40人がステージに上がった。ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が続く中、「平和」を選曲の主体に据え、松本理事長編曲の「平和を我らに」、バッハ作曲の「目覚めよと呼ぶ声あり」など7曲を演奏。多彩な楽器が織りなす音楽に温かい拍手が送られた。 曲の合間には解説や団員のエピソード披露も交えた。場内からは笑いや感嘆の声が上がり、温かい雰囲気の中で練
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管楽器、一流教授が指導 8月、浜松で国際アカデミー
浜松市、ヤマハなどはこのほど、8月1~6日に「第29回浜松国際管楽器アカデミー&フェスティヴァル」(静岡新聞社・静岡放送後援)を同市中区のアクトシティ浜松で開くと発表した。国内外で活躍するトップクラスの奏者が若手演奏家を指導する「アカデミー」と、華やかな演奏が繰り広げられるコンサートの「フェスティヴァル」がある。 指導を担う教授陣は同市出身のサクソフォン奏者須川展也さん、有名オーケストラの客演首席奏者としても活躍するフルートのピルミン・グレールさんら7人。新型コロナの影響が強かった前回より3人増やした。大学生やプロが対象の「演奏家コース」と「中学・高校コース」があり、音源審査を経て受講する
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日常忘れゆったり過ごそう 御殿場で「アコチルキャンプ」 21日まで
富士山麓の自然に囲まれた開放的な空間で音楽やスポーツ教室、キャンプなど多彩なコンテンツを楽しむ「アコチルキャンプ」(通称アコチル)=実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援=が20日、御殿場市の富士山樹空の森をメイン会場に始まった。21日まで。 初日は静岡県内外から家族連れが詰めかけ、教育番組で親しまれたタレントの小林よしひささん、小野あつこさんのステージや山崎まさよしさん、一青窈さんら人気アーティストの演奏などを堪能した。ステージ間近で出演者と一緒に盛り上がったり、芝生で寝転びながら耳を傾けたりと、時間に追われる日常を忘れ思い思いのスタイルで楽しんだ。 キャンプをしながら2日間にわたってイ
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「匠宿」舞台に短編映画 俳優佐津川さん(静岡市出身)ら出演
静岡市駿河区の伝統工芸体験施設「駿府の工房 匠宿」を舞台にした短編映画「魔法使いの見習い」(千村利光監督)の完成披露試写会が20日、葵区のMIRAIEリアンコミュニティホール七間町で開かれた。21日まで市内2カ所で上映する。 映画は駿河竹千筋細工の職人になるため、一念発起して匠宿で修業中の祖父・泰助と、泰助の招待で同市にやって来た娘の琴美や孫の華との交流を軸に、伝統工芸の魅力や家族の心のつながりなどを描いた約19分の作品。琴美役で同市出身の俳優佐津川愛美さんのほか、六平直政さんらが出演した。匠宿の指定管理者である創造舎(同市葵区)が制作を企画した。 試写会終了後には、佐津川さんや千村監督
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ピアノで演奏リレー 独奏、連弾…音のバトンつなぐ 焼津
ピアノ愛好家が2日間にわたってリレー形式で演奏するコンサート「ミュージコピアノマラソン」(焼津市、市振興公社主催)が20日、同市宗高の大井川文化会館で始まった。県中部を中心に約500人430組が参加し、独奏や連弾で音のバトンをつないだ。21日まで。 4歳から82歳まで幅広い世代が出演し、「スタインウェイ」「ヤマハ」「カワイ」といったコンサート用ピアノ3台を使って、クラシックやポップスの楽曲を奏でた。きらびやかなドレスに着飾った子どもたちや、親子やきょうだいが練習の成果を披露すると、来場者から大きな拍手が送られた。
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磯村さんとトーク 登壇者を募集 沼津市制100周年
沼津市振興公社は22日から、市制100周年を記念して7月22日に市民文化センターで開かれる同市出身の俳優磯村勇斗さんとの座談会で、自身の夢や沼津の将来について語る登壇者を募集する。 応募資格は沼津市出身か在住、または同市に通勤通学する15~39歳の人(中学生除く)。公募人数は若干名。当日は磯村さんらが出演する演劇公演の第2部として座談会を開く。 希望者は「私の夢(沼津の未来・家族・自分)」をテーマにした800字以内の小論文と履歴書を、〒410―0832 沼津市御幸町15の1、沼津市民文化センター「きらりトーク係」へ郵送、または同センターに持参する。31日必着。 書類と面接で選考する。書
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間寛平さんに「大将賞」 燦々ぬまづ大賞 にぎわいづくり貢献
沼津市内の観光関係者で組織する「燦々(さんさん)ぬまづ推進委員会」(小森裕之委員長)は19日、同市の知名度向上や話題づくりに貢献した個人や団体に贈る「燦々ぬまづ大賞」の2022年度の受賞者を発表した。最高賞の「大将賞」には、お笑いタレントの間寛平さんが選ばれた。 間さんは21年から同市で始まった「寛平アメマナイトマラソン」の発起人を務め、毎年来訪するなど、市のにぎわいづくりに大きく貢献した。その他、「燦々ぬまづを取り上げたで賞」に沼津市内の情報を発信するウェブメディア「ぬまつー(仮)」を運営する沼津通信、「干物はさみで洗濯物が燦々乾くで賞」に干物型の洗濯ばさみを考案したモンディアルの小泉賢
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ウクライナ音楽家 浜松で慈善公演 民族楽器響かせ歌声披露 避難学生支援へ
浜松市西区のオイスカ開発教育専門学校を運営する学校法人中野学園は19日、ウクライナ出身の音楽家ナターシャ・グジーさんを招いたチャリティーコンサート(静岡新聞社・静岡放送後援)を中区の市福祉交流センターで開いた。 ナターシャさんは同国の民族楽器バンドゥーラの哀愁漂う繊細な音を響かせながら、透き通った美しい歌声で市内に滞在する同国からの避難民や集まった市民らを魅了した。「わがキエフ」「キエフの鳥の歌」「踊る娘」など、同国の民謡や自作の楽曲を披露し、平和を祈った。曲の合間には、バンドゥーラについての解説も行った。 コンサートは、同国から避難し、同校で日本語を学んでいる女性4人の支援と平和祈願を
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ピアノ愛好家 華麗な音色 浜松・白羽楽器 15人が練習成果披露
ピアノ販売・修理業「白羽楽器」(浜松市中区)はこのほど、ピアノ愛好家による演奏会「白羽楽器ピアノ同好会」を同区の同社グランドピアノ館で開いた。事前に申し込んだ15人が日頃の練習の成果を披露した。 演奏は老舗スタインウェイのサブブランドでボストン社製のピアノを使用した。演奏の順番は開演前にくじ引きで決め、クラシックやポップスなどの楽曲を弾いた。 演奏会は2013年に始まり、年2回のペースで開催して今回が17回目。12月に創業50周年を迎える同社の彦坂高良社長は「発表する機会が少ない大人のピアニストのため、今後も続けていきたい」と話した。
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音楽家・詩人 巻上公一さん(熱海市) まばたきごとに世界は変わる【表現者たち】
音楽家で詩人の巻上公一さん(67)=熱海市=が第2詩集「濃厚な虹を跨ぐ」を出した。1978年結成の5人組「ヒカシュー」の歌詞を中心にした72編。ロック、ジャズ、テクノ、現代音楽などジャンルの壁を越えたバンドの音楽性と響き合う言葉の数々が、時に面妖に、時に明快にこだまする。 第1回大岡信賞を得た第1詩集「至高の妄想」(2019年)で、現代詩の作り手としての評価を確固たるものにした。「最初からそういうつもりで(歌詞を)書いている。現代詩との親和性を意識していた」 「濃厚な―」に収録された初期作品を読むと、当時から言葉一つ音節一つでイメージを伸縮しようと試みていたことが理解できる。擬音語、擬態
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万葉集、古今和歌集など題材 小舟書院最後の作品展 浜松のギャラリー
浜松市南区の書家、故清水小舟さんの門下生でつくる愛好家グループ「小舟書院」(静岡新聞社・静岡放送後援)の作品展が18日、同市中区のしずぎんギャラリー四季で始まった。21日まで。 門下生約20人が万葉集や古今和歌集などを題材にかな書道を出品。帳面の「帖(じょう)」につづった作品を中心に85点が並ぶ。門下生が自作の和歌や俳句をしたためた作品のほか、清水さんの生前最後の作品も来場者の目を引く。 清水さんは5月1日に90歳で亡くなり、小舟書院としては最後の作品展。40年来の門下生の楠野隆子さん(75)は「かな書道を広めようと長年尽力されてきた」と弔い、「清水先生の最後の作品と、門下生の個性が光る
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皆で落語に大笑い 瀧川鯉昇さんが寄席 浜松・龍泉寺
浜松市南区鼠野町の龍泉寺はこのほど、中区出身の落語家瀧川鯉昇さん(70)による寄席を本堂で開いた。 瀧川さんは、ご近所トラブルを題材にした落語「粗忽(そこつ)のくぎ」と、富くじに当たった店主と宿泊客が登場する「宿屋の富」を披露し、集まった住民約40人を沸かせた。 住職の薬師寺良晋さん(65)は「来場者は公の場で大笑いできる機会が少なかったと思う。今回の公演で楽しんでくれて良かった」と喜んだ。このほか、地元で活動するジャズユニット「渡辺良水トリオ」によるジャズ演奏もあり、盛況だった。 同寺での寄席は、新型コロナウイルスの影響で4年ぶり、17回目の開催。
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えん【縁】 つまずく石も縁の端 阿部一徳【SPAC俳優 言葉をひらいて④】
「ああ、生まれてきて良かったなあ」という思いが、からだに走ったことが僕は2度ある。2度目は昨年のフランス、仕事で2カ月近く暮らしたアパルトマンのベランダでワインを飲んでいる時だった。ここ何十年のご縁がご縁を呼び、なんともありがたい仕事環境に身を置くことができたからだとも言える。 演劇ならぬ、縁劇の話をしよう。幼稚園、「おむすびころりん」のおじいさん役で舞台に立った。小学校、お楽しみ会では紙芝居を作り、全登場人物を語るのが好きだった。人見知りだった僕が、演じることで人とつながれることを意識し始めた時期かもしれない。中学校、よくみんなの前で物真似[まね]を披露していた。 高校、演劇部に入る。
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富士山の麓 音楽にキャンプ...FUJI&SUN、計21組登場
富士山麓の自然に囲まれて音楽やキャンプが楽しめるフェス「FUJI&SUN’23」(実行委主催)が13日、富士市の富士山こどもの国で開幕した。14日までの2日間で計21組が登場する。 メイン会場の「サンステージ」では、若者の支持を集めるバンドnever young beach(ネバーヤングビーチ)が開幕を飾った。滑らかなメロディーと脱力感のある歌声で会場を和やかなムードに包んだ。EGO-WRAPPIN’(エゴ・ラッピン)やcero(セロ)も会場を沸かせた。木々に囲まれた「ムーンステージ」では、地元のDJらを中心にパフォーマンスを届けた。 観客は体を揺らしたり、歌詞を
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世界観磨き本番へ 三島フィルハーモニー 21日定演
三島市を拠点とする静岡県内最古のアマチュアオーケストラ「三島フィルハーモニー管弦楽団」は、21日に同市の市民文化会館で開く定期演奏会に向けて練習を重ねている。メンバー約60人が10日夜、本番会場で音を合わせ、今年1月から築き上げてきた曲の世界観に磨きを掛けた。 今回は指揮者の碇山隆一郎さんの下、ベートーベンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」とブラームスの交響曲第2番ニ長調を演奏する。皇帝のソリストには国内外のコンクールで入賞実績がある静岡市出身のピアニスト五条玲緒さんを迎える。五条さんは「温かみがあり、一緒に音楽を作り上げているのが楽しい」と手応えを示す。 皇帝は曲の始めにインパクトがあり、1
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ピアニスト・小山実稚恵 富士山静岡交響楽団と初共演 愛してやまないベートーベン
富士山静岡交響楽団の第118回定期演奏会が27日に静岡市清水文化会館マリナート、28日にアクトシティ浜松で開かれる。ソリストに日本を代表するピアニストの小山実稚恵、指揮者にドイツを中心に欧米で活躍するキンボー・イシイを迎え、ベートーベンとブラームスの名曲を奏でる。国内外の主要オーケストラに招かれることも多い小山に演奏曲への思いを語ってもらった。 音楽はいつも一期一会です。キンボー・イシイさん、富士山静岡交響楽団の双方と初共演となる今回の演奏会は、旅にたとえるなら初めて訪れる街を旅するようで心が躍ります。 演奏する曲目はベートーベンのピアノ協奏曲第3番ハ短調です。選んだ理由はオケ(楽団)
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鍵盤楽器奏者、ADAM at 「DJ」名義で初アルバム “六者六様”リミックス
SBSラジオ「ADAM[アダム] at[アット]の詞がないラジオ」のパーソナリティーを務める鍵盤楽器奏者ADAM at(磐田市)が、サイドプロジェクト「DJ ADAM at」名義の初アルバム「百物語」を発表した。 2017年から続く同プロジェクトは、バンド形式で演奏している楽曲を電子音楽として再構築し、DJ機器を使ってノンストップで聴かせるライブ形式。「ADAM atはジャズに分類されることが多いけれど、DJ ADAM atはクラブミュージックに近い感覚。(低音打楽器の)“四つ打ち”で同じ展開を繰り返し、音の抜き差しを考えます。お酒を飲んで踊るのにいいと思って」
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佐藤竹善 全国ツアー静岡公演 7月29日、静岡・サウンドシャワーアーク
「シング・ライク・トーキング」のボーカルでSBSラジオ「レコード部屋」のパーソナリティーを務める佐藤竹善とR&Bバンド「Neighbors Complain」の全国ツアー静岡公演(静岡放送など主催)が7月29日に行われる。静岡市清水区のサウンドシャワーアークで午後3時半と午後6時半からの2回。チケットは全自由席6600円(ドリンク代600円別)。未就学児入場不可。5月20日から各プレイガイドで一般発売される。 静岡公演の問い合わせはサンデーフォーク静岡<電054(284)9999>へ。
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トランペット愛好家集う 中区でイベント 世界的奏者と合奏
トランペット愛好家らが交流を楽しむ「浜松トランペットサークル・フェスティバル」(同サークル主催)が6日、浜松市中区のクリエート浜松で開かれた。チェコ・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者を務めた世界的トランペット奏者ミロスラフ・ケイマルさん(81)を招いたコンサートなどを行った。 ケイマルさんは、浜松市内で楽器工房を構える同サークル代表の亀山敏昭さんのマウスピースを愛用している縁などから同市を訪れた。浜松ジュニアオーケストラや浜松交響吹奏楽団など地元団体とのアンサンブル演奏に臨んだ。 会場には、全国から幅広い年代の愛好家ら約300人が集った。ケイマルさんは来場者にウオーミングアップのやり方
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御殿場で「ハッスル☆マッスル」 「魅せる空手」で盛り上げ
アスリートやギネス世界記録保持者らによる筋肉エンターテインメントショー「ハッスル☆マッスル」(OTT主催)が5日、御殿場市の市民会館で開かれた。市が推進する「空手のまちづくり」を反映し、演出に空手も取り入れたショーが繰り広げられた。 空手強豪校である御殿場西高空手道部のOBの小笠原大晃さん(43)と東京五輪空手競技に出場した佐合尚人さん(30)が出演。忍者に扮(ふん)した出演者との戦闘を表現した模擬的な組手で幕開けし、ダンスと空手の共演など「魅せる空手」で会場を盛り上げた。日本空手協会駿河支部眞空(しんくう)塾道場の子どもたちも形の演技で日頃の練習成果を発揮した。 ハッスル☆マッスルの定
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「ちぇる」お帰り! モー娘。野中美希さん 静岡公演、地元店がファン歓待
「ちぇる」の愛称で親しまれている静岡市出身の野中美希さんが所属するアイドルグループ「モーニング娘。’23」の静岡公演が開催された4日、会場となった同市葵区の市民文化会館周辺の店舗がオリジナルメニューやサービスを提供し、全国から訪れたファンをもてなした。 2016年に地元のファン有志が会場周辺への経済効果やファンの再訪を狙い、「ちぇるおかえり大作戦」と銘打って企画。4回目の今回は、飲食店や雑貨店など8店舗が個性豊かな商品やディスプレーで盛り上げた。 初回から企画に参加しているフェアトレード専門店「Teebom」は、グループ結成25周年にちなんだパッケージのコーヒーなどを用意した
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演劇、ダンス…舞台は街 「ストレンジシード静岡」開幕 6日まで
静岡市の中心市街地で繰り広げるパフォーミングアーツの祭典「ストレンジシード静岡」が4日、同市葵区の駿府城公園などで開幕した。6日まで、海外からの参加を含む計12組が同公園内外の8カ所で演劇やダンスを披露する。 フェスティバルディレクターのウォーリー木下さん作・演出による「χορός/コロス」では、公募に応じた約70人による群舞。人間と、人間が形成する集団の心理や行動をダイナミックに演じた。18台のベッドを同公園中央の広場に持ち込み、海を行く船や地震発生の装置としても用いた。 京都が拠点の劇団「安住の地」は仏教絵画の「九相図[くそうず]」をテー
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5年ぶり吹奏楽パレード まつりムード盛り上げる 浜松
浜松市中区の中心街で3日、浜松まつりの吹奏楽パレードが6年ぶりに開かれた。総勢約650人が迫力ある演奏で、まつりムードを一段と盛り上げた。 市内を拠点とするヤマハ吹奏楽団をはじめ、中学や高校、市民バンドなど11団体が鍛冶町通りなど約700メートルを行進した。楽団が近づくたび、沿道から大きな拍手が送られた。 三方原中吹奏楽部の約40人は「ノーマル・マーチ」など3曲を披露。指揮役の中島つづみさん(14)は出発前に「楽しみにしている人の期待に応えられるように頑張りたい」と意気込んだ。
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うぞうむぞう【有象無象】 浜松まつりとの共通点 石井萠水【SPAC俳優 言葉ひらいて③】
今年のゴールデンウイークがやってきました! 浜松市では待ちに待った浜松まつりが始まりますね! 浜松で生まれ育った私も、この時期は血が騒ぎます。しかしSPACは毎年この時期に「ふじのくに→←せかい演劇祭」を開催しており、私も出演していますので、浜松まつりへの熱は静岡で演劇に注ぐようになりました。 さて、そんな私が心血を注いでいる演劇について、よく「どんな役を演じているの?」と聞かれることがあります。その返答こそ、今回のタイトルである「有象無象」です! この言葉の意味は「数は多いが大したことのない、つまらない人々」、つまりその他大勢、専門用語でコロス(コーラスの語源)とも
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うぞうむぞう【有象無象】 浜松まつりとの共通点 石井萠水【SPAC俳優 言葉をひらいて③】
今年のゴールデンウイークがやってきました! 浜松市では待ちに待った浜松まつりが始まりますね! 浜松で生まれ育った私も、この時期は血が騒ぎます。しかしSPACは毎年この時期に「ふじのくに⇄せかい演劇祭」を開催しており、私も出演していますので、浜松まつりへの熱は静岡で演劇に注ぐようになりました。 さて、そんな私が心血を注いでいる演劇について、よく「どんな役を演じているの?」と聞かれることがあります。その返答こそ、今回のタイトルである「有象無象」です! この言葉の意味は「数は多いが大したことのない、つまらない人々」、つまりその他大勢、専門用語でコロス(コーラスの語源)とも呼ばれるものです。映画
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オリジナル曲初披露へ 浜松交響吹奏楽団 14日、中区で定演
浜松市内の社会人や学生らでつくる浜松交響吹奏楽団は14日午後1時半から、第48回定期演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)を同市中区のアクトシティ浜松で開く。コロナ禍で開催は4年ぶり。親交のある作曲家が手がけたオリジナル曲を初披露する。団員は4月30日、全体での音合わせなどの仕上げ練習を同区の北部協働センターで行った。 オリジナル曲は、天野正道さんが作曲した「五行相剋」。2020年に提供を受けたが、定演が直前で中止になり、その後も開催できない状況が続いた。オペラやポピュラー曲も含め、約10曲を演奏する予定。 同楽団は1973年に発足し、今年で50周年を迎える。常任指揮者に、航空自衛隊浜松基地
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ROTH BART BARON/三船雅也 ステージは大きな楽器 FUJI&SUN’23
13、14日、富士山の麓でキャンプをしながら楽しめる野外音楽フェスティバル「FUJI&SUN’23」。2日間で20組が出演する。2日目は、シンガー・ソングライター三船雅也が率いるインディーロックバンド「ROTHBARTBARON(ロット・バルト・バロン)」で幕開け。昨年に続いて2度目の出演となる三船に、抱負を聞いた。 昨秋、最新アルバム「HOWL」を発表し、3月に全国ツアーを終えたばかり。フォーク音楽をルーツに、反復がもたらす高揚感と現代的なエレクトロニックサウンドが共鳴したアンサンブルが高評価を受ける。 「昨年の『FUJI&SUN』は霧に包まれた幻想的な雰囲気の中での演奏で
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「うさぎのみみっく!!」 ボカロPと初アルバム 井出ちよの(富士出身)所属
富士市出身のアイドル井出ちよの(21)が所属する4人組「うさぎのみみっく!!」が初アルバム「ムーンライトストリート」を発表した。音声合成ソフトを使って楽曲を発表する「ボカロP」のInagi[いなぎ]が、多様な音楽スタイルを駆使したポップな10曲を提供。軽やかさと深さが同居する作品に仕上がった。 富士山のご当地アイドルプロジェクト「3776[みななろ]」のメンバーとしても活動する井出。「うさぎの―」には2018年に加わった。メンバー変更を乗り越えて、ようやく初アルバム発表にたどり着いた。 「『うさぎの―』は、かわいさにパラメーターを振っている。3776とはコンセプト、楽曲が全然違っていて、
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リコーダーの音色で魅了 若手奏者4人が公演 浜松
若手リコーダー奏者4人でつくる「アンサンブル リコピウ」は29日夜、浜松市中区のアクトシティ浜松音楽工房ホールでコンサート「セカンド アクト」を開いた。「身近な楽器のリコーダーの魅力を広めたい」と昨年結成し、浜松での公演は今回が初めて。 ドイツの作曲家シュテープスの「ベルリン・ソナタ」などを披露した。楽曲ごとに大小さまざまなリコーダーを使い分け、豊かな音色を響かせた。南アフリカを横断する「ブルートレイン」を題材にした楽曲では、汽笛の音をたくみに表現して聴衆を楽しませた。 昨秋のデビューツアーコンサートに続く第2弾として、メンバー桐畑奈央さんの出身地の浜松と、東京での公演を企画した。桐畑さ
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各国話題作 多様性感じて SPAC「せかい演劇祭」開幕 迫力の演出、観客圧倒
静岡県舞台芸術センター(SPAC)の「ふじのくに←→せかい演劇祭2023」が29日、静岡市内で始まった。本県とともに「東アジア文化都市」として交流事業を展開する中国、韓国の話題作を含む海外の5作品を上演する。5月7日まで。 静岡芸術劇場(駿河区)で開幕を飾ったのは、中国の小劇場演劇をリードする演出家孟京輝さんによる「アインシュタインの夢」。物理学者アインシュタインが残した手紙や語りから着想を得た夢の世界を、映像やライブ演奏を取り入れてダイナミックに表現し、観客を圧倒した。 海外の作品は全て日本初演。韓国の若者社会を描いた「XXLレオタードとアナスイの手鏡」やフランスの
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三島・長泉子どもミュージカル 30日公演 「幸福とは」物語で問う 児童生徒35人
静岡県東部の小学生から高校生までが所属する児童劇団「三島・長泉子どもミュージカル」は30日、第7回公演「しあわせの青い鳥」(静岡新聞社・静岡放送後援)を三島市の市民文化会館で開く。過去最多35人が出演し、日頃のレッスンの成果を披露する。29日には会場でリハーサルに臨み、本番に備えた。 公演は、貧しい家に生まれたチルチルとミチルが青い鳥を探す旅を通し、幸せとは何かを見つけ出す物語。午後1時からの昼組と午後5時からの夕組で配役を替えて演じる。リハーサルでは本番と同じ衣装を着て、立ち位置などを最終確認した。 同劇団は週1回、歌や演技、ダンスのレッスンを同市などで行っている。全国26カ所でミュー
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浜田省吾の“伝説”映像作品に 浜松で先行上映 関係者登壇
シンガー・ソングライター浜田省吾が1988年8月20日に浜松市の「渚園」で行った野外ライブ「A PLACE IN THE SUN」の映像作品が、5月5日から27日まで各地の劇場で上映される。全国公開を前に、浜松市中区の「TOHOシネマズ浜松」で先行上映会が開かれ、同ライブに関わった音楽評論家田家秀樹、岩熊信彦プロデューサーが会場で目にした風景を語った。 ライブには5万5千人が集まった。田家は「日本の野外コンサートのエポックメイキング。70年代はオムニバスが主流で、これだけ大きなソロ公演は初めてだった」と説明。「空が美しい、海がきれいと感じていたが、映画になる日が来るとは夢にも思わなかった」
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世界的バイオリニスト 美しい音色で聴衆魅了 アクトシティ浜松
世界で活躍する名演奏家を招くコンサート「アクト・プレミアム・シリーズ2023」(浜松市文化振興財団主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が25日夜、浜松市中区のアクトシティ浜松で開かれた。 ハノーファー国際など五つのコンクールで1位を受賞したセルビア出身のバイオリニスト、ネマニャ・ラドゥロヴィチさん率いる弦楽アンサンブル「ドゥーブル・サンス」が出演した。ビバルディの「四季」やセドラーの「日本の春」を披露し、流れるような音色や勢いのある旋律を会場に響かせて聴衆を魅了した。
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「レプリカだって、恋をする。」著者、榛名丼さんに聞く 「分身」目線の青春物語
日本最大級の応募数を誇る「電撃小説大賞」の大賞に本書で選ばれた。自身が住む静岡市が舞台の青春ラブストーリーで、4128作品の頂点に輝いた。「用宗海岸や日本平動物園などを聖地巡礼と称して読者が訪れている。SNSに投稿してくれる人もいてうれしい」 クールな女子高生の愛川素直と、素直が生み出した外見がそっくりなレプリカ(分身)のナオ。ナオは、素直が学校に行きたくない日に呼び出され、身代わりとして学校に行く。 物語はナオの目線でつづられる。ドッペルゲンガーといわれる自分と酷似した分身が題材の小説は珍しくないが、分身側を主人公にした設定が斬新と評価された。着想は、どうしたら学校をサボれるか真剣に考
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沼津出身松島さんら「ノルカソルカ」 即興のダンスと音楽 29日、掛川で
沼津市出身のダンスパフォーマー松島誠さんと米国人ギタリストのマイク・ノードさんのグループ「ノルカソルカ」の公演が29日午後5時半から、掛川市萩間の旧原泉第2製茶工場で開かれる。 ノルカソルカは身体表現と音楽の完全即興グループとして2006年に発足。米国や韓国などで活躍している。4月からは静岡県内でツアーを実施し、掛川市でフィナーレを行う。 チケットは一般2500円。学生1500円。小学生以下無料。事前予約は原泉アートプロジェクトのSNS(交流サイト)から。当日受け付けは会場で午後1~5時に販売する。
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FUJI&SUN’23 ASIAN KUNG-FU GENERATION 後藤正文 地元、温かな気持ちで
富士山の麓でキャンプしながら音楽を楽しむ野外フェスティバル「FUJI&SUN‘23」が5月13、14の両日、富士市の「富士山こどもの国」で開かれる。2日目の最後に演奏する4人組バンド「ASIAN KUNG―FU GENERATION」(アジアン・カンフー・ジェネレーション、以下アジカン)のボーカリストでギタリストの後藤正文(島田市出身)に、自身の“フェス観”、地元フェス出演への思いを語ってもらった。 アジカンの結成は1996年で、国内の野外フェスの草分けとされる「フジロックフェスティバル」の初開催は97年。メジャーデビューした2003年に同フェスに初出
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大阪の名物人形 くいだおれ太郎にヤマハドラム贈呈
大阪のくいだおれ人形がヤマハのドラムをたたく―。ヤマハミュージックジャパン(東京)は、2008年まで営業していた飲食店「大阪名物くいだおれ」(大阪市)の看板人形「くいだおれ太郎」のマネジメント会社「くいだおれ」(同市)と1年間の契約を結び、同市で24日にヤマハのスネアドラム「CSS―1450A」の贈呈式を行った。 1950年に大阪名物くいだおれの店頭に登場したくいだおれ太郎は、派手な衣装で太鼓をたたく姿が人気を博し、大阪を代表する人形となった。2008年の同店閉店後は一時展示を中止したが、09年にリニューアルオープンした「中座くいだおれビル」(同市)正面に復活した。17、18年にはヤマハの
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マリオ生みの親が語る、映画で「人間らしくなった」キャラたちへの愛 任天堂の宮本茂さん「底抜けに明るく、理想通りの作品」
任天堂の人気キャラクターを題材にしたアニメ映画「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」が4月28日から国内で公開される。アメリカなどでは4月5日に先行公開され、海外メディアの報道では最初の5日間の興行収入が世界で3億7700万ドル(約500億円)となり大ヒット。アニメ映画としては史上最大となった。製作には任天堂の宮本茂代表取締役フェローが携わった。マリオのキャラクターデザインを手がけた「生みの親」である宮本さんに、映画やゲームを通してキャラたちへの愛を語ってもらった。(共同通信=浜田珠実、坂手一角) 人形だったマリオに人格ができた ―アメリカでは大ヒット中です。 「ありがたいですね。
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歌うように 踊るように バイオリニスト/椙山久美さん(浜松市中区)【表現者たち】
バイオリニスト椙山[すぎやま]久美さん(59)=浜松市中区=が4月末、デュオリサイタルを静岡、浜松の両市で開く。ピアニストでパリ国立高等音楽院教授、上田晴子さんとの共演。当初は2020年春に予定していたが、新型コロナウイルス禍で延期が続き、3年越しとなる。フランクやラベルのバイオリンソナタをはじめ、フランス人作曲家を中心とした名曲プログラム。「歌うように、踊るように。色彩あふれる音色を届けたい」と臨む。 浜松市出身。5歳でバイオリンを始めた。東京芸大付属音楽高に進み、同大、同大大学院からウィーン国立音楽大に留学。帰国後はドイツ音楽を軸に国内外で演奏活動をしてきた。 上田さんとは02年、共
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静岡とタイ劇作家共作 台風15号きっかけ 22日、御殿場でトークと写真展
静岡県とタイの劇作家が、昨夏静岡市に甚大な被害を及ぼした台風15号をきっかけに、水をテーマにした戯曲の共同制作に取り組んでいる。今月中旬にはタイの制作チームが初来日し、出演者の地元である県東部周辺を調査。7月中旬からタイ北部のダーンサーイで開催するアートフェスティバルで上演する。 タイの「プラユーン・フォー・アート財団」が2021年に開始した演劇プロジェクトの一環で、台風15号を経験した静岡市の劇作家石神夏希さん(42)と、タイの劇作家・作家ナッタモン・プレームサムランさん(29)が共作する。石神さんの17年の戯曲「青に会う」の舞台をタイに移し、ナッタモンさんが新たに脚本を執筆する。ナッタ
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「シゲル・カワイ国際ピアノ審査」1次予選出場59人決まる
河合楽器製作所は20日、次代を担うピアニストの発掘、育成を目指す「第4回シゲル・カワイ国際ピアノコンクール」1次予選(7月29~31日、東京・カワイ表参道)の出場者59人が決まったと発表した。同コンクール開催は新型コロナなどの影響で4年ぶり。 21カ国・地域の237人からエントリーがあり、予備審査などで選抜した58人に加え、昨年10月にイタリアで開かれた「シゲル・カワイピアノコンクール・イタリア―スペイン」で優勝して出場権を得たジャコメリ・ニコラスさん(イタリア)が出場する。 出場者は1次予選とセミファイナル(8月1~2日、カワイ表参道)、ファイナル(同5日、渋谷区文化総合センター大和田
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「ハママツ・ジャズ・ウィーク」にミュージック・ペンクラブ企画賞
音楽関係の評論家やライターらでつくるミュージック・ペンクラブ・ジャパンが主催する「ミュージック・ペンクラブ賞」の2022年度授賞式が20日、東京都内で開かれ、昨年30回の節目を迎えた「ハママツ・ジャズ・ウィーク」(浜松市、市文化振興財団、ヤマハ、静岡新聞社・静岡放送など主催)と同イベント内の「ヤマハ・ジャズ・フェスティバル」がイベント企画賞を受賞した。 ハママツ・ジャズ・ウィークは毎年10月、9日間の期間中に学生ビッグバンドの祭典や小中学校での出前コンサート、街角での演奏などを繰り広げ、最終日は国内外の一流アーティストによるヤマハ・ジャズ・フェスティバルで締めくくる。官民連携による秋の風物
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「宇宙戦艦ヤマト」の真田志郎 「科学は敵」社会の世相反映【アニメ脇役列伝 1970年代編①】
脇役にも脇役の人生がある。そんな脇役の存在にスポットが当たる回をアニメ業界では“お当番回”と呼んだりする。「宇宙戦艦ヤマト」第18話「浮かぶ要塞島‼たった二人の決死隊‼」は、ヤマトの技師長、真田志郎のお当番回だ。 「宇宙戦艦ヤマト」は1974年10月放送開始。異星人の攻撃で滅亡寸前の地球を救うため、ヤマトとそのクルーが、片道14万8千光年という前人未到の冒険航海に挑む物語だ。敵の異星人ガミラスは、さまざまな手段でヤマトを攻撃してくる。 第18話はコンピューター制御の無人宇宙要塞[ようさい]が登場。真田と主人公の古代進は、内部からこの要塞を破壊しようとする。この作戦
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いこく【異国】 作品との旅 格別な宝 阿部一徳【SPAC俳優 言葉をひらいて②】
まずは僕の話をしよう。名画座に足繁く通う映画少年だった中学校時代、最後の夏休み、自分の一生を絵本にしなさいという宿題が出され、映画俳優になってアメリカで活躍する「スター誕生」なる絵本を作った。40年以上前の話である。俳優は俳優でも、舞台の世界へ、そしてなんと、20カ国近く、40近い異国の都市で仕事をすることになるとは夢にも思っていなかった。 国によって観客の反応は実にさまざまで、俳優としては本当に有り難く貴重な経験をさせていただいた。「王女メデイア」や「マハーバーラタ」という作品もかなり多くの国で公演したのだが、印象に残るツアーが多かったのは、「天守物語」である。初演が1996年なので、実
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ボブ・ディランは「ラストチャンス」かも?大物アーティスト空前の来日ラッシュの理由とは CD志向強く、熱烈ファン多い日本
欧米の著名大物アーティストたちの空前ともいえる来日公演ラッシュが展開されている。新型コロナウイルス禍ですっかり途絶えていた海外アーティストの公演だったが、コロナ禍が一段落し始めた2022年夏の野外フェスのころから姿を見せ始めた。秋に入国規制が緩和されると本格化し、オールドファンに依然人気のKISS、グラミー賞15冠に輝いた天才ブルーノ・マーズらが登場した。最大の注目は、4月6日から日本ツアーを始めたボブ・ディランだろう。今後、再来日がかなうかどうか分からない81歳のベテランのステージは、ファンにとって千載一遇のラストチャンスかもしれない。 なぜ、大物の来日ラッシュが続くのだろうか。音楽関係
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おはやしとファンクが融合 吉原祇園太鼓セッションズ 2枚目レコード発売
富士市吉原の祇園祭のおはやしをベースにしたバンド「吉原祇園太鼓セッションズ」が12日、2枚目のレコードを発売した。メンバーが幼少期から体に刻んできたおはやしのリズムとファンクが融合した作品を完成させた。 レコードは12インチ盤2曲入りで、ジャマイカのバンド「スカタライツ」のファンクナンバーをカバー。メンバー間でセッションを重ねながら元の楽器を太鼓や笛、かねなどに置き換えた。原曲のグルーブを残しつつ、祭りの熱気を感じさせるアレンジに仕上げた。 バンドは幼少期から祭りに参加する友人らで2015年に結成。現在は30~40代の9人で活動する。昨年3月にレコードデビュー後、反響を受け県外の音楽フ
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映画小道具や漫画収集 ザザシティ浜松にコミコンカフェ15日開店
エンターテインメント事業を手がける浜友商事(浜松市中区)は15日、映画の撮影に使用された小道具や日米の漫画などを集めた「コミコンカフェミュージアム」を同区のザザシティ浜松西館1階にオープンする。 同社を含む浜友グループが2016年から、毎年のように開催してきたポップカルチャーイベント「東京コミックコンベンション(コミコン)」や、5月5~7日に大阪市で初開催する「大阪コミコン」の初の関連施設。1万冊以上の漫画を備え、等身大のフィギュアや映画で使用されたバイクなどを展示する。 漫画喫茶のように個人用ブースを約70席設け、1時間当たり税込み900円(当面は同600円)で漫画の読み放題やフリード
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意識の壁抜け自分を発見 村上春樹さん、幻の小説が原型
作家の村上春樹さんが刊行した「街とその不確かな壁」は、40年以上書籍化を封印してきた“幻の小説”が原型だ。「中途半端な形で(文芸誌に)出してしまい、すごく後悔していた。きちんとした形にしたいとずっと思っていた」。村上さんに執筆の思いを聞いた。 転換点 新作は3部構成。第1部では、本当の自分は高い壁に囲まれた街にいると話す少女に思いを寄せていた「ぼく」の10代の思い出と、少女が消え喪失感を抱えたまま中年となった「私」が少女の話していた不思議な街に入り込む物語が並行する。 基になったのは、1980年に文芸誌に発表した中編「街と、その不確かな壁」。「自分の中のアドレッ
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5月13、14日「FUJI&SUN’23」 音楽もキャンプも全部楽しむ DJ・TOPDOCAさんインタビュー
富士山の麓でキャンプと音楽、各種野外活動を楽しむフェスティバル「FUJI&SUN’23」が5月13、14の両日、富士市の「富士山こどもの国」で開かれる。2019年の初開催以降毎回出演しているDJのTOP DOCA(トップ・ドカ)さん(46)=富士市=に、同フェスの特徴を語ってもらった。 いろんなフェスに行きますが、こんなにアットホームな雰囲気の会場は珍しいです。「フェス慣れ」していない子連れの方もかなりいらっしゃる。音楽とがっつり向き合う、というよりキャンプや遊び、ロケーションを全部楽しもう、というお客さんが多いのではないでしょうか。 会場では、メインステージの背後にドンと
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晴天の下、菜の花舞台に 俳優橋爪功さんら 4年ぶり野外公演 伊豆市小土肥
伊豆市小土肥の水田でこのほど、俳優の橋爪功さんと演劇集団「円」による公演「第28回菜の花舞台 橋爪功とその仲間たち」(同実行委、NPO豆州倶楽部主催)が開かれた。満開の菜の花とハスの花が咲く水田で、橋爪さんらは極上のエンターテインメントを披露した。 1994年から続く地元の恒例行事。毎年4月の第2週の休日に演劇を上演してきたが、2020、21年はコロナ禍の影響で中止した。昨年は旧同市立土肥小体育館で朗読劇を行った。野外舞台での上演は4年ぶり。 今回の創作劇のタイトルは「嘘(うそ)の嘘」。とある国で王族と庶民の立場が入れ替わるストーリーで、喜怒哀楽に満ちた人間模様が展開される。橋爪さんは連
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半世紀ぶりステージ復活 ピーターパンフォークフェス 1960年代~70年代、静岡の音楽シーンをけん引
「ピーターパンフォークフェスティバル復活祭」と銘打った音楽ライブが9日、静岡市葵区のアイセル21で開かれた。同フェスはフォークソング全盛期の1960年代から70年代に市内で毎月開催され、静岡の音楽シーンをけん引したといわれる。当時の出演者が半世紀ぶりにステージに立ち、変わらぬ熱気で会場を包んだ。 観客の常連だったという同市葵区の音楽カフェ経営岩堀則秀さん(68)を中心に企画し、アイセル21が主催した。岩堀さんによると、当時の出演者はプロアマ問わずレベルが高く、会場は常に満席状態だった。著名歌手の音楽プロデュースを務め、2020年に他界した金海たかひろ氏らを輩出した。 復活祭は、フェスが終
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洗練された旋律 聴衆700人楽しむ 浜松市中区でコンサート
市民グループ「浜松音楽友の会」は9日夜、「2023四季のコンサート」(静岡新聞社・静岡放送後援)を浜松市中区のアクトシティ浜松で開いた。バイオリン奏者木嶋真優さんらが出演し、洗練された旋律を会場に響かせた。 年4回のコンサートの初回。木嶋さんはピアニスト江口玲さんとともに、エルガーの「愛のあいさつ」やガーシュインの「ラプソディ・イン・ブルー」などクラシック約10曲を奏で、聴衆約700人を楽しませた。 創設40周年を迎えた同会は、気軽に良質なクラシック音楽を楽しんでもらおうと毎年コンサートを企画している。
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美しい音色 観客に届け フィルハーモニックウインズ浜松定演
浜松市ゆかりの音楽家でつくるフィルハーモニックウインズ浜松の定期演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)が8日、同市中区のアクトシティ浜松で開かれた。 団員とエキストラ計60人ほどが出演し、同楽団で音楽監督を務める作曲家保科洋さんが作曲した交響曲などを披露した。美しい音色を会場に響かせ、約800人の観客を楽しませた。 同楽団は、常設のプロ吹奏楽団として2011年に誕生。定期演奏会は今回で11回目を迎えた。
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浜松駅来訪者 音楽で歓迎 プロムナードコンサート開幕
JR浜松駅の来訪者を音楽で歓迎する「プロムナードコンサート」(浜松市、市教委主催)が8日、同駅北口広場「キタラ」で開幕した。8月を除き11月まで、土曜日を中心に小学生から社会人まで約70団体が出演する。 初日は青空の下、天竜中(東区)や入野中(西区)などによる演奏が行われ、多くの来訪者を楽しませた。トップバッターを飾った天竜中吹奏楽部は、浜松まつりの法被を着て人気演芸番組「笑点」のテーマ曲などを披露し、会場を沸かせた。 同コンサートは今年で39年目。音楽を通して交流を深め、気軽に音楽に触れる機会をつくる目的で開催している。
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Jam9ライブ、ガーベラで彩り 浜松窓枠で昨年から公演、生産者ら最終回応援
浜松市を拠点に活動する3人組音楽ユニット「Jam9」のライブ「Reunite(リユナイト)」が7日夜、中区のライブハウス浜松窓枠で開かれ、同市が生産量日本一を誇るガーベラが会場を彩った。 ガーベラ記念日(18日)に合わせ、市内の生産者らでつくる「浜松PCガーベラ」と同区の花屋「花徳」が、Jam9を応援しようと浜松産のガーベラで会場を装飾。会場の出入り口付近に品種を紹介するパネルを設置し、ステージ上のモニターを赤や黄色の花で飾った。公演後には、来場者にガーベラが2本ずつ贈られた。市民協働センターも両者とJam9をつなぐ役割で協力した。 ライブはコロナ禍における公演のあり方を模索しようと昨年
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メロディオンをカプセルトイに 創立70年の鈴木楽器企画
鈴木楽器製作所(浜松市中区)が開発した日本初の鍵盤ハーモニカ「メロディオン」などをイメージした「ガチャガチャ」用の玩具「カプセルトイ」がこのほど、発売された。創立70周年の鈴木楽器が企画し、トイズキャビン(静岡市葵区)が製造販売している。 カプセルトイのメロディオンは実際に販売中のピンク、グリーンの2色と、玩具用のブラックを売り出した。鈴木楽器が手掛けた世界初の鍵盤リコーダー「アンデス」のトイも製造。1985年発売の初代モデルを基にグリーンとイエロー、ブルーをそろえた。 6種のいずれかが、カプセル販売機から出てくる。音を鳴らすことはできないが、長短1本ずつマウスピースが付き、黒鍵を押すと
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音楽フェス「頂」チケット 吉田町返礼品に 6月3、4日開催
吉田町はふるさと納税の返礼品として、6月3、4日に県営吉田公園(同町)で開催される野外音楽フェス「頂-ITADAKI-2023」の入場チケットを取り扱う。 納税額は3万円からで返礼品は1日入場券、2日通し入場券の3種類。税の控除額によっては実質2千円の負担でチケットが入手できるという。 受け付けは8日から。「頂」や「さとふる」など各種ふるさと納税サイトから申し込む。
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河合楽器 44鍵ミニピアノ新製品 10日発売
河合楽器製作所は10日、ミニピアノの新製品「グランドピアノGP44」を発売する。主に32鍵だった従来品から、低音側に12鍵増やして44鍵とするなど、よりクリアな音色を実現した。 外観も改良し、屋根を支える突き上げ棒を2本にして音の響きを調整できるようにしたほか、側面に棚板を取り付けて音を安定させた。 同社ミニピアノは1985年に発売。担当者によると、かつては子ども向けの製品だったが、コロナ禍の巣ごもり需要などの影響で大人の利用者も増加した。 色はブラック。サイズは幅約56センチ、奥行き約51センチ、高さ約21センチ。重さは4・5キロ。初年度の販売目標は500台。販売価格は税込み3万52
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三島出身牧野さん 現代音楽祭をPR 5月3日から開催
三島市内で5月3~7日に開かれる第3回三島現代音楽祭の実行委員長で音楽監督を務める同市出身のバイオリン奏者牧野順也さん(34)が7日、同市役所に豊岡武士市長を訪ね、イベントをPRした。 音楽祭は三島市民文化会館やみしまプラザホテルを会場に、世界各国から集う音楽家がコンサートやトークショーを繰り広げる。牧野さんをはじめ常に新しい音楽を追い求める7人が、クラシックや現代の音楽家が作曲した音楽を奏でる。同市出身のフルート奏者斎藤志野さんも出演する。 5月5日には白滝公園で野外コンサートを初開催する。牧野さんが2015~19年にウクライナの首都キーウ(キエフ)の広場で開催した演奏会を参考に、自然
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静岡人インタビュー「この人」 帰国後10周年公演を終えたフルート奏者 青島由佳さん(静岡市駿河区)
欧州留学から帰国して10周年を記念したコンサートを、故郷の静岡市で開いた。17~18世紀の欧州で聴かれた「バロック音楽」の魅力を伝える活動に心血を注ぐ。県内では希少な、古楽器「バロック・フルート」の使い手としても知られる。静岡東高出。40歳。 -本年は「バロック・ダンス」をテーマにして各種活動を展開。最終公演を終えての心境は。 「(フルート奏者の)前田りり子さんを講師に招いたワークショップ(WS)を年間3回行い、2月のコンサートはその集大成だった。イベントを立て続けに実施した1年の締めくくり。温かい雰囲気の中、充実した演奏ができた」 -舞踏を主題にした理由は。 「当時の音楽とは切り離
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ピアニスト金子三勇士さん 菊川でリサイタル
菊川市の菊川文化会館アエルは9日、若手ピアニスト金子三勇士さんのリサイタル「ショパンVSリスト ピアノの巨人たちの肖像」(静岡新聞社・静岡放送後援)を開く。ショパンの「革命のエチュード ハ短調」やリストの「ラ・カンパネラ」などを演奏する。 時間は午後1時半開場、2時開演。全席指定で一般3500円、高校生以下1500円。チケットはアエル<電0537(35)1515>へ。
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SPACミニミュージアム15日開設 劇場建築学び演劇に関心を 俳優ら手作り 静岡・舞台芸術公園
静岡県舞台芸術センター(SPAC)は15日、活動拠点の一つである静岡市駿河区平沢の県舞台芸術公園に劇場建築の歴史を伝えるミニミュージアムを開設する。SPACの美術スタッフや俳優らが舞台制作に用いる技術や資材を駆使して手作りしている。 ミュージアムの愛称はギリシャ語で「劇場・演劇」を意味する「てあとろん」。同公園には、古代ギリシャから現代まで代表的な劇場の建築様式を取り入れた複数の施設がある。昨年12月に亡くなった建築家磯崎新さんによる設計で、建築を学ぶ学生も訪れる。こうした環境で、演劇への関心を一層高めてもらおうと1年前から準備してきた。 無料休憩所だったスペース「カチカチ山」を改装した
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映画「ちひろさん」ロケ地マップに 有村架純さん登場シーンなど10カ所 「焼津の魅力知って」市観光協会
焼津市など静岡県内で撮影した米動画配信大手ネットフリックスで配信中の映画「ちひろさん」のロケ地マップが完成した。主演の有村架純さんが登場するシーンを中心とした市内撮影スポットを地図で分かりやすく紹介している。4日から市観光協会やロケ関連施設などで配布するほか、同協会のホームページから入手可能にした。 作品は海辺の町の弁当屋で働く有村さん演じるちひろが主人公の物語で、2月23日から配信している。焼津市内は重要な舞台の一つとして描かれ、昨年春ごろ撮影が行われた。 マップはA4判で市観光協会が制作した。焼津魚市場会館や焼津高、石津水天宮など市内10カ所のロケ地を掲載している。主人公の暮らす家や
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PUFFY初出演、多彩な顔触れ28組 6月、吉田公園で野外音楽フェス「頂2023」
6月3、4の両日に吉田町の県営吉田公園で開かれる野外音楽フェスティバル「頂-ITADAKI-2023」(静岡新聞社・静岡放送など共催)の全出演者が決まった。初登場のPUFFYや「頂」に欠かせない渋さ知らズオーケストラなど計28組がジャンルを超えて集結し、熱いパフォーマンスを繰り広げる。 日本のポップアイコンとして活動を世界に広げているPUFFYが初登場。1988年結成のスチャダラパーや、現在のメンバーになって20周年のSOIL&“PIMP”SESSIONSらベテランも顔をそろえる。 フェスならではの共演も。PUSHIMや三木道三らレゲエ界を代表するボーカリストがH
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劇場建築知って演劇に関心を 舞台芸術公園にミニミュージアム SPAC俳優ら手作り
静岡県舞台芸術センター(SPAC)は15日、活動拠点の一つである静岡市駿河区平沢の県舞台芸術公園に劇場建築の歴史を伝えるミニミュージアムを開設する。SPACの美術スタッフや俳優らが舞台制作に用いる技術や資材を駆使して手作りしている。 ミュージアムの愛称はギリシャ語で「劇場・演劇」を意味する「てあとろん」。同公園には、古代ギリシャから現代まで代表的な劇場の建築様式を取り入れた複数の施設がある。昨年12月に亡くなった建築家磯崎新さんによる設計で、建築を学ぶ学生も訪れる。こうした環境で、演劇への関心を一層高めてもらおうと1年前から準備してきた。 無料休憩所だったスペース「カチカチ山」を改装した
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世界的な音楽家、坂本龍一さん死去 静岡県内からも惜しむ声
音楽家坂本龍一さんの訃報から一夜明けた3日、静岡県内関係者からも惜しむ声が相次いだ。 坂本さんはヤマハ(浜松市中区)のコンサートグランドピアノを愛用していた。同社は「長年にわたる交流を通じて坂本さんの類いまれな音楽、芸術活動に触れるなど貴重な学びを得た」と追悼の意を表した。 同社ウェブサイトに掲載された2009年の坂本さんへのインタビューでは「日本の家の木造りのような雰囲気を醸し出している」と同社のピアノを評し、愛着を示した。坂本さんを追った17年のドキュメンタリー映画では、東日本大震災で津波被害を受けた同社のピアノを修復する場面などが使用された。 坂本さんが監修した音楽全集「comm
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高校生15人に修了証書 SPACアカデミー 演技や教養学ぶ
静岡県舞台芸術センター(SPAC)の演劇アカデミー2期生の修了式が26日、静岡市駿河区の静岡芸術劇場で開かれた。約1年間、演劇に必要なトレーニングや教養の習得に励んだ県内の高校生15人が、校長の宮城聰芸術総監督から修了証書を受け取った。 受講生は三島由紀夫の「近代能楽集」から「葵上(あおいのうえ)」を上演。5人で1役を担当し、情感たっぷりの演技で詰めかけた保護者らを引きつけた。受講期間に取り組んだトレーニングも実演して見せた。 それぞれ活動を振り返り、「物事の解釈は一つではないと知った」「答えの出ない討論をすることが楽しかった」「自分をさらけ出すことのできる舞台にずっといたいと思った」な
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市民吹奏楽団が記念楽曲初披露 静岡・マリナート10周年
静岡市清水区のマリナートが公募した期間限定の市民吹奏楽団「マリナート・ウインズ」がこのほど、同館大ホールで第8回コンサートを開いた。昨年8月に開館10周年を迎えたことを記念した楽曲「チャ・チャ・茶摘み」を初披露した。会場には約千人が訪れた。 市民吹奏楽団は主に市内在住の中学生から60代のシニア世代まで約100人が参加。音楽監督の須川展也さんの指導を受けて練習を重ねてきた。初披露の「チャ・チャ・茶摘み」は文部省唱歌の「茶摘み」を星出尚志さんがポップスとして編曲した曲。軽快なリズムに仕上がった。 マリナート・ウインズはアンコールを含め合計6曲を演奏した。
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音、言葉 聴き手に委ねる 音楽家・鈴木惣一朗(浜松出身)が新アルバム
浜松市出身の音楽家鈴木惣一朗のソロプロジェクト「ワールドスタンダード」が、14作目のアルバム「ポエジア…刻印された時間」を発表した。2020年の前々作「色彩音楽」以降のビジュアルを担当するイラストレーター横山雄の作品からインスピレーションを受け、弦楽器や管楽器を交えた「歌のある環境音楽」を作り上げた。 自身初のボーカルアルバム「色彩音楽」、21年の前作「エデン」と3部作をなす新作はLPレコードとしてリリース。アコースティックギターを基調に、ピアノやチェロ、フルート、クラリネットの音が静かに柔らかく響く。もの悲しさや寂寥[せきりょう]感が漂う歌の中に、ほんのり明るさも漂わせる。
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浜田省吾の「渚園」(浜松市西区)ライブ映像公開へ
シンガー・ソングライター浜田省吾が1988年8月20日に「渚園」(浜松市西区)で行った野外ライブの映像作品「A PLACE IN THE SUN at 渚園 Summer of 1988」が5月5日、全国で公開される。 これに先駆け4月17日午後6時半から、同市中区の「TOHOシネマズ浜松」でプレミア先行上映会を行う。上映前には音楽評論家田家秀樹とプロデューサー岩熊信彦の対談もある。 入場料3千円。申し込みは3月31日から4月4日まで。詳細は公式サイト<https://www.sh-nagisaen1988.jp/>参照。
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音と音楽 境界行き来 浜松で緩衝材使うワークショップ【とんがりエンタ】
宅配便でおなじみの緩衝材で、自由に音を出してみよう-。音響作家のウエヤマトモコさん(名古屋市)が、浜松市鴨江アートセンター(同市中区)でワークショップ(WS)を開いた。 会場には「プチプチ」とも言われる空気入りのシートや、小さな白い個体、ウレタン製の直方体など約20種の緩衝材が勢ぞろい。ウエヤマさんは「お気に入りの音を探そう」と呼びかけ、素材を転がしたり、破いたり、落としたりして音の広がりを実践した。 当初は面食らっていた親子ら11人の参加者だったが、配られたトレーやベニヤ板、輪ゴムも使い、独自の音を探り当てる作業に没頭。「パチン」「ギシギシ」「ポンッ」といったユニークな音を響かせた。後
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ストリートシアター 原点から発信 静岡で5月「ストレンジシード」
静岡市街地を舞台に、さまざまなアーティストがライブパフォーマンスを繰り広げる「ストレンジシード静岡2023」(ふじのくに野外芸術フェスタ実行委員会主催)が5月4~6日、開かれる。 2016年に始まった観覧無料のイベント。アーティストがその日の天候さえも演出に取り入れてパフォーマンスする。8年目となる今回のテーマは「ストリートシアターってなんだ?」。フェスティバルディレクターのウォーリー木下は「市民が何を感じ、何を得るのか。原点に立ち返り、社会実験のような気持ちで臨みたい」と意気込む。国内外12組が、駿府城公園と市役所静岡庁舎、人宿町・毎日江崎ビルの3エリアに“出没”
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裾野の人形劇ひまわり会 発足33年、最後の大舞台 会員高齢化、活動縮小へ
裾野市の人形劇ひまわり会は22日、公演発表を同市深良支所で開いた。1989年の発足から33年間、園児や小学生に人形劇を披露。ボランティアサークルとして地域の教育活動に貢献してきたが、会員の高齢化に伴い、大掛かりな舞台は今回で終了する。 最後の演目に選んだのは英国の童話「ジャックと豆の木」。魔法の豆の木を使い、少年と天辺の大男が繰り広げる物語を深良小の児童24人の前で臨場感たっぷりに演じた。最年長84歳で大男を担当した広瀬十四子さんは「せりふを覚えるのが苦手で迷惑を掛けたが、みんなの助けがあってここまで続けることができた」と涙を浮かべながら感謝した。 同会は深良地区の女性11人で活動する。
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アイドルの皮かぶって 静岡発2人組アーティスト「もにゅそで」 インタビュー
静岡市駿河区用宗、焼津市を拠点に楽曲や動画を制作する女性2人組「もにゅそで」。メンバーのもにゅこ、ミナミムラソデコはそれぞれ、所属レーベル「LushMusic(ラッシュ・ミュージック)」を運営する会社の代表取締役社長、取締役でもある。2022年末にはJR焼津駅前に直営のライブハウスも開いた。活動の目的に「地方創生」を掲げる2人に、結成から2年3カ月を振り返ってもらった。 意識を韻に置き換えた時 塗り替えられた君の心とtalking 少年に希望を老年に後光を 韻は愛そうだろう?nomorewar (才能と叡知よ命じよ) 韻踏みますそしてrebirth (時代と歴史の定義を)
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ACしずおか初イベント 支援の30団体、活動成果発表 「ゴジラ伝説」熱海から“上陸”
静岡県民のアート活動を支援する県文化財団内の組織「アーツカウンシル(AC)しずおか」は12日、助成団体の活動を紹介する初の大規模イベント「おもしろい人に会いたい‼2023-しずおかアートプロジェクト見本市-」を静岡市駿河区のグランシップで開いた。約30団体が音楽、美術、舞台芸術などジャンルをまたいだ表現活動や地域活動の成果を発表した。 熱海市で毎秋開かれている「熱海怪獣映画祭」で好評を得た、音楽家井上誠さん(熱海市出身)、巻上公一さん(同市在住)らによるライブ「ゴジラ伝説」が行われた。総勢11人のメンバーが、ゴジラやモスラ、キングギドラなど「怪獣映画」の楽曲を次々披露。井上さんの作品解説、
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こだわりのエレキギター展示 演奏体験も 川根本町・奥大井音戯の郷
川根本町まちづくり観光協会は、同町千頭の奥大井音戯の郷で21日まで、エレキギターの企画展「奥大井OVER DRIVE」を開いている。 メーカーの東海楽器製造(浜松市)やキクタニミュージック(愛知県)のほか、収集家の協力で集まったこだわりのエレキギターを26点展示した。会場には音質劣化を防ぐバッファーを利用した演奏や、メーカー6社が製造する弦の弾き比べなども体験できる。 来訪促進を目的に、エレキギターが好きな同協会の土屋和明さんの発案で実現した。土屋さんは「エレキギターの魅力を多くの人に伝えたい」と話した。大人500円、小中学生300円。午前10時~午後4時半。14、15日は休館。
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未来の「プロ」に演奏の場 浜松でピアノコンサート 音楽家育成会社、有料で開催
世界に通じる音楽家を“音楽のまち浜松”から輩出しようと、昨年6月に発足した音楽家のマネジメント会社「イマジン」(浜松市中区)が5月13日、初のピアノコンサートを天竜区の市天竜壬生ホールで開く。出演は同社の今西泰彦社長(39)のレッスンを受ける児童や学生奏者ら。プロ意識を身につけてもらおうとの狙いから、有料開催とした。 今西さん以外の出演は小学6年から社会人までの9人。コンサート出演は未経験だが、将来を嘱望される顔触れという。西区の湖東中2年宗田聡介さんはピアノを始めて約2年と経験は浅いが、昨夏の県学生音楽コンクールピアノ中学生部門で2位となった。「1位を取りたかった
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フルート奏者・青島由佳 宮殿の舞踏会“再現” 帰国10周年で演奏会
フルート奏者の青島由佳(静岡市葵区)が、欧州からの帰国10周年を記念した演奏会を同区で開いた。「舞踏」をテーマに活動した2022年度の締めくくりとして、フランス・ベルサイユ宮殿の舞踏会の演奏曲を中心に選曲。古楽器の合奏で、中心市街地のホールにフランス・バロックの優雅な世界を現出させた。 古楽器アンサンブル「バッハ・コレギウム・ジャパン」のバロック・フルート奏者前田りり子らを招いた。プログラムには17~18世紀を生きたフランスの作曲家の名が並んだ。 マレ(1656~1728年)の「トリオ作品集より 組曲第1番ハ長調」では九つの楽章それぞれに、明瞭で動きのある旋律が聴かれた。青島と前田は、薄
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重層的なサウンドコラージュ 静岡のユニット「庭」が新作【とんがりエンタ】
静岡市を中心に約20年前から活動するノイズユニット「庭」が11曲入りCD「家庭円満」を発表した。「家庭崩壊を主題にした仮想の映画のサウンドトラック」がコンセプト。ぐしゃぐしゃっとしたノイズの向こう側にさまざまな旋律がさざめく、重層的なサウンドコラージュ作品に仕上がった。 格調高いピアノのワルツ「終わりの気配」で幕を開け、地の底から何かが噴き出すようなノイズ音の「受精」、ラジオのホワイトノイズと氷河が崩壊するかのごとき音が交錯する「旅の準備」と続く。楽曲によってはドラムやオルガン、打ち込みのリズムも交えさまざまな風景を提示する。メンバーのMEGAROZAMAC[メガロザマック]さんが全体のテ
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世界の音楽 聴衆魅了 下田で国際コンサート
下田市振興公社は5日、第24回下田国際友好コンサートを市民文化会館で開いた。国内外のミュージシャンらが国際色豊かな演奏を繰り広げた。 ハープギタリストのティム・ドナヒューさん(米国)ら5組が出演。ソロ作品のほか、映画音楽も手がけてきたドナヒューさんが演奏したのは、自身で製作したというハープギター。浮遊感のある前衛的な音色で会場を包んだ。ビートルズの「ノルウェーの森」のカバーも披露した。 ペルー出身者らがメンバーの「南米音楽イジャイ」は7人編成。扇動的なリズムで聴衆約100人を揺らし、叙情性あふれるメロディーで魅了した。 4年ぶりの開催で下田中吹奏楽部も参加した。ロシアのウクライナ侵攻以
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文化活動担い手 つなぐ“見本市” 支援組織「ACしずおか」、静岡で12日に大規模イベント
静岡県民の文化活動を支援する県文化財団内の組織「アーツカウンシル(AC)しずおか」は12日、2年間の活動や助成対象団体、支援アーティストを紹介する、初の大規模主催イベントを開催する。会場は静岡市駿河区のグランシップ。「創造的な地域づくりへの貢献」を掲げた事業の成果を、エンターテインメントを交えて披露する。 コンセプトは「しずおかアートプロジェクト見本市」。ACしずおかによる、県内各地の団体への助成▽関係人口創出の取り組み「マイクロ・アート・ワーケーション(MAW)」▽企業とアートの連携プロジェクト-を通じてつながりが生まれた表現者が集う。 2021年度は助成団体を集めた「活動報告会」を実
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ブラジル打楽器 浜松の博物館に カポエイラ協会寄贈
静岡県西部でブラジルの伝統的な格闘技のカポエイラを指導するナゴアス・カポエイラ協会浜松支部はこのほど、同競技で使う民族打楽器「ビリンバウ」と「ヘコヘコ」を1台ずつ、浜松市楽器博物館(中区)に寄贈した。 日本人やブラジル人ら約50人が所属する同支部代表の赤星マルロンさん(33)らが同館を訪れた。来場者の前でビリンバウを演奏し、独特の音色を披露した赤星さんは「もっと日本にブラジルの文化を伝えたい」と寄贈の理由を語った。 ビリンバウは弓矢に金属製の弦やひょうたんなどを取り付け、棒状のバケータで弦をたたきながら、石などで音程を調整する。ヘコヘコは表面に刻みを入れた竹を棒でこすって音を出す。これら
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女性の自立、時を越え描く 問いかける「家庭」の本質 宮城総監督演出 SPAC「人形の家」
静岡県舞台芸術センター(SPAC)は「近代演劇の父」と呼ばれるノルウェーの作家、ヘンリック・イプセンの戯曲「人形の家」を宮城聰芸術総監督の演出で上演している。女性の自立を描いたことで1879年の発表当時、社会に衝撃を与えた作品。現代まで連綿と続く社会問題の本質を問う。SPACの「秋→春のシーズン 2022―23」の最後を飾る。 主人公のノーラは弁護士の夫へルメル、子どもたちと幸せな生活を送っていた。しかし、かつて夫を助けるためにした借金が露見する。激高した夫の言動から、自分は夫にとって都合の良い所有物でしかなかったと気づく。「一人の人間として生きる」と決意して―。ノーラをたきいみ
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「エブリシング・エブリウェ― 21世紀最先端カンフー映画【シネマアイズ】
ブルース・リーが亡くなって50年。すっかり下火となったカンフー映画だが、最先端の技術と笑いを盛り込んで新たな名作が誕生した。2人組の「ダニエルズ」が監督した「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」。長い名前だが、荒唐無稽な物語に圧倒されるうちにあっという間にエンディングを迎える不思議な一本だ。 主人公は武術家…ではなく、コインランドリー店のおばさんエブリン(ミシェル・ヨー)。父親の介護に反抗期の娘、優しいが頼りない夫ウェイモンド(キー・ホイ・クァン)に囲まれ、山積する問題にいら立っていた。 そんな時“別の宇宙のウェイモンド”が乗り移った
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静岡舞台の恋愛小説 「レプリカだって、恋をする。」 セノバにデザイン画
静岡県を舞台としたKADOKAWA電撃文庫(東京都)の小説「レプリカだって、恋をする。」のデジタルサイネージが5日まで、静岡市葵区の新静岡セノバ地下道に掲出されている。作品を表現したさわやかなデザインが通行者の関心を呼んでいる。 同小説は、女子高生愛川素直の分身体(レプリカ)のナオが主人公。素直が学校に行きたくないときなどに呼び出され、自ら行動を決めることが許されていないナオが、次第に同級生の男子に恋心を抱く。 作者の榛名丼さんが静岡市出身。作中にセノバや日本平動物園、用宗海岸などが登場する。
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「エコー」かかる蓄音機 浜松の収集家黒田さん制作
浜松市北区初生町の蓄音機コレクターで、制作も手がける黒田清孝さん(76)がこのほど、エコーがかかったように音が流れる蓄音機を完成させた。 新作は縦約60センチ、横約40センチ、高さ約40センチで、1930年代の蓄音機本体と20年代のラッパ部分を組み合わせた。ラッパの中にバネを入れ、音を流してバネを振動させることで低音が響き、エコーがかかったように聞こえる仕組みという。 バネの種類や太さ、引っ張り強度などを調整しながら試行錯誤を重ね、約3カ月かけて制作した。約100台の蓄音機を所有する黒田さんは「普通とは異なる音でレコードを聞くことができるのが魅力。作れて良かった」と話した。
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朝霧JAM 20回目開催決定 富士宮市で10月21、22日
富士宮市で2001年から開かれている静岡県内最大級の野外音楽フェスティバル「朝霧JAM(ジャム)」の実行委員会は23日、今年の開催を10月21、22の両日とすることを発表した。開催は20回目。例年どおり朝霧アリーナ、キャンプ場「ふもとっぱら」などを会場とする。 同フェスは地元住民らと企画制作会社スマッシュ(東京)による実行委が運営する。国内外の多彩な音楽家と1万人超の観客が集う。19年の台風接近による中止、20、21年の新型コロナウイルス感染拡大による中止をへて、22年10月、4年ぶりの開催が実現した。
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興津舞台の米小説復刻 鈴与グループ/鈴木与平会長「若者に伝えたい」 1961年ベストセラー翻訳本「ニッポン歴史の宿」
1961年に米国でベストセラーになった小説「ジャパニーズイン」の翻訳本「ニッポン歴史の宿」を鈴与グループの鈴木与平会長(81)が復刻し、このほど刊行した。小説は、かつての静岡市清水区興津地区が舞台。戦後の高度成長期に興津の風情は移ろい、名著も忘れ去られていた。鈴木会長は「ぜひ地元の若い人に手に取ってもらいたい」と話す。 文化庁長官も務めた作家三浦朱門さんの翻訳本を再刊行するため、数年前から遺族への了解を取ってきた。復刻版では小説に出てくる実際の場所をカラー写真で新たに紹介。古刹(こさつ)・清見寺などに残る絵画などを「資料編」として収録した。巻頭には今は国際コンテナターミナルとなっている興津
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静岡市清水区出身の新人漫画家 たむらゲンさん 伝える力、心がけて描く【とうきょうウオッチ/静岡へ発進&発信】
小学館が提供するデジタルコミック配信サービス「マンガワン」で昨夏にデビュー。マナー(礼儀・作法)を題材にした作品「遥かなるマナーバトル」を隔週で連載する。1月に単行本も出版された。都内の大学4年生。23歳。 ―デビューの経緯は。 「漫画を描くのは小学生の頃から好きだった。大学1年生の時に、マンガワンの『投稿トーナメント』という賞に応募して6位になった。そこから付いてくれている担当者の助言も受けて今回の作品を描き始め、未完成の段階で5月にツイッターへ上げた。想定外にバズった(広く話題が拡散された)のがきっかけとなり、すぐ連載が決まった」 ―周囲からはどのような反応があったか。 「日常は
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かたりあ(磐田)の若者利用 一案 能楽イベント開催「活用例に」 静岡県立農林環境専門職大生が冊子
静岡県立農林環境専門職大(磐田市富丘)の学生らが昨年開館した市民文化会館「かたりあ」の若者利用を促すため、小中学生向けの能楽ワークショップを開催し、その活動記録をリーフレットにまとめた。同館の新たな活用例として広く紹介することが狙い。このほど学生らが同館を訪れ、市職員に約100冊を手渡して活動成果を報告した。 自治体や企業の課題解決に大学の教育や研究力を生かす「ふじのくに地域・大学コンソーシアム」事業の一環。若者の利用低迷に悩む市の課題を知った同大の丹羽康夫准教授の呼びかけで集まった学生たちが企画し、昨年12月にワークショップを実施した。 能楽の演目は磐田市にゆかりがあり、同館と同じくヒ
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女優の美村里江さん 西伊豆地域で撮影 電子版雑誌「旅色」取材
電子版旅行雑誌「旅色」の撮影が13、14の両日、県内で行われ、俳優の美村里江さん(38)が駿河湾フェリーを利用して、清水港(静岡市清水区)周辺や、松崎町など西伊豆地域の観光地を巡った。 14日は松崎町で、昔ながらの雰囲気が残るなまこ壁通りを散策した。明治期に建築された「伊豆文邸」などで撮影を行った。美村さんは「釣りが好きで静岡は海が豊かという印象だったが、今まで知らなかった場所にも足を伸ばせて満喫できた」と話した。 取材内容は、俳優らが案内役で登場する特別号「旅色フォーカル」として3月27日に公開される予定。紙の冊子も用意し、3月下旬、県内などで2万部を配布する。
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「天竜材」優しい響き体感 浜松・天竜壬生ホール 17日に2回目公演
浜松市天竜区二俣町の天竜壬生ホールで17日、「シリーズ 壬生の響きVol.2」(浜松文化振興財団主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が開かれる。 天竜材に包まれたホールの音響のよさを広めようと企画されたシリーズの第2回公演。出演は、浜松市在住のジャズサックス奏者森山瑞樹さんとフランス人ピアニスト、マキシム・コンバリウさん。ジャズのスタンダードナンバーのほか、コンバリウさんのオリジナル曲も楽しめる。 ロビーでは天竜区内の飲食店が出店するマルシェも開催される。 午後6時開場、午後7時開演。全席指定、千円。申し込み・問い合わせは同ホール<電053(922)3301>へ。
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日本の名曲ジャズカバー たなかりか 19日、静岡で公演
ジャズボーカリストたなかりかが19日、静岡市葵区のジャズクラブ「ライフタイム」でライブを行う。 シティポップからロックまで幅広い日本の楽曲を取り上げるジャズカバープロジェクト「Japanese Songbook」のプロデューサー鈴木正人(リトル・クリーチャーズ)がベーシストとして参加。浜松市で毎秋行われる「ヤマハジャズフェスティバル」への出演でも知られるギタリスト小沼ようすけを加えた3人で演奏する。 昨年11月に発表した同プロジェクト最新作は、スキャットがさえ渡るビバップ風の井上陽水「氷の世界」、レゲエのニュアンスとジャジーなピアノ和音の融合が見事な佐野元春「CHRISTMAS TIME
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三保松原の価値、朗読劇で伝承 清水区で18日上演 故郷への思い「共有したい」
今年6月に世界遺産の構成資産登録10年を迎える三保松原の価値を伝承する朗読劇「三保松原 羽衣の夢」が18日、静岡市清水区三保の旅館「羽衣ホテル」で上演される。羽衣伝説を題材にした物語の脚色と朗読、身体表現を担うのは県舞台芸術センター(SPAC)の俳優で三保出身の宮城嶋遥加さん(28)。「故郷である三保松原の文化的価値への思いを皆さんと共有したい」と目を輝かせる。 松林を抜ける心地よい風や、浜辺から望む霊峰富士を身近に感じて育った宮城嶋さんにとって、羽衣伝説はライフワークとして関わっていきたい題材の一つだ。「よく知るからこそ畏怖の念がある。どう脚色し朗読するか、俳優としてのスキルを総動員して
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関西学院大合唱団 25日静岡で演奏会
関西学院大の学生でつくる合唱団「関西学院グリークラブ」(関西学院後援会主催)の演奏会が25日午後6時から、静岡市葵区の静岡音楽館AOIで開かれる。 同クラブの愛唱曲集や、2022年度全日本合唱コンクール演奏曲の「Agnus Dei=空海・真言、絶唱」などを披露する。指揮は広瀬康夫氏。 入場無料。申し込みが必要。問い合わせは同後援会<電0798(54)6010>へ。
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「語り芸」の魅力知って 人気浪曲師の玉川奈々福 23日、下田で親子向け公演
人気浪曲師の玉川奈々福が県文化財団(グランシップ)とタッグを組み、親子向けの出前公演「にっぽんこども劇場~浪曲わんだーらんど」を展開している。23日に下田市で開催する公演に先立ち、浪曲の魅力を語ってもらった。 落語にはなじみがあっても浪曲がどんな芸能か分からない、という人は多いと思う。落語は1人で行うのに対し、浪曲は語り手である浪曲師が、三味線を演奏する曲師と2人1組になって披露する。 グランシップの企画では浪曲を子どもにも分かりやすいように工夫して発信する。題材はシンデレラ。誰もが知る西洋の童話だが、古典的な浪曲のフォーマットに落とし込んである。話の筋を追いながら浪曲がどんな芸なのか理
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服飾から演出読み解く 映画「イニシェリン島の精霊」 野沢さんがトーク【とんがりエンタ】
第95回米アカデミー賞の主要8部門にノミネートされている映画「イニシェリン島の精霊」を上映中の静岡シネ・ギャラリー(静岡市葵区)は、作品の舞台アイルランドの服飾文化を語るトークイベントを同館で開いた。洋品店「ジャックノザワヤ」(同区)の店主野沢弥一郎さん(65)が、登場人物の服装から演出の意図を読み解いた。 野沢さんは網目模様が特徴のアイルランドの伝統的なセーター「アランセーター」の輸入販売を長く手がけ、約30回、現地を訪れている。 トークではまず、主演コリン・ファレルが着た襟付きの赤いセーターに言及した。「設定は1923年のアイルランドの離島だが、当時も今も男性が赤色を着ることはない。
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浜松市民オーケストラ 700人の聴衆魅了 アクトシティ定期演奏会
静岡県西部のアマチュア音楽家らでつくる「浜松市民オーケストラ」は5日、浜松市中区のアクトシティ浜松で、第21回定期演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)を開いた。 総勢約80人の団員が日頃の練習の成果を発揮し、ボロディンの歌劇「イーゴリ公」序曲などを演奏した。第1回定期演奏会で披露した、思い出のあるチャイコフスキーの交響曲第5番ホ短調も奏で、クラリネットやホルン、バイオリンの音を会場に響かせて約700人の聴衆を魅了した。
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野外フェス「FUJI&SUN'23」 5月に開催 富士山こどもの国 木村カエラ、スガシカオら出演
キャンプと音楽ライブを中心に、アウトドアコンテンツを幅広く楽しむ野外フェスティバル「FUJI&SUN'23」(静岡新聞社・静岡放送、WOWOW共催)が5月13、14の両日、富士市の富士山こどもの国で開かれる。 出演は、木村カエラ、スガシカオwithFUYU、cero、ROTHBARTBARONら。主催者は「開放感あふれる空間で、家族や友人と非日常を過ごす〝ゆとりある余白〟を重視したフェス。期待してほしい」とコメントを寄せた。 同フェスは2019年に同じ会場で初開催。新型コロナ禍を受けた20年は中止したが21、22年は開催した。音楽ステージのほか、アウトドア関連の物販、野外活動に関するワー
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浜松出身長岡さん 大学同期と演奏会 8曲を披露
洗足学園音楽大の同期で結成した「長岡瑠奈×斎藤光デュオコンサート」(静岡新聞社・静岡放送後援)がこのほど、浜松市中区のカワイ浜松で開かれた。同区出身の長岡さんがクラリネット、斎藤さんがピアノを担当し、来場した約20人の前で8曲を奏でた。 第1部はドイツの作曲家ライネッケの「幻想小曲集」などクラシックを、第2部はポップ調に編曲した米国のガーシュウィンの「ラプソディ・イン・ブルー」などを披露。「2人とも大好きな曲で、気合が入りすぎる」と話した長岡さんと斎藤さんが熱演した。 神奈川県出身の斎藤さんとは同大卒業から3年で初めての重奏だったが、「学生時代から一緒にやっているので、息の合
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浜松国際ピアノアカデミー開講 若手16人 飛躍目指す
世界的なプロピアニスト育成を目指す「浜松国際ピアノアカデミー2023」(浜松市、市文化振興財団など主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が29日、同市中区のアクトシティ浜松で開講した。ピアニストとして飛躍を志す若手らが国際的に活躍する講師陣からレッスンを受ける。2月5日まで。 初日のオープニングコンサートは、アカデミー音楽監督で浜松国際ピアノコンクール審査委員長の小川典子さん、東京音大教授の石井克典さん、ピアニスト中野翔太さんが出演。ドビュッシーやシューマンなどの楽曲を豊かな表現力で奏で、約160人の聴衆を引き込んだ。 3人が講師を務めるアカデミーは2クラス。世界で通用するピアニスト育成へ実践
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黒はんぺん音頭が完成 焼津の歌謡グループ ご当地グルメでPR
焼津市の歌謡グループ「しんえがおスターズ」の港八郎さん、千草かおりさんらが市役所を訪れ、地域のPRソング「黒はんぺん音頭」の完成を中野弘道市長に報告した。2人は「智美子ときずな会」の踊りに合わせて、焼津の自然や日常を黒はんぺんに織り交ぜたオリジナルソングを披露した。 「黒はんぺん音頭」はやいづ親善大使でもある港さんが作詞した。焼津を代表するご当地グルメを題材に全4番で構成している。CDは1000枚製作し、このうち800枚を市、市観光協会などに寄贈した。 港さんは「この曲と踊りが市民を笑顔にし、焼津の黒はんぺんを全国の皆さんに知っていただくきっかけになれば」と作品への思いを語った。中野市長
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3年間の成長聴いて 浜松学芸高で卒業演奏会
浜松学芸高(浜松市中区)は28日、芸術科音楽コースの卒業演奏会を同校で開いた。3年生21人が出演し、これまでの学びの成果を披露した。 同コースの生徒はピアノ、声楽、フルート、電子オルガンなど1年生から専攻する分野別に力を伸ばしてきた。ステージではディ・カプア「我が太陽」の独唱、リスト「バラード第2番ロ短調」のピアノ演奏などを繰り広げ、澄んだ歌声と音色を響かせた。多くの保護者らも会場を訪れ、1曲終わるごとに大きな拍手を送った。
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1500人の親子 童謡楽しむ 沼津でコンサート
沼津市私立幼稚園協会は28日、市内の未就学児と保護者を招いた「おやこんぼコンサート」を市民文化センターで開いた。2回公演で、計約1500人の親子が、シンガー・ソングライターのROCOさんの歌声に聞き入った。 ROCOさんは「線路は続くよどこまでも」や「おもちゃのチャチャチャ」など、ジャズ風にアレンジした童謡を歌い上げた。来場した親子は、ROCOさんと一緒に手拍子したり、手や体を動かしたりして生演奏を楽しんだ。
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広瀬アリスさんと春風亭昇太さん 静岡に 大河ドラマ館と歴史博物館訪問【動画】
徳川家康が主人公の大河ドラマ「どうする家康」の世界観を伝える「静岡 大河ドラマ館」(静岡市葵区)の開館に合わせ、名誉館長の春風亭昇太さんと、大河ドラマで於愛の方を演じる広瀬アリスさんが27日、大河ドラマ館と静岡市歴史博物館を訪れた。 家康がよく分かる 正室・側室/人柄/戦い ▶特設サイト「静岡人必読 今さら聞けない 徳川家康」
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劇団四季「人間になりたがった猫」静岡公演開幕 ダンスと歌で魅了
劇団四季のファミリーミュージカル「人間になりたがった猫」の静岡県内公演(静岡新聞社・静岡放送など主催)が26日、沼津市民文化センターで開幕した。 米国の児童文学を基にした作品。魔法使いの飼い主によって2日間だけ人間にされた猫が、出会った娘を意地悪な役人から守る冒険物語で、人間の素晴らしさや仲間の大切さを描く。俳優たちがステージで披露する躍動感あふれるダンスと心に訴えかける歌が、観客の親子連れなどを魅了した。 公演は28、29両日に静岡市清水区の清水文化会館マリナート大ホールで、31日に浜松市中区のアクトシティ浜松大ホールでそれぞれ開かれる。 問い合わせは劇団四季静岡オフィス<電0570
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長泉で町民参加型フェス、来年度開催へ 静岡出身の谷さん企画
長泉町文化センターベルフォーレは来年度、音楽クリエイター谷真人さん(静岡市葵区出身)をプロデューサーに起用し、子どもを中心とする町民参加型イベント「ベルフォーレフェス」を開く。高橋健館長と谷さんがこのほど、町役場を訪れ、池田修町長に事業内容を報告した。 高橋館長は「夏は芸術・楽器体験ができる体験型イベントを、春は合唱団結成などステージコンテンツを中心に予定している」と報告した。谷さんは「地域のためにできることを俯瞰(ふかん)的に取り組みたい」と意気込んだ。
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不条理と暴力、詩人の愛憎劇 「天上の花」 片嶋一貴監督
詩人萩原朔太郎(1886~1942年)の没後80年に合わせて昨年12月から各地で上映が続く映画「天上の花」は、朔太郎の娘、葉子の同名小説が原作。朔太郎を師と仰ぐ三好達治と朔太郎の末妹の愛憎劇だ。暴力的なシーンにどきりとするが、片嶋一貴監督は「太平洋戦争下で社会が閉塞[へいそく]し、個人がストレスをためる様子は新型コロナ禍に通じる」と指摘する。 昭和初期。東出昌大が演じる達治は朔太郎の末妹の慶子(入山法子)と出会い、恋に落ちる。結婚を認めてもらうために出版社に就職するが、倒産。失意の中、見合い結婚をする。 日本はきな臭い時代へと進む。達治は戦争を賛美する詩を精力的に作り名を上げる。朔太郎の
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水滴音交えて“合奏” 装置開発の加藤さん 28日浜松でライブ【とんがりエンタ】
水がしたたる音を利用した音楽装置「Potarhythm(ポタリズム)」を開発し、「水滴音楽家」として活動する加藤泰生さん(26)=浜松市浜北区=が28日、同市中区のライブバー「TEHOM(テホム)」で実演ライブを行う。 「心地よい雨音の発生装置」とも言うべきポタリズムと、打楽器やギター、ベース、コーラスによる前代未聞のセッションを繰り広げる。装置上部の水槽から下部水槽に水滴を落とした「ポチャン、ポチャン」という音を、アンサンブルに取り込む。リズムだけでなく旋律も制御して“演奏”する。 装置開発は2019年から。首都大学東京(現東京都立大)システムデザイン学部在籍時
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磐田吹奏楽団が合同練習 2月5日に「みんなのコンサート」
磐田市を中心に活動する磐田吹奏楽団が2月5日、「みんなのコンサート」と題した慈善演奏会を同市上新屋のアミューズ豊田で開く。新型コロナ禍の影響で開催は3年ぶり。21日には合同練習を青城交流センター(同市立野)で行い、本番に向けて士気を高めた。 高校生から80代までの団員約40人が参加。細かな表現や音の強弱などを入念に確認し、最終調整に努めた。 当日は、映画鬼滅の刃の「紅蓮華」や映画グレイテスト・ショーマンの「This is Me」など、映画やアニメの曲を中心に老若男女楽しめる12曲を披露する予定。来場者から善意を募り、社会福祉事業に充てる。 開演は午後2時から。入場無料。
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まるごと文化フェス開幕 60団体が成果発表 浜北区、22日まで
地域で活動する団体が日頃の成果を発表する「はまきたまるごと文化フェス2023」(浜松市文化振興財団・なゆた浜北共同事業体主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が21日、浜北区の浜北文化センターと複合施設なゆた・浜北で始まった。約60団体が22日まで、ステージ発表や作品展示などを行う。 浜北文化センターでは初日、大ホールで踊りや楽器演奏が披露され、会議室などに絵手紙や水墨画といった作品が並んだ。正面入り口付近では野菜や茶、雑貨なども販売された。 同イベントは2022年、両施設の周年記念イベントとして行うはずだったが、新型コロナウイルスの影響で中止した。
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ふじのくに⇆せかい演劇祭 中韓仏の5作品上演 GW、静岡市で
静岡県舞台芸術センター(SPAC)は20日、静岡市内でゴールデンウイークに開催する「ふじのくに⇆せかい演劇祭2023」の概要を発表した。本県が中国、韓国の3都市とともに「東アジア文化都市」に選ばれたことを受け、両国をはじめ海外の演劇、ダンスなど計5作品を静岡芸術劇場(同市駿河区)と県舞台芸術公園(同)で上演する。 日程は4月29日から5月7日。世界の話題作がいずれも日本初演となる。静岡芸術劇場では中国の実験的な演劇「アインシュタインの夢」(孟京輝さん演出)、韓国の若者社会を描く演劇「XXLレオタードとアナスイの手鏡」、韓国のダンス「Dancing Grandmothers~グランマと踊る」
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クラシックの名曲 練習に熱 浜松市民オーケストラ 2月5日定演
静岡県西部の社会人を中心に構成する浜松市民オーケストラが2月5日、第21回定期演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)を中区のアクトシティ浜松で開く。クラシックの名曲を聴衆に楽しんでもらおうと、団員が合同練習で最終調整している。 演奏会では20~60代の団員約80人が、ボロディンの歌劇「イーゴリ公」序曲、チャイコフスキーの交響曲第5番ホ短調など3曲を披露する。 演奏会は午後2時から。入場券は950円。アクトシティ・インフォメーションセンターで取り扱う。 問い合わせは浜松市民オーケストラ事務局<電090(7315)0291>へ(平日午後8~10時、土日祝日午前8時~午後8時)。
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熱海芸妓「金色夜叉」名場面を再現 尾崎紅葉没後120年
熱海海岸などを舞台にした小説「金色夜叉」の著者尾崎紅葉をしのぶ第81回尾崎紅葉祭(市主催)が17日、熱海市東海岸町のお宮の松前広場で行われた。熱海芸妓(げいぎ)が小説の名場面を再現する踊りを披露し、観光客らを魅了した。 今年は紅葉の没後120年の節目。市や議会、観光団体の関係者が紅葉の石碑に献花した。斉藤栄市長は「熱海温泉の発展の礎を築いた大恩人。今後もまちの発展を見守ってほしい」と述べた。紅葉のひ孫、横尾靖さん(66)=東京都世田谷区=も出席し「世界や若者に向けて先人が築いてきた文化を守り、伝えていくことが大切」と語った。 献花に続き、芸妓の踊りが披露された。学生服姿の貫一役を琴千代さ
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林家つる子さん 聴衆に笑い届ける 富士で吉原本宿寄席
「第40回吉原本宿寄席」が15日、富士市の市民活動センター「コミュニティf」で開かれ、落語家の林家つる子さんが軽妙な語り口で聴衆に笑いを届けた。 3年ぶりに吉原の高座に上がったつる子さんは、古典落語の名作「やかん」と「反対俥(はんたいぐるま)」などを演じた。ご当地グルメ「富士つけナポリタン」など地元のネタを話に組み込み、2部制に訪れた計約50人の聴衆の心を引き寄せた。
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フルートの音色「好きな曲聴けた」 浜松・中区でファミリーコンサート
浜松市出身のフルート奏者4人でつくる「フルートアンサンブル リベルテ」は15日、小さな子どもがいる家族向けにファミリーコンサート「音楽のおくりもの」(静岡新聞社・静岡放送後援)を中区の鴨江アートセンターで開いた。 「山の音楽家」や「となりのトトロメドレー」など、子どもたちにもなじみ深い楽曲8曲を披露した。訪れた親子連れは、体を揺らしたり、手拍子をしたりしながら自由に音楽を楽しんだ。 ファミリーコンサートは昨年に続き2回目の開催。祖母らと来場した長谷のどかちゃん(6)は「好きな曲を聴くことができて楽しかった」と笑った。
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劇場、文化芸術の役割は 宮城SPAC総監督 浜松で講演
舞踊家佐藤典子さんの門下生などでつくる「佐藤典子同門会」は15日、静岡県舞台芸術センター(SPAC)の宮城聰芸術総監督の講演会(静岡新聞社・静岡放送後援)を浜松市中区のプレスタワーで開いた。宮城総監督は、演劇人として国内外で活動する立場から、多様性を認める劇場や文化芸術が果たす役割の大切さを説いた。 宮城総監督は、現在の学校教育の問題点を「人と違うことに価値を置いていない」と指摘し、「劇場がもう一つの学校として機能すべきだ。存在意義は高まっている」と述べた。 地方の課題として東京などへの人口流出を挙げ、「多様性が容認される寛容な空気は『文化があること』とセットになっている。地方への反転の
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天竜川題材の新曲披露 天竜四季の森音楽団 22日にアクトシティ浜松で公演
天竜四季の森音楽団は22日、「天竜四季の音コンサート2023」(静岡新聞社・静岡放送後援)を中区のアクトシティ浜松音楽工房ホールで開く。天竜川を舞台にした新曲「大河のひかり~光でつなぐ天竜川~」を披露する予定で、メンバーらは「曲を天竜川の未来へつなぐ光にしたい」と意気込む。 「大河のひかり」は、メンバーで演奏家の鈴木のぞみさん=同区龍山町在住=と、約3年前まで天竜川の管理業務に携わっていた田中里佳さんが協力した。流域で暮らす人の思いを「光」と表現し、歌詞とメロディーに川の美しさや雄大さをちりばめた。 鈴木さんは「流域で暮らす人の思いは光としてつながっていく」と語る。田中さんは「曲を通じて
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名曲や童謡 親子で満喫 掛川市でこどもオペラ
掛川市大坂の市文化会館シオーネは15日、こどもオペラ「ヘンゼルとグレーテル」を開いた。0歳から入場可能なコンサートで、親子連れがクラシックの名曲や童謡を楽しんだ。 出演者はオペラの楽曲を披露したり、「子犬のワルツ」や「白鳥の湖」などのクラシックを演奏したりした。童謡「アイアイ」や手遊び歌「お弁当箱の歌」では、観客席の子どもたちも立ち上がって踊った。出演者は子どもたちにピアノやバイオリン、オーボエなど演奏した楽器の特徴も紹介した。
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リコーダーの魅力 演奏や歴史解説で紹介 浜松市中区
浜松市立中央図書館は15日、リコーダーの魅力を市民に紹介する「音楽のまち講座」を同館で開いた。参加者は楽器の歴史を学んだり、7種類のリコーダーの音色を楽しんだりした。 同市を拠点に活動する「積志リコーダーカルテット」が16世紀から現代までのクラシックやポップスなど約10曲を演奏した。楽器紹介では、2メートルほどの大きさの「グレートバスリコーダー」や手のひらサイズの「ガークラインリコーダー」を奏でながら音程の違いを披露した。リコーダーが17世紀前後に花形楽器として活躍していたことも解説した。
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フルートの音色 打楽器とともに 浜松・中区で演奏会
浜松市出身のフルート奏者4人でつくる「フルートアンサンブル リベルテ」のコンサート(静岡新聞社・静岡放送後援)が14日夜、同市中区のクリエート浜松で開かれた。 「ラ・ラ・ランド」や「ミス・サイゴン」などミュージカル6作品の楽曲のメドレーなどを演奏した。「リバーダンス」では、フィルハーモニックウインズ浜松団員の打楽器奏者斉藤珠希さんをゲストに招き、力強い打楽器の響きと繊細で美しいフルートの音色が聴衆を魅了した。 演奏の合間には、フルートより1オクターブほど音域が高い「ピッコロ」や、管が太く低音の「バスフルート」を、実演を交えて紹介した。 リベルテは、浜松で育ったメンバーが地元に演奏を届け
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木管五重奏の調べ 浜松ゆかり演奏家ら、中区で新春コンサート
浜松市中区のあいホールで15日、浜松にゆかりのある演奏家らが出演するコンサート「木管五重奏 新春の調べ」が開かれた。 浜松市出身のファゴット奏者鈴木明博さんや市内で活動する音楽家ら6人が出演した。ファゴット、クラリネット、オーボエ、ホルン、フルートの木管五重奏による「ロンドンデリーの歌」や、プーランクの「ピアノ、オーボエとファゴットのための三重奏曲」など7曲を演奏し、やわらかい木管の音色が会場に響き渡った。 新春のコンサートは2019年から開催し、今回で3回目。市民が楽器練習の場として使用することが多いホールで気軽に演奏を楽しんでもらおうと、同ホールが企画した。
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写真特集 TGCしずおか2023
ランウエーを歩く人気モデルら=14日午後、静岡市駿河区のツインメッセ静岡(写真部・小糸恵介) 3年ぶりに開催された「SDGs推進 TGC しずおか 2023 by TOKYO GIRLS COLLECTION」=14日午後、静岡市駿河区のツインメッセ静岡(写真部・小糸恵介) 静岡県産の生花を身につけて登場した清水の権田修一選手(中央)と平成フラミンゴの2人=14日午後、静岡市駿河区のツインメッセ静岡 静岡県産の生花をまとって登場した池田美優さん=14日午後、静岡市駿河区のツインメッセ静岡 ランウエーを歩くゆうちゃみさん=14日午後、静岡市駿
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ランウエーからSDGs発信 TGCしずおか、3年ぶり開催
国内最大級の人気ファッションイベント「SDGs推進 TGC しずおか 2023 by TOKYO GIRLS COLLECTION」(東京ガールズコレクション実行委主催、プラチナパートナー・シャンソン化粧品)が14日、静岡市駿河区のツインメッセ静岡で開かれた。 新型コロナウイルス感染拡大の影響で2020年1月以来3年ぶりの開催。カラフルな洋服やアクセサリーを着飾った人気モデルが次々と登場し、華麗なショーで観衆を魅了した。 県内で開かれるのは3回目。関連イベントも開かれ、SDGsについて学ぶ体験企画やSBSラジオの公開録音などが行われた。 みちょぱさん、権田選手ら サステナブルな衣装で
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アルゼンチン・タンゴに欠かせぬ音色 バンドネオン、どんな楽器? 浜松市楽器博物館で企画展
浜松市中区の市楽器博物館で14日、アルゼンチン・タンゴで使われる楽器「バンドネオン」を紹介する企画展「おくり魅かれる風・音色 バンドネオンの謎と真実」(静岡新聞社・静岡放送後援)が始まった。5月9日まで。 バンドネオンは、アコーディオンと同じように蛇腹を押したり引いたりして演奏する蛇腹楽器。会場には、バンドネオンがドイツで開発された歴史や、アルゼンチンに渡った経緯を紹介するパネルのほか、バンドネオンなど実物の楽器約20点が並ぶ。楽器を実演する動画を通じて音色を聴くこともできる。 初日は、同展を監修した世界的なバンドネオン奏者小松亮太さん(49)が鶴田雅之館長と対談した。小松さんは、バンド
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名所や特産品紹介「藤枝梅安」コラボポスター 2月映画公開、池波小説を実写化 豊川悦司さん主演
池波正太郎のベストセラー時代小説「仕掛人・藤枝梅安」を実写化した映画が2月から全国上映されるのに合わせ、藤枝市や地元有志団体などがコラボポスターを作製した。主人公の梅安が生まれた地が藤枝であることに絡め、映画の盛り上げと藤枝の魅力発信につなげる。 ポスターはB2判で6種類あり、計60枚印刷した。出演俳優たちの写真のほか、小説作品に登場する藤枝の名所や特産品として正定寺や神明神社、瀬戸川団子などを紹介する。市内の図書館や地区交流センターなど公共施設を中心に掲示する。 ポスターづくりを主導したのは、地元の小説ファンらでつくる有志団体のメンバーら。2カ月ほど前に、市や映画を上映する藤枝シネ・プ
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東京フィル「鎌倉殿」テーマなど熱演 伊豆の国でコンサート
大河ドラマのテーマ曲などを演奏するコンサート「ブラボー!オーケストラ」(伊豆の国市など主催)が14日、同市の長岡総合会館で開かれた。東京フィルハーモニー交響楽団が出演した。広上淳一さんの指揮で、同市ゆかりの北条義時が主人公になった「鎌倉殿の13人」のエバン・コール作曲のメインテーマや大河ドラマの作中で使用されたクラシックの名曲などを披露した。 市内が盛り上がった大河ドラマ関連事業のフィナーレとして開催した。同市の韮山時代劇場に設置された大河ドラマ館は15日が最終開館日。
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オペラに親しみを 入門レクチャー・コンサート クリエート浜松
第8回浜松市民オペラ実行委員会は13日夜、オペラ入門レクチャー・コンサート(静岡新聞社・静岡放送後援)を中区のクリエート浜松で開いた。2024年9月の本番に向けて多くの人にオペラの魅力を知ってもらおうと歌手の公演や、公開の発声練習、舞台裏レクチャーを行った。 公開練習では、声楽を学ぶ東京芸術大の塚田真司さん(浜松学芸高卒)と同高2年の吉岡菜津子さんが伸びやかな歌声を披露した。玉川昌幸実行委員長が発声時の力の入れ方や曲調に合わせた感情の込め方を指導し、来場者約200人にオペラ音楽をつくる過程を紹介した。 市民オペラの松田淳一プロデューサーは舞台裏レクチャーで、練習や公演準備の様子を映像と写
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フィボナッチ数列 オルゴールに結実 川根本町の造形作家日詰さん
造形作家日詰明男さん(川根本町)が不思議な数字の並び「フィボナッチ数列」をベースにした手動オルゴールを完成させた。「構想から27年。やっと形になった」と感慨を語った。 同数列は「1、1、2、3、5、8、13、21、34、55…」と、ある数字と次の数字の和が、その次の数字になるように並んでいる。ひまわりの種の並び方など自然界のさまざまな場面でこの数列が見られるという。 日詰さんは1995年から、同数列を活用した立体作品や音楽を発表してきた。オルゴールは究極形という。 歯車6枚を同時に回す構造。それぞれの歯車には同数列に従って5、8、13、21、34、55個の歯が刻まれる。レ
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真実が見えにくい今に通じる SPAC「リチャード二世」 演出の寺内亜矢子さん語る
静岡県舞台芸術センター(SPAC)による演劇「リチャード二世」の一般公演が14日、静岡市駿河区の静岡芸術劇場で始まる。シェークスピアが16世紀に書いた歴史劇を現代によみがえらせた新作。演出を手がける寺内亜矢子さんは「言葉の重さや軽さを取り扱う、現代の私たちに通じる物語として取り組んだ」と話す。 実在のイングランド王の王位簒奪[さんだつ]劇を描いた同作品。好き放題に振る舞った男が王位を奪われ、その態度や言葉は、傲慢[ごうまん]から卑屈へ、希望から絶望へ、諦めから執着へ―と一気に切り替わる。劇の中心になるリチャード二世役はベテラン俳優阿部一徳が演じる。 自身もSPACを主な拠点に俳優や演出家
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映画「モリコーネ 映画が恋した音楽家」 チャーミングな巨匠の素顔【シネマアイズ】
“脇役”と考えられていた映画音楽を、主役級の地位に押し上げた立役者だった。2020年に91歳で死去した作曲家エンニオ・モリコーネ。映画「モリコーネ 映画が恋した音楽家」は、盟友のジュゼッペ・トルナトーレ監督が最後の5年間に密着したドキュメンタリーだ。メロディーと戯れながら生きた巨匠の音楽世界と、チャーミングな素顔に魅了される。 ローマに生まれ、幼少期からトランペットを学んだモリコーネは当初、編曲家として活躍した。転機は旧友セルジオ・レオーネ監督と組んだ「荒野の用心棒」。口笛の印象的なフレーズで一世を風靡(ふうび)した。主演のクリント・イーストウッドも本作の中でこう語
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バイオリン熱演 聴衆魅了 浜松で若手奏者招きコンサート
浜松市文化振興財団はこのほど、国内外で注目されている若手演奏家を招いた演奏会「幸和ハウジングクラシックスペシャル アクト・ニューアーティスト・シリーズ」(静岡新聞社・静岡放送後援)を、中区のアクトシティ浜松音楽工房ホールで開いた。 2018年に米国の第10回インディアナポリス国際バイオリンコンクールで第2位となったバイオリン奏者外村理紗さんが、約110人の聴衆を前に熱演を披露した。サンサーンスの「序曲とロンド・カプリチオーソ」では、ピアノ伴奏と息を合わせ、情熱的で美しい音色を響かせた。 終盤には、外村さんが来場者の質問に答えるトークショーもあった。プログラムの選曲方法についての質問に「プ
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迫力ある演奏披露 浜松商高吹奏楽部が定期演奏会
浜松市中区の浜松商業高の吹奏楽部による第66回定期演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)が7日、同区のアクトシティ浜松で始まった。8日まで。 部員44人が出演し、練習を重ねた迫力ある演奏で聴衆を魅了した。演奏会は「クラシカル」「マーチング」「ポピュラー」の3部構成。「朝鮮民謡の主題による変奏曲」や「ルイ・ブルジョアの賛歌による変奏曲」、映画「ジュラシック・パーク」の劇中歌などを披露した。 8日の演奏会も同所で行う。午後1時開演。
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オペラ初心者でも気軽に レクチャー、曲披露 浜松の実行委 13日に入門コンサート
第8回浜松市民オペラ実行委員会(玉川昌幸委員長)は13日、オペラ入門レクチャー・コンサート「オペラってなあに?」(静岡新聞社・静岡放送後援)を中区のクリエート浜松で開く。オペラの基本情報も紹介しながら、初心者でも気軽に楽しめる内容に仕立てる。 24年9月に9年ぶりに開催する市民オペラ「音詩劇 かぐや」に向けたプレイベントの第2弾。オペラについて解説するレクチャーと、代表的なアリアを披露するコンサートの2部構成となる。 レクチャーでは、玉川委員長が大学生や高校生に発声方法を指導する様子を公開するほか、市民オペラプロデューサーの松田淳一さんがオペラの舞台裏を紹介する。コンサートには同市出身
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トランスジェンダー女性描く映画「片袖の魚」 1月27日、静岡・葵区で上映
静岡市女性会館は27日午後7時から、トランスジェンダーの女性を描いた短編映画「片袖の魚」の上映会を同市葵区の市産学交流センターで開く。観覧無料。 トランスジェンダーの当事者でもある浜松市出身の俳優イシヅカユウさん主演の話題作。周囲との間に言いようのない壁を感じながら生きる女性が経験する、ささやかだが確かな一歩を描く。 イシヅカさんによるシネマトークもある。観覧希望者は静岡市女性会館のホームページから申し込むか、5日以降に同会館<電054(248)7330>に電話する。
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ジャズピアニスト・上原ひろみさん(浜松出身)デビュー20年 心はずっと故郷・浜松に
浜松市出身で世界的なジャズピアニスト上原ひろみさん(43)が2022年末、新型コロナウイルス禍による音楽業界の救済を目的に日本国内で行った公演を、同市で締めくくった。自粛生活、公演の延期や中止…。どんな状況下でも「希望の光がある」と模索し続けた約3年。今年デビュー20周年を迎え、「常に恩返しの気持ちがある」と故郷への思いを口にする。 「帰ってきたに。私の心の住民票はずっと浜松にあるから」 公演冒頭、遠州弁で観客に語りかけた上原さん。「どこへ行っても、浜松のように駅に降り立った時に安心する場所はない。生まれ、育ててもらった地で演奏できるのは幸せ」と話す。 コロナで一時帰国し
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名品尺八 再び響いて 継承の9本、奏者求める 清水民謡保存会
旧清水市(現在の静岡市清水区)で一世を風靡(ふうび)した「民謡のつどい」を主催してきた清水民謡保存会が、貴重とされる横山蘭畝(らんぽ)作の尺八の演奏者を探している。新型コロナ禍と高齢化で現在、同会は活動を休止。会主の吉田和弘さん(75)と妻の光子さん(76)=同区江尻東3丁目=は「日本の伝統楽器に興味がある若い人に吹いてほしい」と話す。 保存会は光子さんの父、法月信章さん(故人)が創設。1972年からはプロの民謡歌手を東京から呼ぶなどし、つどいを開いてきた。光子さんは「娯楽が多くなかった時代。1500席あった当時の市民文化会館はいつも満員になるほどだった」と振り返る。和弘さんが尺八や三味線
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学んだ音楽、地元で 音大生が演奏会 クリエート浜松
浜松市出身の音楽大生による「浜松フレッシュコンサート」(実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)がこのほど、中区のクリエート浜松で開かれた。学生5人が出演し、地元で成長した姿と美しい演奏を披露した。 「ジュニアオーケストラ浜松」の元メンバーを中心に、東京や英国の音楽大でバイオリンやオーボエ、ピアノを学んでいる学生らがステージに立った。エルガーの「愛の挨拶」などクラシックの名曲をバイオリンの繊細な音色で響かせたほか、バッハの「オーボエとバイオリンのための協奏曲」では、息の合ったアンサンブルで聴衆を魅了した。 コンサートは、コロナ禍で人前での演奏機会が少なかった学生が、地元で演奏する機会を設け
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社歌のレコード贈呈 新東海製紙 古関氏研究の教授に
作曲家の古関裕而氏(1909~89年)が手がけた旧東海パルプ(島田市、現・新東海製紙)の社歌のレコードがこのほど、古関氏研究の第一人者として知られる日大商学部の刑部芳則教授に贈呈された。古関氏の秘曲集として発売されたCDを刑部教授が監修したことがきっかけ。同社は「再び日の目を見た社歌を大切に継承したい」と話している。 刑部教授は日本コロムビアが2020年に発売した社歌・企業ソング集の選曲に携わり「格調高いメロディーと親しみやすさがあり、古関氏らしさの良く出た1曲」として東海パルプの社歌に着目、収録が決まった。南アルプスの写真が使われたジャケット付きのレコードは調査段階で同社でも見つからなか
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平和祈り、70人演奏 「フィルハーモニックウインズ浜松」が中区でコンサート
浜松市ゆかりのプロ演奏家集団「フィルハーモニックウインズ浜松」はこのほど、「平和への祈りコンサート」(静岡新聞社・静岡放送後援)を中区のアクトシティ浜松で開いた。 約70人のメンバーが吹奏楽や琴、合唱などを披露した。指揮者を務めた保科洋氏が作曲したオペラ「はだしのゲン」セレクションやクラシック「ファンタジア四季」など6曲を演奏した。会場は世界平和への願いを込めた音色に包まれた。
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ハンドベル演奏 美しい音色響く 静岡市の英和女学院中・高生
静岡市葵区の静岡英和女学院中・高のハンドベル部は24日、クリスマス演奏会を同区のホテルアソシア静岡などで開いた。 部員17人が出演し、「きよしこの夜」や山下達郎さんの「クリスマス・イブ」など賛美歌やクリスマスにちなんだ曲を披露した。美しい音色を響かせ、会場を華やかな雰囲気に包んだ。同日、同区の日本基督教団駿府教会でも演奏した。 同高2年の伊藤莉央部長は「部員同士で心を一つにして演奏できた」と話した。 25日にも同区のマークイズ静岡で開催する。
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多彩な演出で聴衆魅了 袋井商高吹奏楽部が定期演奏会
袋井市久能の袋井商業高吹奏楽部は24日、第59回定期演奏会を同市浅名のメロープラザで開いた。部員20人が、3部構成の多彩なステージを披露した。 同演奏会は3年生にとって最後の舞台。1部のクラシックステージは、本年度吹奏楽コンクールの自由曲で演奏した「いつも風巡り会う空」を力強く奏でた。2部のマーチングステージでは、隊列を組み替えたり、楽器を回したりして「残酷な天使のテーゼ」などの曲を軽快に響かせた。 25日も午後2時から、同所で開催する。チケットは全席自由で1枚千円。顧問の山田彪博さんは「まばたきする暇もなく、聞き入ってしまうような演奏を披露したい」と話した。
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演劇 静岡から世界へ SPAC宮城聰氏が記念講演 サンフロント21懇話会、沼津で第28回全体会
静岡県東部の活性化策を提言する静岡新聞社・静岡放送の「サンフロント21懇話会」(代表幹事・清野真司静岡中央銀行社長)の第28回全体会が22日、沼津市内のホテルで開かれた。県舞台芸術センター(SPAC)の宮城聰芸術総監督が記念講演を行い、演劇の歴史をひもときながら、静岡を拠点に世界に向けて発信する意義を語った。SPACの俳優陣も舞台に立ち、龍神伝説を基にした泉鏡花の幻想的な戯曲「夜叉ケ池(やしゃがいけ)」の一場面を上演した。 宮城氏は世界最高峰のフランス・アビニョン演劇祭で高い評価を受けたSPACの演劇を県内中高生が鑑賞する取り組みを紹介し、「静岡のトップが世界につながることを若い人たちに示
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世界的チェロ奏者 重厚音色で魅了 アクトシティ浜松でコンサート
世界で活躍する演奏家を招いたコンサート「アクト・プレミアム・シリーズ2022」(静岡新聞社・静岡放送後援)が20日夜、浜松市中区のアクトシティ浜松で開かれた。 チェロ奏者ジャン=ギアン・ケラスさんがガスパール・カサドの「無伴奏チェロ組曲」などの楽曲を奏でた。重厚な音色を会場に響かせて、聴衆を魅了した。ケラスさんに師事した同市在住のチェロ奏者横坂源さんもゲストとして出演し、ケラスさんと息の合った演奏を披露した。
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御殿場合唱団 25日にコンサート
御殿場合唱団(松本真団長)は25日午後2時から、コンサートを御殿場市民会館で開く。入場無料。 団員ら約20人が出演し、「糸」「涙そうそう」といった日本の歌や外国の民謡など20曲以上を披露する。専属ピアニストによるステージもある。 問い合わせは事務局の鎌野えみ子さん<電080(5165)6354>へ。
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伊豆中央高 25日に恒例「冬のコンサート」
伊豆の国市の伊豆中央高は25日、恒例の「第33回冬のコンサート」を同市長岡総合会館のアクシスかつらぎで開く。入場無料。 第1部はクラシック曲を中心としたシンフォニックステージ、第2部は大河ドラマ「鎌倉殿の13人」のテーマ曲などを披露するポップスステージ。午後2時開演で、計9曲を演奏する。 問い合わせは同校<電055(949)4771>へ。
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知徳高吹奏楽部 25日に定期演奏会 長泉「ベルフォーレ」
長泉町の知徳高吹奏楽部は25日、同町文化センター「ベルフォーレ」で第30回定期演奏会を開く。入場無料。 行進曲「富士山」「ミシェル・ルグランの世界」「ザ・ヒットパレード2022」など多彩な曲目を演奏する予定。午後2時開演。問い合わせは同校<電055(975)0080>へ。
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音楽レーベル「ラッシュ・ミュージック」 焼津に新ライブハウス
焼津市、静岡市駿河区用宗を拠点に活動する音楽レーベル「Lush Music(ラッシュ・ミュージック)」が12月、焼津市に新ライブハウスを開業する。 JR焼津駅南口から徒歩4分のビル2階にある「LIVE HOUSE LUSH」は66席。3階に別室を設け、ファンと出演者の交流の場とする。 看板アーティスト「もにゅそで」のライブで24日にこけら落とし。25日にはレーベル所属の音楽家らによるフェスティバルを開催する。年明けからは週末を中心に営業し、レーベル所属16組などのライブや配信を行う。 もにゅそでは動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」で絶大な人気を誇る女性2人による音楽、動画
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環境配慮型楽器を増産へ ヤマハ中田社長が方針
ヤマハの中田卓也社長は20日、浜松市中区の本社で開いた記者会見で、環境に配慮した「サステナブル(持続可能)な未来の楽器づくり」を中長期的に推進する方針を明らかにした。取り組みの一つとして、高級化粧木材の端材を活用した電子ピアノの試作品をお披露目した。 従来の電子ピアノの鍵盤はプラスチック使用率100%だが、試作品は白鍵を同30%まで削減した。黒鍵は楽器部品の加工過程で生じる木粉から成形し、木材使用率100%を達成した。木材の豊富な活用により、音質が向上するという。 資源の有効活用を念頭に約5年前から研究・開発を進めた。中田社長は価格設定や量産化を課題に挙げながら、「商品化を加速し、地球に
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馬頭琴、力強く モンゴル楽団 焼津で演奏会
モンゴル国立馬頭琴交響楽団演奏会(県、焼津市主催)がこのほど、焼津市宗高の大井川文化会館ミュージコで開かれた。 約50人の楽団員が馬頭琴をはじめ、ホーミーや長唄を交えた演奏を披露した。モンゴルの民謡や賛歌、映画のテーマ曲、日本の民謡など約20曲を上演した。 約千人が来場し、力強い音色に聞き入っていた。
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中高生「夢の詩」発表 音楽ユニット「Jam9」と楽曲制作
静岡県西部の中高生30人と浜松市在住の3人組音楽ユニット「Jam9」が共同制作した楽曲「夢の詩(うた)」の発表会が18日、同市北区のサーラ音楽ホールで開かれた。 昨年度の「希望の詩」に続く2曲目。中高生は夢をテーマにJam9と協力して作詞、作曲を手がけた。 この日は生徒19人が出演した。「努力を積み重ね『出来ない時代』に立ち向かえ」などの自作の歌詞を、感情を込めて歌い上げた。 浜北西高3年宮野翔瑠さん(18)は「人生で作詞作曲の経験ができて良かった」、浜松学芸高3年佐藤駿さん(18)は「サビに僕が考えた歌詞があり、大事に歌えた」と話した。 認定NPO法人魅惑的倶楽部(同市中区)が主催
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現代舞踊の魅力、幅広く 佐藤典子さん75周年記念公演 磐田
磐田市の現代舞踊作家佐藤典子さん(91)の舞台生活75周年を記念した公演「ここに生きる―モダンダンス『道』」(佐藤典子同門会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が18日、同市上新屋の市民文化会館かたりあで開かれた。佐藤典子舞踊団のメンバーや全国で活動する舞踊家が出演し、千人を超える観客を魅了した。 県と中国浙江省の友好締結40周年記念としても位置付けた公演は、全3部構成。同省との友好締結40周年を記念した1部では、佐藤典子舞踊団が日中合同制作作品「夢舞姫」を披露したほか、同省の芸術職業学院の生徒らによるダンスが上映された。 「時を超えて」「今」をテーマにした2部では、現代舞踊「御誦~オラショ