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学びの代償~奨学金返還の実情(1)2世代分の教育費重く

(2018/4/4 11:00)
家計簿を手にする夫婦。細かくやりくりするが、家計に余裕はない
家計簿を手にする夫婦。細かくやりくりするが、家計に余裕はない

 大学生や専門学校生の2人に1人が利用しているとされる奨学金。奨学金事業で国内最大の日本学生支援機構は本年度から、返還不要の給付型奨学金を本格実施したが、対象は低所得世帯などごく一部にとどまる。大多数の学生は貸与型を利用し、卒業後に数百万円の“借金”を負う。返還しながら就職、結婚、出産に臨む静岡県内の若者の実情と支援策を探った。
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 奨学金の利用者が増えた今、返還という借金を背負って結婚する男女も少なくない。
 金融機関の正行員の望月翔太さん(32)と契約社員の妻桃子さん(33)=いずれも沼津市、仮名=は長男(4)との3人家族。夫婦で毎年、合計約40万円を返還中だ。「返還額をわが子のために貯蓄できれば、もう1人産みたいけれど」。第2子妊娠を目指すか、諦めるか―。夫婦の進学を支えた奨学金が、決断のネックの一つとなっている。
 年齢の近い兄弟がそろって進学を希望した翔太さんは両親の負担軽減のため、日本学生支援機構から第二種奨学金(利子あり、貸与型)240万円を借りて大学に進んだ。父親がリストラに遭った桃子さんも同奨学金270万円を利用して大学に通った。「とても感謝しているし、しっかり返還するつもり」と口をそろえる。
 望月さん夫婦の毎月の手取り額は計33万円。周囲と比べて悪いわけではないと思っている。しかし、長男の保育料、学資保険、夫婦分の奨学金返還と、教育に関わる費用が支出の3分の1を占める。若い夫婦にとって親子2世代分の教育費の負担は重く、収支は毎月ぎりぎりだ。

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