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デジタル機器利用増 子ども守る「20ルール」徹底を 眼科医呼び掛け、20分ごとに目休めて

(2020/5/22 20:34)
休校期間中、自宅で学習サイトを使って勉強する児童(右)=20日、静岡市駿河区
休校期間中、自宅で学習サイトを使って勉強する児童(右)=20日、静岡市駿河区

 新型コロナウイルス感染拡大の影響による休校やオンライン授業をきっかけに、子どもたちが自宅でパソコンやタブレット端末を長時間使う機会が増えている。子どもの目はストレスに弱く、視力低下や斜視を招くケースもある。静岡市駿河区の羅錦営・ら(羅)眼科院長=日本小児眼科学会監事=は、20分ごとに目を休ませる「20(トゥエンティ)ルール」の徹底を呼び掛ける。
 同市葵区の私立中3年の女子生徒(14)は自室のパソコンで、1コマ40分の授業を1日5コマ受けている。父親(49)は娘のために、ブルーライトを遮断する眼鏡を買った。それでも娘は「目が疲れる」と言い、授業後は必ず仮眠するという。
 同市駿河区の小学2年男児(7)は、学校から案内された学習サイトで自主勉強するため、タブレットを使い始めた。母親(36)は「ゲーム感覚なので1時間は熱中する。どんどん猫背になって画面に目が近づいていく」と気をもむ。
 羅院長によると、近くの物を見続けると、眼内の調節をつかさどる筋肉が常に働いて緊張状態になるため、焦点を合わせづらくなる。また、両目を内側に寄せる運動が過剰になり、斜視になりやすくなることがある。0~10歳の子どもの目は特に、刺激や負荷の影響を受けやすい。
 「20ルール」は「The 20-20-20 Rule」として、英語圏を中心に浸透している。「20分間デジタル画面を見たら、20秒間20フィート(6メートル)以上離れた物を見て休憩する」という意味。羅院長は、年齢問わず全ての患者に勧めている。
 デジタル機器の利用時間に公の目安はない。画面から30センチ以上目を離す▽上や下を向いたままだと目に負荷がかかるため、姿勢を正し、視線と画面が直角に交わるよう、画面の角度を調節する▽タイマーを付け、20ルールを実行する▽寝る2時間前からは使わない―の四つのポイントを挙げ、羅院長は「家庭で習慣付けることが大切。物の見え方に異常を感じたら受診してほしい」と呼び掛ける。

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