こち女ニュース

「イヤイヤ期」も一人で悩まないで 都内団体、静岡県で活動の輪

(2019/10/26 11:00)
イヤイヤ期の子どもへの対応をアドバイスした子育て講座=9月下旬、静岡市葵区
イヤイヤ期の子どもへの対応をアドバイスした子育て講座=9月下旬、静岡市葵区

 産前産後の母親の孤立を防ごうと、全国の子育て経験のある会員が居住地を拠点に居場所づくりを進める「乳幼児子育てサポート協会」(東京都)が、静岡県内でも活動の輪を広げている。多くの母親を悩ませる2歳ごろからの「イヤイヤ期」の対処法など、経験に基づく具体的なアドバイスが共感を呼んでいる。
 9月末、静岡市葵区で開いた託児付き講座には親子10組ほどが集まった。「もうスーパーでギャン泣きしない! イヤイヤ期らくらく子育て講座」と題し、協会代表の行本充子さん(42)が、子どもの気持ちを理解し、自信とやる気を育むための心構えや働き掛けについて講義した。
 オリジナルのテキストには「子どもを信頼し、親ばかになる」「子どもができることに注目する」などのフレーズが並ぶ。約束を守らせるための声掛けの項では「約束を子どもが理解できる形にし、簡潔に伝える。夫婦が同じ信念を持つ」などと助言。また「子育て中はイライラして当然。自分にダメ出ししない」と励ました。行本さんは講義内容を「みんなの子育て経験の蓄積」と説明する。
 5歳と0歳のきょうだいを育てる静岡市葵区の女性(40)は「上の子のイヤイヤ期にひたすら怒ってしまい、下の子の準備として参加した。本当に怒るべきことをもっと整理しないといけないと感じた」と感想を語った。
 県内では浜松市が活動の中心。協会認定の指導者も含む会員7人が、ベビーマッサージ教室や子育て講座、親子イベントを協力して開催する。2020年度の開催を目指し、夫婦間の“家事ギャップ”をテーマにイベントも計画中。同市中区の会員長谷亜利香さん(37)は「自分も子どものイヤイヤがひどくて悩んだ。今が大変なお母さんを少しでも助けたい」と話す。

 <メモ>乳幼児子育てサポート協会 2013年に任意団体として発足し、15年に一般社団法人化した。子育ての悩み解消や産後のリフレッシュ、交流などを目的に各地で講座や教室を開くほか、独自の指導者養成や講師派遣を行う。全国に約70人の会員がいる。

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