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日本医療の“安心”発信 静岡の薬剤師が外国人向けサイト

(2019/7/25 11:00)
「useful-iryo.com」に掲載した外国人患者向けコーナーの内容を協力者とともに確認する八木里香さん(左)=静岡市駿河区内
「useful-iryo.com」に掲載した外国人患者向けコーナーの内容を協力者とともに確認する八木里香さん(左)=静岡市駿河区内

 静岡市駿河区の薬剤師八木里香さん(32)が、日本で外国人が安心、適切に医療を受けられるよう支援する日本語と英語の情報提供サイトを開設した。外国人患者と日本人医療従事者双方の現場での苦労体験を基に構成。日本の医療制度や日本では常識として見逃しがちなルールの解説、簡易な英会話集などを掲載し、「医療のグローバル化」を目指す。
 サイト「useful-iryo.com」は支援対象別に3コーナーを設けた。外国人患者向けコーナーは日本の医療システムを解説。医療機関別の役割として病院や診療所、薬局、ドラッグストアを表分けしたり、医療現場でのルールとして受け付け順に待つことや医師の判断で必要な検査が決まることなどを取り上げたりした。
 静岡市国際交流協会などの協力で県内在留外国人から聞き取った苦労体験では、医療費を全額自己負担する国の場合、検査一つとっても医師単独で決定されることに不安を抱いている。待合室で受け付け順に待つことは成熟国家の日本だからこそ成立するルールという。
 医療従事者コーナーは、指さしで意思疎通できる英会話集やイラスト付きの症状聞き取りリストを用意した。窓口となるスタッフは英語を苦手とするケースが多いためだ。これら外国人受け入れツールは有料で提供する。
 このほか、海外にいる日本人向けコーナーがある。
 八木さん自身、米国滞在中、外国人患者として苦労した経験も持つ。セ氏温度で体温を測る日本に対し、米国はカ氏温度。換算にストレスを感じ、今回のサイト開設に至る動機にもなった。外国人患者と医療従事者双方のストレスを解消し、まず地元静岡市内の医療のグローバル化を目指すのが目標だ。受け入れツールは活動に賛同した市内の医療機関や個人に無料提供する。
 「医療従事者は外国人患者に慣れてはいない。『良くなってほしい』と思っていることを伝え、最終的に日本医療のグローバル化に貢献したい」と話す。

 ■県も通訳制度
 厚生労働省は2018年度、「外国人患者受け入れのための医療機関向けマニュアル」を作成した。訪日外国人旅行者や在留外国人の増加に伴い都市部や主要観光地以外の地域も医療機関を受診する外国人が増えている。
 県多文化共生課は、県国際交流協会に委託し、外国人患者と医療従事者の相互理解を支援する、県独自の「医療通訳」制度を設け、現在、登録者数は79人という。通訳料は1回2時間までで3千円。

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