小山町 ママの起業応援 転勤族交流、定住も促進へ

 子育て中の女性の起業を応援しようと、小山町が開いている「ママのためのスキルアップ講座」が好評だ。料理、写真、クラフトなどの得意分野を仕事にしている女性を講師に迎え、気負わず楽しむことに主眼を置いた講座で、2016年度は18人が修了した。町は17年度も継続するほか、受講生の活動拠点も整備しソフト、ハード両面でママの夢をサポートする。

子育て中の女性の趣味を生かした起業を応援する講座=小山町健康福祉会館
子育て中の女性の趣味を生かした起業を応援する講座=小山町健康福祉会館
起業の拠点施設として改修予定の旧レストラン=小山町用沢
起業の拠点施設として改修予定の旧レストラン=小山町用沢
子育て中の女性の趣味を生かした起業を応援する講座=小山町健康福祉会館
起業の拠点施設として改修予定の旧レストラン=小山町用沢

 陸上自衛官など転勤族が多い同町では、地域社会になじめなかったり、子育ての悩みを一人で抱えたりしている女性が多かった。「独身時代に身に付けたスキルを生かしたくても一歩を踏み出せない」。講座はそんな女性の夢をかなえようと始まった。
 3歳の息子がいる同町上古城の長田那美さん(35)は、結婚を機に5年前に同町に転入。趣味のケーキ、パン作りの教室を開きたかったが「育児と家事に追われて悩んでいた。同じ境遇の人や先輩ママと出会い『手を抜くところは抜いてもいい』ことを学び、気が楽になった」。17年度も受講し、教室のPR動画を作りたいと意欲を語る。
 町は17年度、同町用沢の旧レストランを改修し、受講生の起業に活用できる拠点を整備する方針。植物の寄せ植えやクラフトの販売を目指す2児の母勝俣さつきさん(35)=同町小山=は「起業したくても一人では場所もなかなか確保できない。こういう場所がほしかった」と目を輝かせる。
 旧レストランの近くには、静岡県の内陸フロンティア推進区域で町が宅地創出を計画する富士小山わさび平地区がある。町担当者は「子育て中の女性を応援するスペースと合わせてPRし、移住・定住促進につなげたい」と意気込む。町は今月下旬、ママたちがリポーターとなって町の魅力や子育て情報、趣味に関する情報などを発信できる動画投稿専用サイト「おやまdeチャンネル」も開設する予定だ。

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