女性就労支援へ新窓口 菊川市とハローワーク「子連れで気軽に」

 菊川市とハローワーク掛川(小寺勝所長)が連携し、子育て中の女性を対象にした新たな就労支援事業に乗り出す。17日から毎月1回、同市半済の市総合保健福祉センター内に「女性のおしごと案内所 なでしこワーク」を開設。仕事を探す女性が子ども連れでも気軽に立ち寄れる拠点を目指す。市によると、ハローワークと自治体の共同による子育て中の女性を対象にした窓口は県内初という。

開所に向け看板の準備を進める菊川市の職員=6日午後、市役所
開所に向け看板の準備を進める菊川市の職員=6日午後、市役所

 開設を目前に控えた今月上旬、市役所で市職員が準備作業に追われていた。手作りの看板とちらしには水玉や花柄で彩ったかわいらしいデザインを採用。「堅さを感じさせない場所にしたい」(市担当者)と職員同士でアイデアを出し合った。
 事業のきっかけとなったのは、10月に市が行った子育て中の女性との意見交換会。この場で就職情報の提供を求める声が相次いだ。菊川市は、他の求職者へ遠慮することなく子連れでも入りやすいように、児童館を併設する同センターに白羽の矢を立てた。
 なでしこワークは毎月第3火曜日に実施する。女性が働きやすい事業所を含んだ菊川市周辺の求人票を閲覧できるほか、出張してくるハローワーク掛川の職員2人が就職活動の相談に応じる。子どもが遊べるキッズスペースも設置する予定だ。
 県内では5カ所のハローワークが子育て中の女性用コーナーを設けているほか、仕事と子育ての両立を目指す専門のマザーズハローワーク静岡が静岡市内に昨年オープンした。
 なでしこワークはさらに自治体との連携にまで踏み込むことで、「相談者に関する情報を共有し、より手厚い支援が可能になる」と小寺所長は説明する。
 太田順一市長は「開設をきっかけに、将来的には子育て女性を対象にした企業の求人が増える効果も期待したい」と話している。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ