火災保険、水災や盗難など付帯も 証券で内容確認を

 【Q】40代女性。現在、自宅に火災保険(建物、家財)をかけています。火災以外にも保険金が支払われるケースがあると聞いたのですが、具体的にどんな時に保険金が支払われるのでしょうか。


 【A】火災保険は、火災のみを補償すると思われがちですが、実際には、必須付帯として「火災、落雷、破裂・爆発」が補償されます。したがって、落雷で電化製品などが壊れてしまった場合でも、「家財」に加入していれば、保険金で新品を購入することができます。また、一部の会社を除き、「風災・雹[ひょう]災・雪災」も原則必須付帯となっていますので、台風やひょうで窓ガラスが割れ建物が被害を受けた場合なども補償されます。
 「水災」や「水ぬれ」などの補償は、選択制の会社が多くなっています。「水災」が付帯してあれば、台風、暴風雨などで住宅が床上浸水して建物や家財に被害が出た場合や、高波が発生して流れ出た海水とその漂流物で住宅が破損した場合や、土石流で住宅が一部埋没した場合なども補償されます。ただし、水害は被害が一定以下とみなされた場合は補償されないこともありますので、支払基準を確認しておくことが必要です。
 また、水害に対して幅広くカバーできる「水災」ですが、地震や噴火、津波を原因とする浸水被害は補償されませんので、注意しましょう。地震や噴火、津波への備えは、火災保険とセットで地震保険に加入する必要があります。「水濡れ」は、給水設備により部屋が水浸しになった場合などが対象となります。そのほか、「盗難」や「破損・汚損」などの補償が付帯されている場合もあります。
 また、「個人賠償責任特約」が付帯されている場合も多く、付帯されていれば、日常生活で本人または家族が他人にけがをさせたり、他人の物を壊したりして損害賠償責任を負った場合、賠償費用について支払限度額を上限に保険金が支払われます。自転車事故も補償の対象となります。一口に火災保険といっても、加入している保険により補償は異なります。保険証券を見て内容の確認をしてみましょう。 (安藤絵理、ファイナンシャルプランナー)

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