源泉徴収票で控除額確認 所得税や手取り額など記載

 【Q】20代会社員。源泉徴収票が届きました。票の見方や意味を教えてください。


 【A】源泉徴収票で真っ先に目に留まるのが「支払金額」です。ここには文字通り、会社から1年間に支払われた給与や賞与の合計額(年収)が載ります。しかし、非課税通勤費は入りません。給与明細の数字を足しても支払金額と合わないのは、それが原因です。
 次に「給与所得控除後の金額」ですが、これは必要経費を引いた後の金額です。自営業の方は必要経費を自分で計算しますが、給与所得者は年収によってあらかじめ必要経費額が決められています。
 そして、源泉徴収票で一番重要なのは「所得控除の額の合計額」です。所得税を計算する際、年収500万円と言っても500万円に税率をかける訳ではなく、個別の状況に応じてさまざまな控除をしてくれます。その合計がここに載る訳です。
 控除の種類はさまざまです。(1)「社会保険料控除」は文字通り、健康保険料等の社会保険料です。(2)「生命保険料控除」「地震保険料控除」は、昨年支払った生命保険料や地震保険料の額に応じた控除の金額です。(3)「控除対象配偶者の有無等」「配偶者(特別)控除の額」は、配偶者を扶養している場合一定金額が控除されるのでここで確認します。(4)「控除対象扶養親族の数」は、親や16歳以上の子どもを扶養していると、一定金額控除されます。その他に、ご本人が障害者だったり、寡婦(寡夫)だったりした場合も控除金額があります。以上が所得控除です。
 最後に「住宅借入金等特別控除の額」ですが、これは住宅ローンのある方が借入残高によって受けられる控除です。上記の所得控除と違い、税額から控除してくれる金額が記載されます。
 所得から所得控除を引いて税率を掛けたのが、源泉所得税額です。しかし、源泉徴収票に住民税額は記載されません。支払金額から社会保険料と源泉所得税額、住民税額を引いた金額が可処分所得、すなわち手取り金額となります。  (小田切克子・社会保険労務士、ファイナンシャルプランナー)

SNSでシェアするSHARE

いい茶0