退職予定考慮し選択 会社で加入する年金

【Q】

 4月に新社会人になった23歳女性です。会社で「確定拠出年金(DC)」に加入しました。DCのメリットと注意点を教えてください。また「確定給付企業年金(DB)」との違いは何でしょう。

【A】
 いずれも名前は「年金」ですが、会社の退職金制度の一つです。大手の会社やグループ会社などでは、現在、採用しているところが多くなっています。
 DBは、掛け金も運用も会社が責任を持って行い、退職時に受け取ります。受取額は各会社ごと規定で決めており、一般的に勤続年数が短いと、受取額は少なくなります。運用は会社任せなので、社員にとっては楽な制度ですが、在職中に、会社が破綻した場合などは、規定通りに受け取れないこともあります。
 近年、増えているのがDCです。将来の年金の原資となる毎月の掛け金は会社が拠出しますが、運用は社員自らがしなければいけません。また、途中で勤務先を退職した場合、そのお金は原則60歳まで受け取ることができません。
 どんな商品で運用するかは、会社ごとに商品メニューがあり、社員が自由に選べます。定期預金などの元本確保型商品と投資性商品があり、いつでも商品を替えることができます。拠出額は同じでも、運用商品によって将来の受取額は違うので、吟味が必要です。
 DCは、原則60歳まで受け取れない制約がある半面、税金面ではメリットの高い制度です。掛け金は社員の給与とみなされないため税金はかからず、運用収益に対する課税もないので、効率よくお金を増やすことができます。受け取り時には、各種控除もあります。前払い退職金とDCを選択できる会社もありますが、途中で退職する予定がない方にはDCがお勧めです。

(安藤絵理・ファイナンシャルプランナー)

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