投資編(2)リスク理解しコントロール「分散、積立、長期」が鍵

 【Q】資産運用の初心者向けアドバイスをファイナンシャルプランナーの安藤絵理さん(静岡市)に聞くマネー曜日「投資編」。第2回は、運用前に知っておきたいリスクについてです。


 【A】資産を増やすための投資には、必ずリスクも伴います。リスクというと「危険」とか「損をする」というイメージを持つ人が多いのですが、運用の世界では、マイナスだけではなくプラスも含めたブレ幅の大きさを意味します。期待できるリターン(収益)が大きい商品は、半面、下落時には大きなマイナスになる場合もあります。
 商品ごとにリスクの大きさが異なりますので、どの程度リスクを受け入れられるかによって、投資する商品の組み合わせや配分は変わってきます。投資リスクを小さくするためには「分散投資」「積立投資」「長期投資」が有効です。それぞれ説明していきましょう。
 まず分散投資について。運用資産を一つの商品だけで運用した場合、うまくいけば大きなリターンが期待できる一方で、期待通りにいかなかった場合の損失は非常に大きくなってしまいます。
 そこで、一つの投資先に集中させるのではなく、いくつか値動きの違う商品(例えば、株式と、株式が値上がりすると値下がりする債券など)を組み合わせることで、リスクを抑えながら、ある程度のリターンが期待できます。
 次に積立投資の有効性についてです。商品を一度にまとめて購入するよりも、毎月、一定額を投入しながら運用することで、価格変動のリスクを低減することができます。積立投資では、価格が高い時期には少なく、価格が低い時期には多く買いますので(ドルコスト平均法と言います)、投資価格は平準化でき、高値で買ってしまうリスクを避けることができます。
 長期投資については、運用期間を長く取ることで価格のブレ幅が収束し、比較的安定的なリターンが期待できます。また、運用で得た収益を再投資していくことで、複利効果も得られます。
 投資を始める際には、リスクを上手にコントロールして付き合っていきましょう。 (安藤絵理・ファイナンシャルプランナー)

いい茶0
メールマガジンを受信する >