「バランス型」でリスク分散 「投信積立」少額から可能

 【Q】20代新入社員。投資に興味があります。知人に「バランス型」の投資信託を勧められました。アドバイスをお願いします。


 【A】投資を始めるなら意識したい手法に「分散投資」があります。株式などの価格が変動する金融商品に投資する場合、複数回に分けて購入(時間分散)すれば、高値のピークで一度に購入するより平均購入単価を抑えられます。また、値動きの異なる金融商品に分散して投資すれば、一方が値下がりしても他方が値上がりし、投資資産全体の値下がりリスクを抑える効果が期待できます。
 1万円程度から購入できる「投資信託」は、この分散投資が少額からできる金融商品です。投資家から集められたお金は多数の株式や債券などに投資され、運用成果は投資金額に応じて投資家に分けられます。毎月定額で投信を買い付ける「投信積立」なら、500円、1000円といった少額から利用できる金融機関もあり、時間分散の効果も期待できます。
 「バランス型」は、たとえば「国内株式25%、海外株式25%、国内債券25%、海外債券25%」というように、投信会社があらかじめ決めた配分で複数の種類の資産に投資する投資信託で、少額でも性質の異なる資産への分散投資ができます。運用の結果、資産配分が変わると、値上がり資産を売って値下がり資産を安く買うなどして一定の資産配分が保たれ、資産種類の偏りによる値下がりリスクを避ける効果も期待できます。
 ただし、一般に「バランス型」は手数料が高め。投資資金が増え、知識が身についてきたら、株式型や債券型などの特定の資産に投資するタイプを複数選び、自分でバランスを考えて投資してもよいでしょう。 (大林香世・ファイナンシャルプランナー)
 

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