為替リスク見極めて 外貨預金、手数料に差も

 【Q】30代会社員、外貨預金に挑戦してみたいと思っています。メリットとデメリットを教えてください。


 【A】外貨預金は、「米ドル」や「ユーロ」など外国通貨建ての預金のことで、預ける通貨が違うだけで、基本的な仕組みは、円預金とほぼ同じです。円預金と同様に、普通預金や定期預金があり、通貨や預入期間ごとに金利が決まっていて、外貨建てでは元本は保証されています。相対的に金利は円預金よりは高めになっています。
 円預金と大きく違うのは、外貨を保有していなければ、その時々の為替レートでの両替が必要となる点です。円から外貨に両替する場合は「TTS」、外貨から円に戻すときには「TTB」が用いられますが、これは為替手数料込みのレートと考えるとわかりやすいでしょう。為替手数料は、通貨により大きな差があり、また銀行によってもかなりの差がありますので、しっかり確認しましょう。
 金利は海外金利を基準に決定されますが、同じ通貨でも預入期間や金融機関によって大きく異なります。注意したいのは、5%や8%の金利でも預入期間が短い時、為替変動がない場合でもTTSとTTBの差で、円換算すると預入金額を下回る場合があることです。さらに、預入れ時よりも円高になると、かなりの利息が付かないと為替差損をカバーすることができません。逆に言えば、為替が円安になれば、短期間でも大きな為替差益を得ることができます。したがって、為替リスクはメリットでもあり、デメリットでもあります。為替の動向がつかめないのであれば、積み立ても一案です。
 外貨のまま使うことを考えている方は、一般的に、出金や送金の際の手数料が高いので、事前の確認が必要です。一部銀行では、外貨の普通預金にお金を入れておけば、同通貨でのカードショッピングの支払いや海外ATMでの出金はそのまま決済でき、お得です。頻繁に海外に行く方は検討してみるのもよいでしょう。
 最後に外貨預金は、ほとんどの銀行や信用金庫で取り扱いしていますが、「預金保険の対象外」ですので、金融機関の安全性も確認することが大切です。 (安藤絵理・ファイナンシャルプランナー)

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