借り換えと繰り上げ返済 住宅ローンの見直し

【Q】

 40歳女性。2008年に夫(41)名義で「固定金利選択型(7年)」での住宅30年ローンを組みました。ローン見直しのポイントを教えてください。残高は2000万円程度あります。

【A】
 住宅ローンの見直しには、「借り換え」と「繰り上げ返済」の二つがあります。
 借り換えは、現在返済中のローンを全額返済し、条件の異なる新しいローンを借り入れることです。借り換え前後の金利差が1%以上あり、なおかつ残存期間が10年以上、残高が500万円以上あれば、一般的に大きな効果が得られます。三つの条件に該当しない場合でも、借り換えの効果を期待できる場合がありますが、他の金融機関で借り換えすると、さまざまな諸費用が掛かりますので、金融機関やインターネットなどで試算してから決定しましょう。最近では、同一金融機関で取り扱ってくれるケースもあります。また、借り換えする際には「金利タイプ」に注意しましょう。変動金利は現在、超低金利ですが、残存期間が長いと、途中で金利が上昇した場合、毎回の返済額が増えたり、総返済額が多くなったりする可能性もあります。
 借り換えをするほどではない方は、繰り上げ返済を検討してみましょう。毎月の返済とは別に返済を行うことで、前倒しして元金を減らすことができるので、その分、利息の支払いが減ります。毎月の返済額はそのままで返済期間を短縮する「期間短縮型」と、毎月の返済額を軽減する「返済額軽減型」がありますが、利息の軽減効果が高いのは「期間短縮型」です。少額でも、早く返済するほどメリットは大きくなりますので、当面、使用予定のないお金があれば検討してみましょう。繰り上げの際の最低金額や手数料は金融機関ごとに異なります。最近ではインターネットを通じて手続きすれば、幾らからでも返済でき、手数料が不要な金融機関も増えてきました。

(安藤絵理・ファイナンシャルプランナー)

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