老後資金は準備早めに 40代からの個人年金

 【Q】 40代主婦。老後の備えとして、個人年金に関心があります。今から始めるメリットはありますか。


 【A】 教育費に住宅ローンとやりくりも大変な40代のご家庭では、「老後資金の準備は教育費が一段落してから」と考えたくなりますよね。しかし、老後資金準備は早めに始めたほうがメリット大。運用期間が長く取れて複利効果(元本に利息を組み入れて複利計算していくと期間が長いほど元利合計は大きく増える)が期待できます。
 また、保険商品の場合は年齢が低いほど保険料が割安ですし、所得税や住民税の生命保険料控除、個人年金保険料控除を毎年受けられるメリットもあります。
 表は、同じ内容の個人年金(10年確定年金)に、(1)40歳女性が20年間(2)50歳女性が10年間加入した場合の保険料をそれぞれ試算したものです。払込保険料の総額は(1)(2)とも同額ですが、基本年金額は同額にはならず、40歳女性のほうが年金受取率も高くなりました。
 なお、個人年金を利用する場合、保険料をまとめて支払ったり、保険料払い込み終了後に据え置き期間を置いてから年金受け取りを開始したりすると、年金受取率を高くすることができます。保険会社や商品によっても年金受取率は異なるので、複数の保険会社の商品をさまざまな条件で試算した上で、検討されるとよいでしょう。
 一方で、個人年金保険は、中途解約すると多くの場合元本割れになるといったデメリットもあります。老後資金の準備には、個人年金に限らず、預貯金や債券、投資信託等も合わせて検討されるとよいでしょう。 (大林香世・ファイナンシャルプランナー)

いい茶0
メールマガジンを受信する >