分散投資でリスク避けて 人気の外貨建て商品

【Q】

 38歳会社員女性。既婚、子どもはいません。円安が続き、「外貨建て商品が魅力的だよ」と知人に言われました。投資に挑戦したいのですが、外貨建て商品の魅力と注意点について教えてください。投資経験は、夫が会社の確定拠出年金に加入している程度です。

【A】
 円を、米ドルやユーロなどの外貨に換えて行う商品を外貨建て商品と言います。預金や債券、株式、投資信託などさまざまな商品がありますが、基本的な仕組みは、円建ての同タイプの商品と同じです。
 ただし、外貨建ての商品なので、円ベースでの収益は、為替の影響を大きく受けます。投資したときよりも、円安になれば為替差益が得られる半面、円高になってしまいますと為替差損を被ることになります。特に気を付けなければいけないのは、為替の動きは通貨ごとに違うということです。現在、米ドルやユーロは、円安基調ですが、新興国通貨(ブラジルレアルなど)の動きは、まったく異なるものになっています。新興国は、日本に比べると金利が高いので、新興国通貨の債券や新興国債券で運用する投資信託は人気がありますが、きちんと為替の動きを確認しないで購入すると、思わぬ損害を被ることもあります。
 また、商品によっては、外貨に交換する際の「為替手数料」がかかります。この手数料は、金融商品の種類や販売会社により異なります。短期運用の場合、手数料が高いと、為替が横ばい程度では、投資した時よりも、円での受取額が少なくなる場合もあります。
 為替リスクへの対処方法としては(1)複数の通貨に分散する(2)長期保有を心掛ける(3)購入時期を分けるといったことが有効です。為替相場の見通しは、プロでも難しいものですので、余裕資金で投資することが肝心です。

(安藤絵理・ファイナンシャルプランナー)

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